第 4 号＊＊発行＊＊平成 27 年＊12 月 14 日(月) 三次高校図書委員会担当 1 年 1 組，2 組，3 組 12 月となり冬の寒さが身に染みる時期になりま順位年組氏名ページ数した。雪も降り始め，外に出るのが億劫になりが１位 3 3 柿森美穂 73,872 ちです。そんな時は室内で読書をするのはどうで２位 3 3 松島史花 72,100 しょうか。温かいこたつの中でゆっくり本を読み３位 1 4 藤山聖大 45,453 進めるなど，冬も本を読むのに最適な季節です。４位 3 3 大田千乃 44,973 今月も新刊が入りました。あなたの好みの一冊も５位 2 5 村井海斗 38,897 あるでしょう。是非，一度図書館に来てみて下さ６位 2 6 笹部遼 29,438 い。読書マラソンの中間結果は右表の通りです。７位 3 1 越智遥己 25,691 ８位 3 5 岡﨑伽那子 19,699 ９位 2 6 西村泰紀 18,759 １０位 3 5 守満蒔 17,896 今回は「ディベート」について書かれた本を紹介します。ネネココとと学学ぶぶデディィベベーートトのの本本題名の通り，猫たちとディベートについて学んでいく本です。ディベートのやり方や基礎をわかりやすい言葉で説明してくれるため，ディベートを知らないという方にもオススメです。デディィベベーートトのの基基本本がが面面白白いいほほどど身身ににつつくく本本ディベートのやり方だけではなく，ディベートの技術は実際にどういった場面で役立つのか，ディベートを 1 人でする方法なども解説してくれる本です。図や絵を使ってポイントをわかりやすくまとめてあり，知りたい部分を探しやすい構成となっています。生生徒徒がが変変わわるるデディィベベーートト術術！！先生の目線から見たディベート術。実際に学校で行われたディベート授業の記録もあるので，ディベートでどのように話せばいいか，こんな説明の仕方はよくない，など参考になる本です。『ディベートの基本が面白いほど身につく本』より ♦ 小論文これだけ！人文・情報・教育編樋口裕一著東洋経済新報社人文・情報・教育系の学部を志望するが学生向けに専門知識をやさしく解説している本です。 ♦ 小論文これだけ！超基礎編樋口裕一著東洋経済新報社「基礎からきちんと固めたい」「他の本は難しくて・・・」という人におすすめの，いちばんやさしい小論文参考書です。 ♦ 小論文時事テーマとキーワード教育・教員養成編吉岡友治著旺文社教育・教員養成学部の小論文入試で出題されるテーマをふまえ，現代の教育問題を捉えるうえで必須の 15 テーマが厳選された本です。 ♦ 小論文時事テーマとキーワード社会科学編相澤理著旺文社現代社会を考えるうえで必須の 16 テーマを精選し，詳しく書いてあります。書き方のコツのようなものも，自然と体得できる本です。 ♦ 文藝春秋オピニオン 2015 年の論点 100 文春ムック「科学者たちはなぜ STAP 細胞に騙されたのか」，『錦織圭が超えた「壁」』など， 2015 年の論点 100 点が分かりやすく説明されています。 ♦ The Japan Times ST 英字新聞で世界の視点がわかり，英語力のつく新聞です。『後鳥羽伝説殺人事件』内田康夫角川文庫この本は，三高生のうちに読まないと絶対に後悔する本です！まず，三次駅で殺人が起きます。次は庄原の牧場，そして三次高校の生物室，庄原工業団地と４つの場所で事件が起きます。今では 2 時間ドラマの主役をはる「浅見光彦」が端役で出ているのもポイントです。犯人はナンセンスですが，捜査の進みのテンポがよく，次々とページをめくってしまいます。そして何より，我々三高生のよく知った備北地域を舞台としているので，実際の風景を思い浮かべながら読めるのは私達だけの特権ではないでしょうか？『良治の部屋』より 11 月 7 日に時代小説の名手である宇江佐真理さんが亡くなられました。 2 年前に亡くなられた北原亞以子さんに続いて，私にとっては巨星が落ちたという感じです。宇江佐さんは OL，主婦という経験を経て，46 歳でデビューされました。それから 20 年。 66 歳の若さで，これからをまだまだ期待される人でした。代表作として『髪結い伊三次捕物余話シリーズ』が 15 冊発刊されたのをはじめ，『泣きの銀次シリーズ』や『古手屋喜十為事覚えシリーズ』などがあります。また，単独では，『深川恋物語』，映画化もされた『雷桜』，『余寒の雪』，『ひとつ灯せ』，『聞きの与平』など，数え切れないほどあります。 ★『髪結い伊三次捕物余話』★ 決してハッピーエンドで終わることもなく，市井のこまごまとした出来事が綴られているにすぎません。しかしそれが心に残ります。ゆっくりとデビューした宇江佐さんのそれまでの日々がそこに投影されているからかもしれません。 ★『聞き屋与平』★ 与平は隠居して「聞き屋」を始めます。様々な人間が様々な話をこぼしていきます。愚痴であったり，不満であったり，過去に犯した犯罪であったり。話し相手はそこでいくらかの重荷を下ろしますが，与平は適度に相づちを打ちながらじっと聞くだけです。他人のしんどさを幾分かでも肩代わりしていく与平には，それなりのわけがありました。デビューしてからもキッチンのテーブルで執筆していたという宇江佐さん。子どもが小さいときには「絵本を読み聞かせる時間があるのだったら，自分が読む」という姿勢だったので，子どもからよく「お母さん，宿題やめて！」と言われていたそうです。私は本屋で宇江佐さんの本を見たら即買いの人です（ただし文庫本に限る）。これまで読んだ宇江佐さんの本は 46 冊です。それほど入れ込んだ宇江佐さんの新刊がもうほとんど読めなくなるのは非常に残念です。特に，「聞き屋与平」の続編は読んでみたかったと痛切に思います。ご冥福をお祈りします。アラミスと呼ばれた女おぅねぇすてぃおはぐろとんぼ髪結い伊三次捕物余話シリーズ聞き屋与平玄冶店の女恋いちもんめ酒田さ行ぐさげ桜花を見たたば風卵のふわふわ十日えびす富子すきすき泣きの銀次晩鐘・続泣きの銀次なでしこ御用帖彼岸花ひとつ灯せ深川にゃんにゃん横丁古手屋喜十為事覚えほら吹き茂平夕映え『良治の部屋』は今春転勤された高橋良治先生から寄贈していただいた本の紹介コーナーです。先生は大の読書家で，多くの本を寄贈してくださっています。書を読んで羊を失う 019 鶴ヶ谷真一白水社弔い－死に臨むこころ 114 福島泰樹ちくま新書大人になるっておもしろい？ 159 清水真砂子岩波ジュニア新書池上彰と考える，仏教って何ですか？ 180 池上彰飛鳥新社最後の手紙 281 立川昭二ちくまプリマ―ブックスカリスマ講師に学ぶ！実践ビジネスメール教室 670 平野友朗日経 BP 社冒険の森へ１１復活する男 913 飯嶋和一他集英社冒険の森へ１６過去の囁き 913 志水辰夫他集英社冒険の森へ１７私がふたり 913 東野圭吾他集英社冒険の森へ２０疾走する刻 913 宮部みゆき他集英社虹の見えた日 913 澤田ふじ子幻冬舎時代小説文庫赤ヘル１９７５ 913 重松清講談社瑠璃の水菓子 913 和田はつ子角川春樹事務所変わらないために変わり続ける 916 福岡伸一文藝春秋記憶障害の花嫁 916 北海道放送小学館