才能・・・

【学校教育目標】 夢に向かって
自ら学ぶ
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心のホット相談室
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豊かで
たくましい生徒
第
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2
号
平成 28 年 5 月 2 日
生徒数 1年 79名 3学級
2年 96名 3学級
3年 96名 3学級
4組
2名 1学級
合 計
273名10学級
才能・・・
校 長 古関 正広
「自分にはどんな才能があるのだろう。」人生を振り返ってみると、こんな疑問をもった経
験は一度や二度ではありません。そんなある日、書店で本多健著『才能を見つけるためにし
ておきたい17のこと』という本を見つけました。人生の終盤に入ろうとしている私でも、
思わず手に取り買ってしまいました。隠れた才能を見つけることで、本当の人生が始まると
いう帯封にも興味が引かれました。今日はその中からの話題になります。
“才能というものは、とことんやってみて、初めて開いてくる性質があります。”いうフレ
ーズがありました。練習無しにすぐにできてしまう天才は存在するそうですが、世の中で活
躍している人の大部分は、努力しているうちに才能が出てきたタイプだそうです。そんな事
は百も承知していますが【努力】の二文字ができない、続かない、のが人間のようです。
例えば、勉強の仕方が分からないから、やっても無駄だ。と決めつけてしまったら、一生
涯学ぶことから遠ざかってしまいます。
「勉強の仕方」があったら誰しもが取り入れ、全員が
成果を出しているはずです。
曹洞宗大本山永平寺第 78 世貫首、宮﨑奕保(みやざきえきほ)禅師は、皆さんが苦手な学
びについて次の様に話しています。
「学ぶということは、真似をするところから出ている。
一日真似をしたら一日の真似、二日真似したら二日の真似、
ところが、一生真似をしたら、真似が本物になる。」これは有名な言葉として
伝えられています。家庭学習の仕方に王道はありません。ひたすら読み、書き、計算をがむ
しゃらに行い続けることでしか、自分流は見いだせないということです。
校長室前に『切磋琢磨』のイメージ彫刻があります。
切り出された荒削りな岩も、何十回、何百回、
何千回・・と、叩かれ整ってくることになります。
偶然引き出され
る才能もありま
すが、多くの才
能はこのようにして自分のものになっていくと思います。
時間をかけて見えてくる世界だってあります。
そして、一つの分野を極めることは、次の分野への道筋
にもなります。校長室前には、右のようなメッセージを掲
げました。「無心に やりきる。」事が「為になる。」つまり
才能と自覚できることになると思います。
一年生の学習もスタートしました。未知の才能に出会う
チャンスです。