尿道カテーテル、感染より閉塞重視

第 24 回日本老年泌尿器科学会 (2011 年 5 月 28 日~29 日)
一般口演
尿道カテーテル
尿道カテーテル、
カテーテル、感染より
感染より閉塞重視
より閉塞重視
使用するカテーテル
使用するカテーテル工夫
するカテーテル工夫して
工夫して患者
して患者の
患者の QOL 改善を
改善を
2011 年 6 月 10 日 星良孝(m3.com 編集部) カテゴリ:一般内科疾患・腎・泌尿器疾患・感染症
石井クリニック
石井クリニック(
クリニック(さいたま市
さいたま市)理事長の
理事長の石井泰憲氏は
石井泰憲氏は、5 月 28
日の一般口演で
一般口演で尿道留置カテーテルの
尿道留置カテーテルの管理
カテーテルの管理について
管理について講演
について講演し
講演し、
「尿道留置カテーテルでは
尿道留置カテーテルでは感染
カテーテルでは感染よりも
感染よりも閉塞
よりも閉塞に
閉塞に注意すべき
注意すべき」
すべき」と対策
について説明
について説明。
説明。さらに、
さらに、尿路留置カテーテルを
尿路留置カテーテルを巡
カテーテルを巡る課題を
課題を挙げ
ながら、
ながら、医療者や
医療者や患者、
患者、介護職員が
介護職員が知っておくべき知識
っておくべき知識などに
知識などに
ついて説明
ついて説明した
説明した。
した。
第 24 回 日本老年泌尿器科学会
感染と
感染と結石による
結石による尿道
閉塞が、臨床上の
臨床上の問題として
問題として双璧
による尿道の
尿道の閉塞が
として双璧を
双璧を
なしている。「
なしている。「尿路感染症
れている限り防ぐこ
。「尿路感染症はカテーテルを
尿路感染症はカテーテルを入
はカテーテルを入れている限
とは難
とは難しい」
しい」と石井氏は
石井氏は述べる。
べる。結石による
結石による閉塞
頻発し、予防
による閉塞も
閉塞も頻発し
が困難。
困難。結石は
結石は、尿中のたんぱく
尿中のたんぱく質由来
のたんぱく質由来の
質由来の尿素を
尿素を細菌が
細菌が分解。
分解。
発生したアンモニアが
発生したアンモニアが元
したアンモニアが元になり結晶化
になり結晶化したものだ
結晶化したものだ。
したものだ。
尿路感染について
尿路感染について、
について、石井氏は
石井氏は、「過敏
、「過敏になる
過敏になる必要
になる必要はない
必要はない」
はない」と説
明する。
する。理由の
理由の一つは、
つは、カテーテルに細菌
カテーテルに細菌が
細菌が入っても、
っても、膀胱の
膀胱の
粘膜で
粘膜で防御機構が
防御機構が作用するため
作用するため、
するため、感染は
感染は容易には
容易には成立
には成立しない
成立しない
ため。
ため。抗菌薬で
抗菌薬で細菌を
細菌を抑制しようとしても
抑制しようとしても、「
しようとしても、「バイオフィルム
、「バイオフィルム」
バイオフィルム」の
ために効果
ために効果が
効果が見込みづらい
見込みづらい。
みづらい。バイオフィルムは、
バイオフィルムは、細菌が
細菌が菌体の
菌体の
周囲に
周囲に形成するもの
形成するもの。
するもの。抗菌薬投与は
抗菌薬投与は、発熱の
発熱の場合に
場合に限り行うと
石井氏は
石井氏は説明する
説明する。
する。
尿中の
尿中の結石による
結石による閉塞
による閉塞への
閉塞への対応
への対応こそ
対応こそ重要
こそ重要というのが
重要というのが石井氏
というのが石井氏
の考え方。結石が
結石が生じやすい状態
じやすい状態の
状態の患者は
患者は pH で調べるとアル
カリ性
カリ性になっている。
になっている。石井氏が
石井氏が有効と
有効と強調するのは
強調するのは、
するのは、クランベリ
ージュースの飲用
ージュースの飲用。
飲用。尿の pH が 7 程度に
程度に下がり、
がり、利尿作用があり
利尿作用があり、
があり、
バイオフィルムの生成
バイオフィルムの生成を
生成を防ぐために結石予防
ぐために結石予防に
結石予防に効果がある
効果がある。
がある。そ
のほか水分摂取
のほか水分摂取やビタミン
有効。
水分摂取やビタミン C も有効。
尿路留置カテーテルの
尿路留置カテーテルの留
カテーテルの留置で、腎機能悪化の
腎機能悪化の懸念はあまり
懸念はあまり問
はあまり問
題視する
題視する必要
する必要はないと
必要はないと石井氏
はないと石井氏は
石井氏は見る。石井氏が
石井氏が 22.3 カ月尿路
留置カテーテルを
留置カテーテルを留置
カテーテルを留置する
留置する症例
する症例 162 人のデータを検討
のデータを検討したとこ
検討したとこ
ろ、悪化するのは
悪化するのは約
するのは約 3%にとどまった。
にとどまった。不変が
不変が半数。
半数。25%
25%程度
は閉塞が
閉塞が改善されて
改善されて、
されて、腎機能が
腎機能が改善していた
改善していた。
していた。
患者の
患者の不安を
不安を解くには?
