共通教育科目 - 実践女子大学/実践女子大学短期大学部

実践入門セミナー
実践キャリアプランニング
所属学科専任教員全員
1年 前期 2単位
社会でたくましく生き抜くために
深澤 晶久・眞鍋 清嗣
2年 前期・後期 2単位
【授業のテーマ・目標】
実践女子大学、実践女子短期大学の学生として学んでいく上での
必要不可欠な基本的知識や技能を身につけること、また社会につい
て視野を広げて卒業後の将来について考えることを目的としていま
す。
各クラスは所属学科の専任教員が担当し、少人数のセミナー方式
で、以下の項目を学んでいきます。
【授業の内容】
1.大学とはどのようなところか?
2.履修指導―4年間で何をどのように学ぶのか
3.自校教育―「実践」を知ろう
4.大学生としての常識
5.図書館ガイダンスを活用しよう―資料検索の方法など
6.文章の読み方・書き方―レポート作成法など
7.自己表現の方法―プレゼンテーションの技術を学ぼう
8.キャリア形成の準備―未来に向かって、今やっておくべきこと
とは?
※授業15回の各内容は、学科ごとに提示されます。
<国文学科>(以下五十音順)
池田三枝子・影山輝國・栗原敦・棚田輝嘉・牧野和夫・山内博之
<英文学科>
猪熊作巳・植野達郎・志度岡理恵・島高行・深瀬有希子
<美学美術史学科>
駒田亜紀子・椎原伸博・下山肇・降旗芳彦
<食生活科学科 管理栄養士専攻>
於保祐子・中川靖枝・細川優・森川希
<食生活科学科 食物科学専攻>
阿尻貞三・数野千恵子・奈良一寛・山崎壮
<食生活科学科 健康栄養専攻>加藤チイ・長谷川めぐみ
<生活環境学科>川上梅・牛腸ヒロミ・佐藤健・橘弘志
<生活文化学科>
作田由衣子・島﨑あかね・長谷川恭子・本間洋子・長崎勤
<現代生活学科>菅野元行・野津喬・行実洋一
<人間社会学部>
阿佐美敦子・数野昌三・柑本英雄・蒋飛鴻・高木裕子・篠﨑香
阿佐美敦子・飯田良明・数野昌三・柑本英雄・蒋飛鴻・高木裕子
・篠﨑香織・高橋意智郎・竹内光悦・山下早代子
織・高橋意智郎・竹内光悦・山下早代子
【事前・事後学修】
「授業の内容」の項目ごとに、次週の準備内容が担当教員より
指示されます。指示に従い、必要な準備を行ったうえで授業に
出席してください。授業のあとは、その週の内容をよく整理して
復習しておきましょう。
【テキスト・教材】
必要に応じて授業時に担当教員より指示されます。プリント等を
用いることもあります。
【成績評価の方法・基準】
授業に取り組む態度50%。課題の評価50%。
【注意事項】
学生生活を送るうえで必要な知識・技能を身につけるセミナー形
式の授業です。積極的に授業に参加し、自分の学習目標、将来計画
等を視野に入れながら授業に取り組んでください。具体的な内容と
授業の進め方は、担当教員から説明されます。
【授業のテーマ・目標】
少子高齢化社会へと突き進む中、女性の益々の活躍が注目されて
います。女性として自らのキャリアを考え、デザインし、そして未
来を見据えたキャンパスライフを設計します。
今後女性のキャリアは益々多様化すると考えられ、単純に方向性
を指し示せるものでもありません。その判断材料としての事例紹介
やロールモデルに登場してもらい、より身近に社会を知るとともに
自らが社会でどう生きていくか、どのようなキャリアを目指してい
くかを考える機会とします。同時にいま求められている「社会人基
礎力」を養えるような授業とします。
(項目)
○建学の精神を学びます
○「働くこととは」を学びます
○変化する女性の生き方・働き方を知る
○社会人基礎力の理解と養成、コミュニケーション力アップ
①アクション(主体性・働きかける力・実行力)
②シンキング(課題発見力・計画力・創造力)
③チームワーク(発言力・傾聴力・柔軟性・状況把握力・
規律性・ストレス耐性)
【授業の内容】
第1週 オリエンテーション(講義概要説明)
第2週 社会を知る・自分を知る①(社会環境の変化・
働くこととは)
第3週 社会を知る・自分を知る②(働く者と企業との関係)
第4週 社会を知る・自分を知る③(女性が働くということ)
第5週 DVD鑑賞(何のために働くのかを学ぶ)
第6週 社会人基礎力①(若者を待ち受ける社会・企業の現状)
第7週 社会人基礎力②(若者に求められる基礎力とは)
第8週 実践先輩から学ぶ(OG講演)
第9週 企画業務の実例研究
第10週 グループワーク「企画立案実践」とプレゼンを学ぶ
第11週 グループワーク「企画立案実践」
第12週 企画案プレゼンテーション実践 1回目
第13週 企画案プレゼンテーション実践 2回目
第14週 レポート作成・提出
第15週 まとめ
【事前・事後学修】
事前学修:
女性の活躍する社会関連の書籍・新聞記事などについて普段から関
心を持ち読むよう心掛けてください
事後学修:
授業を通して、自分なりの挑戦課題の明確化と実践を目指す
「My Challenge」
【テキスト・教材】
必要に応じ適宜配布します
【成績評価の方法・基準】
平常点(取り組み姿勢・小レポート・
「My Challenge」など)70点
レポート提出
30点
【参考書】
深澤晶久『仕事に大切な7つの基礎力』(かんき出版)
【注意事項】
○状況により授業内容・順番が変更する場合があります
○小テスト・小レポートを適宜実施します
○DVDなども活用し、ビジュアルな授業とします
○グループワーク・ディスカッションなど参加型の講義とします
○授業はバーチャルな社会です
(社会人としてのマナーを求めます)
―8―
-1-
インテグレーテッド・イングリッシュ
2単位
【授業のテーマ・目標】
The purpose of this course is for students to enhance their
English speaking, listening, and reading skills and enrich
their vocabulary in meaningful and practical ways.
この授業の目的は、「話す」「聞く」「読む」能力を高め、さらに
実際に英語を使用しながら「語彙」を増やしていくことである。
【授業の内容】
IE consists of two sections:(1)the IE Speaking/Listening
Section and(2)the IE Reading/Vocabulary Section. The IE
Speaking/Listening Section is taught by a native English language instructor on one day,while the IE Reading/Vocabulary
Section is taught by a Japanese instructor on another day.
この授業は、(1)「話す・聞く」と(2)「読む・語彙」の2つの
セクションに分かれており、「話す・聞く」セクションはネイティ
ブの教員が担当し「読む・語彙」は日本人の教員が担当している。
<IE Speaking/Listening Section> The goals of the IE Speaking/Listening Section are for students to become able to use
English in a variety of situations that may occur while traveling abroad and to be capable of talking about daily conversational topics.
「話す・聞く」セクションの目的は、海外旅行の時に遭遇する様
々な場面を英語で乗り切る能力を身につけ、さらに、日常生活の
中で毎日扱われるようなトピックについて英語で話せるようにな
ることである。
1. Introduction to course and Passport 2 textbook
2. Unit 1
3. Unit 2
4. Unit 5
5. Unit 7
6. Quiz #1(covering units 1, 2, 5 and 7)/Unit 8
7. Unit 10
8. Unit 14
9. Unit 15
10. Quiz #2(covering units 8, 10, 14, and 15)/Unit 17
11. Unit 18
12. Unit 19
13. Unit 20
14. Quiz #3(covering units 17, 18, 19, and 20)Review of
Course Content #1
15. Review of Course Content #2
IE Reading/Vocabulary Textbook:『Totally True 3』by Jann
and Linda Huizenga(Oxford)¥2,074 yen.
【成績評価の方法・基準】
<IE Speaking/Listening Section>
Quizzes(3)- 15% 小テスト(3回)- 15%
Classwork
- 15% 課題 - 15%
Participation Points - 20% 平常点(授業態度)- 20%
<IE Reading/Vocabulary Section>
Vocabulary Quizzes(3)- 15%
語彙テスト(3回)- 15%
Book Reviews - 15% ブックレビュー - 15%
Participation Points - 20% 平常点(授業態度)- 20%
【注意事項】
*Students must attend a total of two-thirds of both
sections to pass the course. *Coming to class late
three times equals one absence.
*「話す・聞く」と「読む・語彙」のどちらのセクション
でも、3分の2以上の出席が必要である。
*遅刻3回で欠席1回となる。
<IE Reading/Vocabulary Section> The goals of the IE Reading/Vocabulary section are for students to improve their reading abilities and enrich their vocabulary through the reading of short articles and graded reader books.
「読む・語彙」セクションの目的は、短い文章や簡単な本(多読用
テキスト)を読むことによって、読解力を高め、語彙を増やすこと
である。
1.
2.
3.
4.
5.
6.
7.
8.
Introduction to course and Totally True 3 textbook
Unit 1
Unit 2
Unit 3
Unit 5
Quiz #1 (covering units 1, 2, 3 and 5)/Unit 6
Unit 7
Unit 8
―9―
-2-
共 通 教 育
担当教員全員
1年 前期・後期
9. Unit 9
10. Quiz #2 (covering units 6,7,8,and 9)/Unit 10
11. Unit 11
12. Unit 12
13. Unit 13
14. Quiz #3 (covering units 10, 11, 12 and 13)Review of
Course Content #1
15. Review of Course Content #2
【事前・事後学修】
<Before class>Students should go over the material they
will cover in the next class, prepare answers and study for
quizzes. (2 hours)
<事前学修> 次の授業までに、次回習う内容に関する質問の答え
を準備し、小テストに備えること(2時間)。
<After class>Students should review the material they covered in the previous lesson before the next class meeting.
(2 hours)
<事後学修> 次の授業までに、前回習った内容をしっかり復習し
身につけておくこと(2時間)。
【テキスト・教材】
IE Speaking/Listening Textbook:『Passport 2』by Angela
Buckingham and Lewis Lansford(Oxford)¥2,700 yen.
情報リテラシー基礎a
情報リテラシー基礎b
担当教員全員
1年 前期 1単位
担当教員全員
1年 後期 1単位
【授業のテーマ・目標】
大学での学習はコンピュータ、インターネットを活用することは必
須となっています。またそうした情報リテラシーはビジネスにおい
ても重要なスキルとなっています。本演習の目標は本学におけるメ
ールシステム、情報検索システムなど情報環境を理解し、学内・学
外を問わずコンピュータ、インターネットを活用できること、そし
て、レポート作成においてWord、Excelなどのソフトを活用するた
めに必要な基本スキルを身につけることにあります。
【授業の内容】
第1週 ガイダンス(大学の情報環境について)
第2週 電子メールの活用、学習管理システムmanabaの活用
第3週 インターネットによる情報検索(図書館などデータベース
活用)
第4週 インターネットのセキュリティ・プライバシー、ソーシャ
ルメディアにおける倫理
第5週 Wordの活用1(基本、画像の挿入、印刷など)
第6週 Wordの活用2(書式の応用、オブジェクトなど)
第7週 Wordの活用3(表の作成、編集)
第8週 Excelの活用1(表の基本)
第9週 Excelの活用2(計算式、関数)
第10週 Excelの活用3(関数、グラフ)
第11週 Excelの活用4(グラフ、データベース)
第12週 Excelの活用5(データベース)
第13週 総合課題作成1(WordとExcelを使ったレポート基礎・
準備)
第14週 総合課題作成2 (WordとExcelを使ったレポート作成)
第15週 まとめ
【事前・事後学修】
それぞれの項目に関する基本的な操作などテキストを参考に学習し
ておくこと。
【テキスト・教材】
・『例題30+演習問題70でしっかり学ぶWord/Excel/PowerPoint標
準テキスト Windows8/Office2013対応版』(技術評論社)
2,079円
・『情報センター利用の手引』(実践女子大学情報センター)PDF
【成績評価の方法・基準】
定期試験の成績(50%)と、参加態度・授業中での課題(50%)で
総合的に判断する。
【注意事項】
担当教員によって授業内容の順序を変更することがある。
【授業のテーマ・目標】
情報リテラシー基礎aで学んだ内容をより深く、高度に行えるよう
に実践的な課題をこなすことでその理解とスキルをブラッシュアッ
プし、定着させることが目標です。また、作成した課題をPower Po
intでプレゼンテーションすることによってプレゼンテーション・
スキルの習得も目指します。
【授業の内容】
第1週 ガイダンス
第2週 Power Point(スライドの作成、アニメーション)
第3週 Power Point(プレゼンテーションの基礎)
第4週 プレゼンテーション1(簡易プレゼンテーションと評価:
グループ1)
第5週 プレゼンテーション2(簡易プレゼンテーションと評価:
グループ2)
第6週 インターネットによる情報検索(各種データベースの活
用)
第7週 Excelの応用1(データの整形、前期の復習)
第8週 Excelの応用2(関数を用いたデータの整理・分析)
第9週 Excelの応用3(グラフによるデータの表現)
第10週 Excelの応用4(データベースによるデータの整理)
第11週 Wordの応用1(詳細な書式設定)
第12週 Wordの応用2(文書のフォーム整形)
第13週 プレゼンテーション3(研究プレゼンテーションと評価:
グループ1)
第14週 プレゼンテーション4(研究プレゼンテーションと評価:
グループ2)
第15週 プレゼンテーション5(研究プレゼンテーションと評価:
グループ3)
【事前・事後学修】
【事前学修】それぞれの項目に関する基本的な操作などテキストを
参考に学習しておくこと。
【事後学修】授業内で提示された課題を各自、行うこと。
【テキスト・教材】
・『例題30+演習問題70でしっかり学ぶWord/Excel/PowerPoint標
準テキスト Windows8/Office2013対応版』(技術評論社)
2,079円
【成績評価の方法・基準】
定期試験の成績(50%)と、参加態度・授業中での課題(50%)で
総合的に判断する。
【注意事項】
担当教員によって授業内容の順序を変更することがある。
― 10 ―
-3-
グローバル・キャリアデザイン
今、社会や企業が求める人材とは
深澤 晶久・眞鍋 清嗣
3年 前期 2単位
21世紀のグローバル社会で活躍する女性を目指して
深澤 晶久
3年 後期 2単位
【授業のテーマ・目標】
■目まぐるしく変化する社会情勢にあって、就職活動戦線を勝ち抜
き、社会で長く輝き続ける女性となるために必要な「人間力」とは
、知識・スキルとは何か、また、社会は今、何を求めているかなど
を深く考えます。
■「自ら選択し、考え、行動し、やりきる」ための主体性を育み、
そしてチームでディスカッションを重ね、多様性が重視される現代
社会で活躍するための、自らの可能性の発見とコミュニケーション
力を身につけます。
(項目)
○激しく変化する社会の動きを学びます
○「働くこととは」を考えます
○業種・職種研究の中から自らの適性や志向を考えます
○「自分の強み・課題」を理解します
○コミュニケーション力の強化を図ります
○キャリアプランを立てます
【授業の内容】
第1週 オリエンテーション(講義説明・プログラム・自己紹介)
第2週 時代背景と女性の働き方の変遷
第3週 働くということとは
第4週 女性とキャリア形成
第5週 業種・企業・職種・仕事を知る
第6週 企業の見方・選び方
第7週 就活への準備と心得
第8週 自分を知る・自分を伝える
第9週 社会人から学ぶ「社会で必要な力」(フィールドワーク)
第10週 社会人基礎力から学ぶ適性診断(アセスメント)
第11週 コミュニケーション力の強化(ワークショップ)
第12週 「今、社会が求める人材とは」(外部講師)
第13週 キャリアを描く・10年後の姿を描く
第14週 レポート作成・提出
第15週 講座のまとめと総括
【事前・事後学修】
事前学修:各週に翌週への研究課題を提示します。
事後学修:キャリアプラン策定への各人の参考ポイントを整理する
【テキスト・教材】
テキスト・教材は適宜配布します。
【成績評価の方法・基準】
平常点(取組姿勢・態度・感想文・小レポートなど)70点
レポート
30点
【参考書】
深澤晶久著「仕事に大切な7つの基礎力」(かんき出版 2014年)
【注意事項】
○小テスト・小レポートも適宜実施します。
○グループワーク・ディスカッションなど参加型の授業とします。
○ゲストスピーカーも招聘し、リアリティのある授業とします。
【選考方法】4月1日(金)から教務課窓口でエントリーシートを
配布します。履修希望者は、あらかじめ記入し、初回授業当日に教
員に提出し、選考を受けてください。選考結果は、翌日に掲示およ
びWeb履修に自動登録されます。
※詳細は教務課掲示板にて確認すること。
【授業のテーマ・目標】
■この講座では、「キャリアデザイン」をさらに発展させ、グロー
バル化が一層加速する21世紀の日本社会で、実践女子大学卒業生ら
しく働くための具体的なヒントを提示するとともに、国際社会で必
要とされる「主体性」について共に学んで行くことをテーマとしま
す。
■就職活動のテクニックやスキルを身につけるための講座ではあり
ませんが、キャリアセンターとも連携して、就職活動に活きる内容
を構築いたします。
■「自ら選択し、考え、行動し、やりきる」という、今、グローバ
ル社会が求めている力とは何かを一緒に考えていきます。この講座
を終えたときには、働くことにワクワク感を覚え、21世紀の社会を
生き抜くための強さとしなやかさ、そして知性がさらに磨かれてい
ることを目標とします。主体的な学生の受講を期待しています。
【授業の内容】
第1週 オリエンテーション(講座説明、自己紹介等)
第2週 キャリアデザインの基礎
第3週 グローバル社会に求められる力とは
第4週 グローバル化が進む社会の理解とキャリア形成
第5週 企業人から学ぶコミュニケーション力(ワークショップ)
第6週 コミュニケーショントレーニング(グループワーク)
第7週 企業人から学ぶリーダーシップ(ワークショップ)
第8週 リーダーシップトレーニング(グループワーク)
第9週 先輩社員から学ぶ国際社会で必要な力
第10週 キャリアデザインを創る(自分史作り)
第11週 キャリアデザインを創る(キャリア戦略シート)
第12週 就職活動に向けての準備と心構え
第13週 先輩講話(就職活動を終えた先輩からの講話)
第14週 レポート作成
第15週 講座のまとめと総括
【事前・事後学修】
◆新聞やビジネス誌などを読むなど、特に企業活動のグローバル化
や女性の雇用に関する記事に着目して下さい。
◆また、授業外の時間などを使って、社会人との交流セッションな
ど、社会とのつながりを意識したカリキュラムを計画します。積極
的に参加出来ることが望ましいと考えます。(詳細は、授業開始時
のオリエンテーションでご案内します。)
【テキスト・教材】
テキスト・教材は適宜配布します。
教材費として、500円程度の負担が発生します。
深澤晶久著「仕事に大切な7つの基礎力」(かんき出版 2014年)
【成績評価の方法・基準】
平常点(取組姿勢・感想文・小レポートなど)70%
レポート
30%
【注意事項】
◆この講座では、レクチャー形式ではなく、グループワークを基本
とした参加型の講座を目指します。
◆40名程度のクラスで展開いたします。
◆「学生が、自ら授業を創る」そのような講座に共感する学生の履
修を期待しています。
― 11 ―
-4-
共 通 教 育
キャリアデザイン
インターンシップ演習
インターンシップ
牧野
3年
3年
和夫・塚原 拓馬
前期 1単位
【授業のテーマ・目標】
インターンシップの意義を理解し、組織の一員として活躍するた
めに必要な態度やスキルをグループワーク、グループ発表等を通し
て身に付けることを目標とする。また、実社会におけるルールを知
り、職業観・勤労観の育成を目指し、進路適性の確認と職業選択の
機会とする。
【授業の内容】
第1週 オリエンテーション
第2週 基本のマナー
第3週 社会を知る ~社会の構造と仕組み~
第4週 社会を知る ~企業の構造と仕組み~
第5週 社会を知る ~企業活動について考える~
第6週 インターンシップの探し方
第7週 インターンシップ事例紹介①
第8週 インターンシップ事例紹介②
第9週 インターンシップの目標設定
第10週 業界・企業研究方法
第11週 インターンシップの応募 ~応募書類の書き方~
第12週 インターンシップの応募 ~面接の受け方~
第13週 社会を知る ~リスクマネジメント~
第14週 社会人としてのマナー
第15週 まとめ
※人事担当者、企業情報会社の担当者等必要に応じて外部講師によ
る講義を行う。
【事前・事後学修】
事前学修:前回の授業を振り返り、授業内容の理解を深めておくこ
と。
事後学修:インターンシップ実習に向け、インターンシップ受入機
関の情報収集及び研究を行うこと。
【テキスト・教材】
必要に応じて配布する。
【成績評価の方法・基準】
平常点(授業への取り組み):80%
提出課題:20%
【注意事項】
本講義はインターンシップ参加のために必要な基本的な心構えや
社会に出るうえで必要な知識を身につけることを目的としているた
め、下記の事項を必ず守ること
1 欠席や遅刻は厳禁とし、節度ある態度で授業に臨むこと。
2 インターンシップの意義を理解し、主体的かつ計画的に取り組
むこと。
3 社会人としていかにあるべきか、社会に学ぶという意識を常に
持つこと。インターンシップの単位認定をするためには、この
科目の修得が必須です。
前期集中
1単位
【授業のテーマ・目標】
学生が在学中に自らの専攻、将来のキャリアに関連した就業体験
を行う。インターンシップ演習で学んだことを企業、地方公共団体
等における就業体験を通じて確認すること。インターンシップは以
下、実習とする。
【授業の内容】
Ⅰ.実習期間及び時間数
大学が許可した同じ受入先で5日間以上、各日7時間を目安とし
た実習を終了することにより単位を認定する。
履修している授業に支障がないよう、原則として夏期休暇中の日程
を設定すること。
実習のための欠席は公欠扱いにはならない。
Ⅱ.実習内容
受入機関によるが、アルバイトとは異なる就業体験をお願いする
こと。報酬については、原則として無報酬。
食費・交通費については、受入機関の規定によるため、本学指定の
インターンシップ受入計画書に記載していただくこと。
実習内容決定後、受入機関と大学とでインターンシップに関する協
定書を締結する。
【事前・事後学修】
事前学修:受入機関の情報収集及び研究を行うこと。(2時間程
度)
各日ごとの実習内容を意識し、実習当日の目標設定を行
うこと。また、実習日ごとに振返りと反省を行うこと。
(各日1時間程度)
事後学修:インターンシップ報告書の作成を行うこと。(3時間程
度)
【テキスト・教材】
インターンシップの手引き
インターンシップ報告書
【成績評価の方法・基準】
実習内容および提出されたインターンシップ報告書をもとに単位を
認定する。
【注意事項】
実習内容を的確にまとめ、インターンシップ報告書を作成し、受入
機関で評価を記入いただくこと。
単位認定を希望する場合は所定の期間に教務課に申請すること。
単位認定の申請をするためには、インターンシップ演習を修得して
いなければならない。
― 12 ―
-5-
キャリア実践演習
リーダーシップとファシリテーションを学ぶ夏季集中講座
深澤 晶久・眞鍋 清嗣
3年 後期集中 2単位
信頼される“できる”新入社員になるために
栗原 栄美
4年 後期 2単位
【授業のテーマ・目標】
3年生の後期というタイミングを勘案し、半年後から始まる就職活
動を睨み、
◆「今の社会を知る」
~ダイバーシティとインクルージョンについて学ぶ~
◆社会人基礎力の中でも、とりわけ今、社会が求めている
「リーダーシップ」と「ファシリテーション」について学ぶ
ことを軸に、夏期休業期間中に2泊3日で外部研修施設を利用しての
集中講座形式で実施する授業です。4年生の参加も歓迎します。
【授業の内容】
学外研修(第1週から第13週分)
1日目
■オリエンテーション(講座の進め方、講師紹介、自己紹介など)
■リーダーシップ講座
・社会人による基調講演「現代社会とリーダーシップ」
・リーダーシップの理論
・リーダーシップワークショップ
2日目
■ファシリテーション講座
・外部講師による基調講演「今、なぜファシリテーションか」
・ファシリテーションの理論
・ケーススタディから学ぶファシリテーション技術
3日目
■講座まとめ
第14週
第15週
試験(レポート提出)
講座のまとめ
※第1週から第13週分は、夏期休業中に外部研修施設で行います。
第14週と第15週は、日野・渋谷キャンパスにて行います。
※夏期集中講座という特殊な形での授業となります。主体性を持っ
て講座を履修する学生の参加を期待しています。
【事前・事後学修】
■夏期集中講座に向けて、リーダシップならびにファシリテーショ
ンについての事前学修があります。
■事後学修は、夏期集中講座受講後、学内外において講座で学んだ
ことを実際に活用し、レポートを作成いただきます。
【テキスト・教材】
テキスト・教材は、夏期集中講座前に配布いたします。
【成績評価の方法・基準】
平常点(講座における取組み姿勢、講座後の取組み内容など)70%
レポート
30%
【参考書】
岩田松雄著「MISSION 元スターバックスCEOが教える働く理由」
(アスコム 2012年)
深澤晶久著「仕事に大切な7つの基礎力」(かんき出版 2014年)
【注意事項】
○少人数制(渋谷・日野キャンパス合わせて20名程度)です。
○集中講座実施日は、2016年9月中旬の2泊3日となります。
(詳細は別途ご案内いたします。原則、全員が宿泊となります。)
○履修者については、1人18,000円程度の自己負担が発生します。
【専攻方法】4月1日(金)から教務課窓口にてエントリーシートを
配布いたします。後日、面談を行います。選考結果は4月上旬に掲
示およびWeb履修に登録する形で発表いたします。
【授業のテーマ・目標】
社会では、みなさんがどんなに「やる気」や「能力」を持ってい
ても、それをアピールするコミュニケーション能力やマナー(態度
等)を知らなければ、みなさんの想いを伝えることができず、仕事
で成果を十分に発揮することはできません。
この講座では、入社後、即戦力として活躍してもらうために、社
会に出た際に必要な常識・情報・知識・スキルを学びます。
具体的には
① 会社・組織について理解する
② 女性として評価されるビジネスマナーを学ぶ
③ 社会人としてのコミュニケーション能力を強化する
④ 女性のための労働法規のポイントを理解する
以上4点について、マスターすることを到達目標とします。
【授業の内容】
第1週 オリエンテーション(この講義の目的は?)
第2週 会社を知ろうⅠ(役割から組織について)
第3週 会社を知ろうⅡ(経営から利益について)
第4週 ビジネスマナーⅠ(敬語の知識)
第5週 ビジネスマナーⅡ(オフィスの基本マナー)
第6週 ビジネスマナーⅢ(電話・来客応対、名刺交換等の知識)
第7週 グループディスカッションⅠ(価値観とは)
第8週 グループディスカッションⅡ(コミュニケーションとは)
第9週 グループディスカッションⅢ(人が人を理解すること)
第10週 働く女性のための労働法Ⅰ(給料・手当等の基礎知識等)
第11週 働く女性のための労働法Ⅱ(妊娠・出産・育児)
第12週 働く女性のための労働法Ⅲ(職場のパワハラ・セクハラ)
第13週 上手に働く女性になるためにⅠ(長く安定して働くため
に)
第14週 上手に働く女性になるためにⅡ(オフィスの人間関係)
第15週 上手に働く女性になるためにⅢ(ストレスとの付き合い
方)
※授業の進捗如何で若干内容が変わることがあります。
【事前・事後学修】
事前学習:新聞等により、政治・経済、女性活躍推進(女性の働き
方)など重要性の高いニュースを把握しておきましょう。
事後学習:授業で学習する会社組織の仕組み、マナー、基本的な労
働法、女性の働き方をしっかり習得することにより、自分自身のキ
ャリアプランを立てていきましょう。
【テキスト・教材】
特にありません。
授業前にレジュメを配布致します。
【成績評価の方法・基準】
小テスト30点
レポート40点
平常点(授業態度・リアクションペーパー)30点
【参考書】
特にありません。
【注意事項】
この講座は社会人として、実践上求められるスキルを学び、習得
することを目的としています。このスキルは、企業が学生に求めて
いるものであり、その有無を把握するためにエントリーシートを提
出させ、面接を実施しているのです。就職先が決まっている人に
も、就活中の人にも役立つものと確信しています。
女性として、社会人として、今から身につきておきたいこと、
知っておきたいことをさまざまな角度から紹介していきます。
新入社員でも一目おかれる社会人になりましょう。
― 13 ―
-6-
共 通 教 育
キャリア開発実践論
国際理解とキャリア形成
伝統文化の理解と実践
世界を学び、日本を知り、感性豊かな国際人を目指す
深澤 晶久・眞鍋 清嗣
2年~ 前期 2単位
ー「伝統文化の精神とマナー」に学ぶー
永井 とも子
2年~ 前期・後期 2単位
【授業のテーマ・目標】
諸外国との関係は、ビジネスのみならず、情報、環境問題など、
日本人の生活や働き方に大きな影響を与えています。代表的な諸国
の動向やそこに働く人々の姿や価値観を学びます。そして今後ます
ますグローハル化する時代にあって日本人・日本女性がどのように
キャリアを築いていくかを共に考えます。
(項目)
○めまぐるしく変化する世界の情勢を学ぶ
○世界の国々の生活や文化・国民性、政治・経済・宗教への理解
○海外駐在経験者を招き、自らの国際経験を語ってもらう
○世界を知り、日本を知り、その中で今後のグローバル社会で
どう自分を活かしていくかを考える
○オリンピック・パラリンピック連携講座として実施する
【授業の内容】
第1週 オリエンテーション(講義説明・プログラム・自己紹介)
第2週 我々を取り巻く国際情勢とその変化を知る(政治・経済)
第3週 我々を取り巻く国際情勢とその変化を知る(企業の
国際進出)
第4週 アメリカの現状と今後(内政・外交・経済)
第5週 EUの成り立ちと苦悩と今後
第6週 外部講師(欧米のビジネスから学ぶ)
第7週 中国の現状と今後(大国としての責任と課題)
第8週 外部講師(中国ビジネスに学ぶ)
第9週 今なぜアジアが注目されるか?(アジアビジネス・
NPO活動など)
第10週 課題研究「2020東京オリンピック・パラリンピックで
どうつながる世界と日本(自分たちは何ができるか?)」
第11週 グループワーク①(コンセプトワークなど)
第12週 グループワーク②(プレゼン準備など)
第13週 プレゼンテーション(GW成果発表=日野・渋谷:
テレビ中継合同セッション)
第14週 レポート作成・提出
第15週 まとめ
【事前・事後学修】
◆ニュース報道への関心を高め、世界の主要な動きを新聞やビジネ
ス誌を読むなど、日々関心を持って授業に臨んでください。
◆また、2020年東京オリンピック・パラリンピックにも注目してメ
ディアの動きに注目するよう心がけて下さい。
【テキスト・教材】
適宜配布します
【成績評価の方法・基準】
平常点(取組姿勢・感想文・小レポートなど) 70点
レポート
30点
【注意事項】
○少人数制(15名×2校地)です。
○応募者のなかから選考します。
○ゲストスピーカーも招聘し、リアリティのある授業とします。
【選考方法】4月1日(金)から教務課窓口でエントリーシートを
配布します。履修希望者は、あらかじめ記入し、初回授業当日に教
員に提出し、選考を受けてください。選考結果は、翌日に掲示およ
びWeb履修に登録される形で発表します。
※選考の結果、合格した者は『Web履修』に自動登録されます。同
一時限に他の科目を履修しないようにすること。
【授業のテーマ・目標】
代表的な伝統文化の講義と演習を通し「本物を体で感じ覚える」
をテーマに、日本の伝統文化の精神とは何か、そこにつながる儀礼
文化・有職故実(古来のきまり事)の年中行事・歳時記を学び、学
祖下田歌子先生の「凛とした品格をそなえた女性」をめざし、社会
に対応できるマナー・教養を身につけた「大人の女性」の出発点に
なる事を目標に学習する。
【授業の内容】
第1週 伝統文化、儀礼文化、マナーとは その必要性とは
その1(時代の中での変化)
第2週 伝統文化、儀礼文化、マナーとは その必要性とは
その2(現代のマナー)
第3週 人生の通過儀礼について(演習)
「祝儀袋」・・・奉書紙・水引き使用
第4週 毛筆(筆ペン)その1
(祝儀袋・贈答の表書きと決まり事)
第5週 毛筆(筆ペン)その2
(受付での記帳~慶弔の決まり事)
第6週 「源氏物語」から学ぶ有職故実(年中行事・装束~香)
第7週 装束(十二単)1/4サイズの実物を見ながら
第8週 遊戯文化(百人一首・投扇興)で遊ぶ(演習)
※第9週 香道(演習)
第10週 華道とは(部屋の室礼・五節供のかざり)
※第11週 華道(演習)
第12週 茶道とは(和室での決まり事・所作)
※第13週 茶道(演習)
第14週 総括・「伝統文化の精神とマナー」に学ぶ
「大人の女性」とは
第15週 まとめ・テスト
◎2週~14週まで交代で1分間スピーチも加え、
人前での立ち姿・所作・話し方までの指導付加
◎※印は外部講師も共に担当予定
◎使用教室の都合で授業内容順番の変更あり
【事前・事後学修】
事前学修は、毎回の授業前にテキストで該当箇所を読み、予習をし
ておくこと。
事後学修は、授業で学習したことを生活に取り入れ実践すること。
及び、関連した事柄に着目し、応用力をつけるよう努力すること。
【テキスト・教材】
適宜プリント配布・DVD視聴
テキスト 永井とも子著「儀礼(マナー)は人生を拓(ひら)く」
(ヒーロー出版)1800円+税
教材費
2000円(演習教材実費)
(第3週より教材使用ため、第2週までに納入完了すること)
詳細は開講時に説明
【成績評価の方法・基準】
平常点(授業への積極参加・態度)50%、レポート他提出物25%、
テスト25%の結果による。
【参考書】
適宜紹介する。
【注意事項】
受講者数は30名までとする。和室を使用する演習では白いソックス
を各自用意し、受講にふさわしい服装とする。
― 14 ―
-7-
女性と職業
山谷 真名
2年~ 前期
2単位
【授業のテーマ・目標】
女性の社会進出は、なぜ起ったのでしょうか。女性を取りまく労
働環境はどのように変化しているのでしょうか。女性の社会進出が
進むと、どのような事態が起こるのでしょうか。なぜ、多くの女性
はライフサイクルに応じて働き方を変えるのでしょうか。
これらの疑問について明らかにするとともに、働く女性を支援す
るための制度や政策について、海外の事例も含めて学びます。
【授業の内容】
第 1週 女性の社会進出-アメリカの場合-
第 2週 日本の近代化と女性労働
第 3週 仕事への動機づけ
第 4週 学校教育と労働市場
第 5週 高学歴化の影響
第 6週 男女間の格差
第 7週 男女の雇用機会均等
第 8週 正規雇用と非正規雇用
第 9週 女性の就業と社会制度
第10週 結婚・出産と育児
第11週 イクメンの誕生
第12週 日本のワークライフバランス政策
第13週 海外のワークライフバランス政策
第14週 企業についての事例研究
第15週 全体のまとめ
【事前・事後学修】
事前学修では、配布資料に目を通して授業に臨んでください。企
業研究では、興味のある企業について事前に調べてください。
事後学修として、授業内で取り上げたキーワードや専門用語につ
いて説明できるようにして下さい。
【テキスト・教材】
毎回、プリントを配布します。
【成績評価の方法・基準】
レポート50%、定期試験50%で評価します。
【参考書】
・阿部正浩・松繁寿和編「キャリアのみかた-図で見る109のポイン
ト-」,2011,有斐閣.
・川口章,2013,『日本のジェンダーを考える』,有斐閣.
・筒井淳也,2015,『仕事と家庭』,中央公論新社.
【注意事項】
雇用に関するニュースや新聞記事を読んで、社会の動向に目を向
けてください。
2単位
【授業のテーマ・目標】
女性と職業の問題をさまざまな視点から概観します。その際に、
現在の社会の動きに関心を持つことができるよう、法律の改正など
「今」のトピックスをより多く取り上げます。また、キャリア・デ
ザインの必要性についても学びます。
到達目標は、女性労働関係の法律や特徴およびキャリア・デザイン
に関連した言葉について説明できること、女性労働の問題点やキャ
リア・デザインの必要性について述べることができることです。
【授業の内容】
第1週 働くことの意味、女性のライフサイクルモデル
第2週 女性の労働力率の変遷
第3週 女性の職業の変遷
第4週 女性の労働力率と政策の国際比較
第5週 意識や家事・育児時間の国際比較
第6週 男女間賃金格差・昇進格差の要因
第7週 就業形態の多様化
第8週 非正規雇用と法
第9週 税・年金制度と女性の働き方
第10週 男女雇用機会均等への取組の歴史
第11週 男女雇用機会均等法
第12週 イクメン(育児をする男性)施策
第13週 ワーク・ライフ・バランス施策
第14週 キャリア・デザインの必要性
第15週 全体のまとめ
【事前・事後学修】
毎回、前回の講義の復習をしてきてください。(15時間)
7月上旬にレポートを提出してください。レポートの課題につい
ては、講義の中で指示します。(30時間)
【テキスト・教材】
毎回プリントを配布します。
【成績評価の方法・基準】
授業内フィードバックシートの提出30% レポート提出20%
試験50%
【参考書】
青島祐子『女性のキャリアデザイン』(学文社 2007年)
大沢真知子・原田順子『21世紀の女性と仕事』(日本放送出版協会
2006)
川口章『日本のジェンダーを考える』(有斐閣 2013年)
脇坂明『労働経済学入門』(日本評論社 2011年)
阿部正浩・松繁寿和『キャリアのみかた 改訂版』(有斐閣 2014
年)
【注意事項】
時間がある今こそ、いろいろなことに関心を持ち学びましょう。
仕事や子育てでとても忙しくなった時に、あの時もっと学んでお
けば・・・と後悔しないように!
― 15 ―
-8-
共 通 教 育
蟹江 教子
2年~ 後期
女性と職業
リーディング・スキルズ
リーディング・スキルズ
市毛 洋子
1年~ 前期・後期
中山 誠一
1年~ 前期
1単位
【授業のテーマ・目標】
英語の文章を正しく理解するために必要な基本的な知識と技術を
習得します(精読)。また、さまざまな分野の文章に触れ、英語で
書かれた文章をより身近なものとし、英文を読むことへの抵抗感を
なくします(多読)。
【授業の内容】
正確に内容を理解するためにテキストを中心に、英文読解に必要
なスキルをひとつずつ学習します。必要に応じ、文法事項、語彙等
の復習をします。また、授業時に配布される補助教材を通して学習
したスキルを応用しながら身に付けていきます
1. What are reading strategies?
2.Unit 2
プレリーディングスキルを磨く
3.Unit 3
重要な情報やメインアイディアを理解する
4
詳細情報を理解する
Unit 4
5.Unit 5
アイディアの結びつきを理解する
6.Unit 6
指示語が誰を示すのか、何を示すのかを把握する
7.Unit 7, 8 パラグラフ構造
8.Unit 9, 10
パラグラフ構造
(比較と対照)(原因と結果)
必要な情報をスピーディーに把握する
10.Unit 13
視覚的な情報を効果的に使用する
11.Unit 14, 15
登場人物の心情や場面状況を読み取る
12.Unit 16, 17
事実と意見を区別する、
結論や筆者の立場を理解する
英文記事に挑戦
14.Unit 18
英文を楽しむ
【授業のテーマ・目標】
本講座は、音読トレーニングと読んだ内容を自分の言葉で他人に向
けて発信するトレーニングにより、英文の内容を素早く、かつ正確
に把握するための基本的技術を身につけることを目標としていま
す。
【授業の内容】
第1週 オリエンテーション
第2週 My Home Town
第3週 第2週の題材についてグループ発表
第4週 The Importance of English
第5週 第4週の題材についてグループ発表
第6週 Compare and Contrast 1
第7週 Compare and Contrast 2
第8週 第6・7週の内容についてグループ発表
第9週 Fashion Let's see it from data 1
第10週 Fashion Let's see it from data 2
第11週 第9・10週の内容についてグループ発表
第12週 Is Study Abroad Necessary? 1
第13週 Is Study Abroad Necessary? 2
第14週 第12・13週の内容について個人発表
第15週 まとめ
【事前・事後学修】
<事前学修>
毎回指定される予習箇所について下調べと発表原稿の作成および音
読を行うこと(2時間)
(時間順序)(空間順序)
9.Unit 12
13.Unit 19
1単位
<事後学修>
発表原稿の修正を行い、音読練習を行うこと(2時間)
【テキスト・教材】
授業中に指示します。
【成績評価の方法・基準】
レポート20%、平常点(授業中の発言)20%、発表 60%
【参考書】
授業中に指示します。
【注意事項】
授業は基本的に英語で行います。
15.まとめ
【事前・事後学修】
毎回の授業前に、テキストでの該当箇所の予習をしておいてくだ
さい。コース中に予定されているグループディスカッション、ブッ
クレポートに備え授業外での英文に触れる機会を見つけ増やしてく
ださい。
【テキスト・教材】
卯城祐司、中川知佳子、Mari Le Pavoux 著
『Reader's Ark』
(金星堂 2014) 1900円 (税別)
【成績評価の方法・基準】
授業参加度50%、ブックレポート20%、テスト30%
― 16 ―
-9-
TOEICリーディング
若林 邦子
1年~ 前期・後期
市毛 洋子
2年~ 前期・後期
1単位
【授業のテーマ・目標】
グローバルなトピックを論理的に読む訓練をする。
現代人が抱える問題を、社会的、心理的、環境的な話題から
選び、リーディングスキルの上達を目指す。思考力を強化する。
TOEIC(400~600)
【授業の内容】
CDで英文を聞き、読み、英文を訳し、英文の内容について
各自で考え、意見を発表する機会を提供する。
1.Education
2.Happiness
3.Healthy
4.Lifestyle
5.Brain
6.Friendship
7.Love
8.Intelligence
9.Disease
10.Power
11.Value
12.Earth
13.Plant
14.Marvel
15.Positive
【事前・事後学修】
『事前学修』
英文訳と意見発表の課題に取り組むこと。
( 学修時間 週2時間 )
『事後学修』
英文訳を復習し、内容について思考を深めること。
次回の授業範囲を予習し、専門用語などを理解しておくこと。
( 学修時間 週2時間 )
【テキスト・教材】
園城寺康子・多木田恵理子・柏原洋子・井上麻美 著
『Think Positive』
(南雲堂 2008年1月) 1,700円 + 税
【成績評価の方法・基準】
期末テスト80%,平常点(授業への積極参加)20%
【授業のテーマ・目標】
TOEICテストの問題に慣れ、スコアUPのためのコツを身につけるこ
とを目的としたコースです。英文リーディング全般に必要な基礎的
な英単語、英文法を復習しながら、TOEICテストのリーディング各
パートの英文を読んでいきます。どんな種類の英文を読むのか、ど
のような読み方をすればいいのかを学びながら、テストによく出題
される分野の英文を授業で取り上げていきます。
【授業の内容】
第1週 TOEICテストとは?
第2週 Unit 1 Restaurant
第3週 Unit 2 Holel
第4週 Unit 3 Shopping
第5週 Unit 4 Financing
第6週 Unit 5 Hospital
第7週 Unit 6 Airport
第8週 Unit 7 Transportation
第9週 Unit 8 Sightseeing
第10週 Unit 9 Office Issues
第11週 Unit10 Business
第12週 Unit11 Sports Events
第13週 Unit12 Computers
第14週 Unit13 Personnel
第15週 まとめ
【事前・事後学修】
シラバスを確認して次回の予習をしておいてください。また、日頃
より、身の回りで見かける英語等を意識したり、活用したりする習
慣をつけるようにしてください。
【テキスト・教材】
石井隆之 監修、 松本恵美子 梶山宗克 Joe Ciunci 共著
Overall Skills for the TOEIC Test(成美堂 2014年)2,200円
【成績評価の方法・基準】
授業参加度 50%
試験 30%
レポート 20%
― 17 ―
-10-
1単位
共 通 教 育
リーディング・スキルズ
TOEICリーディング
リスニング・スキルズ
若林 邦子
2年~ 前期・後期
鈴木 卓
1年~ 前期・後期
1単位
【授業のテーマ・目標】
偉大な先人のプラス思考に触れ、成功の秘訣を探る。
偉大な先人たちのものの考え方、取り組み方をやさしい英文で
読み、プラス思考を身につける。思考力を強化する。
論理的に読む訓練をし、リーディングスキルの上達を目指す。
TOEIC(400~600)
【授業の内容】
CDで英文を聞き、読み、英文を訳し、英文の内容について
各自で考え、意見を発表する機会を提供する。
1.ウォルト・ディズニー
2.コカ・コーラ
3.ニューヨークのウォール街
4.創意工夫
5.変化する時代への適応
6.プラス思考
7.幸運
8.ビジネス界の成功物語
9.独創的な芸術作品
10.子供たちに提供するもの
11.ユダヤ人の教育
12.歴史教育の焦点
13.歴史の重み
14.市民によるスピーチ
15.改革者ナイチンゲール
【事前・事後学修】
『事前学修』
英文訳と意見発表の課題に取り組むこと。
( 学修時間 週2時間 )
『事後学修』
英文訳を復習し、内容について思考を深めること。
次回の授業範囲を予習し、専門用語などを理解しておくこと。
( 学修時間 週2時間 )
【テキスト・教材】
小林純子 著
『The Secret of Success』
(朝日出版 2014年1月) 1700円+税
【成績評価の方法・基準】
期末テスト80%、平常点(授業への積極参加)20%
1単位
【授業のテーマ・目標】
主な目標は英語の聞き取り能力の向上です。そのためにまず英語音
声に関する基本的な知識を学び、実践練習を通して総合的な英語コ
ミュニケーション能力の向上につなげていきます。聞き取り能力向
上のためには、日常よく使われる語句や会話表現を多く知っておく
ことも不可欠なため、これも同時に学びます。さらに、聞き取った
内容に対して応答したり、考えを述べたりといった活動を通じて、
スピーキング能力の向上も視野に入れます。
【授業の内容】
英語を聞きとる活動、そして聞き取った内容に対して応答する活動
、を主とします。毎回の授業で、英語を聞き取る際に使える各種ス
トラテジー(工夫・方法)を学んで、正確で効率的な聞き取りがで
きるようにします。
1.Introduction >Unit1 文脈からの予測
2.Unit1 続き
3.Unit 2 語句の言い換え
4.Unit 3 先読み
5.Unit 4 大意を理解する
6.Unit 5 スクリプト
7.Unit 7 要点に集中した聞き取り
8.中間試験 >Unit 8 談話標識
9.Unit 9 背景知識
10.Unit 10 音の変化
11.Unit 11 固有名詞
12.Unit 12 視覚情報
13.
Unit 13 語彙
14.
Unit 14 数の表現
15.振り返り >期末試験
上記に加えて、英語の歌やインタビュー等の聞き取りを取り入れま
す。
【事前・事後学修】
教材の付属CDを用いて、次回の授業範囲の音声を聞き、練習問題に
答える。その後、リピーティング、シャドウイング等による発音練
習をおこなう。
【テキスト・教材】
Takeuchi他『Listening Partner』Kinseido ISBN 978-4-7647-3878
-2
【成績評価の方法・基準】
平常点(教室活動への参加・毎回の課題の達成度)50%
試験(中間試験・期末試験)50%
【注意事項】
ただ黙々と英語を聞き取る講義ではなく、書き取ったりリピートし
たり会話したりと、積極的に手や口を動かすことが求められる授業
です。そのかわり実践的なコミュニケーション力が身につきますの
でがんばりましょう。
― 18 ―
-11-
リスニング・スキルズ
中山 誠一
1年~ 前期
シュニッケル,ジェイコブ
1年~ 前期・後期 1単位
1単位
【授業のテーマ・目標】
本講座は,Voice of America を題材とし、シャドーイング・トレ
ーニング(VA法)により,リスニング力を向上させることを目標と
しています。
【授業の内容】
第1週 オリエンテーション
第2週 VA法 As It Is
第3週 VA法 In the News
第4週 VA法 Learning English Broadcast
第5週 VA法 Personal Technology
第6週 VA法 The Making of a Nation
第7週 VA法 Science in the News
第8週 VA法 Words and Their Stories
第9週 VA法 World
第10週 VA法 Health
第11週 VA法 Education
第12週 VA法 Entertainment
第13週 VA法 Business and Economics
第14週 Science and Technology
第15週 まとめ
【事前・事後学修】
事前学修 2時間
指示されたVOAの題材にWeb上でアクセスし、1 本文にある未知語
の抽出とその意味の確認、2 音声材料についてVA練習を行うこと
。
事後学修 2時間
授業で扱った題材の音声材料についてVA練習を行い、次回の授業ま
でに完全にシャドーイングできるよう準備すること。
【テキスト・教材】
テキストに関しては,最初の授業で指示をいたします。
【成績評価の方法・基準】
授業中の課題60%、まとめ課題20%、平常点(授業中の発言)20%
【参考書】
授業中に指示します。
【注意事項】
授業は基本的に全て英語で行います。
【授業のテーマ・目標】
The purpose of this course is to help students develop
skills to better understand natural English. Students will
listen to a variety of conversations on common topics in
order to become more familiar with the sounds of the English
language. In addition, students will have many opportunities
to speak in class, with a special focus on pronunciation.
【授業の内容】
1. Course introduction
2. Meeting old friends / sentence stress
3. Meeting new people / weak forms
4. Describing personal belongings / linking sounds
5. Disaster preparations / mixed sounds
6. Advertising / dropped sounds
7. Following a news report / helping sounds
8. Going to see a doctor / intonation
9. Describing accidents / highlighting information
10.Phone messages / shared sounds
11.Rules at work / casual English
12.Describing stories / helping and linking sounds
13.Large numbers / weak forms
14.Describing changes / linking sounds
15.Course conclusion
【事前・事後学修】
Students will each have a CD for this class. They should
review the listening section for each class several times
and record their efforts in a listening log. Students can
expect to spend one hour preparing for this class each week.
【テキスト・教材】
『Top-Up Listening 3』
Terry Cooney, Chris Cleary, Bill Holden
Abax
2,484
【成績評価の方法・基準】
Participation30%
Assignments40%
Final assignment30%
― 19 ―
-12-
共 通 教 育
リスニング・スキルズ
TOEICリスニング
TOEICリスニング
市毛 洋子
2年~ 前期・後期
中山 誠一
2年~ 前期・後期
1単位
【授業のテーマ・目標】
TOEICテストの問題に慣れ、スコアUPのためのコツを身につけるこ
とを目的にしたコースです。TOEICテストとはどんな内容なのか?
どのような準備をしたらいいのか? まず、TOEICテストの特色を
知ることからはじめ、特色にあった練習をしていきます。また、TO
EICテストには欠かせない英語コミュニケーションのための基礎的
な英単語や表現も確認していきます。
【授業の内容】
第1週 TOEICテストとは?
第2週 Unit 1 Restaurant
第3週 Unit 2 Hotel
第4週 Unit 3 Shopping
第5週 Unit 4 Financing
第6週 Unit 5 Hospital
第7週 Unit 6 Airport
第8週 Unit 7 Transportation
第9週 Unit 8 Sightseeing
第10週 Unit 9 Office Issues
第11週 Unit10 Business
第12週 Unit11 Sports Events
第13週 Unit12 Computers
第14週 Unit13 Personnel
第15週 まとめ
【事前・事後学修】
毎回授業終了時に次回内容の予告をするので、予習をしておいてく
ださい。必要があれば英単語などは調べておくとよいでしょう。
【テキスト・教材】
石井隆之 監修、松本恵美子 梶山宗克 Joe Ciunci 共著
Overall Skills for the TOEIC Test(成美堂 2014年)2,200円
【成績評価の方法・基準】
授業参加度 50%
試験 30%
レポート 20%
1単位
【授業のテーマ・目標】
本講座は,シャドーイング・トレーニング(VA法)とTOEICのリス
ニング・セクションに関する問題演習により,リスニング力を向上
させることを目標としています。
【授業の内容】
第1週 オリエンテーション
第2週 VA法 Announcement+ TOEIC Part 2 Who
第3週 VA法 News Report+TOEIC Part 2 What
第4週 VA法 Weather Forecast+TOEIC Part 2 Statements
第5週 VA法 Advertisement +TOEIC Part 2 Tag Questions
第6週 VA法 復習クイズ+TOEIC Part 2に関する復習クイズ
第7週 VA法 Songs+TOEIC Part 3 When
第8週 VA法 Songs+TOEIC Part 3 Where
第9週 VA法 Songs+TOEIC Part 3 How
第10週 VA法復習クイズ+TOEIC Part 3に関する復習クイズ
第11週 VA法 Health Report +TOEIC Part 4 Announcement
第12週 VA法 Environment +TOEIC Part 4 News
第13週 VA法 Education Report+TOEIC Part 4 Weather Forecast
第14週 VA法復習クイズ+TOEIC Part 4 に関する復習クイズ
第15週 まとめ
【事前・事後学修】
<事前学修>
毎回事前に指定される音声材料についてVAシャドーイング練習とデ
ィクテーションを行うこと。(2時間)
<事後学修>
毎回授業で扱った内容と関連する課題が課されるので、次回の授業
までに正解を導いてくること。(2時間)
【テキスト・教材】
TOEIC Test新公式問題集Vol.6
一般財団法人国際ビジネスコミュ
ニケーション協会
【成績評価の方法・基準】
小テスト60%、試験20%、平常点(授業中の発言、発表)20%
【参考書】
授業中に指示します。
【注意事項】
授業は基本的に全て英語で行います。
― 20 ―
-13-
スピーキング・スキルズ
カズウェル,イアン・マイケル
1年~ 後期 1単位
シュニッケル,ジェイコブ
1年~ 前期 1単位
【授業のテーマ・目標】
This is a speaking skils course therefore effort is a very i
mportant requirement.
Students must be prepared to do a lot of listening and speak
ing in front of others. There will be some writing but the
focus will be on speaking, listening and role playing.
【授業の内容】
Week 1
! !
Oral Self Introductions
Week 2Unit 1
Hello Everybody
Week 3Unit 1
Hello Everybody
Week 4Unit 2
Meeting people
Week 5Unit 2
Meeting people
Week 6Unit 3
The world of work
Week 7Unit 3
The world of work
Week 8Unit 4
Take it easy!
Week 9Unit 4
Take it easy!
Week 10Unit 5
Where do you live
Week 11Unit 5
Where do you live
Week 12
Unit 6
Can you speak English?
Week 13
Unit 6
Can you speak English?
Week
14
Course
Review
#1
Week
15
Course
Review
#2
【授業のテーマ・目標】
The purpose of this course is to help students develop the s
kills and confidence necessary to have good conversations in
English. To do this, students will review and learn useful
vocabulary words, conversational strategies and grammatical
structures. Students will work in pairs and small groups to
discuss a variety of interesting topics. This is a communica
tive class, which means everyone will have many chances to s
peak with their fellow students in English.
【授業の内容】
1.Course introduction
2.Classroom language and basic conversation skills
3.Conversation 1 - hometown
4.Conversation 2 - shopping and money
5.Conversation 3 - overseas experience
6.Review of skills and vocabulary
7.Conversation 4 - personality
8.Conversation 5 - careers
9.Conversation 6 - language learning
10.Review of skills and vocabulary
11.Conversation 7 - entertainment
12.Conversation 8 - food
13.Focus on fluency
14.Focus on fluency
15.Course conclusion
【事前・事後学修】
Students will have a preparation assignment, which will
require about 45 minutes,and a reflection assignment, which
will require about 45 minutes, each week Doing these will
ensure strong performance in class. Students can expect to
spend 90 minutes preparing for this course each week.
【テキスト・教材】
The instructor will distribute materials in class. There is
no textbook.
【成績評価の方法・基準】
Participation 30%
Assignments 40%
Final assignment 30%
.
【事前・事後学修】
Students will need to review and prepare for every class.
【テキスト・教材】
New Headway Elementary
Third Edition Students' Book
By Liz and John Soars
Oxford Unversity Press
【成績評価の方法・基準】
Evaluation will be through constantevaluation of student eff
orts(50%)and reviews(50%)
【参考書】
English- Japanese Dictionary
― 21 ―
-14-
共 通 教 育
スピーキング・スキルズ
スピーキング・スキルズ
ビジネス・イングリッシュ
ブラック,ヨーガン
1年~ 前期 1単位
カズウェル,イアン・マイケル
2年~ 前期 1単位
【授業のテーマ・目標】
The purpose of this course is to improve students’ oral
communication skills. The course will follow the units in
the textbook and will cover everyday
conversation situations. Each lesson will start with a
listening dictation, then vocabulary instruction followed by
in-class communication activities. This course requires
students to actively participate in each lesson
in pairs and groups.
【授業の内容】
1.Course introduction
2.Introductory Talk
3.Acquaintance Talk
4.Friendship Talk
5.Leisure Talk
6.Invitation Talk
7.Party Talk
8.Dining Talk
9.Holiday Talk
10.Movie Talk
11.Study Talk
12.Health Talk
13.Vacation Talk
14.Presentations
15.Course Review
【事前・事後学修】
Students should pre-review each lesson one hour and review
each lesson one hour every week.
【テキスト・教材】
『Nina Lawrence, Gaylene Levesque』
Terrific Talk 2,052 yen
【成績評価の方法・基準】
Participation - 40%
Vocabulary Quizzes - 20%
Classwork - 40%
【注意事項】
Students should also bring an English-Japanese dictionary to
class.
【授業のテーマ・目標】
The aim of this course is to give the students a basic under
standing of business English to prepare them for working wit
h others in an English speaking environment.
【授業の内容】
Week 1 - Welcome to the country
Week 2 - An important visitor
Week 3 - What's on the agenda
Week 4 - That's a great
idea
Week 5 - I'll call you right back
Week 6 - Can I get there on foot?
Week 7 - Best wishes Thomas Kale
Week 8 - That's a good question!
Week 9 - What was his major?
Week 10 - Tell me about yourself
Week 11 - They're too expensive
Week 12 - I need to work Harder
Week 13 - Rewind
Week 14 - Review/Feedback 1
Week 15 - Review/Feedback 2
【事前・事後学修】
Students must review and prepare for every class.
【テキスト・教材】
GetReady for International Business.
Book 2
Studernts Book.
By Andrew Vaughan and Dorethy Zemach.
Macmillan Press
【成績評価の方法・基準】
In-class reviews(50%) and constant monitoring of effort(5
0%).
【参考書】
Dictionary
【注意事項】
This a couse where speaking and team activity is very imorta
nt. Effort is a must!
― 22 ―
-15-
フランス語1a
シュニッケル,ジェイコブ
2年~ 後期 1単位
フランス語を楽しもう
武田 志保子
1年~ 前期 1単位
【授業のテーマ・目標】
The purpose of this course is to help students develop
English skills for the workplace. Skills will include,
participating in meetings, giving presentations, using the
telephone, and writing email. This class is appropriate for
students planning to use English in their careers or for
students wishing to further develop their general English
skills.
【授業の内容】
1.Course introduction
2.Talking about job and company
3.Arranging a meeting
4.Using the phone - leaving a message
5.Using the phone - returning a call
6.Introduction to market research
7.Job interview - talking about background
8.Job interview - describing strengths
9.Effective email
10.Presentation skills
11.Presentation preparation
12.Presentation day
13.Interviewing - practice
14.Business role plays
15.Course conclusion
【事前・事後学修】
Students will maintain a notebook of new vocabulary, which
will be checked in class twice during the semester. There
will be a warm-up discussion at the beginning of each class
period. Students are responsible for preparing their
opinions before class. Students can expect to spend one hour
preparing for this class each week.
【テキスト・教材】
The instructor will distribute materials in class. There is
no textbook.
【成績評価の方法・基準】
Participation30%
Assignments40%
Final assignment30%
【授業のテーマ・目標】
フランス料理を学ぶためにパリの料理学校に入学したAyaを主人公
に講師やクラスメートとの話の中で日常使われるフランス語はもち
ろんフランス人の食文化の特徴や楽しさもみいだしていきます。会
話で役に立つ文を学び新しいことばを覚えて外国人とコミュニケー
ションができ、話せるフランス語の習得をめざします。
【授業の内容】
第1課
アルファベ 簡単なあいさつ
第2課
自己紹介する
第3課
不定冠詞un・une・des C’est ce sont 形容詞の一致
第4課
第一群規則動詞aimer好きだ 定冠詞le la les
第5課
Civilisation 1 フランス人が好きな料理
第6課
否定文ne~pas 動詞avoir持つと慣用句空腹眠い暑い
第7課
aller行くと近接未来 指示形容詞このそのce・cette
第8課
動詞faireする 買い物掃除料理スキー
第9課
復習 動詞を中心にプリント使用
第10課 所有形容詞私のmon・ma・mes 疑問形容詞quel 何どんな
第11課 年齢を言う 動詞pouvoir可能許可
第12課 Civilisation 2 marche 市場で買い物する
第13課 Il y a表現~があるいる定冠詞の縮約au aux du des
第14課 いろいろな疑問詞ouどこに quandいつ pourquoiなぜ
第15課 総復習
【事前・事後学修】
どの課にもあるdialogueを読んでみてください。本書には初出の単
語にカナがふってあります。最初はカナを参考に読みそれからCDを
聞いて音と綴り字に注意してくりかえし声にだしてください。
復習として練習問題の文を必ず声にだして読んでください。声に
だすことで記憶に残り口が動くようになります。その積み重ねが話
せるフランス語となっていきます。
【テキスト・教材】
藤田・東海著『タルト・タタン』(駿河台出版社2016年2刷)
2300円+税
【成績評価の方法・基準】
試験を80%、授業態度を20%(授業への参加度・積極性、提出物の
有無等)として総合的に判断します。返事がない、忘れました、わ
かりません、声が小さいという態度は減点の対象となります。
【注意事項】
授業では書く・聞く・読む・話すという様々なタイプの練習をしま
す。その際クラス全体に聞こえるようにおおきな声ではっきりと応
答してください。また授業が予定通りすすむためにも各自が責任を
持って復習し確かな力をつけて次の課へ進めるように毎回積み上げ
ることが大切です。
― 23 ―
-16-
共 通 教 育
ビジネス・イングリッシュ
フランス語1a
フランス語1b
藤井 陽子
1年~ 前期
フランス語を話そう
武田 志保子
1年~ 後期 1単位
1単位
【授業のテーマ・目標】
フランス語の基本的な表現や文法を学びます。
フランス語の発音に慣れ、フランス文化への理解を深めましょう。
【授業の内容】
第1週 オリエンテーション アルファべ
第2週 発音とつづり字
第3週 第1課① あいさつ、自己紹介
第4週 第1課② 主語人称代名詞と文法の確認
第5週 第2課① ~があります
第6週 第2課② 名詞と定冠詞
第7週 第3課① ~を持っている
第8週 第3課② avoirの活用 疑問文・否定文
第9週 第4課① どんな言葉?
第10週 第4課② er動詞の活用 疑問形容詞
第11週 第5課① 買いもの
第12週 第5課② 部分冠詞と中性代名詞
第13週 第6課① どこに?
第14週 第6課② 曜日 疑問副詞
第15週 前期のまとめ
【事前・事後学修】
事前学修: 教科書の本文を予習し、新出単語を調べておくこと
小テスト・プリント等の課題に取り組むこと(週1時間)
事後学修: 練習問題・小テストの内容を復習しておくこと
指定された課題に取り組むこと (週1時間)
【テキスト・教材】
大久保政憲『きみと話したい!フランス語』
(朝日出版社 2015年) 2500円+税
【成績評価の方法・基準】
定期試験60% 小テスト20% 授業への参加態度・提出課題20%
【参考書】
数江譲治『フランス語のABC』 (白水社 2002年) 1800円+税
【注意事項】
旅行などでもすぐに使える日常会話表現をパリの映像とともに学
びます。必ずノートを1冊用意してください。2週で1課程度のス
ピードで進めます。なお、フランス語1bと続けて履修することをお
勧めします。
言葉だけでなく、料理や芸術などのフランス文化も一緒に学びま
しょう。
【授業のテーマ・目標】
フランス語1aの続きをしていきます。フランス料理を学ぶため
にパリの料理学校に入学したAyaを主人公に講師やクラスメートと
の話の中で、会話に役立つ表現を学び、話せるフランス語わかるフ
ランス語の習得をめざします。少しスピードをアップして練習量を
増やし、確かな力をつけてフランス語検定試験5級合格もめざしま
す。
【授業の内容】
第1課
復習 プリント使用
第2課
動詞vouloir ほしい したい 部分冠詞du de la
第3課
動詞prendre 取る食べる飲む
第4課
Civilisation 3いろいろなレストランメニューを読む
動詞venir来ると近接過去
第5課
第2群規則動詞finir終える終わる 補語人称代名詞直
接目的語 私を君を彼をmetele Jet’aime.
