科目名基礎看護方法Ⅰ (共通基本技術) Fundamental Nursing Ⅰ ｵｰﾌﾟﾝｸﾗｽ否科目目的到達目標 1.看護における技術の考え方を理解できる。 2.看護援助を安全・安楽、効率的に行うための知識と基本技術を習得する。 3.対象者の活動レベルに応じた援助方法を選択することができる。 4.看護技術の根拠を意識しながら、事前・事後学習と自己練習を主体的に行うことができる。 1(30) 授業形態否基本的な看護援助に必要となる知識・技術・態度を習得するとともに、批判的思考を持って、自己の学習計画に沿って主体的に問題解決に取り組む姿勢を身につける。必修単位数 (時間) 科目等履修生 1年次前期専門科目・実践基盤看護学選択区分教員への連絡方法 (メールアドレス) 履修年次成績評価方法 (基準) 科目区分藤田佳子（103）白石葉子（202）担当教員 (研究室番号) 灘波浩子（205）新任　（　）演習課題レポート(40％）、筆記試験（60％）による総合評価を行う。重要：筆記試験は、事前に行う技術確認に合格した者のみ受験することができる。技術確認は点数化せず合否判定とするが、達成度が低い場合には総合評価の減点対象となり、減点は1～10点とする(詳細は授業中に示す）。遅刻・早退は3回で欠席1回とみなし、30分以上の遅刻・早退は欠席として扱う。総合評価において不合格となった場合、本人からの申請により再試験を受けることができる。再試験等再試験は筆記試験のみで評価し、課題レポートや出席状況の点数は評価に反映しない。教科書志自岐康子,松尾ミヨ子,習田明裕編：ﾅｰｼﾝｸﾞｸﾞﾗﾌｨｶ基礎看護学③－基礎看護技術－第5版,ﾒﾃﾞｨｶ出版,2014. ｳﾞｧｰｼﾞﾆｱ・ﾍﾝﾀﾞｰｿﾝ著,湯槙ますほか訳：看護の基本となるもの,日本看護協会出版会,2006．ﾌﾛﾚﾝｽ･ﾅｲﾃｨﾝｹﾞｰﾙ著,小玉香津子･尾田葉子訳：看護覚え書き本当の看護とそうでない看護,日本看護協会出版会,2004. 参考書等授業の中で適宜紹介する。受講者へのメッセージ基本技術は、授業（講義・演習）を受けるだけでは習得することはできず、予習・復習・自己練習が必要です。そのため、自分のスケジュールを調整し、演習用紙やチェックリストで自己の技術を評価しつつ、自己の技術の完成度を高めるよう計画的に学習に取り組んでください。看護援助は対象者を尊重し、対象者に合わせた方法で行うことが重要ですから、技術の原理や意味を考え、高い倫理観を持って学習することを期待します。備考・授業の一週間前までに「資料レポート管理システム」に授業概要・事前課題(レポート・映像教材視聴含む)・演習用紙 (演習ノート)等を提示する。それを授業までに各自でダウンロードし、事前準備・予習を行う。・講義では、必要に応じてミニテストやグループワークを行う。・演習では、学生間で患者役・看護者役を交代しながら学習する。「あとは自己学習（練習）すれば技術習得できる」ことを目指し、自己練習のポイントをつかむ。また演習前には、個人や演習グループで自分たちが演習で用いる物品を準備する。他に当番制で、演習準備と演習後片付けを担当するため、自己の役割を判断し、主体的に取り組む(詳細はオリエンテーションで示す)。学習項目回オリエンテーション学習内容主担当教　員授業方法藤田講義演習看護技術の考え方・学習の仕方・実習室の使い方を学ぶ。１回快適な環境をつくる技術① 看護における環境調整の意義、環境調整に影響を与える要因・アセスメント、および環境を整える援助方法を学ぶ。藤田講義活動・運動を支援する技術① 活動・運動の意義、活動に影響を与える要因・アセスメント、および活動を整える援助方法を学ぶ。藤田講義４回活動・運動を支援する技術② （ボディメカニクス・安楽な体位）ボディメカニクスを活用しながら、看護者・対象者双方にとって安全な方法で、対象者の安楽な体位を保持する技術を学ぶ。白石・他演習５回活動・運動を支援する技術③ （体位変換）ボディメカニクスを活用しながら、看護者・対象者双方にとって安全な方法で、対象者の体位変換（仰臥位→側臥位､仰臥位→座位､ベッド上の水平移動）を行う技術を学ぶ。白石・他演習安全を守る技術① 感染防止・事故防止の観点から、対象者の安全を守るために、安全の意義、安全にかかわる要因・アセスメントを学ぶ。新任講義実際の臨床現場で行われている方法に則して、手指衛生、エプロン・マスク・手袋の着脱方法を学ぶ。新任演習２回３回６回７回８回安全を守る技術② (感染予防法) 快適な環境をつくる技術② (ベッドメイキング) 快適な療養環境を整える方法、ベッドメイキングの技術を学ぶ。藤田演習休息・睡眠を促す技術生活における休息・リラクセーション・睡眠の意義、休息・睡眠に影響を与える要因・アセスメント、および援助方法を学ぶ。藤田講義快適な環境をつくる技術③ (シーツ交換) 快適な療養環境を整える方法、および臥床患者の下シーツ交換の技術を学ぶ。藤田・他演習身体の清潔を援助する技術Ⅰ① 衣生活を整える意義、衣生活が健康に影響を与える要因・アセスメント、および衣生活の整え方を学ぶ。灘波講義身体の清潔を援助する技術Ⅰ② (寝衣交換) 臥床患者の和式寝衣を交換する技術を学ぶ。灘波・他演習技術確認基礎看護方法Ⅰで学習した技術の習得状況を評価することによって、自己の課題を見出す。藤田・他演習総合演習これまでの学習を活用しながら、提示した事例患者に対し安全・安楽をふまえた援助方法を個人・グループで検討する。藤田・他演習活動・運動を支援する技術④ （移乗・移動）活動・運動を支援する方法として、自力で移動できない患者を車いす・ストレッチャーに移乗する技術及び移動する技術を学ぶ。新任・他演習９回 10回 11回 12回 13回 14回 15回