平成 28 年度 年間授業計画 教科・科目 講座名 国語・国語総合・現代文 東京都立大泉高等学校 全日制課程 単位数 2 単位 必修 対象学年・組 1年1組~5組 教 科 書 等 筑摩書房版 精選国語総合 現代文編 国語を適切に表現し的確に理解する能力を育成し、伝え合う力を高めるとともに、思考力を伸 学習の目標 ばし心情を豊かにし、言語感覚を磨き、言語文化に対する関心を深め、国語を尊重してその向 上を図る態度を育てる。 単元(学習内容) 学 期 ① 境目 ② 結ばれていく時間 ③ ことばとは何か 1学期 ④ 魔術化する科学技術 ⑤ 失われた両腕 時間 学習上の留意点 ・文章の内容を叙述に即して的 確に読み取り、筆者の感性に触 れ、新たなものの捉え方を知る。 ・文章の論理展開を追いながら、 論旨を正確に読み取る能力を身 につけ、論理的思考を養う。時間 24 論・環境生命論・言語論など幅広 い分野の評論文を読む。 ⑥ 漢字 ⑦ ⑧ 演じられた風景 ⑨ 羅生門 ⑩ 夢十夜 2学期 ⑪ 主体という物語 ⑫ コンクリートの時代 ⑬ 詩歌 ⑭ ・文はもちろん、行間から類推 し、読み手として小説に参加する 楽しみを味わう。 ・文章の論理展開を追いながら、 その論旨を正確に読み取る能力 を身につけ、論理的思考力を養 う。比較文化論・科学技術論・芸 26 術論など幅広い分野の文を読 む。 ・詩を味読することによってことば への感覚を鋭くし、豊かな感受性 を養う。伝統的な短歌・俳句につ いての知識を深める。 ⑮ ⑯ 身体、この遠きもの ⑰ 開かれた文化 3学期 ⑱ マルジャーナの知恵 ⑲ 名づけと所有 ⑳ 評価の観 点・方法 ・論理展開を追って、論旨を正確 に読み取り、論理的思考力を養 う。歴史論・身体論・異文化論な ど幅広い分野の文を読む。 20 ・高校生に相応しい語彙力と文 章力を身に付け、社会的な事象 や抽象的な事象を自らの思考で 扱い、記述する力を養う。 論理の展開や要旨を的確に理解できたか、主題、人物、情景、心情などを的確に読み解き、 自分なりに考えを深めて表現できたか評価する。定期考査・漢字定期テスト・提出物、発言内 容などを総合的に判断して定着度を評価する。 平成 28 年度 年間授業計画 教科・科目 講座名 国語・国語総合・古典 東京都立大泉高等学校 全日制課程 単位数 3 単位 必修 対象学年・組 1年1組~1年5組 教 科 書 等 筑摩書房版 精選国語総合 古典編 作品の背景となる文化の特色や人物像の特質に触れさせながら、古典を読んでいくための基 学習の目標 礎事項の理解と古典に親しむ態度を身につけさせる。伝統的な言語文化と国語の特質に対す る学習者の関心を高め、国語を尊重してその向上を図る態度を育てる。 単元(学習内容) 学 期 ① 歴史的仮名遣い 品詞分解 用言の活用 和歌の基礎 ② 「児のそら寝」 『宇治拾遺物語』 ③ 「大江山」 『十訓抄』 1学期 ④ 「かぐや姫の嘆き」 『竹取物語』 ⑤ 漢文の基礎 ⑥ 漢文入門 故事「画竜点睛」その他 時間 学習上の留意点 ・古文学習の意義を考えさせ親し みをもたせる。 ・歴史的仮名遣いに慣れて、正し く音読できるようにする。 ・古典文法の用言の活用を習得 する。 36 ・読解のポイントを理解する。 ・漢文と日本とのかかわり、文学 への影響などを学び親しみをも たせる。 ・漢文訓読の基本を習得する。 ⑦ ⑧ 助動詞 ⑨ 「筒井筒」 『伊勢物語』 ⑩ 「門出」その他 『土佐日記』 2学期 ⑪ 「東路の道の果て」 『更級日記』 ⑫ 助詞 ⑬ 漢詩「春暁」その他 ⑭ 「丹波に出雲といふ所あり」その他 『徒然草』 ・古典文学の主要な部分を占め る「物語」の豊かな広がりを感じ 取らせる。 ・仮名散文の表現の特徴を捉 え、書き手の思いを読み味わう。 ・漢詩文とくに唐詩の形式を理解 し、豊かな表現を味わう。 39 ・助詞や助動詞の理解を深めよ り正確な解釈ができるようにす る。 ・中世文学の無常観や共感でき る人間観について学ぶ。 ⑮ 「ゆく河の流れ」 『方丈記』 ⑯ 敬語 ⑰ 「木曽の最期」 『平家物語』 3学期 ⑱ 和歌 『古今和歌集』その他 ⑲ 「管鮑之交」 『十八史略』 ⑳ 漢文の句法 評価の観 点・方法 ・和歌の表現技巧について理解 し、その魅力を味わう。 ・和漢混淆文の力強いリズムを 味わう。 30 ・敬語の用い方を理解する。 ・漢文の主要な句法を学び、意 味や用法を習得する。 ・文学史にふれる。 言語文化や伝統に対する関心をもち、国語を尊重して進んで古典に親しもうとしたか。古典に 表れた思想や感情を的確に読み取り、ものの見方゜、感じ方、考え方を豊かにできたか。古典 の理解に役立てるための音声、文法、表記、語句、語彙、漢字等を理解して知識を身につけた か。以上の点を考慮しながら授業時の取り組や小テスト、ノート、定期考査や課題提出等に よって総合的に評価する。 平成 28 年度 年間授業計画 教科・科目 講座名 国語・現代文・現代文B 東京都立大泉高等学校 全日制課程 単位数 2 単位 必修 対象学年・組 2年1組~5組 教 科 書 等 精選 現代文B 筑摩書房 1.近代以降の様々な文章を的確に理解し、適切に表現する能力を高める。 2.近代以降の様々な文章を読むことで、ものの見方、感じ方、考え方を深める。 学習の目標 3.進んで表現し読書することによって国語の向上を図り、人生を豊かにする態度を育てる。 単元(学習内容) 学 期 時間 ・接続語・指示語などに注目しな がら丁寧に文脈を追い、対比・類 似(言い換え)・具体と抽象・比喩 の関係を捉えて、論の構造をつ かむ。 ① 評論 ・情報の彫刻 原 研哉 ② ・物語るという欲望 内田 樹 ③ ・文学の仕事 加藤 周一 1学期 ④ ・ファンタジー・ワールドの誕生 今福 龍太 学習上の留意点 25 ⑤ ⑥ ⑦ ⑧ 小説 ・山月記 中島敦 ⑨ 評論 ・「である」ことと「する」こと 丸山 眞男 ⑩ ・神話する身体 安田 登 2学期 ⑪ ⑫ ⑬ ⑭ ・文学的な文章にあらわれ た、人物の喜びや悲しみなど の心情をとらえ、優れた描写 を味わうことを通して、ものの 見方・感じ方を高める。 ・読書に親しむ態度を養う。 30 ・論理的な文章の構造を理解 し、本文における具体例など の効果を十分に理解するとと もに、その内容を捨象して適 切に書いたり表現したりでき るようにする。 ⑮ ⑯ 小説 ・こころ 夏目漱石 3学期 ⑰ ⑱ ⑳ 評価の観 点・方法 ・文学的な文章にあらわれた抽 象的な表現をとらえて人物の感 情や行動を読み解くとともに、優 20 れた表現を根拠として因果を関 連付けることによって作品世界を より具体的に味わう。 ・読書に親しむ態度を養う。 ・目的や場に応じて効果的に話したり的確に聞き取ったりして、自分の考えを深め、発展させている。 ・相手や目的、課題に応じた適切な表現による文章を書き、自分の考えを深め、発展させている。 ・近代以降の文章を的確に読み取ったり、目的に応じて幅広く読んだりして、自分の考えを深め、発展さ せている。 以上の観点に基づき、授業時の意欲態度、課題、小テストや定期考査の結果により評価。 平成 28 年度 年間授業計画 教科・科目 講座名 国語・古典B・古典 東京都立大泉高等学校 全日制課程 単位数 3 単位 必修 対象学年・組 2年1組~5組 教 科 書 等 古典B(筑摩書房) 古典作品を学習し読解・鑑賞の基本的学力を身に付け、その上に立ちさらにものの見方、感じ 学習の目標 方、考え方を広くし、古典に親しむことによって人生を豊かにする態度を育てる。 単元(学習内容) 学 期 時間 1年次の学習を踏まえ、難解 な作品を一貫して読解する。 同時に歴史的な背景や文学 史にも触れ、正確な読解と発 展的な知識を身に着ける。 ① 「雲林院にて」(大鏡) ② 「花山院の出家」(大鏡) ③ 「鴻門の会」(史記) 1学期 ④ 「中納言参りたまひて」「二月つごもりごろに」(枕草子) 学習上の留意点 35 ⑤ 句形(願望・抑揚) ⑥ ⑦ 古文については、1年次まで の文法知識の確認をしつつ、 確実に読解する。 漢文については、書き下し文 を正確に書き、句法の確認を しつつ読解する。 ⑧ 「公任 三船の誉れ」(大鏡) ⑨ 「南の院の競弓」(大鏡) ⑩ 「中国の古典思想」 2学期 ⑪ 「四面楚歌」(史記) ⑫ 「嘆きつつ」(蜻蛉日記) 40 ⑬ 「王朝歌」 ⑭ ⑮ ⑯ 「肝試し」(大鏡) ⑰ 「捕蛇者説」 3学期 ⑱ 漢文句法総合 ⑲ 古文については、1年次まで の文法知識の確認をしつつ、 確実に読解する。 漢文については、書き下し文 25 を正確に書き、句法の確認を しつつ読解する。 ⑳ 評価の観 点・方法 定期考査、小テスト、提出物、授業態度などを総合して評価する。 平成 28 年度 年間授業計画 教科・科目 現代文B 講座名 東京都立大泉高等学校 全日制課程 単位数 2 単位 必修・選択必修・自由選択 総合的な学習の時間 対象学年・組 3年1~5組 教 科 書 等 精選 現代文B 筑摩書房 (1) 複雑な文章を構造的にとらえ、的確に文章全体の内容を読み取れるようになる。 学習の目標 (2) 文章から読み取った内容に基づき、論理的な記述ができるようになる。 単元(学習内容) 学 期 時間 学習上の留意点 抽象的な文章における論理 展開や構造を確実につかむ ことを主眼とする。様々な語 ② 寛容は自らを守るために不寛容に対して不寛容になるべき 彙に関する知識を身につけ、 ③ 無常ということ 多様な社会問題を取り扱える 24 ようにする。 ④ 死と向き合う ① つながりと秩序 1学期 ⑤ ⑥ ⑦ 教科書の文章だけではなく、 実際的な文章に多く触れるこ とで、様々な問題に対する読 解力を養うとともに、より難解 な文章を理解できるようにす る。 ⑧ センター試験演習 ⑨ 現代評論演習 ⑩ 文学的な文章の取り扱い 2学期 ⑪ 28 ⑫ ⑬ ⑭ ⑮ ⑯ 授業なし ⑰ 3学期 ⑱ ⑲ ⑳ 評価の観 点・方法 ・定期考査および小テスト、提出物を総合的に判断する。 平成 28 年度 年間授業計画 教科・科目 講座名 国語・現代文B・現代文演習 東京都立大泉高等学校 全日制課程 単位数 2 単位 必修選択 対象学年・組 3年選択者86名 教 科 書 等 精選 現代文B 筑摩書房 論理的文章の読み方および設問のとらえ方と答え方を習得することで、入試現代文に対応で 学習の目標 きる力をつける。 