第6課
補語人称代名詞間接目的語 私に君に彼にmetelui
第7課
複合過去1 avoir+過去分詞食べた見た乗った
第8課
複合過去2 etre+過去分詞行った来た着いた
第9課
復習 プリント使用 人称代名詞 複合過去を中心に
第10課 中性代名詞en それ そこから y そこへそこで
半過去~だった ~ていた 形と用法
第11課 savoirとconnaitre 知っている
第12課 非人称構文 時刻天候 Il est Il fait 良い寒暑雨雪
第13課 代名動詞 se coucher 寝る 比較plus ausii~que
第14課 単純未来 シェフになるだろう
第15課 総復習
【事前・事後学修】
どの課にもあるdialogueを読んでください。それからCDを聞き、音
と綴り字がほぼ対応することを確認してください。
復習として練習問題の文を声に出して読んでください。声にだすこ
とで記憶に残り口が動くようになります。その積み重ねが話せるフ
ランス語となっていきます。
【テキスト・教材】
藤田・東海著『タルト・タタン』(駿河台出版社2016年2刷)
2300円+税
【成績評価の方法・基準】
試験80%、授業態度20%(授業への参加度、積極性、提出物の
有無等)を総合的に判断します。返事がない、忘れました、わかり
ません、声が小さいという態度は減点の対象となります。
【注意事項】
授業では書く聞く読む話すという様々なタイプの練習をします。そ
の際クラス全体に聞えるように大きな声で応答してください。また
授業が予定通り進行するためにも各自が責任を持って復習し次の課
へ進めるようにしてください。
― 24 ―
-17-
ドイツ語1a
藤井 陽子
1年~ 後期
田中 亜美
1年~ 前期
1単位
【授業のテーマ・目標】
フランス語1aで学んだ基本をもとに、さらなるフランス語の習得を
目指します。
フランス語の発音に慣れ、フランス文化への理解を深めましょう。
【授業の内容】
第1週 前期の復習 第7課① 何時に?
第2週 第7課② 非人称構文
第3週 第8課① ~をするつもり
第4週 第8課② 近接未来 近接過去
第5週 第9課① 比べる
第6週 第9課② 比較級 指示代名詞
第7週 第10課① ~を知っている
第8週 第10課② 目的語人称代名詞 疑問代名詞
第9週 第11課① 起きる 寝る 散歩する
第10週 第11課② 代名動詞 命令形
第11週 第12課① 過去のことを言う
第12週 第12課② 複合過去 疑問代名詞
第13週 第13課① 未来のことを言う
第14週 第13課② 単純未来
第15週 後期のまとめ
【事前・事後学修】
事前学修:教科書の本文を予習し、新出単語を調べておくこと
小テストやプリント等の課題に取り組むこと(週1時間)
事後学修:練習問題・小テストの内容を復習しておくこと
指定された課題に取り組むこと(週1時間)
【テキスト・教材】
大久保政憲『きみと話したい!フランス語』
(朝日出版社 2015年) 2500円+税
【成績評価の方法・基準】
定期試験60% 小テスト20% 授業への参加態度・提出課題20%
【参考書】
数江譲治『フランス語のABC』(白水社 2002年)1800円+税
【注意事項】
旅行などでもすぐに使える日常会話表現をパリの映像とともに学
びます。必ずノートを1冊用意してください。2週で1課程度のス
ピードで進めます。なお、フランス語1aを履修済み、もしくは同等
程度のフランス語力を有することが望ましいです。
言葉だけでなく、料理や芸術などのフランス文化も一緒に学びま
しょう。
【授業のテーマ・目標】
初めてドイツ語を学ぶみなさんと、ドイツ語の音の響きや短い文
章に親しみながら、ドイツ語の仕組みについて学ぶ授業です。
ドイツ語は現在、ヨーロッパの政治・経済の中心地であるドイツ
をはじめ、音楽で有名なオーストリア、美しい景色で知られるスイ
スなどで話されています。ドイツ語を知ることは、これらの国々の
人々とコミュニケーションが取れるだけでなく、その背景にある文
化や社会についても理解を深めることになるでしょう。
授業では、ドイツを紹介する映像教材なども活用しながら、簡単
なあいさつにはじまり、自己紹介、実際に旅行などのシーンで用い
られる実践的なドイツ語会話を学んでいきます。
ドイツ語の文法は初めは少し難しく思われるかもしれませんが、
これまで学習してきた英語の文法と比較しながら学ぶと、とても興
味深く感じられます。英語、ひいては、日本語の文法の仕組みをよ
りよく理解するためにも、ドイツ語の文法の考え方を知ることは、
有効な勉強法でしょう。
新しい外国語を知ることは、新しいものの見方、考え方を知る大
きなチャンスです。ドイツ語をきっかけに、新しい世界に親しんで
いきましょう。
【授業の内容】
第1週 ドイツ語の話されている国々
第2週 ドイツ語のアルファベート・発音
第3週 ドイツ語のアルファベート・発音
第4週 ドイツ語の発音とつづり
第5週 簡単なあいさつ
第6週 自己紹介の方法①名前と出身国を言う/尋ねる
第7週 自己紹介の方法②職業と住んでいるところを言う/尋ねる
第8週 自分の趣味・好きなことを話す
第9週 相手の趣味・好きなことを尋ねる
第10週 観光案内所での会話―交通手段について尋ねる
第11週 観光案内所での会話―観光名所やホテルについて尋ねる
第12週 買い物の会話―あいさつ・マナー
第13週 買い物の会話―値段などの聞き取り方
第14週 ヨーロッパを旅するときの注意点
第15週 これまでの復習
【事前・事後学修】
【事前学修】プリントの日本語で書かれた解説文をあらかじめ読ん
でおきましょう。(学修時間 週1時間)
【事後学修】授業で習ったドイツ語のテキスト・会話の内容につい
て復習しましょう。 (学修時間 週1時間)
【テキスト・教材】
プリント配布
【成績評価の方法・基準】
定期テスト40%、授業中の発言や理解度、発音練習などへの積極
的な取り組み、リアクションペーパーなどを総合した平常点60%
― 25 ―
-18-
1単位
共 通 教 育
フランス語1b
ドイツ語1a
ドイツ語1b
ブラック,ヨーガン
1年~ 前期 1単位
田中 亜美
1年~ 後期
【授業のテーマ・目標】
The purpose of this course is to introduce students to basic
German as spoken on a daily basis. The class will be
instructed in a combination of German and English and also
Japanese on occasion. There will be a strong focus on pronu
nciation, learning vocabulary,
listening exercises and conversation dialogues. This course
requires students to actively participate in each lesson.
【授業の内容】
1.Course introduction / German sounds and the alphabet
2.Simple questions and phrases used in the classroom
3.Greetings and goodbyes, introducing oneself and others
4.Talking on the phone
5.Answering questions about yourself
6.Talking about your family, numbers
7.Talking about where you live
8.Describing other people
9.Talking about food
10.Shopping for food, prices
11.Shopping for food, prices (continued)
12.Talking about likes and dislikes
13.Talking about likes and dislikes (continued)
14. Presentations
15. Course review
【事前・事後学修】
Students should spend two hours a week to prepare and review
each lesson.
【テキスト・教材】
『Schritte International 1 』(Hueber 出版 2006年)
¥3140
【成績評価の方法・基準】
Participation - 30%
Classwork - 30 %
Vocabulary Quizzes - 10%
Test - 30%
【注意事項】
Students should bring a language dictionary to class. An
English-German dictionary is preferred but students may also
bring a Japanese-German dictionary too.
Students should also bring a B5 notebook to be used for
note-taking for only this course.
1単位
【授業のテーマ・目標】
ドイツ語1aに引き続き、初めてドイツ語を学ぶみなさんと、ド
イツ語の音の響きや文章に親しみながら、ドイツ語の仕組みを学ぶ
授業です。
ドイツ語は現在、ヨーロッパの政治的・経済的中心であるドイツ
をはじめとして、音楽で有名なオーストリア、美しい景色で知られ
るスイスなどの国々で話されています。ドイツ語を知ることは、こ
れらの国々の人々とコミュニケーションが取れるようになるばかり
でなく、その背景にある社会や文化についても理解を深めることに
なるでしょう。授業では、ドイツの様子を紹介した映像教材なども
用いながら、実際に旅行や生活のシーンなどで用いられる実践的な
ドイツ語会話を学んでいきます。
ドイツ語の文法は少し難しく感じられるかもしれませんが、これ
まで学習してきた英語の文法と比較しながら学んでいくと、興味深
く感じられます。英語、ひいては、日本語の文法の仕組みをよりよ
く理解するためにも、ドイツ語の考え方を学ぶことは、有効な勉強
法でしょう。ドイツ語1bで取り扱う文法の内容は、特に英語を復
習する上で役に立つ内容が多いです。
新しい外国語を知ることは、新しいものの見方、考え方を知る大
きなチャンスです。ドイツ語をきっかけに、新しい世界に親しんで
いきましょう。
【授業の内容】
第1週 ドイツ語の発音
第2週 ドイツ語の発音とつづりの関係
第3週 あいさつ・自己紹介
第4週 道をたずねる表現
第5週 道を教える表現
第6週 コンサートやオペラへ出かける時の会話―窓口の会話
第7週 コンサートやオペラへ出かける時の会話―感想を言う
第8週 レストランでの会話―注文の仕方
第9週 レストランでの会話―あいさつ・マナー
第10週 ドイツ語の数詞
第11週 相手の予定を尋ねる表現―友人同士の会話
第12週 相手の予定を尋ねる表現―ビジネスでの会話
第13週 相手の国のことを尋ねる
第14週 自分の国のことを話す
第15週 これまでの復習
【事前・事後学修】
【事前学修】プリントの日本語で書かれた解説をあらかじめ読んで
おきましょう。(学修時間 週1時間)
【事後学修】授業で習ったドイツ語のテキストや会話の内容を復習
しましょう。(学修時間 週1時間)
【テキスト・教材】
プリント配布
【成績評価の方法・基準】
定期テスト40%、授業中の発言や理解度、発音や会話練習への積
極的な取り組みやリアクションペーパーの内容などを総合した平常
点60%
― 26 ―
-19-
中国語1a
ブラック,ヨーガン
1年~ 後期 1単位
蔡 暁軍
1年~ 前期 1単位
【授業のテーマ・目標】
The purpose of this course to develop students’ basic
German communication language skills. The class will be
instructed in a combination of German and English and also
in Japanese on occasion. There will be a strong focus on
pronunciation, learning vocabulary,
listening exercises, and conversation dialogues.
This course requires students to actively participate in
each lesson.
【授業の内容】
1.Course introduction
2.Simple questions and phrases used in the classroom
3.Describing houses and apartments
4.Describing houses and apartments (continued)
5.Telling the time
6.Talking about daily activities
7.Talking about daily activities (continued)
8.Talking about the weather
9.Talking about seasons
10.Talking about hobbies and free time
11.Talking about hobbies and free time (continued)
12.Talking about learning
13.Talking learning (continued)
14.Presentations
15.Course review
【事前・事後学修】
Students should spend two hours a week to prepare and review
the materials for each lesson.
【テキスト・教材】
『Schritte International 1』(Hueber 出版 2006年)
¥3140
【成績評価の方法・基準】
Participation - 30%
Classwork -30 %
Vocabulary Quizzes - 10%
Test - 30%
【注意事項】
Students should bring a language dictionary to class. An
English-German dictionary is preferred but students may
also bring a Japanese-German dictionary too.
共 通 教 育
ドイツ語1b
【授業のテーマ・目標】
初心者を対象に、発音と「四声」を勉強しながら、文字や単語を
覚え、中国語と日本語の相違点を理解します。短文の練習を通し
て、中国語の基本文法を身につけます。
簡単な日常会話を話せることも目標の一つです。
【授業の内容】
第1回 中国語の基本 ピンイン、声調、基本母音、複合母音
第2回
子音、子音と母音との組み合わせ
第3回 発音 確認
テスト
第4回 第1課 文法
断定動詞「是」本文の説明
第5回 第2課 文法
動詞述語文
本文の説明
第6回 第3課 文法
指示代名詞など
指示代名詞など「
第7回 第3課
本文と練習
第8回
確認
小テスト
第1~3課
第1~3課
第9回 第4課 文法
所有を表す動詞「有」
第10回 第4課
本文と練習
第11回 第5課 文法
存在を表す動詞「有」
第12回 第5課
本文と練習
第13回 第6課 文法
居場所を表す動詞「在」
第14回 第6課
本文と練習
第15回
まとめ
【事前・事後学修】
1.毎回の文法ポイントを事前に予習すること。
2.漢字(ピンインなし)を正確に読むこと。
3.短い会話を自分で話すこと。
【テキスト・教材】
『初めまして!中国語』(白水社)
喜多山 幸子など2,300円(税別)
【成績評価の方法・基準】
喜多山 幸子など
テスト、試験のほかに、授業の態度などを総合的に評価します。
2,300円 (税別)
【成績評価の方法・基準】
配分基準:授業態度30%、テスト70%
【注意事項】
テスト、試験のほかに、授業の態度などを総合的に評価します。
中国語1bとセットで履修することが望ましい。
配分基準:授業態度30%、テスト70%
【注意事項】
中国語1bとセットで履修することが望ましい。
― 27 ―
-20-
-1-
中国語1a
中国語1a
はじめて学ぶ中国語
中嶋 諒
1年~ 前期 1単位
劉 素英
1年~ 前期
【授業のテーマ・目標】
これまで中国語を学んだことのない学生を対象とする中国語入門の
授業です。「すぐに使える実践的な中国語の習得」を目標として、
発音練習や聞き取り、ピンイン(中国語のローマ字表記)、基礎文
法の学習を軸に授業を進めていきます。
また中国語を学ぶのみならず、中国の歴史や文化、日本やアジア諸
国との関係などについての紹介も行っていきます。中国語に興味の
あるものだけでなく、たとえば日本の漢文学やアジアの美術などに
関心のある学生の履修も歓迎します。
はじめて学ぶ言語ですから、ゆっくり丁寧に授業を進めていきま
す。語学が苦手という学生も、少しでも興味があれば、ぜひ思い
切って受講してみてください。一緒に楽しく中国語を勉強していき
ましょう。
【授業の内容】
第1週 はじめに、発音のしくみ(声調)
第2週 発音のしくみ(単母音、複母音)
第3週 発音のしくみ(子音、声調の変化)
第4週 第1課(人称代名詞、「是」を使った文)
第5週 第1課・第2課(基本的な疑問文)
第6週 第2課(動詞述語文)
第7週 第3課(指示代名詞)
第8週 第3課・第4課(「有」を使った文)
第9週 第4課(数詞)
第10週 復習1(第1~4課の復習)
第11週 第5課(場所を表わす代名詞)
第12週 第5課(いろいろな副詞)
第13週 第6課(「在」を使った文)
第14週 第6課(動詞の重ね型)
第15週 まとめ
【事前・事後学修】
毎回の授業後に、テキストの該当箇所をよく復習しておくこと。
しっかりと復習することが、そのまま次回の授業の準備学習となり
ます。
【テキスト・教材】
喜多山幸子・鄭幸枝『はじめまして!中国語』(白水社)2,300円
【成績評価の方法・基準】
平常点(授業中の発言・積極的な参加):20%
小テスト(単語テスト・発音テストなど):30%
学期末テスト:50%
【参考書】
『中日辞典・第2版』(小学館)
:予習復習をするときにあると便利ですが、授業中には使用しませ
ん。電子辞書版もあります。
【注意事項】
特にありません。積極的に授業に参加して下さい。
1単位
【授業のテーマ・目標】
基礎発音を習得した上、簡単な会話勉強を通じて基礎的な文法を
勉強します。毎回、文法ポイントの言葉や慣用句をしっかり勉強
し、会話練習をするほか、短文の読み書きなどの練習もします。そ
れを通じて、中国語の表現を覚え、中国語の基礎力を身につけま
す。
この授業は次のことを目指します。
1.中国語の表音文字ピンインを正しく読め、書けるようにす
る。
2.簡単な日常会話を中国語で言える。
3.中国語1aと1bを習得した段階で中国語検定試験準4級以上
の語学力を身につけるようにする。
【授業の内容】
第1週 概説、声調、短母音
第2週 子音、そり舌音
第3週 複合母音、鼻母音
第4週 発音知識の練習
第5週 自己紹介(本文とポイントの勉強)
第6週 自己紹介(会話練習、発音チェック)
第7週 わたしの家族(本文とポイントの勉強)
第8週 わたしの家族(会話練習、発音チェック)
第9週 あしたは土曜日(本文とポイントの勉強)
第10週 あしたは土曜日(会話練習、発音チェック)
第11週 夏はとても暑い(本文とポイントの勉強)
第12週 夏はとても暑い(会話練習、発音チェック)
第13週 夏休みの予定(本文とポイントの勉強)
第14週 夏休みの予定(会話練習と発音チェック)
第15週 まとめ
【事前・事後学修】
読みの練習を繰り返すと話す力は必ず上達するので、頑張って練
習してください。また各回の授業内容の予習・復習をしっかりやっ
てください。
【テキスト・教材】
王亜新他著『学ぶ中国語』(朝日出版社 2013年)2,200円
【成績評価の方法・基準】
期末試験60%、平常点(中国語の発音、小テストの成績)20%、
勉強姿勢(授業参加の積極性、宿題の完成状況など)20%の割合で
総合評価します。
【注意事項】
中国語1bも取るのが望ましいです。
受講人数制限40名(制限人数を超えた場合、抽選)
― 28 ―
-21-
中国語1b
蔡 暁軍
1年~ 後期 1単位
はじめて学ぶ中国語
中嶋 諒
1年~ 後期 1単位
【授業のテーマ・目標】
初心者を対象に、発音と「四声」を勉強しながら、文字や単語を
覚え、中国語と日本語の相違点を理解します。
短文の練習を通して、中国語の基本文法を身につけます。
簡単な日常会話を話せることも目標の一つです。
【授業の内容】
第1回 第7課 文法 過去、完了などを表す「了」の用法
第2回 第7課
本文と練習
第3回 第8課 文法 連動文と前置詞の用法
第4回 第8課
本文と練習
第5回 第9課 文法 助動詞 (可能など)
第6回 第9課
本文と練習
第7回
小テスト
確認
第8回 第10課 文法 様態補語
第9回 第10課
本文と練習
第10回 第11課 文法 現在進行形
第11回 第11課
本文と練習
第12回 第12課 文法 結果補語
第13回 第12課
本文と練習
第14回 第1課-12課 文法の確認
第15回
まとめ
【事前・事後学修】
1.毎回の文法ポイントを事前に予習すること。
2.漢字(ピンインなし)を正確に読むこと。
3.短い会話を自分で話すこと。
【テキスト・教材】
『初めまして!中国語』(白水社)
喜多山 幸子 など 監修2,300円
【成績評価の方法・基準】
喜多山 幸子 など 監修
小テスト、試験のほかに授業の態度などを総合的に評価します。
2,300円
【成績評価の方法・基準】
配分基準:、授業態度30%、テスト70%
【注意事項】
小テスト、試験のほかに、授業の態度などを総合的に評価します
。中国語1aとセットで履修することが望ましい。
配分基準:、授業態度30%、テスト70%
【注意事項】
中国語aとセットで履修することが望ましい。
【授業のテーマ・目標】
前期で「中国語1a」を履修した学生を対象とする中国語入門の
授業です。「すぐに使える実践的な中国語の習得」を目標として、
発音練習や聞き取り、ピンイン(中国語のローマ字表記)、基礎文
法の学習を軸に授業を進めていきます。
また中国語を学ぶのみならず、中国の歴史や文化、日本やアジア諸
国との関係などについての紹介も行っていきます。中国語に興味の
あるものだけでなく、たとえば日本の漢文学やアジアの美術などに
関心のある学生の履修も歓迎します。
はじめて学ぶ言語ですから、ゆっくり丁寧に授業を進めていきま
す。語学が苦手という学生も、少しでも興味があれば、ぜひ思い
切って受講してみてください。一緒に楽しく中国語を勉強していき
ましょう。
【授業の内容】
第1週 前期の復習、第7課(量詞)
第2週 第7課(実現・完了を表わす「了」)
第3週 第8課(連動文)
第4週 第8課(時刻の言い方)
第5週 復習2(第5~8課の復習)
第6週 第9課(助動詞「会」と「能」)
第7週 第9課(主述述語文)
第8週 第10課(様態補語)
第9週 第10課(比較を表わす「比」)
第10週 第11課(進行を表わす「在」)
第11週 第11課(方向補語)
第12週 第12課(「是……的」の文)
第13週 第12課(結果補語)
第14週 復習3(第9~12課の復習)
第15週 まとめ
【事前・事後学修】
毎回の授業後に、テキストの該当箇所をよく復習しておくこと。
しっかりと復習することが、そのまま次回の授業の準備学習となり
ます。
【テキスト・教材】
喜多山幸子・鄭幸枝『はじめまして!中国語』(白水社)2,300円
【成績評価の方法・基準】
平常点(授業中の発言・積極的な参加):20%
小テスト(単語テスト・発音テストなど):20%
学期末テスト:60%
【参考書】
『中日辞典・第2版』(小学館)
:予習復習をするときにあると便利ですが、授業中には使用しませ
ん。電子辞書版もあります。
【注意事項】
この授業のみの履修も可能ですが、できれば「中国語1a」とセッ
トで履修してください。
― 29 ―
-22- -1-
共
通
教
育
共 通 教 育
中国語1b
中国語1b
劉 素英
1年~ 後期
コリア語1a
高 恩淑
1年~ 前期
1単位
【授業のテーマ・目標】
中国語1aで習った中国語の基礎知識をふまえ、日常会話と短文
の読み書きなどの練習をしながら、引き続き基礎文法を勉強しま
す。それを通じて、中国語の表現を覚え、中国語の語学力を高めま
す。この授業は次のことを目指します。
1.中国語の表音文字ピンインを正しく読め、書けるようにする。
2.簡単な日常会話を中国語で言える。
3.中国語検定試験準4級以上の語学力を身につけるようにする。
【授業の内容】
第1週 香港に行きました(本文のポイントの勉強)
第2週 香港に行きました(ポイントの復習と会話・短文練習)
第3週 家は学校から近い(本文とポイントの勉強)
第4週 家は学校から近い(ポイントの復習と会話・短文練習)
第5週 体の調子が悪い(本文とポイントの勉強)
第6週 体の調子が悪い(ポイントの復習と会話・短文練習)
第7週 卓球をする(本文とポイントの勉強)
第8週 卓球をする(ポイントの復習と会話・短文の練習)
第9週 何をしていますか(「本文とポイントの勉強)
第10週 何をしていますか(ポイントの復習と会話・短文練習)
第11週 中国語の先生(本文とポイントの勉強)
第12週 中国語の先生(ポイントの復習と会話・短文練習)
第13週 中国語を学ぶ(本文とポイントの勉強)
第14週 中国語を学ぶ(ポイントの復習と会話・短文練習)
第15週 まとめ
【事前・事後学修】
読みの練習を繰り返すと話す力は必ず上達するので、頑張って練
習してください。また各回の授業内容の予習・復習をしっかりやっ
てください。
【テキスト・教材】
王亜新他著『学ぶ中国語』(朝日出版社 2013年)2,200円
【成績評価の方法・基準】
期末試験60%、平常点(中国語の発音、小テストの成績)20%、
勉強姿勢(授業参加の積極性、宿題の完成状況など)20%の割合で
総合評価します。
【注意事項】
受講人数制限40名(制限人数を超えた場合、抽選)
1単位
【授業のテーマ・目標】
本講座は、韓国語をまったく知らない初心者を対象とし、文字や
基本文法に慣れることを目標とする。正確な発音と抑揚を学び、韓
国語の文字や音に慣れることを目指す。また、一般会話で最も頻繁
に使われる文法を繰り返し練習することにより、コミュニケーショ
ンの基本である会話の基礎を固めていく。
【授業の内容】
第1回 オリエンテーション及びハングルの構造
第2回 母音と子音
第3回 終声(パッチム)と連音化
第4回 発音の変化
第5回 総合練習Ⅰ(発音変化の総復習)
第6回 挨拶の言葉と基本助詞
第7回 自己紹介と分かち書き
第8回 体言の肯定形と丁寧形
第9回 体言の疑問形
第10回 体言の否定形
第11回 用言の肯定形と丁寧形
第12回 用言の疑問形
第13回 用言の否定形
第14回 存在詞の疑問形と否定形
第15回 総合練習Ⅱ― 会話中心総合練習
(学習した単語・フレーズを中心に)
(以上は、進度およびクラスの状況などの事情により変更されるこ
とがある)
【事前・事後学修】
・毎回予習して授業に臨むこと。
・授業の初めに前回の内容についてクイズを出すことがあるので、
復習しておくこと。
【テキスト・教材】
<教科書>
木内明(2004)『基礎から学ぶ韓国語講座 初級』国書刊行会
<参考書>
必要に応じてプリントを配る。
【成績評価の方法・基準】
平常点75%(授業中の発言、質疑応答、小テスト)、定期試験
35%で評価する
【注意事項】
・文字を覚える段階においては、出席率を重視する。30分以上の遅
刻は欠席扱いとする。
― 30 ―
-23-
コリア語1a
高 恩淑
1年~ 後期
1単位
【授業のテーマ・目標】
ハングルの読み書きおよび簡単な日常会話に必要な単語・表現をマ
スターすることを目標とします。
【授業の内容】
第1週 オリエンテーション及びハングルの構造
第2週 基本母音10字と基本子音14字
第3週 濃音5字/平音・激音・濃音
第4週 終声子音(1)/連音化と有声音化
第5週 複合母音9字
第6週 終声子音(2)
第7週 ~は~です。/~は~ですか。
第8週 名前は何ですか。/この・その・あの
第9週 どこにありますか。/~が~にあります。
第10週 ~で~をします。/~をしません。
第11週 動詞(上称形)/~と
第12週 形容詞(上称形)あります/ありません。/漢数字
第13週 固有数字/時間
第14週 時間から時間まで/動詞の否定形(上称形)
第15週 総括
【事前・事後学修】
「事前学修」
毎回の授業前に、小テストに備えてテキストの該当箇所を予習して
おくこと。
「事後学修」
毎回の授業後に、授業で習った新しい語彙及び文法を復習し、なお
CDを聞いて復習しておくこと。
【テキスト・教材】
朴校煕・黄善英・崔昌玉・木村春菜 共著『トライ韓国語1』(白
帝社 ISBN978-4-86398-041-9)2,400円
【成績評価の方法・基準】
平常点(授業中の発言、発表、課題、小テスト50%)、定期試験(
50%)で評価します。
【授業のテーマ・目標】
本講座は、コリア語1aで既習した文法知識を拡大しつつ、様々な
場面における会話練習を通じ、韓国語のコミュニケーション能力を
総合的に高めることを目標とする。前期と後期の授業を通し、韓国
語の全般的な能力、特に会話能力の向上を目指す。
【授業の内容】
第1回 オリエンテーション及びコリア語aの文法事項の復習
第2回 発音変化の総復習と文章を読む練習
第3回 漢数詞(年月日とお金の言い方)
第4回 固有数詞(時間とお年の言い方)
第5回 体言のヨ体
第6回 用言のヨ体
第7回 体言の過去形
第8回 用言の過去形
第9回 総合練習― 体言と用言の文末活用について
第11回 誘いを表す文末表現
第12回 動作進行を表す形式
第13回 可能・不可能の表現
第14回 敬語表現
第15回 総合練習― 会話中心復習(日常生活に役立つフレーズを
中心に)
(以上は、進度およびクラスの状況などの事情により変更されるこ
とがある)
【事前・事後学修】
・コリア語1aを履修しておくことが望ましい。
・授業の初めに前回の内容についてクイズを出すことがあるので、
復習しておくこと。
・新しい語彙の意味を前もって調べておくこと。
【テキスト・教材】
木内明(2004)『基礎から学ぶ韓国語講座 初級』国書刊行会
【成績評価の方法・基準】
平常点65%(授業中の発言、質疑応答、小テスト)、定期試験
35%で評価する。
【参考書】
必要に応じてプリントを配る。
【注意事項】
語学は繰り返しが大切なので、極力授業を休まないこと。
― 31 ―
-24-
1単位
共 通 教 育
朴 校煕
1年~ 前期
コリア語1b
コリア語1b
朴 校煕
1年~ 後期
フランス語2a
岡本 尚子
2年~ 前期
1単位
【授業のテーマ・目標】
コリア語1aで既習した文法知識を拡大しつつ、より新しい場面にお
ける会話の練習を通じ、韓国語のコミュニケーション能力を総合的
に高めます。
【授業の内容】
第1週 オリエンテーションおよびコリア語aの文法事項の復習
第2週 発音変化の総復習と韓国語文章の読みの練習
第3週 パソコンハでハングルの入力
第4週 漢数字、年月日とお金の言い方
第5週 固有数字、お年の言い方と買い物
第6週 時間から時間まで
第7週 場所から場所まで
第8週 疑問代名詞のまとめ
第9週 丁寧に表現する語尾
第10週 動詞(ヘヨ体)/動詞の否定形(ヘヨ体)
第11週 形容詞(ヘヨ体)/形容詞の否定形(ヘヨ体)
第12週 動詞の過去形/動詞の過去否定形
第13週 形容詞の過去形/形容詞の過去否定形
第14週 語基説
/~しましょう。/~してください。/~したいです。
第15週 総括
【事前・事後学修】
「事前学修」
毎回の授業前に、小テストに備えてテキストの該当箇所を予習して
おくこと。
「事後学修」
毎回の授業後に、授業で習った新しい語彙及び文法を復習し、なお
CDを聞いて復習しておくこと。
【テキスト・教材】
朴校煕・黄善英・崔昌玉・木村春菜 共著『トライ韓国語1』(白
帝社 ISBN978-4-86398-041-9)2,400円
【成績評価の方法・基準】
平常点(授業中の発言、発表、課題、小テスト50%)、定期試験
(50%)で評価します。
【参考書】
授業中に適宜指示します
【注意事項】
授業の内容はコリア語1aを履修しておくことが望ましい。
1単位
【授業のテーマ・目標】
フランス語1で習得したことを確認しながら、一つ上のレヴェルの
フランス語を習得することを目指します。フランスの世界遺産や食
文化を取り上げた教科書を使用し、映像と共にフランス文化に親し
みながら、総合的なフランス語力を高め、具体的にはフランス語検
定4級レヴェルの力を付けることを目標とします。
【授業の内容】
原則として以下の予定で進めますが、変更する場合もあります。
第1週 オリエンテーション 第0課 綴り字の読み方などの復習
第2週 第1課 動詞etre 国籍を表す形容詞
第3週 第2課 形容詞の性数一致と位置
第4週 第3課 -er動詞 定冠詞 疑問文
第5週 第4課 avoir 否定文
第6週 第5課 allerと近接未来 faire
partir
第7週 第6課 所有形容詞 Dialogue
第8週 第6課 疑問形容詞 練習問題 Lecture
第9週 第7課 人称代名詞の強勢形 Il y a~ Dialogue
第10週 第7課 je voudrais~ 指示代名詞 練習問題 Lecture
第11週 復習:仏検5級レヴェルの確認
第12週 第8課 補語人称代名詞 Dialogue
第13週 第8課 定冠詞の縮約形 国の名前 練習問題 Lecture
第14週 第8課までの総復習
第15週 総括
【事前・事後学修】
ノートを一冊用意して、前もって教科書のDialogueとLectureの部
分を書き写し、授業中に書き込みができるようにしておいてくださ
い。解らない単語などを予習しておくと、授業がスムーズに頭に入
ると思いますが、強制ではありません。ただし、復習は必ず行い、
次の授業までに理解しておくようにしてください。
【テキスト・教材】
藤田裕二著
『パリ-ボルド― フランスの世界遺産と食文化を巡る旅1』
(朝日出版社 2016年) 2500円+税
【成績評価の方法・基準】
定期試験70%、小テスト20%、授業への参加度10%
【参考書】
森本英夫・三野博司著
『新リュミエール フランス語文法参考書』(駿河台出版社)
2100円+税
【注意事項】
フランス語2bと続けて履修することが望ましいです。
教科書にはあまり書き込みをせず、練習問題もノートに書き、繰り
返しやることを心がけましょう。
― 32 ―
-25-
フランス語2b
藤井 陽子
2年~ 前期
岡本 尚子
2年~ 後期
1単位
【授業のテーマ・目標】
フランス語1で学んだ基本をもとに、さらなるフランス語の習得を
目指します(フランス語検定4級相当)。
文法・練習問題・聞き取りなどを通して、総合的な語学能力を身に
つけましょう。
【授業の内容】
第1週 オリエンテーション、フランスの地方料理
第2週 0課
クレール、旅に出る
文法の確認
第3週 1課① アルザス地方
複合過去の復習
第4週 1課② アルザス地方
本文読解
第5週 1課③ アルザス地方
練習問題
第6週 2課① アルザス地方2 半過去、大過去
第7週 2課② アルザス地方2 本文読解
第8週 2課③ アルザス地方2 練習問題
第9週 3課① ブルゴーニュ地方
関係代名詞、命令形
第10週 3課② ブルゴーニュ地方
本文読解
第11週 3課③ ブルゴーニュ地方
練習問題
第12週 4課① ブルゴーニュ地方2 現在分詞、疑問代名詞
第13週 4課② ブルゴーニュ地方2 本文読解
第14週 4課③ ブルゴーニュ地方2 練習問題
第15週 総括
【事前・事後学修】
必ずノートを1冊用意すること
事前学修:テキストの本文をノートに書き写し、新出単語を調べて
日本語に訳しておくこと
小テスト・プリント等の課題の準備をしておくこと(週1時間)
事後学修:練習問題・小テストの内容を復習しておくこと
指定された課題に取り組むこと(週1時間)
【テキスト・教材】
藤田裕二著『新・彼女は食いしん坊!2―フランス美味探訪の旅―
Webでサポート』(朝日出版社 2014年) 2400円+税
【成績評価の方法・基準】
定期試験60%、小テスト20%、授業への積極参加、提出課題、予習・
復習の有無20%
【参考書】
数江譲治著『フランス語のABC CD付・新装版』
(白水社 2002年) 1800円+税
森本英夫・三野博司著『新リュミエール フランス文法参考書』
(駿河台出版社 2000年) 2100円
【注意事項】
フランス語2bと続けて履修することが望ましいです(同一テキス
トを使用します)。
テキストはフランス料理がテーマになっています。文法や表現だ
けではなく、食に代表される豊かな文化を一緒に学びましょう。
【授業のテーマ・目標】
フランス語2aで習得したことを元に、更に上のレヴェルのフランス
語の習得を目指します。前期でも使用した教科書を続けて使用し、
フランスの世界遺産や食文化など、フランス文化を映像と共に親し
みながら総合的なフランス語力を高め、フランス語検定4級レヴェ
ルの力を付けることを目標とします。
【授業の内容】
原則として以下の予定で進めますが、変更する場合もあります。
第1週 第9課 代名動詞 Dialogue
第2週 第9課 中性代名詞y 練習問題 Lecture
第3週 第10課 非人称構文 命令形 Dialogue
第4週 第10課 感嘆文 練習問題 Lecture
第5週 第11課 部分冠詞 Dialogue
第6週 第11課 中性代名詞en 練習問題 Lecture
第7週 第12課 比較級 Dialogue
第8週 第12課 単純未来 練習問題 Lecture
第9週 第13課 複合過去 Dialogue
第10週 第13課 半過去 練習問題 Lecture
第11週 第14課 条件法現在 Dialogue
第12週 第14課 接続法現在 練習問題
第13週 第14課 条件法と接続法の確認 Lecture
第14週 第9課~第14課の総復習 仏検4級レヴェルの確認
第15週 総括
【事前・事後学修】
前期同様、ノートを一冊用意して、教科書のDialogueとLectureの
部分を前もって書き写し、授業中に書き込みができるようにしてお
いてください。解らない単語などを予習しておくと、授業がスムー
ズに頭に入るかと思いますが、強制ではありません。ただし、復習
は必ず行い、その回で学習したことは次回の授業までに必ず理解す
るようにしてください。
【テキスト・教材】
藤田裕二著
『パリ-ボルドー フランスの世界遺産と食文化を巡る旅1』
(朝日出版社 2016年)
2500円+税
【成績評価の方法・基準】
定期試験70%、小テスト20%、授業への参加度10%
【参考書】
森本英夫・三野博司著『新リュミエール フランス文法参考書』
(駿河台出版社)2100円+税
【注意事項】
フランス語2aの続きとなります。フランス語2aと続けて履修する
か、フランス語2a履修後と同等レヴェルのフランス語力を持ってい
ることが望ましいです。
教科書にはあまり書き込みをせず、練習問題もノートに書き、繰
り返しやることを心がけましょう。
― 33 ―
-26-
1単位
共 通 教 育
フランス語2a
フランス語2b
ドイツ語2a
藤井 陽子
2年~ 後期
田中 亜美
2年~ 前期
1単位
【授業のテーマ・目標】
フランス語1、フランス語2aで学んだ基本をもとに、さらなるフ
ランス語習得を目指します(フランス語検定4級相当)。
文法・練習問題・聞き取り等を通して、総合的な語学力を身につけ
ましょう。
【授業の内容】
第1週 オリエンテーション 0~4課までのまとめ
第2週 5課① ローヌ・アルプ地方
受動態、最上級
第3週 5課② ローヌ・アルプ地方
本文読解、練習問題
第4週 6課① ローヌ・アルプ地方2 強調構文、中性代名詞
第5週 6課② ローヌ・アルプ地方2 本文読解、練習問題
第6週 7課① プロヴァンス地方
条件法現在・過去
第7週 7課② プロヴァンス地方
本文読解、練習問題
第8週 8課① プロヴァンス地方2 接続法現在・過去
第9週 8課② プロヴァンス地方2 本文読解、練習問題
第10週 9課① ブルターニュ地方
間接話法、時制の一致
第11週 9課② ブルターニュ地方
本文読解、練習問題
第12週 10課① ブルターニュ地方2 前置詞、場所を表す表現
第13週 10課② ブルターニュ地方2 本文読解、練習問題
第14週 5~10課のまとめ
第15週 総括
【事前・事後学修】
必ずノートを1冊用意すること
事前学修:テキストの本文をノートに書き写し、新出単語を調べて
日本語に訳しておくこと
小テスト・プリント等の課題の準備をしておくこと(週1時間)
事後学修:練習問題・小テストの内容を復習しておくこと
指定された課題に取り組むこと(週1時間)
【テキスト・教材】
藤田裕二著『新・彼女は食いしん坊!2-フランス美味探訪の旅ー
Webでサポート』(朝日出版 2014年) 2400円+税
【成績評価の方法・基準】
定期試験60%、小テスト20%、授業への積極参加、提出課題、予習・
復習の有無20%
【参考書】
数江譲治著『フランス語のABC CD付・新装版』
(白水社 2002年) 1800円+税
森本英夫・三野博司著 『新リュミエール フランス文法参考書』
(駿河台出版社 2000年) 2100円
【注意事項】
フランス語2aと同一のテキストの後半を用います。フランス語
2aと続けて履修するか、もしくはフランス語2a履修と同等のフラ
ンス語力を有していることが望ましいです。
テキストはフランス料理がテーマになっています。文法や表現だ
けではなく、食に代表される豊かな文化を一緒に学びましょう。
1単位
【授業のテーマ・目標】
私たちの生活の基本となる衣・食・住や健康や環境問題といった身
近な「暮らし」をテーマに、今の私たちがドイツ人の暮らしぶりか
ら学べることは何かという問題を、ドイツ語と日本語のテキストと
ともに学びます。
授業では、ドイツの日常生活や社会についての日本語による「解
説」と、ドイツ語の「本文」から成る教材を使用します。ドイツ語
の「本文」の前半は、ドイツ語による説明文、後半は会話文となっ
ており、実際にコミュニケーションの場で用いる生きたドイツ語を
学ぶことができます。日本語・英語などと比較しながら、文法の解
説も行います。
授業では初めにヨーロッパの政治・経済で中心的な位置をしめる
ドイツについての基本的知識を身に着けたあと、自然・気候の特徴
について、日本や他の外国と比較しながら学びます。次にそうした
自然・気候から生まれるドイツの衣・食・住について、ドイツ人な
らではのこだわりを学習します。
最後に経済大国・産業大国の一員として勤勉に働く一方で、日常
をていねいに暮らすこと、余暇活動を大切にするドイツ人のライフ
スタイルについて考察します。
外国語を学ぶことは、新しいものの見方、より深い考え方を獲得
する良いチャンスです。ドイツ語をきっかけに、私たちの「暮ら
し」を新たな視点で見つめなおしていきましょう。
【授業の内容】
第1週 ドイツ語の発音の復習
第2週 ドイツ語の発音とつづりの関係の復習
第3週 ヨーロッパの中のドイツ―EUとは何か
第4週 ヨーロッパの中のドイツ―ドイツ語圏の国々
第5週 ドイツの自然
第6週 ドイツの気候
第7週 ドイツの食生活―ワインとビール
第8週 ドイツの食生活―パンとソーセージ
第9週 ドイツの食生活―注目を集める「和食」
第10週 ドイツの住生活―快適な室内
第11週 ドイツの住生活―中世の建築
第12週 ドイツの住生活―近代・現代の建築
第13週 ドイツの労働
第14週 ドイツの休暇
第15週 これまでのまとめ
【事前・事後学修】
【事前学修】日本語によるドイツについての解説文をあらかじめ読
んでおきましょう(学修時間 週1時間)
【事後学修】授業で学んだドイツ語で書かれた内容のテキストにつ
いて復習しましょう(学修時間 週1時間)
【テキスト・教材】
プリント配布
【成績評価の方法・基準】
定期試験30%、授業中の発言、理解度、発音練習などへの積極的
な取り組みなどを総合した平常点70%
― 34 ―
-27-
ドイツ語2b
ブラック,ヨーガン
2年~ 前期 1単位
田中 亜美
2年~ 後期
【授業のテーマ・目標】
The purpose of this course to develop students’ low-interme
diate German communication language skills in everyday conve
rsation situations. The class will be instructed in a
combination of German and English and also in Japanese on
occasion. There will be a strong focus on pronunciation,
learning vocabulary, listening exercises, and conversation
dialogues. This course requires students to actively
participate in each lesson.
【授業の内容】
1.Course introduction
2.Simple questions and phrases used in the classroom
3.Talking about work
4.Talking about work (continued)
5. Understanding advertisements
6.Staying at a hotel
7.Asking for explanations and requesting help
8.Asking for and following directions
9.Asking for and following directions (continued)
10.Understanding information brochures
11.Talking about health
12.Going to the doctor
13.Making appointments
14.Presentations
15.Course review
【事前・事後学修】
Students should spend two hours a week to prepare and review
the materials for each lesson.
【テキスト・教材】
『Schritte International 2』(Hueber 出版 2006年)
¥3140
【成績評価の方法・基準】
Participation - 30%
Classwork -30 %
Vocabulary Quizzes - 10%
Test - 30%
【注意事項】
Students should bring a language dictionary to class. An
English-German dictionary is preferred but students may
also bring a Japanese-German dictionary too.
【授業のテーマ・目標】
私たちの生活の基本となる「暮らし」をテーマに、今の私たちが
ドイツ人の暮らしぶりから学べることは何かという問題を、ドイツ
語と日本語のテキストから学びます。
授業では、ドイツの日常生活や文化・社会についての日本語によ
る「解説」とドイツ語による「本文」から成る教材を使用します。
ドイツ語の「本文」の前半は、平易なドイツ語による説明文、後半
は会話文となっており、実際にコミュニケーションの場で用いる生
きたドイツ語を学ぶことができます。
授業では初めに、ドイツ人が日頃から親しんでおり、私たちがコ
ミュニケーションをとるときに共通する話題でもあるクラシック音
楽について取り上げます。次に環境先進国として知られるドイツの
環境問題についての取り組みについて学びます。ゴミの分別、リサ
イクルをはじめ、子どもの頃からはじまる環境教育についても学び
ます。また、日本と同じ少子高齢化の問題を抱えるドイツの教育事
情についても、考えます。最後に、自然との調和を大切にしたドイ
ツの年中行事について紹介します。
外国語を学ぶことは、新しいものの見方、より深い考え方を知る
よいチャンスです。ドイツ語をきっかえに私たちの「暮らし」を新
たな視点で見つめなおしていきましょう。
【授業の内容】
第1週 ドイツ語の発音の復習
第2週 ドイツ語の発音とつづりの関係の復習
第3週 ドイツ・オーストリアの音楽―「3B」の作曲家たち
第4週 ドイツ・オーストリアの音楽―器楽曲の歴史
第5週 ドイツ・オーストリアの音楽―歌曲の歴史
第6週 ドイツの環境問題―ゴミ削減・リサイクル
第7週 ドイツの環境問題―子どもへの環境教育
第8週 ドイツの環境問題―再生可能エネルギー
第9週 ドイツの教育―ドイツの教育制度
第10週 ドイツの教育―ドイツの大学
第11週 ドイツの教育―ドイツの外国語教育
第12週 少子高齢化とドイツ
第13週 ドイツの歳時記―年間の行事
第14週 ドイツのクリスマス
第15週 これまでの復習
【事前・事後学修】
【事前学修】テキストの日本語によるドイツについての解説をあら
かじめ読んでおきましょう。(学修時間 週1時間)
【事後学修】授業で学んだドイツ語で書かれた内容のテキストにつ
いて復習しましょう。(学修時間 週1時間)
【テキスト・教材】
プリント配布
【成績評価の方法・基準】
定期試験30%、授業中の発言、理解度、発音練習などへの積極的
な取り組み、リアクションペーパーの内容などを総合した平常点
70%。
― 35 ―
-28-
1単位
共 通 教 育
ドイツ語2a
ドイツ語2b
中国語2a
中国語2a
蔡 暁軍
ブラック,ヨーガン
2年~ 前期
後期 1単位
蔡 暁軍
2年~ 前期
【授業のテーマ・目標】
The中国語初級を履修した学生を対象に、基本文法と文型を復習しな
purpose of this course to develop students’
upper-intermediate German communication language skills. The
がら、長文の理解へと進みます。単語の量を増やしたり、短文作り
class will be instructed in a combination of German and
を取り入れたりして、中国語検定試験などに挑戦できる力を培うこ
English and also in Japanese on occasion.There will be a
とを目標にします。
【授業の内容】
strong focus on pronunciation, learning vocabulary,listening
exercises,
第1週
第1課
and 文法
conversation
完了表現「了」、
dialogues. 仮定条件「要是」
This course requires
students第1課
第2週
to actively
本文と練習
participate in each lesson.
【授業の内容】
第3週 第2課 文法 副詞 「只」
1.Course第2課
第4週
introduction
本文と練習
2.Simple第3課
第5週
questions
文法and助動詞
phrases「会、能、可以」
used in the classroom
3.Asking第3課
第6週
and following
本文と練習
directions
4.Asking確認
第7週
and following
(第1課から第3課まで)
directions(continued)
5.Using 第4課
第8週
and understanding
文法 数量の疑問
public 「多少」
transportation
6.Using 第4課
第9週
and understanding
本文と練習 public transportation(continued)
7.Asking第5課
第10週
for and文法
following
方向補語の用法
directions
8.Asking第5課
第11週
for and本文と練習
following directions (continued)
9.Describing
第12週
第6課objects
文法 使役表現
10.Describing
第13週
第6課 objects(continued)
本文と練習
11.Lost 復習
第14週
and found
(第4課から第6課まで)
12.Invitations
第15週
まとめ
【事前・事後学修】
13. Invitations
14.Presentations
事前学修は単語と文型を事前に予習すること
15.Course review
事後学修は文法と単語を使い、短文を作ること
【事前・事後学修】
【テキスト・教材】
Students should spend
『中国語で読む
楽しい四字成語』
two hours a week
大滝幸子/蔡
to prepare暁軍
and著review
the materials
(同学社
1997年)
for each
1,600円
lesson.
【テキスト・教材】
【成績評価の方法・基準】
『Schritte
授業態度20%、平常点(授業への積極参加・提出課題)20%、テス
International 2』(Hueber 出版 2006年)
¥3140
ト60%で評価します。
【成績評価の方法・基準】
Participation - 30%
Classwork -30 %
Vocabulary Quizzes - 10%
Test - 30%
【注意事項】
Students should bring a language dictionary to class. An
English-German dictionary is preferred but students may
also bring a Japanese-German dictionary too.
