第2回学校評議員会議事録

第2回学校評議員会議事録
日時
平成23年10月13日(木)
午後15:00~16:45
場所
小会議室
参加者
評議員
大森正仁氏、小林三枝子氏、柏木善信氏
職 員
事務長・第一教頭・第二教頭・生徒会主任・広報主任・広報係(記録)
(1)学校評価(中間評価)結果について(15:00~15:40)
*司会:高保教頭
①校長挨拶(上小澤教頭)
・生徒の活動状況について
②学校評価(中間評価)結果について(高保教頭)
《生徒対象》7月実施。
実質達成率80%以下の項目を要検討項目として各分掌で検討している。
〈単年度での分析〉
・ 11「頭髪・服装検査について」
生徒指導部を中心に、学校全体で同一歩調で指導してる。
対応を生徒が誤解することもある。
・ 13「悩んでいる時・困った時の相談体制について」
相談の必要を感じない生徒には関心がない項目である。
・ 17「進路の手引き『キャリアガイド』について」
改訂しているがまだ浸透してない。
・ 23「図書館の利用状況について」
今回初めて質問項目に入れた。自発的に図書館を利用しない生徒が多いのが
残念である。
〈昨年度との比較で分析〉
昨年度との差5ポイント以上の項目
・ 15「生徒会行事の準備期間の確保について」
昨年77%
今年85%
生徒会中心の取り組みが浸透してきた。
・ 16「ボランティア活動の情報提供について」
昨年75% 今年81%
・ 20「節電・節水・リサイクルの実践について」
昨年86%
今年94%
生徒の関心は高い。震災の影響大。
〈記述についての分析〉
・ 15「生徒会行事の準備期間の時間が足りない。」
蒼風祭の準備は昨年度より一週間長い。長い分、やりたいことが多く時間が
足りないと感じたのではないか。
・23「図書館には興味がない。時間がない。」
残念であるが、生徒の率直な意見として受け止めたい。
評議委員より
評議員A
○記述の11「頭髪・服装検査について」
不公平感を持っている生徒がいるが学年による偏りはあるか。
→学年による偏りはない。
評議員A
○23「図書館の利用状況について」
どうしたら図書館に生徒が来るようになるか。
図書館司書・図書委員が協力し、広報活動や企画を活発に行ってみてはど
うか。本を読まない若者が多い。高校生といういい時期にいい本(学問の
基礎となるようなもの)を読むべきだ。各教科の教員が生徒に紹介するな
ど工夫したらどうか。
→「吉高の100冊」を毎年発行し、教員からの推薦書を生徒に紹介してい
る。
評議員B
○吉田高校にはキャリアカウンセラーはいるか。
→本校にはいない。
評議員B
○進路先を決める段階で、卒業後のキャリアプランを見据えた指導が必要で
ないか。
評議員C
○国際的な視野を持つことは大切。そのため、高校時代に留学のシステムが
あればよい。留学に関する情報の提供をお願いしたい。
また、留学経験者の話を聞く機会があってもよい。
→留学の時期、内容等様々なケースがある。
学校側にも外部から案内が来るので必要に応じ対応したい。
評議員A
○吉田高校では留学生の受け入れはあるか。
→定期的には受け入れはない。
留学に関心はある生徒もいるが、経済的な問題、大学受験の問題等を考
えると現実には厳しい。
《教員対象》7月実施
〈単年度での分析〉
実質達成率80%下回る項目を要検討項目として検討している。
・ 3「職員会議について」
発言しやすい雰囲気とは何か。検討したい。
・ 6「45分×7校時制について」
定着はしてきているもののもう一歩。再度、趣旨説明をし意識を高めて
いきたい。
・ 8「道徳教育について」
道徳教育は日頃から実践しているが、改めて意識することは少ないのではな
いか。
・ 18「オープンスタディについて」
今年度から生徒が自学自習をし、教員に質問という方法も取り入れた。まだ
年度途中なので評価の判断に迷う部分もある。
・ 19「進路について」
「目標達成」とは何か明確でない。
・ 20「キャリアガイドの活用について」
昨年57%、今年79%。改訂の趣旨は伝わっている。
・ 24「各分掌・部活動・他学年との情報共有について」
全体で共有できるような体制を整えて行きたい。
・ 25「二者懇談のための時間の確保について」
体制として時間は確保されているが、教員自身に余裕がないようだ。
