2013年5月21日 情報提供資料 5 オーストラリアの 観光業 月号 オーストラリアへの旅行者に変化 オーストラリアへの旅行者に変化 2013年のGWもあっという間に終わってしまいましたが、 どこかに出かけられましたか? 今年は日並びの関係で長期休暇がとりにくかったこと などから、大手旅行会社の調査では、日本全体の総 旅行者数は過去最高が見込まれたものの、内訳を見 ると、国内旅行者数が前年に比べ約1%増加し過去最 高となった一方で、海外旅行者数は5%程度減少した ようです。 世界有数の観光国であるオーストラリアでは、日本人 旅行者数の減少に加え、歴史的に関係の深いイギリ スなど欧米からの旅行者数も、豪ドル高や欧州金融 危機の影響等から伸び悩んでいました。 中国・インドなどアジアの旅行者が増加 中国・インドなどアジアの旅行者が増加 旅行産業のGDP GDPと就業者数の推移 と就業者数の推移 旅行産業の 旅行産業のGDPと就業者数の推移 (億豪ドル) 代わって増加しているのは、中間層の台頭目覚しい 中国に加え、ここ数年株式市場が堅調なインドやイン ドネシアなどアジアの国々からの旅行者です。 500 今年に入り、日本の株式市場は政府の「アベノミクス」 や日銀の「異次元の緩和」を背景に上昇を続けていま す。アジアの他の市場でも、数年ぶりに高値を更新す るところが増えています。景況感が上向き、アジア諸 国の中間層の消費拡大に繋がれば、観光や教育など オーストラリアが強みを持つ分野への追い風になるこ とが期待されます。 300 日豪観光交流年2013 2013 日豪観光交流年 日豪観光交流年2013 2013年はオーストラリア観光局と日本政府観光局が タイアップし、「日豪観光交流年」に設定されています。 これに伴い、日豪両国で様々なイベントが開催される 予定となっており、両国の交流を促進し、相互交流65 万人を目指すとされています。 ケアンズのトライアスロン大会“アイアンマン・ケアン ズ”や、“ゴールドコーストマラソン”などのスポーツ関 連イベントは有名ですが、“オペラ・オン・シドニーハー バー”やワインフェスティバルなど他にもユニークな試 みがたくさん用意されており、日本はもちろん他の 国々からも多くの旅行者が訪れることが期待されます。 (万人) 55 旅行産業の就業者数(右軸) 旅行産業のGDP(左軸) 400 50 45 200 100 40 2000 2002 2004 2006 2008 2010 (年度) 出所:オーストラリア統計局 (2000年度~2011年度) オーストラリアへの旅行者数(国別)の推移 オーストラリアへの旅行者数(国別)の推移 500 400 300 米国 欧州 日本 (2000年度~2012年度) 中国 インド インドネシア 200 100 0 2000 2002 2004 2006 *2000年度を100として指数化、 2012年度は9ヶ月分を年換算した数値 2008 2010 (年度) 2012 出所:オーストラリア統計局 出所:RBA 〈ひとつぶ豆知識〉 アダム・スコット(プロゴルファー) 2013年4月、オーストラリア人で初めてマスターズ制覇。彼の勝 利でオーストラリアでは競技ラウンド数が増加中とのニュースも。 ■当資料は情報提供を目的として大和住銀投信投資顧問が作成したものであり、特定の投 資信託・生命保険・株式・債券等の売買を推奨・勧誘するものではありません。■当資料は 各種の信頼できると考えられる情報源から作成しておりますが、その正確性・完全性を保証 するものではありません。■当資料に記載されている今後の見通し・コメントは、作成日現在 のものであり、事前の予告なしに将来変更される場合があります。■当資料内の運用実績 等に関するグラフ、数値等は過去のものであり、将来の運用成果等を約束するものではあり ません。■当資料内のいかなる内容も、将来の市場環境の変動等を保証するものではあり ません。
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