美杉町の地域活性化と青少年育成事業のご提案

美杉町の地域活性化と青少年育成事業のご提案
有限会社オフロードランド美杉
はじめに
ごあいさつ
この度はご提案の機会を賜わり、誠に有難うございます。
また、ご多忙のところ貴重なお時間を頂きました事、心より御礼申し上げます。
近年、少子高齢化、情報化、国際化や価値観の多様化など、わが国の教育を取り巻く環境は急激に動いており、これに伴って学
校や社会、地域の在り方も大きく変化しています。
そういった変化は青少年の心にも様々な影響を与え、家族、学校、友人関係など、何らかの精神的な不安定感を持つ少年が増加
し、不登校や引きこもり、犯罪の低年齢化や少年による凶悪犯罪など、現代における重要な問題になっています。
今後、私ども民間企業の立ち位置から地域や教育に果たすであろう可能性について、この提案書に述べさせて頂いています。
モトクロス&オフロード専用コース「オフロードランド美杉」は近隣住民の皆様のご理解を得ることができ、平成10年の設立か
ら11年を迎えることができました。
健全なモータースポーツとしての環境も整い、MFJ(財団法人日本モーターサイクルスポーツ協会)公認のレースの開催、運営
による参加者や観客はもちろん、当施設主催のレースにおきましても幅広いお客様の支持を受け、多くの方にご来場いただいて
おります。
足を運ばれた方に一人でも多く美杉町の良さを深く、広く、認識してもらうため、確実な地域活性事業 を展開してまいりたいと
考えます。それが、行政や近隣住民の皆様のご協力を得て現在の取り組みと融合した時、美杉町は飛躍的な広がりを見せるであ
ろうことは言うまでもありません。
美杉町の豊かな自然環境のもと、モータースポーツを通じ、青少年の心身の健全育成、美杉町全体の地域発展を心から願ってい
ます。
ぜひ、ご検討くださいますようお願い申し上げます。
有限会社オフロードランド美杉
代表取締役 芝 山 茂 樹
ご提案の骨子
わたしたちが目指す姿
美杉町の地域活性化
モータースポーツを通じた青少年育成と家族の形成
テーマ
情報発信ステーションとしての役割
コミュニケーション戦略
人へ、地域へ、企業へ向けたアプローチ
▼
▼
▼
ブランドの確立
「美杉町に行けば、家族で楽しめる」
「人・自然の調和による癒し空間」というブランド
オフロードランド美杉の紹介
基本理念
ルールに基づいた競技であるモータースポーツを通じて「青少年の健全育成」に寄与する。
スポーツとしての発展を目指すと共に交通安全教育及び高度運転技術の向上などの社会貢献を図る。 自然豊かな環境を活かした安全に楽しめる場所を提供する。
有限会社オフロードランド美杉
会社概要
所在地/三重県津市美杉町上多気1916番地
設 立/平成10年
活 動/
・社会教育の推進を図る活動
・学術、文化、芸術又はスポーツの振興を図る活動
・子どもの健全育成を図る事業
事 業/
・モータースポーツを通じた子供の健全育成に関する事業
・モータースポーツの普及・啓発を図る事業
・地域ボランティアに係る事業
沿 革
1994年 芝山知大(株)
スズキ契約ライダーとして三重県初プロデビュー
1996年 芝山知大渡米ロサンゼルスを拠点にアメリカ最大レースAMAモトクロス参戦
本場のモトクロスと帰国後のコース経営技術を取得
1997年 AMAモトクロス日本人最高位16位入賞
1998年 オフロードランド美杉設立
1999年 オフロードランド美杉主催SMTシリーズ開催 年間6戦
未来のライダーに夢を与える為アメリカツアー企画
小島庸平を含む3名がプロへ
MFJ承認レース三重県大会開催 年間2戦
2000年 MFJ公認レース中部選手権 年間2戦
2004年 MFJ公認レース中部選手権 年間2戦
2005年 オフロードランド美杉主催SMTシリーズ開催 年間6戦
2006年 MFJ中部支部副部会長に芝山茂樹が就任
2007年 MFJ公認レース中部選手権年間3戦
2008年 オフロードランド美杉主催SMTシリーズ、AZHOUSEをメインスポンサーに
2009年 子供用ミニモトクロスコース建設
2007SMTシリーズチャンピオンをAZHOUSE協賛のもとアメリカツアー招待
MFJ公認レース中部選手権年間4戦
モトクロスとは
モトクロスとは?
