3.学 校 園 教 育 ⑴ 学校園に対する指導事項 重 1 点 課 題 小中一貫教育の推進 義務教育9年間を一体のものと捉え、すべての教職員の共通理解のもと、緊密な小中連携を 図ることで、一貫性・継続性のある指導の充実に努めること。 また、各学校において、小小連携、幼小中連携にも留意し、心豊かな健やかでたくましい子 どもを育成するため、学校行事の活性化に努めること。中学校区全体で、とりわけ以下のこと について、小中一貫教育推進連絡会を中心として取組む推進体制の確立を図ること。 ⑴ 確かな学力の育成 ・授業規律を高め、自ら学ぶ力など学習意欲の向上に努め、豊かな体験を通して、子どもた ちの言葉の力、表現力の向上を図ること。 ・子どもたちの学力実態を把握し、少人数分割による習熟度別指導を行うなど、個に応じた 指導を充実し、一人ひとりの学力向上を図ること。 ⑵ 心豊かな子どもの育成 ・一人ひとりの子どもに、自尊感情を育み、他人を思いやる人権感覚豊かな人間性を培うと ともに、生命尊重や正義感、規範意識を育成し、個性の伸長に努めること。 ⑶ 健やかでたくましい子どもの育成 ・生涯にわたって運動やスポーツに親しむために必要な素養と健康で安全に生きていくため に必要な身体能力・知識等をすべての子どもたちが身に付けること。 ⑷ いじめ・不登校問題への対応 ・いじめ問題については、厳しく否定する気風の醸成に努め、絶対許されない行為であるこ とを指導するとともに、基本的な倫理観を養うこと。 ・不登校問題の課題解決に向け、9年間見通した取組の中で、組織的に小中の段差を解消 し、円滑な接続を積極的に推進すること。 2 地域に根ざした質の高い公教育の創造 地域教育協議会へ積極的に参画するとともに、地域活動への参加や学校教育活動の公開等、 地域に根ざした質の高い公教育の創造に努めること。また、直面する教育課題を踏まえ、家庭 との一層の連携を図るとともに、保護者への支援・意識啓発に努めること。 3 学校運営体制の充実 校長のリーダーシップと全ての教職員の共通理解のもと、学校の目指すべき成果とそれに向 けた取組を検証し、組織的・継続的な学校改善に努めること。そのために首席等の役割を活用 し、また学校評議員からの意見や学校教育自己診断の毎年実施、経年評価により、学校組織と 教育活動の活性化に努めること。 4 魅力ある幼稚園づくり それぞれの年齢の発達を踏まえ、人とかかわる力を育む「異年齢児学級保育」の充実に努め ること。また、子育て支援活動等、地域の幼児教育センター的役割を果たすよう努めること。 4 ⑵ 本市の主な取組 取組及び事業名 概 吹田市教育改革推進会議 要 吹田市における教育改革に関する総括的な協議を行い、教育改革 推進の具現化を図るために設置する。推進会議は、教育委員会・校 長会・園長会・教頭会の代表をもって構成する。 カリキュラム推進事業 教育課程推進委員会を開催し、小・中学校における教育課程に関 わる事項について研修や協議、情報交換等を行い、各校の共通理解 と指導の充実を図る。 小中一貫教育の推進 義務教育9年間を見通した計画のもとで、目指す子ども像をかか げ、教育活動やカリキュラム編成等を行う「小中一貫教育」を市内 全中学校ブロックで取り組む。 地域教育コミュニティ事業 学校・家庭・地域社会が互いに抱えている課題や情報を出し合い、 それぞれの教育力の再構築を図るため、各中学校区に地域教育協議 会を設置し、地域教育活動の活性化や学校教育の支援等を通じて、 地域社会全体で子どもの豊かな心を育む取組を推進し、教育コミュ ニティの形成を図る。 学校等支援ボランティア ネ ッ ト ワ ー 地域の人々とのふれあいや活動の機会を充実するため、学校と地 ク 域社会が連携してネットワークを構築し、地域や学校の特色を生か ( エ ス ・ ネ ッ ト プ ラ ン ) した教育の創造を目指す。 スクールボランティア エスネットプランの一環として、吹田市内の大学との連携によ り、大学生にボランティアの希望を募り、開かれた学校の具現化と 学校教育の活性化を図る。 国 際 理 解 教 育 プ ロ グ ラ ム (ドキドキワールド) 推 進 事 業 吹田市在住の外国人等を小・中学校へ派遣し、国際理解教育を推 進する。 (わんぱくカード) 小学校3年生以上の小・中学生の希望者に、国立民族学博物館の 入館引換券(わんぱくカード)を配付し、個々の興味・関心に基づ く調べ学習等に活用する。 5 取組及び事業名 概 小学校低学年教員補助者 配 置 事 置 事 小学校低学年におけるきめ細かな指導の充実を図るため、担任を 業 サポートする教員補助者を配置する。 中学校英語指導助手 配 要 英語教育の充実を図るとともに国際理解教育を推進するため、さ 業 まざまな英語使用国出身の英語指導助手を中学校に配置する。 小 学 校 英 語 活 動 小学校の総合的な学習の時間において、国際理解教育の一環とし て、小学校6年生に、学級単位で年間10時間英語指導助手を配置し、 英語に親しむことや積極的なコミュニケーション能力の育成をね らいとした英語活動を行う。 