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第560号

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発行日: 平成27年 9月 1日
発行者:
金融商品取引業者 北陸財務局長(金商)第 3 号
日本証券業協会加入
制作責任者: 営業業務部 調査課
Dynamic Psychological Ratio 9
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上図は騰落銘柄数をベースとした独自のもので、黒の幅が拡大→買い場、白の幅が拡大→売り場
下図は RCI(9 日ベース)で、 -80% ラインを上につき抜け→買い場
80%ラインを下につき抜け→売り場
大 所 高 所
中国発の世界的株価暴落が世界経済を大きく揺さぶった。中国の株式市場は中国
国内でほぼ完結しているので、その暴落は本来これほどまでに世界に拡散するはずは
無かった。ただ、今回は中国元の引下げを契機としたもので、それが「中国の景気は
それほど悪いのか!」という海外の驚きを呼び、それが改めて中国株の足を引っ張っ
て「中国発の世界経済停滞への恐怖」が掻きたてられる、という負の連鎖が起きた。
それが中国の強い隠蔽体質によって加速し、疑心暗鬼が疑心暗鬼を呼んで、世界株式
の同時暴落を生んでしまったと考えられる。
自国経済の発展に慢心増長した所を痛撃されたという点で、今回の中国株暴落は
1990 年初頭から始まった日本株暴落と酷似している。だが日本の場合は、資本主義
国としてその実態が詳らかにされており、先進他諸国の不安を無闇に掻き立てること
は無かった。その結果、日本の株価暴落は世界に広がらず、長く続く日本株の低迷を
よそに、欧米株はむしろ高く推移した。
今回の中国株暴落を、1990 年の日本株暴落と同じく中国経済の中長期的大低迷の
前兆と捉える論調が見られないことは不思議でならないのだが、もしそうなっても、
それは日米欧にとって歓迎すべき面も多く、徐々に中国株と日米欧株の動きは乖離し
てゆくと見ている。
(BIS)
た だ 一 筋
中国の景気減速が世界景気に及ぼす影響は限定的である、との見方は先週の世界
同時株安で一蹴されてしまった。日経平均株価においても、ここ 1 ヶ月半ほど 2 万円
処を堅持し、世界株式の中でも際立つ強さを保っていただけに、市場関係者のショッ
クは大だ。
今回の下げを主導したのは海外ヘッジファンドによる先物売りとみられるが、買
い方の日銀、年金(GPIF)、国内銀行、個人といった国内勢を飲み込む売り圧力
の凄さは「リーマン・ショック」を思い出させるほどだ。
このような状況下では、相場が落ち着くには少なくとも 2 - 3 週間(9 月SQまで)
の波乱はやむを得まい。ただ、日本、米国ともに企業業績は堅調で実体経済は悪くなく、
日米固有の問題から株が下がったわけではない。また震源地の中国も「新常態」に導
くための景気対策が期待でき、極端に悲観しての投資行動は避けたい。リスク回避か
ら一旦逃げたマネーは行き先がないはずで、相場が落ち着けば株式に戻ることはこれ
まで何度も経験済みだ。
さて、当面の物色対象だが、急落後の戻りに業種間の格差がでてきていることに
注目、中でも、中国経済の影響が小さく、今後の業績見通しが好調な建設株を挙げた
い。個別では業績上方修正が期待できる淺沼組 (1852) の動きに要注目だ。
(三感王)
当 た り 屋 見 参
夏から秋にかけて大きな下げ波乱がありました。8月の月足チャートでは、NY
ダウや日経平均がいずれも大きな陰線となり崩れました。非常に危険なシグナルと受
け取ってもおかしくないかと思います。日経平均は 2000 年のITバブルに天井をつ
けたときに非常に似ており、今回の大きな下げによりアベノミクス相場が天井を打っ
た可能性があるかもしれず、今後の値動きには注意、注目しております。今後の中国
の伸びが今までよりも期待しにくく、逆に足を引っ張り、日本を巻き込んだアジア諸
国などにも暗い影をおとす可能性があるかとも思っております。
その中で逆行高銘柄、逆行高業種などを見てみますと、建設株が非常に強い動き
となっています。東京再開発、リニア新幹線に国立競技場などのフォローの風が吹い