モトクロスとは、モーターサイクルによるクロスカントリー、つまり未舗装の周回コースにてスピード
を争う二輪レースです。
モトクロスのコースは通常、丘陵などの不整地に設けられているので、起伏に富んだ自然の地形を生か
した勾配や、ジャンプ台などの人工的セクションが勝負どころ、見どころとなります。
モトクロスの発祥
モトクロスの発祥地はヨーロッパ。今から50年以上前に始まった、野山を駆け巡るモーターサイクルの
レースは、やがて世界各地へと普及し、アメリカ、南米、オセアニア、そして我が国でも盛んになりま
した。
1950年代に黎明期を迎えた日本では当初、より緩やかな地形を走るスクランブルレースとして行われて
いましたが、1961年にMFJが設立されると、1964年には第1回モトクロス日本グランプリが開催され、
1967年よりシリーズ戦として全日本選手権が組まれるようになりました。
幅広い年齢層が参加できる競技
選手が用いる250cc、125ccといったモトクロッサーは、大人が跨がっても足が地面に届かないほど大柄
ですが、入門用やレクリエーション用に、80cc、60cc、50ccという小排気量車も市販されています。
これらミニモトクロッサーによるレースには、年令や技能に応じたクラスが設定されており、各地で行
われているキッズの大会では、両親と一緒にレースを楽しむ小中学生のモトクロスライダーが多く見受
けられます。
また近年は、女性ライダーの参入も盛んになってきており、モトクロスが老若男女を問わないとして
定着しつつあります。各地のローカルレースのみならず、全日本選手権にもレディスクラスが併催され
るようになり、競技人口の裾野は徐々に広がっています。
事業内容
モータースポーツを通じた
子どもの健全育成に関する事業
モータースポーツに秘められた可能性
オートバイのレースから連想されるものといえば、高速域の競技で起こりうる「危険性」、一部のイメージによ
る「暴走行為」といったことが連想されがちですが、レースの世界において、周りの迷惑を顧みず乗り物を乗り
回すことは絶対に許されない行為であり、参加者が求めていることではありません。
■「ルールを守る意識」
「向上心」
安全を考慮したコースレイアウトや走行時における危険走行を防止するルールを順守した健全なスポーツではあ
りますが、真剣な競い合いの中で起こりうる接触や転倒などのリスクも伴います。しかし、そのリスクを肌で感じ、
体で学ぶからこそ他のスポーツに比べ「ルールを守る意識」や競技に対する「向上心」も 自然と高まります。
■人との関わりの中から、社会性をもつ人間形成
また、オートバイという媒体を使う競技のため、メカニックやヘルパー、スポンサーといった第三者の協力が重
要になり、一人の力だけではなく、まわりと共に目標を達成しようとする意識から、個人で味わう以上の喜びや
悔しさを経験することができます。そういった経験から他者との「コミュニケーション能力」を培い、人との関
わりの中から自分の「存在意義」を見出すことができ、本質的な社会性を持つ人格形成の礎となります。
今、豊かになった反面に失われかけている真剣に物事に取り組む姿勢は、その人の人生を生きる原動力であり大
きな財産となりえます。それはモータースポーツを通じて当コースを利用されているご家族の笑顔が証明であり、
何よりも私自身が全力で取り組んだレース活動から学んだ充実した人生の指標なのです
4才∼小学生
対象と
目 的
中・高学生
[現 状]
[現 状]
テレビゲームの普及による現実と仮想空
間との混同など
ものが溢れる豊かな生活の中で失われつ
つある親やまわりに対する感謝の気持ち
▼
▼
自立心を芽生えさせる機会
思いやりの心を育む機会
体で学ぶスポーツの経験から、現実の中
で夢や目標をみつける教育へと。
親の協力を得て成り立つスポーツから楽
しみをみいだすことにより円滑な親子関
係を築く。
保護者の方
[現 状]
子どもの成長とともに減少していくコミ
ュニケーションの機会、希薄な家族環境
▼
子どもとの絆を強める機会
一生懸命、必死に取り組む子どもの姿に、
自信やたくましさなど、普段とは違う新しい
一面を見る良い機会になります。
事業内容
モータースポーツの普及