1単位
【授業のテーマ・目標】
中国語初級を履修した学生を対象に、基本文法と文型を復習しな
がら、長文の理解へと進みます。単語の量を増やしたり、短文作り
を取り入れたりして、中国語検定試験などに挑戦できる力を培うこ
とを目標にします。
【授業の内容】
第1週 第1課 文法 完了表現「了」、 仮定条件「要是」
第2週 第1課 本文と練習
第3週 第2課 文法 副詞 「只」
第4週 第2課 本文と練習
第5週 第3課 文法 助動詞 「会、能、可以」
第6週 第3課 本文と練習
第7週
テスト (第1課から第3課まで)
第8週 第4課 文法 数量の疑問 「多少」
第9週 第4課 本文と練習
第10週 第5課 文法 方向補語の用法
第11週 第5課 本文と練習
第12週 第6課 文法 使役表現
第13週 第6課 本文と練習
第14週 復習 (第4課から第6課まで)
第15週
まとめ
【事前・事後学修】
事前学修は単語と文型を事前に予習すること
事後学修は文法と単語を使い、短文を作ること
【テキスト・教材】
『中国語で読む
楽しい四字成語』 大滝幸子/蔡 暁軍 著
(同学社 1997年) 1,600円
【成績評価の方法・基準】
授業態度20%、平常点(授業への積極参加・提出課題)20%、テス
ト60%で評価します。
― 36 ―
-29-
-1-
中国語2a
2年目の中国語
中嶋 諒
2年~ 前期 1単位
劉 素英
2年~ 前期 1単位
【授業のテーマ・目標】
「中国語1a」「中国語1b」などで、1年間中国語を学んだ学生
を対象とする授業です。すでに初級で学習した内容をもとに、さら
なる表現力と読解力を身につけることが目標となります。またその
過程で、中国の歴史や文化、日本やアジア諸国との関係などについ
ての紹介も行っていきます。
すでに学習したであろうピンイン(中国語のローマ字表記)や発音
の基礎、基本的な文法事項の復習も随時行っていきます。ゆっくり
丁寧に授業を進めていくつもりですので、これまでの学習に不安の
残る学生も、ぜひ思い切って受講してください。一緒に楽しく中国
語を勉強していきましょう。
【授業の内容】
第1週 はじめに
第2週 第一課(助動詞「可以」「要」)
第3週 第一課(主述述語文)
第4週 第二課(「的」の用法)
第5週 第二課(原因・理由を表す構文)
第6週 第三課(連動文)
第7週 第三課(「是……的」の文)
第8週 第一~三課の復習
第9週 第四課(「了」の3つの用法)
第10週 第四課(副詞「就」「才」)
第11週 第五課(可能性の予測を表す「会」)
第12週 第五課(仮定を表す「要是」)
第13週 第六課(結果補語〈1〉)
第14週 第六課(副詞「有点儿」)
第15週 第四~六課の復習・まとめ
【事前・事後学修】
毎回の授業後に、テキストの該当箇所をよく復習しておくこと。し
っかりと復習することが、そのまま次回の授業の準備学習となりま
す。
【テキスト・教材】
尹景春・竹島毅『中国語 つぎへの一歩』(白水社)2,200円
【成績評価の方法・基準】
平常点(授業中の発言・積極的な参加):20%
小テスト(単語テスト・確認テストなど):20%
学期末テスト:60%
【参考書】
『中日辞典・第2版』(小学館)
:予習復習をするときにあると便利ですが、授業中には使用しませ
ん。大学図書館にあるもの(渋谷2F参考図書・823/Sh15)を利用
してもらっても構いません。
【注意事項】
中国語を1年以上学習していること(必ずしも私の授業である必要
はありません)が履修の条件です。初めて中国語を学ぶ学生は、「
中国語1a」を受講して下さい。
共 通 教 育
中国語2a
【授業のテーマ・目標】
この授業では、いままで習得した中国語の基礎知識をふまえて、
簡単な文章の読解と実用的な会話を勉強します。授業での練習を通
じて、必要な表現と文法知識を勉強し、中国語の基礎力を身につけ
るようにします。
この授業は次のことをめざします。
1.簡単な意思表示を中国語で伝えられるような能力を身につけ、
いざという時(例えば旅行、仕事)に役に立つようにする。
2.初級から中級程度の中国語をしっかり勉強し、中国語2a2b習得
した段階で中国語検定試験4級以上の語学力を身につけるようにす
る。
【授業の内容】
第1週 第1課 自己紹介(内容の勉強)
第2週 第1課 自己紹介(会話練習など)
第3週 第2課 私たちの大学(内容の勉強)
第4週 第2課 私たちの大学(会話練習など)
第5週 第3課 私の家族(内容の勉強)
第6週 第3課 私の家族(会話練習など)
第7週 第1課~第3課の確認
第1課~第3課のテスト
第8週 中国映画など映像資料の観賞
第9週 第4課 私の家は四国にある(内容の勉強)
第10週 第4課 私の家は四国にある(会話練習など)
第11週 第5課 日曜日(内容の勉強)
第12週 第5課 日曜日(会話練習など)
第13週 第6課 私の趣味(内容の勉強)
第14週 第6課 私の趣味(会話練習など)
第15週 まとめ
【事前・事後学修】
読みの練習を繰り返すと話す力は必ず上達するので、頑張って練
習し、また習った中国語表現を身近の生活に使ってみてほしいで
す。そして出された宿題を次回の授業までに必ず完成してくださ
い。
【テキスト・教材】
王亜新他著『学ぶ中国語 初中級編』朝日出版社 2016)2,200円
【成績評価の方法・基準】
期末試験60%、平常点(中国語の表現力、小テストの成績)
20%、勉強姿勢(授業参加の積極性、宿題の完成状況など)20%の
割合で総合評価します。
【注意事項】
中国語2bも取るのが望ましいです。
― 37 ―
-30-
-1-
中国語2b
中国語2b
蔡 暁軍
2年~ 後期
2年目の中国語
中嶋 諒
2年~ 後期 1単位
1単位
【授業のテーマ・目標】
中国語初級を履修した学生を対象に、基本文法と文型を復習しなが
ら、長文の理解へと進みます。単語の量を増やしたり、短文作りを
したりして、中国語の基本をしっかりと固めます。
中国語検定試験などに挑戦できる力を培うことを目標にします。
【授業の内容】
第1週 第7課
文法 形容詞の比較文型
第2週 第7課
本文と練習
第3週 第8課
文法 状態補語7
第4週 第8課
本文と練習
第5週 第9課
文法 方向補語
第6週 第9課
本文と練習
第7週
確認
テスト
(第7課から第9課まで)
(第7課から第9課まで)
第8週 第10課 文法 前置詞の用法
第9週 第10課
本文と練習
第10週 第11課 文法 結果補語
第11週 第11課 本文と練習
第12週 第12課 文法 原因と理由
第13週 第12課 本文と練習
第14週
復習
(第10課から12課まで)
第15週
まとめ
【事前・事後学修】
事前学修は単語と文型を事前に予習すること
事後学修は文法と単語を使い、短文を作ること
【テキスト・教材】
『中国語で読む 楽しい四字成語12』 大滝幸子/蔡 暁軍
(同学社 1997年) 1,600円
【成績評価の方法・基準】
(同学社 1997年) 1,600円
【成績評価の方法・基準】
授業態度20%、平常点(授業への積極参加・提出課題)20%、テ
スト60%で評価します。
授業態度20%、平常点(授業への積極参加・提出課題)20%、テ
ス
ト60%で評価します。
【授業のテーマ・目標】
「中国語1a」「中国語1b」「中国語2a」などで、中国語の基
礎を学んだことのある学生を対象とする授業です。すでに初級で学
習した内容をもとに、さらなる表現力と読解力を身につけることが
目標となります。またその過程で、中国の歴史や文化、日本やアジ
ア諸国との関係などについての紹介も行っていきます。
すでに学習したであろうピンイン(中国語のローマ字表記)や発音
の基礎、基本的な文法事項の復習も随時行っていきます。ゆっくり
丁寧に授業を進めていくつもりですので、これまでの学習に不安の
残る学生も、ぜひ思い切って受講してください。一緒に楽しく中国
語を勉強していきましょう。
【授業の内容】
第1週 はじめに
第2週 第七課(存現文)
第3週 第七課(「~了~了」の用法)
第4週 第八課(状態の持続を表す「着」)
第5週 第八課(疑問詞の不定用法)
第6週 第九課(方向補語)
第7週 第九課(使役を表す構文)
第8週 第七~九課の復習
第9週 第十課(可能補語)
第10週 第十課(強調表現)
第11週 第十一課(結果補語〈2〉)
第12週 第十一課(受身を表す構文)
第13週 第十二課(「快……了」の用法)
第14週 第十二課(「把」の構文)
第15週 第十~十二課の復習・まとめ
【事前・事後学修】
毎回の授業後に、テキストの該当箇所をよく復習しておくこと。し
っかりと復習することが、そのまま次回の授業の準備学習となりま
す。
【テキスト・教材】
尹景春・竹島毅『中国語 つぎへの一歩』(白水社)2,200円
【成績評価の方法・基準】
平常点(授業中の発言・積極的な参加):20%
小テスト(単語テスト・確認テストなど):20%
学期末テスト:60%
【参考書】
『中日辞典・第2版』(小学館)
:予習復習をするときにあると便利ですが、授業中には使用しませ
ん。大学図書館にあるもの(渋谷2F参考図書・823/Sh15)を利用
してもらっても構いません。
【注意事項】
中国語を1年以上学習していること(必ずしも私の授業である必要
はありません)が履修の条件です。学習歴が1年に満たない学生は
、「中国語1b」を受講して下さい。
― 38 ―
-31-
-1-
コリア語2a
劉 素英
2年~ 後期 1単位
高 恩淑
2年~ 前期
【授業のテーマ・目標】
この授業では、いままで習得した中国語の基礎知識をふまえて、
簡単な文章の読解と実用的な会話を勉強します。授業での練習を通
じて、必要な表現と文法知識を勉強し、中国語の基礎力を身につけ
ます。
この授業は次のことをめざします。
1.簡単な意思表示を中国語で伝えられるような能力を身につけ、
いざという時(例えば旅行、仕事)に役に立つようにする。
2.初級から中級程度の中国語をしっかり勉強し、中国語検定試験
4級以上の語学力を身につけるようにする。
【授業の内容】
第1週 第7課 旅行(内容の勉強)
第2週 第7課 旅行(会話練習など)
第3週 第8課 アルバイト(内容の勉強)
第4週 第8課 アルバイト(会話練習など)
第5週 第9課 買い物(内容の勉強)
第6週 第9課 買い物(会話練習など)
第7週 第7課~第9課のテスト
第7課~第9課の確認
第8週 中国映画など映像資料の観賞
第9週 第10課 テレビを見る(内容の勉強)
第10週 第10課 テレビを見る(会話練習など)
第11週 第11課 携帯電話(内容の勉強)
第12週 第11課 携帯電話(会話練習など)
第13週 第12課 留学(内容の勉強)
第14週 第12課 留学(会話練習など)
第15週 まとめ
【事前・事後学修】
読みの練習を繰り返すと話す力は必ず上達するので、頑張って練
習し、また習った中国語表現を身近の生活に使ってみてほしいで
す。そして出された宿題を次回の授業までに必ず完成してくださ
い。
【テキスト・教材】
王亜新他著『学ぶ中国語 初中級編』(朝日出版社 2016)2,200
円
【成績評価の方法・基準】
期末試験60%、平常点(中国語の表現力、小テストの成績)
20%、勉強姿勢(授業参加の積極性、宿題の完成状況など)20%の
割合で総合評価します。
1単位
【授業のテーマ・目標】
本講座は、コリア語1a・bで学んだ発音・基本文型を確かめなが
ら、初級から中級レベルで必要となる、新しい文法・文型を用いて
聴く・話す練習を繰り返し、日常生活に活かせる基本会話能力を身
につけることを目標とする。
【授業の内容】
第1週 オリエンテーション及びコリア語1a・bの文法事項の復習
第2週 並列 ~して/~くて/~で
第3週 理由・原因 ~して/~くて/~で
第4週 体言のヨ体
第5週 用言のヨ体
第6週 体言の過去形
第7週 用言の過去形
第8週 総合練習Ⅰ―用言の連用形と過去形
第9週 先行動作 ~して/~してから
第10週 仮定条件 ~したら/~すれば
第11週 動詞と存在詞の現在連体形
第12週 動詞と存在詞の過去連体形
第13週 形容詞の現在連体形
第14週 形容詞の過去連体形
第15週 総合練習Ⅱ― 用言の活用について総復習
(連体形を多く用いるフレーズを中心に)
【事前・事後学修】
・コリア語1a・bを履修しておくことが望ましい。
・授業の初めに前回の内容についてクイズを出すことがあるので、
復習しておくこと。
・新しい語彙の意味を調べておくこと。
【テキスト・教材】
布袋敏博 他(2008)『学ぼう韓国・朝鮮語 ― 教育現場の実践
から生まれたスタンダードテキスト (入門・初級編)』アルク
【成績評価の方法・基準】
平常点65%(授業中の発言、質疑応答、小テスト)、定期試験
35%で評価する。
【参考書】
必要に応じてプリントを配る。
【注意事項】
出された課題をきちんとやってくること。語学は繰り返しが大切な
ので、極力授業を休まないこと。
― 39 ―
-32- -1-
共
通
教
育
共 通 教 育
中国語2b
コリア語2a
朴 校煕
2年~ 前期
コリア語2b
高 恩淑
2年~ 後期
1単位
【授業のテーマ・目標】
コリア語1a・bで既習した文法知識をもとに、初級から中級レベル
で必要となる新しい語彙や文型を学ぶとともに、コリア語a・bに比
べて会話の練習と韓国文化の理解に重点を置きます
【授業の内容】
第1週 オリエンテーション及びコリア語1a・bの文法事項の復習
第2週 名詞文 ~は~です。
第3週 指示詞、疑問詞、接続詞
第4週 助詞(列挙)、疑問詞、助詞「の」の省略
第5週 疑問詞、家族
第6週 存在詞
第7週 漢数字、助数詞
第8週 動詞の丁寧形
第9週 変則と動詞の否定
第10週 固有数詞、時刻、位置
第11週 動詞の過去形
第12週 動詞の過去形否定
第13週 形容詞の丁寧形
第14週 変則と形容詞の否定
第15週 総括
【事前・事後学修】
「事前学修」
毎回の授業前に、小テストに備えてテキストの該当箇所を予習して
おくこと。
「事後学修」
毎回の授業後に、授業で習った新しい語彙及び文法を復習し、なお
CDを聞いて復習しておくこと。
【テキスト・教材】
入佐信宏・金孝珍著『これで話せる韓国語STEP1』(白帝社 ISBN
コード 978-4-86398-181-2C3087)
【成績評価の方法・基準】
平常点(授業中の発言、発表、課題、小テスト50%)、定期試験(
50%)で評価します。
【参考書】
授業中に適宜指示します。
【注意事項】
授業の内容は、コリア語1aとコリア語1bを履修しておくことが望
ましい。
1単位
【授業のテーマ・目標】
本講座は、コリア語2aで学んだ発音・基本文型を確かめなが
ら、初級から中級レベルで必要となる、新しい文法・文型を用いて
聴く・話す練習を繰り返し、日常生活に活かせる基本会話能力を身
につけることを目標とする。
【授業の内容】
第1週 オリエンテーション及びコリア語2bの文法事項の復習
第2週 用言の不規則活用(1)
第3週 用言の不規則活用(2)
第4週 用言の不規則活用(3)
第5週 可能表現
第6週 不可能表現
第7週 勧誘表現
第8週 総合練習Ⅰ― 会話中心総合練習
(学習した単語・フレーズを中心に)
第9週 意志・推量を表す表現
第10週 相手の許可・許容を求める表現
第11週 動作の試み、動作完了を表す表現
第12週 動作進行と状態の持続を表す表現
第13週 尊敬形
第14週 特別な尊敬形・敬語
第15週 総合練習Ⅱ(総まとめ)
(以上は、進度およびクラスの状況などの事情により変更されるこ
とがある)
【事前・事後学修】
・コリア語2aを履修しておくことが望ましい。
・毎回予習して授業に臨むこと。
・新しい語彙の意味を調べておくこと。
・授業の初めに前回の内容についてクイズを出すことがあるので、
復習しておくこと。
【テキスト・教材】
<教科書>
布袋敏博 他(2008)『学ぼう韓国・朝鮮語 ― 教育現場の実践
から生まれたスタンダードテキスト (入門・初級編)』アルク
【成績評価の方法・基準】
平常点65%(授業中の発言、質疑応答、小テスト)、定期試験
35%で評価する。
【参考書】
必要に応じてプリントを配る。
【注意事項】
出された課題をきちんとやってくること。30分以上の遅刻は欠席
扱いにする。
― 40 ―
-33-
コリア語2b
海外語学研修a
― アメリカ
1単位
1年~
【授業のテーマ・目標】
コリア2aで既習した文法知識を拡大しつつ、より新しい場面におけ
る会話の練習を通じ、韓国語のコミュニケーション能力を総合的に
高めます。そして韓国の文化への理解をもさらに深めていきます。
【授業の内容】
第1週 オリエンテーション及びコリア語文化aの文法事項の復習
第2週 形容詞の過去形、名詞文の否定
第3週 助詞(手段、道具)、引用、依頼、助詞の連続
第4週 上手、得意、不可能、苦手、禁止
第5週 意志、予定、丁寧形
第6週 意向を尋ねる
第7週 希望、願望、意志、約束
第8週 注文
第9週 確認や同意を求める、感嘆、予測
第10週 丁寧形(格式体の現在と過去)
第11週 可能、不可能
第12週 経験、予測
第13週 提案、感嘆
第14週 恩恵、行動を促す、助詞の連続
第15週 総括
【事前・事後学修】
「事前学修」
毎回の授業前に、小テストに備えてテキストの該当箇所を予習して
おくこと。
「事後学修」
毎回の授業後に、授業で習った新しい語彙及び文法を復習し、なお
CDを聞いて復習しておくこと。
【テキスト・教材】
入佐信宏・金孝珍著『これで話せる韓国語STEP1』(白帝社 ISBN
コード 978-4-86398-181-2C3087)
【成績評価の方法・基準】
平常点(授業中の発言、発表、課題、小テスト50%)、定期試験(
50%)で評価します。
【参考書】
授業時に適宜指示します
【注意事項】
コリア語1a・1b、コリア語2aを履修しておくことが望ましいです。
夏期集中
2単位
【授業のテーマ・目標】
この研修は、「生活・文化・習慣の異なる国の人とのコミュニ
ケーション」「コミュニケーションの手段としての言語」に焦点を
当てた実用英会話を中心に学びます。
授業は各国からの学生と共に受けるSTEPクラスが中心となりま
す。STEPクラスの一環として様々なフィールドトリップ等も組まれ
ており、授業の他に行われる英会話練習とともに、ワシントン大学
の学生と交流するよい機会となっています。滞在はホームステイの
ため、英語を習得するには最良の環境です。(STEP=Short Term
English Programs)
【授業の内容】
Ⅰ.研修期間及び時間数:夏期60時間以上
Ⅱ.研修内容
月~金曜
午前:STEPクラス
午後:STEPフィールドトリップ各種アクティビティー
(週2日)または自由研修
(上記以外にダウンタウンとユニオン湖のクルージングも実
施)
土・日曜終日フリータイム
※ フィールドトリップ(土曜)
シアトルプレミアムアウトレット見学、マウントレーニア
国立公園日帰り旅行
注)日程およびスケジュールは、現地の都合により変更すること
があります。
[研修の特長]
ワシントン大学は歴史と伝統を誇る名門の総合大学です。
到着後すぐにホストファミリーと対面し、ホームステイに入りま
す。昼食は大学のカフェテリアでとります。
高密度の授業(STEPクラス)のほかに、様々なフィールドトリッ
プ(市内観光、スポーツアクティビティー、博物館見学など)や、
会話練習も予定されています。
【事前・事後学修】
言語文化教育研究センターが主催する語学研修説明会(1回)、
渡航前オリエンテーション(2回)及び危機管理講習会(1回)に必
ず出席すること。
渡航先国及び研修地域の情報収集に努めること。
【テキスト・教材】
STEPプログラムオリジナル教材
Cambridge Touchstone
インストラクターによるプリント配付
【成績評価の方法・基準】
すべてのプログラムを終了したものに修了証が授与されます。こ
れに対し2単位が認定されます。
【注意事項】
【事前・事後学修】の内容を必ず守ってください。
説明会・オリエンテーション・危機管理講習会への無断欠席やセン
ターからの呼出し(実践Gmailによる連絡)に応じない場合は、研
修の参加が取止めとなる場合があります。
なお、この研修は大学生、短大生ともに参加することができま
す。定員を超えた場合は抽選となります。
受講定員20名(最少催行人数15名)※受講定員は短大生を含みま
す。
― 41 ―
-34-
ワシントン大学 ―
共 通 教 育
朴 校煕
2年~ 後期
海外語学研修a
―カナダ
1年~
海外語学研修b
フレーザーバレー大学―
夏期集中
― イギリス
2単位
1年~
【授業のテーマ・目標】
この研修は、実践生のための特別プログラムで、午前は英語クラ
ス、午後は課外クラスで学びます。滞在はホームステイです。
午前の英語クラスでは、ESLのカナダ人教員が、ホームステイ先
で使える表現から、ネイティブスピーカーならではの言い回しなど
を楽しく教授します。
また、課外クラスでは、カナダの文化や生活習慣などを楽しく学
びます。現地学生との交流を通じ、英語でのコミュニケーションを
伸ばす機会を設けています。
【授業の内容】
Ⅰ.研修期間及び時間数:夏期60時間以上
Ⅱ.研修内容
月~金曜
午前:平日の午前中は実践生のための特別英語プログラム
(リーディング、ボキャブラリー、スピーキング、
リスニング、ライティング、文法)を受講します。
午後:課外クラス(カナダの生活・文化・歴史・自然・
ボランティア活動・ディスカッション等)、自主学習
土・日曜終日フリータイム
注)日程およびスケジュールは、現地の都合により変更することが
あります。
[研修の特長]
フレーザーバレー大学はバンクーバーから車で1時間ほどのとこ
ろにある閑静なキャンパスを有する公立大学で、本学の留学協定校
でもあります。ホームステイは、原則1人1家庭です。ホスピタリ
ティーあふれるファミリーがみなさんを家族の一員として受け入れ
てくれます。放課後にはボーリング、ハイキングなどのアクティビ
ティーがあり、オプショナルツアーでは、シアトル市内見学を予定
しています。
【事前・事後学修】
言語文化教育研究センターが主催する語学研修説明会(1回)、
渡航前オリエンテーション(2回)及び危機管理講習会(1回)に必
ず出席すること。
渡航先国及び研修地域の情報収集に努めること。
【テキスト・教材】
ESL:オリジナル教材(プリント)/Cambridge Touchstone
【成績評価の方法・基準】
すべてのプログラムを終了した者に修了証が授与されます。これ
に対し2単位が認定されます。
【注意事項】
【事前・事後学修】の内容を必ず守ってください。
説明会・オリエンテーション・危機管理講習会への無断欠席やセ
ンターからの呼出し(実践Gmailによる連絡)に応じない場合は、
研修の参加が取止めとなる場合があります。
なお、この研修は大学生、短大生ともに参加することができます
。定員を超えた場合は抽選となります。
受講定員30名(最少催行人数15名)※受講定員は短大生を含みま
す。
サセックス大学 ―
夏期集中
2単位
【授業のテーマ・目標】
サセックス大学が外国人向けに実施する英語プログラムに参加し
ます。研修初日にクラス分けテストを行います。
午前中は小グループに分かれて、英語コミュニケーションを中心
にリスニング、英文法、英作文、語彙などを含めた英語表現能力を
高める授業が行われ、午後は選択科目(英文学、ビジネス英語、発
音、ドラマなど)から興味のある授業を自由に選んで受けることが
できます。様々な国からの学生が集まるクラスの中で英語で積極的
に自分の意見を述べコミュニケーションを取る方法を学びます。
【授業の内容】
Ⅰ.研修期間及び時間数:夏期60時間以上
Ⅱ.研修内容
月~金曜午前:英語コアプログラム(総合英語)
月・火・木曜午後:選択科目(英国生活・文化講座)
水・金曜午後:ローカルビジット(フリータイム)
土・日曜終日フリータイム
注)日程およびスケジュールは、現地の都合により変更すること
があります。
[研修の特長]
ロンドンからバスで2時間、ブライトンはイギリスの最も南にあ
る保養地で、これらの一画に広大なサセックス大学のキャンパスが
あります。滞在はキャンパス内学生寮です。毎週水・金曜日の午後
は、ローカルビジットとしての近郊見学、土曜日は大学主催のオプ
ショナルツアー(別料金)があります。また実践生のために、学ん
だ英語の実践をかねたロンドン・スタディやミュージカル鑑賞、
近郊への日帰り旅行などのオプショナルョナル・ツアーを予定して
います。
【事前・事後学修】
言語文化教育研究センターが主催する語学研修説明会(1回)、
渡航前オリエンテーション(2回)及び危機管理講習会(1回)に必
ず出席すること。
渡航先国及び研修地域の情報収集に努めること。
【テキスト・教材】
受講生の英語レベルに応じ、テキストが選定されます。
【成績評価の方法・基準】
すべてのプログラムを終了したものに修了証が授与されます。こ
れに対し2単位が認定されます。
【注意事項】
【事前・事後学修】の内容を必ず守ってください。
説明会・オリエンテーション・危機管理講習会への無断欠席やセ
ンターからの呼出し(実践Gmailによる連絡)に応じない場合は、
研修の参加が取止めとなる場合があります。
なお、この研修は大学生、短大生ともに参加することができま
す。
受講定員25名(最少催行人数15名)※受講定員は短大生を含み
ます。
― 42 ―
-35-
海外語学研修c
― 中国
夏期集中
― 韓国
2単位
1年~
【授業のテーマ・目標】
この研修は、中国語運用能力向上と中国の歴史・文化に対する理
解を深めることを目的とした、北京大学が実施するサマープログラ
ムに参加します。
研修初日にクラス分けテストを実施し、レベルごとにベテラン教
授陣による授業を受講します。
1クラス15名前後で行います。午後には、中国文化講座や、名所
旧跡の見学、京劇等の見学も予定しており、悠久の歴史・文化に触
れる機会を多く設けています。
【授業の内容】
Ⅰ.研修期間及び時間数:夏期60時間以上
Ⅱ.研修内容
月~金曜
午前:中国語クラス
午後:中国文化講座、市内見学、フリータイム
アクティビティー:万里の長城等見学、家庭訪問、
京劇・雑技鑑賞、3泊4日内モンゴルツアー(オプショナル
)
注)日程およびスケジュールは現地の都合により変更することがあ
ります。
[研修の特長]
北京大学は中国でもトップクラスの長い歴史と伝統を誇る名門大
学です。北京市西北部の文教地区に位置し、広大な敷地のキャンパ
スは燕園と呼ばれ、伝統的な建築様式と近代的な建物が調和しなが
ら混在しています。「未名湖」と呼ばれる湖は美しい景色として知
られ、学生たちの憩いの場となっています。大学周辺には「頤和
園」や「円明園」があり、また「北京大学東門駅」から地下鉄を利
用して市内に出ることができます。滞在はキャンパス内の留学生寮
を予定しています。
【事前・事後学修】
言語文化教育研究センターが主催する語学研修説明会(1回)、
渡航前オリエンテーション(2回)及び危機管理講習会(1回)に必
ず出席すること。
渡航先国及び研修地域の情報収集に努めること。
【テキスト・教材】
受講生の中国語レベルに応じ、テキストが選定されます。
【成績評価の方法・基準】
すべてのプログラムを終了したものに修了証が授与されます。こ
れに対し2単位が認定されます。
【注意事項】
【事前・事後学修】の内容を必ず守ってください。
説明会・オリエンテーション・危機管理講習会への無断欠席やセ
ンターからの呼出し(実践Gmailによる連絡)に応じない場合は、
研修の参加が取止めとなる場合があります。
なお、この研修は大学生、短大生ともに参加することができます
。
※受講定員なし(最少催行人数1名)
夏期集中
2単位
【授業のテーマ・目標】
この研修は、韓国語の習得と韓国文化の理解を深めることを目的
とした、檀国大学校が主催する夏期韓国語・文化集中プログラムに
参加します。
午前のクラスでは韓国語を集中的に学び、午後のクラスでは様々
な内容の韓国文化(韓国の料理、工芸、伝統音楽・k-pop、ダンス
、テコンドー等)を体験します。
【授業の内容】
Ⅰ.研修期間及び時間数: 夏期60時間以上
Ⅱ.研修内容
月~木曜
午前(9:00~13:00) 韓国語クラス
午後(14:00~17:00)韓国文化体験クラス
金曜フィールドトリップ
注)日程およびスケジュールは、現地の都合により変更すること
があります。
[研修の特長]
檀国大学校は、韓国の首都ソウル市に1947年に創立された韓国で
も名門の私立総合大学で、竹田(チュクチョン)キャンパス、天安
(チョナン)キャンパスの2つのキャンパスを有します。
檀国大学校は教養学部、法学部、工学部など、20学部、10大学院
を有しています。語学研修はチュクチョンキャンパスで行なわれ、
同キャンパス構内の学生寮に滞在します。学生寮は2人部屋で、ト
イレ・シャワールームも備えています。寮にはカフェテリア、コイ
ンランドリー、コンビニ、フィットネスルームなどが併設されてお
り、セキュリティーレベルも万全です。構内には、食堂、書店、コ
ンビニ、ATMなど日常生活に必要な施設もととのっています。
【事前・事後学修】
言語文化教育研究センターが主催する語学研修説明会(1回)、
渡航前オリエンテーション(3回)及び危機管理講習会(1回)に必
ず出席すること。
渡航先国及び研修地域の情報収集に努めること。
【テキスト・教材】
『アンニョンハセヨ韓国語1―イ・ジョンギといっしょに』
その他、オリジナルテキスト
【成績評価の方法・基準】
すべてのプログラムを終了したものに修了証が授与されます。こ
れに対し2単位が認定されます。
【注意事項】
【事前・事後学修】の内容を必ず守ってください。
説明会・オリエンテーション・危機管理講習会への無断欠席やセン
ターからの呼出し(実践Gmailによる連絡)に応じない場合は、研
修の参加が取止めとなる場合があります。
なお、この研修は大学生、短大生共に参加することができます。
※受講定員なし(最少催行人数1名)
― 43 ―
-36-
檀国大学校 ―
共 通 教 育
1年~
海外語学研修d
北京大学 -
情報リテラシー応用a
情報リテラシー応用a
カレンダーとポストカードの制作を通して学ぶ「情報の編集技
術」
合原 勝之
1年~ 前期・後期 2単位
Illustratorの基礎修得を目指す
稲垣 サナエ
1年~ 集前 2単位
【授業のテーマ・目標】
私たちの生活は、さまざまなメディアからもたらされるイメージ情
報に満ちあふれています。また、私たち自身もスマートフォンやデ
ジタルカメラによって、簡単に写真やムービーを撮影することがで
きます。さらに、ソーシャルメディアなどを介して、広く公開する
こともできます。
本講義では、「情報の編集」をテーマに学習を進めます。情報は編
集することで、さまざまなイメージや意味を生み出します。写真や
文字、イラストや文様を上手に編集することで、自分の伝えたいイ
メージやメッセージを効果的に表現することができます。例えば1
枚の写真でも、どの写真を選ぶか、また添えられた言葉や色調によ
っても伝わる意味は変化します。
「編集」は、自分が表現したいイメージやメッセージを、より正確
に・豊かに伝えるための技術です。ここでは、身近な「カレンダー
」と「ポストカード」を題材として、演習課題を制作します。これ
らの課題制作を通して、情報編集の基本的な技術を学びます。プレ
ゼンテーションする機会はとても増えていますが、基本的な編集技
術を集中的に学ぶ機会は、残念ながらあまり多くありません。編集
は、日常生活や仕事の上でとても役立つ基本的な情報技術です。個
人の趣味や学習に役立つことはもちろんですが、もし、企業の広報
部門や雑誌編集などメディアの仕事に関心があれば、さらに大きな
学びとなるでしょう。
【授業の内容】
第1週オリエンテーション
第2週デジタル図形の基礎1:線と面
第3週デジタル図形の基礎2:色彩
第4週デジタル図形の基礎3:繰返しパターン
第5週デジタル図形の基礎4:図柄の表現1
第6週デジタル図形の基礎5:図柄の表現2
第7週「カレンダーの制作」1:アイデアを出す
第8週「カレンダーの制作」2:図柄の作成
第9週「カレンダーの制作」3:文字・数字の作成
第10週「カレンダーの制作」4:編集レイアウト
第11週「カレンダーの制作」5:印刷と裁断(完成とレポート)
第12週デジタル画像の基礎:写真の処理と合成
第13週「ポストカードの制作」1:アイデアと写真の処理
第14週「ポストカードの制作」2:編集レイアウト
第15週「ポストカードの制作」3:印刷と裁断(完成とレポート
)
【事前・事後学修】
各課題では「作品」を制作しますので、どのような作品を作るのか
、事前にアイデアをまとめて下さい。また授業では、ソフトウェア
の使用方法の説明を段階的に進めます。各回の使用方法を十分に理
解できるように復習して下さい。
【テキスト・教材】
資料が必要な場合は、授業毎に配布します。
【成績評価の方法・基準】
平常点(課題制作への積極的な姿勢)40%、各課題の提出物40%、
提出レポート20%を配分基準として成績評価します。
【参考書】
参考になる資料の紹介は随時行います。
【注意事項】
課題制作のためには、積極的な姿勢が必要です。授業時間だけでな
く、日常的に制作テーマに関心をもって過ごすように心がけて下さ
い。
【授業のテーマ・目標】
授業内で使用するAdobeのIllustratorはイラストの制作や広告な
どの印刷物、最近ではWeb制作など、個人からプロのイラストレー
タまで幅広く利用されているドローソフトのひとつです。
本講座ではIllustratorの基本操作からテキスト入力、直線やベ
ジェ曲線、四角や円などの基本図形を組み合わせた描画の基礎をオ
リジナルのネームカードやグリーディングカードなどの制作を通し
て修得し、Illustratorの知識や技術を身に着けることを目標とし
ます。
【授業の内容】
第1週 ガイダンス「Illustratorの基礎」
第2週 基本1:図形の描画(ペンツールでパスを描く)
第3週 基本2:図形の描画(基本図形の描画)
第4週 基本3:テキスト入力
第5週 基本4:レイヤーとアピアランスについて
第6週 基本のまとめ「スタンプマーク・ロゴの制作」
第7週 「ネームカードの制作」
第8週 「グリーディングカードの制作①季節の挨拶」
第9週 「グリーディングカードの制作②誕生日カード」
第10週 「グリーディングカードの制作③クリスマスカード」
第11週 「クラフトカードの制作①デザインの考案」
第12週 「クラフトカードの制作②描画」
第13週 「クラフトカードの制作③組立て」
第14週 「作品についてのプレゼンテーション」
第15週 まとめ
【事前・事後学修】
事前学修:作品制作にあたり授業内で考えるのではなく、どのよう
なものを制作したいのかイメージをしておいてください。
事後学修:授業内で習得した技術を応用し、次の課題に活かすよう
デザインを考案しましょう。
【テキスト・教材】
必要に応じて授業内で資料を配布します。
【成績評価の方法・基準】
平常点(授業・課題制作への積極的な姿勢)40%
各課題の提出物(課題およびレポート)60%を配分基準として評価
する。
【参考書】
参考になる資料の紹介は授業内で随時行います。
【注意事項】
・実技中心の授業です。遅刻・欠席をすることがないよう心掛けて
ください。
・演習では作画を多く行います。どのような作品を作りたいのかあ
らかじめイメージをしておき、授業時間を有効に利用するようにし
てください。
― 44 ―
-37-
情報リテラシー応用a
美しいプレゼンテーションのために必要なこと
犬塚 潤一郎
1年~ 集前 2単位
河井 延晃
1年~ 後期 2単位
【授業のテーマ・目標】
美しいプレゼンテーション、それが本講座の学習目標です。
ソフトウェア(アプリ)の使い方・技術習得を中心としますが、実
際に効果的なプレゼンテーションを行うために必要な、プレゼンの
仕方と内容の構造化についても学びます。短期集中で、美しいプレ
ゼンテーションを行う力を身につけましょう。
“美しさ”について、主に以下の3点から学びます。
(1)デザイン: コンピュータソフトを使ったデザイン技術
(2)コミュニケーション: 内容の組み立てと話の展開
(3)論理構造: 意味内容の構造化と表現
まず、PowerPointの基本から始めます。ユニークで効果的なデザイ
ンの仕方、アニメーションの制御など、このソフトの本当の力を引
き出すための技術を学びます。また、PowerPointとは異なった表現
力を持つ他のソフトについても学びます。デザインには常に“新鮮
さ”が求められるからです。
実際のプレゼン場面で重要となるプレゼンターの態度、プレゼンの
実施上のポイントについても学びましょう。聴衆を引き付ける展開
とはどのようなものでしょうか?
そしてもちろん一番重要なのは、見かけより中身です。伝えるに値
する複雑な内容を、明確・構造的に表現するための論理構造化とソ
フトの機能の関係を学びましょう。
【授業の内容】
第1回 オリエンテーション: プレゼンテーションの意味と技術
第2回 デザイン: PowerPointによるグラフィックデザイン
第3回 デザイン: 動きの効果とソフトの機能
第4回 デザイン: 様々な出力、ハンドアウト
第5回 デバイス: モバイル、無線、他のプラットフォーム
第6回 効果的なプレゼンテーション(infographics)
第7回 ファシリテーションへの展開
第8回 事例解説
第9回 制作実習(PowerPoint)
第10回 プレゼンテーション実演(1)(PowerPoint)
第11回 論理の構造化: 時間と空間への展開(Prezi)
第12回 ソフトウェアの設定と基本操作
第13回 制作実習
第14回 プレゼンテーション実演(2)(RealtimeBoard)
第15回 まとめ
【事前・事後学修】
PCソフトの技術講習を伴います。段階的に学習しますので、不慣れ
でも構いませんが、自分で取り組み理解を進める姿勢が必要です。
ステップごとに確かにマスターできるよう、自習時間を予定してく
ださい。
事前:次に使用するソフトについて、基礎操作について指示があり
ますので、自習し慣れておいてください。
事後:達成度確認の課題を提示します。
【テキスト・教材】
基本的なテキストと教材は、そのつど配布・指示。制作実習の題材
として、自分が書いたレポート・論文を2点用意のこと
【成績評価の方法・基準】
プレゼンテーション実演:(1)制作物25%、表現15%、(2)制作
物40%、表現20%
【参考書】
授業時に適宜指示
共 通 教 育
情報リテラシー応用a
【授業のテーマ・目標】
今日では、Officeソフトでのプレゼンテーション以外にも、情報機
器を利用した様々なプレゼンテーションの技術と手法があります。
本授業ではプレゼンテーションの作法とともに、様々な技術を活用
してプレゼンテーション技術を理論的/実践的に学びます。
使用環境は、クラウドベースのプレゼンテーション技術と、比較的
高度なプリントメディアやヴィジュアルデザインの技術を利用しま
す。演習に際しては、様々な内容を表現できるようにいくつかの課
題を常に設定し、企画書の作成からPRまで実践的なプレゼンテーシ
ョンの技法を習得します。
【授業の内容】
1.オリエンテーション
演習課題1 グラフィックデザインの基礎
2.Illustrator 1 ベクターデータとデザイン
3.Illustrator 2 フォントとレイアウト
4.ムードボードの作成
5.ムードボードの発表
演習課題2 クラウドベースの発表ツール
6.調査課題の設定と調査
7.情報の構造化とデザイン
8.クラウドベースのプレゼンテーション技術1 登録とセキュリテ
ィ
9.クラウドベースのプレゼンテーション技術2 企画書
10.クラウドベースのプレゼンテーション技術3 発表資料
演習課題3 プリントメディアによる発表
11.発表ポスターの作成a
12.発表ポスターの作成b
13.提出と最終プレゼンテーション準備
14.発表会と相互評価(前半グループ)
15.発表会と相互評価(後半グループ)
【事前・事後学修】
事前学修としてプレゼンテーション企画の下調べやロケハン(現地
事前学習としてプレゼンテーション企画の下調べやロケハン(現地
取材)なども必要になる場合があります。
制作課題が中心のため、事前よりも事後学修が必要となります。前
半はIllustratorのパス(曲線)の描画練習などを時間外にも自習
する必要があります。後半では、制作課題やグループワークなどの
際に集まって企画案の検討をすることになるので授業そのものを欠
席しないこと。欠席は原則自己責任とします。
【テキスト・教材】
授業中にプリントを配布します
【成績評価の方法・基準】
演習課題3回(70%程度)とコメントシート類(30%程度)により評
価します。コメントシートは最終プレゼンテーションの相互評価シ
ートとなります。
【参考書】
授業中に随時指示します。
【注意事項】
実習形式の応用授業であるため、常に課題への取り組みを行う授業
です。欠席した場合は自分でフォローしておくこと。また、授業時
間内でできなかった課題は締め切り(報告週)までに完成させてお
くこと。
― 45 ―
-38-
-1-
情報リテラシー応用a
情報リテラシー応用a
喜多村 拓
1年~ 後期
光武 智子
2年~ 前期
2単位
【授業のテーマ・目標】
IllustratorやPhotoshopはAdobe systemsから販売されているグラ
フィックソフトウェアであり,イラストの制作や広告などの印刷物
の作成や、Webパーツの制作など、プロ,アマ問わず多くの場面で
幅広く利用されている。本講座ではこれらのソフトウェアの基本操
作からテキスト入力、直線や曲線、円などの基本図形を組み合わせ
た描画,画像の合成や色調の処理の基礎を修得し、実習としてグリ
ーディングカード、カレンダーの制作を通してIllustratorとPhoto
shopの知識や技術を身に着けることを目標とします。
【授業の内容】
第1週 ガイダンス
第2週 基本1:図形の描画①:線と面の描画
第3週 基本2:図形の描画②:色彩の編集
第4週 基本3:テキスト入力
第5週 基本4:レイヤーと色調補正
第6週 基本5:画像の処理と合成
第7週 課題1「グリーディングカードの制作①:アイデアを出
す」
第8週 課題1「グリーディングカードの制作②:レイアウトと
編集」
第9週 課題1「グリーディングカードの制作③:印刷と裁断」
第10週 課題2「カレンダーの制作①:アイデアを出す」
第11週 課題2「カレンダーの制作②:写真編集・図形描画」
第12週 課題2「カレンダーの制作③:文字と数字の入力」
第13週 課題2「カレンダーの制作④:レイアウトの編集」
第14週 課題2「カレンダーの制作⑤:印刷と裁断」
第15週 まとめ
【事前・事後学修】
[事前学修]
課題ではデジタル写真を用いますので,各自で日常的な写真をスマ
ートフォンやデジタルカメラで用意してください。
[事後学修]
授業内容の復習をし,次回以降の授業に備えて下さい。
【テキスト・教材】
資料が必要な場合は、授業毎に配布します。
【成績評価の方法・基準】
各課題の提出物 80%(それぞれ40%)、平常点20%(授業への取
り組み姿勢)として評価します。
【参考書】
参考になる資料は授業内で随時紹介します。
【注意事項】
実技中心の授業ですので、欠席することがないよう心掛けてくださ
い。
― 46 ―
-39-
2単位
情報リテラシー応用b
PhotoshopとIllustratorによる画像制作
盛川 浩志
1年~ 前期・後期 2単位
笠原 邦子
1年~ 後期
【授業のテーマ・目標】
画像の加工処理用ソフトウェアであるPhotshopとIllustratorを
用い,コンピュータにおける画像作成の技術や理論を学習します.
アプリケーションの操作方法を習得するだけでなく,コンピュータ
での画像データの扱いや,その特性についても学習していきます.
PhotoshopやIllustratorは,コンピュータグラフィックスを扱う
ソフトウェアとして事実上の標準となっているため,これらのソフ
トウェアの使用方法の体得は自身のキャリアデザインにも寄与しま
す.
また,実習形式で課題を行うことで,効果的なレイアウトデザイ
ンのスキルを身につけることも目指します.具体的なテーマとして
チラシの作成などの身近な題材を設定し,画像素材の収集と加工,
レイアウトなどを行います.世の中に出回っている出版物や映像コ
ンテンツを観察し,参考にすることで,情報デザインの重要性につ
いての視点を養えることを期待します.
さらに,ユニバーサルデザインやユーザエクスペリエンスといっ
た話題にも触れ,単なるアプリケーションソフトの使用方法の学習
ではなく,これからの社会に役立つ知識して体得することを目指し
ます.
【授業の内容】
第1週 コンピュータにおける画像の編集
第2週 Photoshopの基本操作1(ピクセルの操作)
第3週 Photoshopの基本操作2(レイヤーの概念)
第4週 Photoshopの基本操作3(エフェクトの効果)
第5週 Illustratorの基本操作1(オブジェクトの操作)
第6週 Illustratorの基本操作2(テキストの編集)
第7週 課題発表1
第8週 情報デザインの理論と実践
第9週 画像素材の収集
第10週 画像素材の加工
第11週 レイアウトデザイン1(事例収集)
第12週 レイアウトデザイン2(素材の配置)
第13週 レイアウトデザイン3(理論の実践)
第14週 課題発表2
第15週 まとめと講評
【事前・事後学修】
事前学修 素材の収集,発表課題の作成
事後学修 関連資料の調査
【テキスト・教材】
適宜プリントを使用する.
【成績評価の方法・基準】
制作課題の発表(2回) 80%
レポート 20%
【参考書】
授業内で適宜紹介します.
【注意事項】
実習が基本となるため,欠席すると内容についていけなくなる恐れ
があります.また,特定のソフトウェアを使用するため,自宅での
自習は困難な可能性もあります.毎回の出席を意識してください.
【授業のテーマ・目標】
スマートフォンの普及に伴い、より身近なツールとなったイン
ターネット。情報の検索や動画を楽しむ「消費者」から、自ら情報
を発信するユーザーが増えています。
この講座では、インターネットの仕組みを理解するとともに、
Webサイトを作成する学習を通して、基本的な技術であるHTMLやCSS
の基礎を習得することを目指します。
【授業の内容】
第1週 オリエンテーション
第2週 基礎知識1(インターネット、WWW、HTML等)
第3週 HTML概要
第4週 画像の編集
第5週 HTMLの利用1(ページの作成)
第6週 HTMLの利用2(サイトの作成)
第7週 CSS概要
第8週 JavaScript概要
第9週 基礎知識2(セキュリティ、著作権と肖像権)
第10週 サイトの構築
第11週 サイトの作成1(ページの作成)
第12週 サイトの作成2(ページの作成続き)
第13週 サイトの作成3(デバッグ)
第14週 プレゼンテーションと相互評価
第15週 まとめ
【事前・事後学修】
学習したことを念頭に置いてインターネットを利用してくださ
い。また、サイトの作成やプレゼンテーションなど課題の準備に取
り組んでください。(学修時間 週2時間)
【テキスト・教材】
プリントを使用します。
【成績評価の方法・基準】
中間レポート:30%、プレゼンテーション:30%、最終成果物:
40%で評価します。
【注意事項】
パソコンの基本操作を習得していることを前提に授業を行いま
す。実習なので欠席するとその後の授業が難しくなります。毎回出
席するように心がけてください。
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-40-
2単位
共 通 教 育
情報リテラシー応用a
情報リテラシー応用b
情報リテラシー応用b
Web技術の理解と実践
菅原 淳史
1年~ 前期 2単位
Webページ作成を通してデジタル情報を扱うスキルを身につけ
よう
鈴木 裕信
1年~ 前期 2単位
【授業のテーマ・目標】
ブロードバンドのインターネット接続が情報インフラとして当た
り前となり、ブログやSNSの発展によって、誰もが手軽にインター
ネットを利用した情報発信が可能となっています。また、ショッピ
ングやバンキングサービスなどの他、様々なWebサービスの恩恵に
日々預かっています。
こうしたWebサービスを実現している技術について学ぶとともに
実際にWebサイトを構築する実習を通して、Web技術を正しく理解し
て活用し、既存のサービスの枠に囚われない自由度の高い情報発信
手法やオリジナリティに富んだサービス構築の礎となるスキルを身
に付けることを目標とします。さらに、各種情報技術関連資格の取
得を目指すきっかけともなってほしいと思います。
【授業の内容】
第1週 オリエンテーション
第2週 Webに関する基礎知識1(インターネットの基礎技術)
第3週 Webに関する基礎知識2(ブラウザ)
第4週 HTMLの概要
第5週 CSSの概要
第6週 javascriptの概要
第7週 動的ページの生成
第8週 Webに関する基礎知識3(セキュリティ)
第9週 Webに関する基礎知識4(著作権と肖像権)
第10週 Webサイトの構築1(基本構想と仕様検討)
第11週 Webサイトの構築2(Web素材の利用)
第12週 Webサイトの構築3(コーディング)
第13週 Webサイトの構築4(デバッグ)
第14週 課題プレゼンと相互評価
第15週 まとめ
【事前・事後学修】
【事前学修】毎回のテーマに対応する資料に目を通し、練習試行等
に取り組んでいただきます。(学修時間 週2時間)
【事後学修】課題、小テスト、練習課題に取り組んでいただきま
す。(学修時間 週2時間)
【テキスト・教材】
特になし。必要に応じて指示、あるいはプリントを配布します。
【成績評価の方法・基準】
教場における小課題:30%、課題レポート:50%、授業態度(質
問へのコメントおよび実習取組み姿勢):20%で評価します。
【参考書】
授業において紹介します。
【注意事項】
一般的なインターネットの利用ができることが前提です。そして
学内システムの利用が出来ることも前提です。特に共有フォルダは
実習で使用しますので、理解しておいてください。
また、履修者数によりますが、Webサイト構築の課題はグループ
ワークとして実施する予定です。グループ間のコミュニケーション
を密にして積極的に作業に参加するようにしてください。
【授業のテーマ・目標】
インターネット上のサービスの1つであるWorld Wide Web(WWW)
での情報発信を中心に授業を進めていきます。自らの手でWebペー
ジを作る過程を通して、デジタル情報の加工、そして情報を発信す
る技術の活用を実践的に学んでいきます。受講者は作成の際、ホー
ムページビルダを使用しWebページを作成することも可能です。作
品はすべて学内に用意されているWebサーバーにて公開します。学
内のWebにて過去の受講者の作品が参照できます。
【授業の内容】
第1週 インターネット、HTML、WWWのメカニズムを学ぶ
第2週 インターネットの文化や情報を発信する意味
第3週 コンテンツデザインとは何か
第4週 効果的な情報発信とは何か
第5週 マルチメディアコンテンツ
第6週 アイコンやイラストの効果
第7週 情報のリンクについて
第8週 デジタルカメラ実習基礎
第9週 デジタルカメラ実習応用
第10週 デジタル画像加工
第11週 Javascript
第12週 スタイル・シート(CSS)
第13週 問題点の抽出と修正
第14週 作品最終チェック
第15週 まとめ
すべての週で講義と平行して実習を行っていきます。
【事前・事後学修】
学内サーバで公開している過去の受講生作品を閲覧し、どのような
ものを作るのか把握してください。また過去のテキスト・教材など
もすべてアクセスできますので学習の準備にお使いください。デジ
タル写真の加工には自由なソフトウェアgimpを利用するので情報ラ
ウンジにあるパソコンや自宅でのパソコンで利用し事前に学習して
おくことを推奨します。パソコンの基本的利用及びテキストエディ
タなどは既に利用スキルがあるものとして授業を進めますので、事
前の準備をお願いします。
【テキスト・教材】
必要なテキスト及び教材は、すべて事前に学内のサーバ及び学内PC
からアクセスできる本授業専用wikiサイト(h2np.net/jjc)に用
意しています。授業で使用しているプレゼンテーション等も含めす
べての教材は、学内からであれば本授業を選択した者だけではな
く、誰でも自由にアクセスし利用することができます。本授業選択
する判断資料としてもお使いください。学内Webページの情報セン
ターのページにある在学生専用ページのメニューからアクセス可能
です。授業専用wikiも同じ手順でアクセス可能です。
【成績評価の方法・基準】
課題提出・製作への取り組み60%、授業中の発言・積極的な参加40%
として評価します。
【参考書】
学内のサーバ及び学内からアクセスできる本授業専用wikiサイトに
リストが用意されています。内容に関しては随時アップデートされ
ます。
【注意事項】
パソコンの基本操作等はすでに習得しているものとして授業を進め
ます。技術系実習なので欠席が連続するとキャッチアップするのが
大変な授業ですのでその点を理解した上で受講してください。
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-41-
情報リテラシー応用c
土屋 陽介
1年~ 後期
データベース演習
池田 徳正
1年~ 後期 2単位
2単位
【授業のテーマ・目標】
「スマホ」や「SNS」の普及によってインターネットの世界は、よ
り身近なモノになりました。みなさんもインターネットを利用して
動画を見たり、気になる情報を検索したり、友達とコミュニケーシ
ョンを取ったりしているかと思います。インターネットは誰かに教
えてもらわなくても簡単に利用できてしまう便利な道具です。しか
しそれではインターネットをただ消費しているだけに過ぎません。
この講義では、インターネットの消費側ではなく、提供側にもなれ
るようになることを目標とします。そのために、まずはインターネ
ットを流れる情報の収集や編集方法について学習します。そして、
無料のホームページ作成サービス「Jimdo」を使って自らの手でホ
ームページを作成していきます。
【授業の内容】
第1週:ガイダンス
第2週:インターネットの検索テクニック
第3週:Webを活用した情報の収集
第4週:インターネットの基礎技術
第5週:ホームページの企画
第6週:ホームページの構築準備
第7週:ページの作成
第8週:コンテンツの調整
第9週:レイアウトの変更・調整
第10週:画像の編集、動画の表示
第11週:ブログサイトの作成
第12週:SNSとの連携
第13週:ホームページの更新・運営
第14週:プレゼンテーション
第15週:まとめ
【事前・事後学修】
日頃のインターネット利用自体が学習の場となります。
講義開始後は、講義で学んだことを意識しながらインターネットを
利用してください。
【テキスト・教材】
特になし。
【成績評価の方法・基準】
中間レポート(30%)
プレゼンテーション(30%)
最終成果物(ホームページ)(40%)
【参考書】
海老名 久美 著、「ポケット百科 Googleサービス 知りたいことが
ズバッとわかる本」、翔泳社(2015)
赤間 公太郎 著、「10日で作るかっこいいホームページ Jimdoデザ
インブック」、エムディエヌコーポレーション(2014)
西 真由 著、「無料ではじめる本格サイト Jimdo ウェブデザイン
」、ソーテック社(2015)
【授業のテーマ・目標】
TwitterやLINEで記事を投稿/閲覧するとき、Web上でニュースやメ
ールを閲覧するとき、現代では、コンピュータのほとんどの機能が
、データベースによって実現されています。データベースを理解す
ることは、コンピュータ・システムを理解するための鍵となるもの
です。
さらに、今日では、コンピュータシステムを通して蓄積された大量
のデータ(いわゆるビッグデータ)を活用することが、企業経営や
企画立案に必須の要件となりつつあります。こういった場面でも中
心となるのがデータベースです。
この科目では、1. コンピュータ・システムにおけるデータベース
の役割を学ぶ。2. AccessやMySQLのデータベース操作を通して、デ
ータベースへのデータの追加、抽出、集計ができるようになり、デ
ータベースの仕組みを理解する。3. データベースを使ったデータ
分析の基礎を学ぶ。4.データベースの設計の考え方を理解する、こ
とを目標として授業を行なっていきます。
社会人として最低限の知識とされるWordやExcelと異なり、Access
やMySQLを直接使う機会がある人は多くないかもしれません。しか
し、将来、企業や組織で、経営・企画・分析などに関わる仕事をし
たいと思っている人は少なくないはずです。データベースを通して
ものごとを見られるようになることは、新しいビジネスの発想や分
析の手段を手に入れることであり、さまざなまな場面で活かせるの
ではないかと思います。
【授業の内容】
1.コンピュータ・システムとデータベース
2.Accessの基礎
3.Accessを用いたテーブル設計-1
4.Accessを用いたテーブル設計-2
5.Accessを用いたテーブルの結合と集計-1
6.Accessを用いたテーブルの結合と集計-2
7.Accessを用いたデータ分析-1
8.Accessを用いたデータ分析-2
9.Webデータベースの操作-1
10.Webデータベースの操作-2
11.MySQLを用いたデータ操作-1
12.MySQLを用いたデータ操作-2
13.MySQLを用いたデータ操作-3
14.MySQLを用いたデータ分析
15.まとめ
【事前・事後学修】
開講前の準備学習は特に必要ありません。毎回の授業内容について
は良く復習し、次回に備えること。
【テキスト・教材】
授業内で指示します
【成績評価の方法・基準】
毎回の授業で課す課題 100%
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-42-
共 通 教 育
情報リテラシー応用b
情報リテラシー応用c
情報リテラシー応用c
-データベース入門-
久保 ちづる
1年~ 後期 2単位
データベースのスペシャリストを目指して
佐藤 健
1年~ 前期 2単位
【授業のテーマ・目標】
パソコンの普及やインターネットの発展を背景に、データベース
の利用は進んでいます。企業や組織は必要な情報をデータベース化
して経営や運営に活かし、私たちは、それら企業等が提供する様々
なデータベースの恩恵を受け、生活が便利になっています。
データベースの仕組みはどのようになっているのでしょうか?
この授業では、私たちの生活の基盤となりつつあるデータベース
に関する基礎知識や技術を学び、簡単なデータベースを構築できる
ようになることを目標としています。
学んだ知識は各種情報処理試験の一助にもなるでしょう。
【授業の内容】
第1週 ガイダンス、データベースの目的と歴史
第2週 データベースの基礎知識(種類・構造・DBMSの役割)
第3週 リレーショナルデータベースの仕組み・設計
第4週 正規化
第5週 SQL文の演習1(表の作成)
第6週 SQL文の演習2(抽出・変更・追加)
第7週 SQL文の演習3(削除・結合)
第8週 SQL文の演習4(集計)
第9週 Accessの機能を使用した演習1(表の作成、追加)
第10週 Accessの機能を使用した演習2(変更・抽出・削除)
第11週 データベース構築演習1(分析~設計)
第12週 データベース構築演習2(設計~表の作成)
第13週 データベース構築演習3(表のデータの編集・利用)
第14週 データベース構築演習4(見直し~仕上げ)
第15週 まとめ
【事前・事後学修】
事前学修:指示された課題に取り組む。(学修時間 週2時間)
事後学修:課題と授業中に実施した小テストの復習をする。(学修
時間 週2時間)
【テキスト・教材】
授業ごとにmanabaから提供します。
【成績評価の方法・基準】
演習課題 50%
小テスト(4回:基礎知識・正規化・SQL・総合) 40%
授業取り組み態度 10%
【参考書】
必要に応じてその都度指示します。
【注意事項】
データベースの構造や機能を確認するためにMicrosoft Accessを
使用しますが、このソフトの操作経験は不要です。
授業内容は学生の理解度によって多少変更する場合があります。
【授業のテーマ・目標】
データベース技術は、情報化社会においてさまざまな情報の統合利
用を実現するうえでの重要な基盤技術の一つです。データベースシ
ステムがないと情報システムが成立しないとも言えます。本授業は
、データベースの基本理論・設計方法を理解することを目標としま
す。具体的には、
1.データベースの概念、世界のデータをコンピュータの中に取り
扱うためのデータモデル
2.データベースを一元に管理・操作しやくするためのデータベー
ス管理システムの機能
3.DataBase Management System が使用するデータベース言語の
ひとつである SQL 言語について学習します。
実際のPC環境では、マイクロソフト社のアクセスを用います。将来
的に、データベース関係の資格取得などに興味を持ってもらうこと
を期待しています。
【授業の内容】
第1週 オリエンテーション
第2週 データベースの概念
第3週 データベースの様々なビジネスモデル(マスター系)
第4週 データベースの様々なビジネスモデル(在庫管理)
第5週 データベースの様々なビジネスモデル(生産管理)
第6週 データベースの関係スキーマ
第7週 関係スキーマの正規化
第8週 SQL概要
第9週 SQL CREATE
第10週 SQL SELECT
第11週 SQL INSERT DELETE
第12週 用語の解説(論理データモデル)
第13週 用語の解説(トランザクション管理機能)
第14週 用語の解説(分散データベース)
第15週 自作データベースの発表
【事前・事後学修】
manabaで事前に授業内容を確認し、授業時に質問できる準備をして
おくこと。授業開始時に用語に関する小テストを実施するため、事
前にデータベースに関する用語の学修をしておく。また、各授業週
ごとに、学習の理解を確認する課題を提出するため、事後学修とし
て、端末室が空いていれば積極的に操作をしてもらいたい。事前・
事後と期末レポート等の学修時間は、約22.5時間必要となる。
【テキスト・教材】
特になし。教場で配布する。
【成績評価の方法・基準】
出席時の小テスト 2点×15回 30%
各授業週ごとの課題提出 3点×15回 45%
期末試験(データベースファイル作成) 25点×1回 25%
【参考書】
教場で指示する
【注意事項】
就職活動等で、欠席をする場合には、所定の書類を提出すること。
― 50 ―
-43-
情報リテラシー応用c
データベースの理解と実践
菅原 淳史
1年~ 後期 2単位
土屋 陽介
1年~ 前期
【授業のテーマ・目標】
Face book、Twitter等のSNSをはじめとしてインターネット上に
は様々な便利なサービスが展開されており、我々の生活において必
要不可欠なものとなっています。こうしたサービスの背後では実は
必ずと言っていいほどデータベースが稼働しており、これらのサー
ビスを土台として支えている場合がほとんどです。また、インター
ネット上のサービスに限らず、我々の日々の生活や企業活動で利用
されるシステムにおいてもデータベースが直接的間接的に稼働して
いるものは多く、データベース技術について学ぶことは重要です。
本講では、座学によるデータベースの概要理解とデータベースの
基本的な操作実習を通し、データベースを自ら構築できるだけの基
本的な技術を身に付けることを目的とします。さらに、各種情報技
術関連資格の取得を目指すきっかけともなってほしいと思います。
実習環境には、MS-Accessを用います。AccessはGUI環境でデータ
ベースを扱える便利なソフトですが、実はその裏側でデータベース
を操作するためのSQLが動いており、本講ではそのSQLを直接操作す
る形でのSQL言語実習も行います。GUI操作とSQL操作の結果を比較
することも可能なので、理解の助けになると思われます。
【授業の内容】
第1週 オリエンテーション
第2週 データベースの基礎知識1(データベースとは?)
第3週 データベースの基礎知識2(データベースの仕組み)
第4週 データベースの基礎知識3(データベースの設計)
第5週 データベースの操作1(テーブルの設計と構築)
第6週 データベースの操作2(データ入出力と編集)
第7週 データベースの操作3(複数テーブルの利用)
第8週 データベースの操作4(検索と抽出)
第9週 データベースの操作5(計算・集計・分析)
第10週 データベースの構築1(基本構想と仕様検討)
第11週 データベースの構築2(テーブルと入出力系の作成)
第12週 データベースの構築3(ビューの作成)
第13週 データベースの構築4(動作確認と修正)
第14週 課題プレゼンと相互評価
第15週 まとめ
【事前・事後学修】
【事前学修】毎回のテーマに対応する資料に目を通し、練習試行等
に取り組んでいただきます。(学修時間 週2時間)
【事後学修】課題、小テスト、練習課題に取り組んでいただきま
す。(学修時間 週2時間)
【テキスト・教材】
必要に応じて指示、あるいはプリントを配布します。
【成績評価の方法・基準】
教場における小課題:30%、課題レポート:50%、授業態度(質
問へのコメントおよび実習取組み姿勢):20%で評価します。
【参考書】
授業において紹介します。
【注意事項】
情報リテラシー基礎aの修得を基本として、学内システムの利用
が出来ることが前提です。特に共有フォルダは実習で使用しますの
で、理解しておいてください。データベースについての予備知識は
不要です。
また、履修者数によりますが、データベース構築の課題はグルー
プワークとして実施する予定です。グループ間のコミュニケーショ
ンを密にして積極的に作業に参加するようにしてください。
【授業のテーマ・目標】
データベースは、大量の情報(データ)を蓄積・管理し、その中か
ら目的のデータを簡単に検索・分析できるしくみです。
現在の社会では、あらゆるところにデータベースが活用されており
、私たちが意識しなくとも日常的にデータベースを利用しているは
ずです。
身近なところでは、インターネットの検索システムや、ネットショ
ップなどでの商品購入システムがあげられます。
他にも大量のデータを扱う場面ではほぼデータベースが活用されて
います。
この授業では、データベースの仕組みから、データベースの基本的
な操作、さらにはデータベースを活用したシステムの構築までを学
んでいきます。
【授業の内容】
第1週 ガイダンス
第2週 データベースの基礎、仕組み
第3週 データベースの作成
第4週 データの入力
第5週 クエリでデータを検索(基本的な検索)
第6週 クエリでデータを検索(複数条件の検索)
第7週 クエリでデータを検索(関数を利用した検索)
第8週 リレーショナルデータベース(作成)
第9週 リレーショナルデータベース(データ入力)
第10週 リレーショナルデータベース(検索)
第11週 フォームの作成
第12週 レポートの作成
第13週 データベースの設計
第14週 データベース構築演習
第15週 まとめ
【事前・事後学修】
毎回の授業内容をよく復習し、次回に備えること。
講義前にmanabaに資料をアップロードしておくので、事前によく読
んでおくこと。
【テキスト・教材】
特になし。必要資料は授業中に配布します。
【成績評価の方法・基準】
授業中の課題・演習成果 60%
最終試験 40%
【参考書】
立山秀利 著、「今日から使える Accessデータベース 2013/2010/2
007対応」、ソシム(2014)
立山秀利 著、「Accessのデータベースのツボとコツがゼッタイに
わかる本―2013/2010対応 最初からそう教えてくれればいいのに!
」、秀和システム(2014)
小野哲 著、「データベースがわかる本(なるほどナットク!)」
、オーム社
― 51 ―
-44-
2単位
共 通 教 育
情報リテラシー応用c
情報リテラシー実践a
-情報スキルの社会的応用粟津 俊二・竹内 光悦・松下
1年~ 後期 2単位
情報リテラシー実践a
-エクセルを用いたデータ解析の実習金子 徹治
1年~ 後期 2単位
慶太
【授業のテーマ・目標】
情報リテラシー基礎、情報リテラシー応用などで涵養した文書作成
(Wordなど),データ処理(Excelなど), プレゼンテーション
(Power Pointなど)について操作スキルあるいは大学での調査・
研究に加え、社会・企業などでも活用できるような実践的なものと
して習得することが目標となる。またそれを客観的に示すためのMO
Sなど資格試験も積極的に活用する。
【授業の内容】
1.ガイダンス
2.ビジネスにおける文書作成基礎
3.ビジネスにおける文書作成応用
4.ビジネスにおけるデータ処理基礎
5.ビジネスにおけるデータ処理応用
6.ビジネスにおけるプレゼンテーション基礎
7.ビジネスにおけるプレゼンテーション応用
8.中間習熟度確認文書作成
9.中間習熟度確認データ処理
10.中間習熟度確認プレゼンテーション
11.中間習熟度確認フィードバック
12.最終習熟度確認文書作成
13.最終習熟度確認データ処理
14.最終習熟度確認プレゼンテーション
15.最終習熟度フィードバック
【事前・事後学修】
【事前学修】参考テキストで授業の該当箇所の予習と課題、前週に
立てた学習計画の進行確認
【事後学修】参考テキストで授業該当箇所の復習と次週までの学習
計画
【テキスト・教材】
ガイダンスで指示する。
【成績評価の方法・基準】
・提出課題(20%)
・最終習熟度確認(80%)
【注意事項】
manabaをはじめとしてオンラインにおける教材なども活用すること
で、授業時間・教室などを柔軟に編成した反転授業形式を積極的に
進める。
また学修計画を立てる、実施する、見直すというPDCAサイクルを自
分で回すことを意識した学修を期待する。
【授業のテーマ・目標】
化学実験・生物実験・質問紙調査など,どの研究においても得ら
れたデータの統計処理はとても大切です.比較したいグループ間に
有意差があるかどうかは「検定」という手法で判定します.また,
病気の診断や治療効果の評価を行う際には,各種検査データを含む
様々な要因を解析する必要があり,「多変量解析」という手法が使
われます.
本科目では,エクセルによる基本的なデータの取り扱い方から始
めて,統計ソフト「エクセル統計」を用いた様々なデータ解析手法
を修得します.教材にはできるだけ身近な実例を使って,理解しや
すい授業を工夫しています.
卒論のデータ処理や社会に出てから遭遇する様々な場面で役立つ
技術の習得を目指します.
【授業の内容】
第1回 オリエンテーション
第2回 エクセルの使い方(1)-セル参照,関数,IF文第3回 エクセルの使い方(2)-ピボットテーブル集計第4回 基本統計量の計算
第5回 平均の差の検定(t検定)
第6回
第7回
第8回
第9回
第10回
その他の検定手法
多変量解析とは何ができるのか
多変量解析(重回帰分析)
多変量解析(ロジスティック回帰分析)
結果の図形表示(エクセルの図形処理)
第11回 多変量解析(因子分析)
第12回 多変量解析(判別分析,クラスター分析)
第13回 多変量解析(数量化Ⅰ類Ⅱ類,生存分析)
第14回 まとめ(その他の市販統計ソフト)
第15回 課題の実施
【事前・事後学修】
事前学修:授業前に「授業で分析するデータ一覧表」からどんなこ
とが分かりそうかを精一杯想像して書き留めておくと新しい技能習
得がスムーズです.
事後学修:授業で使用した分析をいつでも使用できるように復習し
ましょう.授業で使用したデータと異なるデータでも分析できるこ
とが大切です.試してみて疑問に思ったことは次回の授業で解決し
ましょう.
【テキスト・教材】
manabaコースのレポート機能を用いて,PDFやエクセルファイル
等を配布します.
【成績評価の方法・基準】
授業中のデータ解析の課題の達成度:70%
平常点(新しい技能習得のための積極性,反復練習,質疑応答):
30%
【参考書】
・4Stepsエクセル統計 第3版 「柳井久江 」
・わかって楽しい心理統計法入門 Ver.2 「松田文子」
【注意事項】
数学の知識は必要としませんが,理系の実験データなども教材と
して使用します.
― 52 ―
-45-
情報リテラシー実践b
情報を得るためのリサーチとその基本
堀越 敏晴
1年~ 後期 2単位
プレゼンテーション技術の習得
金井 宏水
1年~ 後期 2単位
【授業のテーマ・目標】
人は意識するしないに関わらず、行動を起こす時には情報を参照し
ます。情報がない場合は情報を得ようとします。その情報を得るた
めのリサーチについて、商品やサービスの開発におけるプロセスを
例にして、テーマ設定、リサーチの設計、実査、分析、報告という
リサーチの基本を学び、実務や暮らしに役立てるための演習を行い
ます。
【授業の内容】
第1週 産業の変化、社会の変化と情報リテラシー
第2週 情報の性質
第3週 情報の管理・・・個人情報
第4週 情報の価値・・・商品やサービスの開発と情報
第5週 情報を得るためのリサーチ
第6週 リサーチの種類
第7週 アンケートの基本
・課題-1 情報の性質に関するレポート
第8週 リサーチ演習-1・・・課題を明らかにする
第9週 リサーチ演習-2・・・アンケート票の設計
・課題-2 課題に対するアンケート票
第10週 リサーチ演習-3・・・実査
第11週 リサーチ演習-4・・・集計と分析
第12週 リサーチ演習-5・・・報告の基本
第13週 報告と提案
第14週 報告・・・プレゼンテーション
・課題-3 リサーチ結果の報告および提案
第15週 講評・まとめ
【事前・事後学修】
1.ワード、エクセル、パワーポイントの基本操作
2.リサーチのテーマについて事前学習
3.リサーチの実査
4.リサーチ結果のまとめ
5.リサーチ結果の報告および結果からの提案
【テキスト・教材】
ノートと筆記具。適宜プリントを配布
【成績評価の方法・基準】
中間レポート、課題の内容25点、リサーチ報告・提案55点、事前学
習、課題提出状況、興味、意欲20点。
【参考書】
特になし。
【注意事項】
受講人数は25名以内。
テーマについての考察レポート、テーマについての情報収集、リサ
ーチ結果の集計・分析などの事前学習があります。
共 通 教 育
情報リテラシー実践a
【授業のテーマ・目標】
研究内容や作品を多くの人にわかり易く説明するためのプレゼン
テーション能力は、デザインの分野では特に重要です。文字は最小
限にして、視覚化された情報、画像や動画を主体とした効果的なプ
レゼンテーションを行うには、画像処理や2D、3D・CAD、動
画なども含めたアプリケーションの活用が有効になります。
この授業では、パワーポイント、フォトショップ、イラストレー
ター、スケッチアップ等のアプリケーションを基礎から教え、効果
的なプレゼンテーションを創ることができるようになることを目標
とします。
【授業の内容】
第1週 ガイダンス・プレゼンテーションとは
動くカードを創ってみる
第2週:フォトショップの基本操作
(1)写真の各種補正
(2)フィルタなどを体験
(3)スキャンイラストへの色刺し
第3週:フォトショップの応用操作
(1)写真を合成する(切り抜き・合成)
(2)マスク・さまざまな効果
第4週:フォトショップで創作課題
第5週:課題の完成と評価
第6週:イラストレーターの基本操作-1
(1)曲線や図形を描く・着色
(2)さまざまな変形加工など
第7週:イラストレーターの応用操作
(1)CAD機能で正確な作図
(2)包装紙をデザインする
第8週:イラストレータで創作課題
第9週:課題の完成と評価
第10週:3次元CADの体験 SketchUpの基本操作・家を描く
第11週:SketchUpでインテリアを描く
第12週:自由課題:SketchUpで住まいを創作する
第13週:課題の完成と評価・最終課題(パワーポイント)の説明
第14週:パワーポイントでまとめプレゼン制作
第15週:発表・評価
【事前・事後学修】
事前学修:前の授業でテーマ説明があった時は、次の時間までにテ
事前学習:前の授業でテーマ説明があった時は、次の時間までにテ
ーマ内容を考えておくこと。
事後学修:よく理解でなかった部分は復習しておく。課題制作が提
事後学習:よく理解でなかった部分は復習しておく。課題制作が提
出期限に間に合わない時は時間外でも進めておくこと。
【テキスト・教材】
テキストは無し。
教材は必要に応じて配布。
【成績評価の方法・基準】
課題評価・発表効果
60%
平常点(授業態度・取り組み姿勢)40%
【参考書】
やさしく学ぶGoogle Sketch Up
これからはじめるPhotoshopの本
【注意事項】
4種類のアプリケーションを勉強するが、休むと次の授業以降に影
響するので、なるべく休まないこと。特に基本操作の週は重要。
― 53 ―
-46-
-1-
情報リテラシー実践b
情報リテラシー実践c
パワーポイント実践
塚田 美香子
1年~ 後期 2単位
「アプリの仕組み」を楽しく試そう
合原 勝之
1年~ 後期 2単位
【授業のテーマ・目標】
パワーポイントは、プレゼンテーションだけでなく、画像を活用
する様々な場面においても、手軽に使える便利なソフトである。こ
の授業では、その特性を生かし、まず、画像処理と調整の基本を学
んだ上で、画像をパワーポイント上で活用する課題に取り組む。
具体的には、美術館や博物館でこれまでに開催された展覧会に出
品された展示作品を紹介するスライドショーの作成、展覧会のポス
ターや紹介文等の制作を行う予定である。それを通じて、画像の扱
いや調整方法を身に着け、画像をパワーポイント上で用いて、実際
の様々な場面で活用することを学んでいく。
【授業の内容】
第1週 パワーポイントに関する基礎知識とオリエンテーション
第2週 画像処理の基本1 画像作成、加工
第3週 画像処理の基本2 画像解像度、画像利用と著作権
第4週 展示品紹介スライドショーの作成1 企画と概要
第5週 展示品紹介スライドショーの作成2 画像と解説の構成
第6週 展示品紹介スライドショーの作成3 効果、発表手順
第7週 スライドショーの合評会
第8週 展覧会ポスターの作成1 企画と概要
第9週 展覧会ポスターの作成2 内容と構成、調整、印刷
第10週 ポスター合評会
第11週 展覧会紹介チラシ・配布物の作成1 企画と概要
第12週 展覧会紹介チラシ・配布物の作成2 内容とデザイン
第13週 展覧会紹介チラシ・配布物の作成3 レイアウト、印刷
第14週 展覧会紹介チラシ・配布物の合評会
第15週 まとめ
【事前・事後学修】
事前に課題の展覧会図録を読む。前回までの授業の内容や課題を、
各自、家や情報ラウンジのパソコンで1時間程度復習すること。課
題発表までに製作をおこなうこと。
【テキスト・教材】
授業中に適宜指示する。課題の展覧会図録は図書館の「指定図書コ
ーナー」にある。
【成績評価の方法・基準】
完成品の評価 50% 作業への取り組み等の平常点 30% 小
テスト 20%
【授業のテーマ・目標】
私たちは日頃からパソコンやスマートフォンで様々な「アプリ」を
使っています。現代社会では、「アプリ」は暮らしの中で欠くこと
のできない「道具」となっています。台所用品など一般的な暮らし
の道具は、一目見れば、その使い方や仕組みを理解できます。しか
し「アプリ」の使い方にはある程度の学習が必要ですし、その仕組
みについては全く理解できません。では「アプリ」の「仕組み」を
理解するには、どうすればよいのでしょうか。一番簡単な方法は、
試しに簡単な「アプリ」を自分で作ってみることです。
実用的な「アプリ」を開発するには、高度な学習と経験が必要にな
ります。しかし、「アプリ」の「仕組み」を知るだけであれば、基
本的な原理を学習するだけで十分です。
現代は「情報化された社会」ですから、アプリの仕組みを理解する
ことは、現代社会を理解することにもつながります。また社会人に
なることは、アプリの提供者となることを意味します。これは「サ
ービス化」する現代社会では、必然的な結果とも言えるでしょう。
本講義では、簡単な開発ツールを使用してアプリを試作します。こ
こで使用する開発ツールは、子どもの頃に遊んだ「積み木」や「ブ
ロック」のようにできています。積み木やブロックは、出来上がる
カタチを想像しながら自由に試すことができます。そして色やカタ
チから、一目でその「成り立ち」、つまり「構造」が理解できます
。この理解が、「アプリの仕組み」の理解です。視覚的に理解する
ことは難しいことではありから、試しながら楽しく「アプリの仕組
み」が理解できるでしょう。
【授業の内容】
第1週 オリエンテーション
第2週 開発ツール(Scratch)の設定と解説
第3週 Scratchによる物語制作
第4週 Scratchによる画像制作
第5週 Scratchによるクイズ制作
第6週 Scratchによる音楽制作
第7週 Scratchによるゲーム制作
第8週 Scratchによる自由制作課題
第9週 制作期間
第10週 制作期間(続き)
第11週 制作課題のプレゼンテーション
第12週 スクリプト言語とは(実際のプログラムを書く)
第13週 スクリプトの記法
第14週 スクリプトを試す
第15週 まとめと期末レポート
【事前・事後学修】
いつも使用しているアプリを事前によく観察して、操作からプログ
ラムの流れを考えるようにして下さい。また授業では、ソフトウェ
アの使用方法の説明を段階的に進めます。各回の使用方法を十分に
理解できるように復習して下さい。
【テキスト・教材】
必要な資料は、授業毎に配布します。
【成績評価の方法・基準】
平常点(課題への取り組み姿勢)40%、完成した作品40%、期末レ
ポート20%を配分基準として成績評価します。
【参考書】
テーマ毎に、参考資料などを指示します。
【注意事項】
はじめは、プログラミングへの心理的な距離感があると思いますが
、思い込みではなく、フラットな気持ちで授業に取り組んで下さい
。
― 54 ―
-47-
実践プロジェクト
ネットワーク社会論
上松 恵理子
1年~ 後期 2単位
木川 眞美
2年~ 集後
【授業のテーマ・目標】
モバイル社会の進展とともにコミュニケーションが変容している。
新たなコミュニケーションとはどのようなものかを考えていくため
に、メディア論やリテラシー論を踏まえながら、ワークショップや
ディスカッション、プレゼンテーションなど実践的な活動を行い、
分析していく。
【授業の内容】
第1回 ガイダンス
第2回 デジタルネイティブのリテラシーとは
第3回 ネットコミュニケーションの特徴
第4回 モバイルラーニング
第5回 モバイル・リテラシー演習1(モバイルについて)
第6回 モバイル・リテラシー演習2(学習を巡って)
第7回 モバイル・リテラシープレゼンテーション1(モバイルに
ついて)
第8回 モバイル・リテラシープレゼンテーション2(学習につい
て)
第9回 グループディスカッション
第10回 世界のメディアリテラシー教育の実践と理論
第11回 メディアリテラシー・プロジェクトワーク1(実践)
第12回 メディア・リテラシー・プロジェクトワーク2(実践)
第13回 グループワーク・ディスカッション
第14回 グルプワーク発表
第15回 まとめと考察
【事前・事後学修】
事前学修として、教科書の該当ページ、または、予習として提示し
た参考文献のページを1時間以上読むことを内容とし、また、グル
ープワークやプレゼンテーション、ディスカッションなどへの準備
を行うこと、また、事後学修としては、発表を自己評価しレポート
を事後学修の内容とする。
【テキスト・教材】
『大学生のための メディアリテラシー・トレーニング』長谷川一
・村田麻里子著(三省堂 2015年)2100円
【成績評価の方法・基準】
グループワークへの参加度・レポート提出からの平常点(30点)
発表内容(30点)
試験(40点)
【参考書】
松下慶太『デジタル・ネイティブとソーシャルメディア』(教育評
論社 2012年)1800円+税
キーワードで学ぶ最新情報トピックス2016-インターネットと情報
機器を上手に利用するために』(日経BP社 2016年)1200円+税
(2016年を参考にすること)
【注意事項】
テキスト教材を使って授業を行うので必ず準備すること。
【授業のテーマ・目標】
情報科目で学んだ文書作成・データ分析・プレゼンテーションやメ
ディアの取り扱いなどのスキルを社会・企業と連携し、プロジェク
トを進めていく中でより高度に、実践的なものとして身に付けるこ
とを目指します。また、多様な職業・職種の人々と協力しながら地
域連携と社会貢献の意義を学ぶ機会とします。
【授業の内容】
第1週 ガイダンス
第2週 地域連携とは
第3週 Facebookの活用
第4週 調査1(概要)
第5週 マーケティングと販売戦略
第6週 課題の抽出
第7週 調査2(データ収集)
第8週 データの整理・分析
第9週 改善案のプレゼンテーション準備
第10週 改善案のプレゼンテーション
第11週 改善案実施計画
第12週 改善案実施
第13週 改善案の見直し・評価
第14週 最終報告プレゼンテーション準備
第15週 最終報告と総括
【事前・事後学修】
それぞれの項目に対して個人・グループで作業を進めておくことが
求められる。
【事前学修】収集したデータの整理、予備調査を行う。2時間/週
【事後学修】収集したデータの解析とまとめを行う。 2時間/週
【テキスト・教材】
適宜、指示する。
【成績評価の方法・基準】
・プロジェクトへの参加度(50%)
・最終報告(50%)
【参考書】
適宜、指示する。
【注意事項】
プロジェクトを進行させるために履修人数制限(20名程度)を行う
場合がある。 履修希望者は、4月9日(土)から教務課窓口で配布
されるエントリーシートを提出すること。
選考日程は、エントリーシート配布時に確認すること。選考結果は
5月31日(火)後期共通教育科目の抽選結果の確認と同時に掲示・W
eb履修で発表する。
※選考の結果、合格した者は『Web履修』に自動登録される。同一
時限に他の科目を履修しないようにすること。
― 55 ―
-48-
2単位
共 通 教 育
情報リテラシー実践c
実践プロジェクト
哲学入門a
松下 慶太
2年~ 前期
安中 隆徳
1年~ 前期
2単位
【授業のテーマ・目標】
情報科目で学んだ文書作成・データ分析・プレゼンテーションやメ
ディアの取り扱いなどのスキルを社会・企業と連携し、プロジェク
トを進めていく中でより高度に、実践的なものとして身に付けるこ
とを目指します。
【授業の内容】
第1週 ガイダンス
第2週 課題抽出
第3週 情報収集と共有
第4週 現地調査1(概要)
第5週 現地調査2(データ収集)
第6週 データの整理・分析
第7週 プレゼンテーション準備
第8週 中間報告
第9週 課題の再検討
第10週 現地調査3(課題とのすり合わせ)
第11週 現地調査4(データ追加)
第12週 データの整理・分析の精緻化
第13週 プレゼンテーション準備
第14週 最終報告
第15週 総括
【事前・事後学修】
各授業回においてグループで設定した進捗に関する具体的な作業に
対して、次回授業までに作業・報告準備を行うこと。
【テキスト・教材】
適宜、指示する。
【成績評価の方法・基準】
・プロジェクトへの参加度(50%)
・最終報告(50%)
【参考書】
適宜、指示する。
【注意事項】
・社会・企業と連携していく中で授業時間外での準備・活動・学習
が求められることが多いので積極的かつ主体的に学ぶことを目指す
学生の履修を望みます。
・プロジェクト形式で進めるために20名程度の履修制限を行いま
す。選考など詳細については初回のガイダンスで説明するので必ず
出席すること。
2単位
【授業のテーマ・目標】
西欧哲学には、プラトン主義(理性が上になっていて現実を支配
するという考え方)と、キリスト者の自由思想(人が現実を超えて
いて、現実を変え得るという人を優位におく思想)がある。この二
つが合流して、人(の自由意志)が理性を通じて現実・自然に関わ
るという、人間を優位に置いた改革思想を展開したことを紹介して
いく。その際に、人は大自然と共に(中で)生きているはずだとい
う反論があったことも紹介する。
哲学入門aは、主にギリシャ哲学と聖書思想を紹介し、主に中世
までをあつかう。
【授業の内容】
1.人は言葉で世界を造り、そこに生きる。(ハイデッガー)
2.初期ギリシャ哲学。神話から離して自然を語った自然哲学。
3.ソクラテスが「無知の知」によって、知の発生を説いた。
4.プラトンのイデア論。イデア(魂的な理想)が天界にあるとい
う形で、理性優位を最初に語った
5.プラトンのイデア論。(不確かな)現象を超えて、知恵を発生
させる魂の能力。洞窟の比喩。太陽の比喩。線分の比喩。
6.イデア論の背景に、大工や鍛冶屋が材料を加工するという考え
方(制作物モデル)があったようだ。
7.アリストテレスは、個物の中に形相(理想)があるとして、段
階世界を語り、生物学の傾向も含んだ世界を語っている。
8.中間のまとめ。
9.西欧思想のもう一つの流れのヘブライ語(旧約)聖書。本
来は現世で国家独立、社会改革を考えていたが、前2世紀ころに理
想実現が不可能に見えたときに、ユダヤ主義の中へ来世志向が入っ
たようだ。
10.プラトンやアリストテレスの上下の思想(魂を天界に想定する
思考)を変形して、古代・中世の様々な世界観が語られた。
11.プロチノス。魂の浄化の理論。
12.ストア派。エピクロス派。
13.アウグスチヌス。キリスト者の哲学。
14.近代の現世志向(哲学入門bの内容)を予告的に紹介する。
15.まとめ。
【事前・事後学修】
事前学修。授業前に、配布したプリントの重要なところ(下線でマ
ークしたところ)を読み直して、内容を確かめておこう。
事後学修。当日のうちに、新しく出てきた用語や人名を(インター
ネット上などの)で調べ、授業の内容を確かめておこう。
日頃から、百科事典を用いた知識の正確化・拡充を心がけよう。
【テキスト・教材】
教科書。木田元著『反哲学入門』(新潮文庫)。562円。
その他の資料。プリントを配布します。
【成績評価の方法・基準】
定期試験、80%。平常点(授業態度、課題提出)、20%。
教科書・ノート・プリントなどの資料の持ち込みを許可して、テス
トを行う。
テスト問題は、3、4週間前にあらかじめ予告しておく。
【参考書】
教室で紹介します。
― 56 ―
-49-
哲学入門a
安中 隆徳
1年~ 後期
2単位
【授業のテーマ・目標】
哲学は長い伝統をもち、西洋の多くの学問の原点となる学問であ
る。哲学は古代ギリシアにおいて、我々を取り巻く自然に対する素
朴な疑問として生まれ、しだいに精緻な議論を発展させ、自然から
人間へとその領域を広げつつ、多くの学問領域へと細分化していっ
た。今日の多様な学問の多くは、直接、間接に哲学から派生したと
考えられている。西洋の学問全体の土台とも言うべき古代ギリシア
の自然哲学にまで遡って、その発生と展開の過程をたどり、西洋思
想の根底に横たわる自然観・人間観に対する理解を深めることを目
指したい。
【授業の内容】
古代ギリシアにおける哲学の発生以来の哲学の変遷を、歴史の流
れに沿って講義するつもりだが、とりわけ次のような諸点に言及す
る予定である。
1.哲学という言葉
2.最初の哲学者
3.神話と哲学
4.自然はなにからできているか
5.自然は生きている?
