ドイツ演奏旅行報告

宗研合唱団 2004 ドイツ演奏旅行 報告 part1
アイゼナッハ
EISENACH
8月5日
6,7 日
8日
アイゼナッハ着
ゲオルゲン教会にてリハーサル
ゲオルゲン教会にて礼拝 演奏会
アイゼナッハ到着翌日から練習が始まった。私達が
歌うゲオルゲン教会はバッハが洗礼を受けたと言わ
れる教会。古いけれど、味わいのある厳かな教会だ。
誰かが手で抑 えてないとしまってしまう立て付けの悪
そうな扉を通って、すり減った木の階段を三階ぶんくら
いのぼって私達の舞台にたどり着く。オルガンの前の
席だ。前の手すりの間から下を見ると信者さんの席が
わずかに見える。前方に祭壇とステンドグラスのは ま
った窓。
8日 日曜日 朝の礼拝に参加。牧師さんが私達をは
るばる日本から来た合唱団と紹 介してくださる。オル
ガンの素晴らしい演奏、賛美歌、私達が歌うミハエル・
演奏会のポスター
バッハ のモッテトで信者でなくても崇高な気持ちにな
った。
その日の夕方からいよいよ私達の演奏会。お客さま
は予想を大きく上回って120数人だったとのこと。 プ
ログラムはJ.S.バッハのカンタータ 196番
礼拝で歌ったモテッ ト、 カンタータ4番
朝の
朝の礼拝
からの気持ちの高揚と巧みな伴奏、ソリスト方の力に
支えられて どの団員 も手ごたえを感じながら気持ち
良く歌えたのではないでしょうか。アンコールのモ テッ
ト Lobet den Herrn, alle Hidenn を歌い終えてもお客
様の温かい拍手が鳴り止まず感激して涙をこぼした
人も。 また例の階段を降りて外に出ようとすると、出
口の所にはまだ沢山の方達が帰らないで待っていて
下さって、握手を求めてきたり、言葉をかけてくださっ
たり、多いに感 激した私達でした。
ゲオルゲン教会 Georgenkirche
朝礼拝のプログラム
宗研の演奏会を紹介する地元新聞記事
エルンスト・バッハの家
ルターの家
バッハの肖像
宗研合唱団 2004 ドイツ演奏旅行 報告 part2
ライプツィヒ
LEIPZIG
トーマス教会
8月9日
10 日
11 日
アイゼナッハ → ライプツィヒ
ニコライ教会にて演奏会
バッハ墓前にて演奏会
アイゼナッハの街に別れを告げ、我々はまたバスに揺
られて、次の目的地ライプ ツィッヒに。ワイマールを過
ぎて、昼食をとるためにエアフルトで休憩。ライプツィッ
ヒに着いたのは夕方近くだった。 ホテルで荷物を解く
のもあとまわしにして、多くのメンバーは早速、トーマ
ス教会とニコライ教会を下見に見学。明日と明後日は
これらの教会で歌うのだと、また緊張を新たにした。
翌日、ニコライ教会での本番は夕方の5時から。会場
での練習は出来ないというので、ホテルの一室を借り
て軽く声出しをしただけで本番に。今度はアイゼナッ
ハのゲ オルゲン教会とちがって、祭壇の上、まともに
お客さんのほうを向いて歌うのだ。練習ナシのほとん
どぶっつけ本番だったから緊張したし、お客さんたち
の反応が手にと るようにわかるのでおそろしかったけ
れど、途中で帰ってしまうお客さんもなく、ま たもや拍
手が鳴り止まずだった。曲目はゲオルゲンの時と同
じ。この春、大島先生がヨハネ受難曲のエヴァンゲリ
ストを歌って、大成功された同じ教会で、先生の評判
に傷がつくようなことだけは避けたかったのだけれど、
多分大丈夫だったと思う。
興奮さめやらない最終日、11日は今度はトーマス教
会のバッハの墓前で、ミハエル ・バッハのモテット3曲
と J.SバッハのモテットBWV230とカンタータ4番の
コラールを歌った。この時は伴奏無しで、私達だけ。
演奏会のポスター
歌い終わって先生がバッハのお墓に深紅のバラを一
輪たむけ、全員でドイツでの演奏会が無事に終わった
ことへの感謝の気持ちと音楽を出来る幸せにも感謝
をこめて頭を下げたのだった。
ニコライ教会 Nikolaikirche
演奏会のプログラム
ニコライ教会の演奏会を終えて
トーマス教会 Thomaskirche
古本屋で楽譜を探す両先生
バッハの墓