単元(学習内容) 学 期 時間 学習上の留意点 ・論理的文章の読解に必要 な、語法・文法を理解させる。 ① 入試問題演習(文化論、近代論、哲学・思想論など) ② ・文章の読み方(客観的読解法) ③ ・要旨のとらえ方 1学期 ④ ・記述式問題の解き方 24 ⑤ ・評論用語とテーマに関する知識事項 ⑥ ⑦ ・実際の入試問題演習を多く 取り入れることにより、実戦力 を身に付けさせる。 ・文学史のジャンルを確実な 得点源になるようにする。 ⑧ 入試問題演習(現代社会論・芸術論など) ⑨ ・読みを問いにつなげる方法 ⑩ ・設問別解法 2学期 ⑪ ・評論用語とテーマに関する知識事項 ⑫ ⑬ ⑭ ⑮ ⑯ 授業なし ⑰ 3学期 ⑱ ⑲ ⑳ 評価の観 点・方法 ・定期考査と平常点を加味して評価する。 20 平成 28 年度 年間授業計画 教科・科目 講座名 国語・古典B・古文演習 東京都立大泉高等学校 全日制課程 単位数 2 単位 必修選択 対象学年・組 3年選択者97名 教 科 書 等 精選 古典B(古文編) 筑摩書房 (1) 文章を読み解くために必要となる基礎的な事項の定着をはかり、応用ができるようにな 学習の目標 る。 (2) 長文を実践的に読み、解釈し、理解できるようになる。 単元(学習内容) 学 期 ① 大和物語 ② 平中物語 ③ 大鏡 1学期 ④ 山家記 ⑤ 国意考 ⑥ 今昔物語集 時間 学習上の留意点 授業の冒頭で、その回の演習 の範囲から文法及び知識(古 文常識、単語)の小テストを行 い、基礎事項の定着と応用の 力を養う。 24 本文の読解は解答や解説の 範囲にとどまらず、広範に 扱っていく。これによって大系 的な知識の習得を目指す。 ⑦ 苔の衣 ⑧ 太平記 ⑨ 鶉衣 ⑩ 古今著聞集 2学期 ⑪ 松浦宮物語 ⑫ 新学異見 ⑬ ⑭ ⑮ ⑯ 授業なし ⑰ 3学期 ⑱ ⑲ ⑳ 評価の観 点・方法 定期考査および毎回の小テストにより行う。 授業の冒頭で、その回の演習 の範囲から文法及び知識(古 文常識、単語)の小テストを行 い、基礎事項の定着と応用の 力を養う。 本文の読解は解答や解説の 28 範囲にとどまらず、広範に 扱っていく。これによって大系 的な知識の習得を目指す。 平成 28 年度 年間授業計画 教科・科目 講座名 国語・国語総合・漢文演習 東京都立大泉高等学校 全日制課程 単位数 2 単位 必修選択 対象学年・組 3年選択者90名 教 科 書 等 古典B 漢文編(筑摩書房) 学習の目標 漢文訓読を正確に行い、背景に描かれた人間模様を読み取り味わう。 単元(学習内容) 学 期 ① 小説 人面桃花 ② 史記 上之老父 ③ 1学期 ④ 時間 学習上の留意点 正確な漢文訓読に留意し、書 き下し文を正しく書けるように する。 時代背景を理解し、歴史的人 物が織りなす人間模様を味わ 24 い理解する。 ⑤ ⑥ ⑦ 正確な漢文訓読に留意し、書 き下し文を正しく書けるように する。 時代背景を理解し、歴史的人 物が織りなす人間模様を味わ い理解する。 ⑧ 史記 国士無双 ⑨ 老子 無之用 ⑩ 荘子 胡蝶之夢 2学期 ⑪ ⑫ 28 ⑬ ⑭ ⑮ ⑯ ⑰ 3学期 ⑱ ⑲ ⑳ 評価の観 点・方法 中間期末考査と小テストをもとに、平常点を加味して評価する。
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