啓発を図る事業
平成11年に第1回大会が開催されたSMTシリーズは、以来SMTの愛称で親しまれています。
平成21年からMFJ承認レースとして年4回開催され、美杉ならではの環境の良さやサービス
の充実の他、良質の土壌などレースの醍醐味が堪能できるとして多くのファンの支持を集め
ています。
レースで求められる安定性はもちろん、勝つためには経験や強さが必要であり、数々の劇的
ドラマが毎レース繰り広げられています。
事業内容
地域ボランティアに係る事業
オフロードランド美杉は、全国白バイ安全運転競技大
会の出場者の練習場所として、三重県警察本部にコー
スを提供しています。
ゴミ拾い風景
国道沿いの美観に配慮
10ヶ所以上の調整池も完備
環境や騒音に対する配慮
毎年6月∼8月の3ヶ月間は、美杉町での鮎漁が解
禁となる期間のため、地元近隣地域の皆さまの御
理解と共存を重視し、オフロードランド美杉では、
コース上の泥水が河川に流入しないよう、雨天時
の練習走行を全面中止しています。
また、
コース走行後に付近のゴミ拾い、
草刈り等をし、
微
力ながらも環境への配慮を心掛けています。
コースを散水し、埃の散布を防ぐ
ギフトカタログ「smart box」掲載
美杉町「森林セラピーガイドブック」掲載
事業内容:スクール
スクール開催:国際A級ライダーによる、
競技力指導だけでなく、
心身の健全な育成の場を提供。
これから始めてみたいという方からプロを目指す方まで、
国際A級ライダーの適切な指導が受けられる個人スクールを行っています。
このスクールではレースに必要なルールとマナーを学び、
ライディングテクニックはもとより、
基礎的な体力づくりなど、
個人に合わせたカ
リキュラムを構成しています。単に競技力の向上だけではなく、
モータースポーツを通じてコミュニケーション能力や向上心、
規律、
助
け合いの精神など心身の健全な育成を目的としています。
■個人スクール参加費用
マシン持ち込みの場合
(走行料含む)
1名 15,000円/日
2名以上 13,000円/日
レンタルバイクを使用して(50∼125cc)の場合 (走行料、
ガソリン、
ウェアレンタル含む) 1名
20,000円/日
■通常走行
平日予約制で走行可能:土日祝9:00∼16:30 3,000円/日
初心者無料コースも有り 詳細はお問い合わせ下さい。
■レンタルバイクレンタル料(走行料込み)
詳細はお問い合わせ下さい。
1名
7,000円/日
■1年間レンタル
マシンの管理、整備はオフロードランド美杉で行います。
消耗品、破損の場合は別途料金が必要になります。詳細はお問い合わせ下さい。
年間 120,000円(走行料込み)
レンタルバイク
事業内容:スクール
必要に応じて、
分析システムにより個人に合わせたカリキュラム
■チームトレーナー
芝山知大
国際A級 250cc(三重)
チームトレーナー
チーフメカニック
“自分自身が判る、
周りの人が判る、
組織が判る”
ご希望の方には、
個性分析テスト
「CQ」を用い、
その人の個性を数値化することが
1989年
1990年
1991年
1991年
1993年
1994年
できます。
自分の個性がグラフ化され、
明確に判ることで新たな一面を見つめ直すことが出来、
また、
周りの人の個性が判ると、
コミュニケーションの改善にも役立ちます。
QCカウンセリング…
自己啓発などの成功理論に個性を合わせていくのではなく、
個人の“発想パターン
”を12項目に分けて分析し、
個性を生かす“幸せ”を実現するために活用していき
ます。
グラフ例
西日本キッズ80ccクラスシリーズランキング2位
中部選手権シリーズ国内B級チャンピオン
中部選手権シリーズ国内A級チャンピオン
全日本選手権全12戦参戦
全日本選手権シリーズ国際B級125cc 7位 250cc 5位
国際A級昇格スズキ株式会社契約ライダー
全日本選手権シリーズ125ccクラス7位
1995年 全日本選手権シリーズ250ccクラス 44位
1996年∼ 単身でモトクロスの本場アメリカへ渡る
AMA(全米)
スーパークロスシリーズ第9戦テキサス州決勝16位
この年日本人が全米で念願のポイントを獲得
