資料1(PDF:156KB)

Q1
医療費控除とはどんな控除ですか?医療費をたくさん払ったら、いくらか
お金が戻ってくるのですか?
A1
自分又は自分と同一生計(家計が一緒である)親族の医療費を払った場合に
は、次の算式で計算した金額が医療費控除として、所得税又は市県民税(住
民税)の税額の計算上、所得から控除することができます。
前年中に支払った医療費の額-保険金等で補てんされる金額
-(総所得金額等の5%または 10 万円のいずれか少ない金額)
=医療費控除額(限度額 200 万円)
医療費控除はあくまでも税金を減額するための控除であり、支払った医療費
の還付ではありませんので、あなたに元々所得税又は市県民税(住民税)が発
生していない場合は、申告をしてもお金が戻るわけではありません。
Q2 1年間でどれくらい医療費を払っていれば、医療費控除を受けられますか?
A2 総所得金額等が200万円以上の人は、1年間で10万円を超えて払ってい
れば対象となります。ただし、総所得金額等が200万円未満の人は総所得金
額等の5%を超えていれば対象となります。例えば総所得金額等が100万円
の人は、その5%である5万円を超えた分が医療費控除の対象額になります。
Q3 医療費控除をするとどれくらい税金が安くなる(戻ってくる)のですか?
A3 医療費控除額(A1の算式で計算)に税率をかけた分の税金が安くなり(戻
り)ます。実際には所得税の税率(所得に応じて5%から 40%)分及び市県
民税(住民税)の税率10%分の税金が安くなり(戻り)ます。例えば、総所
得金額等が200万円以上の人が、20万円の医療費を払い、6万円の補填金
があった場合、医療費控除額は4万円となり、所得税の税率を5%と仮定する
と、市県民税(住民税)の税率10%と合わせて4万円の15%の6千円分の
税金が安くなります。
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Q4 私たちは夫婦共働きです。昨年、妻が入院した際の医療費を家計費から支払
いました。妻に収入があるので、妻の医療費控除として申告しないといけませ
んか?
A4 奥様で申告していただいても良いのですが、同一生計の親族の医療費はすべ
て合算して申告することができますので、一般的には世帯の中で一番所得の高
い人で控除する方が有利になります。したがってご主人様の方が所得が多けれ
ば、ご家族の医療費をすべて合算して、ご主人様で申告されることをお勧めし
ます。
Q5 3月の確定申告で医療費控除を受けようと前年中の領収書を整理していたと
ころ、今年に入ってからの領収書がありましたが、この領収書を加えてもいい
ですか?
A5 医療費控除は、各年ごとにその年中に支払った医療費の金額が対象となりま
す。つまり、支払日の属する年分の控除となっているため、前年分の医療費に
今年に入ってからの分を加算することはできません。
Q6 医療費の領収書を紛失してしまったのですが、健康保険組合から発行される
「医療費のお知らせ」を領収書の代わりに申告できますか?
A6 医療費控除を受けるためには、医療費の領収書等の原本を申告書に添付また
は提示しなければなりません。したがって、「医療費のお知らせ」は領収書で
はありませんので、医療費控除を受けることができません。
Q7 昨年と病気で3か月ほど入院して多額の医療費を払いましたが、後日健康保
険組合から高額療養費と自分でかけている生命保険の入院特約で保険金を受け
取りました。保険金等で補てんされる金額として、支払った医療費から差し引
く必要がありますか?
A7 健康保険組合から高額療養費も自分でかけている生命保険からの保険金も保
険金等で補てんされる金額として支払った医療費から差し引く必要があります。
差し引いた結果、補てん金額が支払った医療費を超えた場合、この入院分の医
療費は控除対象とはならなくなります。ただし、超過分の高額療養費や入院給
付金は他の医療費控除の対象となる医療費から控除する必要はありません。
問い合わせ先:安城市役所
市民税課
市民税係
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電話0566(71)2214