哺乳動物② 野生生物観察

講座記録アルバム12月号-1
哺乳動物②
野生生物観察
年月日: 2013年12月3日(火)
場 所 : 奈良県文化会館/奈良公園
講 師 : 関西野生生物研究所 代表
理学博士 川道 美枝子 先生
記 録 : 緑組 3班 中所 浜谷 山添
この日の講座は午後1時から川道博士によるレクチャー。「哺乳類と生態と社会」のテーマでムサ
サビ、アライグマ、カモシカ、イノシシなどの生態や人間社会とのかかわりについてユーモアを交え
ながらの講義でした。そのあと午後3時頃から場所を奈良公園に移し、アライグマによる被害の実態
やムササビ観察など、野生生物の観察を行いました。ムササビは繁殖期のピークに近いようで、5~
6回の華麗な滑空を観察出来て受講生は大満足の様子でした。
先生のご専門はシマリスの
生態学ですが、アライグマ被
害の対策でもよく知られてい
ます。
「シカのお尻はなぜ白い?」と
つかみもお上手。動物の生態
について、興味深いお話が続
きました。
熱心に聞く受講生。動物の生
息と自然環境や人間社会との
調和。シカやアライグマに限っ
た問題ではありません。
講義終了後、楽しみにしていた野生生物観察に出発しました。
「アライ」さんの
爪あと
北川さん
出発前、皆で北川 AS から
注意事項などを聞く。
移動中は楽しいおしゃべり
と笑顔が絶えません。
先生の説明に聞き入る受講生。「アライ」さん、
事の重大さを分かって下さいね。
ここだよ。
わくわくしながら、ムササビの
出現場所に移動しました。
子供と思われる愛らしいムササビが
不思議そうにこちらを見ています。
この辺りを滑空
首のだるさにめげず、根気よく
待つ。幻想的な雰囲気でした。
《感想》
・講義で「ある動物ではオスはメスにくっついて長生きでき人にも当てはまるのでは」。主人が哀れに思え
ました。(中所)・ムササビの鳴き声や、何回も目の前を滑空する様子が見られて、大感激でした。(浜谷)
・万葉集にも登場するというムササビ、これからも永く命をつないで欲しいと願います。(山添)
講座記録アルバム12月号-2
ボランティア論
年月日: 2013年12月10日(火)
場 所 : ワキタ天満橋ビル
講 師 : 認定 NPO 法人 CS 神戸 理事長
中村 順子 先生
記 録 : 緑組 3班 中所 浜谷 山添
この日の授業は、午前中ワキタ天満橋ビルで中村順子先生によるボランティア論のレクチャー。
理事長を務められる CS 神戸は阪神淡路大震災をきっかけに誕生し、先生はその創始者です。ボ
ランティアは福祉分野から多彩な分野へ拡大していること、またその関わり方も多様化していること
を多くの実例とともにお話しされました。
「キョウイク」と
「キョウヨウ」
受講生と同年代にお見受け
しますが、若々しいのは「思
い」を持ち続けておられるせ
いでしょうか。
ボランティア活動は大きくイメー
ジを変えています。「究極の生
涯学習」という言葉が印象的で
した。
ボランティア活動へ一歩踏み
出すためのキッカケづくりや
留意点のお話で午前の予定
が終了しました。
午後は屋外に出て、天満橋周辺でフィールドワーク。街を歩いてボランティア活動につながるニ
ーズを発見し、「①活動内容②誰のため③どんな影響」の観点でアイデアをまとめ、班ごとに発表し
ました。歴史、自然、文化など様々なアイデアが発表されました。最後に中村先生からコメントと授
業の締めくくりをしていただきました。
この木何の木?
街を歩いていても、つい樹
木や草花が気になります。
1班は「公園管理」で地域コミ
ュニティづくりに貢献します。
4班の発表は「自然と文化の
総合ガイド」で地域活性化。
3班は「八軒家周辺の歴史と自
然を伝える」活動で町おこし。
2班は「樹木プレート」で自然と
緑を大切にする心を育みます
新しいボランティア活動は、受け身
でなく「提案型」であるべきです。
《感想》
・バイタリティに溢れゆるぎない生き方の講師の方に魅力を感じました。(中所) ・ボランティア活動は人
の為にというイメージがあったが、自分の為でもあるんだと思った。(浜谷) ・講師の足跡や実績をお聞
きして、非営利組織のマネジメントに不可欠な要件を満たす方だと思いました。(山添)
講座記録アルバム12月号-3
環境問題概論
~いま私たちにできること~
年月日: 2013年12月17日(火)
場 所 : ワキタ天満橋ビル
講 師 : サステナ・ハース代表
立山 裕二 先生
記 録 : 緑組 4班 桝本 高階 堀田
本年度最後の講座は「環境問題概論」、講師は環境アドバイザーでサステナ・ハース代表・立山
裕二先生。尼崎市出身の先生は幼い頃から<環境問題>に深い関心を抱き、驚くべき探究心と実
行力で各地を飛び回り、地球が抱える病を分析し現在は学生をはじめ市民各層・企業をも巻き込
んだ活動を展開されています。
今回は具体的な「ごみ」の問題を通して、優しくかつ楽しく勉強させていただきました。
先生の環境問題に取組む原点は、
「小学生時代の大気汚染の状況」と
の説明で、講義が始まりました。
暗くなった教室でノートを取る
のは大変ですが、熱気が溢れ
暑いくらいです。
午前中はパワーポイントを使い
「地球環境の現状」等、具体例
を挙げて講義が進みました。
午前中は科学的な問題、午後は心の問題を中心にした講義です。
先生の著書・DVD・CDも
紹介されました。
循環型社会基本法の内容を、解
りやすく図示で説明中です。
午後の講義が始まりまし
た。熱気ムンムンです。
先生は午前・午後計4時間立
詰めでした。お疲れ様です。
ダジャレも飛び出し、笑いも混
じる講義です。
講義終了後の質問にも、丁寧に
答えられていました。
《感想》
・全ての活動の原点は「興味のある事を楽しく続ける」という言葉は、今後の指針になりました。(桝本)
・総論-正しい知識を持つ。各論-自ら実践する。ということが解った。(高階)
・可能性が極めて高いと非常に高いの違い等、言葉が持つ意味の重要性を改めて感じました。(堀田)