柿 (かき)と健康について と健康について 康について

柿(かき)と健康について
●薬効
:
⾼⾎圧
夜尿症 やけど かぶれ しもやけ 風邪 二日酔い
痔 ⾍刺され ⻭痛
柿は中国が原産で、日本の果物の中でも最も古い部類に入ります。
柿には大別すると、甘柿と渋柿がありますが、熟すと自然に渋みが取れて甘くなるのが甘柿、熟してもなかな
か渋みがとれないのが渋柿です
か渋みがとれないのが渋柿ですが、⼲し柿にすると、ひじょうに甘みが増すことは、ご承知の通りです。
⼲し柿にすると、ひじょうに甘みが増すことは、ご承知の通りです。
柿の果⾁をよく⾒ると、ごまのような⿊い点が⾒られますが、これが不溶性のタンニンです。
渋柿の渋を抜くためには、アルコールや温湯などに漬けますが、これはタンニンを水に溶けなくするためです。
炭酸ガスを噴霧して一定期間、密閉して渋を抜く方法もあります。
生でそのまま食べるのが、いちばん簡単でおいしい食べ方ですが、なますやサラダに加えたり、あえ物にして
もおいしくいただけます。 柿の葉の若葉はおひたし、ごまあ
柿の葉の若葉はおひたし、ごまあえ、てんぷらなどに利用されます。
え、てんぷらなどに利用されます。
また、白菜の漬け物に、柿の皮をいっしょに漬けると、甘みのあるおいしい白菜漬けができあがります。
柿には多くの種類がありますが、旬はどれでもだいたい10〜11⽉ごろです。
甘柿の王様は富有柿で、次郎柿がそれにつぎます。 渋柿の代表は平核無柿や、蜂屋柿などが有名です。
渋柿の代表は平核無柿や、蜂屋柿などが有名です。
おいしい柿の⾒分け方は、皮の⾊とつや、張りに注目するのがポイントです。 実はかためで、ヘたも緑⾊で、
しっかりついているものなら安⼼です。⼲し柿は、表⾯に白い粉のふいているものを選ぶと良いでしょう。
柿の栄養素と効能効果
栄養⾯での柿の特徴は、ビタミンCが豊富に含まれていることでしょう。 正確にいえば、プロビタミンCと
いう、ビタミンCの前駆物質で、これが100g中1gも含有されています。 プロビタミンCは体内に吸収
されるとビタミンCとなって作用します。 大きめの柿なら、1個食べるだけで、ほぼ1日分のビタミン C
の必要量を摂取することができます。 また、ほかの果物には比較的少ない、ビタミンAも多く含まれ、とく
また、ほかの果物には比較的少ない、ビタミンAも多く含まれ、とく
に⼲し柿の場合だと、生のものと比べ2倍もビタミンAが含有されていました。
昔から、
「柿が⾚くなると医者が⻘くなる」といわれるほど、柿は健康食材としてすぐれた効果を発揮します。
まず有名な薬効としては、二日酔いの防止です。 これは、柿に酒の酔いをさます作用があるためで、お酒を
飲む前に生の柿を1〜2個食べておくと、悪酔いを防止してくれます。 二日酔いで気分が悪いときに、よく
熟した甘柿を1個食べると、ビタミンCが肝臓の働きを助け、アルコールが抜けて気分が回復します
熟した甘柿を1個食べると、ビタミンCが肝臓の働きを助け、アルコールが抜けて気分が回復します。
また、乗りもの酔いにも、柿を食べるといいといわれます。
晩秋、柿は旬を迎えま
晩秋、柿は旬を迎えますが、毎日柿を食べていれば、かぜの予防になりお勧めです。
が、毎日柿を食べていれば、かぜの予防になりお勧めです。
ビタミンCやAが、ウイルスに対する免疫⼒や抵抗⼒を⾼め、のどなどの粘膜を強化くしてくれるからです。
たくさん食べると体を冷やす
たくさん食べると体を冷やすこともあり、
こともあり、とくに空腹時に多食すると、消化不良をおこしたり、便秘の原因に
とくに空腹時に多食すると、消化不良をおこしたり、便秘の原因に
なったりします。
また、タンニンが体内で鉄と結合して、鉄分の吸収を阻害しますので、貧⾎症の⼈は控えめにしたほうが良い
でしょう。