ビジネス基礎

シラバス作成例商業
ビジネス基礎
平成16年度シラバス
教
科
商業科
単位数
2単位 学科・学年・コース・組 ○○○○科
使用教科書
ビジネス基礎(○○社)
副教材等
自作プリント
1
1年○組
学習の到達目標
①生産・流通・消費という経済の仕組みの中におけるビジネスの諸活動の意義や役割など基礎的な知識と
技術を身に付けます。
②経済社会の一員として必要とされる望ましい人間関係,社会性及び倫理観など豊かな人間性を身に付け
ます。
③商業を学ぶ目的や学び方,卒業後の進路などについてのガイダンスを通して,将来のスペシャリストと
して必要とされる専門性の基礎・基本の学習の重要性について理解します。
2
月
4
5
6
7
9
10
11
12
学習の計画
学
習
内
容
第1章 商業の学習ガイダンス
1 21世紀を生きる
1 ビジネスの世界を生きる
2 たくましく生きる
3 ともに生きる
2 ゆっくり楽しく学ぶ
1 学習内容のアウトライン
2 ゆっくり楽しく学習しよう
第2章 経済生活とビジネス
1 経済のしくみとビジネス
1 経済のしくみとビジネス
2 ビジネスのことを学ぼう
2 ビジネスの役割
3 ビジネスの発展
1 国際化とビジネス
2 情報化とビジネス
3 サービス経済化とビジネス
4 科学技術の進展とビジネス
5 ビジネスの発展がもたらした課題
4 ビジネスに対する心がまえ
1 人と人とのつながり
2 技術やアイディアを生み出す
3 いつもやさしい気持ちで
4 理念をもつ
第3章 ビジネスと流通活動
1 経済活動と流通
1 経済活動のなかの流通
2 こんにちの流通
2 流通活動の特徴
1 流通の働き
2 流通のしくみ
3 環境の変化と流通
3 流通活動と企業
1 流通の担い手である企業
2 企業の経営組織
3 企業活動とマーケティング
4 ビジネスの担当者
1 生産者のビジネスを知ろう
2 売買業者のビジネスを知ろう
3 物流業者のビジネスを知ろう
4 金融業者のビジネスを知ろう
5 保険業者のビジネスを知ろう
6 情報・通信業者のビジネスを知ろう
7 サービス業者のビジネスを知ろう
第4章 ビジネスと売買取引
1 売買取引と代金決済
1 売買取引の手順
2 代金決済の方法を知ろう
3 電子商取引
2 売買に関する計算
1 割合
2 数量と代価
3 仕入原価と売価(販売価格)
第5章 外国人とのコミュニケーション
1 コミュニケーションの心がまえ
学 習 活 動 ・ ね ら い
・ビジネスの基礎・基本の能力を理解する。
・商業科目の主体的な学習方法や生涯学習の必
要性を理解する。
・商業の各分野が目指しているビジネスの理解
力や実践力の意義を具体的に理解する。
・商業の学習分野と資格取得との関係や卒業後
の進路を考える。
・経済を支える仕組みと経済主体を理解する。
・ビジネスの意義や役割について,身近な事例
を取り上げて理解する。
・我が国のビジネスの発展について,国際化,
情報化,サービス化,科学技術の進展と関連
して理解する。
・地球環境問題,エネルギー問題への対応など
新たなビジネスの課題を考え,ビジネスの創
造の重要性について理解する。
実 習 ・ 演 習 な ど
演習:「私の履歴書」「卒業後の進
路を考える」の作成
演習:資格と職業に関するアンケ
ートの実施
・代金決済について簿記会計と関連付けて理解
する。
・電子商取引,電子マネーの仕組みを理解する。
・基礎的な計算,利益率の計算,売買に必要な
度量衡,外国貨幣の計算や換算について理解
し,演習問題等を通して計算に慣れる。
・ビジネスにおける外国人とのコミュニケーシ
ョンの必要性を理解する。
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単元テスト
演習:「日本へ進出する企業」の
調査の実施
演習:「ビジネスの情報化」の調
査の実施
・ビジネスの諸活動を主体的,合理的に行なう
ために求められる資質や能力やビジネスに対 実習:ビジネスマナーと接遇
する心構えを理解する。
・起業家精神や企業経営に関する理念やビジネ
スに対する望ましい考え方を理解する。
・経済の仕組みを通して流通の意義や役割を理 演習:「身近な起業家」の事例研
解する。
究の実施
・生活水準の向上や生産の高度化によって流通 体験:企業見学
の役割が大きくなっていることを考える。
・流通の機能を取り上げ,流通活動全体に共通 演習:「地域産業(地場産業)と商
する経済的特徴を,小売業の業種,業態の変
品流通」の調査
化との関わりで理解する。
・経済社会の発展や消費者ニーズの多様化によ
る流通活動の変化について考える。
・企業の形態や組織を事例により理解する。
演習:「地域産業(地場産業)と商
・マーケティングを理解するとともに,企業活
品流通」の発表会の実施
動におけるマーケティング活動の必要性を考 実習:シミュレーションソフトを利用
える。
したマーケティング活動の体験
・生産者,卸売・小売業,金融・保険業,運輸
・通信業,サービス業などビジネスの意味と
その担当者の役割について理解する。
・ビジネスの担当者からビジネス活動や役割に
ついての話を聞いたり,ビジネスに関連する
進路状況を調べる。