6.古代ギリシアの宇宙観
7.自然は変化するのかしないのか
8.霊魂の不死と輪廻転生
9.宇宙の秩序と調和
10.自然と数
11.存在と無
12.理性と感覚
13.自然を動かすもの
14.生成消滅の正体は
15.まとめ
【事前・事後学修】
[事前学修]配布資料の次回の授業内容に関連する個所を読んで、
未知の概念や理解できない点を書き出し、それらの点について自力
で調べられる範囲で調べてみる。(学修時間 週2時間)
[事後学修]講義に際して取ったノートに目を通して講義内容を思
い出し、理解が不十分な点と疑問を感じる点について参考文献や
webで調べ、未解決な点について次回の講義の際に質問できるよう
整理しておく。(学修時間 週2時間)
【テキスト・教材】
特定の教科書は使用しない。授業中に各種資料を配布。
【成績評価の方法・基準】
定期試験の成績と平常点(授業態度)とを総合して成績評価を行
う。(配点は試験7割、平常点3割を基準とするが、講義の理解度
や出席状況に応じて流動的)
【参考書】
バートランド・ラッセル著『西洋哲学史1』(みすず書房)
その他の参考文献については、授業中に紹介する。
【授業のテーマ・目標】
プラトン主義は、理性・理想が上になって現実を支配するという
考え方だったが、古代ギリシャや西欧中世では、その理想・イデア
が天の神(神々)にあって地上を支配するという天動説の宇宙観が
組み合わされていた。
哲学入門bでは、その上下の天動説の宇宙観がほぼ千年ほどかか
って疑われて、ついに崩れてしまって、次に、人間を中心として周
りの自然を認識し支配するという近代思想が現れてくる場面を紹介
する。
【授業の内容】
1.古代の上下の思想の確認。古典古代は、魂の理想が天に実在す
ると考えていて、理想の問題を天地に投影していたようだ。
2.もっと前には、現世志向が強く、ヘブライ語聖書も、前7世紀
のユダの社会改革・独立運動の書物だったようだが、前2世紀に独
立戦争に失敗して、来世志向が入った。
3.近代は、上と下(来世・天界への志向)を、内と外に基本の枠
組みを変えて、人が外界を変革する枠組みになった。
4.天地の古代思想(天界志向)を千年かけて疑った普遍論争。イ
デアは、言葉(人の判断力)にすぎないと述べた唯名論。
5.宗教改革と近代。ルターは、キリスト者が内面の理想を外に表
現すると、内外を軸に考えた。
6.デカルトの方法的懐疑。確かさを求めるための懐疑。
7.デカルトの「考える私」。身心の二元論。内と外の考え方。
8.中間のまとめ。
9.ホッブズとピューリタン革命。
10.ホッブズ。現世のルール。時代・宗派を超えようとする自然権
思想。新しい国家理論。
11.ヒューム。因果律への懐疑。
12.ヒューム。経験論。
13.ルソーとフランス革命。
14.その先の時代への展望。カント。
15.まとめ。後の思想への展望。
【事前・事後学修】
事前学修。配布したプリントの重要なところ(下線でマークしたと
ころ)を中心に読み返して、内容をとらえ直しておこう。
事後学修。当日のうちに、新しい用語や人名を(インターネット上
などの)百科事典で調べて、授業の内容を確かめよう。
日頃から、百科事典を用いた知識の正確化と拡充を心がけよう。
【テキスト・教材】
木田元著『反哲学入門』(新潮文庫)。562円。
資料としてプリントを配布する。
【成績評価の方法・基準】
定期試験、80%。平常点(授業態度、課題提出)、20%。
教科書・ノート・プリントなど資料持ち込みを許可して、テストを
行う。
テスト問題は、あらかじめ3、4週間前に予告しておく。
【参考書】
教室で指示する。
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-50-
2単位
共 通 教 育
降旗 芳彦
1年~ 前期
哲学入門b
哲学入門b
現代の哲学a
降旗 芳彦
1年~ 後期
現代哲学は近代哲学の人間中心主義を乗り越えられるか。
岡部 英男
1年~ 前期 2単位
2単位
【授業のテーマ・目標】
今日の我々にとって常識として定着している諸々の思想の中に
は、長い哲学の歴史を通じて育まれたものが少なくない。哲学の歴
史を振り返ることで今日の様々な思想がどのような起源を持つもの
であるかを理解して、我々が日頃常識と見なしていることの妥当性
を問い直し、これまであまり深く考えてみることのなかった様々な
事柄について、自分自身で根本的に考えることを目標としたい。
【授業の内容】
哲学入門aの内容を引き継ぐかたちで哲学史の流れに沿って講義
を進めるつもりだが、とりわけ次のような諸点に言及する予定であ
る。
1.無限に分けたらどうなるか
2.宇宙の目的とは
3.宇宙の無限性
4.無は有るのか無いのか
5.唯物論的自然観
6.魂も物質?
7.感覚とはなにか
8.普遍的なもの永遠なもの
9.真の知とは
10.生まれる前から知っていたこと
11.自然はなぜ動き変化する
12.神と世界の関係
13.世界はどのように生じたか
14.神秘主義とは
15.まとめ
【事前・事後学修】
[事前学修]配布資料の次回の授業内容に関連する個所を読んで、
未知の概念や理解できない点を書き出し、それらの点について自力
で調べられる範囲で調べてみる。(学修時間 週2時間)
[事後学修]講義に際して取ったノートに目を通して講義内容を思
い出し、理解が不十分な点と疑問を感じる点について参考文献や
webで調べ、未解決な点について次回の講義の際に質問できるよう
整理しておく。(学修時間 週2時間)
【テキスト・教材】
特定の教科書は使用しない。授業中に各種資料を配布する。
【成績評価の方法・基準】
定期試験の成績と平常点(授業態度)とを総合して成績評価を行
う。(配点は試験7割、平常点3割を基準とするが、講義の理解度
や出席状況に応じて流動的)
【参考書】
バートランド・ラッセル著『西洋哲学史1』(みすず書房)
その他の参考文献については、授業中に紹介する。
【授業のテーマ・目標】
現代哲学を、近代の主観性の哲学・意識の哲学の破綻の結果生じ
たものという観点から、歴史的展開によりつつ考察する。デカルト
に始まる近代哲学が、人間自身をすべての出発点とし、確実性とい
う基準を使ってそれ以外のすべて(自然、他者、身体など)を自分
のものとして支配、所有する運動だと言えるとすれば、現代の哲学
はそれを批判し乗り越えようとする試みだと言えるだろう。だが、
両者は人間自身という出発点を共有し、いわば同じ地平に立ってい
るため、現代哲学の近代哲学に対する批判は単純に成功していると
は言えない。つまり、人間は人間中心主義を脱することができるの
か。こうしたことを考察したい。
【授業の内容】
第1週 近代以前の哲学(哲学の始まり~古代ギリシアの哲学)
第2週 近代以前の哲学(プラトンのイデア論)
第3週 近代主観性の哲学1(デカルトの方法的懐疑、コギト)
第4週 近代主観性の哲学1(デカルトの心身二元論、相互作
用)
第5週 近代主観性の哲学2(カントの批判哲学)
第6週 近代主観性の哲学3(ヘーゲル、意識の成長)
第7週 近代主観性の哲学3(ヘーゲル、理性)
第8週 実存哲学(キルケゴールの実存哲学)
第9週 実存哲学(実存の三段階)
第10週 ニーチェ(芸術による世界の救済、力への意志、解釈)
第11週 ニーチェ(ニヒリズム、超人、永遠回帰)
第12週 ハイデガー
第13週 フッサールの現象学
第14週 ポスト・モダンの思想(フーコー)
第15週 まとめ
【事前・事後学修】
【事前学修】指定した参考書の該当箇所を予め読んでおくこと。あ
るいは、テレビ・新聞・インターネットなどで見聞きした問題の原
因を考え、それを習慣として行うこと。
【事後学修】この授業では、予習よりも復習に重点を置いてほし
い。毎回ノートを整理して、復習すること。小テストの課題を復習
して確認しておくこと。
【テキスト・教材】
教科書はとくに用いません。
【成績評価の方法・基準】
小テスト約30%(1回4点を7回)、試験60%、平常点(授業態度)
約10%
【参考書】
小坂国継・本郷均(編)『概説 現代の哲学・思想』(ミネルヴァ
書房 2012年)3,500円。
― 58 ―
-51-
倫理学入門a
言語の哲学
岡部 英男
1年~ 後期
生命倫理と環境倫理
岡部 英男
1年~ 前期 2単位
2単位
【授業のテーマ・目標】
現代の言語と心の哲学。現代哲学の主要な特徴は言語が最大の
テーマになったことである。言語とは何か(事物、観念など)の代
わりであり、言語以前の思考を伝達するための補助手段にすぎない
というのが伝統的な言語観であったのに対して、現代的な言語観で
は、言語があるからこそ人間は世界を合理的に理解できるのであ
り、言語は単なるモノの代用品ではなく、貨幣によく似た交換のた
めのツール・システムであると理解されている。伝統的言語観はど
のように現代の革命的言語観に変わったのか、そしてその結果、言
語に相関する心はどのように捉えられるようになったのか、こうし
たことを考察し、言語の社会性について理解を深めたい。
【授業の内容】
1 伝統的言語観としての言語代用説
第1週 ソクラテス1(名前の正しさ、言語慣習説とそれへの
批判)
第2週 ソクラテス2(言語自然本性説とそれへの批判、イデ
アを模倣する言語)
第3週 聖書のアダムの言語とバベルの塔の物語
第4週 アリストテレスの言語慣習説(事物と心と言葉の関
係、名前と指示対象との関係を安定させるものとしての慣習)
2 近代哲学における言語理解
第5週 ロック1(観念の記号としての言語、事物と観念と言葉
の関係)
第6週 ロック2(言語の不完全性としての恣意性・私秘性、救
済策)
第7週 コンディヤック1(言語と認識の起源、自然的記号と人
工的記号)
第8週 コンディヤック2(原初の自然語・身振り言語からの類
推によって生じる人工語・言語の優劣)
第9週 フンボルト1(言語の二側面・精神能力・音声、民族の
言語)
第10週 フンボルト2(言語の役割、言語と思考の関係、言語の
四類型、言語の優劣)
3 現代の言語哲学
第11週 ソシュールの構造言語学1(言語構造、ラングとパロー
ル、共時的と通時的)
第12週 ソシュールの構造言語学2(意味と価値、交換、言語代
用説の破壊、言語観の革命)
第13週 ウィトゲンシュタイン1(ピクチャー・セオリー)
第14週 ウィトゲンシュタイン2(言語ゲーム、幻想と治療)
第15週
まとめ
【事前・事後学修】
【事前学修】テレビ・新聞・インターネットなどで見聞きした新し
い言葉や新しい用法に注意して、書き留めておくこと。
【事後学修】この授業では、予習よりも復習に重点を置いてほし
い。毎回配布するプリントを読み返し、ノートを整理して、復習す
ること。小テストの課題を復習して確認しておくこと。
【テキスト・教材】
教科書はとくに用いませんが、ほぼ毎回プリントを配布する予定
【成績評価の方法・基準】
小テスト約30%(1回4点を7回)、試験60%、平常点(授業態度)
約10%
【参考書】
必要に応じて指示します。
【授業のテーマ・目標】
こんにち従来の価値観が崩壊し、対人関係の希薄化とともにモラ
ルの低下が顕在化しつつある。昨今の様々な事件はそれを如実に表
している。どうすれば社会の成員すべてに妥当する倫理を見出し創
出することができるのか。本講義のねらいは、そうした価値につい
て考察しそれを自らの行動に活かすこと、つまり損得だけではない
「よく生きる」ことの意味を学ぶことです。まずは何が問題なのか
を知ることが最初の目的であり、それをどう解決すべきかを自ら考
えることが次の目的です。まず前期では現在の諸問題(生命倫理、
環境倫理)を概説します。
【授業の内容】
第1週 一年間の予定。倫理学(ethics)の語義・対象・課題。道
徳との異同。
第2週 学問全体における倫理学の位置づけ。実践的学問としての
倫理学。生命倫理学の誕生。
第3週 生命倫理(体外受精、代理母、精子バンク)
第4週 生命倫理(体外受精の問題点、余剰杯、臓器製造)
第5週 生命倫理(人工妊娠中絶、三期説)
第6週 生命倫理(出生前診断、着床前診断、遺伝子操作への賛成
論と反対論)
第7週 生命倫理(優生思想)
第8週 生命倫理(脳死、臓器移植、臓器移植の問題点)
第9週 生命倫理(安楽死)
第10週 生命倫理(生命の尊厳と生命の質、パーソン論)
第11週 生命倫理(医療の倫理、パターナリズムからインフォーム
ド・コンセントへ)
第12週 生命論理(医療と正義、医療資源の配分、四つの原則)
第13週 環境倫理(倫理学の対象の拡大、環境倫理の三つの主張、
自然の生存権、自然保護の諸段階)
第14週 環境倫理(世代間倫理、未来に対する責任、人口問題と南
北問題)
第15週 まとめ
【事前・事後学修】
【事前学修】教科書の該当箇所を予め読んでおくこと。関連する
諸テーマについてテレビ・新聞・インターネットなどで報道される
ものを積極的に見て、関心をもつこと。
【事後学修】この授業では、予習よりも復習に重点を置いてほし
い。毎回ノートを整理して、教科書の該当箇所を読み返し、復習す
ること。小テストの課題を復習して確認しておくこと。
【テキスト・教材】
小坂国継・岡部英男(編)『倫理学概説』(ミネルヴァ書房)
3,000円
【成績評価の方法・基準】
小テスト約30%(1回4点を7回)、試験60%、平常点(授業態度)
約10%
【参考書】
小坂国継・本郷均(編)『概説 現代の哲学思想』(ミネルヴァ書
房 2012年)3,500円。
― 59 ―
-52-
共 通 教 育
現代の哲学b
倫理学入門a
倫理学入門b
降旗 芳彦
1年~ 前期
倫理学史と現代の正義論
岡部 英男
1年~ 後期 2単位
2単位
【授業のテーマ・目標】
倫理学の創始者と言われるソクラテス以来の倫理思想の系譜をた
どりつつ、西洋の倫理観の柱となっていると思われるいくつかの典
型的な倫理思想を紹介し、その相互の関係を考えるとともに、それ
らを具体的な個々の状況に当てはめて、我々の身近な問題とのかか
わりで理解していくように努めたい。複雑で困難な多くの問題を抱
える現代の社会において、これらの倫理思想についての理解が、自
己の生き方について考える際の指標になることを期待したい。
【授業の内容】
ソクラテス以来の倫理思想史の流れに沿って講義を進めるつもり
だが、とりわけ次のような諸点に言及する予定である。
1.倫理学とはどのような学問か
2.相対主義と普遍的真理
3.無知を知ること
4.徳とはなにか
5.知ることと為すこと
6.禁欲主義の倫理思想
7.快楽主義の倫理思想
8.世界市民主義
9.普遍的なものの存在
10.個人と国家の関係
11.理想の国家とは
12.機能主義的な倫理思想
13.理性と徳
14.最高の幸福とは
15.まとめ
【事前・事後学修】
[事前学修]配布資料の次回の授業内容に関連する個所を読んで、
未知の概念や理解できない点を書き出し、それらの点について自力
で調べられる範囲で調べてみる。(学修時間 週2時間)
[事後学修]講義に際して取ったノートに目を通して講義内容を思
い出し、理解が不十分な点と疑問を感じる点について参考文献や
webで調べ、未解決な点について次回の講義の際に質問できるよう
整理しておく。(学修時間 週2時間)
【テキスト・教材】
特定の教科書は使用しない。授業中に各種資料を配布する。
【成績評価の方法・基準】
定期試験の成績と平常点(授業態度)とを総合して成績評価を行
う。(配点は試験7割、平常点3割を基準とするが、講義の理解度
や出席状況に応じて流動的)
【参考書】
バートランド・ラッセル著『西洋哲学史1』(みすず書房)
その他の参考文献については、授業中に紹介する。
【授業のテーマ・目標】
こんにち従来の価値観が崩壊し、対人関係の希薄化とともにモラ
ルの低下が顕在化しつつある。昨今の様々な事件はそれを如実に表
している。どうすれば社会の成員すべてに妥当する倫理を見出し創
出することができるのか。本講義のねらいは、そうした価値につい
て考察しそれを自らの行動に活かすこと、つまり損得だけではない
「よく生きる」ことの意味を学ぶことです。まずは何が問題なのか
を知ることが最初の目的であり、それをどう解決すべきかを自ら考
えることが次の目的です。後期では過去の代表的思想を解説し、最
後に再び現代の問題(正義論)を考えます。
【授業の内容】
第1週
倫理学(ethics)の語義・対象・課題。道徳との異同。
過去の倫理学史を学ぶことにどんな意味があるのかを現代の経営
倫理との比較で考える。人間の自己理解の変遷、近代主体性、習
俗、道徳性、人倫。
第2週
古代ギリシアの正義観の変遷、ノモス観の変遷
第3週
ソフィスト 対 ソクラテス
第4週
プラトンの理想国家、アリストテレスの現実的倫理学
第5週
ユダヤ教(契約、律法、メシア思想)、キリスト教(イ
エスの教え、パウロ、十字架による贖罪、アガペー)
第6週
ルネッサンスのユマニスム、教養概念の成立、宗教改革
と禁欲的職業倫理。
第7週
社会契約説1(ホッブズ)
第8週
社会契約説2(ロック、ルソー)
第9週
カントの倫理学1(条件付きの善と無条件の善、善い意
志)
第10週
カントの倫理学2(道徳法則、意志の自律としての
自由、カントへの批判)
第11週
ヘーゲルの市民社会論(家族、市民社会、国家)
第12週
功利主義(快楽、最大多数の最大幸福、制裁)
第13週
ニーチェの道徳批判(力への意志、ルサンチマン)
第14週
正義論(公正な社会と自由な社会、ロールズの正義
論とそれへの批判)
第15週
まとめ
【事前・事後学修】
【事前学修】教科書の該当箇所を予め読んでおくこと。関連する諸
テーマ(とりわけ正義論)について、テレビ・新聞・インターネッ
トなどで報道されるものを積極的に見て、関心をもつこと。
【事後学修】この授業では、予習よりも復習に重点を置いてほし
い。毎回ノートを整理して、教科書の該当箇所を読み返し、復習す
ること。小テストの課題を復習して確認しておくこと。
【テキスト・教材】
小坂国継・岡部英男(編)『倫理学概説』(ミネルヴァ書房)
3,000円
【成績評価の方法・基準】
小テスト約30%(1回4点を7回)、試験60%、平常点(授業態
度)約10%
【参考書】
必要に応じて指示します。
― 60 ―
-53-
倫理学入門b
安中 隆徳
1年~ 前期
2単位
【授業のテーマ・目標】
現代の倫理学上の諸問題を考える上で重要な素材を提供してくれ
るヘレニズム期から中世にかけての倫理思想を中心に、西洋の倫理
思想の系譜をたどり、古来多くの思想家が取り組んできた倫理学の
普遍的な課題を明らかにしていきたいと思う。キリスト教における
倫理思想を論じる際には、そのような課題の一つである自由意志の
問題を取り上げ、この問題がどのように扱われて今日に至っている
かを解説したいと思う。
【授業の内容】
倫理学入門aの内容を引き継ぐかたちで倫理思想史の流れに沿っ
て講義を進めるつもりだが、とりわけ次のような諸点に言及する予
定である。
1.自然と人間
2.自然と神
3.理性とはなにか
4.平等の思想
5.快楽とはなにか
6.心の平静を求める思想
7.運命は変えられないのか
8.決定論と自由
9.神の全知全能と人間の自由
10.摂理と恩寵と自由
11.悪の起源
12.予定説
13.因果関係と人間の自由
14.機械論的人間観
15.まとめ
【事前・事後学修】
[事前学修]配布資料の次回の授業内容に関連する個所を読んで、
未知の概念や理解できない点を書き出し、それらの点について自力
で調べられる範囲で調べてみる。(学修時間 週2時間)
[事後学修]講義に際して取ったノートに目を通して講義内容を思
い出し、理解が不十分な点と疑問を感じる点について参考文献や
webで調べ、未解決な点について次回の講義の際に質問できるよう
整理しておく。(学修時間 週2時間)
【テキスト・教材】
特定の教科書は使用しない。授業中に各種資料を配布する。
【成績評価の方法・基準】
定期試験の成績と平常点(授業態度)とを総合して成績評価を行
う。(配点は試験7割、平常点3割を基準とするが、講義の理解度
や出席状況に応じて流動的)
【参考書】
バードランド・ラッセル著『西洋哲学史1』(みすず書房)
その他の参考文献については、授業中に紹介する。
【授業のテーマ・目標】
日本語の「倫理」とは倫(仲間)をつくる道理という意味で、明
治に作られた翻訳語だが、元のギリシャ語のエトスは、故郷、故郷
での振る舞い方、道徳意識という意味で、<ある場所での振る舞い
方>を内容にしている。
西欧では、ギリシャ以来の主知主義が倫理思想の基本になってい
て、(奴隷ではなく)主人として振る舞うことを目標にしているの
だが、これは、国民が主人になる現代の民主主義にも基本になる考
え方であるから、まず主知主義を紹介する。
次に、現代まで生きている古い倫理伝統をいくつか取り上げ、そ
のキーワードと基本的な着眼点を紹介していく。
【授業の内容】
1.倫理とは倫(仲間)をつくる道理という意味である。だが西欧
語のethicsは「故郷・習慣」を語源にしている。
2.ギリシャの主義主義の倫理は、現代の民主主義の基本にもなっ
ている。
3.ギリシャの主知主義は、「知って行う主人の自由」である。
4.主知主義は、現代の民主主義にとっても、国民が知って行う意
味で重要であり、ジャーナリズムの問題でもある。
5.医療現場の告知の主知主義の問題の一つである。告知した方が
、医師と患者の信頼が生まれやすいという報告や、治療成績が良い
という報告もある。
6.嘘と主知主義の問題。アンネフランクを嘘で助けるのは善か?
7.情報の扱い方。嘘と忠告。
8.古くから現在まで生きている倫理伝統の例が多くある。
9.例1。プロテスタントの(法律・律法を超える)エリート倫理
。武士道に似ているという。
10.例2。インドのカースト制。競争を避け、うまく食料や職業を
分配していた面もあった。
11.例3。日本のチーム(共同体)倫理。
12.例4。部族(血縁の一族)による内紛が起きやすい中東世界。
13. 例5。部族(一族)を超えて、他人がチームを作った西欧や日
本との比較。梅竿忠夫「文明の生態史観」の紹介。
14.資本主義社会の倫理であるイギリスの功利主義の(の予習)。
15.まとめ
【事前・事後学修】
事前学修。前の授業のプリントの重要なところを読み直して、内容
を確めておこう。
事後学修。当日のうちに、新しい用語や人名を、(インターネット
上などの)百科事典で調べ、授業の内容を確かめておこう。
日頃から百科事典を用いた知識の正確化・拡充を心がけよう。
【テキスト・教材】
資料・プリントを配布する。
【成績評価の方法・基準】
定期試験、80%。平常点(授業態度、課題提出)、20%。
教科書・ノート・プリントなどの資料の持ち込みを許可して、テス
トを行う。
テスト問題は、3、4週間前に、あらかじめ予告しておく。
【参考書】
教室で紹介する。
― 61 ―
-54-
2単位
共 通 教 育
降旗 芳彦
1年~ 後期
現代倫理学a
現代倫理学b
美学a
安中 隆徳
1年~ 後期
「美の哲学」としての美学
樋笠 勝士
1年~ 前期 2単位
2単位
【授業のテーマ・目標】
前期の(ギリシャ以来の)主知主義と、古来からのいろいろな倫
理伝統をまず復習してから、現代の資本主義社会の考え方である、
(18世紀イギリスに始まってきた)ベンサムの功利主義の考え方
を主として紹介していく。
現代倫理学bでは、近代のイギリス思想が感情や利益に注目して
いることを紹介して、利益の分配と倫理の問題を中心にして、現代
の新自由主義にいたる道筋を紹介していく。
【授業の内容】
1.前期の確認。西欧の倫理思想の主軸は、ギリシャ以来の主知主
義。「知って行う」ことができる<主人としての自由>。
2.いろいろな倫理伝統。西欧と日本では、部族(血縁の一族)を
解体した伝統があった。
3.西欧と日本では、(部族が残っていて部族紛争や内戦が起きや
すい中東に比べて)、他人がチームになっている近代社会が作りや
すかった。
4.清教徒革命の中で、ホッブズは、宗派の違いを超えて、人の本
性(nature、生まれつき、自然)に注目して、宗教の違いを越える
現世の自然ルールを提案した。
5.ベンサムの功利主義の考え方。中産階層を増やす税法(相続税
など)。
6.功利主義が考える中産階層を増やす手法。相続税・資産税、安
価で良質な公教育。
7.18世紀イギリスのヒュームは、倫理の感情面、利益分配の面
に注目していた。
8.(ヒュームと親しい)アダムスミスの道徳感情論。
9.同時代人として交流があったヒュームとルソー。
10. フランス革命を批判的に見ていたベンサムの功利主義。暴力
革命を批判する功利主義。
11. ルソーの「森の自然人」。
12.人間(の自由)に戻して、新たにルールを考える場を作ってい
るカントの倫理学。
13.自由が新しい産業を生む面に注目した新自由主義。
14.ロールズの正義論。
15.まとめ。
【事前・事後学修】
事前学修。配布プリントの重要なところを、読み返しておこう。
事後学修。当日のうちに、新しい用語や人名を(インターネット上
などの)百科事典で調べて、授業の内容を確かめておこう。
日頃から、百科事典を用いた知識の正確化・拡充を心がけよう。
【テキスト・教材】
資料・プリントを配布する。
【成績評価の方法・基準】
定期試験、80%。平常点(授業態度、課題提出)、20%。
教科書・ノート・プリントなどの資料の持ち込みを許可して、テス
トを行う。
テスト問題は、3、4週間前に、あらかじめ予告しておく。
【参考書】
教室で紹介する。
【授業のテーマ・目標】
「美学」とはどのような学的探求なのかを学ぶ。「美学」の名称
そのものを見れば、我々は「美」が主題化されている学問であると
想定してしまうが、しかし他方で、名称を意識しない限りでは「芸
術」を思い浮かべてもいるであろう。はたして「美」と「芸術」は
繋がるものであるのだろうか、さらには「美学」という邦訳となっ
た元の言葉 Aesthetics が「感性」の意味をもつことを知れば、か
なり錯綜してくるのではないだろうか。本講義では「美学」につい
て一般的に総括的に、その「何であるか」について論じ、「美学」
の学的探求自体を歴史的にも体系的にも吟味してゆきたい。
前期は上記の体系的な説明の後、「美の哲学」としての美学を論
究することとしたい。その内容は「美とは何か」という根本的な問
いを徹底的に洞察することにある。それは自然美もあれば芸術美も
ある。また精神的な美もあれば物体的な美もある。更には、儚さや
悲壮などのように「美的なもの」「美意識」など感性的領域にも展
開してゆく概念である。これを考えていきたい。
【授業の内容】
第1週 イントロダクション:「美とは何か」の問い
第2週 学問としての美学の始まり・・・西洋近代
第3週 美学的探求の始まり・・・西洋古代
第4週 西洋哲学史における「真・善・美」について
第5週 西洋思想の二つの源流・・・ギリシャ思想とキリスト教
第6週 美学のテーマ:「美・芸術・感性」
第7週 「美の哲学」の源流としてのプラトン哲学
第8週 プラトンの「美」の思想
第9週 プラトンにおける芸術論の両義性
第10週 プラトン美学の展開:キリスト教美学
第11週 プラトン美学の展開:ルネサンス美学
第12週 プラトン美学の展開:近代美学
第13週 「美」と「美的なもの」
第14週 「美」と「芸術・感性」との関係
第15週 総括
【事前・事後学修】
美学について特に予備知識は不要です。事前に必要なのは、「美学
」に対して予断することなく問題意識をもつことです。可能な範囲
で、自ら「美」を定義する試みをしてください。事後に大切なのは
、講義前の自己の認識との比較によって、学問の意義や教育の効果
を評価して下さい。
【テキスト・教材】
教材は適宜配布します。
【成績評価の方法・基準】
平常点(授業態度、リアクションペーパー提出)(30%)と試験(7
0%)にて綜合的に判断します。
【参考書】
今道友信編『講座美学』(全五巻、東大出版会)、竹内敏雄編『美
学事典』(弘文堂)、木幡順三『美と芸術の論理』(勁草書房)、
ドニ・ユイスマン『美学』(白水社クセジュ文庫)、今道友信『美
について』(講談社現代新書)
― 62 ―
-55-
社会思想史a
「芸術哲学」としての美学
樋笠 勝士
1年~ 後期 2単位
安中 隆徳
1年~ 前期
【授業のテーマ・目標】
前期では「美学」とはどのような学的探求なのかを、その古典的
規範的視点から学んだ。後期では更に発展的に「美学」の学的探求
の内実を洞察し、現代的な課題をも考慮しつつ、「美学」の学問的
可能性を論じてみたい。
西洋近代は「美学」における探求を、「芸術」に集中させてき
た。そこから「芸術は美しい」という言説が規範化してきたが、し
かし、大戦前後からその考え方は崩れ、今や、芸術は美と無縁であ
り、むしろ一般的に感性を刺激する事象であるという考え方が学究
的な場に浸透してきた。このような状況において「美学」の学的可
能性はどのようなものとなるのであろうか。「美学」は、もはや「
美しき芸術」や「(芸術の起源としての)宗教」から一層離れた学
的探求へと進んでいくのであろうか。それとも別の考え方もありう
ると見るべきであろうか。このあたりを具体的な作品事象を紹介し
つつ考えてみたい。
後期は近代的な「芸術」の概念を出発点にしつつ現代的な課題に
も応える内容を提供していきたい。
【授業の内容】
第1週 イントロダクション:規範としての古典美学
第2週 芸術哲学の源流・・・アリストテレス
第3週 アリストテレスの美学
第4週 アリストテレスの芸術哲学
第5週 近代美学の基礎・・・カント美学(感性学)
第6週 近代美学の展開・・・ドイツ観念論美学(芸術哲学の誕生)
第7週 近代美学の終焉・・・ヘーゲル美学(客観性の美学)
第8週 近代美学の超克・・・ニーチェ(生の美学)
第9週 現代芸術の始まり・・・ダダイズム
第10週 複製技術時代の展開・・・アウラの喪失
第11週 複製技術時代の展開・・・映画と写真の可能性
第12週 実存主義の美学
第13週 現象学的身体論の美学
第14週 分析美学の可能性
第15週 感性学の復興
【事前・事後学修】
事前学修として、前期の科目を受講済みであることが望ましいです
。そうでない場合は、下記の任意の参考文献を事前に読んでおいて
ください。事後に大切なのは、講義前の自己の認識との比較によっ
て、学問の意義や教育の効果を評価して下さい。
【テキスト・教材】
教材は授業中に配布します。
【成績評価の方法・基準】
平常点(授業態度、リアクションペーパー提出)(30%)、試験(
70%)とにより綜合的に判断します。
【参考書】
今道友信編『講座美学』(全五巻、東大出版会)、竹内敏雄編『美
学事典』(弘文堂)、木幡順三『美と芸術の論理』(勁草書房)、
ドニ・ユイスマン『美学』(白水社クセジュ文庫)、今道友信『美
について』(講談社現代新書)
【授業のテーマ・目標】
前期の社会思想史aでは、ナショナリズム(国民・民族主義)ま
でを扱う。
「国民nation」とか「民族nation」という二字熟語が以前から
あった印象があるが、日本語では明治時代以降の翻訳語のようだ。
実際に人々が母語(の文化・伝統)に結集したのは、17世紀イギリ
スのピューリタン革命に始まっている。その「国民国家」が、18
世紀の仏革命、また19世紀の明治維新につながっていた。
中世人の「荘園」意識を、あらたに一言語圏の「生まれnationに
よる国家state」(民族国家・国民国家)に造り替えて産業社会を
作ったという流れを理解させることを、主な目的にしている。
最初に、古代の都市国家、中世のイスラムを紹介して、次に西欧
近代の国民国家へ進んでいく。
【授業の内容】
1.初めに。都市国家。大河と乾燥地帯。
2.都市国家と遊牧社会。
3.遊牧民・騎馬民族。
4.中間権力がない遊牧社会。
5.イスラム(神への服従)が習慣・価値意識を共通にさせて、部
族抗争が止めさせ、広い中継貿易圏を作った。
6.イスラムの源流のヘブライ語聖書も、社会・礼拝改革の理論書
だった。地理上の発見は、イスラム圏のラクダ輸送を圧倒した。
7.中間のまとめ。
8.西欧近代には、農村でのものつくりの物流(加工産業)が広が
り、人々の所属意識も、一母語圏まで広がり、国民国家ができた。
9.宗派戦争を越える自然法という思想。
10.ホッブズの国家契約説。ロック、ルソー。
11.ベンサムの功利主義。ベンサム、ヒューム、アダム・スミスに
よる古典的自由主義。
12.300ほどに分裂していた領邦国家だったドイツにも、「国民
国家nation state」を求める運動が起きた。そのドイツを、
明治政権が参考にしていた。後進地域のナショナリズム。
13.1930年(世界大恐慌)後の計画・管理主義。ケインズ主義
。共産主義。世界規模の冷戦。
14.1980年代より以降の、現代の新自由主義。
15.まとめ。
【事前・事後学修】
事前学修。配布プリントの重要なところを、前もって読んで、内容
を確かめておこう。
事後学修。当日のうちに、新しい用語や人名を(インターネット上
などの)百科事典などで調べて、授業の内容を確めよう。
日頃から百科事典を用いた知識の正確化・拡充を心がけよう。
【テキスト・教材】
資料・プリントを配布する。
【成績評価の方法・基準】
定期試験、80%。平常点(授業態度、課題提出)、20%。
教科書・ノート・プリントなどの資料の持ち込みを許可して、テス
トを行う。
テスト問題は、3、4週間前に、あらかじめ予告しておく。
【参考書】
教室で指示する。
― 63 ―
-56-
2単位
共 通 教 育
美学b
社会思想史a
降旗 芳彦
1年~ 後期
社会思想史b
安中 隆徳
1年~ 後期
2単位
【授業のテーマ・目標】
人間が常に社会を形成して生きていることからして、人間のあり
方を考えることは、社会のあり方を考えることにもなる。社会の構
成員にとって望ましい社会はどのような社会で、その社会を実現す
るためにはどうすべきかについて、古代ギリシア以来様々な思想家
によって多様な議論がなされてきた。それらの思想は、政治、経
済、宗教、教育等の広い領域と関連しつつ、人間と自然、人間と
神、個人と社会といった多様な観点から展開されて来た。社会思想
史aでは、今日の各種の社会思想の土台となる近代以前の社会思想
の歴史を、できるだけ社会思想の多面性を尊重しながら、また日頃
政治や経済の知識に接する機会の少ない受講生にも理解できるよう
配慮しながら解説するつもりである。社会思想の歴史を学ぶこと
で、社会としての人間のあり方を問い直すことを目標にしたい。
【授業の内容】
1. 古代ギリシアの民主政治
2. プラトンの国家論
3. アリストテレスの倫理思想
4. アリストテレスの政治学
5. ローマの社会とストア派の自然法思想
6. 中世ヨーロッパにおける宗教と科学
7. アウグスチヌスの神の国
8. 中世からルネッサンスへ
9. マキャベリの君主論
10.ホッブズの唯物論と国家論
11.ロックと名誉革命
12.ルソーの教育論
13.ルソーの社会契約論
14.アダム=スミスの国富論
15.まとめ
【事前・事後学修】
[事前学修]配布資料の次回の授業内容に関連する個所を読んで、
未知の概念や理解できない点を書き出し、それらの点について自力
で調べられる範囲で調べてみる。(学修時間 週2時間)
[事後学修]講義に際して取ったノートに目を通して講義内容を思
い出し、理解が不十分な点と疑問を感じる点について参考文献や
webで調べ、未解決な点について次回の講義の際に質問できるよう
整理しておく。(学修時間 週2時間)
【テキスト・教材】
特定の教科書は使用しない。授業中に各種資料を配布。
【成績評価の方法・基準】
定期試験の成績と平常点(授業態度)とを総合して成績評価を行
う。(配点は試験7割、平常点3割を基準とするが、講義の理解度
や出席状況に応じて流動的)
【参考書】
参考文献については、授業中に紹介する。
2単位
【授業のテーマ・目標】
社会思想史bは、日本の近代化との関わりで、西欧の社会思想が
輸入された様子をあつかう。
まず、江戸時代の農村(の若者組の自治)、金納地租による農村
の階層分化、養蚕による地方の興隆、武士系の右翼、自由民権、北
一輝などを紹介していき、ドイツの国家主義や、英米系の功利主義
や、ソ連系の共産主義、国民社会主義(national socialism、ナチ
ズム)やファシズムなどの国際的な動向と関連を紹介する。
次に戦後に移り、冷戦期の日本の高度成長時代の状況や、世界的
に左翼的な傾向が強かった1970年代を紹介する。さらに、冷戦以後
に新自由主義が世界的に採用された動きを紹介する。
【授業の内容】
1.江戸時代に農村には、税は物納で、村は自治で経営され、若者
組が中心にいて、村は中産的だった。
2.金納の土地税、「地租」のために、明治期には、江戸時代には
少なかった小作がデフレ期に増えた。ソ連でも中国でも、重工業化
の時期に農民の餓死があった。
3.昭和14年(1938年)から、小作優遇の税制に転じた。
4.戦前の地方の産業の明るい面が、養蚕や製糸業だった。
5.玄洋社と頭山満。西南戦争の後継者だと考えていた自由民権運
動。
6.薩長土肥から武士・ジャーナリスト系の右翼がでていた。
7.北一輝の国家改造案。
8.中間のまとめ。
9.日本で中間層を生むのに成功したのは、英米系の功利主義によ
る戦後の税制と、戦後のハイパー・インフレだった。
10. 冷戦期の戦争需要によって、日本が高度成長した。
11.新しい産業・起業への規制が多かった。世界的に、「大きな政
府」の時代だった。
12. ベトナム反戦運動では、一般市民が政策決定に影響を与えた。
13. 1980年代から、自由が新しい産業を生むことが重視され、
世界的に、「小さな政府」による新自由主義政策がとられた。
14. 冷戦以後の世界。世界的な自由貿易体制。
15.まとめ。
【事前・事後学修】
事前学修。配布プリントの重要らしい箇所を、前もって読んで、概
要を確かめておこう。
事後学修。当日のうちに、新しい用語や人名を(インターネット上
などの)百科事典などで調べて、授業内容を確かめておこう。
日頃から、百科事典を用いた知識の正確化・拡充を心がけよう。
【テキスト・教材】
資料・プリントを配布する。
【成績評価の方法・基準】
定期試験、80%。平常点(授業態度、課題提出)、20%。
教科書・ノート・プリントなどの資料の持ち込みを許可して、テス
トを行う。
テスト問題は、3、4週間前に、あらかじめ予告しておく。
【参考書】
教室で指示する。
― 64 ―
-57-
中国の思想b
さまざまな〈治療世界〉
角屋 明彦
2年~ 前期 2単位
日本のなかの中国思想
洲脇 武志
2年~ 後期 2単位
【授業のテーマ・目標】
中国文化のいろいろな局面を〈病〉という視点から通史的に概観す
る。
【授業の内容】
第1週…プロローグ…〈治療世界〉というもの
第2週…神話時代…神話のなかの医療文化:『山海経』
第3週…古代…扁鵲の治療世界(前)…背景説明
第4週…古代…扁鵲の治療世界(後)…本論講説
第5週…漢…淳于意の治療世界(前)…背景説明
第6週…漢…淳于意の治療世界(後)…本論講説
第7週…三国(魏)…華佗の治療世界(前)…背景説明
第8週…三国(魏)…華佗の治療世界(中)…映画鑑賞
第9週…三国(魏)…華佗の治療世界(後)…本論講説
第10週…北朝…仏図澄の治療世界(前)…背景説明
第11週…北朝…仏図澄の治療世界(後)…本論講説
第12週…唐…伝奇のなかの医療文化:『杜子春』(前半)
第13週…唐…伝奇のなかの医療文化:『杜子春』(後半)
第14週…唐…伝奇のなかの医療文化:芥川との比較
第15週…エピローグ…〈治療世界系列〉というもの
【事前・事後学修】
事前
関連書を広く読んで読書ノートを作成する。文献カードの作り方な
どは指導する。
事後
ノート整理をその日のうちに行ない、いつでもフィードバックでき
る体制をつくる。ノートの取り方などは指導する。
【テキスト・教材】
コピーで用意する。
【成績評価の方法・基準】
レポート点(10点×3回)+朗読点(5点×4回)+試験点(50点
)
【参考書】
加納喜光、『中国医学の誕生』、東京大学出版会、1987年5月
山田慶児、『中国医学の起源』、岩波書店、1999年7月
【授業のテーマ・目標】
古代から現代に至るまで、我が国は様々な場面で中国思想・文化
の大きな影響を受けており、文化や行事の中には、中国由来である
事を忘れられて、すっかり日本に定着してしまったものも多い。
本授業では、こういった私たちの日常生活の中にある中国思想・
文化を改めて学ぶことにより、中国の思想・文化、ひいては日本の
思想・文化について理解を深めることを目標とする。
【授業の内容】
第1週 ガイダンス―身近な中国思想・文化
第2週 中国思想入門
第3週 占い―「当たるも八卦当たらぬも八卦」の「八卦」とは?
第4週 風水(一)―風水は幸せを呼ぶのか?
第5週 風水(二)―気を呼び込む建物
第6週 暦と年中行事(一)―日本の暦はどこから来たのか?
第7週 暦と年中行事(二)―古くて新しい伝統行事
第8週 お葬式(一)―喪中と位牌
第9週 お葬式(二)―土葬と火葬
第10週 漢字と日本語(一)―なぜ漢字は「真名」なのか?