日本語適応教室事業 日本語理解が不十分な帰国・外国人園児・児童・生徒等に日本語 「 さ く ら 広 場 」 学習指導及び母語保持等の支援を行い、学校生活への円滑な適応を 図るとともに、同じ言語を話す仲間と交流できる場を提供する。 読書活動支援者配置事業 司書教諭や図書館担当教員をサポートして、総合的な学習の時間 等における取組や児童・生徒に対する読み聞かせ及び図書館業務の 活性化等、学校図書館における教育活動を支援するために配置する。 子育て支援活動事業 幼稚園が地域の幼児教育センターとして施設や機能を開放し、積 極的に子育て支援を行う際、各園における活動の参加・参画者に保 険をかける。 幼稚園異年齢児保育 吹田市立幼稚園の異年齢児学級保育を円滑に行うために、各園に 補 助 者 配 置 事 業 補助者を配置し、子ども一人ひとりに応じたきめ細かな指導を行 い、教育活動を充実させる。 「わくわくスタート」事業 就学前の子どもが小学校生活に円滑に移行できるため、体験入学 や児童との交流等の取組を支援するとともに、保護者に対して小学 校生活の紹介と子育て支援・啓発を兼ねたガイダンスの開催、学校 ハンドブック等の配付を行う。 エ コ ス ク ー ル 活 動 平成13年(2001年)にISO14001認証取得し、環境・共生・循 環型都市を目指す吹田市の市立学校・園として、教職員・園児・児 童・生徒がエコ活動の実践を通し、環境にやさしい学校づくりを行う。 6 取組及び事業名 概 学童農園及び農業体験 学 習 推 進 事 要 小学校において近隣農地での農業体験学習等を実施し、農業や食 業 糧、環境問題等についての理解を図る。 環 境 教 育 推 進 事 業 「学校ビオトープ」 「緑のカーテン」づくりによる環境の整備と、 地域人材と連携した環境教育の推進を図る。 職業体験等支援事業 中学生が飲食店や保育所等、いろいろな職業を体験したり、高齢 者福祉施設や養護施設のボランティアを体験する際、対人対物保険 に加入する。 じ ん け ん 作 品 事 業 市内の小・中学生、高校生から人権に関する作文、詩、ポスター 等の作品を募集する。「じんけん作品パネル展」や「巡回子どもた ちのじんけん作品展」で展示するとともに「じんけん作品集」を作 成して、人権啓発に役立てる。 学 校 教 育 情 報 通 信 「教育の情報化」のもと、次世代を担う児童・生徒のために、学 ネ ッ ト ワ ー ク 構 築 事 業 校・家庭・地域をつなぎ、価値ある情報を分かち合い、学ぶ喜びを 感じられる教育の機会を創設する。 (1)高速通信回線を用いた情報ネットワークの構築と運用 (2)学校教育用情報機器の整備 (3)学校図書館の情報化に向けた整備 (4)情報活用能力及び交流学習支援 (5)学習コンテンツの蓄積・発信活用支援 (6)教育ナレッジマネジメント支援 (7)セキュリティ・情報モラル等運用管理支援 人権教育映画貸出し事業 人権関連のビデオを購入し、学校・社会教育施設等に貸出、作品 の鑑賞を通じて児童・生徒・市民の人権意識の高揚を図る。 学 校 体 育 の 推 進 ・体力・運動能力の向上については、スポーツテストを実施して、 児童・生徒の実態を把握するとともに、体育の授業をはじめ、学校 教育活動全体を通じて、計画的に実施する。 ・児童・生徒の泳力の充実(平成16年度6年生、200m以上95.3%) を図るとともに、臨海学習を実施しプールではつけにくい泳力(よ り長い時間・距離を泳ぐ力)をつけ、海での事故防止や安全対策に 対する心得を実地指導する。 各種大会を実施することにより児童・生徒の体力向上を図る。 ・小学校陸上大会(全6年生対象)・中学校連合体育大会(全学年対象) ・小学校水上大会(全6年生対象)・中学校水泳大会(全学年対象) 7 取組及び事業名 概 こ ど も プ ラ ザ 事 業 要 水曜日の放課後及び土曜日、長期休業日に、子どもの自主性、創 造性などを育むため、小学校の施設や地域における学習資源などを 活用し、子どもたちの安心・安全な居場所(太陽の広場)や体験活 動の場(地域の学校)を提供する。なお、平成19年11月より教育委 員会地域教育部こどもプラザ推進室が、こどもプラザ事業担当室と して発足し、太陽の広場拡充実施モデル事業を開始した。 防犯警備協力員配置事業 幼稚園及び小学校における幼児、児童の安全対策充実を図るた 「 キ ッ ズ セ ー バ ー 」 め、学校園の正門等において立哨、施設の巡回等、学校園の実態に 応じて、子どもの安全を守る警備活動に協力する防犯警備協力員を 配置する。 吹田市教育委員会作成副読本一覧 「きらきら(低学年)」 道 体 育 科 徳 「のびのび(中学年)」 副 読 本 副 読 本 「ぐんぐん(高学年)」 「いきいき(中学校)」 社 会 科 副 読 本 「たのしいたいいく(低学年)」 「楽しい体育(中学年)」 「楽しい体育(高学年)」 「あおいそら(低学年)」 環境教育 「くらしとかんきょう(中学年)」 「わたしたちのまち 吹田・大阪」 副 読 本 「くらしと環境(高学年)」 「吹田発環境通信(中学校)」 8
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