ており今後も期待が持てるかと思います。
また個別銘柄では日本電産 (6594) に注目しています。同社は 50 社程の企業買収
を進め、2015 年 3 月期に連結売上高 1 兆円を達成した世界屈指のモーター会社です。
創業者の永守氏は 2030 年に 10 兆円を目指すと言っており、今後の日本電産の動向に
は非常に注目しています。
(No.8)
老 練 の 視 座
先週は中国発の世界同時株安に振り回された一週間であった。昨年末、中国の景
況感悪化が伝えられていたにもかかわらず、ファンダメンタルズを無視した当局主導
による異常な株高がバーストした結果である。しかしその根っこにはもっと根本的な
こと、つまり一党独裁体制を維持するための情報統制、更には重要な経済指標等の情
報操作があるのではないかとの不信感が、負のスパイラルを巻き起こしたことは間違
いない。
思えば 1917 年のロシア革命を経て 1922 年にソビエト連邦が建国されてから、
1991 年のソ連崩壊までが 69 年のタームである。片や 1949 年に中華人民共和国が建
国されてから今年で 66 年。一党独裁体制のもとでの資本主義がそろそろ制度疲労を
起こしてきていると考えるのは飛躍しすぎだろうか。
DMG森精機 (6141) に注目したい。今春独社を子会社化したことにより世界最大
の工作機械メーカーになった。目先中国を中心とした設備投資減速懸念から大きく
売られたところではあるが、前期 8%の売上高営業利益率をまずは 10%、中長期で
15%を目指したいとする社長の抱負に期待している。
(満天星)
き ら き ら 星
お盆明けの上昇相場に期待していたが、中国人民元の引き下げに端を発した金融
市場の混乱から世界の株価が乱高下する大荒れの展開となった。日経平均は 1 週間で
約 3,000 円の急落となり、リスクオフの流れが強まった。株価急落というのは「不透
明で分からない部分が多い」ことで投資家の不安が増幅されるところから発生するこ
とが多いが、今回の中国経済も「そんなに悪いのか」という観測が広まり同様の不安
心理が広がってしまったようだ。
現在、動揺は一服し、世界の株価は戻り局面に入っているが、当面は大地震後の
余震的な動きが続き、海外市場の動向やイベントを手がかりに、一喜一憂する展開と
なりそうだ。特にもう一つの関心事である米国利上げ時期を巡る思惑では、9 月見送
りが優勢となっているが、米雇用統計、米連邦公開市場委員会(FOMC)の発表内
容次第では株価が大きく上下する可能性があることを頭に入れておきたい。
しかし目先的には、波乱要因はあるものの日本株の上昇波動は最高値にあった他
の市場とは違って、不変だと考える。ここからは下げ過ぎた業績好調銘柄、内需関連
銘柄に的を絞っていきたい。
(ブルーブレイズ)
デ ジ タ ル の 俯 瞰
東証の売買代金に占めるシェアは、圧倒的に海外投資家が高いことは誰もが知っ
ている。それなのに私たちは、ついつい国内から物事を考えてしまいがちだ。
今年の春先、大手薬品株が次々と急騰を演じたことがあった。例えばエーザイ。
割高と見て早々に降りた投資家を嘲笑うかのように、エーザイは軽やかに舞った。小
野薬品もそうだった。バリュエーションなど素知らぬ顔で、こちらも遥か高く舞い上
がった。理由は海外にあった。エーザイの急騰の背後で、アメリカではバイオジェン
が急騰していた。バイオジェンはエーザイとアルツハイマー病治療薬を共同開発して
いる。小野薬品も同様で、「オプジーボ」を共同研究しているブリストル・マイヤー
ズが急騰していたのだ。海外投資家にとっては、「日本に関連銘柄はないか」と考え、
エーザイや小野薬品を買い上げていたのだ。
その再現を狙うわけではないが、いまアメリカで米著名投資家ジョージ・ソロス
が石炭株を買っていたことが分かり、石炭株が上昇しているのだ。2008 年 11 月にも
ジョージ・ソロスが石炭株のアーチ・コールを割安感に着目して購入したと報告され
ている。2008 年の年末といえば、原油、石炭の大底付近だ。
日本でも石炭株を狙いたい。好配当かつ、実はホテルも経営している三井松島産
業 (1518) に注目。
(パプリカ)
アナリストによる北陸企業便り
(織田真由美)
<大同工業>
2016 年 3 月期第 1 四半期決算は増収・営業増益。ただ、経常利益は為替差損を 2