第11週 漢字と日本語(二)―熟語と中国の古典
第12週 朱子学と日本(一)―江戸時代の朱子学
第13週 朱子学と日本(二)―幕末の朱子学
第14週 朱子学と日本(三)―明治時代の朱子学
第15週 まとめ
【事前・事後学修】
【事前学修】
基本的な中国史・日本史の知識が必要となるので、高校で学習し
たことをよく復習しておくこと。
参考文献を読むなどして、次回の講義内容を予習しておくこと。
(学修時間 週二時間)
【事後学修】
配付したプリントや紹介した参考文献をよく読んでおくこと。
講義内容を復習しておくこと。(学修時間 週二時間)
【テキスト・教材】
プリントを使用する。
【成績評価の方法・基準】
レポート80%
平常点(課題提出)20%
【参考書】
三浦國雄『易経』(角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス
中国の古典、二〇一〇年)
三浦國雄『風水講義』(文春新書、二〇〇六年)
高島俊夫『漢字と日本人』(文春新書、二〇〇一年)
小島毅『朱子学と陽明学』(ちくま学芸文庫、二〇一三年)
他にも多数あるので、授業中に適宜紹介する。
【注意事項】
受講者は毎回しっかりと事前・事後学修をした上で出席すること。
その他は授業のなかで紹介・解説する。
【注意事項】
飲食行為を禁止する。携帯・スマホは電源をオフにして鞄のなかに
しまう。授業中の携帯・スマホの充電を禁止する。
― 65 ―
-58-
共 通 教 育
中国の思想a
西洋思想史a
降旗 芳彦
1年~ 前期
西洋思想史b
降旗 芳彦
1年~ 後期
2単位
【授業のテーマ・目標】
現代の我々の人間や社会に対する考え方は、西欧近代の思想家に
よって形成された人間と社会に関する思想にその基礎を置いている
場合が少なくない。我々が何事かについて考え判断する際に、17世
紀から19世紀にかけて、西欧近代の思想家たちによってはぐくまれ
た人間観を学んでおくことは、有益な指針になると思われる。現代
人にとっての基礎教養とも言うべき西欧近代の思想家たちの人間観
をできるだけ平易に解説したいと思う。
西洋思想史aと西洋思想史bは、授業内容に連続性をもたせるよ
うに配慮する。
【授業の内容】
1.西欧近代思想の時代背景
2.ホッブズ1(人間論)
3.ホッブズ2(国家論)
4.ホッブズ3(自然観)
5.デカルト1(デカルト的懐疑)
6.デカルト2(神、精神、物体)
7.デカルト3(心身二元論)
8.デカルト4(自然観)
9.スピノザ1(ユダヤ人とユダヤ教)
10.スピノザ2(汎神論)
11.スピノザ3(倫理思想)
12.ライプニッツ1(モナドロジー)
13.ライプニッツ2(予定調和)
14.ライプニッツ3(可能世界)
15.まとめ
【事前・事後学修】
[事前学修]配布資料の次回の授業内容に関連する個所を読んで、
未知の概念や理解できない点を書き出し、それらの点について自力
で調べられる範囲で調べてみる。(学修時間 週2時間)
[事後学修]講義に際して取ったノートに目を通して講義内容を思
い出し、理解が不十分な点と疑問を感じる点について参考文献や
webで調べ、未解決な点について次回の講義の際に質問できるよう
整理しておく。(学修時間 週2時間)
【テキスト・教材】
特定の教科書は使用しない。授業中に各種資料を配布する。
【成績評価の方法・基準】
定期試験の点数と平常点(授業態度)とを総合して成績評価を行
う。(配点は試験7割、平常点3割を基準とするが、講義の理解度
や出席状況に応じて流動的)
【参考書】
バートランド・ラッセル著『西洋哲学史3』(みすず書房)
2単位
【授業のテーマ・目標】
現代の我々の人間や社会に対する考え方は、西欧近代の思想家に
よって形成された人間と社会に関する思想にその基礎を置いている
場合が少なくない。我々が何事かについて考え判断する際に、17世
紀から19世紀にかけて、西欧近代の思想家たちによってはぐくまれ
た人間観を学んでおくことは、有益な指針になると思われる。現代
人にとっての基礎教養とも言うべき西欧近代の思想家たちの人間観
をできるだけ平易に解説したいと思う。
西洋思想史aと西洋思想史bは、授業内容に連続性をもたせるよ
うに配慮する。
【授業の内容】
1.革命の時代
2.ロック1(人間悟性論)
3.ロック2(政治思想)
4.ロック3(ホッブズとロック)
5.ロック4(アメリカ独立宣言とフランス人権宣言)
6.ヒューム1(印象と観念)
7.ヒューム2(因果性の分析)
8.ヒューム3(実体の観念)
9.ルソー1(ルソーの生涯とその時代)
10.ルソー2(人間不平等起源論)
11.ルソー3(社会契約論)
12.カント1(ヒュームからカントへ)
13.カント2(分析判断と総合判断)
14.カント3(カテゴリー)
15.まとめ
【事前・事後学修】
[事前学修]配布資料の次回の授業内容に関連する個所を読んで、
未知の概念や理解できない点を書き出し、それらの点について自力
で調べられる範囲で調べてみる。(学修時間 週2時間)
[事後学修]講義に際して取ったノートに目を通して講義内容を思
い出し、理解が不十分な点と疑問を感じる点について参考文献や
webで調べ、未解決な点について次回の講義の際に質問できるよう
整理しておく。(学修時間 週2時間)
【テキスト・教材】
特定の教科書は使用しない。授業中に各種資料を配布する。
【成績評価の方法・基準】
定期試験の点数と平常点(授業態度)とを総合して成績評価を行
う。(配点は試験7割、平常点3割を基準とするが、講義の理解度
や出席状況に応じて流動的。)
【参考書】
バートランド・ラッセル著『西洋哲学史3』(みすず書房)
― 66 ―
-59-
仏教思想史b
書物から見た仏教思想史
落合 俊典
2年~ 前期 2単位
書物から見た仏教思想史
落合 俊典
2年~ 後期 2単位
【授業のテーマ・目標】
仏教思想史を文字と書物から見ていく。インド仏教史ではブッダお
よびその継承者達の数世紀間の歴史文字資料は残っていないために
後世に編集された資料に基づいて初期仏教の実態を再構成している
。
ブッダの活動時期(紀元前6~5世紀)には文字は主要な伝達手段で
はなく、ブッダの言葉(経)は弟子から弟子へ暗唱に依って伝承さ
れた。戒律(戒本)も教団規則(律)も暗唱であり、解釈(論)も
同様であった。それらが文字化され編集されたのが紀元前後と想定
されている。しかもその頃の書物は皆無に近い。時あたかも仏教教
団は内部改革が始まったが、アレキサンダー大王のペルシャ・東方
制覇によってもたらされたギリシャヘレニズム文化の影響を受けて
仏像制作(ガンダーラ、マトゥラー)が始動した。これらに連動し
て大乗仏教が興起する。大乗仏教の基本概念は六波羅蜜(布施・持
戒・忍辱・精進・禅定・知恵)であるが、ブッダの言葉は普遍化し
、新しいブッダの教えも作成された。大乗の“経典”には「如是我
聞~」(是の如く我は聞けり。あるとき仏は王舎城に居られて次の
ように説法されたまいき)で始まる。それらが反映しているのが『
法華経』や『阿弥陀経』である。
その後インド仏教は南アジア、中央アジア、チベット、中国、朝
鮮半島そして日本に広まる。これら広大な地域の仏教の流れを書物
を中心に取り上げて足跡をたどっていきたい。
【授業の内容】
第1週. インド仏教とその文献
第2週. ブッダの時代
第3週. ブッダ滅後の時代
第4週. 大乗仏教の興起
第5週. 南方仏教とその文献
第6週. シュリ―ヴィジャヤ仏教
第7週. チベット仏教とその文献
第8週. インド仏教と中国仏教の対決
第9週. 中国仏教とその文献
第10週. 後漢時代の漢訳者安世高
第11週. 中国仏教の最大貢献者・釈道安
第12週. 羅什訳の経典群
第13週. 玄奘の『般若心経』
第14週. 六祖慧能の禅
【事前・事後学修】
【事前学修】授業内容をあらかじめ周知して当該テーマを調べて
事前学修に励むこと(学修時間、週2時間)。
【事後学修】授業で示された参考文献を閲読し理解を深めること
(学修時間、週2時間)。
【テキスト・教材】
平川彰『インド・中国・日本仏教通史』春秋社。3,024円
【成績評価の方法・基準】
小テスト20%。試験50%。平常点(授業態度・課題提出)30%。
【参考書】
三枝充悳『インド仏教思想史』(講談社学術文庫)950円
鎌田茂雄『中国仏教史』(岩波全書)6,480円
石田瑞麿『日本仏教史』(岩波全書)岩波書店。昭和59年。
末木文美士『日本仏教史』(新潮文庫)724円
【授業のテーマ・目標】
仏教思想史を文字と書物から見ていく。インド仏教史ではブッダお
よびその継承者達の数世紀間の歴史文字資料は残っていないために
後世に編集された資料に基づいて初期仏教の実態を再構成している
。
ブッダの活動時期(紀元前6~5世紀)には文字は主要な伝達手段で
はなく、ブッダの言葉(経)は弟子から弟子へ暗唱に依って伝承さ
れた。戒律(戒本)も教団規則(律)も暗唱であり、解釈(論)も
同様であった。それらが文字化され編集されたのが紀元前後と想定
されている。しかもその頃の書物は皆無に近い。時あたかも仏教教
団は内部改革が始まったが、アレキサンダー大王のペルシャ・東方
制覇によってもたらされたギリシャヘレニズム文化の影響を受けて
仏像制作(ガンダーラ、マトゥラー)が始動した。これらに連動し
て大乗仏教が興起する。大乗仏教の基本概念は六波羅蜜(布施・持
戒・忍辱・精進・禅定・知恵)であるが、ブッダの言葉は普遍化し
、新しいブッダの教えも作成された。大乗の“経典”には「如是我
聞~」(是の如く我は聞けり。あるとき仏は王舎城に居られて次の
ように説法されたまいき)で始まる。それらが反映しているのが『
法華経』や『阿弥陀経』である。
その後インド仏教は南アジア、中央アジア、チベット、中国、朝
鮮半島そして日本に広まる。これら広大な地域の仏教の流れを書物
を中心に取り上げて足跡をたどっていきたい。
【授業の内容】
第15週. 朝鮮仏教とその文献
第16週. 新羅・高麗仏教
第17週. ベトナム仏教とその文献
第18週. 日本仏教とその文献
第19週. 日本に伝来した最初の仏典
第20週. 日本で書写された最初の仏典
第21週. 一切経の伝来
第22週. 一切経の書写事業
第23週. 奈良写経から平安・鎌倉写経
第24週. 宋版大蔵経の伝来
第25週. 日本仏教の特質・神仏習合
第26週. 日本霊異記の成立
第27週. 今昔物語集の成立
第28週. 鎌倉仏教の特質・法然の浄土教
第29週. 一遍の踊念仏
第30週. 全体のまとめ
【事前・事後学修】
【事前学修】授業内容をあらかじめ周知して当該テーマを調べて
事前学修に励むこと(学修時間、週2時間)。
【事後学修】授業で示された参考文献を閲読し理解を深めること
(学修時間、週2時間)。
【テキスト・教材】
平川彰『インド・中国・日本仏教通史』春秋社。3,024円
【成績評価の方法・基準】
小テスト20%。試験50%。平常点(授業態度・課題提出)30%。
【参考書】
三枝充悳『インド仏教思想史』(講談社学術文庫)950円
鎌田茂雄『中国仏教史』(岩波全書)6,480円
石田瑞麿『日本仏教史』(岩波全書)岩波書店。昭和59年。
末木文美士『日本仏教史』(新潮文庫)724円
【注意事項】
授業中はスマホ等の電子機器を使用しないこと。
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-1-
共
通
教
育
共 通 教 育
仏教思想史a
キリスト教概論a
キリスト教概論b
聖書の世界
小林 真知子
1年~ 前期 2単位
キリスト教の歴史的展開
小林 真知子
1年~ 後期 2単位
【授業のテーマ・目標】
世界で最も親しまれている聖書はユダヤ=キリスト教の信仰の書で
あり、信仰の表現の多様性を有する文学的形式においてもすぐれて
重要な書物である。聖書の神観、人間観、自然観は豊かな物語世界
を通して美術・音楽の題材と関連づけられ、価値を与え続けている
。聖書を貫いている神と人間との対話と讃美による歴史形成の精神
と生きる意味を神のリアリティに基づく物語の成立と解釈を通して
理解し、学んでいく。
【授業の内容】
1
創造、存在と意味の根源
2
楽園喪失、恩寵から堕罪の状態へ
3 洪水神話、バベルの塔の神話
4 アブラハム、イサク、ヤコブの神
5 ヨセフの夢と兄弟たち
6 出エジプトとモーセの十戒
7 サウルの悲劇とダビデの王国エルサレム
8 詩篇を読む
9 ヨブ記と知恵文学
10 正義と愛を語る預言者たち
11 福音書に見るイエスの神の国
12 パウロの書簡における愛と自由について
13 ヨハネ福音書のロゴス思想
14 受難物語
15 イエスをめぐる女性たち マリアの物語
【事前・事後学修】
事前学修として講義のテーマ、目的、研究方法、要点を確認する。
事後学修として講義の復習ノートを作成し、文献表を参考に関連書
籍を読み、研究課題を整理する。
【テキスト・教材】
旧新約聖書 (日本聖書協会発行)
授業資料、補助資料のプリント配布。
【成績評価の方法・基準】
「授業の積極的参加」40%
「自己理解度を確認する小テスト」20%
「課題レポートの提出」40%
【参考書】
小林 眞知子著『C. S. ルイス研究』彩流社
ヤン・ミリチ ロッホマン、Jan Milic Lochman『講解・使徒信条―
キリスト教教理概説』、古屋 安雄、 小林 眞知子訳
その他 随時 紹介
【授業のテーマ・目標】
キリスト教の歴史的展開を学ぶ。聖書に基づく、神観・人間観・世
界観がどのように理解され、解釈され、表現されてきたのか、時代
の制約と特質を考察しつつ、現代にいたるまでのキリスト教の共同
体の成り立ち、価値観、思想的影響と文明の形成を辿る。
【授業の内容】
I
ヘブライズムとヘレニズム
原始キリスト教共同体の形成
II ヨーロッパ中世の形成
1 中世の世界像
2 スコラ哲学:アウグスティヌスとトマス・アクィナス
3 ピュシスとノモス :アッシジのフランシスコ
4 普遍論争と近代的思惟の萌芽
III 近代市民社会の形成とキリスト教
1 宗教改革
ルターとカルヴァン
2 大航海時代 日本とキリスト教との出会い
3 啓蒙思想
近代市民社会とキリスト教
4 ロマン主義思潮とシュライエルマッハー
5 普遍的統合の試み
IV 現代とキリスト教
1
自由主義キリスト教
2
実存を問う信仰のあり方
3 正統信仰への回帰と霊的な渇望
4 平和への願い、多元的世界における諸宗教との対話
【事前・事後学修】
事前学修として講義のテーマ、目的、研究方法、要点を確認する。
事後学修として文献表を参考に関連書籍を読み、研究課題を整理す
る。
【テキスト・教材】
授業資料、補助資料のプリント配布。
【成績評価の方法・基準】
「授業の積極的参加」30%
「自己理解度を確認する豆テスト」30%
「課題レポートの提出」40%
【参考書】
授業資料、補助資料のプリント配布参考書
小林 眞知子著『C. S. ルイス研究』彩流社
ヤン・ミリチ ロッホマン、Jan Milic Lochman『講解・使徒信条―
キリスト教教理概説』、古屋 安雄、 小林 眞知子訳
その他 随時 紹介
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日本の文学a
〈教養としての古典の森〉へようこそ
上野 英子
1年~ 前期・後期 2単位
『竹取物語』を読む
林 悠子
1年~ 前期 2単位
【授業のテーマ・目標】
この講義では、大学生としてこれぐらいは知っておいてほしいと
思う古典の文学作品を、毎回さまざまなジャンルから取り上げてい
きます。
日本文学が中心となりますが、世界文学史からの位置づけも行い
ます。作品の時代背景を探りながら内容を分析し、朗読してよく味
わい、日本文学の底流を流れている特質について皆さんと一緒に考
えていこうと思います。
なお理解を深めるために、講義ではパワーポイントや視聴覚教材
も併用し、朗読を重視。時には群読や分担読みも試みますし、最終
日には恒例となっている朗読会も開催します。
皆さんのなかには古典文学に馴染みの薄い方もおいでかもしれま
せんね。でも解りやすく解説していきますので、大丈夫。〈古典の
森〉の散策を一緒に楽しんでいきましょう。
そして皆さんがいつか社会にでた時に、日本の古典文学につい
て、またそこから垣間見られる私たち日本人の特質について、なに
がしかの意見を語ることが出来るようになること、それが目標です
。
【授業の内容】
第1週 ガイダンス〈文学って何だろう〉:錦絵新聞をよむ
第2週 荒ぶる神々たち:古事記
第3週 儒教文化圏の考え方:論語
第4週 唐代漢詩と科挙制度
第5週 古代の恋歌:万葉集
第6週 仏教説話の世界:日本霊異記
第7週 シンデレラと継子いじめ:落窪物語
第8週 源氏物語1:概説
第9週 源氏物語2:作品鑑賞
第10週 武士(もののふ)の道:平家物語
第11週 草庵文学の世界:方丈記
第12週 江戸を旅する:奥の細道
第13週 怪奇文学:雨月物語
第14週 華麗なる詞章:曽根崎心中
第15週 朗読会
【事前・事後学修】
次回のテーマについて簡単に説明し宿題を出しますので、調べてき
て下さい。
講義終了後は、講師が出した「お題」に従って簡単なレポート(リ
アクションペーパー)を書いてください。優れたレポートは読み上
げて、皆さんに紹介していきます。
【テキスト・教材】
毎回プリントを配布します。
【成績評価の方法・基準】
①平常点60%(宿題・リアクションペーパーの充実度・朗読など)
②定期試験40%(場合によっては試験替わりのレポートに切り替え
ることもあります)
【授業のテーマ・目標】
日本に現存する最古の「作り物語」である『竹取物語』は、「か
ぐや姫のお話」として絵本などで広く享受される一方で、その「作
り物語」としての魅力――緊密な構成、語りのおもしろさ、人間世
界を肯定していく主題の深遠さ――などは、それほど一般に知られ
ているとは言えません。この授業では、『竹取物語』を原文で改め
て丁寧に読み直すことで、「作り物語」としての『竹取物語』の魅
力を発見すること、また、「作り物語」がどのような「仕組み」に
よって成り立っているのかを考えることで、文学研究的なものの考
え方の一端に触れることを目標とします。
授業では原則、原文を読みますが、適宜解説を加えるので受講に
あたって古典文法や古語の知識は問いません。
【授業の内容】
1 ガイダンス
2 かぐや姫の生い立ち/貴公子たちの求婚
3 五つの難題―仏の御石の鉢
4 蓬莱の珠の枝(前半)
5 蓬莱の珠の枝(後半)
6 火鼠の皮衣
7 竜の頸の珠
8 燕の子安貝(前半)
9 燕の子安貝(後半)
10 御狩のみゆき
11 天の羽衣(前半)
12 天の羽衣(後半)/富士の煙
13 映画「かぐや姫の物語」の鑑賞(前半)
14 映画「かぐや姫の物語」の鑑賞(後半)
15 まとめ
【事前・事後学修】
授業で読むテキストの箇所に、予め目を通してきてください。ま
た、不定期で豆テストを行うので、前回の授業のポイントを復習し
ておいてください。
授業時間の関係上、テキストに載せられたすべての箇所を授業時
間内に読むことは不可能です。現代語訳の助けを借りながら各自で
読むようにしてください。
【テキスト・教材】
室伏信助『新版・竹取物語 現代語訳付き』(角川ソフィア文庫
2001 税込691円)を用います。
【成績評価の方法・基準】
平常点(授業の理解度をチェックするために不定期に行う豆テスト
・リアクションペーパーの内容)50%、期末レポート50%で評価し
ます。
【参考書】
野口元大『新潮日本古典集成 竹取物語』新潮社、1979
鈴木日出男・多田一臣・藤原克己『日本の古典―古代編』放送大学
教育振興会、2005
その他、授業中に適宜紹介します。
【注意事項】
「かぐや姫の物語」の鑑賞は、原作の理解を映像によって補うため
に行うのではありません。映画が原作をどのように取り入れ/取り
入れず、独自の作品として成立しているのかを考えながら、批判的
な態度で鑑賞することを求めます。
①②の合計で総合的に判断します。
【参考書】
毎回の講義で紹介します。
― 69 ―
-62-
共 通 教 育
文学概論
日本の文学a
日本の文学b
森 陽香
1年~ 前期
『源氏物語』正篇を読む
林 悠子
1年~ 後期 2単位
2単位
【授業のテーマ・目標】
8世紀に成立した、日本の上代文学作品に、『万葉集』『古事記』
『風土記』などがあります。本講義では、それらの資料を見渡し、
また映像資料も多く用いて、古代に生きていた日本人(万葉びと)
が、どのような心を持ちながらどのように生きていたのか、動物や
植物、恋愛や死、遊びや年中行事、といったテーマを設けて、具体
的に考察してゆきます。日本人の心の原点を見つめることで、現代
に生きる私たちが、日本人として今どのような位置にあるのかを考
えるきっかけを得ることを、目標とします。
【授業の内容】
1週 本講義の概要、学習方法、目標について
2週 文字の獲得1 7世紀以前の日本の文字
3週 文字の獲得2 8世紀における文字表記
4週 万葉びとの5月5日
5週 古代の女性1 日常の生活
6週 古代の女性2 神と信仰
7週 万葉びとの恋1 恋の諸相―『古事記』歌謡から
8週 万葉びとの恋2 恋の諸相―『万葉集』から
9週 老いと死について
10週 死の儀礼
11週 土地と伝承1 峠の神
12週 土地と伝承2 土地讃めの歌
13週 土地と伝承3 関東地方の伝説
14週 万葉びとの七夕
15週 前期のまとめ
【事前・事後学修】
〔事前〕=次回分のプリントを配布しておくので、目を通し、歌の
内容などについて、およそ理解しておいてください。(学修時間=
週1時間程度か。)
〔事後〕=2~4週を一区切りとし、いくつかのテーマを設けて講
義を行いますので、それぞれのテーマについて論じ終わる毎に、講
義内容を復習しその内容をまとめるレポートを課します。半期で3
~5回程度、レポートを提出することになります。(1回のレポー
ト作成に要する学修時間=2~4時間程度か。)
【テキスト・教材】
プリントを使用しますので、特定の教科書は定めません。
参考図書は、講義中に適宜指示します。
【成績評価の方法・基準】
「事前・事後学修」の項に述べたレポートによって評価します。レ
ポートの提出回数と、その内容とが、評価対象となります。
【授業のテーマ・目標】
この授業では、『源氏物語』正篇の主要な場面を取り上げ、原文
で精読します。個々の場面を楽しく読みながら、『源氏物語』の主
要なエピソードに通じることを目標とします。また、『源氏物語』
研究において、どのような研究が行われているかを場面に応じて紹
介し、国文学的な思考のプロセスに触れられるようにします。
授業では原則、原文を読みますが、適宜解説を加えるので受講に
あたって古典文法や古語の知識は問いません。
【授業の内容】
1 ガイダンス
2『源氏物語』の構成と「年立」について
3「桐壺の更衣」
4「隈なき月影」
5「若紫の君」
6「心の鬼」
7「車争い」
8「野宮の一夜」
9「心づくしの秋」
10 「母子の別離」「栄華への道」
11 「第一部」から「第二部」へ
12 「女三の宮降嫁」
13 「罪の子」
14 「萩の上露」
15 まとめ
【事前・事後学修】
授業で読むテキストの箇所に、予め目を通してきてください。ま
た、不定期で豆テストを行うので、前回の授業のポイントを復習し
ておいてください。
授業時間の関係上、テキストに載せられたすべての箇所を授業時
間内に読むことは不可能です。現代語訳の助けを借りながら各自で
読むようにしてください。
【テキスト・教材】
秋山虔・桑名靖治・鈴木日出男編『源氏物語読本』(筑摩書房 19
96 税込1080円)を主に用います。
その他、適宜プリントを配付します。
【成績評価の方法・基準】
平常点(授業の理解度をチェックするために不定期に行う豆テスト
・リアクションペーパーの内容)50%、期末レポート50%で評価し
ます。
【参考書】
鈴木日出男・多田一臣・藤原克己『日本の古典―古代編』放送大学
教育振興会、2005
高木和子『平安文学でわかる恋の法則』ちくまプリマー新書、2011
その他、授業中に適宜紹介します。
― 70 ―
-63-
日本の文学c
森 陽香
1年~ 後期
―井原西鶴『西鶴諸国ばなし』を読む―
越後 敬子
1年~ 前期 2単位
2単位
【授業のテーマ・目標】
8世紀に成立した、日本の上代文学作品に、『万葉集」『古事記』
『風土記』などがあります。本講義では、それらの資料を見渡し、
また映像資料も多く用いて、古代に生きていた日本人(万葉びと)
が、どのような心を持ちながらどのように生きていたのか、動物や
植物、恋愛や死、遊びや年中行事、といったテーマを設けて、具体
的に考察してゆきます。日本人の心の原点を見つめることで、現代
に生きる私たちが、日本人として今どのような位置にあるのかを考
えるきっかけを得ることを、目標とします。
【授業の内容】
1週 本講義の概要、学習方法、目標について
2週 万葉びとと動物1 『万葉集』にみる動物の概要
3週 万葉びとと動物2 馬と日本人
4週 万葉びとと動物3 鹿と日本人
5週 古代の秋祭り
6週 万葉びとと植物1 萩、梅、松
7週 万葉びとと植物2 橘
8週 万葉びとと植物3 葦
9週 海の信仰1 さまざまな海の神、海女
10週 海の信仰2 常世
11週 山の信仰
12週 海・山の信仰のかかわり
13週 万葉びとの正月1 正月の意味について
14週 万葉びとの正月2 古代の正月行事と遊び
15週 後期のまとめ
【事前・事後学修】
〔事前〕=次回分のプリントを配布しておくので、目を通し、歌の
内容などについて、およそ理解しておいてください。(学修時間=
週1時間程度か。)
〔事後〕=2~4週を一区切りとし、いくつかのテーマを設けて講
義を行いますので、それぞれのテーマについて論じ終わる毎に、講
義内容を復習しその内容をまとめるレポートを課します。半期で3
~5回程度、レポートを提出することになります。(1回のレポー
ト作成に要する学修時間=2~4時間程度か。)
【テキスト・教材】
プリントを使用しますので、特定の教科書は定めません。
参考図書は、講義中に適宜指示します。
【成績評価の方法・基準】
「事前・事後学修」の項に述べたレポートによって評価します。レ
ポートの提出回数と、その内容とが、評価対象となります。
【授業のテーマ・目標】
江戸時代の代表的作家、井原西鶴の『西鶴諸国ばなし』を読みま
す。本書には狐の復讐話、死んだ娘が生き返る話、天狗の話など、
諸国の奇談全35話が収められています。西鶴作品の世界を楽しみ
ながら読んでみましょう。
教材には現代語訳付きの資料を配付しますので、古語・古典文法
等の知識は問いません。古典文学作品の世界に触れることを目標に
します。
【授業の内容】
第1週 井原西鶴と『西鶴諸国ばなし』序文
第2週 「公事は破らずに勝」(裁判の話)
第3週 「不思議のあし音」(足音を聞き分ける盲人の話)
第4週 「狐四天王」(狐の復讐の話)
第5週 「水筋のぬけ道」(地下水脈に女の死体が流れる話)
第6週 「残る物とて金の鍋」(仙人の話)
第7週 「夢路の風車」(隠れ里の話)
第8週 「面影の焼残り」(死んだ娘が生き返る話)
第9週 「行く末の宝舟」(竜宮へ行った者が戻らなかった話)
第10週 「忍び扇の長歌」(身分違いの恋の話)
第11週 「大晦日はあはぬ算用」(武士の交際の話)
第12週 「傘の御託宣」(傘が神様として祀られた話)
第13週 「神鳴の病中」(兄弟の遺産相続争いの話)
第14週 「銀が落としてある」(正直者が成功する話)
第15週 まとめ
【事前・事後学修】
授業終了後、もう一度読んで復習してください。また、各回授業
の終わりに配付する次回分プリントを声に出して音読してきてくだ
さい。
【テキスト・教材】
資料を配付します。
【成績評価の方法・基準】
期末試験60%、授業内フィードバックシートの提出40%
【参考書】
『好色二代男 西鶴諸国ばなし 本朝二十不孝』(新日本古典文
学大系76 岩波書店)
― 71 ―
-64-
共 通 教 育
日本の文学b
日本の文学d
フランス文学a
―井原西鶴『好色五人女』を読む
越後 敬子
1年~ 後期 2単位
藤井 陽子
1年~ 前期
【授業のテーマ・目標】
江戸時代の代表的作家、井原西鶴の『好色五人女』を読みます。
本書は、但馬屋お夏と手代清十郎との密通、八百屋の娘お七と寺小
姓吉三郎との恋など、当時よく知られていた五つの恋愛事件を題材
に、西鶴が五人の女の運命を描いた作品です。西鶴作品の世界を楽
しみながら読んで見ましょう。
テキストには現代語訳付きのものを用いますので、古語や古典文
法等の知識は問いません。古典文学作品の世界に触れることを目標
にします。
【授業の内容】
第1週 井原西鶴と『好色五人女』
第2週 巻一「姿姫路清十郎物語」①P166~176
第3週 巻一「姿姫路清十郎物語」②P177~184
第4週 巻一「姿姫路清十郎物語」③P185~188
第5週 巻二「情を入れし樽屋物語」①P190~200
第6週 巻二「情を入れし樽屋物語」②P201~212
第7週 巻二「情を入れし樽屋物語」③P213~217
第8週 巻三「中段に見る暦屋物語」①P220~234
第9週 巻三「中段に見る暦屋物語」②P235~243
第10週 巻三「中段に見る暦屋物語」③P244~248
第11週 巻四「恋草からげし八百屋物語」①P250~268
第12週 巻四「恋草からげし八百屋物語」②P269~275
第13週 巻五「恋の山源五兵衛物語」①P278~293
第14週 巻五「恋の山源五兵衛物語」②P294~301
第15週 まとめ
【事前・事後学修】
毎週読み終わった範囲を各自もう一度読んで復習してください。
また、テキストの次回分の該当箇所を音読してきてください。
【テキスト・教材】
『新版好色五人女』(角川ソフィア文庫 2008年)860円
【成績評価の方法・基準】
期末試験60%、授業内フィードバックシートの提出40%
【参考書】
前田金五郎『好色五人女全注釈』(勉誠社 1992年)
2単位
【授業のテーマ・目標】
フランス文学を文学史に沿って学びます。
個々の作品に触れ、フランス文学の特色を理解しましょう。
【授業の内容】
第1週 オリエンテーション フランス語の歴史とフランス文学
第2週 16世紀までのフランス文学史
第3週 17世紀① ラ・フォンテーヌ『寓話』
第4週 17世紀② パスカル『パンセ』
第5週 17世紀③ ラシーヌと古典悲劇
第6週 17世紀④ モリエールとその戯曲
第7週 17世紀⑤ ラファイエット夫人と心理小説
第8週 18世紀① マリヴォーと戯曲
第9週 18世紀② モンテスキューと批判精神
第10週 18世紀③ ヴォルテールと自由思想
第11週 18世紀④ ディドロと百科全書派
第12週 18世紀⑤ ルソーと書簡体小説
第13週 18世紀⑥ ボーマルシェと市民社会
第14週 18世紀⑦ 啓蒙思想文学とフランス革命
第15週 前期のまとめ
【事前・事後学修】
事前学修:テキストの内容を予習し、作品について調べておくこと
邦訳資料を参照しておくこと(週2時間)
事後学修:テキストを復習し、その他の作品について調べておくこ
と(週1時間)
【テキスト・教材】
柏木隆雄他『レクチュールの冒険―新編フランス文学選』 (朝日
出版社 2005年) 1800円+税
【成績評価の方法・基準】
定期試験50% 授業への参加態度・課題などの達成度50%
【参考書】
柏木隆雄他編『エクリチュールの冒険―新編フランス文学史―』
(大阪大学出版会 2003年) 2000円+税
【注意事項】
人間の理想の姿ではなく、あるがままの人間の姿を描くといわれ
るフランス文学の一端に触れ、フランス文化に対する知識や理解を
深めましょう。また、文学作品の背景にあるフランスの歴史、社会
に関しても学びましょう。
― 72 ―
-65-
ドイツ文学a
藤井 陽子
1年~ 後期
ドイツ文学の森へ
田中 亜美
1年~ 前期 2単位
2単位
【授業のテーマ・目標】
フランス文学を文学史に沿って学びます。
個々の作品に触れ、フランス文学の特色を理解しましょう。
【授業の内容】
第1週 オリエンテーション 18世紀文学まで
第2週 19世紀① ロマン主義 スタンダール、バルザック
第3週 19世紀② 写実主義 ネルヴァル、フロベール
第4週 19世紀③ 自然主義 ゾラ、モーパッサン
第5週 19世紀④ ロマン派の詩人 ラマルティーヌ、ユゴー
第6週 19世紀⑤ 高踏派詩人 ボードレール、ランボー
第7週 19世紀⑥ 象徴派 マラルメ、ヴェルレーヌ
第8週 19世紀⑦ 戯曲 ミュッセ、ロスタン
第9週 20世紀① 20世紀前半 プルースト、ジッド
第10週 20世紀② セリーヌ、サルトル、カミュ
第11週 20世紀③ ヌーヴォーロマン
第12週 20世紀④ アポリネール、ヴァレリー
第13週 20世紀⑤ バルトと日本
第14週 20世紀⑥ 映画と文学 ラディゲ『肉体の悪魔』
第15週 後期のまとめ
【事前・事後学修】
事前学修:テキストの内容を予習し、作品について調べておくこと
邦訳資料を参照しておくこと(週2時間)
事後学修:テキストを復習し、その他の作品について調べておくこ
と(週1時間)
【テキスト・教材】
柏木隆雄他『レクチュールの冒険―新編フランス文学選』 (朝日
出版社 2005年) 1800円+税
【成績評価の方法・基準】
定期試験50% 授業への参加態度・課題などの達成度50%
【参考書】
柏木隆雄他編『エクリチュールの冒険―新編フランス文学史―』
(大阪大学出版会 2003年) 2000円+税
【注意事項】
人間の理想の姿ではなく、あるがままの人間の姿を描くと言われ
るフランス文学の一端に触れ、フランス文化に対する知識や理解を
深めましょう。また、文学作品の背景にあるフランスの歴史、社会
に関しても学びましょう。
【授業のテーマ・目標】
ドイツ文学とは、ドイツ語で書かれた文学全般のことを指します。
グリム童話やゲーテの詩をはじめとして、ドイツ文学は世界中で広
く愛好されています。明治時代以降、日本の文学者たちに与えた影
響も、とても大きなものがあります。
授業ではまず、聖書などに次いで世界中でもっとも多く読まれて
いる昔話の「グリム童話」を取り上げます。グリム童話は、もっぱ
ら子どもの読みものとして、広く世界で受け入れられてきた文学で
すが、その中の残酷な部分や理不尽な内容が問題にされることもあ
ります。授業では、改編・改訂されていない、オリジナルの文章の
翻訳を実際に読むことで、昔話の文体的な特徴や構造的な共通性、
子どもの心の成長にどのような意義があるのかという問題について
、みなさんと一緒に考えます。次にドイツ文学でもっとも有名な作
家・詩人のひとりであるゲーテを取り上げ、ゲーテの詩と音楽の関
わりについて学びます。歌曲として有名な「野ばら」や「魔王」を
取り上げ、その成立の背景や鑑賞のポイント、ゲーテの作品が日本
や世界の文学者たちに与えた影響についても、考えていきます。
外国の文学を学ぶことは、新しいものの見方や考え方に触れる大
きなチャンスです。一緒にドイツ文学の魅力を味わい、探索してい
きましょう。
【授業の内容】
第1週 ドイツ語圏の文学とは何か?
第2週 グリム兄弟の生涯と作品
第3週 初版グリム童話を読む・考える(「蛙の王様」)
第4週 初版グリム童話を読む・考える(「赤ずきん」)
第5週 初版グリム童話を読む・考える
(「ヘンゼルとグレーテル」)
第6週 初版グリム童話を読む・考える(「白雪姫」)
第7週 初版グリム童話を読む・考える(「ねずの木の話」)
第8週 昔話の構造
第9週 昔話の文体
第11週 ゲーテの生涯と作品
第12週 ゲーテの「野ばら」(詩のリズムと韻)
第13週 ゲーテの「野ばら」(詩の内容と解釈)
第14週 ゲーテの「魔王」(詩のリズムと韻)
第15週 ゲーテの「魔王」(詩の内容と解釈)
第16週 ドイツ・リートの魅力―詩と音楽の融合
【事前・事後学修】
【事前学修】授業であらかじめ指示された専門用語などを理解しま
しょう。(学修時間 週2時間)
【事後学修】授業で配られたプリントや授業中に発表されたリアク
ションペーパーのコメントなどをもとに、授業内容を復習しましょ
う。(学修時間 週2時間)
【テキスト・教材】
プリント配布
【成績評価の方法・基準】
内容理解および記述形式の定期試験…50%
授業中の理解度、リアクションペーパーなどを総合した平常点
…50%
― 73 ―
-66-
共 通 教 育
フランス文学b
ドイツ文学b
児童文学論a
ドイツ文学の森へ
田中 亜美
1年~ 後期 2単位
「昔ばなし」から「児童文学」へ
中川 理恵子
1年~ 前期 2単位
【授業のテーマ・目標】
ドイツ文学とはドイツ語で書かれた文学全般のことを指します。
ドイツ文学は世界中で広く愛好されています。明治時代以降、日本
の文学者たちにも大きな影響を与えました。
授業の前半では、20世紀のドイツ文学として、21世紀の今も
若い世代を中心に大きな人気がある、フランツ・カフカとミヒャエ
ル・エンデの小説や物語を紹介します。現代人の多くがかかえてい
る<存在>や<時間>という身近でありながら、哲学的なテーマが
、これらの作品ではどのように表現されているのか、みなさんと一
緒に考えます。
また、授業の後半では、近代から現代のドイツ語の詩人の中でも
良く知られているリルケの生涯と作品を紹介します。リルケは翻訳
を通じて、日本の蕪村や芭蕉の俳句作品にも親しんでおり、自らの
詩作に大いに影響を受けていたことが、近年の研究で明らかになっ
ています。リルケの詩を考えることは、ドイツ文学がなぜ私たちの
心をとらえるのか、日本文学とドイツ文学の魅力を繋ぐ手がかりを
見つける上で、よいきっかけとなることでしょう。
外国の文学を学ぶことは、新しいものの見方や考え方に触れる大
きなチャンスです。一緒にドイツ文学の魅力を味わい、探索してい
きましょう。
【授業の内容】
第1週 現代の文学・思想
第2週 フランツ・カフカの生涯と作品
第3週 カフカの作品を読む①(「変身」第一章)
第4週 カフカの作品を読む②(「変身」第二章)
第5週 カフカの作品を読む③(「変身」第三章)
第6週 ミヒャエル・エンデの生涯と作品
第7週 エンデの作品を読む①(第一部「モモとその友だち」)
第8週 エンデの作品を読む②(第二部「灰色の男たち」)
第9週 エンデの作品を読む③(第三部「時間の花」)
第10週 リルケの生涯と作品
第11週 リルケの詩(「秋」と「秋の日」)
第12週 リルケの詩(「薔薇よ、清らかな矛盾」)
第13週 リルケと俳諧(リルケが注目した与謝蕪村)
第14週 リルケと俳諧(リルケの詩の特徴と俳諧・俳句の特徴)
第15週 これまでのまとめ
【事前・事後学修】
【事前学修】授業であらかじめ指示された専門用語などを理解しま
しょう。(学修時間 週2時間)
【事後学修】 授業で配られたプリントや授業中に発表されたリア
クションペーパーのコメントなどをもとに、授業内容を復習しまし
ょう(学修時間・週2時間)
【テキスト・教材】
プリント配布
【成績評価の方法・基準】
内容理解および記述式形式の定期試験…50%
授業中の理解度、リアクションペーパーなどを総合した平常点
…50%
【授業のテーマ・目標】
「昔ばなし」「おとぎばなし」「童話」をキーワードに、明治から
大正にかけての日本児童文学を概観します。
初めに、耳で聞く文芸である「昔ばなし」についてその特徴を学び
ます。
次に、日本で初めて子どもに向けて物語が創作された時に注目しま
す。
明治期に生まれた「おとぎばなし」は、誰にむかってどのように書
かれたものなのでしょうか。
作品の背景にある「子ども観」の変遷と社会状況の変化を踏まえ、
日本児童文学の出発期について考えていきます。
【授業の内容】
第1週 児童文学とは何か
第2週 子どもと昔ばなし
第3週 昔ばなしの特徴
第4週 「白雪姫」をめぐって
第5週 昔ばなし絵本について
第6週 子ども読者の誕生
第7週 学校制度と子ども読み物
第8週 巖谷小波について
第9週 「こがねまる」について
第10週 おとぎばなしの特徴
第11週 明治期の児童雑誌について
第12週 小川未明の登場
第13週 作家の子ども観と児童文学
第14週 童話の誕生
第15週 まとめ
【事前・事後学修】
【事前学修】教科書を読み進めること。(学修時間 週2時間)
【事後学修】講義の復習を兼ねてノートの整理をする。ノートは試
験時に確認する。(学修時間 週2時間)
【テキスト・教材】
桑原三郎・千葉俊二編『日本児童文学名作集(上)』(岩波文庫)
693円
随時プリントを配布する。
【成績評価の方法・基準】
期末試験(80%)授業参加状況、提出物(20%)
【参考書】
桑原三郎・千葉俊二編『日本児童文学名作集(下)』(岩波文庫)
693円
小澤俊夫編著『昔話入門』(ぎょうせい)2400円
【注意事項】
昔ばなしについては、映像資料を使用します。
講義内に作品講読の時間をとり、感想を提出してもらうことがあり
ます。
― 74 ―
-67-
比較文学a
「童話」から「児童文学」へ
中川 理恵子
1年~ 後期 2単位
世界文学の世界
小林 真知子
1年~ 前期 2単位
【授業のテーマ・目標】
大正期以降の児童文学作品を、歴史をたどりながら講読します。
特に、それぞれの作品において、子どもがどのように描かれている
のか、それはなぜか、という点に注目し時代の特徴を捉えていきま
す。現代の子ども達にも読み継がれている作品を中心に取り上げ、
児童文学の持つ可能性や課題について考えていきたいと思います。
【授業の内容】
第1週 児童文学とはなにか
第2週 「お伽噺」から「童話」へ
第3週 雑誌「赤い鳥」の発刊~鈴木三重吉の仕事
第4週 芥川龍之介の児童文学
第5週 芥川龍之介について
第6週 有島武郎の児童文学
第7週 有島武郎について
第8週 雑誌「赤い鳥」まとめ
第9週 小川未明の児童文学
第10週 小川未明について
第11週 千葉省三の児童文学
第12週 千葉省三について 大衆児童文学の流れ
第13週 昭和前期の〈児童文学〉(1)坪田譲治の作品
第14週 昭和前期の〈児童文学〉(2)新美南吉の作品
第15週 まとめ
【事前・事後学修】
【事前学修】教科書を読み進めること。(学修時間 週2時間)
【事後学修】講義の復習を兼ねてノートの整理をする。ノートは試
験時に確認する。(学修時間 週2時間)
【テキスト・教材】
桑原三郎・千葉俊二編 『日本児童文学名作集(下)』 岩波文庫
735円
【成績評価の方法・基準】
期末試験 80% 授業参加状況、提出物 20%
【参考書】
桑原三郎・千葉俊二編 『日本児童文学名作集(上)』 岩波文庫
693円
【注意事項】
講義内に作品講読の時間をとり、感想を提出してもらうことがあり
ます。
【授業のテーマ・目標】
文学を読み、その領域を帰納的に概観し、そこから派生する概念の
枠組みに照らして文学を比較検討する。ミメーシス、曖昧の問題、
解釈学、古典、作家の意図、叙事詩、詩型、小説、物語論、ミリュ
ーなど文学の基本的な範疇と定説および学術用語を概説する。文学
の背後にある言葉の秩序を学び、批評的発見の展開を確認し、言語
芸術の可能性を探る。優れた文学批評は比較文学の実践であり、文
学を学術的対象として研究する上で必須となる体系的知識を通時的
かつ共時的に考察する。
【授業の内容】
1 比較文学とは何か?
定義、定説、学問の成立過程
2 表現の比較―アウエルバッハ『ミメーシス』
3 曖昧の問題Ambiguity-ウィリアム・エンプソン『曖昧の七つ
の型』
4 解釈学Hermeneutics-バルトのバルサック、カーモード『秘義
の発生』
5 古典とはなにかWhat is a classic?-アーノルド、T. S. エリ
オット、
6 作家の意図Intentionalism- ポープ、ゲーテ、ロラン・バル
ト
7 カタルシスとしての芸術
Catharsis アリストテレス、フロ
イド
8 ストーリーからナラティヴへNarrative Story 物語論-行為
の統一
9 叙事詩 Epic ホメーロス、ヴェルギリウス、ダンテ、ミルト
ン
10 叙情詩、詩型論-ワーズワス、コールリッジ、イェイツ、
11 ゴシックGothic ジェイン・オースティン、シェレイ、ブロ
ンテ
12 文芸翻訳特有の問題 Translation
13 文化リテラシー Cultural Literacyとミリュー Milieu
14 自伝と告白文学
15 都市の詩人たち ロンドンの文学と東京の文学
【事前・事後学修】
事前学修として講義のテーマ、目的、研究方法、要点を確認する。
事後学修として講義の復習ノートを作成し、文献表を参考に関連書
籍を読み、研究課題を整理する。
【テキスト・教材】
プリント配布
【成績評価の方法・基準】
授業中の小テスト 20%
毎月の課題 40%
期末レポート 40%
【参考書】
イヴ・シュヴレル著 福田隆太郎訳『比較文学』白水社 2001
― 75 ―
-68-
共 通 教 育
児童文学論b
比較文学b
女性と文学
世界文学の世界
小林 真知子
1年~ 後期 2単位
山口 みなみ
1年~ 前期・後期 2単位
【授業のテーマ・目標】
文学を読み、その領域を帰納的に概観し、そこから派生する概念の
枠組みに照らして文学を比較検討する。ジャンル、文体論、アレゴ
リー、アイロニー、エレジー、イマジズム、異化作用、ポストコロ
ニアル文学、メタフィクション、アリュージョンなど文学の基本的
な範疇と定説および学術用語を概説する。文学の背後にある言葉の
秩序を学び、批評的発見の展開を確認し、言語芸術の可能性を探る
。優れた文学批評は比較文学の実践であり、文学を学術的対象とし
て研究する上で必須となる体系的知識を通時的かつ共時的に考察す
る。
【授業の内容】
1 始まりの現象 小説世界への導入 ポストコロニアル文学
2 物語的叙法と演劇的叙法 オースティン,ディケンズ、アトウ
ッド
3 文体論 style ミルトン、ワーズワス、ベケット
4 象徴主義の文学運動 アーサー・シモンズ
5 批評の解剖 ノースロップ・フライ
6 文学における時間意識 キーツ、ヒーニー
7 アレゴリー-スペンサー『妖精の女王』バニヤン『天路歴程』
8 ロマン主義のイメージ Romanticism イマジズム
9 ニュー・クリティシズム New Criticism ブルックス
10 影響の不安、聖なる真理の破壊 ハロルド・ブルーム
11 牧歌詩的エレジー Elegy ミルトン、テニスン
12 比較文学のシェイクスピア 聖書、能楽
13 メタフィクションMetafiction -セルバンテス『ドン・キホ
ーテ』
14 文学のトポグラフィー、クリスマスの英詩
15 エピファニー文学とファンタジーの世界
【事前・事後学修】
事前学修として講義のテーマ、目的、研究方法、要点を確認する。
事後学修として講義の復習ノートを作成し、文献表を参考に関連書
籍を読み、研究課題を整理する。
【テキスト・教材】
プリント配布。
【成績評価の方法・基準】
授業中の小テスト 20%
毎月の課題 40%
期末レポート 40%
【参考書】
アーサー・シモンズ著 山形和美訳『象徴主義の文学運動』平凡社
ウィリアム・エンプソン 岩崎訳 『曖昧の七つの型」岩波文庫
【授業のテーマ・目標】
この授業では、複数の女性作家の作品を取り上げます。今回は「
関係性」をテーマとし、それぞれの作品世界を読み解いていきます
。
いうまでもなく、私たちは様々な関係性のなかで生きています。
わかりやすい例として、家族・友人・恋人などをあげることができ
ると思います。しかし関係は、メリット・デメリットだけを考えて
構築できるものではありません。いわば、無数の糸が私たちをとら
えているのです。
時には「本当の自分」とは何なのか、と迷うこともあると思いま
すが、実は、己とは諸関係によって作りあげられているものなので
はないでしょうか。
まずは作品を丁寧に読むように心がけてください。
【授業の内容】
第1週 ガイダンス
第2週 高樹のぶ子「光抱く友よ」精読
第3週 高樹のぶ子「光抱く友よ」読解
第4週 高樹のぶ子「光抱く友よ」考察
第5週 山田詠美「海の方の子」精読
第6週 山田詠美「海の方の子」読解・考察
第7週 向田邦子「りんごの皮」精読
第8週 向田邦子「りんごの皮」読解・考察
第9週 吉本ばなな「キッチン」精読
第10週 吉本ばなな「キッチン」読解
第11週 吉本ばなな「キッチン」考察
第12週 李良枝「鳶色の午後」精読
第13週 李良枝「鳶色の午後」読解
第14週 李良枝「鳶色の午後」考察
第15週 まとめ
【事前・事後学修】
事前学習:授業前までに該当の作品を読んでおくこと。
事前学修:授業前までに該当の作品を読んでおくこと。
事後学習:再読して、読みの可能性を自分でも探ること。
事後学修:再読して、読みの可能性を自分でも探ること。
【テキスト・教材】
プリントを配布します。
【成績評価の方法・基準】
リアクションペーパー及び受講態度60%
期末レポート40%
【参考書】
適宜紹介します。
【注意事項】
スマートフォン等の利用は、原則禁止とします。
― 76 ―
-69-
-
比較文化論b
マルチェフ,ミレン・アンゲロフ
1年~ 前期・後期 2単位
異文化理解力(グローバル時代のコミュニケーション能力とは
)
古田 直肇
1年~ 後期 2単位
【授業のテーマ・目標】
特定の国の文化に「どのような特徴があるか」を知るための不可欠
な要素の一つは、どのような特徴がないか」を同時に知ることです
。文化と文化の比較からこそ、それぞれの社会の行動様式や考え方
がより明瞭に見えてきます。この授業では、日本と西洋の国、また
西洋国同士の文化を「音」、「言語文化」、「時空間」、「物語」
等の幅広い観点から対照し、マルチメディアの教材を使用しながら
考えていきます。
【授業の内容】
第1週 文化とは 導入
第2週 文化とは 事例
第3週 挨拶から見た文化 導入
第4週 挨拶から見た文化 事例
第5週 入浴とバーニャ
第6週 「音」から見た文化 導入
第7週 「音」から見た文化 事例
第8週 「選択」の文化
第9週 「訳」で失われるものと得られるもの:ウナギと残心
第10週 外国人から見た日本文化 導入
第11週 外国人から見た日本文化 事例
第12週 クジラ類に対する価値観とイデオロギー:英語圏と日本
第13週 映画「Baraka」の世界
第14週 インターネット文化の比較:オンライン談話・ウェブサイ
トの構築
第15週 まとめ
【事前・事後学修】
毎回、次回のテーマを発表しますので、それについての予備知識・
問題意識を備えた上で講義を聞いて下さい。フィードバックを提出
していただくこともあります。事後学修については、各テーマに関
する資料・メディアを授業で詳しく案内しますが、毎週2時間程度
の事後学修を願います。
【テキスト・教材】
教材は適宜プリントにて配布します。
【成績評価の方法・基準】
授業内容に対する理解と学生独自の考え方をはかる期末クイズで評
価します。それぞれ60%と40%の割合になります。
共 通 教 育
比較文化論a
【授業のテーマ・目標】
皆さんは、外国人と話しているときに言葉以外の「壁」を感じた
ことはないでしょうか? 言葉は通じているのに誤解が起きてしま
い、居心地の悪い思いをしてしまった。そんな体験はありませんか
? 実は、海外の方とコミュニケーションを取るとき語学力以上に
大事なのは、「異文化理解力」と呼ばれるものなのです。我々日本
人が「当たり前」だと思っていることは、必ずしも世界共通で「当
たり前」ではありません。では、それぞれの文化ではどのようなこ
とが「当たり前」になっているのか。これを理解することが異文化
交流では必須の教養なのです。
この授業は、この異文化理解力の伸長を目標とします。グローバ
ル時代とは、即ち様々な文化的背景を持った多種多様な人々が混在
する時代です。そうした中で文化の違いを超えて相手の真意を的確
に理解し、かつ自分の真意を適切に伝えるためには、どのような知
識とスキルが必要なのか。教科書に紹介されている事例の分析を通
して、文化ごとに異なるコミュニケーションの方法を理解し、多国
間コミュニケーションにおいて要求される効果的なストラテジーを
身につけることを目指します。
また同時に異文化との比較を通して自国の文化に対する理解を深
めることもできるでしょう。金魚が自分を取り囲んでいる水を意識
することは難しいものです。しかし、金魚鉢を出てみれば、自分が
泳いでいた水が実は無色透明のものではないことに気づきます。日
本的な考え方や行動の仕方を外部の視点で眺めて日本文化を理解す
る。これが本講義のもう一つの目標です。
【授業の内容】
第1週:オリエンテーション(授業概要の説明)
第2週:コミュニケーション能力とは
第3週:スピーチ・アクトとポライトネス
第4週:語用論
第5週:異文化間コミュニケーション
第6週:ネガティブ・フィードバックの方法
第7週:説得の技術
第8週:リーダーシップのあり方
第9週:決断の仕方
第10週:信頼構築法
第11週:見解の相違の伝え方
第12週:スケジューリングの仕方
第13週:日本文化を説明してみる1(日本の雇用形態)
第14週:日本文化を説明してみる2(日本人の働き方)
第15週:まとめ・総括
【事前・事後学修】
【事前学修】指定の教科書の一章を読んで、与えられたstudy
【事前学習】指定の教科書の一章を読んで、与えられたstudy ques
tionsに答えておき、授業冒頭で課される小テストに備えること(
学修時間週2時間)
【事後学修】講義内容について思索を深めるために小レポートを書
【事後学習】講義内容について思索を深めるために小レポートを書
くこと(学修時間週2時間)
【テキスト・教材】
エリン・メイヤー(田岡恵・樋口武志訳)『異文化理解力:相手と
自分の真意がわかるビジネス・パーソン必須の教養』(英知出版20
15年)1800円
第5週目から、毎週1章ずつ読むので購入しておくこと。意欲あ
る受講生はぜひ原書にも取り組んでみてください。
【成績評価の方法・基準】
授業参加(授業内ディスカッションへの貢献度)20%、小テスト30%
、小レポート 30%、期末レポート 20%
【参考書】
マイケル・バイラム著(山田悦子・古村由美子訳)『相互文化的能
力を育む外国語教育』(大修館書店)
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-70-
-1-
生活文化論a
生活文化論b
現代デザインとライフスタイル
合原 勝之
1年~ 前期・後期 2単位
デザインと生活文化の多様性
合原 勝之
1年~ 後期 2単位
【授業のテーマ・目標】
私たちの暮らしは、産業が生み出した多くの商品に支えられていま
す。これらは、何らかの意図や価値をもちます。そしてデザイン
は、産業と人々の暮らしの間に存在します。産業のもつ技術ノウハ
ウを、人々の暮らしに役立つ「カタチ」にして、人々に「伝える」
ことが、デザインの役割です。デザインは、単なる装飾ではなく、
「生活価値の創造」を目指した活動です。
企業や商品のブランドイメージは、人々のライフスタイルに大きな
影響を与えます。それは、提供される商品への信頼・共感であった
り、ブランドへのあこがれの場合もあるでしょう。ブランドの働き
を理解することは、現代企業の理解にもつながります。
現代社会は、様々な問題を抱えています。この問題を解決するため
に新しいデザインの考え方が必要とされています。これらの新しい
考え方は、現代に生きる生活者の意識向上に基づいています。
本講義では、産業を通して提供される様々なモノやコトの意図や価
値を、デザインという視点から分かりやすく解説します。これは、
現代の企業活動や、新しい生活者像を理解する助けにもなるはずで
す。
【授業の内容】
第1週 オリエンテーション
第2週 デザインとライフスタイルの系譜
第3週 現代デザインと企業活動
第4週 ブランドとは何か その1(ブランドの機能)
第5週 ブランドとは何か その2(ブランドの価値)
第6週 ブランドとは何か その3(ブランド経験)
第7週 ブランドとは何か その4(ブランディングの手法)
第8週 前半のまとめと中間レポート
第9週 現代デザインと生活者の意義向上
第10週 新しいデザインの視点 その1(バリアフリーとユニバー
サルデザイン)
第11週 新しいデザインの視点 その2(エコデザインと持続可能
デザイン)
第12週 新しいデザインの視点 その3(企業コラボレーションと
オープンイノベーション)
第13週 新しいデザインの視点 その4(ユーザー経験のデザイ
ン)
第14週 新しいデザインの視点 その5(人間中心のデザイン)
第15週 後半のまとめと期末レポート
【事前・事後学修】
事前学習としては、日頃から広くデザインやブランドに関心をもっ
事前学修としては、日頃から広くデザインやブランドに関心をもっ
て、WEBサイトなどを通して、それらが伝えようとするメッセージ
を理解するようにして下さい。また授業内容は、広範囲に及びます
から、各回の要点をまとめて下さい。
【テキスト・教材】
必要な資料は、授業毎に配布します。
【成績評価の方法・基準】
平常点(授業への積極的な姿勢)40%、テーマ毎の小レポート
40%、中間および期末レポート20%を配分基準として成績評価しま
す。
【参考書】
テーマ毎に、参考資料などを指示します。
【注意事項】
授業では、毎回「小レポート」を提出してもらいます。受け身では
なく、積極的な授業参加が求められます。
【授業のテーマ・目標】
世界には多様なデザインがあります。例えば、「食器」のかたちを
見ても、世界各地によって様々です。また食器の使い方は、食事の
「マナー」と強く結びついています。歴史的に長い時間を使って、
「食事」がデザインされた結果、食器のかたちやマナーが生み出さ
れたと考えることができます。これをデザイン的に表現すると、「
食事のカタチ」のデザインと言うことができます。これには、食器
のかたちとマナー(人の振る舞い)の両方が含まれており、よりデ
ザイン的な言い方となります。
デザインの多様性には、それを生み出した地域の気候風土や歴史・
文化、政治・宗教、伝統技術、天然資源など多くの要因が関係して
います。そしてデザインは、小さな日用品から大きな都市、また
サービスなど目に見えないものまで広く対象とします。別の見方を
すると、小さな日用品をよく観察することでも、それを生み出した
地域の生活文化や価値観が見えてきます。
本講義では、世界各地のデザインを多様な視点から読み解いていき
ます。これは、デザインを通して表現される多様な生活価値の理解
へとつながります。また、現代社会は、「グローバル化」の時代を
迎えています。デザインの視点からこの課題を考えることで、画一
的ではない、新たな視界の広がりが分かるでしょう。
【授業の内容】
第1週 オリエンテーション
第2週 デザインの見方 その1(デザインと造形)
第3週 デザインの見方 その2(意図と表現)
第4週 スカンジナビアのデザイン その1(フィンランド、
ノルウェー)
第5週 スカンジナビアのデザイン その2(デンマーク、
スウェーデン)
第6週 ラテンのデザイン その1(イタリア)
第7週 ラテンのデザイン その2(フランス)
第8週 イギリスのデザイン
第9週 ドイツ語圏のデザイン(ドイツ、スイス)
第10週 オランダのデザイン
第11週 アメリカ合衆国のデザイン
第12週 日本のデザイン
第13週 グローバル化とデザイン その1(モダンデザインと
グローバル化)
第14週 グローバル化とデザイン その2(新たな地域文化へ)
第15週 まとめと期末レポート
【事前・事後学修】
この講義のはじめに解説する「デザインの見方」を参考に、店頭に
多くある多様なデザイン製品について、よく観察して、そのデザイ
ン背景について考えて下さい。各回の講義で解説したデザインの背
景について、その要点をまとめて下さい。
【テキスト・教材】
必要な資料は、授業毎に配布します。
【成績評価の方法・基準】
平常点(授業への積極的な姿勢)40%、テーマ毎の小レポート
40%、中間および期末レポート20%を配分基準として成績評価しま
す。
【参考書】
テーマ毎に、参考資料などを指示します。
【注意事項】
授業では、毎回「小レポート」を提出してもらいます。受け身では
なく、積極的な授業参加が求められます。
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-71-
-1-
出版文化論b
テーマから見た印刷出版の歴史
寺本 美奈子
1年~ 前期 2単位
造本から見た本の歴史とブックデザイン
寺本 美奈子
1年~ 後期 2単位
【授業のテーマ・目標】
デジタル化の急速な進展に伴い、出版形態は今変革期を迎えてい
ます。「出版文化」をこれを支える印刷技術とともにその歴史を紐
解いてみると、書籍、雑誌に限らず、版画や地図、広告、新聞など
様々な印刷・出版物が世に生み出され、私たちは、これらの印刷・
出版物から、言語や社会、文化、風俗、科学、芸術など幅広い情報
や知識を得る恩恵を受けてきました。それは、「伝えたい」「知り
たい」といった欲求と、印刷とが結びつくことで可能となったのも
のです。
この授業では、印刷・出版の歴史を学ぶとともに、これまで培っ
てきた文字や画像による表現技術や手法、そしてこれらが社会、文
化の発展に果たしてきた役割や意義について考察します。
【授業の内容】
1.日本の印刷・出版の歴史
2.西洋、中国の印刷・出版の歴史
3.印刷が支えた江戸時代の出版文化① 古活字版の世界
4.印刷が支えた江戸時代の出版文化② 出版ジャンルのひろがり
5.明治・大正の雑誌メディア
6.西洋における書物の誕生
7.百科事典・博物誌の世界① 東アジア
8.百科事典・博物誌の世界② 西洋・イスラム
9.異文化交流と印刷・出版① 日本が伝えた異国
10.異文化交流と印刷・出版② 西洋が伝えた日本
11.庶民文化と版画の世界
12.近代日本の広告出版
13.報道と印刷・出版
14.近代教育を支えた教科書
15.まとめ
【事前・事後学修】
毎回配布するプリントを次回までに復習しておいてください。
授業内で告知する、次回のキーワードを予習しておいてください。
【テキスト・教材】
レジメを配布します。
【成績評価の方法・基準】
平常点(授業への積極参加)(30%)
期末レポート(70%)
【授業のテーマ・目標】
本を所有する理由の一つに「デザインに惹かれた」ということが
ありますが、このことは、電子書籍が普及しつつある現在、紙の本
を所有する理由としてこれまで以上に重要なキーワードになるので
はないでしょうか。
他の分野のデザインと同様に本のデザインもまた、その形にいた
るまでの様々な理由が存在しますが、コンピューターと編集ソフト
で作業が進められる現代では、なかなかそれが見えないのが実情で
す。
この授業では、まず、本はどのようにして現在のようなたたずま
いを持つようになったのか、タイポグラフィ、印刷、製本の歴史を
たどります。そして最終的には現代のブックデザインを考察します
。
【授業の内容】
1.現在日本の本を取り巻く状況
2.本の構造とデザイン要素
3.本に記す(西洋のカリグラフィからタイポグラフィ)
4.文字の印刷と西洋のタイポグラフィ
5.文字の印刷と日本のタイポグラフィ
6.図版印刷と表現① 4版式の始まり
7.図版印刷と表現② 写真製版以降
8.製本の歴史
9.欧米のブックデザイン①
10.欧米のブックデザイン② 第二次世界大戦以降
11.日本のブックデザイン①
12.日本のブックデザイン② 第二次世界大戦以降
13.ヨーロッパのブックデザインコンクール
14.ドイツのブックデザインコンクール
15.日本のブックデザインコンクールとまとめ
【事前・事後学修】
毎回配布するプリントを次回授業までに復習してください。
授業内で告知する、次回のキーワードを予習しておいてください。
【テキスト・教材】
毎回プリント等の資料を配付します。
【成績評価の方法・基準】
平常点(授業への積極参加、課題提出)(40%)
期末レポート(60%)
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-72-
共 通 教 育
出版文化論a
食文化論
衣文化論
日本の食文化の特徴と魅力
福留 奈美
1年~ 後期 2単位
大川 知子
1年~ 前期
【授業のテーマ・目標】
2013年12月「和食;日本人の伝統的な食文化」がユネスコ無形文
化遺産に登録され、国内外で日本の食べ物・食文化に対する関心が
高まっている。
本講座では、日本の食文化の特徴を知り、具体的な事例をあげて
その魅力について自分の言葉で語る力をつけることを目標とする。
そのために、日本の食文化の形成と展開、特徴について歴史的な
時間軸だけでなく、地域特性や世界の食文化との対比など空間軸も
意識しながら学んでいく。また、講義内容に関連したレポートを毎
回提出する。
【授業の内容】
第1週 食文化とは
第2週 世界の食文化形成
第3週 日本の食文化形成と展開
第4週 異文化接触と受容
第5週 主食の食文化
第6週 副食の食文化
第7週 調味料・油脂・香辛料
第8週 菓子・茶・酒
第9週 行事と地域の食文化
第10週 食の教育
第11週 日本料理の形成と発展
第12週 台所・食器・食卓の文化
第13週 外食文化の成立と変化
第14週 日常・非常の食生活
第15週 まとめ
【事前・事後学修】
食文化が関連する分野は非常に多岐にわたるため、準備学習が不
可欠となる。テキストを事前に読み、分からない用語や事項につい
て調べ、基礎知識をもって授業にのぞむこと。
各回のテーマについて自分自身の食体験と重ねて考え、レポート
に反映させること。
【テキスト・教材】
『日本の食文化 その伝承と食の教育』
編著者 江原絢子 石川尚子
著者 大久保洋子、富岡典子、中澤弥子、島崎とみ子、橋爪伸子
(アイ・ケイコーポレーション 2009)
2,400円
【成績評価の方法・基準】
平常点(授業態度、授業への積極参加)50%、レポート50%
【参考書】
『和食と食育-和食のこころを受け継ぎそして次世代へ』熊倉功夫
監修、江原絢子編著 2014
『伝統食の未来』岩田三代編 ドメス出版 2009
『日本料理の歴史』熊倉功夫著 吉川弘文館 2007
『和食と日本文化』原田信男著 小学館 2005
『講座食の文化 第2巻日本の食事文化』石毛直道監修 農山漁村
文化協会 1999
2単位
【授業のテーマ・目標】
「衣=ファッション」について、フランス、そして日本を中心に、
その歴史を踏まえて、それぞれの時代に表出してきたファッション
の社会的・文化的背景について学ぶ。各時代を追いながら、世界各
国のファッションの形成過程の特徴や、現代のファッションを捉え
る上での様々な視点についても学ぶ。
【授業の内容】
第1週 オリエンテーション ― 文化として捉えるファッション
第2週 オートクチュールの勃興
第3週 女性解放の象徴としてのファッション
第4週 戦時下のファッション
第5週 日本における洋装化
第6週 第二次世界大戦後のファッション
第7週 米国ファッションの概観
第8週 英国ファッションの形成
第9週 若年化するファッション1 ― 米国・英国
第10週 若年化するファッション2 ― フランス
第11週 デニムのファッション化
第12週 日本における欧米ファッションの受容
第13週 日本のファッションの可能性1 ― 1970年代から1990年代
第14週 日本のファッションの可能性2 ― 2000年代以降
第15週 まとめ
【事前・事後学修】
歴史の連続性の中で、前後の講義内容が関連を持つため、一回ずつ
の内容について予習復習をしておくこと。事前に課題を提示する場
合もある。
【テキスト・教材】
『カラー版 世界服飾史』(美術出版社、2010年)2,500円(税抜)
【成績評価の方法・基準】
試験80%、クラス参画(授業中の発言等)20%
【参考書】
キャリー・ブラックマン『ウィメンズウェア 100年史』(P バイン
・ブックス、2012年)3,800円(税抜)、ディディエ・グランバッ
ク『モードの物語』(文化出版局、2013年)8,000円(税抜)
【注意事項】
欠席が事前に分かっている場合には、その時点で申し出ること。公
欠は大学の規定で認められているもののみ、かつ申請書類は必ず事
前に提出のこと。
― 80 ―
-73-
文化人類学b
多様な角度からとらえる文化:自文化の再考
島﨑 裕子
1年~ 前期 2単位
多様な角度からとらえる世界観と社会のあり方
島﨑 裕子
1年~ 後期 2単位
【授業のテーマ・目標】
文化人類学は、私たちの属している社会とは異なる文化をもった
社会との比較研究を通して、「文化とは何か」という問題に迫ろう
とする学問である。本講義では写真や映像、様々な資料を使用し、
文化を多様な角度からとらえ「文化とは何か」を考察する。またこ
れらの作業を通して、私たちの文化像を再考するとともに、世界を
多様な側面から捉える視点を養うことを目的とする。
【授業の内容】
第1週 ガイダンス:文化人類学を学ぶにあたって
第2週 文化人類学への誘い
第3週 文化を比較すること① 理論
第4週 文化を比較すること② 事例
第5週 言語と文化① 導入
第6週 言語と文化② 事例
第7週 創り出されるイメージ① 異文化
第8週 創り出されるイメージ② 自文化
第9週 創り出されるイメージ③ 事例
第10週 民族とは何か
第11週 エスニシティとアイデンティティ
第12週 ジェンダー① 導入
第13週 ジェンダー② 事例
第14週 ジェンダー③ まとめ
第15週 まとめ
【事前・事後学修】
事前学修:講義で提示した資料・主要文献を熟読する。
事後学修:各回の講義を要約する。
【テキスト・教材】
なし
【成績評価の方法・基準】
最終試験/レポート(50%)、課題(10%)、平常点(授業への積
極的参加・フィードバックシート 40%)。
【参考書】
講義のテーマに合わせて随時、参考図書を提示する。
文化人類学の入門書・辞典
・波平恵美子著『文化人類学(カレッジ版)』(医学書院)
・クラック・ホーン、C『文化人類学入門』(講談社)
・『文化人類学事典』弘文堂
【注意事項】
本講義では、テーマごとに、アンケート(質疑応答)や授業内課題
等を求め、それらをもとに講義を進行させる。積極的な態度で受講
して欲しい。
【授業のテーマ・目標】
文化人類学は、私たちの属している社会とは異なる文化をもった
社会との比較研究を通して、「文化とは何か」という問題に迫ろう
とする学問である。本講義では写真や映像、様々な資料を使用し具
体的な事例を通じて多様に存在する「世界観」や「社会のあり方」
を考察する。これらの作業を通して、私たちの文化像を再考すると
ともに世界を多様な側面から捉える視点を養うことを目的とする。
【授業の内容】
第1週 ガイダンス:文化人類学を学ぶにあたって
第2週 世界を説明する方法
第3週 グローバリゼーションと文化
第4週 文化と経済① 交換と互酬性
第5週 文化と経済② 互酬性とコミュニティー
第6週 文化と経済③ 事例
第7週 家族と社会
第8週 家族と親族
第9週 家族と婚姻
第10週 宗教と世界観① 導入
第11週 宗教と世界観② 事例
第12週 境界
第13週 儀礼①葬送儀礼
第14週 儀礼②通過儀礼
第15週 まとめ
【事前・事後学修】
事前学修:講義で提示した資料・主要文献を熟読する。
事後学修:各回の講義を要約する。
【テキスト・教材】
なし(随時プリントを配布)。
【成績評価の方法・基準】
定期試験/レポート(50%)、授業内課題(10%)、平常点(積極
的な参加や貢献度・フィードバックシート 40%)。
【参考書】
講義のテーマに合わせて随時、参考図書を提示する。
文化人類学の入門書・辞典
・波平恵美子著『文化人類学(カレッジ版)』(医学書院)
・クラック・ホーン、C『文化人類学入門』(講談社)
・『文化人類学事典』(弘文堂)
【注意事項】
本講義では、テーマごとに、アンケート(質疑応答)や授業内課題
等を求め、それらをもとに講義を進行させる。積極的な態度で受講
して欲しい。
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共 通 教 育
文化人類学a
メディア論a
メディア論a
メディア表現を読みとく
大倉 恭輔
1年~ 前期 2単位
河井 延晃
1年~ 前期
【授業のテーマ・目標】
今日の社会において、メディアとそれらが送り出してくる情報と
無縁で生活をすることはできません。世界情勢についての知識を得
ることから、新しい洋服を買うためのヒントを得ることまで、暮ら
しのあらゆる部分にメディアは入りこんでいます。けれど、メディ
アや情報の力のありようについて、わたしたちはどれほどのことを
知っているのでしょう。
この授業には、ふたつの目的があります。ひとつは、わたしたち
の生活に大きな影響を与えるマスメディアのしくみと意味を理解す
ることです。もうひとつはマスメディアが送り込んでくる情報の中
から、特に「広告」を題材として、わたしたちがどのような社会に
生きているのかを理解することです。
「メディア」という切り口から、自分たちが生きている「社会・
文化・生活」について、認識をあらたにしてもらいたいと考えてい
ます。
【授業の内容】
第1週 コミュニケーションの基本的な考え方
第2週 コミュニケーションの種類と機能
第3週 情報化とは何か:社会の情報化と情報の社会化
第4週 メディア産業とわたしたちの生活
第5週 マーケティングと広告
第6週 テレビ広告をみる 01:戦後の日本と日本人の生活の変化
第7週 テレビ広告をみる 02:メッセージをいかに表現するか
第8週 テレビ広告をみる 03:広告は面白いのか
第9週 広告とメディア・リテラシー 01:表現と技法
第10週 広告とメディア・リテラシー 02:表現と文化
第11週 広告とメディア・リテラシー 03:表現と社会的背景
第12週 広告表現の中の女性像 01:身ぶりとしぐさを見る
第13週 広告表現の中の女性像 02:表現の技法を知る
第14週 広告表現の中の女性像 03:社会的文脈を知る
第15週 まとめ
注1 上記は授業内容のリストです。
注2 基本的に番号順に講義をしていきますが、学生の理解度や授業
の進行状況にあわせて、順番の入れ替えなどの変更が行われる場
合があります。
【事前・事後学修】
【事前学修】
事前配布の資料を、授業前に必ず目をとおしておくこと。
資料内に問題提起がある場合、それについて考えておくこと。
【事後学修】
授業内容を自分で補足しつつ、きちんとしたノート作成を心がけ
ること。
【テキスト・教材】
教科書は使用しません。
原則として「manaba」上から資料を事前配付します。
【成績評価の方法・基準】
総合評価:レポート80%・平常点(受講態度)20%
manaba の受信設定がきちんとできていること・manaba からの連
絡事項を閲覧していることなども平常点の参考とします。
【参考書】
授業内で指示します。
【注意事項】
視聴覚教材を利用する際も、必ずノートテイクを行うこと。
2単位
【授業のテーマ・目標】
本講義は、メディア社会への理解を深めるために「歴史」と「実
践」の観点から講義を行います。前半ではメディア史の観点から、
今日マスメディアといわれている機制( しくみ)が、どのような
経緯で登場したのかを講義します。後半は特に現代の電子メディア
を対象とし、現代社会でどのようにメディアが実践されているかに
着目します。どちらも、既存のメディアがどのように今日の社会観
や人間観、そしてライフスタイルを成立させ、さらに情報化や情報
文化それ自体を再構成してきたのかが重要なテーマです。これらに
基づいて「メディアを系譜的かつ実践的に理解」することが本授業
の目的です。
現代では情報やメディアという言葉はありふれたものとなりまし
た。これは、メディアや情報化の重要性とともにそれ自体が「あた
りまえ」となっていることを物語っています。一方で、このような
「自明性」は、社会的に意味づけられ、媒介されてきたものです。
このような日常を構成する「情報の社会的機制」を振り返り、理解
を深めることが本授業の目標です。
【授業の内容】
1.オリエンテーション
◆メディア史の観点から マスメディアの時代
2.メディア史の系譜 印刷技術と情報文化
3.メディア史の系譜 新聞
4.メディア史の系譜 出版
5.メディア史の系譜 電気メディアと情報文化
6.メディア史の系譜 ラジオ、映画
7.メディア史の系譜 テレビ
8.マスコミュニケーション研究と大衆文化の思想
◆現代メディアと実践 電子メディアの時代
9.電子メディアと現代社会 インターネット発展史と大衆化
10.電子メディアと現代社会 コンピュータ文化の発展と人間観
11.電子メディアと現代社会 ケータイと都市の風景
12.電子メディアと現代社会 ネットワーキングと市民社会
13.電子メディアと現代社会 グローバルメディア
14.電子メディアと現代社会 メディアの実践
15.まとめ
【事前・事後学修】
・毎回、次回の授業の予習箇所を指示するので、通読してくること
( 主にテキスト一話分程度)
・授業後には授業内の小テストや次週の授業準備としてウェブサイ
ト(manabaなど)へ書き込みを指示します。
【テキスト・教材】
吉見俊哉『メディア文化論 メディアを学ぶ人のための15話』(有
斐閣アルマ、2012)
【成績評価の方法・基準】
平常点(20%)、レポート(30%程度)、試験類(50%)、により評
価します。なお、平常点は授業サイトへの書込み類、試験類には授
業内の小テストを含みます。
【参考書】
授業中に適宜紹介します。
― 82 ―
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メディア論b
メディアの音楽・音楽のメディア
大倉 恭輔
1年~ 後期 2単位
河井 延晃
1年~ 後期
【授業のテーマ・目標】
今日の私たちの暮らしにおいて、「マスコミ/マスメディア」
から流される情報は、とても大きな比重を占めています。それら
の情報は、単に生活に役立つものだけでなく、私たちの心や人生
をかたちづくる上でも、少なからぬ力をもっています。
この授業では、メディア/ポピュラー文化の基本的な部分を学
ぶとともに、「メディアの商品としての音楽」に着目していきま
す。その上で、近代以降/マスメディアの発達以降に生じた、人
と音楽の関わりの大きな変化について学びます。そして、そこか
ら、わたしたちの生活や心のあり方および社会全体のあり方を見
直していきたいと思います。
【授業の内容】
第1週 文化とは何か:大衆文化からポピュラー文化へ
第2週 メディア文化とメディア産業
第3週 音楽の機能と商品としての音楽の誕生
第4週 ポピュラー音楽の社会史 01: アメリカという国家
第5週 ポピュラー音楽の社会史 02: 複製技術の誕生と影響
第6週 ポピュラー音楽の社会史 03: 若者文化と対抗文化
第7週 ポピュラー音楽の社会史 04: 多様性が生み出すもの
第8週 ポピュラー音楽の社会史 05: ポピュラーなものとは何
か
第9週 近代日本と人々の生活:江戸から明治へ
第10週 日本のポピュラー音楽史 01:明治から大正へ
第11週 日本のポピュラー音楽史 02:戦時下の日々
第12週 日本のポピュラー音楽史 03:戦後社会
第13週 日本のポピュラー音楽史 04:豊かな社会
第14週 今日のメディア状況と音楽
受け手と技術の変化
第15週 まとめ
注1 上記は授業内容のリストです。
注2 基本的に番号順に講義をしていきますが、学生の理解度や授
業の進行状況にあわせて、順番の入れ替えなどの変更がおこ
なわれる場合があります。
【事前・事後学修】
【事前学修】
事前配布の資料を、授業前に必ず目をとおしておくこと。
資料内に問題提起がある場合、それについて考えておくこと。
【事後学修】
授業内容を自分で補足しつつ、きちんとしたノート作成を心がけ
ること。
【テキスト・教材】
教科書は使用しません。
基本的に、「manaba」上で事前に資料を配布します。
【成績評価の方法・基準】
総合評価:レポート80%・平常点(受講態度)20%
manaba の受信設定がきちんとできていること・manaba からの連
絡事項を閲覧していることなども平常点の参考とします。
【参考書】
授業内で指示します。
【注意事項】
視聴覚教材を利用する際も、必ずノートテイクを行うこと。
【授業のテーマ・目標】
我々の「日常生活」や「ライフスタイル」はどのように構築され
ているでしょうか。たとえば、マスメディアは時代ごとに家族観や
職業観をはじめ様々な価値観を提示してきました。また、百貨店や
観光などはマスメディアを介してレジャー産業のシステムを形成し
、大量消費のスタイルを確立してきました。これらは近代社会以降
に固有ともいえる「大衆社会」の誕生につながります。
一方で、今日の情報化は「個人」を取り巻く環境としても不可欠
になりつつあります。それはパーソナルコンピュータや高機能なモ
バイルメディアの普及ととともに個人化が顕在化しています。この
ような時代相においてどのように我々のライフスタイルは変容しつ
つあるでしょうか。
なお、本講義は「情報文化概論a」と共通の問題意識をもちます
が、「情報文化概論a」が「歴史的」視点から現代を位置づけたの
に対し、本講義では、現代社会を「理論的」「概念的」に捉えるこ
とに主眼をおいてすすめます。しかし、抽象的な理論に終始するの
ではなく、具体的で現代的な社会現象や事例などを取り入れつつ授
業を進めます。
【授業の内容】
1.オリエンテーション
◆メディア研究の理論的視座◆
2.文化産業論と大衆社会論(T.W.アドルノ)
3.リテラシーと階級論
4.消費と記号論(R.バルト)
5.神話作用とメディア社会論(J.ボードリヤール)
6.メディア理論 メディアはメッセージ(M.マクルーハン)
◆メディア社会論とライフスタイル◆
7.テレビジョンカルチャー(S.フィスク)
8.流行と模倣(G.ジンメル)
9.マスカルチャーとサブカルチャー(D.ヘブディジ)
10.百貨店的消費とジェンダー(R.ボウルビー)
11.旅行と観光(J.アーリ)
12.マクドナルド化(G.リッツァ)
◆現代社会としてのウェブ社会◆
13.情報化の実態 統計データから読み解く
14.情報化の実態 文化作品から読み解く
15.テスト
【事前・事後学修】
・毎回、次回の授業の予習箇所を指示するので、通読してくること
( 主にテキスト一話分程度)
・授業後には授業内の小テストや次週の授業準備としてウェブサイ
ト(manabaなど)へ書き込みを指示します。
【テキスト・教材】
井上俊, 伊藤公雄 編. 『ポピュラー文化』世界思想社, 2009
【成績評価の方法・基準】
平常点(20%)、レポート(30%程度)、試験類(50%)、により評
価します。なお、平常点は授業サイトへの書込み類、試験類には授
業内の小テストを含みます。
【参考書】
授業中に適宜指示します。
【注意事項】
「情報文化概論a」を履修しているとより理解が深まります(必須
ではありません)。
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-76-
2単位
共 通 教 育
メディア論b
情報文化論a
情報文化論b
コミュニケーションとしての情報文化
平松 恵一郎
1年~ 前期 2単位
メディアを通して情報文化を考える
平松 恵一郎
1年~ 後期 2単位
【授業のテーマ・目標】
情報化社会と言われる現代において、わたしたちは日々たくさんの
「情報」に接しています。ともすれば情報の波にのまれてしまいそ
うな現代社会において、わたしたちはたくさんの「情報」とどうつ
きあっていったらよいのでしょうか。本講義では、「コミュニケー
ション」という概念を中心に、情報文化の基本をさまざまな角度か
ら考えていきます。
【授業の内容】
第1週 オリエンテーション 情報とは何か
第2週 コミュニケーションの歴史
第3週 マス・メディアの誕生
第4週 夢見ていた「情報化社会」
第5週 ITとコミュニケーション
第6週 モバイル時代のコミュニケーション1
(携帯メディアの誕生)
第7週 モバイル時代のコミュニケーション2
(携帯メディアがもたらしたもの)
第8週 現代社会と個人情報
第9週 コミュニケーションとホスピタリティ
第10週 情報文化の発信源1(街を考える)
第11週 情報文化の発信源2(デパートからテーマパークへ)
第12週 パブリックリレーションとは何か
第13週 異文化コミュニケーションを考える
第14週 情報の受け手と送り手~メディアの作り方
第15週 まとめ
【事前・事後学修】
授業で配布する資料、プリント等には必ず目を通し、予習・復習を
して授業を受けるようにしてください。
【テキスト・教材】
特定のテキストは使用しません。授業時に必要に応じてプリント等
を配布します。
【成績評価の方法・基準】
試験またはレポート(70%)、平常点(リアクションペーパー等
30%)
【参考書】
矢野直明『情報文化論ノート』(知泉書館・2010年)
下村健一『10代からの情報キャッチボール』(岩波書店・2015年)
その他、参考文献は適宜紹介します。
【注意事項】
授業内容は進捗状況によって、前後する場合があります。
「情報文化論b」も連続して受講することが望ましい。
【授業のテーマ・目標】
情報化社会と言われる現代において、わたしたちは日々たくさんの
「情報」に接していますが、その多くはメディアを通じて得ていま
す。本講義では、わたしたちの生活になくてはならないマス・メデ
ィアについて、情報文化という観点から考察し、それぞれのメディ
アの持つ特性や機能について考えていきます。
【授業の内容】
第1週 オリエンテーション マス・メディアとは何か
第2週 新聞の歴史と現在
第3週 出版の歴史と現在
第4週 雑誌の歴史と現在
第5週 情報誌とは何か
第6週 映像メディアの誕生~映画
第7週 放送メディアの誕生1(ラジオ)
第8週 放送メディアの誕生2(テレビ)
第9週 コミュニケーションとしての広告
第10週 メディアとしてのインターネット
第11週 情報文化とエンターテインメント
第12週 情報文化としての音楽産業
第13週 ソーシャル・メディアとマス・メディア
第14週 メディア・リテラシーを考える
第15週 まとめ
【事前・事後学修】
授業で配布する資料、プリント等には必ず目を通し、予習・復習を
して授業を受けるようにしてください。
【テキスト・教材】
特定のテキストは使用しません。授業時に必要に応じてプリント等
を配布します。
【成績評価の方法・基準】
試験またはレポート(70%)、平常点(リアクションペーパー等
30%)
【参考書】
岩崎達也『実践メディア・コンテンツ論入門』(慶應義塾大学出版
会・2013年)
池上彰『池上彰のメディア・リテラシー入門』(オクムラ書店・20
08年)
その他、参考文献は適宜紹介します。
【注意事項】
授業内容は進捗によって、前後する場合があります。
「情報文化論a」から続けて受講することが望ましい。
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心理学概論
西洋美術史入門~古代ギリシアからポスト印象主義まで
久保寺 紀江
1年~ 後期 2単位
中村 愛
1年~ 後期
【授業のテーマ・目標】
美術館を訪問したとき、あるいは西洋絵画の展覧会を見に行った
際に、これはいつの時代の作品だろう、どんな意味があるのだろう
かと疑問を感じたことはありませんか。この講義は、古代ギリシア
美術から19世紀にいたるまでの西洋美術史の概要を紹介する通史の
授業です。西洋美術には独自の時代区分や様式が存在します。各時
代や流派の知っておきたい代表作品を、パワーポイントを用いて鑑
賞しながら、その特徴を学びましょう。主に絵画・彫刻・建築を扱
いますが、現代へ近づくほど、絵画を中心に紹介します。
通史だけではなく、西欧文化の基盤となっているギリシア・ロー
マ神話や聖書についても、よく知られた逸話や主題などの概要を学
びます。この知識によって、ヨーロッパの美術や文化が一段と身近
にわかりやすくなることでしょう。ギリシアやイタリア、フランス
など西欧諸国の美術館や教会を実際に訪問するかのように、西洋美
術の世界を一緒に味わい楽しみましょう。
【授業の内容】
1 イントロダクション 授業の進め方、西洋美術史とは?
