加齢による<身体特性><機能低下> 1 予備力の低下 カラダの各機能には 運動や危機的状況の時に発揮される 『最大能力』 『日常活動に必要な能力』があります。 予備力とはこの能力の差を言い、老化するほど低下します。 ・ 日常生活には事欠かないが、それ以上の活動が要求されると十分 に対応しきれなくなる。 ・ 無理や頑張りがきかない。 ・ 普段歩くには支障がないけど、走ったり、坂道を登るなどで息切れや 動悸のため立ち止まる。 などの現象が起こりますね。 2 防衛反応の低下 危機に直面したときに自分の心身が敏速に反応できなくなることや、病原体 の進入に対する抵抗力の減退となって現れます。 高齢者がすぐに肺炎になったり、重い疾病にかかっても症状が軽く見え、そ の結果発見が遅れたり、ストレスに弱い、事故にあいやすいなどはこのため です。 3 回復力の低下 カラダは病気や傷に対して自然回復力を持っていますが、老化はこの機能 を低下させます。病気にかかると治りにくくなり、運動による疲労も若いとき よりも時間がかかるようになります。 1 4 適応力の低下 生活環境の変化やカラダの機能の変化に対して適合するように努め、カラ ダを保持し活動を順調に展開するように努力することを適応と言いますが、老 化が進むと適応が弱くなり、、自己を変えることが難しくなります。 (^^;) (^^;) (^^;) きんさん、ぎんさんが言っていました。 「歩かなければ、歩けんくなるでよ~」 まさにそのとおり、 『人間のカラダは使えば発達するが、使わなければ衰える』 『人間は脚から死んでいく』 とも言われています。 直立2足歩行でいられるための貯筋を! 健康とは…? 自分のカラダを、自分の力で、 思いどおりに動かすことができる状態にあること! < 健康づくりの第1歩は筋肉の収縮運動から > 2 健康づくりに必要な5つの運動 運 動 の 種 類 運 動 効 果 の あ る 症 状 呼吸・循環器系の働きを改善する。 1 エアロビクス(有酸素運動) 肥満、高脂血症、高血圧、糖尿病、心臓病、 大腸ガン等生活習慣病予防 筋力を強く、太くする。骨を丈夫にする 筋がエネルギーを使えるようになる 2 アネロビクス(無酸素運動) 自立性が高まる 転倒、骨粗鬆症、腰痛、肩痛等の予防 筋肉―神経―脳の連携をよくする 3 ストレッチング(伸展運動) 体が柔らかくなる。血行不良の改善 4 バランス(平衡性運動) 転倒を予防 5 アジリティー(敏捷性運動) 素早い動作 高齢者の一般負傷原因 ・傷病名別 ①転倒65.7%、②転落11.1%、③気道閉塞10.1% ①骨折・脱臼36.4% ②挫創・切創23.3% ③打撲19.2% 《中止した方が良い場合》 ☆顔面蒼白で唇や指の回 りが紫色になってきた ☆皮膚が冷たくなってきた ☆胸の痛みなど狭心症に 似た症状が出た ☆心臓のリズム(=脈拍) が目立って変化してる ☆歩く速さ(=運動強度) を上げても心拍数の増 加が見られない ☆めまい、吐き気を感じた ☆激しい疲労を感じる ☆意識がもうろうとしてきた ☆運動失調など循環血液の 低下が見られる ☆血圧が異常に上がった ☆血圧が低下し、運動強度を 上げても血圧が上がらない とき 日頃健康でも体調が優れないときは控えましょう! 3 ~貯筋国語辞典より~ ・ 皮下脂肪に埋まっています。 ・ 有酸素運動により発掘可能です。 ・ 国内の至る所に埋もれています。「ホラッ!あなたのお腹にも (^O^) 」 ・ 筋肉を借りること。しかし、今は貸してくれるところない。 ・ 貯めた筋に対する利子。貯筋運動の実施により高まるものに 「骨密度」、「基礎代謝」などがありますね。 その結果「○○が上がった~!」と喜びになります。 ・ 筋肉が極端に不足すること。 ・ 鍛えすぎて余分についた筋肉 これがついた人はほとんどいない。 ・ 「1年いくら」というふうに決めて毎年支払わなければならない筋肉。 大腿四頭筋で1年につき1%と言われてます。 ・ お腹の周りや二の腕の余分な脂肪のような、すべてのものを精錬して筋肉 に変化させようとするもの。 つまんだり、もんだりいろいろ試されましたが、現代の技術では不可能とさ れています。(今は貯筋運動) ・ 残りの筋肉。定期的にチエックしていないと、どれくらいあるかわからなくな ってしまうため要注意! 4
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