レオ不動産販売月刊情報局

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弊社お客様限定配信
vol.18
平成27年7月吉日
【 最近の出来事 】
こんにちは、レオ不動産販売月刊情報局編集部です。
今年1年も折返しの7月になりましたね。毎年 祇園祭の頃に最後の雨が降り梅雨が明け
る!というイメージなんですが今年の梅雨明けはいつになるのでしょうね。梅雨が明けると
一気に『太陽ガンガンの夏!』がやってきます。熱中症は夏の強い日射しの下で激しい運
動や作業をする時だけでなく、身体が暑さに慣れない梅雨明けの時期にも起こりますので
体調管理にはくれぐれもお気をつけください。また暑くなると冷たいものが飲みたくなります
が暴飲暴食も体調を崩す要因になるのでこちらも気をつけてください!
面白本のご紹介。 【 やってはいけない相続対策! 】
先ごろ、日本経済新聞が1面で「税金考」という連載の中で「相続税バブルを追う」という記事にはこう書いてあった。
タワーマンションの建設が盛んになっている。きっかけは1月の相続増税。高層マンションや賃貸併用住宅の課税評価額が低
い点に着目し、節税目的で買う人が増えているのだ。平成の相続バブルが起きつつあるのか
相続税対策としてタワーマンション(タワマン)を購入する人が急増しているという記事は、既に2014年あたりから経済専門誌や
週刊誌でもよく目にするようになった。ところが、こうした高層タワマン節税が実は「都市伝説」で、税務署から「修正申告しなさ
い」と通知が来る例が頻発し、同じく相続税対策で有効とされるアパート経営に手を出し、相続税を払うより大損する例が多発
しているとしたら・・・
会社経営者のK氏は「タワマンは高層階でも低層階でも相続税の評価基準は同じ」という話を聞き、自宅とは別にタワマンの高
層階の1室を3億円で購入します。相続税の資産評価額は5000万円。タワマンを買うだけで3億円の資産を5000万円として申告
できるというわけです。マンション購入の2ヶ月後、K氏は亡くなり、遺族たちはK氏の死亡から4ヶ月後に相続税の申告をしま
す。タワマンの評価額は予定通り5000万円。K氏の相続遺産は、このタワマンの他は預貯金、証券などの金融資産が3000万
円で、K氏の法定相続人は妻と子供が3人の計4人。しかし配偶者が遺産を相続する場合、1億6000万円までは相続税がかか
らないという特例を利用するため、妻がほとんどの遺産を相続し、K氏の遺族は相続税を払わずに済みました。そして数ヶ月
後、タワマンを売却。売買手数料などで1000万ほど損しましたが、相続税に比べれば安いものです。
ところがある日、国税がやってきてこう言う。「タワマンは節税対策で購入したのは明らかです。その場合、通常の路線価基準
ではなく市場価格で申告しなさい。故にタワマンは5000万円ではなく3億円として申告し直しなさい」遺族たちは、とりあえず3億
円の申告に対する相続税約3000万円(+過小所得申告税450万円)を支払いその後、国税不服審判所に不服申し立てをしたが
認められず、最高裁まで争ったものの課税額は変わらなかった。こうした例を挙げ「高層タワーマンション節税は都市伝説」と断
言し、その理由として「タワマンを売るタイミングが遅ければ必ず大丈夫という保証はない。国税が『租税回避行為』と認める具
体的な基準はないからだ」と説明。さらにタワマンを利用した相続税対策はこれまであちこちでトラブルを起こしているとして
数々の具体的判例を挙げ「なぜ『タワーマンションの高層階が節税になる』というデマが今頃になって流布しているのか、よく分
かりません」と嘆くのだ。
2015年1月から始まった相続税の増税では「3600万円以上の遺産があれば、その55%が相続税として取られてしまうと考えつ
人が多いが、遺産が3600万~5000万円くらいの場合、実際に相続がかかってくることはほとんどなく、かかったとしても相続財
産2~3%」と、昨今の不安を煽るような風潮を批判。「相続税とは、日本の資産ピラミッドの頂点の4%の人達だけにかかる税
金」で「今回の税制改正で課税対象者が1.5倍程度になると見られていますが、それでも国民の6%にすぎない」と訴える。そし
て、相続税の最高税率が今回の税制改正で50%から55%に上がりましたが「1988年までは75%だったのが、2003年では50%
に引き下げられた」と指摘し、この20年間、数%の人にしか科せられない相続税が減税され続け、大多数の国民に課せられる
社会保険料などが増税され続けてきた理由について「国の中枢にいる国会議員というのは、資産家が多いからです。また国会
議員らが、資金源としている『財界』の人達もやはり大富豪ばかりです」と一刀両断に切り捨てる。こうした実態を踏まえ「最高
税率55%が課せられるのは、遺産の総額が6億円を超えた場合ではなく、相続人1人ひとりが6億円超の遺産をもらった場合に
のみ課せられる」と説明し「相続税は決して高くなく、最高税率はもっと上げるべきである」と訴える。実際「昨今、所得税も含め
富裕層の減税をしすぎた為に、億万長者が激増」している状況を鑑みれば、この主張は正しい。
ちなみに、
「株式配当収入では、所得税、住民税含めて20%しか課せられません。つまり住民税分を差し引けば、配当収入の所得税とい
うのは15%に過ぎません。株をたくさんもっている大金持ちは、どんなに配当収入があっても、所得税は15%で済んでいるので
す。これほど株主を優遇しているのは先進国でも異常です。もし、日本の所得税が先進国並みに普通に課税されていれば・・・
つまり、富裕層が普通に税金を払っていればこんなに財政赤字は膨らんでいないし、消費税の増税も相続税の課税対象拡大
も全く必要ない、とさえ言えるのです」
「そもそも金持ちの資産というのは日本の国から取得したわけであり、日本という国の治安が良く産業力もあったから得ること
ができた資産です。その人の努力だけで獲得したものではありません。だから、一定の資産を死んだときに国に返すのは当た
り前のことだと筆者は思います。そうしないと貧富の差が次世代に引き継がれますからね」
格差社会の本質が見えたような気がした・・・。
<配信元>
株式会社レオ不動産販売
京都府知事(4)第11255号 京宅員
<編集者>
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