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2009 年 5 月 18 日
本資料は、サノフィ・アベンティス社(フランス、パリ)が 5 月 12 日(現地時間)に発表したプレスリリースを
日本語に翻訳・編集したものです。本資料の正式言語はフランス語・英語であり、その内容および解釈については
両言語が優先します。http://www.sanofi-aventis.com をご参照ください。
サノフィ・アベンティス、3 億 5,000 万ユーロの資金を投じて
新しいワクチン製造施設をフランスに建設
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ワクチン部門で過去最大の投資
200 人の雇用を創出
デング熱に関する世界的なニーズに対応
フランス、ヌーヴィル・シュル・ソーヌ-2009年5月12日-世界トップクラスのワクチンメーカーであるサノフィ・ア
ベンティス(EURONEXT:SANおよびNYSE:SNY)は、リヨン市長のジェラール・コロン(Gérard Collomb)上院議
員、 サ ノ フ ィ ・ア ベ ン ティ ス 最高 経 営 責任 者( CEO ) の ク リ ス ト フ ァ ー ・ A・ ヴ ィ ーバ ッ ハー( Christopher A.
Viehbacher)、サノフィ・アベンティス科学技術顧問のエリアス・A・ザフーニ(Elias A. Zerhouni)博士出席のもと、
フランス・ヌーヴィル・シュル・ソーヌでサノフィパスツールの新ワクチン製造施設建設に正式に着工しました。
フランス南東部のリヨン近郊にあるヌーヴィル・シュル・ソーヌに立地するこの新ワクチン製造施設への投資総額
は 3 億 5,000 万ユーロに達し、サノフィパスツールの製造関連の投資としては最大規模になります。本施設で
は最先端の製造技術と、ローヌ・アルプ地方の強みである生物学分野における高い専門的技術を活用すること
ができます。本施設では、200 人を採用し、現在開発中のデング熱ワクチン 1 億回接種分の製造を行う予定で
す。稼動開始は 2013 年を予定しています。
サノフィ・アベンティス CEO のクリストファー・A・ヴィーバッハーは、次のように述べています。「この新しいワクチ
ン製造施設は、サノフィ・アベンティスにおいて過去最大規模の投資となります。これは、世界人口のおよそ半数
にとって潜在的脅威であるデング熱に表される、未だ満たされない医療ニーズに対する当社の取り組みを実証
するものです。本施設によって、サノフィ・アベンティスは 2005 年以来、フランスで 10 億ユーロ以上の資金をワ
クチンの製造に投じたことになります。これにより、フランスの製造能力が維持され、ワクチン分野で世界トップク
ラスの企業であるサノフィパスツールの地位がさらに強化されます」
デング熱は、特定の治療法が存在しない熱帯病であり、世界中で 25 億人が影響を受けるおそれがあります。
毎年、推定 2 億 3,000 万人が感染し、そのうち 200 万人(大部分は小児)がこの疾患の重篤な症状であるデン
グ出血熱(DHF)を発症しています 1。デング熱は、主に熱帯・亜熱帯諸国で発生し、毎年新たな地域に拡大し
ています。
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〒163-1488 東京都新宿区西新宿 3-20-2 東京オペラシティタワー
www.sanofi-aventis.co.jp
ルイ・パスツール以来、フランスはワクチン研究をリードしてきました。今日でも、サノフィパスツールは、年間の総
製造量である15億回接種分のワクチンの大部分をフランスで製造し、革新的なワクチンの開発における主導的
役割を維持しています。
今回の投資は、拡大する世界的な医療ニーズへの革新的な対応を見出すことができる多角的グループへサノ
フィ・アベンティスを変革していくためのさらなる前進です。
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サノフィパスツールの製造活動の中核となるフランス
サノフィパスツールの製造技術は、ルイ・パスツールとともに研究を行っていたマルセル・メリューがメリュー研究
所(Institut Mérieux)を設立した1897年にまで遡ります。メリュー研究所は、革新と買収を通じてワクチン分野で
世界トップクラスの地位に成長しました。同研究所は、2004年にサノフィ・アベンティスグループのワクチン部門
であるサノフィパスツールとなり、現在フランスでは5,000人の社員が勤務しています。
リヨン近郊のマルシー・レトワールにあるCampus Mérieuxは、サノフィパスツールゆかりの地で、ワクチンの研
究・開発・製造に特化した世界最大の拠点となっています。36ヘクタールにわたって90棟の建物が立ち並ぶこ
の製造拠点では、サノフィパスツールのワクチン総生産量の半分を製造しています。
サノフィパスツールのヴァル・ド・ルイユ(フランス北西部)には、世界最大の季節性インフルエンザワクチン製造
施設があり、世界的な流通拠点として、年間7億回接種分のワクチンを出荷しています。
グループは過去5年間にワクチン領域に7億ユーロをすでに投資しており、今回のヌーヴィル・シュル・ソーヌの
