西南学院小学校 学校長メッセージ 学校長メッセージ 「学校通信 Wings 2013 2013 年 10 月号」 月号」 あなたがたには自分 あなたがたには自分の 自分の命がどうなるか、 がどうなるか、明日のことは 明日のことは分 のことは分からないのです。 からないのです。あなたがたは、 あなたがたは、 わずかの間現 わずかの間現れて やがて消えて行 えて行く霧にすぎません。( にすぎません。(ヤコブの 間現れて、 れて、やがて消 。(ヤコブの手紙 ヤコブの手紙 第 4 章 14 節) 愛する人との永遠の別れは本当に辛いものです。永遠の別れを経験した人の思いの中に、あの 時に「最後だと分かっていたなら、もっと係っておけばよかった」と後悔をすることが多くある といいます。私自身も目の前で急死した母を思い出します。次の詩は、ノーマ・コーネット・マ レックという方が書かれた「最後だと分かっていたら」という題の詩です。 あなたが眠 あなたが眠りにつくのを見 りにつくのを見るのが、 るのが、最後だとわかっていたら 最後だとわかっていたら、 だとわかっていたら、わたしはもっとちゃんとカ バーをかけて、 バーをかけて、神様にその 神様にその魂 にその魂を守ってくださるように祈 ってくださるように祈っただろう。 っただろう。 あなたがドアを出 あなたがドアを出て行くのを見 くのを見るのが最後 るのが最後だとわかっていたら 最後だとわかっていたら、 だとわかっていたら、わたしはあなたを抱 わたしはあなたを抱きしめ てキスをして、 てキスをして、そしてまたもう一度呼 そしてまたもう一度呼び 一度呼び寄せて、 せて、抱きしめただろう。 きしめただろう。 あなたが喜 あなたが喜びに満 びに満ちた声 ちた声をあげるのを聞 をあげるのを聞くのが、 くのが、最後だとわかっていたら 最後だとわかっていたら、 だとわかっていたら、わたしはその一 わたしはその一 部始終をビデオにとって 部始終をビデオにとって毎日繰 をビデオにとって毎日繰り 毎日繰り返し見ただろう 。 あなたは言 あなたは言わなくても、 わなくても、分かってくれていたかもしれないけれど かってくれていたかもしれないけれど、 てくれていたかもしれないけれど、最後だとわかっていたら 最後だとわかっていたら、 だとわかっていたら、 一言だけでもいい・・・ 「あなたを愛 一言だけでもいい・・・ あなたを愛してる」 してる」とわたしは伝 とわたしは伝えただろう 。 たしかにいつも明日 たしかにいつも明日はやってくる 明日はやってくる、 はやってくる、でも、 でも、もしそれがわたしの勘違 もしそれがわたしの勘違いで 勘違いで、 いで、今日で 今日で全てが終 てが終わ るのだとしたら、 るのだとしたら、わたしは 今日、 今日、どんなにあなたを愛 どんなにあなたを愛しているか伝 しているか伝えたい 。そして、 そして、わ たしたちは忘 たしたちは忘れないようにしたい。 れないようにしたい。 若い人にも 年老いた 年老いた人 いた人にも、 にも、明日は 明日は誰にも約束 にも約束されていないのだということを 約束されていないのだということを、 されていないのだということを、愛する人 する人 を抱きしめられるのは、 きしめられるのは、今日が 今日が最後になるかもしれないことを 最後になるかもしれないことを、 になるかもしれないことを、明日が 明日が来るのを待 るのを待っている なら、 なら、今日でもいいはず 今日でもいいはず、 でもいいはず、 もし明日 もし明日が 明日が来ないとしたらあなたは今日 ないとしたらあなたは今日を 今日を後悔するだろうから 後悔するだろうから 微笑みや 微笑みや 抱擁や 抱擁や キスを するための ほんのちょっとの時間 ほんのちょっとの時間をどうして 時間をどうして惜 をどうして惜しんだのかと、 しんだのかと、忙しさを理由 しさを理由に 理由に、 その人 その人の最後の 最後の願いとなってしまったことをどうしてしてあげられなかったのかと 。 だから 今日、 今日、あなたの大切 あなたの大切な 大切な人たちをしっかりと抱 たちをしっかりと抱きしめよう。 きしめよう。そして その人 その人を愛して いることいつでも、 ることいつでも、いつまでも 大切な 大切な存在だということをそっと 存在だということをそっと伝 だということをそっと伝えよう。 えよう。 「ごめんね」 「ありがとう ごめんね」や「許してね」 してね」や、 「ありがとう」 ありがとう」や「気にしないで」 にしないで」を伝える時 える時を持とう そうすれば、 そうすれば、もし明日 もし明日が 明日が来ないとしてもあなたは今日 ないとしてもあなたは今日を 今日を後悔しないだろうから 後悔しないだろうから。 しないだろうから。 (*インターネットで検索したものを利用しました。 ) 10 歳の長男が幼い子どもを救おうとして命を落としました。母親はそ の心の思いを詩にしました。2001 年 11 月にアメリカで起こった同時多 発テロの犠牲者の追悼式でも朗読された詩です。私たちは、神様からい ただいた命を大切にしたいと思います。もし明日が来ないとしても後悔 をしないように生きたいものです。 (和佐野)
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