小・中学生向けに、市の財政状況の解説テキストを開発

IBARAKI CITY NEWS RELEASE
平成 27 年 11 月5日
報道関係者各位
大阪府 茨木市
社会科授業と連携した市の財政情報発信!!
小・中学生向けに、市の財政状況の解説テキストを開発
茨木市では、小学生・中学生向けに市の財政状況を解説するテキストを開発した。
これは、とっつきにくいと思われがちな「財政の話題」について、子どもたちに、大人にな
るまでの早い時期から関心をもってもらおうと市財政課が作ったもの。市の財政情報発信キ
ャラクターである4人の「いばら騎士」がそれぞれの個性をいかして、教科書に沿った内容
でわかりやすく市の財政状況や財政運営について説明している。
この教材を開発した背景には、少子高齢化で財政状況が厳しい中、市民サービスの充実を
図るために、既存の制度や仕組みを見直していくこと(ビルド&スクラップ)が不可欠であ
り、そのためには市(職員)と市民が財政情報を共有し、共通理解のもとで施策を推進して
いくことが重要であるという市の思いがある。これまでにも、市民に財政状況について関心
を高めてもらおうと、自治会や老人クラブ、大学生のグループに「出前講座」を開催したり、
「いばら騎士」を使って広報誌で特集を組んだりすることで、分かりやすい財政情報の発信
につとめてきた。今回開発したテキストは、今までの大人向けのものとは違い、市の財政を
おこづかいに例えるなど工夫し、「子どもたちにわかりやすく伝えること」に力を入れた。
市は教育委員会とも連携し、このテキストを市内全中学校の3年生の社会科の授業「地方
公共団体の仕事と財政」、小学校6年生の「わたしたちの願いと政治のはたらき」で活用す
る。このことにより、授業内容を身近に感じ、理解が深まる効果も期待している。
また、テキストに登場する情報発信キャラクターのマグネットを生徒に配布し、学習内容
の印象を深め、今後の理解へとつなぐツールとするとともに、家庭に持ち帰り利用してもら
うことで、家庭の話題のひとつに「市の財政」が登場することを期待している。
テキストを開発した市の担当者は、「自分たちの住むまちの財政に興味をもってもらい、
小・中学生、またその家族が市のやりくり(財政運営)について考えるきっかけとしてほし
い」と話している。
[参考]
市内中学校の授業 開催予定(直近)
1 日時
平成 27 年 11 月9日(月) 午前 10 時 50 分~11 時 40 分
2 場所
市立西中学校(茨木市見付山二丁目 5-4) 3年3組
【問合先】企画財政部財政課長 秋元 隆二 電話:072-620-1612