「読書会 「読書会で 読書会で読んだ本 んだ本」一覧 あ行 はつかいち市民図書館 はつかいち市民図書館( 市民図書館(2010年 2010年10月中央展示 10月中央展示) 月中央展示) 書 名 名 著者名 あ・うん 向田邦子 神社の鳥居の狛犬のように親密な男の友情と、親友の妻への密かな 思慕を、太平洋戦争をひかえた世相を背景にあざやかに描いた長篇。 (1981年) 青い壺 有吉佐和子 ある日、省造は、青くて美しい青磁の壺を焼き上げた。壺は、次から次へ と別々の人の手に渡っていく。13話の物語。(1977年) アサッテの人 諏訪哲史 「ポンパ!」 突如失踪してしまった叔父が発する奇声!アパートに残された、 叔父の荷物を引き取りに行った主人公は、そこで叔父の残した日記を見 つける。(2007年) 明日の記憶 荻原浩 人ごとだと思っていたことが、我が身に起きてしまった。若年性アルツハイ マーと告げられた佐伯。彼には、記憶を全てなくす前に果たさねばならな い約束があった…。身につまされる長編小説。(2004年) アメリカ素描 司馬遼太郎 アメリカ合衆国を旅しての考察を述べた文明論的なエッセイ。(1986年) アルジャーノンに花束を 32歳になる陽気な青年チャーリーが人工的に知能を高める人体実験 ダニエル・キイス の被験者になり、やがて彼の知能は超天才の域に達していく。同じ実験 を受けた白ネズミのアルジャーノンに彼の見たものは…。(1978年) 安徳天皇漂海記 宇月原晴明 一弦の琴 宮尾登美子 兎の眼 灰谷健次郎 覚えていない 佐野洋子 オモニ太平記 小田実 か行 風に舞いあがるビニールシート 内容紹介 内容紹介( 初版発行年) 内容紹介(初版発行年) 森絵都 江ノ島に隠された琥珀の球。その中に浮かぶのは非業の死を遂げたは ずの安徳天皇だった。悲劇の壇ノ浦から陰謀渦巻く鎌倉、世界帝国・ 元、滅びゆく南宋の地へ。日本と中国2人の帝の数奇な運命を描く歴 史小説。(2006年) 一絃琴の音色に涙ぐむほどの感動を覚えた幼い日から、人生の全てを 琴に託した女の姿を、土佐を舞台に移りゆく歳月を描いた作品。 (1978年) ある町の小学校を舞台に、大学を卒業したばかりの若い女性教師が直 面する出来事や出逢いを通して、児童たちと共に成長する姿を描いた 作品。(1974年) 人生は忘却の中に埋れているのだ。50代はつくづく若かったなあと思 い、そして書いてある出来事を私は全部忘れていた…。(2006年) 済州島に生まれ、異国の地日本で暮らしてきた義母(オモニ)。底抜け におおらかなオモニとの生活を、世界を駆ける作家が慈愛に満ちた眼差 しと軽妙な筆致で描く。(1990年) 国連で難民事業に携わる里佳は、上司で元夫のエドがアフガンで死ん だという知らせを受ける。エドがアフガンで助けた少女のことを伝え聞き -。大切な何かのために懸命に生きる人たちの6つの物語。(2006年) 「ゆれる」で世界的な評価を獲得した映画監督が、“真実と嘘の境界”を テーマに人間の本性を炙りだした短編小説集。(2009年) きのうの神さま 西川美和 木を植えた男 ジャン・ジオノ フランスの山岳地帯にただ一人とどまり、荒れはてた地を緑の森によみが えらせたエルゼアール・ブフィエの半生。 (1989年) 五重塔 幸田露伴 技量はありながらも小才の利かぬ性格ゆえに、「のっそり」とあだ名で呼ば れる大工十兵衛。その十兵衛が、義理も人情も捨てて、谷中感応寺の 五重塔建立に一身を捧げる職人の姿を描いた作品。(1893年) こころ 夏目漱石 親友を裏切って恋人を得たが、親友が自殺したために罪悪感に苦しみ 自らも死を選ぶ孤独な明治人の内面を描いた作品。(1914年) 後白河院 井上靖 公家と源平の覇権争いの渦中を泳ぎきり、「日本国第一の大天狗」と 源頼朝に言わしめた後白河院の姿を、院の周辺にいた四人が語った歴 史小説。(1964年) さ行 た行 は行 山本周五郎 不幸な生まれの「さぶ」と「栄二」は同い年、。