ITS技術を活用した交通事故分析業務のご紹介

I
TS技術を活用した交通事故分析業務のご紹介
●交通事故の現状と道路側の要因
近年の交通事故発生状況の推移をみると、死者数は、一時1万人を超え
ましたが、平成15年には8,000人を割り、減少傾向が見られています。
しかし、事故発生件数は、昭和50年代から増加の一途をたどっており、潜
在化した交通事故要因に対して科学的アプローチが必要です。
潜在的な事故要因に対する、科学的アプローチの必要性
●交通事故発生のメカニズム
交通事故分析では3つの視点が重要!
従来の交通事故分析
重大事故
水面下の事象把握
交通事故
統計原票
・事故原票(供述調書)以外の客観的な事故状況データを
用いた分析
軽傷事故
2) 数多くの基礎データの収集
物損事故
・水面下の事象を含めた、数多くの事故・ニアミス事象に
よる分析精度の向上
ニアミス
映像情報として蓄積
1) 客観的な事故状況データ収集
TAAMSによる事故分析
交通の乱れ
3) 日常交通環境にひそむ問題の抽出
日常交通
・日常の交通環境の中から、潜在的な問題や課題事象を
抽出
交通事故のピラミッド型モデル
●TAAMS(
Tr
af
f
i
c Acci
dentA
o Memor
y Sy
st
em)
を用いた事故・
ニアミス事象の記録
tAut
TAAMS(Tr
af
f
i
c Acci
dentAut
o Memor
y Sys
t
em)は、「衝突
音」「ブレーキ音」「クラクション音」を抽出し、前後10秒間の映像をDVR(Di
g
i
t
alVi
deo Recor
der
)に録画蓄積する交通事故自動記録装置です。
このシステムを用いることで、交通事故・ニアミス・交通の乱れを映像情報と
して蓄積することが可能です。
外観
音響
識別部
ブレーキ音
クラクション音
衝突音
事故前のデータを保存
事
事故
故
事故後のデータを保存
14hr
右折
直進事故
・
映像情報からわかること
事故直前の
15hr
追突事故
TAAMS
TAAMS(科学警察研究所開発)
16hr
出合頭事故
周辺の歩行者・車両の動き
信号現示
車両の挙動(ハンドル操作、走行軌跡)
その他
DVR
(デジタルビデオ
レコーダ)
出合頭事故(
自転車)
右折
直進事故(凍結) 右折
事故要因の解明
直進事故(湿潤)
効果的な
対策工の立案
●交通事故分析業務フロー
基礎データの収集
STEP.1
事故データ
ニアミス・交通の乱れ
●TAAMS
・物損事故
・事故回避行動
(クラクション、急ブレ
ーキ等)
●交通事故統計原票
・事故率
・類型別事故発生状況
・事故要因
・事故発生時期
・事故発生場所
道路環境データ
●道路台帳
・幾何構造
●現地踏査
・視距、視認性
●信号階梯図
・信号サイクル
事故要因の分析
STEP.2
事故データ
ニアミス
交通の乱れ
道路環境
事故原因の抽出、問題点の設定
STEP.3
対策工の提案
〈要因分析に基づく対策案の抽出〉
〈最適な事故対策工の提案〉
〈概算事業費・事業計画〉
STEP.4
対策工の効果検証
●交通事故分析業務の実績
【科学警察研究所】 事故発生メカニズム分析プロジェクト
【札幌市建設局】 旭山公園米里線交差点 交通事故調査・対策
【札幌市建設局】 交通事故総合データベースシステムの開発
【北海道札幌土木現業所】 支笏湖公園線 交通事故調査・対策
【北海道帯広土木現業所】 本別留辺蘂線 交通事故調査・対策
【北海道小樽土木現業所】 小樽臨港線 交通事故調査・対策
●お問合せ
株式会社 シー・イー・サービス 企画開発部
札幌市豊平区西岡2条8丁目5-27
TEL 011-855-4440
mail [email protected]
FAX 011-854-9552
URL http://www.ces.co.jp/