在日メキシコ大使館プレス・リリース(2013-08

在日メキシコ大使館プレス・リリース(2013-08-13)
メキシコの AG(オーストラリア・グループ)正式参加、認定に至る
2013 年 8 月 12 日、メキシコ市(連邦区)、メキシコ外務省&経済省合同コミュニケ
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メキシコは、化学剤・生物剤・動植物病原体及びその関連技術の国際的輸出管理制度(レ
ジーム)であるオーストラリア・グループ(Australia Group: AG)に正式な参加を認めら
れた第42番目の国となった。
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グローバルな責務を担う国として、メキシコは、国際社会の安全と安定に因むコミッ
トメントを重ねて表明するとともに、化学兵器や生物兵器、その汎用品の拡散を禁ず
る努力に参画する。
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AG は、同グループが管理する化学剤・生物剤及び関連技術を使用する各業種の先端技
術の継続的且つ管理された開発のためのプラットフォームを強化しつつ、国内輸出産
業の競争力増強に貢献する。
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メキシコ政府は、本年 6 月 3 日から同月 7 日までパリで開催された AG 総会において、加盟 40 カ国及び EC(欧州
委員会)の全会一致による支持を得て、フル・メンバーシップの取得を認められた。
この正式参加認定を受けて、連邦政府は、国内法・関連制度の国際基準の整合性を高める上で 2 年前から傾注して
きた輸出管理の施策をさらに強化した。
AG は、輸出管理策の適用とモニタリングを介して、化学兵器や生物兵器の拡散リスクを低減することに関心を持
った諸国が集まって 1985 年に発足したインフォーマルなグループである。
同グループへの参加を果たしたメキシコは、国連安全保障理事会決議第 1540 号が規定する制度にもとづく責務、
ならびに CWC(化学兵器禁止条約)と BWC(生物兵器禁止条約) の定める責務を履行し、国際安全保障の促進に関るメカ
ニズムやイニシアチブに参画する。
AG 参加諸国は、化学兵器と生物兵器の不拡散をめざすのみならず、輸出規制協定こそが関連物質の合法的貿易を
保証する基本的な手段であると考えている。
同関連物資の管理を強めた貿易が、メキシコの産業界に、さらなる安全性と競合性を与えることになる。
今回の正式参加決定という結果には、メキシコ政府関連各省庁、とりわけ、SER(外務省)、環境天然資源省、
SAGARPA(農務省)、厚生省の貢献が特筆される。
AG 規制対象品リストとの関連性を持つ化学生物剤中で二重の用途を持つ品目の輸出におけるメキシコの実績は 30
億ドル強(2012 年)である。
これまでの AG 参加国(スペイン語表記の国名アルファベット順):ドイツ、アルゼンチン、オーストラリア、オー
ストリア、ベルギー、ブルガリア、カナダ、キプロス、クロアチア、デンマーク、スロバキア、スロベニア、スペイン、
米国、エストニア、フィンランド、フランス、ギリシア、ハンガリー、アイルランド、アイスランド、イタリア、日本、
ラトビア、リトアニア、ルクセンブルグ、マルタ、ノルウェー、ニュージーランド、オランダ、ポーランド、ポルトガ
ル、英国、チェコ、韓国、ルーマニア、スウェーデン、スイス、トルコ、ウクライナ、EC。
(以 上)
(在日メキシコ大使館, 西文原稿参考和訳, 130813)