・売買契約の条件,売買契約の締結と履行,代
金決済など売買取引に関する基礎的な知識を
理解するとともに,売買取引の流れを模擬的
に体験する。
発展学習・考査など
単元テスト
中間考査
企業見学
期末考査
演習:「ビジネスと職業」の講演
損害保険に関す
る作文
単元テスト
実習:売買取引の模擬実践
実習:小切手・手形の作成と流れ
実習:電子商取引実習
実習:電子マネー実習
演習:商業計算演習
電卓実務検定補講
単元テスト
中間考査
シラバス作成例商業
1
2
3
1 異なった文化・習慣(外国事情を知る)
2 自国の文化・習慣
3 国際マナー
2 コミュニケーションの方法
1 会話を楽しく
2 会話を楽しくする表現
3 感情をあらわす表現
4 動作(ジェスチャー)
3 日常の会話
1 あいさつと紹介
2 電話の応対
3 会社訪問
4 料亭での食事
5 デパートでお買物
6 道案内
7 名所の案内
8 ホームパーティ
9 趣味
10 販売実習
・ビジネスにおいて積極的かつ円滑に外国人と
コミュニケーションを行なうための心構えを
理解する。
・外国人と接する場面を取り上げ,日常よく用
いられる身近な会話に慣れ親しむ。
・日本の日常生活の過ごし方を外国人に正しく
紹介するための,基礎的な知識を身に付ける。
・コミュニケーションで相手のことを知ること
の大切さや英語を話す際の表情や表現の重要
性を身に付ける。
・英語で簡単な自己紹介ができる。
・英語で簡易なビジネス会話ができる。
・英語を話す際の表情や表現に慣れる。
・英語で簡易なビジネス会話ができる。
・英語を話す際の表情や表現に慣れる。
・英語で簡易なビジネス会話ができる。
実習:ALTによる英会話実習
演習:英語によるロールプレイ
ング
実習:ALTによる英会話実習
演習:コンテンツによる英会話
演習
実習:インターネットによるに
よる海外高校生との交流
(テレビ会議システムの利
用)
実習:ALTによる英会話実習
演習:コンテンツによる英会話演習
実習:インターネットを利用し
た海外高校生とのメール
交換
実習:ALTによる英会話実習
商業経済検定補講
実技テスト
商業経済検定模擬テス
ト
商業経済検定
実技テスト
単元テスト(実技テスト)
期末考査
3 課題・提出物等
各単元における学習プリント,ノート,演習ノート,実習ノート,自己評価表,相互評価表,授業評価
表,調査研究の成果物,実習の成果物,レポート,作文,質問紙など
【発展学習について】
商業経済検定:ビジネス基礎,商品と流通,マーケティング,経済活動と法,国際ビジネスの種類があり
ます。ビジネスに関する基礎的な知識と技術を確実に定着するために挑戦してみよう。
4 評価規準・評価方法
評価は次の4つの観点から行います。
関心・意欲・態度
思考・判断
技能・表現
知識・理解
・ビジネスの諸活動に広 ・ビジネスに関する諸問 ・ビジネスに関する基礎 ・商業を学ぶ目的や学び
く関心をもち,その意
題を経済生活との関連
的・基本的な技術と望
方を理解しているか。
義や役割の理解及び諸
から的確に把握し,自
ましい心構えを身に付 ・ビジネスに関する基礎
問題の探求を目指して,
ら考察を深め,基礎的
けているか。
的・基本的な知識を身
主体的に学習に取り組
・基本的な知識と技術 ・経済社会の一員としてビ
に付けているか。
もうとしているか。
を活用して適切に判断
ジネスの諸活動を適切に ・経済社会におけるビジ
・経済社会の一員として
し,創意工夫する能力
実践することができるか。
ネスの意義や役割を理
の望ましい心構えや態
を身に付けているか。 ・その成果を的確に表現
解しているか。
度を身に付けているか。
できるか。
・授業態度・発表の態度 ・定期考査
・提出物の提出状況
・学習成果をまとめた調査研究
・ロールプレイングの取組状況
の成果物・実習成果物
・発展学習の取組状況
・レポート
・実技テスト,実習・演習の状況
・発表会・英会話等の表現活動
・調査研究や実習の成果物
・レポートのまとめ方,作文
・定期考査
・小テスト・単元テスト
・学習プリント・ノート等
・レポート
・各学期の評価は,概ね,定期考査,単元テスト,小テストの成績で○○%,調査研究及び実習の成果
物,レポート,作文や課題で○○%,発表などの学習活動の態度で○○%,ノート,演習ノート等の
提出物や整理の状況で○○%の配分で行います。
・学年末の成績は,各学期の成績を総合して評価します。
5
担当者からのメッセージ
・ビジネス基礎は商業をはじめて学ぶみなさんのための科目で,商業科目を学び続けるための導入です。
・商業を学ぶ目的や学び方,卒業後の進路などをガイダンスを通して理解するとともに,職業や資格取得などと
関連付けて主体的に学習する姿勢を身に付けよう。また,発展学習にも積極的に挑戦し取組もう。
・毎日の生活の中で新聞やニュースなどから経済活動に興味・関心をもち情報を収集する習慣を身に付けよう。
・授業で自分の意見を発表したり,人の話を聞きまとめたり,ビジネスマナーなど実習に積極的に参加し
て,自ら考えること・表現すること・知識や技術を生かした実践力の重要性を理解しよう。
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