2 古代1 ギリシア美術
3 古代2 ローマ美術
4 中世1 西欧初期中世美術とビザンティン美術
5 中世2 ロマネスク美術とゴシック美術
6 ギリシア神話と聖書
7 初期ルネサンス美術(マザッチョ、フィリッポ・リッピなど)
8 盛期ルネサンス美術(ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、ラファ
エロなど)
9 バロック美術 イタリア(カラヴァッジョなど)
10 バロック美術 フランドル(リュベンス、レンブラントなど)
11 ロココ美術・新古典主義(ブーシェ・ダヴィッドなど)
12 ロマン主義・写実主義(ドラクロワ・クールベなど)
13 印象主義(マネ・モネ・ルノワールなど)
14 新印象主義・ポスト印象主義(スーラ、セザンヌなど)
15 総復習
【事前・事後学修】
事前学修:気になる展覧会を見つけ、積極的に足を運んでみましょ
う。授業が始まってからも紹介しますが、国立西洋美術館(上野公
園)常設展などに見学に行き、本物の作品を鑑賞しましょう。
事後学修:授業で配布した資料を参考に、その回で紹介した様式の
特徴、代表作品の復習をしておいてください。
【テキスト・教材】
毎回資料を配布します。
【成績評価の方法・基準】
小レポート60%、試験40%
【参考書】
必要に応じ、授業中に紹介します。
【注意事項】
期末に試験を実施しますが、試験を受験するためには、後期の期間
中に課される小レポートを提出している必要があります。
【授業のテーマ・目標】
「心理学」と聞くとどのようなイメージを持ちますか。もしかした
ら「心理学を学べば人の心を読めるようになる」と思う人もいるか
もしれませんが、残念ながら心を直接見ることはできません。しか
し、行動は直接見ることができます。「心理学」は行動から心のはた
らきを探る学問です。講義では、基礎心理学と応用心理学の中から代
表的な分野を取り上げ、私たちは何を感じ、どのように考え、どのよ
うに行動をしているのかを説明していきます。知識を習得するとと
もに、動画視聴やデモンストレーション等を通じて心理学的視点を
養うことを目指します。
【授業の内容】
第1週 オリエンテーション -心理学ってどんな学問?第2週 心理学のルーツ -古代から現代まで第3週 感覚・知覚 -感覚器官と心のつながり第4週 認知・注意 -私たちは世界をありのままに見ている?第5週 記憶 -試験のときに答えを思い出せないのはなぜ?第6週 学習 -行動のメカニズム第7週 動機づけ -やりたい?やりたくない?第8週 感情 -喜怒哀楽を理解しよう第9週 発達 -赤ちゃんからお年寄りまで第10週 性格 -あなたらしさを特徴づけているもの第11週 臨床 -心の問題やその解決方法を学ぼう第12週 社会 -私たちは集団の中でどうふるまう?第13週 産業・組織 -働くことを想像してみよう第14週 心理学研究法 -実際にどのように研究は行われているの
か第15週 心理学の位置づけ -心理学は科学のどこにいるのか【事前・事後学修】
事前学修は、シラバスの「授業の内容」に記載されているキーワ
ード等をインターネットで検索して,読んできてください。
事後学修は、配布資料等を見ながら復習し、わからないところが
あったら担当教員に聞いてください。各講義の最初にも前回の内
容の復習を行います。毎回着実に理解を深めていってください。
【テキスト・教材】
テキストは使わず、スライドを使って進めていきます。スライド資料
は配布します。
【成績評価の方法・基準】
各講義の最後に前回の内容に関する小テストを実施します。講義を
聞いていればできる問題です。小テストの得点70%、平常点(授業へ
の積極参加)30%で評価します。
【参考書】
講義中に適宜紹介します。
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2単位
共 通 教 育
世界の美術
心理学概論
心理学a
余村 朋樹
1年~ 後期
性格と人間関係を中心とした心理学入門
岡田 斉
1年~ 前期 2単位
2単位
【授業のテーマ・目標】
心理学が扱う領域は非常に広く、人間が係わるあらゆる分野にわた
る。「心理学概論」では、感覚などの人間の基礎的な行動や、集団
や組織における人間の相互関係などについて、心理学の主要な基本
概念やモデルを概観し、人間と心理学について理解を深める。単に
心理学の知識を習得するだけではなく、心理学的な視点を理解する
ことを目標とする。
【授業の内容】
1 オリエンテーション:心理学とは何か
2 視覚
3 感覚・知覚
4 注意
5 記憶
6 思考
7 感情
8 性格
9 自己概念
10 印象形成
11 説得的コミュニケーション
12 援助・攻撃行動
13 集団
14 ケーススタディ
15 まとめ
【事前・事後学修】
事前学習:毎回の講義終了時に,次回講義のテーマと内容概略を伝
事前学修:毎回の講義終了時に,次回講義のテーマと内容概略を伝
えるので,それに関わる身近な事例(自分の経験や、周囲・社会で
起こった出来事など)を探しておくこと。
事後学習:各講義の開始時に前回の講義内容の振り返りを行うので
事後学修:各講義の開始時に前回の講義内容の振り返りを行うので
、各自復習して授業に臨むこと。その際、事前学習で考えた身近な
事例について,授業で学んだ心理学の知見を用いて,より深く考察
すること。
【テキスト・教材】
パワーポイントファイルをプロジェクタで投影して授業を行う。そ
の他必要な資料は講義中に適宜配布する。
【成績評価の方法・基準】
定期試験80%、平常点(授業への参加態度・授業中の課題提出状況
)20%で評価する。
【授業のテーマ・目標】
テーマは心理学入門です。心理学とはどういう学問なのか、そし
て心理学の知識を実際の生活にどう役立てていくのか考えていきま
す。心理学の簡単な歴史から始まって、心理学の広がりについて説
明します。その次に皆さんが興味を持ちそうな性格、人間関係、恋
愛などの社会心理学のトピックスを取り上げ、科学的な方法論に基
づく心理学についての理解を深めることを目標にします。さらに、
自己理解に役立ててもらうことを目指し、授業の最初に毎回簡単な
心理テストを実施し、皆さん自身に採点してもらい、具体的な研究
方法も体験していただきます。授業の最後には皆さんの感想や質問
を書いてもらい、必要に応じて適宜フィードバックします。
【授業の内容】
1 心理学とは:心理学の定義
2 心理学と哲学:デカルトと漫画「ぼのぼの」を通して
3 心理学の歴史を知る
4 心理学にはどのような領域があるのか
5 性格心理学:性格テストを実施して
6 性格心理学:性格とはどういうことなのか
7 性格心理学:性格に関する様々な心理学の理論の紹介
8 社会心理学:親しくすることと魅力
9 社会心理学:好きになることと愛すること
10 社会心理学:集団心理学
11 社会心理学:リーダーに従うことと応諾・服従
12 社会心理学:自己を主張すること、態度変容、偏見
13 社会的スキル:人とうまく付き合う技能とは
14 社会的スキル:社会的スキルを高めるには
15 全体のまとめ
【事前・事後学修】
事前学修:配布された資料・プリントを読んでおいてください。
事後学修:授業で行ったテストの結果などを見返して考えてみてく
ださい。
【テキスト・教材】
プリント・資料を配ります。毎回簡単な心理テストを配布しま
す。
【成績評価の方法・基準】
期末にレポート課題を出します。授業の最初に行う心理テストの
結果を提出してもらうことで出席を確認します。レポートの内容
70%、平常点30%(授業態度・コメントペーパー)の割合で総合的
に評価しま
す。
【参考書】
授業中に指示します。
【注意事項】
授業中の教室の静穏な環境を維持するため私語をした場合厳しく
注意します。毎回心理テストを行いますが、これが苦手な人は避け
ていただいた方がよいです。
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-79-
-1-
心理学a
矢野 伸裕
1年~ 前期
2単位
【授業のテーマ・目標】
人の心理現象についての基本メカニズムの解明を目的とする「基
礎心理学」に属する各種心理学分野の研究成果を概観し、心理学を
学ぶことの意義やその活用方法についての理解を深めます。
【授業の内容】
第1週 ガイダンス(授業の流れ)
第2週 知覚心理学(視覚特性)
第3週 認知心理学1(記憶)
第4週 認知心理学2(思考)
第5週 学習心理学1(古典的条件づけと道具的条件づけ)
第6週 学習心理学2(強化スケジュール、消去、般化)
第7週 学習心理学3(社会的学習)
第8週 発達心理学1(乳児の発達)
第9週 発達心理学2(幼児の発達)
第10週 社会心理学1(恋愛観の心理テスト)
第11週 社会心理学2(恋愛の心理:ロミオとジュリエット
効果)
第12週 社会心理学3(恋愛の心理:コミットメント)
第13週 人格心理学1(人格の構造と機能)
第14週 人格心理学2(適応機制)
第15週 まとめ
【事前・事後学修】
【事前学修】毎回の授業テーマの内容について、自分なりに調べて
まとめておくこと。(学修時間 週1時間)
【事後学修】毎回の授業後、ノートを振り返って復習しておくこ
と。(学修時間 週1時間)
【テキスト・教材】
必要に応じて資料を配布します。
【成績評価の方法・基準】
定期試験(100点満点)の点数より、欠席1回につき5点、遅刻
1回につき2点を減じることとします。
【注意事項】
私語が目立つ者には、評価上のペナルティを課します。
【授業のテーマ・目標】
「心理学」という名称から抱かれやすいイメージとは異なり、学
問としての心理学は非常に幅が広く、多様な対象を扱っています。
そのすべてを15回の授業で網羅することは実は容易ではありません
。そこでこの授業では、いわゆる「心理学入門」として広く浅く心
理学を勉強するのではなく、範囲を限定しトピックを絞って少し深
く心理学を学びます。
まず、最初の3回では理解の土台となる心理学の基本用語や概念
をいくつか学習し、第4回以降で個人と他者や社会との関わりに関
連する心理学のテーマを順次とりあげて、そのような観点から心の
働きについて考えていきます。
【授業の内容】
1 授業全体の説明(ガイダンス)、心理学について
2 「情報を処理する人間」という考え方
3 行動の学習
4 他者を認知する
5 他者とのコミュニケーション
6 他者に対する行動
7 態度変容
8 他者からの影響
9 集団行動
10 感情と脳
11 社会的ジレンマ(基礎編)
12 社会的ジレンマ(発展編)
13 動機づけ
14 犯罪行動の原因
15 全体のまとめ
【事前・事後学修】
前回までの授業で解説された用語や事項を復習・整理してから各回
の授業を受け、知識の蓄積に努めて下さい。
事前学修・・・前回までの授業で配付された資料の見直し
事後学修・・・授業で配付された資料の見直し、復習用小課題の提出
【テキスト・教材】
プリントを配付します。
【成績評価の方法・基準】
レポート(70%)+復習用小課題提出(30%、回数未定)=総合点(
100点)によって評価します。出席回数が10回未満の場合は成績が
付きません。成績評価の方法の詳細を初回の授業で説明しますので
、初回はなるべく出席して下さい。
【注意事項】
授業の進行程度や難易度を考慮し、授業内容を一部変更することが
あります。その際は授業時に連絡します。その他の注意事項は授業
開始時に連絡します。
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-80-
2単位
共 通 教 育
菅沼 崇
1年~ 前期
心理学a
心理学b
心理学b
心理学の基礎と応用
大谷 亮
1年~ 後期 2単位
臨床心理学と夢見の心理学
岡田 斉
1年~ 後期 2単位
【授業のテーマ・目標】
レオナルド・ダ・ヴィンチのモナ・リザの絵を思い浮かべて下さ
い。多くの方は、モナ・リザの顔を思い浮かべることはできても、
背景の詳細を思い出すことはできないのではないでしょうか。また
、日本の踏切の遮断機の色は黄と黒なのに対し、海外では、なぜ白
と赤が多いのでしょうか。子どもの可能性とは、自分に合った職業
や友人とは。これらは全て心理学に係わるトピックスです。
本講義では、心理学で一般的に扱われているテーマについて学習
するとともに、科学的な観点から「こころ」を解明することの意味
と美しさ、心理学の応用例と問題点について理解することを目標と
します。さらに、心理学に関する教養を身に付けることで、受講生
皆さんが、より一層人間的な幅を広げ、多角的観点から世界を観る
ための技量を習得することを目的とします。
【授業の内容】
第1週
オリエンテーション -学問としての心理学-
第2週
心理学史 -哲学から心理学へ-
第3週
心理学的方法論 -人間解明のアプローチ-
第4週
感覚・知覚心理学 -五感の不思議-
第5週
認知心理学 -忘却(忘れること)のメカニズム-
第6週
学習心理学 -動物たちが教えてくれること-
第7週
教育心理学 -動機づけを高めるもの-
第8週
発達心理学 -誕生前から青年期-
第9週
発達心理学 -成人期から老年期-
第10週 社会心理学 -集団の影響と魅力的な人間-
第11週 性格心理学 -個人差の素晴らしさ-
第12週 臨床心理学 -適応と健康の問題-
第13週 産業心理学 -適性と職務満足-
第14週 産業心理学 -安全と安心のための心理学-
第15週 まとめ -心理学は役に立つのか?-
【事前・事後学修】
【事前学修】
毎回提示される課題について、講義内で意見が言えるように予習
を行って下さい。(学修時間 週2時間)
【事後学修】
講義で学んだことについて、A4用紙1枚程度で簡易レポートを提
出して下さい。(学修時間 週2時間)
【テキスト・教材】
テキストは使用せず、パワーポイント資料をプロジェクターで投
影して講義を行います。必要に応じて適宜資料を配布します。
【成績評価の方法・基準】
試験60%、平常点(授業への積極的参加・レポート提出課題)40
%とします。
【参考書】
講義中に適宜紹介します。
【注意事項】
受講生の皆さんと一緒に講義を作り上げたいと思います。正解の
ない質問をしますので、積極的に発言して下さい。講義の中では、
心理学の素材を提供するので、皆さんの手で料理をして、心理学を
楽しんで下さい。
【授業のテーマ・目標】
テーマは「夢見と臨床心理学」です。私の研究の専門領域である
「夢見」とカウンセリングや精神分析についてのさまざまな最新の
心理学的な研究を日常的な体験に照らし合わせながら紹介していき
ます。前半は臨床心理学について説明します。心の不調の種類とそ
の対応方法について話します。夢見に関しては、睡眠に関わるこ
と、夢とは何か、なぜ夢を見るのかといったことを、臨床心理学に
関しては精神分析やカウンセリング、心理療法についても簡単に触
れます。授業の最初に毎回簡単な心理テストを行います。皆さん自
身に採点してもらい、具体的な研究方法も体験していただきます。
授業の最後には皆さんの感想や質問を書いてもらい、必要に応じて
適宜フィードバックします。
【授業の内容】
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
臨床心理学とは:定義と歴史
心の不調とは:異常心理学:うつ病、統合失調症など
心の不調とは:異常心理学:その他の精神の不調
心の不調を調べる:心理アセスメント
心の不調を治す:心理療法1 精神分析
心の不調を治す:心理療法2 来談者中心療法
心の不調を治す:心理療法3 認知行動療法
夢の認知心理学1章:夢見とは
夢の認知心理学2章:睡眠時に何が起こっているのか?
夢の認知心理学3章:普通の夢はどんな夢?
夢の認知心理学5章:夢を見ている時に名前を呼ぶと?
夢の認知心理学6章:目の見えない方は夢を見るのか?
夢の認知心理学7章:好きな夢を見ることができるように
なる?
14 夢の認知心理学12章:人間性心理学と夢の利用
15 全体のまとめ
【事前・事後学修】
事前学修:前半に関しては初めに配布した資料をよく読み、自ら
の問題意識を整理しておいてください。後半の夢見に関しては、テ
キストを読んでおいてください。
事後学修:プリントや教科書を見直すこと、授業中に行ったテス
トの結果などを見直しておいてください。
【テキスト・教材】
岡田斉著『「夢」の認知心理学』(勁草書房)
【成績評価の方法・基準】
期末にレポート課題を出します。授業の最初に行う心理テストの
結果を提出してもらうことで出席を確認します。レポートの内容
70%、平常点30%(授業態度・コメントペーパー)の割合で総合的
に評価しま
す。
【参考書】
授業中に指示します。
【注意事項】
授業中の教室の静穏な環境を維持するため私語をした場合厳しく
注意します。毎回心理テストを行いますが、これが苦手な人は避け
ていただいた方がよいです。
― 88 ―
-81-
心理学b
近藤 育代
1年~ 前期
2単位
【授業のテーマ・目標】
基礎心理学において得られた研究成果を現実の諸問題の解決に役
立てようとする「応用心理学」に属する各種心理学分野の研究成果
を概観し、心理学を学ぶことの意義やその活用方法についての理解
を深めます。
【授業の内容】
第1週 ガイダンス(授業の流れ)
第2週 臨床心理学1(不適応と精神疾患)
第3週 臨床心理学2(心理療法:行動療法)
第4週 臨床心理学3(心理療法:認知療法)
第5週 健康心理学1(スレレスとは)
第6週 健康心理学2(ストレス過程と疾病)
第7週 健康心理学3(対人関係と健康)
第8週 産業心理学1(リーダーシップ:社会的勢力)
第9週 産業心理学2(リーダーシップ:行動論・状況論)
第10週 産業心理学3(消費者の心理)
第11週 犯罪心理学1(犯罪の発生過程)
第12週 犯罪心理学2(普通の人が悪魔になるとき)
第13週 犯罪心理学3(DVD鑑賞)
第14週 犯罪心理学4(DVD鑑賞と解説)
第15週 まとめ
【事前・事後学修】
【事前学修】毎回の授業テーマの内容について、自分なりに調べて
まとめておくこと。(学修時間 週1時間)
【事後学修】毎回の授業後、ノートを振り返って復習しておくこと
。(学修時間 週1時間)
【テキスト・教材】
必要に応じて資料を配布します。
【成績評価の方法・基準】
定期試験(100点満点)の点数より、欠席1回につき5点、遅刻
1回につき2点を減じることとします。
【注意事項】
私語が目立つ者には、評価上のペナルティを課します。
― 89 ―
-82-
2単位
共 通 教 育
菅沼 崇
1年~ 後期
発達心理学a
発達心理学a
佐藤 恵美
1年~ 前期
発達心理学a
羽澄 恵
1年~ 前期
2単位
【授業のテーマ・目標】
人間の発達は,受精から死に至るまでの身体的・精神的変化の過程
である。成人すると成長は終わりではなく、身体や心は一生を通じ
て変化し続け、絶えず発達している。本講義では,乳幼児期の発達
について,身体的,心理的変化に関する基礎知識を学ぶことを目的
とします。発達初期の重要性に重点を置き,胎児から乳児期,そし
て幼児期の身体的・心理的発達に関する過程から発達初期の重要性
を学びます。さらに,発達障がい児に関する理解も深めることを目
的とします。
【授業の内容】
第1週 ガイダンス:発達とは,発達心理学について
第2週 発達の規定要因と発達課題
第3週 胎児期から周産期:ヒトから人へ
第4週 新生児期:新生児の運動能力と認知能力
第5週 乳児期:アタッチメントと基本的信頼感
第6週 乳児期:知能の発達
第7週 幼児期Ⅰ:環境への適応と身体発達の分化
第8週 幼児期Ⅱ:自我の発達と第一反抗期
第9週 幼児期Ⅲ:感情の発達
第10週 幼児期Ⅳ:遊びの展開
第11週 幼児期Ⅴ:ことばの発達
第12週 幼児期Ⅵ:生活習慣の確立と自律性
第13週 認知機能の発達と分化
第14週 発達障害の理解:広汎性発達障がいについて
第15週 総括および達成度の確認
【事前・事後学修】
授業ごとに指定する章を毎回、熟読してくること。
授業後は配付資料の用語・略語、その日の授業の理論を理解してお
くこと。
【テキスト・教材】
教科書 『よくわかる発達心理学』 無藤 隆・岡本祐子・大坪治
彦編 (ミネルヴァ書房2004年)
適宜プリント配布
【成績評価の方法・基準】
出席状況と授業態度,授業レポート,期末テスト
2単位
【授業のテーマ・目標】
人間の発達とは、生まれてから死に至るまで生涯続く変化をさし
ます。本授業では、特に就学前までの期間に焦点を当て、人間の心
や能力が発達していく過程やメカニズム、理論について理解するこ
とを目的としています。そのために、時間的経過に伴う乳幼児の全
体像の変化について学習したうえで、全体像を構成する様々な心あ
るいは能力ごとの発達メカニズムについて学んでいきます。
最終的に、以下の3点ができるようになることを目標としていま
す。
①各時期における発達的特徴および発達の順序を説明できる
②発達的特徴が生じるメカニズムおよび理論を説明できる
③乳幼児の事例をみて、発達時期の特定や行動の背景を①②に基づ
いて解説できる
配布プリントや映像、日常生活場面での子供の観察を利用しなが
らの講義形式が中心ですが、適宜リアクションペーパーを利用した
事例の検討、理解の定着を目的とした確認テスト等も行います。
本授業により日常生活での乳幼児との触れ合いが一層奥深いもの
となることを期待しています。
【授業の内容】
第1週 ガイダンス:発達心理学とは何か
第2週 発達心理学の基礎知識
第3週 胎児期・周産期の特徴
第4週 乳児期の特徴
第5週 幼児前期の特徴
第6週 幼児後期の特徴
第7週 身体と知覚の発達
第8週 記憶と思考の発達
第9週 言葉の発達
第10週 情緒と自己の発達
第11週 愛着の発達
第12週 社会性の発達
第13週 発達障害の理解と対応
第14週 環境と周囲の関わり
第15週 まとめ
【事前・事後学修】
事前学修
日常生活場面での子供の観察をお願いします。
事後学修
授業で学んだ内容および配布プリントの復習、日常生活場面での子
供の行動との照らし合わせをお願いします。
【テキスト・教材】
配布プリントを使用
【成績評価の方法・基準】
試験70%、平常点(授業への積極的参加、課題提出)30%
授業の取り組み状況の点数、期末試験の得点との合計点により成績
を評価します。100点満点中91点以上を+A、81点以上をA、71点
以上をB、61点以上をCとし、60点以下はD(不合格)となります
。なお、無断の遅刻や欠席は平常点の減点対象となります。やむを
得ない事情がある場合には、該当書類を提出するか、事前にメール
にて教員に連絡してください。
― 90 ―
-83-
発達心理学a
佐藤 恵美
1年~ 後期
2単位
【授業のテーマ・目標】
人間の心身は,受精による個体の発生から死に至るまで,常に発達
しています。乳児期,幼児期,児童期,青年期,成人期,老年期に
は,それぞれに特有な心身の働きがあります。本講義では,胎児期
から幼児期までの各段階について,心身の発達に関する理解を深め
ることを目的とします。具体的には,胎児期から幼児期にみられる
心理的・身体的発達の特徴を,認知,情動,社会的認知の視点から
学びます。さらに,発達障害を持つ子どもにみられる特徴や求めら
れる対応についても学びます。
【授業の内容】
第1週 ガイダンス:発達心理学とは?
第2週 発達の規定要因
第3週 胎児期から新生児期
第4週 新生児の運動能力と認知能力
第5週 基本的信頼感とアタッチメント
第6週 感情の発達
第7週 生活習慣の獲得
第8週 自我の発達
第9週 ことばの発達
第10週 遊びの意義と発達
第11週 認知機能の発達
第12週 対人能力の発達
第13週 発達障害の理解
第14週 発達障害を持つ子どもへの支援
第15週 まとめ
【事前・事後学修】
【事前学修】授業の内容やキーワードを整理しましょう。
【事後学修】日常生活で見かける子どもの様子を,授業で習得した
知識と結び付けて観察するよう心がけましょう。
【テキスト・教材】
プリントを授業時に配布します。
【成績評価の方法・基準】
期末試験80%,平常点(授業態度,コメントペーパーの提出)20%
【授業のテーマ・目標】
人間の身体的、心理的変化による発達過程に関する基礎知識を学ぶ
ことを目的とします。成人すると成長は終わりではなく、身体や心
は一生を通じて変化し続け、絶えず発達しています。本講義では、
児童期から高齢期までの発達の基礎的な知識と心理的側面に関する
理解を深めることを目的とします。青年期以降は身体的発達よりも
心理的発達に焦点を置き,アイデンティティ獲得から職業生活,恋
愛と結婚、親になることなど環境的変化に適応する人間の心理的変
化に関する発達過程について知識を習得してください。
【授業の内容】
第1週 ガイダンス:児童期から老年期の発達の特質について
第2週 児童期:身体発達と発達加速現象
第3週 児童期:学校教育と発達(集団生活と自己効力感)
第4週 児童期:自己意識と知能・認知の質的変化について
第5週 道徳性の発達と社会的立場
第6週 思春期:第二次性徴と性役割について
第7週 青年期:アイデンティティの獲得と危機
第8週 青年期:時間的展望と将来計画
第9週 成人前期:職業選択とキャリア発達
第10週 成人期:恋愛と結婚
第11週 成人期:親になること
第12週 中年期:身体的変化と心理・社会的発達
第13週 高齢期:高齢期の身体と心理的機能
第14週 高齢期:痴呆と介護、死の受容
第15週 総括および達成度の確認
【事前・事後学修】
授業ごとに指定する章を毎回、熟読してくること。
授業後は配付資料の用語・略語、その日の授業の理論を理解してお
くこと。
【テキスト・教材】
教科書『よくわかる発達心理学』 無藤 隆・岡本祐子・大坪治彦
編 (ミネルヴァ書房2004年)
適宜プリント配布
【成績評価の方法・基準】
授業レポート,期末テスト
― 91 ―
-84-
2単位
共 通 教 育
前川 真奈美
1年~ 前期
発達心理学b
発達心理学b
教育学a
前川 真奈美
1年~ 後期 2単位
今井 康晴
1年~ 前期
【授業のテーマ・目標】
人間の身体や心は,一生を通じて変化し続け,絶えず発達していま
す。本講義では,児童期から老年期までの各段階について,心身の
発達に関する理解を深めることを目的とします。具体的には,児童
期および思春期は学校教育現場に,青年期以降は家庭や職場といっ
た場に焦点を当て,そこでどのような成長・発達を遂げるのかにつ
いて学びます。また,「女性のライフスタイルの変化」にも焦点を
当て,現代社会において,個人がより適応的に生きるために必要な
要因についても学びます。
【授業の内容】
第1週 ガイダンス:生涯発達という視点
第2週 児童期の発達的特徴
第3週 児童期の対人関係
第4週 学校適応と道徳性の発達
第5週 学校教育と発達:いじめ,発達障害
第6週 思春期:性へのめざめ
第7週 青年期:「自分」ってどんな人?
第8週 青年期の対人関係:親子関係と友人関係
第9週 キャリア選択:女性のライフスタイルの変化
第10週 働く意味:仕事と家庭の両立
第11週 結婚と出産:子育ての楽しさ・つらさ
第12週 成人期の発達的特徴
第13週 老年期:身体の変化,こころの変化
第14週 成人期以降の危機:今からできること
第15週 まとめ
【事前・事後学修】
【事前学修】授業の内容やキーワードを整理しましょう。
【事後学修】授業の内容を実生活と結び付けて理解するよう心がけ
ましょう。
【テキスト・教材】
プリントを授業時に配布します。
【成績評価の方法・基準】
期末試験80%,平常点(授業態度,コメントペーパーの提出)20%
2単位
【授業のテーマ・目標】
本授業の目標は、「教育学」という学問に対する知見を深め、教育
の本質、意義、影響などについて理解することである。授業では、
教育原理、教育の意義、現代の教育問題など広範囲に渡って概説す
る。教育学aでは、教育の起源、発達と教育、学習指導要領、学力
などを主要なテーマとして講義する。教育に興味、関心のある学生
の履修を推奨する。また教育学bとの繋がりもあるため、合わせて
履修することも推奨する。
【授業の内容】
第1回 オリエンテーション
第2回 教育の語義
第3回 教育の意義―環境と遺伝
第4回 教育の機能―発達の援助
第5回 幼児教育と保育
第6回 幼稚園と保育所とこども園
第7回 日本の近代と教育
第8回 戦前・戦中と戦後教育
第9回 高度経済成長と教育
第10回 ゆとりと教育
第11回 脱ゆとりと教育
第12回 教育と学力問題
第13回 特別支援教育
第14回 教育と社会問題
第15回 まとめ
【事前・事後学修】
テキストや資料プリントにおいて指示した箇所を次回の授業までに
読んで臨むこと。
事前学修 レポート、発表などの課題に取り組むこと(週2時間程
度)
事後学修 次回の授業範囲を確認し、大まかな内容を理解しておく
こと(週2時間程度)
【テキスト・教材】
開講時に指示する。
【成績評価の方法・基準】
試験80%、授業内活動20%
【参考書】
適宜、紹介、指示する。
【注意事項】
主体的授業参加、及び授業規律を守ること。尚、教育学bも合わせ
て履修することを推奨する。
― 92 ―
-85-
教育学a
今井 康晴
1年~ 後期
2単位
【授業のテーマ・目標】
【授業テーマ】
「教育」という営みがどのようなものであるかを確認すると共に、
「教育」を支える考え方や制度・環境等を歴史も含めて学んでい
く。また、情報メディアの関係した事件が社会問題化していること
から、情報メディアと教育の話題を、最近の教育上の問題の一例と
して取り上げ、受講生と共に考えていきたいと思う。
【目標】
・「教育」という営みについて理解する。
・教育者の立場から学習者への「学び」の在り方を考えることがで
きる。
・教育に関わる歴史的な内容、人物の把握ができる。
・歴史的な流れを俯瞰する感覚を身に付ける。
・「教育的」視点から社会を考えることができる。
・以上を踏まえて「教育学」とは何であるかを考える。
【授業の内容】
1.ガイダンス
2.「教育」・「教育学」とは
3.教育の歴史① 「歴史から学ぶ」意義
4.教育の歴史② 「教育」に関する歴史
5.教育の歴史③ 「教育」に関わった人物
6.教育の方法① 「教育」に対する考え方
7.教育の方法② 「学習」と教育
8.教育と情報メディア① 教育の中での情報メディアとは
9.教育と情報メディア② 「情報メディアを扱う」とは?
10.教育と情報メディア③ 情報メディア上の問題
11.教育課程
12.教育制度と教育法規
13.「教師」という存在
14.「教育」に関わる問題
15.まとめとこれまでの補足
※内容によっては、講義内容の理解の必要上、前後する場合があ
る。(特に6.以降の内容と3.-5.の教育の歴史の内容を、受講生の
様子を確認しつつ調整する予定。)
【事前・事後学修】
事前学修:1回目以降、次回のテキスト該当ページを予告するの
で、事前に目を通して欲しい。
事後学修:講義中、テキストの補足内容並びに必要に応じてスライ
ド提示により講義を進める為、事後学習はノートでまとめたことと
テキストの照らし合わせ、スライド内容の確認が中心となる。
今日的な情報メディア機器の活用は学習活動の工夫と考えるので、
有効に生かしてほしい。
【テキスト・教材】
乙訓稔編著『教育の論究(改訂版)』(東信堂 2008年)2,400円
【成績評価の方法・基準】
授業中に課題(授業内評価)を出すと共に状況に応じて試験(受講
状況により試験か最終課題)を行い、それらの総合で評価を出す。
授業内評価:試験(最終課題)=30%:70%の割合で評価する。
【参考書】
必要に応じて配布プリントもしくは講義内で紹介を行う。
【注意事項】
単に受講する(話しを聞く)よりも、自らの「意見を持つ」姿勢で
受講して欲しい。出欠については厳しく対応するので、受講の際の
スケジュール把握などが各自でできる姿勢であることを望む。
【授業のテーマ・目標】
本授業の目標は、「教育学」という学問に対する知見を深め、教育
の本質、意義、影響などについて理解することである。主な授業内
容は、教育方法、家庭教育、現代の教育問題などを取り上げ、教育
活動の役割、機能について、その内実を示して概説する。
【授業の内容】
第1回 オリエンテーション
第2回 教育の意義
第3回 教育と教育課程
第4回 教育と教育方法
第5回 教育と授業形態
第6回 教育と教材
第7回 「学び」とは何か
第8回 教育と子育て支援
第9回 家庭教育の在り方
第10回 学校教育と家庭の問題
第11回 現代の教育問題①―小1プロブレム、中1ギャップ
第12回 現代の教育問題②―いじめ問題
第13回 教育相談
第14回 地域に根差した教育の在り方
第15回 まとめ
【事前・事後学修】
テキストや資料プリントにおいて指示した箇所を次回の授業までに
読んで臨むこと。
事前学修 レポート、発表などの課題に取り組むこと(週2時間程
度)
事後学修 次回の授業範囲を確認し、大まかな内容を理解しておく
こと(週2時間程度)
【テキスト・教材】
開講時に指示する。
【成績評価の方法・基準】
試験80%、授業内活動20%
【参考書】
適宜、紹介、指示する。
【注意事項】
主体的授業参加、及び授業規律を守ること。
― 93 ―
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2単位
共 通 教 育
八木 浩雄
1年~ 前期
教育学b
教育史a
今井 康晴
1年~ 前期
教育史b
今井 康晴
1年~ 後期
2単位
【授業のテーマ・目標】
本授業のテーマは、教育の歴史について知見を深め、各時代背景
との関連性を理解することで、市民としての教養の涵養を目的と
する。教育史においては、教育を歴史的視点で検討し、その中で
現代教育に多大な影響を与えた教育者に焦点を当て概説する。授
業では、近代教育史を中心に、ルソー、ペスタロッチ、フレーベ
ルとその時代背景、教育学への影響について講義を行う。教育ま
たは歴史に興味関心のある学生の履修を推奨する。また、教育史b
との繋がりもあるため、合わせて履修することも推奨する。
【授業の内容】
第1回 オリエンテーション
第2回 古代ギリシャの教育
第3回 教育と宗教改革
第4回 コメニウスの教育論
第5回 ロックの教育論
第6回 ルソーの教育論①-ルソーの生涯第7回 ルソーの教育論②-ルソーの教育思想第8回 ペスタロッチの教育論①-ペスタロッチの生涯第9回 ペスタロッチの教育論②-ペスタロッチの教育思想第10回 ペスタロッチの教育論③-ペスタロッチの影響第11回 フレーベルの教育論①-フレーベルの生涯第12回 フレーベルの教育論②-フレーベルの教育思想第13回 オウエンの教育論
第14回 近代と教育の史的影響
第15回 まとめ
【事前・事後学修】
テキストや資料プリントにおいて指示した箇所を次回の授業までに
読んで臨むこと。
事前学修 レポート、発表などの課題に取り組むこと(週2時間程
度)
事後学修 次回の授業範囲を確認し、大まかな内容を理解しておく
こと(週2時間程度)
【テキスト・教材】
開講時に指示する。
【成績評価の方法・基準】
試験80%、授業内活動20%
【参考書】
適宜、紹介、指示する。
【注意事項】
主体的授業参加、及び授業規律を守ること。尚、教育史bも合わせ
て履修することを推奨する。
2単位
【授業のテーマ・目標】
本授業のテーマは、教育の歴史について知見を深め、各時代背景
との関連性を理解することで、市民としての教養の涵養を目的と
する。授業では、我が国の教育を歴史的に概説する。江戸、明治、
大正、戦前・戦後に焦点をあて、我が国の教育の成り立ち、また影
響を与えた教育者について講義する。教育、歴史について興味関心
のある学生の履修を推奨する。
【授業の内容】
第1回 オリエンテーション
第2回 日本の教育の歴史①―古代
第3回 日本の教育の歴史②―中世から近世
第4回 戦国時代の教育
第5回 江戸時代の教育
第6回 明治時代の教育①―私塾を中心に
第7回 明治時代の教育②―教育制度を中心に
第8回 幼児教育の歴史―フレーベル
第9回 保育の歴史―ペスタロッチ
第10回 大正期の教育①―民主主義と教育
第11回 大正期の教育②―女子教育を中心に
第12回 デューイの教育
第13回 戦前・戦中の教育
第14回 モンテッソーリの教育
第15回 まとめ
【事前・事後学修】
テキストや資料プリントにおいて指示した箇所を次回の授業までに
読んで臨むこと。
事前学修 レポート、発表などの課題に取り組むこと(週2時間程
度)
事後学修 次回の授業範囲を確認し、大まかな内容を理解しておく
こと(週2時間程度)
【テキスト・教材】
開講時に指示する。
【成績評価の方法・基準】
試験80%、授業内活動20%
【参考書】
適宜、紹介、指示する。
【注意事項】
主体的授業参加、及び授業規律を守ること。
― 94 ―
-87-
日本国憲法
金津 謙
1年~ 前期・後期
日本国憲法により国民に保障された「権利」について学ぶ
斎藤 孝
1年~ 前期・後期 2単位
2単位
【授業のテーマ・目標】
日本国憲法が保障する基本原理(国民主権・基本的人権の尊重・
平和主義)とはどのようなものか。本講義では、とりわけ、基本的
人権を中心に学んでいきたい。また、ビデオを鑑賞して憲法につい
て考えてもらいたいと思います。
【授業の内容】
序 憲法の成定史 明治憲法から日本国憲法まで
1.日本国憲法の基本原理
2.基本的人権総論(私人間効力など)
3.幸福追求権
4.法の下の平等
5.精神的自由(表現の自由など)
6.経済的自由(職業選択の自由など)
7.人身の自由(適正手続きの保障など)
8.社会権(生存権など)
9.参政権(選挙制度など)
10.国会
11.内閣
12.裁判所
13.違憲審査制
14.地方自治
15.その他
【事前・事後学修】
【事前学修】小テスト・レポート・発表等の課題に取り組むこと。
(学修時間 週2時間)
【事後学修】発表・小テスト等を復習すること。次回の授業範囲を
予習し、専門用語等
を理解しておくこと。(学修時間 週2時間)
【テキスト・教材】
伊藤正己著『憲法入門〔第4版補訂版〕』有斐閣、1,600円
【成績評価の方法・基準】
期末テストの結果、出席状況・授業内レポートによって総合的に
評価します。テスト80点、授業内提出物20点の配点です。
【参考書】
授業時に指示。
【授業のテーマ・目標】
授業のテーマ:
憲法により国民に保障された「権利」(憲法上の権利)とはいか
なるものか。
目標:
「憲法上の権利」とは、具体的にどのようなものか。
【授業の内容】
第1週 序 ―日本国憲法はどのように制定されたか―
第2週 「権利」はどのように分類(体系化)されるか
第3週 「権利」はすべての人に保障されるか
第4週 「権利」は私人間の契約に適用されるか
第5週 「幸福追求権」により何が保障されるか
第6週 「法の下の平等」により何が保障されるか
第7週 「表現の自由」により何が保障されるか
第8週 「職業選択の自由」により何が保障されるか
第9週 「生存権」により何が保障されるか
第10週 「適正手続きの保障」により何が保障されるか
第11週 「参政権」により何が保障されるか
第12週 「司法権」により何が保障されるか
第13週 「違憲審査権」とはどのようなものか
第14週 「労働基本権」の特異性について
第15週 総 括
【事前・事後学修】
事前学修:
毎回の授業前に、テキストで該当箇所を予習しておくこと。
事後学修:
毎回の授業後に、学んだことを復習したり、関係する事例につい
て考えたりすること。
【テキスト・教材】
テキスト:
古野豊秋・畑尻剛編『新・スタンダード憲法法〔第4版〕』(尚
学社 2015年) 3000円。
【成績評価の方法・基準】
試験(70%)、レポート(30%)。
【参考書】
六法(『ポケット六法』有斐閣 1800円、『法学六法』信山
社 1000円など)。
【注意事項】
試験は事例問題を予定しております。憲法の視点から考えて問題
を解決する力(リーガル・マインド)を身につけてもらいたいと思
います。そのためには、つねに、テレビや新聞のニュースに関心を
もち、自分の考え(問題を解決する方法)を持つように心がけてく
ださい。
― 95 ―
-88-
共 通 教 育
日本国憲法
法学
金津 謙
1年~ 後期
法学
斎藤 孝
1年~ 後期
2単位
【授業のテーマ・目標】
昨今の法律ブーム(?)により、専門家が参加したテレビ番組や
法廷ドラマが放送されているが、法律を身近なものとして紹介する
一方で、その難解さ矛盾点が強調された企画も多く、逆に法律は「
むずかしい」という印象を与えていることも否定できない。また学
生の意識としても、卒業すれば自分の進路に法律は直接関係ないと
考えることもあると想像する。
しかし、法律は「社会規範(社会のルール)」として我々の権
利・義務を確定する重要な役割を果たしており、身につけておかな
ければならない必要不可欠な知識である。
本講は法律の基礎を学び、日本の法システム全体を概観すること
目的としており、難解な法解釈については極力扱わない。
なお、人間社会学部の必修科目「法律学」とは異なる視点から授
業を行う予定である。同学部の学生も積極的に履修して頂きたい。
【授業の内容】
第1週 罪を犯すと処罰される理由(刑法概論)
第2週 犯罪と裁判(刑事訴訟法①)
第3週 交通事故により生じる責任(刑事的責任)
第4週 公判手続の概要(刑事訴訟法②)
第5週 少年事件における裁判制度
第6週 裁判員制度の概要
第7週 交通事故により生じる責任(民事的責任)
第8週 損害賠償請求制度の概要
第9週 パッケージ旅行と事故(契約法①)
第10週 医療過誤と法的責任(契約法②)
第11週 親子の法律関係(家族法①)
第12週 結婚と離婚(家族法②)
第13週 安楽死・尊厳死(基本的人権、憲法①)
第14週 法律の制定(統治機構、憲法②)
第15週 まとめ
【事前・事後学修】
【事前学修】小テスト・レポート・発表等の課題に取り組むこと。
(学修時間 週2時間)
【事後学修】発表・小テスト等を復習すること。次回の授業範囲を
予習し、専門用語等
を理解しておくこと。(学修時間 週2時間)
【テキスト・教材】
テキスト
松井茂記 他著「はじめての法律学(第4版)」有斐閣アルマ、
1,700円
教材
「六法」(指定なし。持参任意)
但し、人間社会学部の学生は「法律学」指定六法(「標準六法」信
山社、1,480円)持参のこと。
【成績評価の方法・基準】
小テスト30点、期末試験70点。
【参考書】
河原格編著「法学への一歩(第3版)」八千代出版、2,300円
2単位
【授業のテーマ・目標】
テーマ:
国民の生活を規律する「法」とはなにか。
目標:
「法」の特質・目的・形式・効力・解釈などについてまなぶ。
【授業の内容】
第1回 私たちはどんな社会規範に拘束されるか
第2回 法と道徳はどこが違うか
第3回 法と道徳はどんな関わりをもっているか
第4回 法の目的である「法的安定性」とはなにか
第5回 法の目的である「正義」とはなにか
第6回 裁判の根拠となる「成文法」とはなにか
第7回 裁判の根拠となる「不文法」とはなにか
第8回 法の効力とはなにか
第9回 法の効力はどこまでおよぶか
第10回 法の解釈とはなにか
第11回 法の解釈は、どんな種類(方法)があるか
第12回 法の解釈は、正しくなければならないか
第13回 法はどのように運用されるか
第14回 働く人の権利は、どのように保障されるか
第15回 総 括
*ビデオを利用した授業も予定してます。
【事前・事後学修】
事前学修:
毎回、授業でまなぶ項目について予習しておくこと。
事後学修:
授業で学んだ項目について、身の回りで起きる事例を参考に、復
習すること。
【テキスト・教材】
テキスト:
とくに指定しません。
【成績評価の方法・基準】
試験(70%)、レポート(30%)
【参考書】
参考書:
六法(『ポケット六法』有斐閣11800円、『法学六法』信山
社 1000円など)。
その他、授業において指摘します。
【注意事項】
日頃から、新聞を読んだり、テレビのニュース(とくに特別番
組)を見たりして、法的に思考する能力を身につけてください。
― 96 ―
-89-
法と生活
斎藤 孝
1年~ 前期
2単位
【授業のテーマ・目標】
この講義では、より幸せになるために、貧困にならないための法
の知識を学び、不利益な立場になったときの対策としての法の知識
を身につけます。いずれも、身近な題材を取り上げます。
内容としては、まず、貧困にならないための知識として、社会保
障のなかでも社会保険の仕組みと実際について学びます。
つぎに、備えとして知っておくべき民法の基礎知識を、家族や財
産という観点から学びます。
また、アルバイトを含めて気持ち良く働き続けるための基礎知識
を労働法を通じて学びます。
全体を通じて、必要に応じて「女性」という観点から法律をみる
ことによって、社会で何が問題になっていて、どのようにその問題
を克服すべきなのかについても、ともに考えましょう。
個々のテーマの中で、デートDVを含むドメスティックバイオレ
ンスの問題や、児童虐待の問題なども取り上げる予定です。そのな
かで、刑法上の罪とは何か、刑罰の意味についても学べることを目
指します。
【授業の内容】
第1回 はじめに(講義で学ぶ内容の説明。法についての説明)
第2回 貧困にならないために①(社会権と様々な社会保障)
第3回 貧困にならないために②(生活困難と貧困に対する法)
第4回 貧困にならないために③(民法①共通ルール)
第5回 大切な人と家族(デートDV、民法②婚約と婚約破棄)
第6回 家族① (民法③ 婚姻と事実婚)
第7回 家族②(民法④離婚と離婚後のこと)
第8回 家族③(民法⑤親子について)
第9回 日常生活での行き違い(民法⑥意思表示、行為能力)
第10回 気持ちよく働き続けるために①(労働法①労働者って
誰?)
第11回 気持ちよく働き続けるために②(労働法②お金と時間)
第12回 気持ちよく働き続けるために③(労働法③セクハラ)
第13回 罪と罰①(刑法上の罪とはどういうことを指すのか)
第14回 罪と罰②(なぜ、罪を犯してはならないのか)
第15回 学び残したこと、および全体のまとめ
【事前・事後学修】
【事前学修】予習のレジュメを読み込み、次回の学修内容の概要を
把握する。(学修時間 2時間)
【事後学修】授業内に出てきた専門用語や知識を確認し、定着させ
る(学修時間 2時間)。
【テキスト・教材】
レジュメプリントを使用する。
【成績評価の方法・基準】
筆記試験50%。毎回のリアクションペーパーによる、知識の確認
の記述と考えたことの記述50%
【参考書】
白書などを、必要がある場合に授業内でその都度適宜紹介します。
【注意事項】
①公欠以外の欠席は減点対象となります。
②社会のさまざまな出来事、ニュースに敏感になってください。ま
た、日本国内だけでなく、諸外国で起きている問題についても、、
日本と比較しながらの関心をもつようにしてください
③皆さんの理解度に応じて、講義内容の順序や範囲を変更する場合
があります。
【授業のテーマ・目標】
テーマ:
政治学とはなにか。
目標:
政治学に関する基本的な知識と思考方法を身につける。
【授業の内容】
政治学のアイデンティティー
1 政治学はどんな学問か。
2 政治と政治学はどこが違うか。
政治の世界
3 政治とはなにか
4 政治世界のモデルをみよう。
5 政治世界は一様なのか。
政治体制と変動
6 自由民主主義体制とはなにか。
7 非自由民主主義体制とはなにか。
8 インターナショナルな体制とはなにか。
政治、経済、福祉
9 政治は経済とどのように関わるか。
10 政治は福祉とどのように関わるか。
11 福祉国家はこれからも存続するか。
政治制度と政治過程
12 国民代表とはなにか。
13 利益代表とはなにか。
14 政治過程は変わらないものか。
公共政策と行政
14 政治とは公共政策を目的とするのか。
15 政策はどのように作られるのか。
※
上記の項目に関し、できれば新聞記事などを取り上げなが
ら、学んでいく予定です。
【事前・事後学修】
事前学修:
毎回、次回の授業に関することを予習してください。
事後学修:
学んだことについて、復習してください。
【テキスト・教材】
テキスト:
とくに指定しません。
教材:
とくに指定しません。
【成績評価の方法・基準】
試験(70%)、レポート(30%)
【参考書】
加茂・大西ほか『現代政治学』有斐閣 1800円。
そのほかについては、授業においてそのつど推薦したいと思いま
す。
【注意事項】
日頃から新聞を読んだり、テレビのニュース(とくに特別番組)
を見たりし、政治について考える力を身につけてください。
― 97 ―
-90-
2単位
共 通 教 育
清水 弥生
2年~ 前期・後期
政治学a
政治学b
経済学a
斎藤 孝
1年~ 後期
マクロ経済学
畑農 鋭矢
1年~ 前期 2単位
2単位
【授業のテーマ・目標】
テーマ:
「政治学」とはなにか。
【授業のテーマ・目標】
国レベルでの経済活動のとらえ方を理解し、経済成長や景気循環
といったマクロ経済の変動について学ぶ。また、金融市場の役割、
インフレとデフレ、マクロ経済政策についても学ぶ。
現実経済の構造を鳥瞰し、広い視野で理解するために、マクロ経
済学の基礎理論を習得することが目標である。具体的な到達目標
は、新聞の経済記事の意味を理解できるようになることである。
目標:
政治学に関する基本的な知識と思考について学ぶ。
【授業の内容】
政党と政党制
1 政党とはなにか。
2 政党制とはなにか。
3 政党制はこれからも存続するか。
政治意識と政治文化
4 政治行動に影響を与えるものはなにか。
5 政治意識に影響を与えるものはなにか。
6 イデオロギーとはなにか。
集権と分権
7 政治権力はなぜ集権するか。
8 政治権力はなぜ分権するか。
9 国際統合について考えよう。
国際政治
10 近代の国際政治はどんなものだったか。
11 現代の国際政治はどんなものか。
グローバル・プロブレマティーク
12 超国家的な問題について考えよう。
政治学の潮流(歴史)
13 伝統的な政治学
14 現代の政治学
総括
15 総括
【事前・事後学修】
事前学修:
毎回、次回の授業に関することを予習しておくこと。
事後学修:
授業で学んだことについて復習しておくこと。
【テキスト・教材】
テキスト:
とくに指定しません。
【成績評価の方法・基準】
試験(70%)、提出物(80%)。
【参考書】
加茂・大西ほか『現代政治学』有斐閣 1800円。
そのほかについては、授業において指摘します。
【注意事項】
日頃から新聞を読んだり、テレビのニュース(とくに特別番組)
を見たりし、政治について考える力を身につけてください。
【授業の内容】
第1回 経済学とは何か?
第2回 マクロ経済学とは?
第3回 豊かさを測る
第4回 名目と実質
第5回 物価と価格
第6回 経済成長の源泉
第7回 景気循環の謎
第8回 乗数効果
第9回 消費と貯蓄(家計の意思決定)
第10回 貨幣の役割
第11回 金融・資産市場
第12回 IS-LM分析
第13回 インフレとデフレ
第14回 期待の役割
第15回 マクロ経済学における論争
【事前・事後学修】
【事前学修】HPにアップするスライドを入手し,内容を確認する
こと。指定図書を読むこと。レポート等の課題に取り組むこと。
【事後学修】授業内で紹介した統計を検索し,自分で加工してデー
タ分析を行ってみること。
【テキスト・教材】
HP上のスライド
【成績評価の方法・基準】
定期試験80,小テスト20
【参考書】
伊藤元重(2015)『入門経済学 第4版』日本評論社.
N・グレゴリー・マンキュー(2014)『マンキュー入門経済学 第
2版』東洋経済新報社.
J・E・スティグリッツ(2012)『入門経済学 第4版』東洋経済
新報社.
二神孝一(2009)『マクロ経済学入門』(第2版)日本評論社.
福田慎一・照山博司(2011)『マクロ経済学・入門 第4版』有斐
閣アルマ.
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-91-
日本経済論a
ミクロ経済学
畑農 鋭矢
1年~ 後期 2単位
日本経済の全体像を捉える
高橋 桂子
1年~ 前期 2単位
【授業のテーマ・目標】
家計や企業などの個別主体がどのように経済的な意思決定を行う
のかについて、ならびに経済的取引を行う場である市場の役割と限
界について講義する。
家計や企業といった経済主体の行動メカニズムを理解するために
、ミクロ経済学の基礎理論を習得することを目標とする。具体的な
到達目標は、現実社会を経済学的な視点で考えられるようになるこ
とである。
【授業の内容】
第1回 ミクロ経済学とは?
第2回 取引の利益(比較優位)
第3回 需要と供給
第4回 消費者行動の理論
第5回 企業行動の理論
第6回 需要・供給曲線と弾力性
第7回 需要・供給分析の応用
第8回 市場の役割と効率性
第9回 余剰分析
第10回 経済政策の効果
第11回 市場の失敗
第12回 不完全情報
第13回 戦略的行動とゲーム理論
第14回 行動経済学と限定合理性
第15回 ミクロ計量経済学と実験経済学
【事前・事後学修】
【事前学修】HPにアップするスライドを入手し,内容を確認する
こと。指定図書を読むこと。レポート等の課題に取り組むこと。
【事後学修】授業内で紹介した統計を検索し,自分で加工してデー
タ分析を行ってみること。
【テキスト・教材】
HP上のスライド
【成績評価の方法・基準】
定期試験80,小テスト20
【参考書】
伊藤元重(2015)『入門経済学 第4版』日本評論社.
N・グレゴリー・マンキュー(2014)『マンキュー入門経済学 第
2版』東洋経済新報社.
J・E・スティグリッツ(2012)『入門経済学 第4版』東洋経済
新報社.
安藤至大(2013)『ミクロ経済学の第一歩』有斐閣ストゥディア.
神取道宏(2014)『ミクロ経済学の力』日本評論社.