くには?
患者の
患者の不安や
不安や不満を
不満を解いていくことも重要
いていくことも重要になる
重要になる。
になる。不安や
不安や不
満として多
として多いのは、
いのは、外出時の
外出時の不安、
不安、入浴、
入浴、性生活、
性生活、抜去の
抜去の不安
などで、
などで、違和感や
違和感や疼痛に
疼痛に関するものもある。
するものもある。
外出時の
外出時の不安に
不安に対しては、
しては、患者には
患者には携帯
には携帯用
携帯用の蓄尿バッグ
バッグを利
用してもらうほか、
してもらうほか、膀胱機能が
膀胱機能が正常に
正常に近い患者には
患者には、
には、蓄尿時に
尿時に
ふたをできるキャ
たをできるキャッ
キャップ付きのカテーテルが有効
きのカテーテルが有効という
有効という。
という。健常者
健常者と
同様に
同様に排尿時に
尿時にふたを開
たを開ければよく、
よく、感染の
感染の心配も
心配も少ない。
ない。夜
間多尿の
多尿の患者では
患者では、
では、昼間は
昼間は自己導尿
自己導尿のカテーテルを付
のカテーテルを付けて、
夜間は
夜間はナイトバルーンカテーテルに付
バルーンカテーテルに付け替えてもらえば
えてもらえば、夜間
に起床しなくて済
しなくて済む。
石井氏は
石井氏は、「カテーテルの
、「カテーテルの交換
カテーテルの交換時
交換時期、ADL の考慮などが重要
などが重要
な事項。間欠的自己導尿
間欠的自己導尿ができず
ができず、長期間に
期間にわたってカテーテ
ル抜去できない
抜去できない患者
できない患者が
患者が存在するのも
存在するのも現
するのも現状。QOL の向上には、
には、
昼間のカテーテル
昼間のカテーテルキャ
のカテーテルキャッ
キャップの使用や携帯用
携帯用蓄尿バック、
バック、夜間の
夜間の
ナイトバルーンカテーテルをもっと普及
バルーンカテーテルをもっと普及さ
普及させるべき」
るべき」と説明する
説明する。
する。
また、
また、カテーテルの内腔
カテーテルの内腔閉
内腔閉鎖しやすい症例
しやすい症例は
症例は、頻繁にカテー
テルを交換
テルを交換する
交換する必要
する必要がある
必要がある。
がある。径の太いカテーテルを利用
いカテーテルを利用するの
利用するの
は、血塊や
血塊や結晶などの
結晶などの付着
などの付着でカテーテル
付着でカテーテル内腔
でカテーテル内腔の
内腔の閉塞を
閉塞を繰り返
す場合に
場合に有用となる
有用となる。
となる。
患者や
患者や家族に
家族に対して、
して、在宅医療
在宅医療に
医療に関する知識
する知識を
知識を付けていくこ
とも不安解
とも不安解消
不安解消に重要。
重要。例えば、バルーンに尿
バルーンに尿が浸透するために
浸透するために
固定水
固定水が黄色に
黄色に変色するケ
するケースがあるが、
ースがあるが、正常反応
正常反応で問題は
問題は
ない。
ない。尿中のインジカンが
尿中のインジカンが細菌
のインジカンが細菌により
細菌により分解
により分解されて
分解されて尿
されて尿バッグ
バッグが紫
色に変色するケ
するケース(
ース(紫バック症
バック症候群)
候群)も問題ない
問題ない。
ない。外尿道口の
外尿道口の
後方で起きる断裂
きる断裂化
なども心配は
不要。
断裂化なども心配
心配は不要。
免疫が
免疫が低下している症例
している症例は
症例は性器ヘルペスが活性化
スが活性化され
活性化され、
され、ヘル
ペス感染での
感染での外尿道口
での外尿道口のビラン
外尿道口のビラン、
のビラン、疼痛もあるので
疼痛もあるので、
もあるので、医療者や
医療者や介
護者の
護者の手袋装着が
手袋装着が必須となる。
となる。
石井氏は
石井氏は、「感染
、「感染よりも
感染よりも閉塞
よりも閉塞に
閉塞に注目し、QOL 改善を
改善を重視して
重視して、
して、
健常者
健常者に近い日常生活を
生活を送れるようにする。
れるようにする。尿道留置カテーテ
尿道留置カテーテ
ルについての正
ルについての正しい知識
しい知識と
知識と理解を
理解を広げることも重要
げることも重要」
重要」と話す。
•
•
第 24 回 日本老年泌尿器科学会