2000年 スーパークロス全米ランキング40位
全日本選手権第1戦沖縄大会 13位/14位
全日本選手権第2戦広島大会 14位
全日本選手権第5戦沖縄大会 13位/14位
全日本選手権第10戦北海道大会13位/15位
2001年 TEAM SRF三重にて参戦
■講師紹介
芝山茂樹
芝山正光
1985年
プロ・アマ混合レースの新春オールスターモトクロスを観戦。
感銘を受け、
モトクロスを始める。
ノービスライセンス取得、
レース活動を始める。
1985年
プロ・アマ混合レースの新春オールスターモトクロスを観戦。
感銘を受け、
モトクロスを始める。
ノービスクラス
(125cc,250cc)
でレース参戦
1986年
KIDSライセンス取得、
レース活動を始める。
1987年
1988年
ジュニアクラスに昇格 125cc年間ランキング三重県チャンピオン
250cc年間ランキング三重県第2位
国際B級クラスに昇格
1988年
ジュニアクラス(現国内A級クラス)に昇格
中部モトクロスジュニアクラスチャンピオン
1989年
国際B級クラス
1989年
国際B級クラスに昇格
1990年
現役引退
1990年
現役引退
1986年
1987年
(現国内B級クラス)
(現国内A級クラス)
ノービスクラス
(125cc,250cc)に昇格
(現国内B級クラス)
渡米時の活躍は様々なメディアにとりあげられた
事業内容
子ども達の可能性を伸ばす
平成11年、20年にオフロードランド美杉の企画レースである「SMT杯」
で各クラスのチャンピオンをアメリカに招待。
レースの本場の世界を目にすることで、
“結果を出せば夢が広がる”と
いう、将来に対する希望の光を感じてもらえる一つのきっかけになれば
と考えています。
また、
11年にTeam SMT杯カリフォルニア夏季合宿参加メンバーでもあ
った、
三重県鈴鹿市の小島庸平(当時15歳)
は、
今、
日本を代表する
(平
成21年世界選手権MX2クラスにフル参戦)選手になるまで成長した。
小島庸平
2008年
MFJ IAIランキング2位
FIMファエンツァGP MX1決勝23位・18位
FIMネイションズOpen決勝36位・27位
2007年
MFJ IAIランキング3位
FIM日本GP MX2決勝15位・10位
FIMベルギーGP MX1予選38位
FIM北アイルランドGP MX1予選31位
FIMイギリスGP MX1決勝26位・24位
2006年
MFJ IA2チャンピオン
FIM日本GP MX2決勝17位・21位
AMA レイクウッドライツ決勝25位・22位
AMA ワシューガルライツ決勝24位・21位
AMA グレンヘレンライツ決勝30位・18位
FIMネイションズMX2決勝28位・28位
2005年
MFJ IA2ラインキング3位
FIM日本GP MX2決勝25位・26位
AMA サンフランシスコSX125予選5位
AMA アナハイム3SX125予選6位
AMA ワシューガル125予選26位
FIMネイションズMX2決勝32位・33位
2004年
MFJ IA125ランキング13位
雑誌掲載
モトクロス専門誌
「月刊GARRRR」に掲載
ポイント
人へ、地域へ、企業へ向けたアプローチ
〔基本マーケット〕
〔ターゲット〕
人
地域
企業
三重県、県外の
すべての人々
「地元・美杉」を愛する
すべての企業・団体・人
モータースポーツを通じて
企業PRができる業界
▼
▼
▼
美杉町や
モータースポーツに
興味のある人、家族はもちろん
興味のない人
地域貢献や活性化の取り組みを
積極的に進める地元の
企業・団体・人
モータースポーツを
ひとつの宣伝媒体として
費用対効果の見込める企業
継続的なスポーツ活動を可能とし、
美杉町という自然あふれる環境で
総合型地域スポーツ施設を目指す
〔アイテム〕
癒しやコミュニケーション
の場を提供
美杉町のもたらす
経営的価値を
特産品ごとのテーマと
連動させてアピール
地域活性化・雇用促進
地域ブランドとしての
「モータースポーツの町・美杉」の
確立と、
それを支援する地元内外
の企業の活動を全国に向けて
アピール
企業スポンサー
「美杉町」を共通のキーワードにする横断的コミュニケーション