必要に応じ二者懇談はすべきだと考えている。
〈過年度比較〉
昨年度より5ポイント以上下回る項目を要検討項目として検討している。
25・26はポイントが下がっているが、他は昨年とほぼ同じ、または上昇し
ている。
評議員より
評議員A
○職員会議で、教員の意見が出ないのが残念。
自分たちで決めるべき部分においては積極的に意見を述べるべきだ。
③今後の日程説明(矢崎広報主任)
(2)生徒との懇談(15:50~16:45)
*司会:生徒会主任
①生徒会役員自己紹介
②基調報告
生徒会活動年間計画・活動方針(生徒会長)
蒼風祭について(生徒会副会長)
・ 蒼風祭初めての一般公開 1200人以上の方が来場
・ 部活の加入率 普通科90%・全体で80%
文武両道の実践に努力している。
③懇談(生徒会活動・学校生活について)
評議員より
蒼風祭等の生徒会行事に、部活動を優先させ準備に積極的に参加しない生徒をど
うしたらよいか。
評議員A:生徒会長の理想の吉田高校生像は。
→一人ひとりが活動に参加し、全ての生徒が達成感を持つ。
評議員A:個人の行動の基準は十人十色。個人の判断に任せることも必要。
「自分の考えがいつも正しいのではない。常に周囲の意見に耳を傾ける。」
ということを忘れてはいけない。
評議員B:社会にルールがあるように、学校にもルールがある。価値観や物理的条
件等を考慮し、吉田高校のルールを考えればよい。最低限のルールがあ
ればいいのでは。
評議員C:高校時代はキラキラ輝くとてもいい時代。親としては、多くのことに携わって
欲しい。部活に行ってしまう生徒も、部活動かクラスかでの活動か悩んでい
るはず。校内で話し合うことが大切。
今年度から1年生が7クラス、2・3年生が8クラスとなり、蒼風祭のブロックを組む時
に、1ブロックだけ、2・3年生のみのブロック構成となり、生徒に不評であった。どう
すればよいか。
評議員A:いずれ解消する問題では。ブロックを組む時にクラスにこだわる必要は
ないのでは。クラスが全てではない。考え方を変えれば解体もいいチャ
ンスではないか。生徒会でよく考えて、方針を決めていくことが大切。
納得できなくても、理解してもらうことが大切。
評議員C:世の中には、自分の好きな人ばかりではない。様々な人とコミュニケー
ションを取っていく力が必要である。
評議員B:一つの考えに拘らず、広い視野を持つべきだ。
「ミス・ミスター吉高」の在り方について。
本校では、生徒の投票により「ミス・ミスター吉高」を決めているが、選ばれた人たちの人
権が守られているかという疑問が生じた。そのため、実施の有無・内容について全校生徒
にアンケートを取り改善した。選ばれた3人に同意書にサインをしてもらう。本人の同意
が得られない場合は、4位以下を順次繰り上げという形で実施した。事後アンケートでは、
約80%が、人権は守れたと回答。しかし、まだ配慮が必要ではないか。
評議員A:「人権」とは、国と個人の関係において使われる言葉である。生徒と生徒
の関係においては「人権」という言葉は使わない。立候補制にするしか
ないのでは。蒼風祭は、楽しい、おもしろいだけでいいのか。蒼風祭を
どのような方向に動かしたいのか、長いスパンで考えるべき。長く続け
るものは、何か良いところがあるはず。始めるのも終えるのも大変。自
分たちで方向性を決めるのも大切。
評議員B:繰り上げはどこに趣旨があるのか疑問。
立候補制がよい。主催者は責任も負うことになる。
評議員C:大人の意見ばかり気にしないで、自分たちをもっと信じてやってよい。
責任を持つ覚悟を持って、形にはまらずにやればよい。
現在7時完全下校となっているが、部活動をもっと強くするためには、下校時間を延ばし
てもよいのではないか。
評議員C:遅くなると女の子は心配。
評議員B:吉田高校は「文武両道」の「文」の方にウエイトがかかっているよう
に感じる。上達には、本人の資質と努力が必要だ。
評議員A:練習時間が増えれば必ず上達するのか。吉田高校は、通学時間が短い生徒が多
いので恵まれている。(弓道部で)一日40本しか弓を引けないではなく、4
0本も引けると考え一矢に集中するとよいのでは。
強くなるためには自分の弱点を強くし、強い点を伸ばすことが大切。
自分を見つめ、自分を発見すること。何かを得るためは何かを捨てること
も必要。