二人は兄弟弟子として奉 公し、職人に道に励みます。やがておとずれる無実の罪という試練に立 ち向かう中で生まれた一筋の真実と友情を描いた作品。(1963年) 三四郎 夏目漱石 熊本の高校を卒業して、東京の大学に入学した小川三四郎が過ごす、 新しい出会いに満ちた日々。その中で彼が最も心惹かれる女性、里見 美禰子。彼女の美しさと奔放さに三四郎は戸惑いながら、その気持ちが 恋だと知り、さらに美禰子に翻弄されていく物語。(1909年) サンダカン八番娼館 山崎朋子 からゆきさん 戦前の日本で十歳に満たない少女たちが海外に身を売ら れ、南方の娼館で働かされていた。天草で出会ったおサキさんから詳細 に聞き取り綴ったルポルタージュ。(1972年) 「自分の木」の下で 大江健三郎 なぜ子どもは学校に行かねばならないのか。そんな素朴な疑問にノーベ ル賞作家は、やさしく、深く、思い出もこめて答える。子どもから大人まで におくる16のメッセージ(2001年) 聖職の碑 新田次郎 大正2年(1913)8月、伊那駒ケ岳登山中の中箕輪尋常高等小学校生 徒ら37名は、突如襲った台風に遭難。力尽きて赤羽校長以下11名が 遭難死した実相を、著者自ら取材した作品。(1976年) そうか、もう君はいないのか 城山三郎 癌とわかった妻。私は言葉が出なかった。かわりに両腕をひろげ、その中 へ飛びこんできた容子を抱きしめた。「大丈夫だ、大丈夫。おれがついて る」 夫婦の絆を綴る、愛惜の回想記。(2008年) それから 夏目漱石 大河の一滴 五木寛之 父と暮せば 井上ひさし 父の詫び状 向田邦子 さぶ 定職に就かず、親からの仕送りで裕福な生活を送る代助が、友人の妻 である三千代とともに生きる決意をするまでを描く。(1910年) 人生は苦しみと絶望の連続だ。その覚悟が定まったとき、真の希望と生 きる喜びが訪れてくる。「歎異抄」の心を現代に問う衝撃の告白的メッ セージ。(1998年) 愛する者たちを一瞬のうちに奪ったヒロシマの悲劇。人類史上最悪の暴 力とまともに向き合わねばならなかった父と娘の切実な対話が、涙と笑 いと感動をさそう物語。(1998年) 宴会帰りの父の赤い顔、母に威張り散らす父の高声・・・。だれの胸の 中にもある父のいる懐かしい家庭の息遣いをユーモアを交えて見事に描 き出したエッセイ。(1981年) 深い河(ディープ・リバー) 遠藤周作 五人の日本人がそれぞれの理由を背負ってインドへ行く。妻の「転生」と いうおよそありえない可能性を追って。太平洋戦争中ビルマで戦って死ん でいった親友を弔うため。裕福な者から貧しい者まで全ての者を分け隔 てなく受けとめる母なる河・ガンジスが彼らをいざなう。(1993年) 時のほとりで 澤地久枝 世の動きに対する素朴な疑問、旅先で出会う人・風景への暖かい眼差 し。女性のひとり暮らしの中にあらわれるちょっとした幸せを優しくとらえる エッセイ集。(1994年) 博士の愛した数式 小川洋子 この世界は驚きと歓びに満ちていると、博士はたったひとつの数式で示し てくれた。記憶力を失った天才数学者、と私、阪神タイガースファンの息 子の3人の奇妙な関係を軸にした物語。(2003年) パーク・ライフ 吉田修一 停車してしまった日比谷線の中で、間違って話しかけた見知らぬ女性。 知り合いのふりをしてくれた彼女は同じ駅で降り…。東京のド真ん中「日 比谷公園」を舞台に男と女の「今」をリアルに描く。(2002年) 八月の路上に捨てる 伊藤たかみ 暑い夏の一日。僕は30歳の誕生日目前に離婚しようとしていた。愛して いながらなぜずれてしまったのか。現代の若者の生活を覆う社会のひず みに目を向けながらその生態を明るく軽やかに描いた作品。(2006年) 彼岸過迄 夏目漱石 大学を卒業したばかりの敬太郎は、就職活動に奔走し、苦労の末友人である 須永の叔父の世話でやっと地位を得ることができた。須永と彼の従妹千代子 とも親しくなる。元来好奇心が強い彼は須永と千代子がただならぬ仲であるこ とを感じる。