【授業のテーマ・目標】
日本経済の全体像を捉えるために、経済史の視点を大事にしなが
ら、金融活動、労働市場や企業行動などについて個別にみていく。
新聞の経済欄に関心をもち、ニュースをみる習慣をつけていこう。
時々刻々と変化する経済活動に関心を持つことができるよう、時事
問題もとりあげる。本講義の履修を通して、世の中の仕組みが少し
ずつ見えてきて、自分も日本経済の動向に影響を与えている一人で
あることに気づき、積極的に社会的課題に関心を持ってくれること
を期待している。
【授業の内容】
第1週 ガイダンス、基礎知識の確認
日経テスト&消費生活アドバイザー資格の紹介
第2週 人口構造の変化と日本経済:定義、経済力・競争力
第3週 日本経済の全体像:GDP、預金金利、為替レート
第4週 日経平均株価、東京証券取引所、株式会社
第5週 給与明細を読む
第6週 少子高齢化・長寿化社会と公的年金
第7週 共働き社会と所得税、配偶者控除・配偶者手当
第8週 所得税を計算する
第9週 消費生活1:経済一般知識、企業経営の一般知識
第10週 消費生活2:生活経済、経済統計・調査方法の知識
第11週 企業とマーケティング:戦略、消費者行動分析
第12週 女性と労働1:女子労働の概要
第13週 女性と労働2:ファミフレ&均等施策、男性の家事参加
第14週 新潮流:共食・共住、シェア、リバースモーゲッジ
第15週 まとめ
【事前・事後学修】
【事前学修】ミニテスト、レポートや発表の課題に取り組むこと(
学修時間 週2時間)。
【事後学修】学んだことを復習すること。次回の授業内容を予習し
、専門用語などは理解しておくこと(学修時間 週2時間)。
【テキスト・教材】
資料等を必要に応じて配布する。
【成績評価の方法・基準】
期末テスト(70%)と平常点(ミニテスト、授業への積極参加など
30%)から判断する。
【参考書】
小峰隆夫・村田啓子(2014)『最新 日本経済入門』日本評論社、
浅子和美・篠原総一(2012)『入門・日本経済』有斐閣
【注意事項】
「出席3分の1ルール」は厳格に適用する。
毎回、SPIや時事問題に関する簡単なミニテストを実施する。なお
、本講義は高橋担当講義の基本である。しっかり学んでほしい。
― 99 ―
-92-
共 通 教 育
経済学b
日本経済論b
日本史a
自立した生活者になるためのパーソナル・ファイナンス
高橋 桂子
1年~ 後期 2単位
千本 秀樹
1年~ 前期
【授業のテーマ・目標】
経済がグローバル化している今日、パーソナル・ファイナンスに
関する高い知識を持つことは重要である。社会人になれば自分の夢
や希望を達成するため、ローンを組んだりクレジットを利用するこ
とは多い。主体的に金融機関や金融商品を取捨選択できる高いパー
ソナル・ファイナンス力をもった生活者になることを目標に、本講
義では日本FP協会や全国銀行協会作成冊子(予定では3冊)を用い
て、幅広く、金融知識について学ぶ。
なお、馴染みの薄い知識の定着を確実なものにするため、冊子が終
了するごとに中間テスト(筆記+口頭試問)を実施する。本講義は
「FP3級」の一部をカバーしている。興味を持った方は是非、チャ
レンジしてほしい。
【授業の内容】
第1週 ガイダンス、基礎知識の確認1
第2週 「10代から学ぶパーソナル・ファイナンス L4働く」
第3週 「10代から学ぶパーソナル・ファイナンス L5貯める」
第4週 「10代から学ぶパーソナル・ファイナンス L6借りる」
第5週 「10代から学ぶパーソナル・ファイナンス L7借金」
契約・クーリングオフ
第6週 「10代から学ぶパーソナル・ファイナンス L8税社会保険」
第7週 中間試験1(筆記+口頭試問)
第8週 「銀行の金融商品・サービス 普通預金・定期預金」
第9週 「銀行の金融商品・サービス 外貨預金1」
第10週 「銀行の金融商品・サービス 外貨預金2」
第11週 「銀行の金融商品・サービス 投資信託」
第12週 中間試験2(筆記+口頭試問)
第13週 「ローン&クレジットのABC ローン、クレジット」
第14週 「ローン&クレジットのABC 多重債務」
第15週 まとめ
【事前・事後学修】
【事前学修】ミニテスト、レポートや発表の課題に取り組むこと
(学修時間 週2時間)。
【事後学修】学んだことを復習すること。次回の授業内容を予習
し、専門用語などは理解しておくこと(学修時間 週2時間)。
【テキスト・教材】
日本FP協会「10代から学ぶパーソナル・ファイナンス」
全国銀行協会「銀行の金融商品・サービス 普通預金・定期預金」
全国銀行協会「ローン&クレジットのABC」
なお、資料等は必要に応じて配布/添付送信する。
【成績評価の方法・基準】
中間テスト30%、試験50%、平常点(ミニテスト、授業への積極参
加・提出課題)20%から判断する。
【参考書】
「学生生活マネー&キャリア」(日本FP協会)、「きみはリッチ」
(金融広報中央委員会)
【注意事項】
「出席3分の1ルール」は厳格に適用する。
毎回、SPIや時事問題に関する簡単なミニテストを実施する。
2単位
【授業のテーマ・目標】
日本列島には地域によってさまざまな文化が存在し、それゆえに
豊かであった。しかし「日本」とはどの地域をさすのか、わたした
ちが「日本文化」と認識しているものは何なのか。日本の範囲は時
代によって異なったし、観念的に考えられている「日本文化」とは
明治維新以降、文化の均質化によって政治的に作られたものであ
る。地域文化の差異性こそが重要なのだということに気がついても
らいたい。原始時代からの日本列島の歴史を概観しつつ、日本人と
は何か、「日本文化」とは何かを考える。
【授業の内容】
1.「日本」とはどこか
2.縄文人と弥生人
3.大和と蝦夷
4.二重政権の鎌倉時代
5.命が危険で自由な中世
6.平和で不自由な江戸時代
7.開国か攘夷か
8.日本的近代化か西洋的近代化か
9.自由民権運動と日清・日露戦争
10.大正デモクラシーからアジア・太平洋戦争へ
11.「戦後民主主義」とは
12.明治維新後に作られた「国語」
13.明治民法で作られた家制度
14.国家神道とは何か
15.「日本人」とは何か
【事前・事後学修】
事前学修 テキストを熟読し、関連する事項について調べておく
こと。(学修時間 週2時間)
事後学修 授業時間内に関心を持ったことについて、さらに深め
るような学修をすること。(学修時間 週2時間)
【テキスト・教材】
千本秀樹他著『「伝統・文化」のタネあかし』(アドバンテー
ジ・サーバー)
【成績評価の方法・基準】
毎回のリアクション・ペーパー(感想文)によって、教員との間
でどの程度のコミュニケーションが成り立っているかという点を重
視する。
毎回のリアクション・ペーパーの提出は必須とする。その内容評
価を50%とし、最終週の課題文作成を50%とする。
― 100 ―
-93-
日本史b
秋山 千恵
1年~ 前期
2単位
【授業のテーマ・目標】
差別はこれまでの日本文化を特徴づける重要な要素である。この
講義では、いわゆる「賤民」とされてきた人々の歴史と、差別に反
対する運動の歴史をとりあげる。部落「間」差別は、過去の問題で
も西日本だけに存在するものでもない。また差別されている人々に
とってだけの問題ではなく、内閣同和対策審議会の答申にいうよう
に、その差別の解消は「国の責務であり、国民的課題」である。差
別する側、差別の存続を許している側の問題なのである。現在の差
別の実態はどうか、芸能にたずさわったり、社会にとって不可欠な
技術を持っている人々がなぜ差別されるようになったのかという歴
史をふまえて、差別撤廃の展望をさぐる。
【授業の内容】
1.「誇りうる部落の歴史」
2.就職差別の実像
3.結婚差別の実像
4.日本の資本制はなぜ差別を必要としたか。
5.狭山事件
6.「造花の判決」
7.石川一雄さんのおいたち
8.石川一雄さんはなぜ自白を維持したか
9.読み書きができる、できないとはどういうことか
10.古代国家と身分
11.中世における技術と芸能
12.近世身分制度
13.賤民制廃止令
14.全国水平社の創立
15.差別行政と解放運動
【事前・事後学修】
事前学修 毎回配布するプリントを読んでおくこと。
(学修時間 週2時間)
事後学修
授業内で関心を持ったテーマについて、さらに学修を
深める。
(学修時間 週2時間)
【テキスト・教材】
資料を印刷して配布する。
【成績評価の方法・基準】
毎回のリアクション・ペーパー(感想文)によって、教員との間
でどの程度のコミュニケーションが成り立っているかという点を重
視する。
毎回のリアクション・ペーパーの提出は必須とする。その内容評
価を50%とし、学期末レポートを50%とする。
【参考書】
『部落問題・人権事典』(解放出版社)
『部落問題論への招待』(解放出版社)
『同和教育への招待』(解放出版社)
そのほか、随時紹介する。
【授業のテーマ・目標】
本講義は、西洋世界の歴史についての基礎的知識を得ること、お
よび西洋史の教養を身につけることを目標とします。
【授業の内容】
第1週 はじめに
近現代のヨーロッパ
第2週 前近代のヨーロッパ
第3週 ヨーロッパの世紀 1)国民国家の形成
第4週 ヨーロッパの世紀 2)帝国主義
第5週 ヨーロッパの世紀 3)世界の一体化
第6週 第一次世界大戦前夜
第7週 第一次世界大戦
1)欧州大戦から世界大戦へ
第8週 第一次世界大戦
2)秘密外交
第9週 第一次世界大戦
3)大戦のシステム化
第10週 第一次世界大戦
4)各国の総力戦体制
第11週 第一次世界大戦
5)イデオロギー戦争
第12週 ロシア革命
第13週 戦争の終結
第14週 大戦間期のヨーロッパ
第15週 第二次世界大戦
【事前・事後学修】
毎回の授業前に、高校世界史Bの該当箇所を熟読し、専門用語等を
理解しておいてください。授業後はプリントをみながら内容を復習
してください。
【テキスト・教材】
特定のテキストは指定しません。必要に応じてプリントを配布し、
ビデオ・DVDを使用します。
【成績評価の方法・基準】
期末試験(100%)で評価します。
【参考書】
参考書は随時指示します。
【注意事項】
映像を多く使用するので、授業中は携帯の電源を切り、鞄の中に入
れてください。
― 101 ―
-94-
2単位
共 通 教 育
千本 秀樹
1年~ 後期
西洋史a
西洋史b
秋山 千恵
1年~ 後期
東洋史a
熊谷 滋三
1年~ 前期
2単位
【授業のテーマ・目標】
1920年代から第二次世界大戦、大戦後の冷戦体制が構築されるま
での歴史を概観することによって、ヨーロッパ現代史についての基
礎的な知識を修得することを目標とします。
【授業の内容】
第1週 第一次世界大戦
第2週 大戦間期の世界
第3週 ヴェルサイユ体制
第4週 新興諸国家
第5週 アメリカ合衆国の1920年代
第6週 現代文化の試み
第7週 世界恐慌
第8週 ファシズム
第9週 ナチス・ドイツ
第10週 スペイン内戦
第11週 ソ連とドイツ
第12週 非ファシズム諸国の動向
第13週 第二次世界大戦
第14週 ホロコースト
第15週 戦後世界
以上の内容を予定していますが、映像を多く使用することと時間的
制約から一部変更する場合があります。
【事前・事後学修】
授業前に高校の世界史Bの教科書の該当箇所を読み、専門用語等を
理解しておいてください。
【テキスト・教材】
特定のテキストは使用しません。必要に応じてプリントを配布し、
映像資料を使用します。
【成績評価の方法・基準】
学期末試験で評価します(100%)。
【参考書】
必要に応じて指示します。
【注意事項】
映像を多く使用しますので、授業中は携帯および電子機器の使用を
禁止します。
2単位
【授業のテーマ・目標】
アジアの歴史から、できるだけ多くの時代・地域・分野の問題を
とりあげます。王朝・国家の興亡や社会をゆるがした大事件から、
生業や食事のような日常生活上の小さなことまで、東洋史上のさま
ざまな事象を知ることによって、アジアの歴史の多様な側面とその
歴史によってはぐくまれてきた多彩な文化に対する理解を深め視野
をひろげることができるよう、また、いろいろな史資料から歴史の
「なぜ」を解き明かしていく過程にふれることによって、情報を批
判・検証する習慣・能力を養い、歴史を知る意義についても考えて
もらえるよう、講義していきます。
【授業の内容】
第1週 東洋史序説1(アジアの風土と歴史)
第2週 東洋史序説2(アジアの文化圏と歴史的景観)
第3週 中国1(中国文化と周辺地域)
第4週 中国2(古代文明)
第5週 中国3(生活文化からみる古代史)
第6週 中国4(生活文化からみる中世史)
第7週 中国5(生活文化からみる近世・近代史)
第8週 インド1(インダス文明)
第9週 インド2(インドの古代史と遺跡)
第10週 インド3(インドの中世・近世史と遺跡)
第11週 東南アジア1(「多様性の中の統一」)
第12週 東南アジア2(海域世界の歴史遺産)
第13週 東南アジア3(インドネシア前近代史と遺跡)
第14週 東アジアと南アジア・東南アジア
第15週 全体のまとめ
【事前・事後学修】
【事前学修】配布資料に目を通し、概略を把握するとともに、不明
な点についてチェックしておくこと。(学修時間 週1時間)
【事後学修】講義内容について、配布資料とノートの内容をもとに
復習しておくとともに、興味を持った点について、参考書やインタ
ーネットなどを利用して調べてみること。(学修時間 週2時間)
【テキスト・教材】
必要に応じて資料を配付します。
【成績評価の方法・基準】
定期試験100%で評価します。試験は論述形式(自筆のノートと
配布資料は持ち込み可)でおこないます。
【参考書】
松田壽男『アジアの歴史』(岩波同時代ライブラリー)
なお、個別のテーマごとの参考書は授業で適宜紹介します。
【注意事項】
授業内容に応じて、適宜スライド・ビデオ・DVDなどの視聴覚
教材を使用します。
― 102 ―
-95-
地理学
熊谷 滋三
1年~ 後期
地域のとらえ方
竹林 和彦
1年~ 前期 2単位
2単位
【授業のテーマ・目標】
アジアの歴史から、できるだけ多くの時代・地域・分野の問題を
とりあげます。王朝・国家の興亡や社会をゆるがした大事件から、
生業や食事のような日常生活上の小さなことまで、東洋史上のさま
ざまな事象を知ることによって、アジアの歴史の多様な側面とその
歴史によってはぐくまれてきた多彩な文化に対する理解を深め視野
をひろげることができるよう、また、いろいろな史資料から歴史の
「なぜ」を解き明かしていく過程にふれることによって、情報を批
判・検証する習慣・能力を養い、歴史を知る意義についても考えて
もらえるよう、講義していきます。
【授業の内容】
第1週 東洋史序説1(アジアの風土と文化圏)
第2週 東洋史序説2(アジアの文化圏と交通路)
第3週 アジア史とシルクロード1
(「草原の道」と「砂漠の道」)
第4週 アジア史とシルクロード2(「海の道」)
第5週 北アジア1(遊牧民の生活と歴史)
第6週 北アジア2(トルコ民族の活動 突厥の登場まで)
第7週 北アジア3(トルコ民族の活動 突厥帝国とその後)
第8週 北アジア4(遊牧民と他文化圏との関係)
第9週 東アジア1(「万里の長城」)
第10週 東アジア2(中国史と遊牧民)
第11週 東アジア3(古代・中世の中国・朝鮮・日本)
第12週 東アジア4(「遣隋使」)
第13週 東アジア5(「遣唐使」)
第14週 東アジア6(歴史と文化)
第15週 全体のまとめ
【事前・事後学修】
【事前学修】配布資料に目を通し、概略を把握するとともに、不明
な点についてチェックしておくこと。(学修時間 週1時間)
【事後学修】講義内容について、配布資料とノートの内容をもとに
復習しておくとともに、興味を持った点について、参考書やインタ
ーネットなどを利用して調べてみること。(学修時間 週2時間)
【テキスト・教材】
必要に応じて資料を配布します。
【成績評価の方法・基準】
定期試験100%で評価します。試験は論述形式(自筆のノートと
配布資料の持ち込みは可)でおこないます。
【参考書】
松田壽男『アジアの歴史』(岩波同時代ライブラリー)
なお、個別のテーマごとの参考書は授業で適宜紹介します。
【注意事項】
授業内容に応じて、適宜スライド・ビデオ・DVDなどの視聴覚
教材を使用します。
【授業のテーマ・目標】
本授業のテーマは「現代社会の地理的な考察と理解」である。
グローバル化が進む現代社会において、多様な人間社会は互いに影
響を与えあい、地域は多様に変容している。地理学において、その
地域をどうとらえるかは重要な課題である。
そこで、授業ではまず、地理学の分析のためには地図や地形図の有
効性が高いことを確認し、日本を事例にいくつかの主題図の作成を
行う。次に「地域」「環境」「景観」をキーワードに地理学の分析
に必要な基礎的な地理学の視点・考え方を説明する。さらにそれら
技能をもとに、主題図や統計資料を用いて、現代社会の地理的事象
を多角的・多面的に考察していくことを行う。
また、目標は、現代社会のさまざまな地理的事象に注目し、①それ
らの地理的な分布や規則性を考察することができること、②それら
をまとまりがある地域としてとらえようとする地理的な見方や考え
方を理解すること、③諸事象を人文地理学的に考察する意義や有効
性を理解することである。
最終的には、ある地域を選択し、景観(景観写真)を読み取り、さ
まざまな資料をもとに地表面にあらわれた諸事象を地図化して考察
し、その地域社会を分析する技能を身につけることを目標とする。
【授業の内容】
第1週 オリエンテーション(本講義の目的と概要)
第2週 地理学と地図(地図の利用と有効性)
第3週 身近な地域と地図(メンタルマップ)
第4週 地理学における「地域」1(地域とは)
第5週 地理学における「地域」2(分析方法)
第6週 地理学における「地域」3(分析の発表)
第7週 地理学における「環境」1(環境とは)
第8週 地理学における「環境」2(分析方法)
第9週 地理学における「環境」3(分析の発表)
第10週 地理学における「景観」1(景観とは)
第11週 地理学における「景観」2(分析方法)
第12週 地理学における「景観」3(分析の発表1)
第13週 地理学における「景観」4(分析の発表2)
第14週 点(position)と面(site)から地域の特徴をとらえる
第15週 地域をとらえるということ
【事前・事後学修】
【事前学修】各自作成したレポートに基づいた発表があるので、必
ず指示された課題はこなして授業に参加すること。 (学修時間
週2時間)
【事後学修】授業で扱った内容、および他の学生が発表した内容を
まとめ内容の理解に努めること。(学修時間 週2時間)
【テキスト・教材】
地図帳(高等学校用のものが使いやすい。中学のものでも可)
テキストは特に指定はしないが、必要に応じプリント等を配布す
る。
【成績評価の方法・基準】
レポート(80%)は半期に3~4回程度課す。
それぞれのレポートごとに、①地理的な技法が習得できているか、
②内容(の理解度)、③体裁などで評価する。
授業中に行った議論をもとに、小レポートまたは感想など(20%)
を課し、内容の理解度で評価する。
【参考書】
講義内で適宜指示する。
【注意事項】
授業終了後の夏季休業中に希望者がいればフィールドワークを行っ
ている。今年度も「地域の環境と地場産業」をテーマに実施する予
定である。
― 103 ―
-96-
共 通 教 育
東洋史b
社会学a
社会学b
古典に学ぶソシオロジカル・シンキング
林原 玲洋
1年~ 前期 2単位
ソシオロジカル・シンキングの展開と応用
林原 玲洋
1年~ 後期 2単位
【授業のテーマ・目標】
すべての学問には固有の問い・対象・方法があります。つまり、
(1)問い:なんらかの問いに答えを出すため、(2)対象:特定
の対象を調査してデータを収集し、(3)方法:それらを一定の手
順で分析する、という活動が学問を形成しているのです。
このうち、対象と方法は、最先端の研究になればなるほど専門的
になり、素人には近寄りがたくなります。しかし、研究の出発点と
なる問いを立てることは、専門家でなくともできます。むしろ、面
白い問いを立てることにかけては、素人の方が勝っているかもしれ
ません。
この授業では、社会学に特徴的な問いの立て方を「ソシオロジカ
ル・シンキング(ST)」と呼び、古典を紐解きつつ、その定跡を解
説します。
【授業の内容】
第1週 ガイダンス:ソシオロジカル・シンキングとはなにか
第2週 データで考える:コントの実証主義
第3週 システムで考える:スペンサーの総合社会学
第4週 アナロジーで考える:ジンメルの形式社会学
第5週 自由に考える(前編):事実と価値
第6週 自由に考える(中編):デュルケムの規準
第7週 自由に考える(後編):ウェーバーの価値自由
第8週 ライバルとしてのマルクス主義(前編):史的唯物論と階
級闘争論
第9週 ライバルとしてのマルクス主義(後編):剰余価値論
第10週 近代社会とはなにか(前編):テンニエスほかの社会集団
論
第11週 近代社会とはなにか(中編):デュルケムのアノミー論
第12週 近代社会とはなにか(後編):ウェーバーの合理化論
第13週 近代化と個人(前編):デュルケムの自殺論
第14週 近代化と個人(後編):ウェーバーの資本主義論
第15週 全体のまとめ
【事前・事後学修】
授業内容の復習のため小テストを、また、授業内ワークの予習の
ため小レポートを、適宜出題します。
【テキスト・教材】
授業はPowerPoint(スライド資料)を用いた講義形式で進めます
ので、テキストは用いません。適宜プリント(ノート資料)を配付
します。また、講義で用いた資料は専用サイトで公開します。
【成績評価の方法・基準】
期末試験7割、授業内ワーク3割の配点とします。なお、期末試
験は持ち込み不可です。また、出席は単位修得の前提条件なので、
欠席が多い場合は学期の途中で失格とします。
【参考書】
玉野和志編『ブリッジブック社会学』(信山社 2008年)
エミール・デュルケーム著『自殺論』(中公文庫 1985年)
マックス・ヴェーバー著『プロテスタンティズムの倫理と資本主
義の精神』(岩波文庫 1989年)
【注意事項】
後期の「社会学b」とあわせて履修すると、より理解が深まると
思います。
【授業のテーマ・目標】
前期開講の「社会学a」では、ソシオロジカル・シンキング(社
会学的な問いの立て方)の初歩を古典から学びました。ここで注意
すべきは、社会について考えることは決して社会学者の特権ではな
い、ということです。市井のひとびともまた、社会について一定の
考えをもち、その考えにしたがって行動しているのです。
そのため、ソシオロジカル・シンキングは、「社会について考え
るひとびと」についてさらに考えるスキル、いわば、メタシンキン
グ(MT)によって補完される必要があります。
この授業では、社会問題論への応用を視野に入れつつ、一歩進ん
だソシオロジカル・シンキングであるメタシンキングの習得を目指
します。
【授業の内容】
第1週 ガイダンス:メタシンキングとはなにか
第2週 説明と理解
第3週 合理的選択と規範(前編):デュルケムの道徳論
第4週 合理的選択と規範(後編):ウェーバーの資本主義論
第5週 パーソンズの機能主義(前編):構造分析
第6週 パーソンズの機能主義(後編):機能分析
第7週 機能主義の社会問題論:マートンのアノミー論
第8週 構造と意味(前編):ウェーバーの理解社会学
第9週 シュッツの現象学的社会学(前編):社会的世界の構成
第10週 シュッツの現象学的社会学(後編):二次構成としての
社会学
第11週 構造と意味(後編):デュルケムの儀礼論
第12週 ゴフマンの相互行為儀礼論
第13週 ガーフィンケルのエスノメソドロジー
第14週 意味学派の社会問題論:ラベリング理論と構築主義
第15週 全体のまとめ
【事前・事後学修】
授業内容の復習のため小テストを、また、授業内ワークの予習の
ため小レポートを、適宜出題します。
【テキスト・教材】
授業はPowerPoint(スライド資料)を用いた講義形式で進めます
ので、テキストは用いません。適宜プリント(ノート資料)を配付
します。また、講義で用いた資料は専用サイトで公開します。
【成績評価の方法・基準】
期末試験7割、授業内ワーク3割の配点とします。なお、期末試
験は持ち込み不可です。また、出席は単位修得の前提条件なので、
欠席が多い場合は学期の途中で失格とします。
【参考書】
中野秀一郎著『タルコット・パーソンズ――最後の近代主義者』
(東信堂 1999)
森元孝著『アルフレッド・シュッツ――主観的時間と社会的空間
』(東信堂 2001)
中河伸俊・赤川学編『方法としての構築主義』(勁草書房 2013
年)
【注意事項】
前期の「社会学a」とあわせて履修すると、より理解が深まると
思います。
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ジェンダー論a
裸体像からみる日本の近現代女性史
池川 玲子
1年~ 後期 2単位
笹野 悦子
1年~ 前期
【授業のテーマ・目標】
巨匠の古典、意味不明の現代アート、ヘアヌード写真…。私たち
は膨大な「はだか」の中で暮らしている。創られた「はだか」は、
どんな「はだか」であっても「はだか」ではない。必ず意味が着せ
かけられている。いわく「美」、「官能」、「平和」、「愛国」et
c.…。あらゆる表象は、その時代の政治や社会や文化から生み出さ
れる。ならば、その「はだか」=裸体像がまとった意味を剥がして
いけば、そこに露わになるのは、それを創った時代そのものという
ことになる。
本講義では、美術・写真・映画・舞台・コミック等、ジャンル横
断的に裸体像を渉猟し、その意味の読解を通じて、日本の近現代史
をジェンダー視点から再考する。合わせてフェミニズム思想の歴史
的展開についての知見を深め、未来に向けたジェンダーのあり方を
構想する力を養う。
【授業の内容】
第1週 歴史学とジェンダー研究の結節点としての裸体像
第2週 明治① 脱亜入欧と美術―裸体画問題
第3週 明治② 良妻賢母教育と女が描いた男性裸体像
第4週 大正① 第一波フェミニズムと『青鞜』
第5週 大正② 第一次世界大戦と乙女イメージの変化
―竹久夢二を中心に
第6週 昭和戦前期① モダンガールと資本の欲望
第7週 昭和戦前期② 関連映像を観る
第8週 昭和戦中期① ナショナリズムとジェンダー
―女性映画監督第一号・坂根田鶴子の「満洲」の乳房
第9週 昭和戦中期② 日本を宣伝する―映画『日本の女性』
第10週 昭和占領期 女性解放と男性の復権-戦後エロ文化の諸相
第11週 昭和高度経済成長期① モーレツ社員と主婦パワー
「浜松町の小便小僧」がまとうもの
第12週 昭和高度経済成長期② 抵抗文化とマッチョイズム
第13週 昭和経済安定期 第二波フェミニズムとパルコの広告
第14週 平成 多様化の時代-マンガ表現にみるジェンダーの攪乱
第15週 まとめ―裸体像が映し出す150年間の日本のジェンダー
【事前・事後学修】
事前学修:近現代日本史の基本的な知識を取得しておく。
事後学修:配布プリントを再読する。
【テキスト・教材】
毎回プリントを配布する
テキスト池川玲子『ヌードと愛国』(講談社現代新書)2014年、86
4円
【成績評価の方法・基準】
平常点50%(授業態度、コメントペーパー)
レポート50%
【参考書】
総合女性史研究会『時代を生きた女たち 新・日本女性通史』(朝
日選書)2010年
【注意事項】
私語は厳禁。
【授業のテーマ・目標】
ジェンダーとは歴史学者ジョーン・スコットによれば「肉体的な差
異に社会的な意味を付与する知」と説明されます。社会関係のなか
で見られる男女差は自然なものではなく、関係の中で意味づけられ
るものだというのです。
本授業は前半では近代・現代社会における諸関係の中におけるジェ
ンダーについて考察します。家族・職場・教育などの具体的な事例
、統計データなどを読みながら、わたしたちの社会関係がどのよう
なジェンダーの構成の中に布置されているのかを考察します。
後半はフェミニズムによって見出されたジェンダー概念について歴
史的な理論の展開を整理します。フェミニズム運動は気付かれてい
なかった女性の抑圧、生きづらさを可視化し、異議申し立てをして
きました。その思想の考察をとおして、女性を苦しめてきた社会秩
序は同時に男性にも抑圧的に作用してきたこと、さらには性的マイ
ノリティを排除してきたことを考えていきます。本授業ではジェン
ダーという性の意味が本質的に備わったものではなく歴史社会的構
成であるという理解に立脚し、性による序列化をいかにして乗り越
えていくのかをみなさんと一緒に考えることを目指します。受講者
は積極的に読書をし、自分の頭で考え、考察したことを表現するこ
とが求められます。
【授業の内容】
第1週 性差とはなにか ガイダンス
第2週 ジェンダーと近代社会
第3週 近代家族とジェンダー(1)近代家族モデルと主婦の誕生
第4週 近代家族とジェンダー(2)近代家族モデルの行き詰まり
第5週 産業社会とジェンダー(1)近代日本の教育とジェンダー
第6週 産業社会とジェンダー(2)産業の「近代化」と性役割分業
第7週 産業社会とジェンダー(3)女性の「社会進出」と課題
第8週 男女平等について考える
第9週 フェミニズムとジェンダーの発見(1)「国民」の権利――
「国民」って誰のこと?
第10週 フェミニズムとジェンダーの発見(2)「主婦」という孤独
、そして「母性」はどこから来たの?
第11週 フェミニズムとジェンダーの発見(3)ペイドワーク/アン
ペイドワークと、家父長制
第12週 フェミニズムとジェンダーの発見(4)その論理は誰のもの
?
第13週 男性学――強くなければならない男性――「ジェンダー」
は「女の問題」ではない
第14週 一種類ではない「男」と「女」
第15週 まとめ
【事前・事後学修】
事前学修:授業内容に関して自分がどんなことを問題と感じている
のかを明確にして授業に臨む。
事後学修:授業で紹介した文献、資料を読み、映像作品を視聴し、
授業の理解を深める。また、授業で紹介する社会事象に関するニュ
ースや資料を積極的に視聴してジェンダーに関する関心を深める。
【テキスト・教材】
教場で資料を配布します。配布資料はmanabaにpdfファイルの形式
で登録します。
【成績評価の方法・基準】
期末試験 6割
小テスト・宿題・ペーパー 4割
※小テスト・宿題・ペーパーは随時実施する。
【参考書】
授業中に随時紹介します。
【注意事項】
manabaで宿題を出します。問題なく使えるように準備してください
。
― 105 ―
-98-
2単位
共 通 教 育
ジェンダー論a
ジェンダー論b
ジェンダー論b
「ジェンダーの視点を持つことの大切さ」
岩田 三代
1年~ 後期 2単位
森山 至貴
1年~ 後期
【授業のテーマ・目標】
「女性活躍推進」という言葉が踊る時代になったが、本当に女性
は社会、家庭、地域で男性と対等に個性や能力を発揮できているの
か。労働分野に目をやれば、管理職に占める女性の割合はまだ1割
強、世界国際フォーラムが毎年発表するジェンダー・キャップ指数
も2015年の日本の順位は145か国中101位だ。家庭に目を転じれ
ば、「男は仕事、女は家庭」という固定的性別役割分担が根強く、
仕事を持つ女性たちは家事、育児、介護など幾重もの負担にあえい
でいる。夫婦間の暴力もあとを絶たない。なぜこのような事態が改
善されないのか、どう対応すればいいのかを、ジェンダーという観
点から考察する。
【授業の内容】
第1回ジェンダーの視点とは何か(上)―「男は外で働き、女は家
を守る」固定的性別役割分担の根強さの背景を歴史からひもとく
第2回ジェンダーの視点とは何か(下)―「女性たちの闘い」
第3回男女雇用機会均等法(上)―女性と労働をめぐる歴史と男女
雇用機会均等法ができた背景。法律はなぜ必要だったのか
第4回男女雇用機会均等法(下)―均等法施行から30年の歩み
第5回男女共同参画社会基本法―女性問題は21世紀の最重要課題の
一つ。基本法成立の意義と現状、吹き荒れたバックラッシュの嵐も
第6回ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)をどう図る
第7回女性の職場での活躍を妨げている長時間労働の現状
第8回男性におけるジェンダーのくびき―「男もつらいよ」
第9回少子化が後押しする女性活躍推進―少子化で労働力が減る。
経済界も政界も女性活躍推進を叫び始めたが、実態はお粗末
第10回教育分野にもジェンダーの壁―リケジョはなぜ少ないのか
第11回家族とジェンダー―選択的夫婦別姓の議論と民法改正
第12回女性と暴力―ドメスティックバイオレンス(夫婦間暴力)は
なぜ起きるか。途上国での女性への虐待
第13回税・社会保障におけるジェンダー―固定的性別役割分担を前
提につくられた税・社会保障制度。103万、130万円の壁
第14回世界の中の日本―国連の取り組みや先進各国の動き
第15回まとめ
【事前・事後学修】
事前学修-ジェンダーや女性労働に関する本を最低1冊は読む。女
性や家族に関する最近の動きを伝える新聞記事に目を通す。女性と
教育などをめぐる第3世界の動きにも敏感に。
事後学修―授業を受けて関心を持ったら関連の図書を読むなどさら
に深く学習する。
【テキスト・教材】
毎回、プリントを配布する
【成績評価の方法・基準】
試験またはレポート(50%)、平常点(授業中の発表やコメント
など)(50%)
【参考書】
川口晃著『日本のジェンダーを考える』(有斐閣選書)、金城清子
著『ジェンダーの法律学』(有斐閣)、伊藤公男著『「男女共同参
画」が問いかけるもの』(インパクト出版会)、鹿嶋敬著『男女共
同参画の時代』(岩波新書)、内閣府「男女共同参画白書」など
【注意事項】
日々の新聞記事には目を通すこと。女性の生き方に関連する記事や
報道に敏感でいること。
2単位
【授業のテーマ・目標】
「性」は、私たちにとって身近であるにもかかわらず/あるから
こそ、思いのほか自覚的に語り考える対象とはならない不思議なテ
ーマです。こういう一見自明な対象は、学問的な「捉え返し」の妙
味が見え易いテーマでもあります。
一方、この社会の中での女性やセクシュアルマイノリティへの差
別の現状を踏まえると、「性」は解決すべき具体的な諸問題を含ん
だ、シリアスかつ緊急の考察を要するテーマでもあります。
本講義では、「性」に関するさまざまな議論の蓄積の間を駆け抜
けながら、学問的楽しさと正しさが交錯する地点で「性」を考える
視座を身につけてもらいます。最終的には、「性」に関する自分自
身の問題を本講義の知見をもとに考察できるようになってもらうこ
とが目標となります。
【授業の内容】
第1週 イントロダクション―性差・性別・性役割
第2週 第二波フェミニズム
第3週 多様なフェミニズムの潮流
第4週 セックス/ジェンダー
第5週 近代家族と性別役割分業
第6週 結婚と離婚
第7週 「男らしさ」の諸問題
第8週 女性の労働(1):制度と規範
第9週 女性の労働(2):ワーク/ライフバランス
第10週 性暴力とハラスメント
第11週 セクシュアリティという問題系
第12週 レズビアン/ゲイ・スタディーズ
第13週 クィア・スタディーズ
第14週 グローバリゼーションとジェンダー・セクシュアリティ
第15週 まとめ
【事前・事後学修】
事前学修として、特定の語彙や現象についての下調べを授業中に
指示することがある。必ず書籍・論文などを参照しておくこと。
授業内で扱った内容について、次の回以降、理解をはかる課題を
提示しリアクションペーパーに解答してもらうことがあるので、重
要語句について、しっかりと説明できるように復習しておくこと。
【テキスト・教材】
必要なプリントは授業中に配布する。
【成績評価の方法・基準】
期末テスト60%、平常点40%(授業中貢献度20%、およびリアク
ションペーパー20%)
【参考書】
加藤秀一『性現象論』(勁草書房 1996年)
加藤秀一『知らないと恥ずかしいジェンダー入門』(朝日新聞社 2
006年)
荻上チキ他『社会運動の戸惑い』(勁草書房 2012年)
竹村和子(編)『"ポスト"フェミニズム』(作品社 2003年)
その他授業中に適宜提示する。
【注意事項】
「性」は教室の中にだけ存在する現象ではありません。さまざま
な場所での「性」に関する経験を授業に持ち込んで考察の対象とす
るつもりで授業に臨んでください。授業の内容に直接関係ないもの
でも、「性」に関する疑問質問は常時受け付けます。
― 106 ―
-1-
-
社会保障論
数学の世界
―
本田 龍央
1年~ 前期
【授業のテーマ・目標】
私たちの気がつかないところで、社会保障制度は機能している。
病気になって受診する場合、皆さんは保険証を持って病院に行く。
医療保険制度は、いちばん身近な社会保障制度である。他にも、昨
今話題の年金制度、雇用保険、労災保険や介護保険等の社会保険制
度、そして生命保険、損害保険等の民間保険分野との関連性も含
め、民主主義社会の根幹をなす制度の一つである社会保障制度を概
観していくこととする。
【授業の内容】
1.社会保障論の講義の進め方について
2.社会保障とは何か
3.社会保障の理論と歴史的発展
4.社会保険制度と公的扶助制度
5.生活保護制度と各種手当制度
6.年金保険制度の概要
7.年金保険制度の給付内容
8.医療保険制度の概要
9.医療保険制度の給付内容
10.雇用保険制度の概要
11.労働者災害補償制度の概要
12.介護保険制度の概要
13.民間保険の概要
14.生命保険と損害保険
15.まとめ
【事前・事後学修】
事前学習
事前学修
講義の前に、シラバスの該当項目に関するテキストの内容をよ
く読んでおくこと。90分程度
事後学習
事後学修
講義で取り上げた内容に関し、板書した内容を記したノート
と、テキストの該当箇所の内容をよく読んでおくこと。90分程度
【テキスト・教材】
『社会福祉士シリーズ12.社会保障第4版』(弘文堂)
定価2,625円税別
【成績評価の方法・基準】
小テスト30点、試験・レポート40点、平常点~受講態度・課題提出
30点
【参考書】
『社会保障の手引平成28年改訂版』(中央法規出版)
定価2,800円+税
【注意事項】
社会保障制度に興味のある学生の受講を希望します。
2単位
【授業のテーマ・目標】
この講義は計算や技術の向上といった性質ではなく、数学とい
う学問の文化的な一側面について学習します。特に「入試問題」と
「数学史」という二つのテーマを扱います。
前半は入試問題にスポットを当てながら、高校までに学んだ数学
を振り返ってみます。「答えは1つ」の数学も、考え方まで考慮す
れば「答え」は無数にあります。一つの問題を掘り下げながら、数
学の学び方、味わい方について考えます。
後半は数学小史。日本に於ける数学の歴史、射影、及び数eにま
つわる話題を取り上げます。実用から生まれた数学が如何にして学
問体系に昇華したか、その背景から「文化」としての数学を考えて
いきます。
【授業の内容】
第 1週 数学の学び方
第 2週 入試問題を解く(その1:図形の問題)
第 3週 入試問題を解く(その2:2次関数の問題)
第 4週 入試問題を解く(その3:方程式の問題)
第 5週 入試問題を解く(その4:円周率の計算(続き))
第 6週 入試問題を解く(その5:円周率の計算)
第 7週 入試問題を解く(その6:整数の問題)
第 8週 入試問題を解く(その7:数列の問題)
第 9週 射影の幾何(その1:視覚のモデル)
第10週 射影の幾何(その2:射影における幾何)
第11週 数eについて(その1:計算の歴史)
第12週 数eについて(その2:対数)
第13週 数eについて(その3:微分積分の発見)
第14週 数eについて(その4:微分積分の発見・その後)
第15週 総括
【事前・事後学修】
【事前学修】講義内で前回の問題についての検討を行う予定です。
前回に出題された問題について準備して下さい。
(学修時間 2時間)
【事後学修】講義の内容に関し、興味のあるものについて文献等を
調べて纏めて下さい。
(学修時間 2時間)
【テキスト・教材】
電卓を利用する事があるのでご用意下さい。
【成績評価の方法・基準】
通常の講義内における小テスト、および
2回のレポート課題にて評価します。
(評価比率:小テスト50%、レポート課題50%)
【参考書】
川本亨二著「江戸の数学文化」(岩波書店1999)
マオール著「不思議な数eの物語」(岩波書店1999)
【注意事項】
・数式を扱いますので、数学IAを履修している事を前提とします。
さらに数学IIBの知識があればより理解しやすと思います。
― 107 ―
-100- -1-
共
通
教
育
共 通 教 育
―
社会保障は民主主義の学校
福田 幸夫
2年~ 前期 2単位
統計の世界
物理の世界
―統計の基礎―
勝野 恵子
1年~ 後期 2単位
人間と自然のかかわりを考える
梶野 敏貴
1年~ 前期・後期 2単位
【授業のテーマ・目標】
統計学の基礎を中心に、日常生活で経験する具体例を通じて、エ
クセルの利用方法と統計の考え方に親しむ。
【授業の内容】
数式にとらわれず、日常生活と関連の深い例を取り扱う。データ
の処理等には、エクセルを活用する。(予備知識は不要です。)
1.確率
加法定理と乗法定理
2.ベルヌイ試行
3.確率分布
確率変数と確率分布(平均、分散)
4.2項分布とそのグラフの作成
5.資料の整理(エクセルの利用方法)
絶対座標と相対座標の違い(合計、平均の計算)
6.度数分布表の作成(資料の整理)
度数分布表の平均、分散の計算
7.ヒストグラムの作成
二項分布のヒストグラム
8.相関散布図・共分散・相関係数
9.回帰直線、エクセルのまとめ
10.2項分布の正規近似
11.検定・推定
12.母比率の区間推定
13.平均・比率の差の検定
14.独立性の検定
15.まとめ
【事前・事後学修】
事前学修:毎回の授業前に、テキストの該当箇所を予習しておくこ
と。(学修時間 週2時間)
事後学修:毎回の授業後に、講義と返却された練習課題のプリント
を復習し、間違えているところは訂正して理解しておくこと。(学
修時間 週2時間)
【テキスト・教材】
『確率・統計学入門』(八千代出版)2,500円
【成績評価の方法・基準】
テキストおよび電卓持込みによる試験と練習課題等を総合して評
価する。
試験60%、練習課題40%の配点です。
【参考書】
『Excelによるメディカル・コメディカル統計入門』
(共立出版)2,500円
【授業のテーマ・目標】
宇宙はどのようにして始まり、銀河や星を作りだし、生命はどこで
誕生したのでしょうか。宇宙の歴史を解き明かし、人類が太古から
抱いてきた疑問に答えて将来を展望するところに、物理学の大きな
ロマンと喜びがあります。私たちの生活にも広く応用されている物
理学の具体例を示しながら、 文系・理系を問わず、大学で学ぶ社
会科学・人文科学・自然科学の根底にある教養として、自然界への
視野を 開き常識を広め、科学的な考え方を学ぶことを目的としま
す。自然とは何か、私たち生命とは何かを、宇宙・物質・生命のリ
ンクという視点から眺め、自然の成り立ち・仕組みを理解し、人間
と自然のかかわりを考える機会とします。
【授業の内容】
第1週 人間と宇宙(物質世界と宇宙の結びつき)
第2週 時間とは何か?(エントロピー増大の原理と進化)
第3週 空間とは何か?(時間と空間の同等性:特殊相対論)
第4週 宇宙の開闢(対称性の破れ:ゆらぎから火の玉宇宙へ)
第5週 膨張する宇宙(加速度と重力は等価である:一般相対論)
第6週 多波長の電磁波で宇宙を見る(暗黒物質と宇宙項の存在)
第7週 ビッグバン宇宙論の構築(火の玉宇宙とゆらぎの発見)
第8週 元素:物質の構成要素(ギリシャ哲学から現代科学へ)
第9週 量子力学の誕生(光と電子は粒子か波か?)
第10週 星の一生と元素の起源(私たちは星の子である。)
第11週 超新星爆発(ブラックホール、中性子星の誕生)
第12週 ニュートリノ(ミクロとマクロを結ぶ幽霊粒子)
第13週 生命の起源と超新星爆発(アミノ酸は宇宙起源か?)
第14週 宇宙は四次元か?(統一理論と高次元時空の可能性)
第15週 統一理論と宇宙・物質・生命の進化(宇宙は永遠か?)
【事前・事後学修】
配布するプリント資料に基づいて予習・復習していただき、授業内
容に関する意見・疑問・コメントを毎回提出させて次回の授業で積
極的に紹介してもらいます。
【テキスト・教材】
プリント資料配布
【成績評価の方法・基準】
レポート60%、平常点40%。平常点とは、授業中の発言、課題発表、
積極的な参加など、積極的な授業への取り組みのことを意味します
。
【参考書】
特に指定しないが、授業の進行に応じて随時紹介します。
【注意事項】
毎回、質問・疑問に答える時間をとるので、判らなかったことは
簡単なことでも恥ずかしがらず質問するように心がけてください。
また、随時、電子メールで意見やコメントを寄せることを歓迎しま
す。重要な題材は講義のテーマに取り入れるように努めます。
― 108 ―
-101-
化学の世界a
身の回りの化学物質の特徴を知ろう
菅野 元行
1年~ 後期 2単位
山崎 壮
1年~ 後期
【授業のテーマ・目標】
私たちの生活は様々な化学物質によって構成されています。そのた
め、身の回りの化学物質の特徴を知ることは、生活を豊かにするこ
とにつながります。そして、化学の基本はシンプルかつ合理的です
。本講義では、必要に応じて化学の基本を振り返りながら、身の回
りの化学物質の性状を習得してゆきます。計算や暗記のイメージが
強い受験の化学から離れて、生活のためになる化学を学びます。
【授業の内容】
第1週 オリエンテーション
第2週 化学の基本:宇宙と化学の関係
第3週 化学の基本:窒素ガスがN2である理由
第4週 化学の基本:物質、物質量、化学結合
第5週 化学の基本:脂肪族と芳香族の炭化水素
第6週 化学の基本:アルコールとカルボン酸の秘密
第7週 食品の化学:糖類とアルコール
第8週 食品の化学:タンパク質とアミノ酸
第9週 食品の化学:水の性質、ビタミン、食品添加物
第10週 健康の化学:油脂と脂肪酸、DHA、EPAなど
第11週 健康の化学:ムコ多糖類、ポリフェノール、活性酸素など
第12週 色と光の化学:光の種類、色素、染料など
第13週 香りの化学:香料、消臭剤など
第14週 家庭薬剤の化学:洗剤、漂白剤など
第15週 高分子の化学:プラスチック、繊維
【事前・事後学修】
授業や課題で分からない言葉は事前に調べておいてください。
事後学修として課題A(各授業日の重要なことを文章にする)を設
定しますので、復習に役立ててください。
【テキスト・教材】
齋藤勝裕『気になる化学の基礎知識』(技術評論社 2009年)1,58
0円+税(第7週以降使用予定)
教科書についてはオリエンテーション時に詳細を説明しますので、
必要ならば、その後、購入してください。
必要に応じて、プリントを配布します。
【成績評価の方法・基準】
毎回の授業時のポイントの記載22%、課題A(各授業日のまとめ)78
%が基本です。さらに履修生の希望に応じて、課題B(日用品の化学
物質調査)、課題C(自然科学に関する展示の感想文)を提出する
ことも可能です。詳細はオリエンテーション時に説明します。
【参考書】
高校で使用した化学の教科書がありましたら、適宜、参考にしてく
ださい。その他、参考となる書籍は授業中に回覧します。
【注意事項】
高校までの化学が苦手な学生を想定して授業を進めます。理解する
ことが楽しくなる授業を目指しますので、身の回りの食品、日用品
を化学物質の観点から理解を深めることができます。常に「なぜ」
と疑問に思う感覚を大切にしてください。
毎回の授業時には、授業のポイントの記載(「成績評価の方法」参
照)とともに、質問や意見を記載するコメントペーパーを毎回配布
しますので、質問の記入などに役立ててください。
2単位
【授業のテーマ・目標】
身の回りのさまざまな化学物質(食品素材、工業製品、天然物、
無機物など)の性質を理解し、また自然の法則を理解するには化学
の知識が必要ですが、高校の化学は暗記と計算が中心の面倒な科目
という印象が強いかもしれません。そこで、この講義では「受験の
化学」から離れ、生活の中の身近な現象、物質、科学技術のトピッ
クスを取り上げて、物質の科学である化学・生化学の観点からの理
解を深めることを目標とします。
【授業の内容】
第1週 食の化学1:サプリメント、健康食品
第2週 食の化学2:食品添加物
第3週 食の化学3:遺伝子組換え食品
第4週 食の化学4:食物アレルギー
第5週 食の化学5:輸入食品の検査(検疫所の仕事)
第6週 ライフサイエンスの化学1:光る有機化合物
第7週 ライフサイエンスの化学2:医薬品(薬物)の代謝
第8週 ライフサイエンスの化学3:皮膚の科学とスキンケア
化粧品 講師:ポーラ化成工業(株)研究員(予定)
第9週 工業製品の化学1:メークアップ化粧品のマーケティング
と技術開発 講師:資生堂ジャパン(株)の方(予定)
第10週 工業製品の化学2:香料のマーケティングと技術開発
講師:長谷川香料(株)の方(予定)
第11週 工業製品の化学3:食品用器具容器包装
講師:国立医薬品食品衛生研究所研究員(予定)
第12週 工業製品の化学4:色素、染料、ヘアカラー
第13週 環境の化学1:放射性汚染物質(放射能と放射線)
第14週 環境の化学2:水銀 化学的性質と毒性
第15週 環境の化学3:鉛 化学的性質と毒性
【事前・事後学修】
毎回、講義内容の確認問題または講義内容の関連事項を調査する
課題を宿題として課します。(学修時間 週1時間)未提出と期限
後提出は減点します。
確認テスト返却時に解答・解説を配布するので、自分の解答を確
認して復習すること。(学修時間 週1時間)
【テキスト・教材】
パワーポイントまたはプリントで授業を行いますので、教科書は
使用しません。
【成績評価の方法・基準】
毎回の宿題提出(50%)、期末の課題レポート(50%)
【注意事項】
第8週~第11週の外部講師による講義のタイトルは仮題です。ま
た、外部講師の都合で講義日が前後することがあります。
― 109 ―
-102-
共 通 教 育
化学の世界a
化学の世界b
山崎 壮
1年~ 前期
生物の世界
寺坂 治
1年~ 前期
2単位
【授業のテーマ・目標】
高校で化学を十分に履修しなかった場合や理解が不十分だと思う
学生が高校の「化学基礎」を履修することをめざした授業です。
「化学基礎」の内容から専門科目の履修に有用と思われる事項を選
び、身近な現象や物質とも関連づけながら学びます。計算問題も取
りあげます。
【授業の内容】
第1週 似たもの同士はくっつく
-卵の泡立てを例にして分子間力を考える
第2週 物質の状態(固体、液体、気体、超臨界流体)と分子間力
第3週 原子構造と電子エネルギー(花火の色はなぜでるのか?)
第4週 化学結合その1 イオンとイオン結合
第5週 化学結合その2 ①金属結合、②共有結合
第6週 ①分子間力、②水の特異な性質と水素結合
第7週 ①原子量、分子量、物質量(モル)、
②溶液濃度の表し方(質量%濃度、モル濃度など)
第8週 化学反応式と化学反応の量的関係
第9週 化学反応と反応熱
第10週 コロイド
第11週 酸と塩基、水素イオン濃度、pH
第12週 中和反応、塩の液性、緩衝液
第13週 酸化と還元
第14週 金属のイオン化傾向、電池
第15週 物質が電磁波を吸収すると:日焼け止め化粧品を例にして
【事前・事後学修】
毎回、講義内容に関する宿題(問題形式)を出すので、次回授業
時に提出すること。(学修時間 週1時間)未提出と期限後提出は
減点します。
宿題返却時に解答・解説を配布するので、自分の解答を確認して
復習すること。(学修時間 週1時間)
NHK高校講座(インターネット上に無料公開されています)の
「化学基礎」で授業項目を予習・復習することを強く勧めます。
【テキスト・教材】
『サイエンスビュー化学総合資料』(実教出版 最新版)800円
程度
ほかに、毎回講義プリントを配布します。
【成績評価の方法・基準】
第1回~第13回に課す毎回の宿題提出(60%)、第14回に課す総
括テストとしての宿題の採点結果(40%)
【参考書】
日本薬学会編『薬学の基礎としての化学Ⅰ.定量的取扱い』(東
京化学同人 2011年)2400円+税
第7~8、11~13週に取りあげる計算問題の考え方を詳しく解説し
ています。
【注意事項】
平成27年度までの食生活科学科の専門科目「基礎無機化学」と講
義内容が重複します。
2単位
【授業のテーマ・目標】
現在、地球上には原核生物から真核生物まで、数千万種類にもお
よぶ生物が生息している。かつては、これらの生物は一見計り知れ
ないほどの多様な構造と機能を持つように見えたが、現代生物学は
この多様性の中に、ほとんど唯一ともいえる共通した生命の型があ
ることを明らかにしてきた。本講では、地球上に登場した唯一の生
命の型とはどのようなものであり、どのようにして誕生し多様化し
たかについて学ぶ。また、多様化した生物界の中でのヒトのニッチ
を俯瞰しながら、生物の世界を作り上げてきた歴史と基本原理を理
解し、学生自らの生命観・世界観構築の一助とする。
【授業の内容】
Ⅰ.生命とは
1.はじめに
2.生命の特徴
Ⅱ.生命の誕生前
3.生命誕生のプロローグ(化学進化)
Ⅲ.生命の誕生後
4.生物の誕生と多様化
Ⅳ.生物は細胞から
5.細胞の構造と働き‐1(生体膜、核、ミトコンドリア)
6.細胞の構造と働き‐2(小胞体、ゴルジ体、リソソー
ム、細胞骨格)
Ⅴ.細胞は分子から
7.タンパク質、糖質、脂質
8.核酸
9.DNAの複製と分配
Ⅵ.遺伝子の働きと応用
10.遺伝子の働き(転写と翻訳)
11.遺伝子の操作
Ⅶ.ヒトの生物学
12.発生と性
13.細胞の運命(分化・老化・死)
14.遺伝子と病気
15.総括
【事前・事後学修】
事前学修 小テスト・レポート等の課題に取り組むこと。細胞およ
び遺伝子等の高等学校レベルの基本的知識についての予習が必要で
す(学修時間 週1時間)
事後学修 小テスト等を復習すること。次回の授業理解のため、前
回の授業の際の専門用語等を再度理解しておくこと。(学修時間
週1時間)
【テキスト・教材】
特に使用しない。適宜、資料を配布する。
【成績評価の方法・基準】
定期試験60%、小テスト20%、平常点(授業態度、課題提出)20%
とし評価する。
【参考書】
小田隆治著『生物学と生命観』(培風館 2000年)1900円+税
井上覚編『基礎生物科学』(学術図書出版社 1990年)1900円+税
松村瑛子・安田正秀著『基礎固め 生物』(化学同人 2002年)
1800円+税
和田勝著『基礎から学ぶ生物学・細胞生物学』(羊土社 2012年)
3000円+税
― 110 ―
-103-
科学思想史
水、大気、 光と生命
阿尻 貞三
1年~ 後期 2単位
齋藤 宏文
1年~ 前期・後期
【授業のテーマ・目標】
この地球上では生物は単独の種のみであるいは個体のみで生きて
いくことは不可能です。
2単位
【授業のテーマ・目標】
科学思想の歴史は自然の原理や成立ちをめぐる人間特有の探究心か
ら始まった。以降、各時代の科学思想の制約の下、(当該時代の文
脈において)科学者と呼ばれる人々によってユニークな学説が提唱
され、他方、科学上の新発見がそれまで支配的な地位を得ていた科
学思想に根本的な変化をもたらしてきた。科学が社会の主要な構成
要素となった現代、科学思想は自然現象の解釈の様式に留まらず、
科学技術から派生する諸問題に対する我々の姿勢や意思決定過程に
も関わってくるようになった。授業では、受講者が先人の科学思想
を学び、それをヒントに、将来科学技術をめぐる課題に接した際に
主体的に意思決定できるようなってほしい。
【授業の内容】
第1週:ガイダンス:科学思想史とはどんな学問か。学習法等。
第2週:古代ギリシア・ヘレニズムにおける科学思想。
第3週:中世イスラーム世界における科学思想。
第4週:中世ヨーロッパおよびルネッサンス期の科学思想。
第5週:16、17世紀、科学革命の時代の科学思想。
第6週:18、19世紀における科学思想。
第7週:現代科学技術の限界。
第8週:DNA二重らせん構造の発見物語から見る現代の科学者像。
第9週:生命観の歴史:「生命とは何か」という問いの下、古代か
ら現代までの生命科学の発達史と生命観の変容を辿る。
第10週:遠隔作用の歴史: 磁力や重力のような遠隔力の作用原理
をめぐっては時代毎にユニークな解釈がなされてきた。多様な科学
思想が交叉する遠隔力の歴史を辿る。
第11週:優生学の歴史:定量研究は近代科学の確立の条件となった
が、定量化への過剰な信頼が陥る罠について考える。
第12週:科学と政治、イデオロギー:科学は政治から独立した純粋
な知的活動として存在し得るのか。ソ連の遺伝学を事例に考える。
第13週:戦争と科学:核物理学者の戦争協力を通じ、科学者の社会
的責任と個人的苦悩について考える。
第14週:科学と人類の未来:人類の壮大な未来像を示したロシアコ
スミズムの思想を学ぶ。
第15週:総括。
多くの生物種の集団の中で、互いに共存しあい、共生しあって初
めて生きていくことができます。生命の基本的機能はすべての生物
に共通と考え、生命の持つこの基本機能を分子レベルでさぐること
により、地球上の生命の尊さを理解できるものと考えます。そして
これからこの地球で生きていくためにはすべての生物との共存の道
を考えなければならないと思われます。
この講義では生物がもつ基本機能としての、外界つまり環境の要
因と交流の仕方を分子レベルで見つめてみます。環境要因として基
本的な〔水〕、〔大気〕、〔光〕を取り上げます。
それぞれの環境要因と生物・生命の関係を説明できることを目標
とします。
【授業の内容】
第1週 水と生命 水とは何か
第2週 水と生体物質 タンパク質
第3週 水と生体物質 糖類と脂質
第4週 水と生体物質 核酸および細胞
第5週 生命のゆりかごとしての水
第6週 細胞内共生による真核生物の細胞進化
第7週 大気と生命 酸素の由来
第8週 酸素と生命 活性酸素
第9週 酸素と生命 ミトコンドリア
第10週 酸素と生命 電子伝達系と化学浸透機構
第11週 光と生命
第12週 紫外線と生命 オゾンによるフィルター
第13週 紫外線と生命 ビタミンD
第14週 ひかり合成 その1 葉緑体
第15週 ひかり合成 その2 明反応とC3植物、C4植物
【事前・事後学修】
高校時での理科系教科書で生物系の当該箇所を復習しておいてく
ださい。
【事前学修】小テスト・レポート・発表等の課題に取り組むこと。
(学修時間 週2時間)
【事後学修】発表・小テスト等を復習すること。次回の授業範囲を
予習し、専門用語等 を理解しておくこと。(学修時間 週2時間
)
【テキスト・教材】
適宜プリントを配布します。
【成績評価の方法・基準】
定期試験と臨時の試験およびレポート提出で60%、
総合的受講態度40%で総合評価します。
【参考書】
講義開始時にプリントを配布します。
【注意事項】
出席して聞いても、理解できなければ何もなりません。
第1週から第6週は、古代から近現代に至るまでの時代を通史的に取
り上げ、各時代の主要な科学思想を紹介する。第7週と第8週では現
代の科学研究の現場と科学者自身が抱える課題や限界について考察
する。第10週から第14週は生物学、力学、科学と社会に関する個別
的なテーマを掘り下げて論じる。
【事前・事後学修】
【事前学修】参考書による予習等(学修時間 週2時間)
【事後学修】授業終了時にその週のテーマに関する文献を幾つか案
内するので、それらを参考に発展的な学習に取り組むこと。(学修
時間 週2時間)
【テキスト・教材】
毎回の授業でプリント(パワーポイントのスライド)を配布する。
【成績評価の方法・基準】
期末試験60%、平常点(コメントペーパーにより理解度と主体的な
授業態度を確認)40%
【参考書】
伊東俊太郎、広重徹、村上陽一郎『思想史の中の科学』(平凡社、
2002年)
【注意事項】
世界史や理数系科目の予備知識をもたない学生の受講も歓迎する。
― 111 ―
-104-
共 通 教 育
生命と環境
環境科学
環境科学
eco検定にも対応できる地球環境科学の基本
菅野 元行
1年~ 後期 2単位
山崎 和彦
1年~ 前期
【授業のテーマ・目標】
経済発展や大量生産・消費・廃棄の生活により様々な環境問題が
生じていることに気付き、環境に配慮した持続可能な生活スタイル
を実現するための基本的な環境科学を学習します。
家庭生活と環境の関わりを科学的知識の面から理解し、環境や資
源に配慮した生活スタイルづくりに主体的に取り組めるようになる
ことを目標とします。
eco検定などの環境社会分野でも特に理科の知識が必要な点を取
り上げて、理科が得意でなくても理解できる環境科学の基礎を説明
します。
【授業の内容】
第1週 オリエンテーション
第2週 知っておきたい環境化学の基本
第3週 地球の生い立ち
第4週 地球の大気の役割
第5週 太陽光線の種類:紫外線、赤外線など
第6週 温室効果ガスが地球を温暖化させる理由
第7週 地球温暖化の程度
第8週 地球温暖化の防止対策:京都議定書とは?
第9週 オゾン層、紫外線、フロンガスの関係
第10週 オゾン層の保護対策
第11週 光化学スモッグと紫外線
第12週 酸性雨による影響
第13週 海や川の役割
第14週 水質汚濁とその対策
第15週 都市化にともなう環境問題
【事前・事後学修】
授業や課題で分からない言葉は事前に調べておいてください。
事後学修として課題A(各授業日の重要なことを文章にする)を設
定しますので、復習に役立ててください。
【テキスト・教材】
必要に応じて、プリントを配布します。
【成績評価の方法・基準】
毎回の授業時のポイントの記載22%、課題A(各授業日のまとめ)78
%が基本です。
さらに履修生の希望に応じて、課題B(環境科学に関する新聞記事
調査)、課題C(環境科学に関する展示の感想文)を提出すると加
点されます。
詳細はオリエンテーション時に説明します。
【参考書】
藤倉 良『eco検定集中テキスト&問題集』(ナツメ社 2012年)1,
500円+税
その他、必要に応じて書籍を回覧します。
【注意事項】
高校までの理科が苦手な学生を想定しながら授業を進めます。理解
することが楽しくなる授業を目指します。単に環境科学に関心があ
るだけで結構です。予備知識は必要としません。
毎回の授業時には、授業のポイントの記載(「成績評価の方法」参
照)とともに、質問や意見を記載するコメントペーパーを毎回配布
しますので、質問の記入などに役立ててください。
2単位
【授業のテーマ・目標】
先ず生命の起源および人類の進化について論じる。次に、いろい
ろな環境要素を取り上げ、人類との関わり、近年の研究例、技術的
課題等について論じる。
【授業の内容】
第1週 生命の起源
第2週 人類の歴史
第3週 温熱環境
第4週 空気について
第5週 光環境
第6週 色環境
第7週 音環境
第8週 衣服
第9週 住まい
第10週 入浴
第11週 睡眠環境
第12週 環境汚染
第13週 都市
第14週 宇宙
第15週 総括
【事前・事後学修】
毎回の講義において資料を配付する。その中で、事前学修につい
ては、講義に臨む前に調べておくべき事項あるいは準備しておくべ
き事項について示す。また事後学修については、復習のための要領
(参考書の提示、定期試験対策、その他)を示す。なお、これらを
口頭で示すこともある。
【テキスト・教材】
資料を配付する。
【成績評価の方法・基準】
定期試験70%、平常点(授業態度)30%とする。
【参考書】
適宜示す。
― 112 ―
-105-
環境と産業技術a
君塚 芳輝
1年~ 前期
生活に必要なエネルギーと環境の技術
菅野 元行
1年~ 前期 2単位
2単位
【授業のテーマ・目標】
本学の教壇に立って10年目になります。私は魚類学・河川環境
論・魚道などを研究テーマとしていますが、講義題名には余りとら
われず分かりやすく話題提供をしていきたいと思います。大学の燦
広場はなぜ雨の日でも歩き易いのか、魚が住んでる田んぼの米はな
ぜ高く売れるのかなど、身近な環境の話題から本質を考えていきま
す。私自身が苦手な難しい数式や化学式などを必要とせず、易しい
内容で展開します。“知識でなく柔軟な考え方を広める”ことがこ
の科目の最大の目標ですので、専門外の学生さんもどうか気楽に受
講してください。2012年度は多様なコースの専攻の方々が受講して
くださいました。強制ではありませんが、土休日に行なう野外の観
察会をご案内しますので、興味がある方は積極的に参加してくださ
るよう希望します。
この科目は特に1,2年生の受講をお奨めします。
【授業の内容】
1.生活の中での生物への配慮―1 エコロードの考え方とは?
2.生活の中での生物への配慮―2 動物を道路に入れない工夫
3.生活の中での生物への配慮―3 小動物のために橋を架ける
4.生活の中での生物への配慮―4 動物にも迷惑な光害を防ぐ
5.魚道を作って魚を助ける―1 魚道(ぎょどう)って一体なに?
6.魚道を作って魚を助ける―2 川に段差が設けられる理由
7.魚道を作って魚を助ける―3 地域の魚と河川の特性に合わせる
8.魚道を作って魚を助ける―4 魚の溯上調査で決まる魚道の評価
9.魚道を作って魚を助ける―5 必須要素である人間の安全対策
10.身近なリサイクル・リユース―1 リサイクルの思想とは
11.身近なリサイクル・リユース―2 リサイクル品の数々
12.身近なリサイクル・リユース―3 紙を中心に実例で見る
13.水辺での安全管理―1 水難事故で命を落とさないために
14.水辺での安全管理―2 水辺での安全な観察法を学ぶ
15.前期のまとめと振り返り
【事前・事後学修】
毎回の授業前には、事前に配付されているテキストを読んで、不
明な点や分かりにくい内容は積極的に質問をお願いします。授業中
に書いて戴くアンケートにも、疑問点や意見を沢山書いてください
。翌週に配布するアンケート結果のまとめで復習と解説をしますの
で、理解の一助にしてください。
【テキスト・教材】
配付するプリントを使用します。特定の教科書は使いません。映
像を多用します。
【成績評価の方法・基準】
テーマを決めたレポート 3ー4回程度で成績を評価します(90
%)。レポートは講義の要約ではなく、ご自分の感想・意見・提言
などを中心に1000字程度でまとめてください。希望者には細かく添
削の上で、全員に返却します。試験は行ないません。毎回の講義中
に実施するアンケートも皆さんの理解度を知るための指標として加
点します(10%)。土休日の観察会などへの出席(任意)や、新聞
記事などの資料提供にはささやかですが加点します。
【参考書】
それぞれの単元で文献を紹介あるいは回覧しますので、図書館な
どで読んで戴くことをお勧めします。
【注意事項】
それぞれの章が終わるまでは、前週までに配付したプリントを必
ずお持ちください。休まれた方は翌週早めに取りに来てくださるよ
うに。他の方の迷惑になる講義中の私語は慎んでください。できる
だけ前後期通しての受講をお願いします。
【授業のテーマ・目標】
私たちの生活では電気や燃料といったエネルギーが不可欠です。
電気を使用する限り、卒業後にどこに就職しても、エネルギー問題
や環境問題に目を背けることはできません。当たり前のように使用
しているエネルギーがどのように作られているか、最低限のことを
知っておく必要があります。 2016年4月より家庭等小売り電力の
自由化も始まります。今後は電話会社と同じように、各世帯ごとに
電気を契約することができます。 本講義では、これまでのエネル
ギー資源の特徴と、今後の再生可能エネルギーの技術について学習
します。難しい理科の内容は使用せずとも、生活に必要なエネルギ
ーと環境の技術を学ぶことができます。
【授業の内容】
第1週 オリエンテーション
第2週 エネルギーとは:発電、燃料、熱利用
第3週 国内外のエネルギー需要
第4週 国内外の電力需要
第5週 各エネルギー資源の確認可採埋蔵量
第6週 温室効果ガスと地球温暖化
第7週 再生可能エネルギー1:各種水力発電
第8週 再生可能エネルギー2:風力発電
第9週 再生可能エネルギー3:地熱発電
第10週 エネルギー資源1:石油製品の種類、各種火力発電の技術
第11週 エネルギー資源2:製鉄とエネルギー、天然ガス資源
第12週 再生可能エネルギ4:バイオマスの種類とエネルギー利用
第13週 エネルギー資源3:原子力発電
第14週 エネルギー資源4:放射性廃棄物
第15週 再生可能エネルギー5:太陽光発電
【事前・事後学修】
授業や課題で分からない言葉は事前に調べておいてください。
事後学修として課題A(各授業日の重要なことを文章にする)を設
定しますので、復習に役立ててください。
【テキスト・教材】
必要となるプリントをManabaに掲載しますので、2週目以降の授業
には、各自印刷して持参してください。(友人同士のコピーも可能
です。)(履修者数が少ない場合は印刷して配布します。)詳細は
オリエンテーション時に説明します。
【成績評価の方法・基準】
毎回の授業時のポイントの記載22%、課題A(各授業日のまとめ)78
%が基本です。さらに履修生の希望に応じて、課題B(環境・エネル
ギーに関する新聞記事調査)、課題C(環境・エネルギーに関する
展示の感想文)を提出することも可能です。詳細はオリエンテーシ
ョン時に説明します。
【参考書】
一般社団法人Think the Earth『グリーンパワーブック―再生可能
エネルギー入門』(ダイヤモンド社 2013年)1,000円+税
(指定図書にしてありますので図書館で閲覧可能です。)
その他の参考となる書籍は授業中に回覧します。
【注意事項】
高校までの理科が苦手な学生を想定しながら授業を進めます。理解
することが楽しくなる授業を目指します。単にエネルギーや環境に
関心があるだけで結構です。予備知識は必要としません。
毎回の授業時には、授業のポイントの記載(「成績評価の方法」参
照)とともに、質問や意見を記載するコメントペーパーを毎回配布
しますので、質問の記入などに役立ててください。
― 113 ―
-106-
共 通 教 育
環境と産業技術a
環境と産業技術b
くらしの人間工学
君塚 芳輝
1年~ 後期
日常生活を支えるデザインと人間行動
佐藤 健
1年~ 前期・後期 2単位
2単位
【授業のテーマ・目標】
前期に引き続いて“知識でなく柔軟な考え方を広める”という視
点から、以下の話題を展開したいと思います。それ以外でも受講生
の皆さんからの希望には応えたいと思います。
【授業の内容】
1. 国内移殖種や外来種を放すな-1 移殖・外来種の定義の理解
2.国内移殖種や外来種を放すな-2 なぜ放流がいけないのか?
3.国内移殖種や外来種を放すな-3 持ち込まれた魚が及ぼす害
4.国内移殖種や外来種を放すな-4 外来より厄介な国内移殖種
5.国内移殖種や外来種を放すな-5 駆除に向けての各地の努力
6.雨水の貯溜・再利用-1 雨水は大切な自然の資源
7.雨水の貯溜・再利用-2 溜めた雨水を再利用する
8.雨水の貯溜・再利用-3 身近な小~中型雨水貯溜槽
9.雨水の貯溜・再利用-4 東京ドームなど大型利用施設
10.雨水の貯溜・再利用-5 雨水の地下浸透も併せて行おう
11.水辺の楽校を知ろう-1 水辺の楽校(がっこう)って??