億 90 百万円計上したことで減益となった。対米ドルや対ユーロでは円安が進行した
ものの、ブラジルレアルなどの対新興国通貨で円高が進行したことが要因だ。
足元の世界の二輪車需要は伸び悩んでいる。世界の二輪車需要は 2020 年頃に 7500
万台程度に拡大すると見られるが、新興国経済の成長鈍化が足かせとなっている。最
大市場のインドが伸び悩み、インドネシアは前年比 2 桁減少が続いているのだ。ヤマ
ハ発動機では 8 月に、2015 年の世界の二輪車需要見通しを 2 月時点の 5639 万 6 千台
から 5418 万台に下方修正した。大同工業では二輪車の新車販売が伸び悩んでも、補
修市場が好調に推移し、需要減少の影響は軽微と見て、今期業績予想は据え置いてい
る。ただ、足元の新興国需要の低迷は懸念材料といえよう。
今期の想定為替レートは 1 米ドル= 110 円、1 ユーロ= 130 円。為替感応度は対ド
ルで 1 円の円安で 20 百万円の増益要因、対ユーロで 1 円の円安で 15 百万円の増益要
因となる。ただ、新興国通貨の下落が足を引っ張る懸念もある点には注意が必要だ。
罫 線 中 僧
1720 東急建設
週足
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800
700
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500
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200
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日足
1,200
1,100
1,000
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600
500
400
300
出所:ブルームバーグ
日を追うごとに中国の景気減速が確実となる情勢で、東
南アジア諸国や資源国も輸出が減り景気減速が鮮明になって
きた。アメリカの金融政策の動向に注視しながら世界的な景
気減速感が収まるまで、市場の動揺は続くだろう。鉄鋼・自
動車・スマートフォンなどの主要産業の関連企業には減益予
想の会社も多く、外需型産業はテクニカルを重視したリバウ
ンド狙いに徹する方がしばらくは無難だろう。
今回は内需型産業である建設株の中で、渋谷駅周辺の再
開発案件から業績を順調に伸ばしている東急建設に注目した
い。2 年前の東京オリンピック開催決定直後には 240 円から
800 円までの短期急騰を演じた。400 円割れの大幅調整後、
採算割れ工事案件減少から業績が回復し今年は 25 日移動平
均線を下限に新値追いの展開が続き 1100 円台に乗せてきた。
時価買いで対処したい。 (しんのすけ)
*情報シャトル特急便は、投資家の参考となる情報提供を目的としておりますが、
投資にあたってはご自身の判断でなされるようお願いします。
株式の売買取引には、約定代金に対して最大 1.1799%(税込)(1.1799% に相当
する金額が 2,565 円未満の場合は 2,565 円(税込))の委託手数料をご負担いただ
きます。株式は、株価の変動により損失が生じるおそれがあります。
非上場債券を当社が相手方となりお買い付けいただく場合は、購入対価のみお
支払いいただきます。債券は、金利水準の変動などにより価格が上下し、損失を生
じるおそれがあります。
投資信託にご投資いただくお客さまには、銘柄ごとに設定された販売手数料お
よび信託報酬等の諸経費等をご負担いただきます。投資信託は、主に国内外の株式
や公社債等の値動きのある証券を投資対象とし投資元本が保証されていないため、
当該資産の市場における取引価格の変動や為替の変動等により投資 1 単位当りの価
値が変動します。したがって、お客さまのご投資された金額を下回ることもありま
す。
外国株式・外国債券等は、為替相場の変動などにより損失が生じるおそれがあ
ります。
商品ごとに手数料等及びリスクは異なりますので、その商品等の上場有価証券
等書面、契約締結前交付書面やお客様向け資料をよくお読みください。
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