見落としがちだけど役立ちそうなちょっと気になるニュースや、話題の本をピック・アップ朝食を抜く人に喫煙家が多い生活習慣病を語るとき、「朝食の欠食」がよく問題にされますが、そんな朝食欠食者と喫煙との関係が大阪府食生活改善連絡会が行った「喫煙に関するアンケート」によって明らかになりました。調査は、昨年9月∼11 月にかけて10代以上の男女5180人を対象に実施。その結果は、朝食を「毎日食べる」人の喫煙率は男性が意外！！コーヒーを飲むと胃がんの罹患率が下がる！？がんは喫煙や飲酒、食生活など、様々な生活習慣と約 41 ％、女性が 7 ％朝食の欠食率と喫煙の関係だったのに対し、「食 70 は男性70％、女性 80 関係しています。その関連を調べようと、愛知県がん 36％。センター主任研究員の嶽崎（たけざき）俊郎先生は、大規模な疫学調査を実施。名古屋市に住む40∼70代の男女約2万人に食生活や喫煙などのアンケートを行い、 1985年から96年まで11年にわたって追跡調査しました。その結果、胃がんとコーヒーの意外な関係がわかり、9月に行われた日本癌学会で発表されました。 60 食べない人の喫煙喫煙率︵％ 40 ︶率が圧倒的に多い一因として、喫煙によ 41 36 トのために煙草を吸 20 うと答えた女性もい人は、１杯未満の人に比べて胃がんにかかる率が3分の2、特に3杯以上飲む人の場合、その率は半分程度だったといいます。ちなみに、コーヒーを毎日飲み、しかも喫煙歴が１年以上ある人の場合、どちらの習慣もない人と胃がんにかかる率は同程度なのだそうです。る食欲の減退があるようです。ダイエッ喫煙など胃がんに関係すると考えられる他の因子を取り除いて比較した場合、コーヒーを1日1∼2杯飲むべない」人の喫煙率るようで、喫煙家に 7 0 とって、煙草そのも男性女性朝食を毎日食べる人男性女性朝食を食べない人のの害だけでなく、食生活の乱れも問題になりそうです。「魚」を見る目からウロコが落ちる！まずはお断りしておきますが、ちょっと変わったタイトルの本書、決して恋愛マニュアルなどではないのでお間違えなく。『ニューヨーク・タイムズ』に、ピューリッツァー賞ライター達が連載したサイエンスコラムを、編集者のニコラス・ウェイドがまとめた、れっきとした科学エッセイ集です。海や河川に住む様々な生き物の生態を、環境問題にまで踏み込みながら、最新の科学トピックスをまじえて考察していきます。ところで、タイトルにあるグッピーの「恋のかけひき」ですが、何とグッピーのオスは、自分をより良く見せるために、自分よりモテなさそうなオスと一緒に群れるのだそう。考えることは、人間も魚も同じなのでしょうか？「恋のかけひきはグッピーに学べ」ニコラス・ウェイド編／片岡輝男監修／師岡亮子訳／翔泳社／1,800円（税別）「Pallette Vol.7」1998年 11月20日発行発行：大塚製薬株式会社東京都千代田区神田司町2ー9 企画制作：株式会社協和企画企画協力：BBプロモーション CZ11098K01 （3447）KK