新ワクチン製造施設に対する投資により、2005年以来、ワクチンに対する世界的な需要に対応するため、サノ
フィ・アベンティスがフランスで行った投資は、10億ユーロを上回ることになります。最近の主な投資には、小児
用ワクチン、インフルエンザワクチン、ポリオワクチンの製造施設などがあります。
デング熱について
デング熱は、4種類のデングウイルスによって発症する蚊媒介性疾患です。総体的に見ると、この疾患は世界人
口の半数近くにとって潜在的な脅威となっています。年間の推定感染者数は2億3,000万人で、そのうちの200
万人はデング熱の最も重篤な症状であるデング出血熱(DHF:Dengue Hemorrhagic Fever)を発症しますが、
そのほとんどが小児です1。DHFは東南アジアでの主要な入院の原因疾患のひとつであり、限られた医療財源
を大きく圧迫しています。
デング熱は主に熱帯および亜熱帯諸国で発生していますが、毎年新たな地域へと感染が拡大しています。
WHOは西太平洋地域でデング熱の大流行が発生する可能性があると警告しています2。アルゼンチンやボリビ
アでは、この数十年でデング熱の大流行が報告されています。2008年のリオデジャネイロに続き、ブラジルのバ
イア州でも今年発生が報告されました。また、ニューカレドニアでもデング熱が流行しています。さらに、オースト
ラリア(クイーンズランド州)および米国(プエルトリコ、テキサスからメキシコの国境地域、ハワイ、およびアメリカ
領太平洋諸島)などの国にも広まっています。また、流行地域を旅行する多くの人が毎年感染しています。
サノフィ・アベンティスについて
世界をリードする製薬企業の一社であるサノフィ・アベンティスは、医薬品の創薬発見・開発・販売を通じて、
人々の生活の質の向上に取り組んでいます。
サノフィ・アベンティスは、パリ(Euronext: SAN)およびニューヨーク(NYSE:SNY)に上場しています。
サノフィパスツールはサノフィ・アベンティスグループのワクチン事業部門で、2008年には16億回接種分以上の
ワクチンを提供しました。これは世界中で5億人以上の人々に対してワクチンを接種したことになります。ワクチン
業界における世界的リーダーとして、サノフィパスツールは、20もの感染症から人々を守る多くのワクチンを
提供しています。「命を守る ワクチンを創る」という会社の伝統は、一世紀以上の歴史を有しています。サノ
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フィパスツールはワクチンに特化したメーカーとして世界最大級の企業であり、日々、研究開発に100万ユーロ
以上を投資しています。詳しくはwww.sanofipasteur.com または www.sanofipasteur.us をご覧ください。
References:
1. Pediatric Dengue Vaccine Initiative (PDVI), presentation “Estimating the global burden of dengue" at 2nd Int Conf on Dengue
& DHF, 15-17 Oct 08 , Phuket, Thailand
2. WHO alarmed about the spread of dengue, http://www.wpro.who.int/media_centre/press_releases/pr_23072007.htm
今後の見通しに関する記述
このプレスリリースには、1995年民間有価証券訴訟改正法(修正を含む)でいう「今後の見通しに関する記述」が含
まれています。今後の見通しに関する記述とは、歴史的事実を述べるものではない記述です。これらの記述には、財
務計画と予測ならびにそれらの根拠となる前提、将来の事象、事業、製品およびサービスに関する計画、目標、意向
および期待に関する記述、ならびに、将来の実績に関する記述が含まれます。一般的に、今後の見通しに関する記
述は、「予想」、「期待」、「見込み」、「予定」、「予測」、「計画」などの表現によって識別されます。サノ フィ・アベンテ
ィスの経営陣はそのような今後の見通しに関する記述に反映された予想を妥当と考えますが、投資家は今後の見通
しに関する情報と記述がさまざまなリスクと不確実性の影響を受けやすく、それらの多くが予測困難であり、通常サノ
フィ・アベンティスが制御できず、そのために実際の結果と進展が、今後の見通しに関する情報と記述の中で表現さ
れた、暗示された、または予測されたものとは大幅に異なる可能性があることに注意して下さい。これらのリスクおよ
び不確実性には、サノフィ・アベンティスの2008年12月31日終了事業年度フォーム20-F年次報告書の「リスク要因」
および「今後の見通しに関する記述」項目を含む、サノフィ・アベンティスが作成したSECおよびAMFに対する公の届
け出の中で議論されているかまたは特定されているものに付随する不確実性とその他の事項が含まれます。サノフ
ィ・アベンティスは、適用法によって義務付けられている場合を除き、今後の見通しに関する情報または記述の更新
または見直しを行う義務を負うものではありません。
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