12.水辺の楽校を知ろう-2 学校と河川を一体化させる意義とは
13.水辺の楽校を知ろう-3 楽校をパターン分類して実例を見る
14.水辺の楽校を知ろう-4 安全管理の視点から留意すべき条件
15.後期のまとめとふりかえり
【事前・事後学修】
毎回の授業前には、事前に配付されたテキストを読んで、不明な
点や分かりにくい内容は積極的に質問をお願いします。授業中に書
いて戴くアンケートにも、疑問点や意見を書いてください。
【テキスト・教材】
配付プリントを用い、教科書は使いません。
【成績評価の方法・基準】
前期と同様にテーマを決めた3回程度のレポートで成績評価を行
ないます(90%)。レポートの留意事項も前期と同様。添削希望に
も対応します。講義中に毎回実施するミニアンケートも、理解度の
指標として加点します(10%)。土休日に行なわれる観察会や講座
などに興味のある受講生は、積極的に参加して楽しんでください。
わずかですが加点します(強制ではありません)。
【参考書】
それぞれの単元で文献を紹介や回覧しますので、図書館などで読
んで戴くことをお勧めします。
【注意事項】
章が終わるまで、配付済みのプリントは必ず毎時間お持ちくださ
い。他の方の迷惑になる講義中の私語は慎んでください。できるだ
け前後期通しての受講をお願いします。
【授業のテーマ・目標】
日常生活の中で、私たちは、モノを使っています。モノには、手袋
や被服のように日本人向けに作られたサイズがあるものから、自動
車やスマートホンの様に世界中で使われるものまであります。この
授業では、モノづくりに関わる技術や人間行動を理解することで、
私たちの暮らしがより安全で快適であることを理解していきます。
さらに、私たちにとって、わかりやすいデザインや仕組みは、世界
標準ではない場合もあります。それぞれのライフスタイルにあった
、くらしを支えるデザインや人間行動について考えることで、広く
人間生活をとらえることを目標としています。自動車や家電製品な
ども例にあげて、電子レンジや洗濯機のスイッチ等の位置関係や色
などでのインターフェースの構成についても具体的に学びます。な
お、前期と後期で開講するキャンパスが異なります。どちらの授業
を受けても同一の内容です。
【授業の内容】
第1週 オリエンテーション(履修状況の確認)
第2週 くらしの中における人間工学
第3週 基本的な人体計測
第4週 電気や映像による計測
第5週 家電のデザイン
第6週 自動車のデザイン(インダストリアルデザイン)
第7週 子供の安全と人間工学(キッズデザイン)
第8週 高齢者と人間工学(ユニバーサルデザイン)
第9週 障害福祉と人間工学(ユニバーサルデザイン)
第10週 中間評価(デザイン案の作成)
第11週 ヒューマンエラー(些細な間違いから事故まで)
第12週 ヒューマンエラー(事故事例に学ぶ)
第13週 特殊環境における人間工学
第14週 未来の日常生活と人間工学の役割
第15週 期末レポートの発表
【事前・事後学修】
毎回の授業で事前に小テストを実施します。授業終了後に学習内容
の評価をする小レポートを提出します。事前と事後および、中間評
価、期末レポート作成等を合わせて30時間程度の学修時間が必要で
す。
【テキスト・教材】
特に指定しない。
教場でオリジナルの資料を提示します。
【成績評価の方法・基準】
授業時の小テスト45%(3点×15回分)、中間評価レポート25%、
期末課題レポート30%とする。
【参考書】
特になし
【注意事項】
特になし
― 114 ―
-107-
身体運動の科学a
我妻 玲
1年~ 前期
2単位
【授業のテーマ・目標】
ヒトの生体の構造と機能について運動と関連して学習する。
【授業の内容】
第1週 人体の構造と機能
第2週 運動生理学の基礎(エネルギー出力系)
第3週 運動生理学の基礎(筋・神経系)
第4週 運動生理学の基礎(発育・発達の概論)
第5週 運動生理学の基礎(老化の過程と機能変化)
第6週 生理学の基礎(呼吸循環系)
第7週 運動生理学の基礎(消化・代謝系)
第8週 動生理学の基礎(骨格系)
第9週 身体における機能的解剖
第10週 ヒトの動きとバイオメカニックス
第11週 スポーツとバイオメカニックス
第12週 競技力とバイオメカニックス
第13週 運動処方
第14週 トレーニング法(筋力)
第15週 まとめ
【事前・事後学修】
授業の予習復習を必ず行うこと(週1時間)。
【テキスト・教材】
財団法人 健康・体力づくり事業団 編『健康運動実践指導者養成
テキスト』
レイナー・マートン 著、大森俊夫/山田茂 監訳『スポーツ・コ
ーチ学』(西村書店)
【成績評価の方法・基準】
学期末にテストを行う。 50%
授業と関連のある本学で行われる学会や講習会に参加しレポートを
提出する。 10%
平常点(レポート等) 40%
【参考書】
山田 茂・福永 哲夫『骨格筋に対するトレーニング法』(ナップ
社)
山田 茂・後藤 勝正『運動分子生物学』(ナップ社)
山田 茂 他『運動生理学』(倍風館)
2単位
【授業のテーマ・目標】
運動における科学的知識(生理学・社会学・心理学)を理解し、
生涯にわたって健康で豊かな生活を送るための知識を身につけま
す。特に、女子学生に関心の高いテーマを取り上げ、学生たちが積
極的に運動に関わるきっかけとなる授業を目指します。
具体的には、身体の構造を理解し、健康を維持するための運動の
種類や内容・計画のたて方、安全で効果的なトレーニングの方法、
さらに、運動における心理学的効果や運動を採択・継続・および停
止を予防するための行動変容モデルおよび心理的指導方法を解説し
ます。また健康運動だけではなく、さまざまな競技における障害や
医学的知識を紹介し、運動を行う現場での実態を例にあげて授業を
進めていきます。
【授業の内容】
第1週 日本人の健康と体力
第2週 加齢と身体のしくみ
第3週 運動とエネルギー代謝
第4週 運動効果のメカニズム(トレーニングの原則、有酸素性ト
レーニングと無酸素性トレーニング)
第5週 健康づくりのための運動プログラム①
(目的・強度・時間)
第6週 健康づくりのための運動プログラム②
(レジスタンストレーニング)
第7週 運動における心理的要因(心理的効果の内容とその効果を
高める要因)
第8週 運動における行動変容(理論・モデルおよび技法、動機づ
けとカウンセリングの方法)
第9週 運動と栄養
第10週 健康管理
第11週 スポーツ障害・傷害と救急処置法
第12週 女性の体力トレーニングの理論
第13週 女性の体力トレーニングの実際
第14週 身近なスポーツ医学
第15週 まとめ
【事前・事後学修】
事前学修として健康や運動に関する話題に日頃から関心をよせてお
いてください。
事後学修として講義で取り上げられた内容について、図書やインタ
ネットで自分なりに理解を深めるようにしてください。
【テキスト・教材】
講義用のテキストは別途指定します。また授業中に資料を配布し、
視聴覚教材を用います。
【成績評価の方法・基準】
学期末試験60% 平常点(授業の取り組み、感想ペーパー)30%
レポート10%
【参考書】
講義の中で適宜紹介します。
― 115 ―
-108-
共 通 教 育
山田 茂
1年~ 前期・後期
身体運動の科学b
スポーツ文化論
健康運動実習a
スポーツを「考える」ことでみえてくるもの
南 英樹
1年~ 前期・後期 2単位
健康運動に関わる実践指導について
佐藤 健
1年~ 前期 1単位
【授業のテーマ・目標】
スポーツは今や、テレビ、ラジオ、インターネットといったさまざ
まなメディアと絡み合い、巨大な市場を産みだす文化装置として、
私たちの暮らしのなかに溶け込んでいる。Jリーグ、ワールドカッ
プサッカー、日本プロ野球、MLB(メジャー・リーグ・ベースボー
ル)、NFL(ナショナル・フットボール・リーグ)、オリンピック
、大相撲、ブンデス・リーガ等々さまざまな大会が開催され、スポ
ーツニュースでは「感動!」と称して毎日のようにその結果と映像
が放映されている。だがしかし、私たちはスポーツについて、どれ
ほどその歴史や背景を知りえているといえるのだろうか。この講義
では、スポーツという文化現象を、政治、経済、歴史、社会的視点
から広範に考察し、スポーツを「考える」ことで、スポーツを漠然
と「良いもの」として受け入れるのではなく、そのあるべき姿はど
のようなものかを思索し、その文化的発展に寄与しうる批判能力を
養うことを目標として授業を行います。
【授業の内容】
第1週 スポーツと文化
文化という対象:科学と条件制御
第2週 体育とスポーツ
人間の諸相と身体運動の諸相
第3週 近代スポーツ発展の土壌(1)古代ギリシャの理想と身体
第4週 近代スポーツ発展の土壌(2)古代ローマとキリスト教的身体
第5週 近代スポーツ発展の土壌(3)ルネッサンスと身体の再発見
第6週 近代スポーツ発展の土壌(4)近代国家の形成とアマチュアリズム
第7週 近代スポーツの普及
イギリス・アメリカ・日本の発展過程と特性
第8週 近代スポーツの普及
オリンピックの展開:資本主義国家と社会主義国家
第9週 種目にみるスポーツ思想
理念・制度・実践の諸相
第10週 スポーツメディアの舞台裏(1)
アメリカの事例:映画「ザ・エージェント」に学ぶ
第11週 スポーツメディアの舞台裏(2)
日本の事例:中田英寿のプロモーションモデルに学ぶ
第12週 映像に学ぶ(1)
映画「コーチカーター」:スポーツ映像と時間的機能
第13週 映像に学ぶ(2)
映画「コーチカーター」:スポーツ映像と再生産機能
第14週 スポーツメディアリテラシー
美術から学ぶ:観る能力の獲得と文化的発展
第15週 まとめ
【事前・事後学修】
事前学修として、スポーツの社会的影響に関する新聞・雑誌記事を
集め、スポーツの、私物としての性格と公共物としての性格につい
て調べておくことを求めます。
事後学修として、スポーツの歴史・価値・形式・構造など、学んだ
内容をもとに、事前学修で調べた記事を批判的に分析することを求
めます。
【テキスト・教材】
プリントを配布する。
【成績評価の方法・基準】
試験50点、レポート30点、平常点(疑問ペーパー・議論への積
極的参加)20点
【参考書】
『スポーツ解体新書』玉木正之著 NHK出版
『よくわかるスポーツ文化論』井上俊・菊幸一編著
ミネルヴァ書房
『人間とスポーツの歴史』渡部憲一 高菅出版
『近代スポーツ文化とはなにか』西山哲郎 世界思想社
『スポーツ文化の変容』杉本厚夫 世界思想社
【授業のテーマ・目標】
本授業では、健康運動実践指導者養成の基本的な学習(講義)とス
キル実習を行う。運動指導の心理学的基礎(講義)レジスタンスエ
クササイズ(実習)を行う。さらに、身体活動を科学的に評価する
方法を体験し、主にラケットスポーツ(テニス・ソフトテニス・バ
ドミントン)による身体活動を実践することにより、身体活動は何
かを会得してもらうことを目的とする。具体的には、すべての受講
生が30Kgのベンチプレスに挑戦できる筋力アップや脚伸展運動を
行うことで、高齢者の体力などの日常的な問題について理解を促
す。
【授業の内容】
第1週 オリエンテーション(受講票と資料の配布)
第2週 授業前体力測定
第3週 健康づくりとレジスタンス運動とは
第4週 レジスタンス運動の分類について
第5週 アイソメトリックトレーニング
第6週 アイソトニックトレーニング
第7週 用具を使ったトレーニング
第8週 自重を使ったトレーニングの実際
第9週 マシンを使ったトレーニングの実際
第10週 ウエイトトレーニングの実際
第11週 ゴムを使ったトレーニングの実際
第12週 サーキットトレーニングの実際
第13週 レジスタンストレーニングまとめ
第14週 授業後体力測定
第15週 まとめ(期末レポート作成と提出)
【事前・事後学修】
事前学修として、十分な睡眠と食事をとり集中力が持続する状態に
務める生活を送ること。具体的には、自重を利用したウエイトトレ
ーニングやストレッチを行い、コンディションを整えておくこと。
事後学修として、トレーニング実習時時に配布した専門用語の教材
研究を行うこと。
【テキスト・教材】
講義用のテキストは別途指定する。
ラケット、シューズ、ウエア、汗拭きタオル、靴下、給水ボトル、
帽子等は各自が用意すること。
【成績評価の方法・基準】
授業時の小テスト60%(4点×15)、体力向上点10%、期末レポー
ト30%とする。
【参考書】
教場で別途指示をする。
【注意事項】
実技の授業であるから、不安行動やケガにつながる行為は厳重注意
する。素足で、シューズを履いたり、ケガにつながる行動は慎むよ
うにすること。特に就職活動の場合には、証明するものを提出する
こと。なお健康運動実践指導者は、食生活科学科の学生のみ取得可
能な資格である。
― 116 ―
-109-
健康運動実習a
生涯スポーツとしてのバレーボール(ソフトバレーボールを含
む)
島﨑 あかね
1年~ 前期・後期 1単位
ヨーガ
南 英樹
1年~ 前期
1単位
【授業のテーマ・目標】
ヨーガ初心者のためのクラスです。4千年にわたるヨーガに関する
基礎的な歴史・哲学と、生理学・解剖学的な知識を獲得します。心
の三原色をコントロールするための腹式呼吸を実践し、12の基礎
的なポーズを連動させながら、身体各部の緊張と弛緩を繰り返し、
意識的に身体感覚を見つめます。それによって、完全にリラックス
したポジティブな心の状態へと導き、学力向上のための集中力の強
化を目指します。
【授業の内容】
第1週 ガイダンス、オリエンテーション
第2週 体力測定
第3週 ビギナーズ・シークエンス1
目・首のエクササイズ、腹式呼吸、片足、両足挙げ、肩立ち、魚の
ポーズ
第4週 ビギナーズ・シークエンス2
シークエンス1 +鋤のポーズ、前屈、斜面のポーズ
第5週 ビギナーズ・シークエンス3
シークエンス2 +ヨガの完全呼吸法、太陽礼拝、コブラ、半バッ
タ、三角のポーズ
第6週 ビギナーズ・シークエンス4
シークエンス3 +片鼻交互呼吸法、弓のポーズ、背骨ねじりのポ
ーズ
第7週 ポーズの修正とバリエーション
効用の学習、意識を向けるポイントの確認
第8週 ビギナーズ・シークエンス5
シークエンス4 +孔雀のポーズ、カラスのポーズ
第9週 ビギナーズ・シークエンス6
シークエンス5 +ポーズの修正とバリエーション
第10週 ビギナーズ・シークエンス7
メディテーショナル・シークエンス①
第11週 ビギナーズ・シークエンス8
メディテーショナル・シークエンス②
第12週 アウトドア・シークエンス1
屋外に出よう
第13週 アウトドア・シークエンス2
自然を感じよう
第14週 体力測定
第15週 総括・まとめ
【事前・事後学修】
事前学修として、動画サイト(Youtubeなど)にアップされている
基礎的動作についての動画を視聴し、運動のイメージを膨らませて
おくこと。
事後学修として、その動作が生理学的、解剖学的にどのような意味
や効果があるのかを考えて整理することで、実践に生かしていくこ
とを求めます。
【テキスト・教材】
プリント配布
【成績評価の方法・基準】
授業への参加度を核として(40%)、学習意欲・仲間と協力する学
習態度(30%)、知識の理解度(20%)、技術・スキルの習熟度(10
%)を総合的に評価します。
【注意事項】
ヨーガマットを各自で準備し、持参していただく必要があります。
【授業のテーマ・目標】
健康的な生活を送るためには運動・スポーツの実施が欠かせない
ものであると思われます。しかし、現代の生活は省力化が進み日常
生活における身体活動量が減少しているのが実情です。
そこで本授業では、高等学校までの体育で1度は経験していると
思われるバレーボールを通して、生涯にわたる健康づくり運動の基
礎を習得するとともに、身体活動が心身の健康維持に果たす役割に
ついて理解することを目的とします。
【授業の内容】
第1週 ガイダンス
第2週 体力測定
第3週 基本練習①(アンダーパス・オーバーパス)
第4週 基本練習②(サーブのいろいろ)
第5週 基本練習③(スパイクの基礎)
第6週 基本ルールと審判法
第7週 ソフトバレーボールの実践①(基本技術)
第8週 ソフトバレーボールの実践②(応用・ゲーム)
第9週 ゲームの実践①(チーム作りとゲームの実践)
第10週 ゲームの実践②(リーグ戦実施のための計画)
第11週 生涯スポーツとしてのオリジナルルールの考案
第12週 リーグ戦の計画と実施①
第13週 リーグ戦の計画と実施②
第14週 体力測定
第15週 まとめ
【事前・事後学修】
【事前学修】これまで経験した技術やルールを思い出しておくとと
もに、日常生活における身体活動を行いましょう。(学修時間 週
1時間)
【事後学修】運動実践による心身の変化について体験的に理解し、
技術やルールの復習を行いましょう。(学修時間 週1時間)
【テキスト・教材】
必要に応じてプリントを配布します。
【成績評価の方法・基準】
平常点(授業への積極性など)60%、レポート20%、課題達成度20
%で総合的に評価します。
【参考書】
適宜紹介します。
【注意事項】
運動実施にふさわしい服装(運動着)・運動靴(体育館シューズ)
を必ず着用してください。
水分補給を行うためのペットボトルや水筒、タオルを持参してくだ
さい。
― 117 ―
-110-
共 通 教 育
健康運動実習a
健康運動実習a
健康運動実習b
様々なスポーツ体験と生涯スポーツ
渡辺 碧
1年~ 後期 1単位
リズム・エクササイズ
河田 美保
1年~ 後期 1単位
【授業のテーマ・目標】
スポーツは、人間にとって肉体的にも、精神的にも非常に大きな利
益をもたらし、人生をより豊かにし、充実したものにしてくれるも
のです。しかし、現代社会ではインターネットやスマートフォンな
どの普及によりIT化が進み、現代人の運動不足は深刻な社会問題と
なりつつあります。この授業では各種スポーツを実践・体験するこ
とにより、自身の健康維持・増進、また基礎体力づくりや自己健康
管理能力の向上を目指します。さらに、健康運動の意義やスポーツ
の必要性についても理解し、運動習慣の定着化と生涯スポーツへの
発展を目標とします。また各種スポーツの指導方法についても学習
します。
【授業の内容】
第1週 オリエンテーション・ガイダンス
第2週 体力測定、体組成測定、健康生活調査、目標づくり
第3週 からだほぐし・からだづくりの運動
第4週 ウォーキングの方法と展開
第5週 ウォーキングの実際
第6週 バスケットボールの基礎技術と試合
第7週 バスケットボールの技能アップと試合
第8週 ピラティスの基本とヨガの基本ポーズの習得
第9週 ピラティスの応用とヨガの応用ポーズの習得
第10週 バドミントンの基礎技術と試合
第11週 バドミントンの技能アップと試合
第12週 ミニテニスの基本技術と試合
第13週 ミニテニスの技能アップと試合
第14週 体力測定、体組成測定、身体評価
第15週 まとめ
【事前・事後学修】
授業で取り扱う各種目(競技)のルール・歴史などについて予習を
しておくこと。メディア各種で取り上げられているスポーツに常に
関心を寄せておくこと。授業前は体調管理をしっかりと行い、万全
な状態で臨んでください。
怪我などに留意し、授業で学んだことはどんな事でも積極的に、実
生活の中に取り入れ、自己の体調管理の維持・増進・改善、体力向
上に常に気を配るようにしてください。
【テキスト・教材】
適宜プリントを配布します。
【成績評価の方法・基準】
平常点(授業態度・意欲・継続性)70%に加えて、学習効果・積極
性、課題到達度、レポートなど30%を総合的に判断し、評価します
。
【参考書】
適宜教場で紹介します。
【注意事項】
授業内容は順序や種目が異なる場合があります。また、種目によっ
ては、学外へ出ることがあります。
動きやすい服装(運動着)・運動靴(外履きと体育館履き)を必ず
用意し、着用してください。服装および運動靴の貸し出しは一切し
ませんので、忘れ物がないように注意してください。
水分補給を行うためのペットボトルや水筒、タオルをなるべく持参
してください。
「導具」を使った体操
【授業のテーマ・目標】
人生をよりよく過ごすためには、こころとからだの健康が大切で
ある。この授業では、いろいろな健康運動を通して、自己の身体、
健康、体力に関心を持ち、日常生活における積極的な身体活動の必
要性を理解するとともに、仲間と安全に楽しく活動するための方法
を身につけ、生涯にわたり自分で健康管理ができるようにすること
を目標とする。
【授業の内容】
体力測定等の結果から自己の身体、健康、体力の現状を把握し、
各自目標を設定してから実習に入る。生きる上で大切な基本の動き
から、音楽に合わせて行ういろいろなエクササイズや「導具」を使
用した体操など、個人で行う運動をペアやグループで実習し、あら
ゆるスポーツや運動の基礎となる動きを習得する。
第1週 ガイダンス
第2週 姿勢評価システムによる姿勢測定
第3週 体力測定、形態計測
第4週 基本の動き
第5週 ストレッチ、コア・トレーニング
第6週 コンディショニング・エクササイズ
第7週 エアロビクス、レクリエーション・ダンス
第8週 「導具」を使った体操Ⅰ(投げる)
第9週 「導具」を使った体操Ⅱ(受ける)
第10週 「導具」を使った体操Ⅲ(振る)
第11週 「導具」を使った体操Ⅳ(回す)
第12週 「導具」を使った体操Ⅴ(実技小テスト)
第13週 姿勢評価システムによる姿勢測定
第14週 体力測定、形態計測
第15週 総括
【事前・事後学修】
①自己の身体、健康、体力に関心を持ち、日常生活の中で積極的に
身体活動を行う(一日一万歩を目標)。
②授業で行う体操、ストレッチ等を参考に「マイ・エクササイズ」
を作成し、週3回程度行う。
①②合わせて3時間程度/週
【テキスト・教材】
資料を配布する。
【成績評価の方法・基準】
授業態度50%、共通レポート15%、課題達成度30%、課外活動(運
動系公式行事出場証明必要)5%で評価する。
【参考書】
春山文子・河田美保『暮らしの中のからだづくり』(ルネッサンス
・アイ)、春山文子『日常生活で「導具」を使った健康体操』(文
芸社)、春山文子『日常生活で自分のからだを知る・つくる体操』
(文芸社)
【注意事項】
①ガイダンスをよく聴いて受講する。
②伸縮性に富んだ運動着を着用する。
③受講者が互いに有意義な時間を持てるように遅刻をしない。
④睡眠、食生活等に気を配るなど体調管理に努め、毎回出席できる
ようにする。
― 118 ―
-111-
健康運動実習b
ソフトボール・ゴルフ・卓球
島﨑 あかね
1年~ 前期・後期 1単位
健康づくり運動とニュースポーツ
我妻 玲
1年~ 前期 1単位
【授業のテーマ・目標】
本授業では、健康的な生活を送るために必要な「健康」に関する知
識の習得とともに、身近な運動・スポーツを実施することによって
各自の健康・体力の維持増進を図るための方法を学習します。主に
屋外種目としてソフトボールやゴルフ、屋内種目の卓球といった種
目を通して、コミュニケーション能力の向上、各種スポーツの基本
的なルール・マナーなどを習得し、身体を動かすことの重要性や生
涯にわたって心身ともに健康的な生活を構築するための知識を身に
つけることを目標とします。
【授業の内容】
第1週 ガイダンス
第2週 健康づくり運動の理論と身体ならし
第3週 体力測定
第4週 ソフトボール① スローとキャッチ
第5週 ソフトボール② バッティング
第6週 ソフトボール③ 試合の実践
第7週 ゴルフ① クラブの握り方と打ち方
第8週 ゴルフ② ターゲットバードゴルフ
第9週 ゴルフ③ グランドゴルフ
第10週 卓球① 基本ストローク
第11週 卓球② ルールと審判法
第12週 卓球③ ゲームの実践(シングルス戦)
第13週 卓球④ ゲームの実践(ダブルス戦)
第14週 体力測定
第15週 まとめ
【事前・事後学修】
【事前学修】日常生活において運動実施に必要な身体づくりを行い
ましょう。(学修時間 週1時間)
【事後学修】授業で学んだ知識を日常生活に取り入れられるよう、
積極的な運動実践を心掛け健康的な生活習慣の獲得を目指しましょ
う。(学修時間 週1時間)
【テキスト・教材】
必要に応じてプリントを配布します。
【成績評価の方法・基準】
平常点(授業への積極性など)60%、レポート20%、実技理解度20
%で総合的に評価します。
【参考書】
適宜紹介します。
【注意事項】
天候によって種目を変更する場合があります。
運動実施にふさわしい服装(運動着)・運動靴(屋内外用)を必ず
着用してください。
水分補給を行うためのペットボトルや水筒、タオルを持参してくだ
さい。
【授業のテーマ・目標】
本授業では、健康に関する諸問題、有酸素性運動の意義と実践方法
および、体力づくりのためのトレーニングの原理と実践方法につい
て学習する。さらに、今まであまり経験したことのない種目を実践
し、ゲームやスポーツを通したコミュニケーション能力の向上、ル
ール・エチケット・マナー等を習得し、生涯スポーツを楽しむ知識
を身につけることを目標とする。
【授業の内容】
第1週 ガイダンス
第2週 健康づくり運動の理論と実際
第3週 体力測定
第4週 ウォーキングによるトレーニング方法(基本的フォーム)
第5週 ウォーキングによる運動効果と評価(心拍数の測定方法)
第6週 ジョギングによるトレーニング方法(基本的フォーム)
第7週 ジョギングによる運動効果と評価(心拍数の測定方法)
第8週 ソフトボールの基礎(キャッチボール・バッティング)
第9週 ソフトボールの応用(チーム練習)・ゲーム
第10週 アルティメットの基礎(フリスビーの投げ方)
第11週 アルティメットの応用(チーム練習)・ゲーム
第12週 サッカーの基礎(パス・ドリブル)・ミニゲーム
第13週 グラウンドパターゴルフ(パターの握り方と打ち方)
第14週 体力測定
第15週 まとめ
【事前・事後学修】
ニュースや新聞等で取り上げられている健康やスポーツに関する話
題に関心を寄せておいてください。また、常日頃から十分な睡眠と
食事をとり、体調を整えてから授業に参加してください。また授業
で行った運動を日常生活に取り入れるようにしてください。
【テキスト・教材】
プリントを使用する
【成績評価の方法・基準】
平常点60%(授業への積極参加)・レポート20%・課題達成度20%
【参考書】
『健康運動実践指導者養成用テキスト』健康・体力づくり事業財団
『ニュースポーツ100』評言社
【注意事項】
天候によっては種目の変更があります。
毎回必ず運動着・運動靴・タオルを持参してください。
なるべく水分補給を行うためのペットボトルや水筒を持参してくだ
さい。
― 119 ―
-112-
共 通 教 育
健康運動実習b
基礎スポーツ実習a
基礎スポーツ実習a
競技スポーツとしてのバドミントン
佐藤 健
1年~ 前期 1単位
生涯スポーツとしてのバドミントン
島﨑 あかね
1年~ 前期・後期 1単位
【授業のテーマ・目標】
渋谷キャンパスで行う予定。出来る限り、競技能力の向上を目指し
ます。近代バドミントンのシャトルの動きは、スピーディで変化に
富み、その豪快さ、心地よさは、スマッシュに代表される。その一
方で、スカートをはいた形状から終速時の減速は大変顕著で、ラ
リーを続けることがとても容易であり、老若男女、誰でもが簡単に
プレーを楽しむことが出来る特徴を有している。そんなことから、
本授業は、学校・企業・社会体育の指導現場等で、羽根つき遊びか
ら、バドミントン競技に至る技術習得の追体験を実践しながら、技
能向上を目指すとともに、対象に応じた指導方法について実習を行
う。また、将来教育実習生として教育実習期間中に課外活動の支援
を行う際に、バドミントンの練習方法に関して一応の理解をするこ
とを目標にしておく。
【授業の内容】
第1週 オリエンテーション(教材、出席管理カードの配布)
第2週 授業前の体力測定
第3週 技能実習I(シャトル、ラケットに慣れる。グリップの握
り方等)
第4週 技能実習II(基本ストローク、サーブ、ネットプレイ、ド
ロップ、スマッシュ、ドライブ、クリーヤー)
第5週 技能実習II(基本ストローク、サーブ、ネットプレイ、ド
ロップ、スマッシュ、ドライブ、クリーヤー)
第6週 技能実習III(基本ストローク、フライトのコンビネーシ
ョンプレイ、簡易ラリー)
第7週 技能実習III(基本ストローク、フライトのコンビネーシ
ョンプレイ、中級ラリー)
第8週 技能実習IV(基本ストローク・フライト応用練習)
第9週 中間テスト(実技サーブ等)
第10週 審判法とゲームI(審判の方法とシングルスゲーム)
第11週 審判法とゲームII(ダブルスゲーム)
第12週 技能実習V(各フライトコンビネーション応用練習)
第13週 大会実習(グループ別にトーナメント・リーグ戦ダブルス
)
第14週 授業後の体力測定
第15週 まとめ(期末レポートの作成と提出)
【事前・事後学修】
事前学修として、十分な睡眠と食事をとり集中力が持続する状態で
臨めるるようにすること。事後学修として、自宅等でストレッチな
どをして身体の状態について前向きに取り組むこと。
【テキスト・教材】
ラケット、シューズ、靴下、ウエア、汗拭きタオル、給水ボトル、
帽子等は各自が用意すること。
【成績評価の方法・基準】
授業時のスキルテスト60%(4点×15)、体力向上点10%、期末レ
ポート30%とする。
【参考書】
著者:関・藤田・蘭『バドミントン教室』(大修館)
【注意事項】
授業の最初と最後に体力測定を行い、体力が維持しているか確認を
行う。授業中に不安全行動(ケガが事故の原因)は慎むこと。準備
体操、教員の指示等を守ること。なお、就職活動の場合には、証明
するものを提出すること。
【授業のテーマ・目標】
健康的な生活を送るためには運動・スポーツの実施が欠かせない
ものであると思われます。しかし、現代の生活は省力化が進み日常
生活における身体活動量が減少しているのが実情です。
そこで本授業では、高等学校までの体育で1度は経験していると
思われるバドミントンを通して、生涯にわたる健康づくり運動の基
礎を習得するとともに、身体活動が心身の健康維持に果たす役割に
ついて理解することを目的とします。
【授業の内容】
第1週 ガイダンス
第2週 体力測定
第3週 基本練習①(用具になれる)
第4週 基本練習②(基本ストローク、サーブ)
第5週 基本練習③(基本ストローク、ドロップ、スマッシュ)
第6週 基本練習④(基本ストロークの組み合わせ)
第7週 シングルスのルールと審判法
第8週 シングルス戦①
第9週 シングルス戦②
第10週 ダブルス戦のルールと審判法
第11週 ダブルス戦①
第12週 ダブルス戦②
第13週 ダブルス戦③
第14週 体力測定
第15週 まとめ
【事前・事後学修】
【事前学修】これまで経験した技術やルールを思い出しておくとと
もに、日常生活における身体活動を行いましょう。(学修時間 週
1時間)
【事後学修】運動実践による心身の変化について体験的に理解し、
技術やルールの復習を行いましょう。(学修時間 週1時間)
【テキスト・教材】
必要に応じてプリントを配布します。
【成績評価の方法・基準】
平常点(授業への積極性など)60%、レポート20%、課題達成度20
%で総合的に評価します。
【参考書】
適宜紹介します。
【注意事項】
運動実施にふさわしい服装(運動着)・運動靴(体育館シューズ)
を必ず着用してください。
水分補給を行うためのペットボトルや水筒、タオルを持参してくだ
さい。
― 120 ―
-113-
基礎スポーツ実習a
フェンシング
高橋 英一
1年~ 前期・後期
村本 和世
1年~ 前期・後期
1単位
【授業のテーマ・目標】
フェンシング(Fencing)の語源は、英語の守る「Fence垣根・棚
・防御」から派生しており、仏語ではエスクリム(Escrime)と言
います。
フェンシングは、昔から伝わる武枝が現在のようにスポーツ化し
たもので、その身体活動を通じて健全な心身の育成、人格の陶治を
はかるもので日本の武士道と同様、中世の騎士道に基づいた礼を重
んずるスポーツです。練習・試合の前後には必ず正しい動作で挨拶
します。フェンシングの良さは、華麗なプレイ、頭脳的なかけひき
、スピーディな試合運びと科学的なテクニックにあり、ヨーロッパ
では、女性にも教養と美容のためのスポーツとして好まれており、
また子供のマナー習得のためにも取り入れられています。
フェンシング競技には、フルーレ・エペ・サーブルの3種目があ
ります。フルーレとエペは突くことだけが許され、サーブルは突く
ことも切ることも許されます。フルーレとサーブルは、攻撃された
らこれを払いのけてからでないと反撃できないというルールがあり
ますが、エペにはそのようなルールはなく、ともかく相手の全身の
どこでも早く突いた方が勝ちです。本授業では、ルールが簡単で誰
にもわかりやすいエペ種目を実施いたします。
トレーニングとして、色々な体の動きづくりを取り入れ(パフォ
ーマンス作り)、日常生活に役立つ健康づくりに取り組んでみまし
しょう。
【授業の内容】
第1週 ガイダンス:フェンシングの歴史・フェンシング用語・授
業の進め方、基本動作
第2週 体力測定
第3週 アタック・サンプル(単純攻撃)
第4週 アタック・コンポゼ(複合攻撃)、デガジェマン(はず
せ)
第5週 デガジェマン(はずせ)
第6週 リポスト(返突)
第7週 コントル・デロベ(相手のアタック・オフェルを避けて突
く技)、試合指導
第8週 プリーズ・ド・フェル(剣を捉えて行う技)
第9週 プリーズ・ド・フェル(剣を捉えて行う技)、トラヴァイ
ユ・パール・ドウ(二人で行う練習)
第10週 リポスト(返突)、コントル・デロベ(相手のアタック・
オ・フェルを避けて突く技)
第11週 デガジェマン(はずせ)
第12週 リポスト(返突)、コントル・デロベ(相手のアタック・
オ・フェルを避けて突く技)
第13週 復習
第14週 体力測定
第15週 復習
【事前・事後学修】
フットワーク等多種な動きが出来る様に、身体作りをしておく事。
フェンシング用語を理解し、審判のジェスチャ-をマスターする事
。
【テキスト・教材】
プリント配布
【成績評価の方法・基準】
授業態度50%、共通レポート15%、課題達成度30%、課外活動5%
【参考書】
特になし
【注意事項】
運動靴・Tシャツ・厚手のハイソックス(膝まで覆う長さ)を準備
すること。
1単位
【授業のテーマ・目標】
バレーボールの特性を知り理解を深め、チーム力とチームワークを
高めてゲーム(試合)を楽しむ。
【授業の内容】
バレーボールの基本技能とルールを学習し合わせてその学習におい
て、安全性との育成を図る。
さらに、生涯スポーツとして手軽に誰でも楽しめるバレーボールを
仲間と工夫しコミュニケーション能力を高め、体力強化にも力を入
れたい。
授業計画
1 オリエンテーション
2 バレーボールの特性及び授業展開について グループ分け
3 ボールの操作方法の理解オーバーハンドの基本
4 オーバーハンドの応用
5 オーバーハンドの簡易ゲーム
6 アンダーハンドの基本
7 アンダーハンドの応用
8 簡易ゲーム 2対2・3対3
9 連係技術の理解 ルール、審判法を含む
10 連係技術を用いて4対4の簡易ゲーム
11 オーバーハンド・アンダハンドを用いての連携プレーの応用
5対5・6対6
12 リーグ戦①
13 リーグ戦②
14 リーグ戦③
15 まとめ
【事前・事後学修】
事前学修
チーム編成の後、コミュニケーションと作戦を立てる 週1時間
事後学修
授業内容の振り返り、専門用語やルールを理解しておく 週1時間
【テキスト・教材】
授業開始時に指示をする。
【成績評価の方法・基準】
平常点(積極的な授業参加・提出課題)100%
【注意事項】
安全重視のため、スポーツウエアーと体育館シューズは必須。
貴金属は、外して参加のこと。
― 121 ―
-114-
共 通 教 育
基礎スポーツ実習a
基礎スポーツ実習a
基礎スポーツ実習b
山形 高司
1年~ 前期・後期
ニュースポーツ
島﨑 あかね
1年~ 前期・後期
1単位
【授業のテーマ・目標】
本授業では、2つのテーマを基に展開します。
1つ目は、目的に合わせた運動方法の実践です。運動は心身ともに
多くの効果をもたらしてくれます。ただし目的によって運動の方法
は異なります。この授業では、様々な目的に合わせた運動方法を体
験します。目標は各人が目的に合わせた運動方法を理解し、自身の
生活の中でできる運動を選択し実践できるようになることです。
2つ目は、チームスポーツの体験です。フライングディスクを用い
て主にアルティメット種目を実施します。理論的に運動動作やチー
ムプレーを考えることによって技術の向上を図ります。また、チー
ムスポーツを通してスポーツが苦手な人、得意な人、各々がチーム
の中で役割をもち、互いを尊重しあうことを目指します。この経験
から新たなスポーツの楽しさを発見できることを目標とします。
【授業の内容】
第1週 ガイダンス
第2週 体力測定
第3週 コミュニケーションゲーム
第4週 目的に合わせた運動方法①
‐心身のリラックス(ストレッチング、ヨガ)
第5週 目的に合わせた運動方法②
‐ボディーシェイプ(簡単な筋力トレーニング)
第6週 目的に合わせた運動方法③
‐持久力の向上(ウォーキング・ジョギング)
第7週 目的に合わせた運動方法④
‐調整力の向上(コーディネーショントレーニング)
第8週 フライングディスク①
‐基本動作の理解(1)スローイング練習
第9週 フライングディスク②
‐基本動作の理解(2)スローイングゲーム
第10週 フライングディスク③
‐アルティメット(1)ルールの理解、チーム編成
第11週 フライングディスク④
‐アルティメット(2)チーム練習、ミニゲーム
第12週 フライングディスク⑤
‐アルティメット(3)チーム練習、ゲーム
第13週 フライングディスク⑥
‐アルティメット(4)チーム練習、ゲーム
第14週 体力測定
第15週 まとめ
【事前・事後学修】
【事前学修】各回の授業テーマに対して疑問や課題をもって参加す
ること。フライングディスクの回は、スロー動作やアルティメット
のルールなど、動画サイトなどを活用して理解を深めること。
【事後学修】授業で紹介した運動方法の復習ならびに生活の中での
実践。
【テキスト・教材】
適宜授業内でプリント資料などを配布します。
【成績評価の方法・基準】
平常点(積極性・協調性)60%、レポート20%、課題達成度20%
【参考書】
James Studarus著『フライングディスクをやってみよう―アルティ
メットの基礎と応用』(NAP 2011年)
【注意事項】
毎回運動着・体育館シューズを持参し、着用して下さい。また、筆
記用具を持参して下さい。
安全の為、アクセサリー(指輪やピアスなど)は外して受講して下
さい。万全な体調で授業に出席し、万が一体調の優れない場合は教
員に相談して下さい。
運動が苦手な人やフライングディスク未経験者を歓迎します。
1単位
【授業のテーマ・目標】
本授業では、健康的な生活を送るために必要な「健康」に関する
知識の習得とともに、身近な運動・スポーツを実施することによっ
て各自の健康・体力の維持増進を図るための方法を学習します。主
としてユニホック・インディアカ・フライングディスクといったニ
ュースポーツを取り上げ、仲間とともに運動することの楽しさを通
してコミュニケーション能力の向上、各種スポーツの基本的なルー
ル・マナーなどを習得し、身体を動かすことの重要性や生涯にわた
って心身ともに健康的な生活を構築するための知識を身に着けるこ
とを目標とします。
【授業の内容】
第1週 ガイダンス
第2週 健康づくり運動の理論と身体ならし
第3週 体力測定
第4週 ユニホック① 基本技術の習得
第5週 ユニホック② ルールの確認とゲームへの展開
第6週 ユニホック③ ゲームの実践
第7週 インディアカ① 基本技術の習得
第8週 インディアカ② ルールの確認とゲームへの展開
第9週 インディアカ③ ゲームの実践
第10週 フライングディスク① 基本技術の習得
第11週 フライングディスク② 競技の紹介と実践
第12週 フライングディスク③ アルティメットのルール
第13週 フライングディスク④ アルティメットの実践
第14週 体力測定
第15週 まとめ
【事前・事後学修】
【事前学修】日常生活において運動実施に必要な身体づくりを行い
ましょう。(学修時間 週1時間)
【事後学修】授業で学んだ知識を日常生活に取り入れられるよう、
積極的な運動実践を心掛け健康的な生活習慣の獲得を目指しましょ
う。(学修時間 週1時間)
【テキスト・教材】
必要に応じてプリントを配布します。
【成績評価の方法・基準】
平常点(授業への積極性など)60%、レポート20%、実技理解度20
%で総合的に評価します。
【参考書】
適宜紹介します。
【注意事項】
天候によって種目を変更する場合があります。
運動実施にふさわしい服装(運動着)・運動靴(屋内外用)を必ず
着用してください。
水分補給を行うためのペットボトルや水筒、タオルを持参してくだ
さい。
― 122 ―
-115-
基礎スポーツ実習c
ソフトボール・テニス・卓球
高橋 英一
1年~ 前期・後期 1単位
エクササイズと運動障害・予防および救命救急
河田 美保・花輪 聰
1年~ 前期 1単位
【授業のテーマ・目標】
健康を考えたとき、食事・休養・運動が重要な要因となります。
年齢・性別に区別なく運動は生涯学習の一つとして取り上げられて
おりますが、本授業では、屋内・外双方の運動種目を取り上げ、友
人や家族とも手軽に出来る種目を経験し生涯学習の一つにしてもら
うことを目的とします。
屋内種目として卓球、屋外種目としてソフ卜ボール・テニスを取
り上げます。2~3人居ればキャッチボールやゲームができ、1人で
も壁打ち等が楽しめます。マスターできるように基礎技術を習得す
ることを目標とします。
【授業の内容】
第1週 ガイダンス:ソフトボールの歴史、野球との相違・授業の
進め方
第2週 体力測定
第3週 ソフトボール:ボールの握り スロウ(throw)とキャッ
チ(catch)、フライ(fly)やゴロ(grounder)のキャッ
チと投法バッテリー(battery)の基本練習:投手
(pitcher)捕手(catcher)別
第4週 攻撃の基本練習:打撃(batting)と走塁(running)
打擎(batting):グリップ(grip)・スタンス
(stance)・スイング(swing)
打擎(batting):スタンドティ(standtee)・トス
(toss)・バント(bunt)・単打(single)長打
(long)
第5週 守備(fielding):ノック(knock)
キャッチボール(catch-ball)「triangle・square」
第6週 復習・試合
第7週 復習・試合
第8週 テニス:フォアハンドストローク(Forehand Stroke)
1スピン(Spin)2フラット(Flat)
両手打ちバックハンドストローク(Doubly Backhand
Stroke)1スピン(Spin)2フラット(Flat)
第9週 ボレー(Volley)ミドル・ロー・ハイ・ドロップ・ボレー
(Middte・Low・High・DropVolley)
第10週 サーブ(Serve)復習・試合
第11週 サーブ(Serve)復習・試合
第12週 卓球:ルール説明
第13週 卓球
第14週 体力測定
第15週 復習
【事前・事後学修】
バットやラケットの操作が、スムーズに出来る様に身体作りと体力
アップをしておく事。
キャッチングやボールスローが確実になる様に復習する事。
【テキスト・教材】
プリント配布
【成績評価の方法・基準】
授業態度50%、共通レポート15%、課題達成度30%、課外活動5%
【参考書】
特になし
【注意事項】
運動着・運動靴・Tシャツ等を準備すること。
卓球は雨天時等グラウンド・コートのコンディションが悪い時を中
心に行います。
【授業のテーマ・目標】
本授業では、科学的理論にもとづいたトレーニングの具体的な運
動処方と、運動障害・予防および救急救命について学習する。前半
の授業では、呼吸循環系を改善し、ストレッチやエクササイズを通
じて、代謝を上げる運動を行う。後半の授業では、内科的な障害と
整形外科的な障害に分けて講義・実技を行う。
【授業の内容】
第1週 ガイダンス
第2週 ストレッチ、セルフケア・マッサージ
第3週 コンディショニング・エクササイズ
第4週 リズム体操Ⅰ(基本)
第5週 リズム体操Ⅱ(発展)
第6週 レクリエーション・ダンスⅠ(いろいろなステップ)
第7週 レクリエーション・ダンスⅡ(コンビネーション)
第8週 運動中止の判定方法(運動開始前および運動中の自覚症状
と他覚徴候)
第9週 内科的な急性障害と慢性障害(概要とその予防方法)
第10週 救急蘇生法(心肺蘇生・AED)
第11週 応急手当(気道異物除去方法・止血等)
第12週 慢性的な整形外科的障害の自覚症状と他覚徴候
第13週 慢性的な整形外科的障害の予防方法
第14週 外科的応急処置
第15週 テーピングの技術
【事前・事後学修】
【事前学修】参考書等、文献を通して授業内容について予習する
(週1.5時間)
【事後学修】授業内容を復習し、用語等を理解する(週1.5時間)
【テキスト・教材】
プリント配布
【成績評価の方法・基準】
平常点60%(参加態度)・レポート20%・課題達成度20%
【参考書】
『健康運動実践指導者養成用テキスト』健康・体力づくり事業財団
【注意事項】
この授業は、講義と実技があります。そのため、講義の時には必
ず毎回プリントを持参し、実技の時には運動の出来る服装を準備す
るようにしてください。
課題に対するレポートの提出があります。
― 123 ―
-116-
共 通 教 育
基礎スポーツ実習b
基礎スポーツ実習c
基礎スポーツ実習d
ダンス・エクササイズ
河田 美保
1年~ 前期・後期 1単位
なぎなた
笠原 武子
1年~ 前期・後期
【授業のテーマ・目標】
いろいろなダンス・エクササイズの実践を通して、美しい姿勢や
動きについて考えながら基本的なからだの動かし方を習得するとと
もに、非言語コミュニケーション能力を高める。
【授業の内容】
毎回の授業前半に、ストレッチ、アイソレーション、コアトレー
ニングなどの基本エクササイズによって十分にウォーミングアップ
を行うので、自分のからだと対話しながら、その日の体調や微妙な
からだの変化を感じとって欲しい。学期の後半には、前半に行った
動きやステップを組み合わせたダンス作品(コンビネーション)を
実習、撮影し、客観的に鑑賞批評する。
1単位
【授業のテーマ・目標】
実践女子大学に於けるなぎなたの歴史と全日本なぎなた連盟の歴
史的背景を考察し、なぎなたの特性を理解し、正確な基本技を修得
する。
【授業の内容】
第1週 ガイダンス・オリエンテーション
(授業内容の解説と進め方・出席カード作成)
第2週 体力測定
第3週 なぎなたの歴史について・実践女子大学におけるなぎなた
の歴史について
礼儀作法-自然体・正座・座礼・立ち方・立礼
構え方-中段の構え
第4週 構え方-中段の構え・八相の構え・脇構え
体さばき-送り足・開き足・継ぎ足・歩み足・踏みかえ
足
第5週 打ち方
①振り上げ打ち-正面・スネ・コテ
第6週 受け方-正面受け・左右面受け・左右スネ受け・胴受け
②八相からの打ち-左右面・左右スネ
打ち返し
第7週 1本目・2本目
第8週 連続技-二段技(面→スネ、振り上げスネ→側面、側面
→スネ、スネ→側面)
第9週 ①振り返し技-面、スネ
②払い技-面払い、胴払い
第10週 3本目
抜き技-面抜き、スネ抜き
第11週 4本目、5本目
第12週 1本目~5本目の練習
第13週 総合練習
第14週 総合練習
第15週 実技試験(打ち返し、1本目~5本目の形)
筆記試験(なぎなたに関する名称、構え、振り方等、感
想)
【事前・事後学修】
・毎回の授業でやったことを「なぎなたハンドブック」を見て確認
しておくこと。
・「なぎなたハンドブック」を読んでおくこと。
【テキスト・教材】
授業時に指示する。
<授業方法>
ハンドブックによる内容説明。1対多数による体さばき、技の実
習。基本技の反復練習。
二人一組(相対)となり、基本打突、受け方、「しかけ応じ」の
形の反復練習により技の修得をする。
【成績評価の方法・基準】
授業態度50%、共通レポート15%、課題達成度30% (なぎなたの
特性を理解したか、正確な打突を習得したかを実技試験と筆記試験
を合わせて評価する)、課題活動5%
【注意事項】
審査を希望する学生は、審査基準にのっとり、級位を取得すること
ができる。
第1週
第2週
第3週
第4週
ガイダンス
姿勢評価システムによる姿勢測定
体力測定、形態計測
基本エクササイズ、立ち方(からだの軸、臍下丹田)、
ウォーク(モデル、ナンバ、ジャズなど)
第5週 いろいろなダンスのステップと動きⅠ
(ジャズ、モダン、コンテンポラリーなど)
第6週 いろいろなダンスのステップと動きⅡ
(ガールズ・ヒップ・ホップ、ロックなど)
第7週 コンビネーションⅠ(振り移し、ステップの練習)
第8週 コンビネーションⅡ(部分の動き、ターンの練習)
第9週 コンビネーションⅢ(動きと動きのつなぎについて)
第10週 コンビネーションⅣ(表現方法について)
第11週 コンビネーションⅤ(総合練習)
第12週 コンビネーション発表会(VTR撮影)
第13週 体力測定、形態計測
第14週 姿勢評価システムによる姿勢測定
第15週 総括(VTR鑑賞、批評、レポート課題)
【事前・事後学修】
①自分のからだと向き合う時間を毎日つくる
②授業で行った動きを次回授業時までしっかり復習する
③バレエ、ミュージカルなどのいろいろな舞踊作品を可能な限り
ライブで鑑賞する(鑑賞時のプログラム、チケット半券提示
および感想文提出で「課外活動」として認める)
①②合わせて3時間程度/週
【テキスト・教材】
資料を配布する
【成績評価の方法・基準】
授業態度50%、共通レポート15%、課題達成度30%、課外活動(運
動系公式行事出場証明必要)5%で評価する
【参考書】
内田樹+三砂ちづる『身体知―カラダをちゃんと使うと幸せが
やってくる』(講談社+α文庫)
【注意事項】
①ガイダンスをよく聴いて受講する
②伸縮性に富んだ運動着を着用する
③受講者が互いに有意義な時間を持てるように遅刻をしない
④睡眠、食生活等に気を配るなど体調管理に努め、毎回出席できる
ようにする
⑤積極的に授業に参加する
― 124 ―
-117-
健康体力科学演習
河田 美保
1年~ 前期
1単位
【授業のテーマ・目標】
平成14年に「健康日本21」が提唱されて以来、健康的な生活を獲
得するという目的をもって、日常生活に運動・スポーツを取り入れ
る人も多くなっています。運動やスポーツを実施することにより、
その内容や成果を数値化し科学的に捉え、分析していくことは継続
的な実施の背景となり、それが健康の維持・増進につながっていく
と思われます。
この授業では、各種の運動・スポーツを実践し、運動強度や運動
量(エネルギー代謝)についての理解を深めるとともに、自分が運
動することだけにとどまらず、家族を始め身近なスポーツ愛好者の
ための運動プログラム作成の支援を可能とする運動処方の理論と実
践について学習します。
各種身体機能の測定、日常生活習慣の記録や心拍数の測定、さら
には食生活記録などのデータを集積し、体力や日常活動状況につい
て分析します。その上で各自の目的に合わせた身体づくり(運動不
足対策、健康的ダイエット、体力増強など)、運動生活習慣つくり
を目指します。
【授業の内容】
第1週 ガイダンス
第2週 問診・健康生活調査、形態測定、身体機能測定
第3週 体力測定、身体機能測定(心肺機能、神経機能)
第4週 測定結果の評価と考察
第5週 歩行・ジョギング・ランニングの楽しみ方
第6週 ノルディックウォーキングの運動強度と運動量
第7週 卓球の楽しみ方 ~運動強度と運動量~
第8週 卓球試合の運動強度と運動量
第9週 バドミントンの楽しみ方 ~運動強度と運動量~
第10週 バドミントン試合の運動強度と運動量
第11週 ユニホックの楽しみ方 ~運動強度と運動量~
第12週 ユニホック試合の運動強度と運動量
第13週 運動の効果と評価・考察
体力測定、形態計測、問診・健康生活調査、
身体機能測定(心肺機能・神経機能)
第14週 運動プログラムの作成の基礎
運動内容と運動強度、エネルギー代謝の理論
第15週 まとめ 授業の効果と目標達成の確認
【事前・事後学修】
実技と理論の演習授業のため、各自の測定データの分析とまとめが
必要となります。
【事前学修】日常における生活習慣の振り返っておくとともに、測
定に対する積極的な姿勢を持ちましょう。(学修時間 週1時間)
【事後学修】スポーツを科学的な視点をもって捉えて、測定結果の
分析を行い翌週の授業に生かしましょう。(学修時間 週1時間)
【テキスト・教材】
必要に応じてプリントを配布します。
【成績評価の方法・基準】
平常点(授業参加態度、理解度、積極性)50%、レポート・達成度
50%で総合的に評価します。
【参考書】
適宜紹介します。
【注意事項】
授業内容の順序や種目が変更になる場合もあります。また種目によ
っては学外に出ることがあります。
毎授業、測定によるデータの収集を行いますので、欠席しないよう
に注意しましょう。
演習授業は運動着・運動靴(屋内外用)を必ず着用してください。
1単位
【授業のテーマ・目標】
自らの健康をコントロールし改善する方法を身につけることは生
活の質(QOL)の向上のために大変重要である。この授業では、健
康運動の実施方法について理論と実践の問題点や留意点を相互に検
討しながら実習し、生涯にわたり自分で健康管理ができるようにす
ることを目標とする。
【授業の内容】
女子大学生の高い関心事はダイエットのようである。しかし、過
度な食事制限によりこころとからだに悪影響を及ぼしている姿をよ
く見かける。まず自分のからだをいろいろな角度から知り、「美」
についても考えながら、本当にダイエットが必要なのか確認する。
運動でエネルギー消費する方法としてエアロビックダンスをとり
あげ、健康、体力づくりを目的とした運動の理論と実践を相互に検
討しながら、グループによる実践指導実習を繰り返し行う。
第1週 ガイダンス
第2週 姿勢評価システムによる姿勢測定
第3週 体力測定、形態計測
第4週 基本姿勢(立ち方、座り方)、姿勢づくり体操
第5週 BMIと標準体重、コンディショニング・エクササイズ
第6週 エアロビックダンスの特性と効果
実習:基本ステップの習得、アライメントの確認
第7週 エアロビックダンスの運動強度
実習:運動強度の調節方法
第8週 エアロビックダンスの運動プログラム
実習:動きの質と音楽について
第9週 エアロビックダンスの指導方法Ⅰ
実習:実践指導(説明、リード、キューイングなど)
第10週 エアロビックダンスの指導方法Ⅱ
実習:実践指導(観察、修正、動機づけなど)
第11週 エアロビックダンスの指導上の留意点
実習:実践指導(安全への配慮、雰囲気づくりなど)
第12週 運動と休養と成長ホルモン、筋力アップ体操
第13週 体力測定、形態計測
第14週 姿勢評価システムによる姿勢測定
第15週 実技小テスト、総括
【事前・事後学修】
①自分のからだと向き合う時間をつくる
②「美」について考察する
③授業で行った動きを復習する
①~③合わせて3時間程度/週
【テキスト・教材】
資料を配布する
【成績評価の方法・基準】
授業態度50%、共通レポート15%、課題達成度30%、課外活動(運
動系公式行事出場証明必要)5%で評価する
【参考書】
健康運動実践指導者養成テキスト(公益財団法人 健康・体力づく
り事業財団)
【注意事項】
①ガイダンスをよく聴いて受講する
②伸縮性に富んだ運動着を着用する
③受講者が互いに有意義な時間を持てるよう遅刻をしない
④十分な睡眠をとり、食生活等に気を配るなど体調管理に努め、授
業に参加する
― 125 ―
-118-
共 通 教 育
島﨑 あかね
1年~ 前期・後期
ヘルスプロモーション実践実習a
ヘルスプロモーション実践実習b
スポーツ基礎科学実習a
河田 美保
1年~ 後期
健康運動に関わる実践指導について
佐藤 健
1年~ 後期 1単位
1単位
【授業のテーマ・目標】
自らの健康をコントロールし改善する方法を身につけることは生
活の質(QOL)の向上のために大変重要である。この授業では、健
康運動の実施方法について理論と実践の問題点や留意点を相互に検
討しながら実習し、生涯にわたり自分で健康管理ができるようにす
ることを目標とする。
【授業の内容】
日常生活、労働、スポーツ、レクリエーションなどの身体活動は、
人、物、場と関わりながら行われる。そこで、いろいろな「導具」
を使った体操や、仲間と楽しく行えるスポーツを実習し、その運動
特性や効果について考える。また、目的別に運動プログラムを作成
し、個人またはグループで実践実習する。
第1週 ガイダンス
第2週 姿勢評価システムによる姿勢測定
第3週 体力測定、形態計測
第4週 「導具」について、踏み竹の体操
第5週 さげ手玉の体操、ソフト・バレーボール
第6週 ボールの体操、ソフト・バレーボール
第7週 ロープの体操、インディアカ
第8週 ムーブメントふろしきの体操、インディアカ
第9週 スティックの体操、バドミントン
第10週 回転板の体操、バドミントン
第11週 目的別課題設定、課題別運動プログラム作成
第12週 課題別運動プログラム実習
第13週 体力測定、形態計測
第14週 姿勢評価システムによる姿勢測定、
課題別運動プログラム実習
第15週 運動プログラム発表、総括
【事前・事後学修】
①物と関わる「指、手、腕」にはどのような動きがあるのか考える
②明確な目標設定をするためにも、日頃から自分のからだと向き合
い、知ることをこころがける
③授業で行った動きを復習する
①~③合わせて3時間程度/週
【テキスト・教材】
資料を配布する
【成績評価の方法・基準】
授業態度50%、共通レポート15%、課題達成度30%、課外活動(運
動系公式行事出場証明必要)5%で評価する
【参考書】
春山文子・河田美保『暮らしの中のからだづくり』(ルネッサンス
・アイ)、春山文子『日常生活で「導具」を使った健康体操』(文
芸社)、春山文子『日常生活で自分のからだを知る・つくる体操』
(文芸社)
【注意事項】
①ガイダンスをよく聴いて受講する
②伸縮性に富んだ運動着を着用する
③受講者が互いに有意義な時間を持てるように遅刻をしない
④睡眠、食生活等に気を配るなど体調管理に努め、毎回出席できる
ようにする
【授業のテーマ・目標】
本授業では、健康運動実践指導者養成の基本的な学習(講義)とス
キル実習を行う。運動指導の心理学的基礎(講義)レジスタンスエ
クササイズ(実習)を行う。さらに、身体活動を科学的に評価する
方法を体験し、主にラケットスポーツ(テニス・ソフトテニス・バ
ドミントン)による身体活動を実践することにより、身体活動は何
かを会得してもらうことを目的とする。具体的には、すべての受講
生が30Kgのベンチプレスに挑戦できる筋力アップや脚伸展運動を
行うことで、高齢者の体力などの日常的な問題について理解を促
す。
【授業の内容】
第1週 オリエンテーション
第2週 体力測定
第3週 健康づくりとレジスタンス運動
第4週 レジスタンス運動の分類
第5週 アイソメトリックトレーニングの実際
第6週 アイソトニックトレーニングの実際
第7週 自重や用具を使ったトレーニングの実際
第8週 サーキットトレーニング
第9週 ラケットスポーツ体験
第10週 ラケットスポーツ体験
第11週 ラケットスポーツ体験
第12週 健康運動に関するレポート作成
第13週 レジスタンストレーニングまとめ
第14週 体力測定
第15週 まとめ(期末レポート作成と提出)
【事前・事後学修】
事前学修として、十分な睡眠と食事をとり集中力が持続する状態で
臨めるようにすること。事後学修として教場で配布した専門用語の
教材研究を行うこと。また、筋力トレーニング後は、自宅等でスト
レッチなどをして身体の状態について前向きに取り組むこと。
【テキスト・教材】
講義用のテキストは別途指定する。
ラケット、シューズ、ウエア、汗拭きタオル、靴下、給水ボトル、
帽子等は各自が用意すること。
【成績評価の方法・基準】
授業時の小テスト60%(4点×15)、体力向上点10%、期末レポー
ト30%とする。
【参考書】
教場で別途指示をする。
【注意事項】
実技の授業であるから、不安行動やケガにつながる行為は厳重注意
する。素足で、シューズを履いたり、ケガにつながる行動は慎むよ
うにすること。特に就職活動の場合には、証明するものを提出する
こと。なお健康運動実践指導者は、食生活科学科の学生のみ取得可
能な資格である。
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-119-
スポーツ健康科学実習
健康づくり運動とボールゲーム
我妻 玲
1年~ 前期 1単位
エアロビックダンス
河田 美保
1年~ 前期・後期 1単位
【授業のテーマ・目標】
本授業では、健康に関する諸問題、有酸素性運動の意義と実践方法
および、体力づくりのためのトレーニングの原理と実践方法につい
て学習する。さらに、今まであまり経験したことのない種目を実践
し、ボールゲーム等のスポーツを通したコミュニケーション能力の
向上、ルール・エチケット・マナーを習得し、生涯スポーツを楽し
む知識を身につけることを目標とする。
【授業の内容】
第1週 ガイダンス
第2週 健康づくり運動の理論と実際
第3週 体力測定
第4週 ウォーキングによるトレーニング方法(基本的フォーム)
第5週 ウォーキングによる運動効果と評価(心拍数の測定方法)
第6週 ジョギングによるトレーニング方法(基本的フォーム)
第7週 ジョギングによる運動効果と評価(心拍数の測定方法)
第8週 ソフトボールの基礎(キャッチボール・バッティング)
第9週 ソフトボールの応用①(連係プレー)・ゲーム
第10週 ソフトボールの応用②(チーム練習)・ゲーム
第11週 サッカーの基礎(ドリブル・パス・シュート)
第12週 サッカーの応用(チーム練習)・ゲーム
第13週 グラウンドパターゴルフ(パターの握り方と打ち方)
第14週 体力測定
第15週 まとめ
【事前・事後学修】
ニュースや新聞等で取り上げられている健康やスポーツに関する話
題に関心を寄せておいてください。また、常日頃から十分な睡眠と
食事をとり、体調を整えてから授業に参加してください。また授業
で行った運動を日常生活に取り入れるようにしてください。
【テキスト・教材】
プリントを配布する
【成績評価の方法・基準】
平常点60%(授業への積極参加)・レポート20%・課題達成度20%
【参考書】
『健康運動実践指導者養成用テキスト』健康・体力づくり事業財団
【注意事項】
天候によっては種目の変更があります。
毎回必ず運動着・運動靴・タオルを持参してください。
なるべく水分補給を行うためのペットボトルや水筒を持参してくだ
さい。
【授業のテーマ・目標】
健康や体力づくりを目的とした運動の特性や効果について理解を
深め、その運動を安全かつ効果的に実践指導できる能力を身につけ
ることを目標とする。
【授業の内容】
エアロビックダンスを中心に、健康、体力づくりを目的とした運
動の理論と実践を相互に検討しながら、グループによる実践指導実
習を繰り返し行う。
第1週 ガイダンス
第2週 姿勢評価システムによる姿勢測定
第3週 体力測定、形態計測
第4週 ウォーミングアップとクーリングダウン
第5週 コンディショニング・エクササイズ
第6週 エアロビックダンスの特性
実習:基本的なステップの習得
第7週 エアロビックダンスの効果
実習:アライメントの確認
第8週 エアロビックダンスの運動強度
実習:運動強度の調節方法
第9週 エアロビックダンスの運動プログラム
実習:動きの質と音楽について
第10週 エアロビックダンスの指導方法Ⅰ
実習:実践指導(説明、リード、キューイングなど)
第11週 エアロビックダンスの指導方法Ⅱ
実習:実践指導(観察、修正、動機づけなど)
第12週 エアロビックダンスの指導上の留意点
実習:実践指導(安全への配慮、雰囲気づくりなど)
第13週 体力測定、形態計測
第14週 姿勢評価システムによる姿勢測定
第15週 エアロビックダンス実践指導評価、総括
【事前・事後学修】
①自己の身体、健康、体力に関心を持ち、日常生活の中で積極的に
身体活動を行う(一日一万歩を目標)
②授業で行った動きを復習する
①②合わせて3時間程度/週
【テキスト・教材】
資料を配布する
【成績評価の方法・基準】
授業態度50%、課題達成度30%、共通レポート15%、課外活動(運
動系公式行事出場証明必要)5%で評価する
【参考書】
健康運動実践指導者養成テキスト(公益財団法人 健康・体力づく
り事業財団)
【注意事項】
①ガイダンスをよく聴いて受講する
②伸縮性に富んだ運動着を着用する
③受講者が互いに有意義な時間を持てるよう遅刻をしない
④十分な睡眠をとり、食生活等に気を配るなど体調管理に努め、授
業に参加する
⑤やむを得ず欠席、遅刻、早退、見学する場合には事前に書面にて
届出る
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共 通 教 育
スポーツ基礎科学実習b