(1912年) ひとり日和 青山七恵 東京で暮らせるのであれば、なんだってよかった。20歳の知寿が居候す ることになった遠い親戚の71歳の吟子さんの家。ふたりが暮らした春夏 秋冬をとおして、知寿の自立をしなやかに描く。(2007年) は行 ま行 被爆のマリア 田口ランディ 幼い頃から、父に暴力を受けた主人公あたしは、被爆のマリアに祈るの だった。長崎に原爆が落ちたときに破壊され、首だけになった焼け焦げの 「被爆のマリア」に。原爆というとてつもなく大きな悪意に対して無抵抗で 被爆していった無原罪のマリアへ。(2006年) ビルマの竪琴 竹山道雄 ビルマの戦線で英軍の捕虜になった日本軍の兵隊たちにもやがて帰え る日がきた。ただ一人帰らぬ兵士水島は、ただ無言のうちに思い出の竪 琴で「埴生の宿」をはげしくかき鳴らすのであった。(1947年) 4TEEN(フォーティーン) 石田衣良 毎日が日曜日 城山三郎 まほろ駅前多田便利軒 三浦しをん モモ モリー先生との火曜日 門 友情、恋、性、暴力、病気、死。出会ったすべてを精一杯、不器用に 受けとめ成長していく、せつないほど純粋な14歳の少年4人の物語。 (2003年) 日本経済の牽引車か諸悪の根源か? 総合商社の巨大な組織とダイ ナミックな機能・日本的体質を商社マンの人生を描いて追究。 (1979年) お困りの節はお電話ください。多田・行天コンビが迅速に解決いたしま す。東京のはずれに位置する“まほろ市”。この街の駅前でひっそり営ま れる便利屋稼業。今日の依頼人は何をもちこんでくるのか。(2006年) 町はずれの円形劇場あとにまよいこんだ不思議な少女モモ。町の人た ミヒャエル・エンデ ちはモモに話をきいてもらうと、幸福な気持ちになるのでした。そこへ「時間 どろぼう」の男たちの魔の手が忍び寄り…。(1973年) スポーツ評論家の著者は大学時代の恩師に再会する。モリー先生は、 難病で動かなくなった体で人と触れ合うことを楽しんでいた。「憐れむよ ミッチ・アルボム り、君の問題を話してくれないか…」死の床での16年ぶりの授業は…。 (1998年) ひとりの人間の犠牲において成立した宗助とお米の愛の勝利は、やがて 夏目漱石 罪の苦しみにおそわれるようになる。(1911年) や行 夜明けの街で 東野圭吾 不倫するやつなんて馬鹿だと思っていた僕なのに、越えてはならない境 界線を越えてしまう。しかも、彼女は15年前に起きた殺人事件の容疑者 だった。事件はまもなく時効を迎えようとしていた…。(2007年) ら行 頼山陽 上 見延典子 脱藩、放蕩、廃嫡。日本初の在野の歴史書「日本外史」を書くために、 若者・山陽は、故郷も家族も捨て京に出た…。文化文政期が生んだ、 最高峰の文筆家・頼山陽の破天荒な思春期を描く。(2007年) 頼山陽 下 見延典子 幕末の若者を感動させた歴史書「日本外史」の誕生の陰に、愛ゆえに 惑うふたりの女がいた…。幕末の歴史を変え、戦後封印された思想家・ 頼山陽の波瀾万丈の生涯を描く。(2007年) 理由 宮部みゆき 荒川の高層マンションで起きた一家四人殺し。しかしそこに住んでいるは ずの家族はほかの場所で暮らしていた。殺されたのは誰か、殺人者は誰 なのか。事件はなぜ起こったのか。(1998年) 東野圭吾 「兄貴、あいつは本気だよ。俺たちの仇の息子に惚れてるよ」 惨殺され た両親の仇討ちを流星に誓いあった功一、泰輔、静奈の3兄妹。14年 後、彼らが仕掛けた復讐計画の最大の誤算は、妹・静奈の恋心だっ た。(2008年) 阿井景子 江戸に遊学し千葉定吉の道場に入門した竜馬は、そこで美しく優れた剣 士である娘の佐那と出会う。若き日のふたりの逢瀬、そして裏切り。時代 に翻弄され叶わぬ恋にその一生を捧げた女の強く儚い物語。 (1985年) 流星の絆 龍馬のもう一人の妻
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