クイック スタート ガイド SDL Trados Studio 2009 プロジェクト管理 Innovation Delivered. 著作権 SDL Trados Studio プロジェクト管理 クイック スタート ガイド Copyright ©2009-2010 SDL plc. All rights reserved. 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なしに変更されることがあります。著作権法に基づく権利を制限することなく、SDL plc の書面による許可なしに、本書を複製、検索システムに保存または導入、もしくは転送 することは、その形式、手段 (電子的、機械的、複写、記録など) を問わず、いかなる目 的であっても禁じられています。 このガイドは、SDL Trados Studio 2009 に付属しています。 2010 年 8 月 プロジェクト管理 クイック スタート ガイド ページ 2 目次 著作権........................................................................................................................... 2 目次 .............................................................................................................................. 3 このクイック スタート ガイドについて.............................................................................. 4 対象読者 ................................................................................................................................... 4 このガイドの使用方法 .............................................................................................................. 4 その他の情報入手先 .................................................................................................................. 4 SDL Trados Studio について .......................................................................................... 5 説明 .......................................................................................................................................... 5 ビュー ....................................................................................................................................... 5 プロジェクト パッケージを使用したプロジェクトのワークフロー ........................................... 7 既定の言語ペアの設定 ..................................................................................................... 8 言語ペア ................................................................................................................................... 8 [オプション]ダイアログ ボックス .......................................................................................... 8 すべての言語ペア ..................................................................................................................... 9 リソース ................................................................................................................................. 10 既定の言語ペア設定を定義する方法........................................................................................ 11 プロジェクトの概念 ...................................................................................................... 14 プロジェクトの新規作成 ................................................................................................ 15 プロジェクトの作成方法 ......................................................................................................... 15 アクティブなプロジェクト ........................................................................................................................................ 22 翻訳ファイルのステータス ........................................................................................................................................ 22 パッケージの使用 ......................................................................................................... 23 プロジェクト パッケージ ........................................................................................................ 23 返却パッケージ ....................................................................................................................... 23 お勧めのパッケージの使用方法 .............................................................................................. 23 パッケージの作成方法 ............................................................................................................ 24 返却パッケージを開く方法 ..................................................................................................... 28 プロジェクトのステータスの把握 ................................................................................... 29 レポートの作成 ....................................................................................................................... 29 プロジェクト ファイルの確定 ......................................................................................... 31 プロジェクト ファイルの確定方法 .......................................................................................... 31 まとめ......................................................................................................................... 33 プロジェクト管理 クイック スタート ガイド ページ 3 このクイック スタート ガイドについて 対象読者 このガイドはプロジェクト マネージャを対象としています。本書ではプロジェクトのラ イフサイクルに沿って、プロジェクトの作成からパッケージを使用したプロジェクトの管 理について説明します。 このガイドの使用方法 この演習ではサンプル ファイルを使用できます。各演習は前の作業内容に基づいて行わ れるため、サンプル ファイルを使用している場合は、手順を追って指示に従う必要があ ります。 この記号は、演習で使用できるサンプル ファイルとその場所を示します。 ヒント この記号は、作業中のタスクに関する追加の情報があることを示しています。 注 この記号は、作業中のタスクについて理解する必要のある重要な情報がある ことを示しています。 ショート カット キー キーボードで押す必要があるキーは、次のフォントで示されています: Ctrl+Enter その他の情報入手先 次のガイドやヘルプからも情報を入手できます。 • SDL Trados Studio のヘルプ • SDL TM Server のヘルプ • SDL Server Installation Guide • SDL Trados Studio Migration Guide • クイック スタート ガイド翻訳とレビュー • クイック スタート ガイド翻訳メモリ管理 プロジェクト管理 クイック スタート ガイド ページ 4 SDL Trados Studio について 説明 SDL Trados Studio を使用すると、翻訳プロジェクトをあらゆる面から効果的に管理でき ます。SDL Trados Studio には、プロジェクト マネージャ、翻訳者、編集者、校正者、そ の他の言語にかかわる専門家が使用する、プロジェクト管理およびコンピュータ支援翻訳 (CAT) ツールが用意されています。これらのツールは使いやすいビューに表示され、配置 はユーザーが見やすく作業しやすいように変更できます。 ビュー SDL Trados Studio でビューを表示するには、ビューの名前が書かれたボタンか、その ビューのアイコンをクリックします。ナビゲーション表示ボタンは、ナビゲーション ペ インの下部に表示されます。 プロジェクト管理 クイック スタート ガイド ページ 5 ビュー 説明 ここから実行できるコマンドの一部を次に示します。 • 新規プロジェクトを作成する。 • パッケージを開く。 • 翻訳メモリを作成する、開く。 • 既定のグローバル設定を定義する。 • SDL MultiTerm を開いて用語ベースを作成する、 管理する。 • 翻訳メモリをアップグレードする。 • SDL Passolo Essential でソフトウェアのローカラ イズを行う。 • SDL WinAlign で翻訳済み文書を整合する。 ホーム いずれかのコマンドを選択すると、SDL Trados Studio の該当のビューに切り替わるか、操作を実行するた めの別のアプリケーションが開きます。 プロジェクト ここではプロジェクトを表示または処理します。プロ ジェクトを選択して、プロジェクトとファイルの詳細 情報を表示したり、プロジェクトとファイルのステー タスを追跡したりできます。 ここで、プロジェクト ファイルを処理します。ここ では、次の操作を行うことができます。 ファイル レポート エディタ 翻訳メモリ • 翻訳用にファイルを開く。 • レビュー用にファイルを開く。 • ファイルの一括処理を実行する。 • ファイルの単語数と、翻訳の進行状況も確認でき ます。 ここに、プロジェクト レポートが表示されます。レ ポートには、プロジェクトの計画と予算編成に直接か かわる、翻訳解析の詳細な数字が記載されます。 ここで、文書の翻訳とレビューを行います。 ここで、翻訳メモリの作成と管理を行います。 プロジェクト管理 クイック スタート ガイド ページ 6 プロジェクト パッケージを使用したプロジェクトのワークフロー SDL Trados Studio では、ユーザーの作業内容に応じたワークフローを使用できます。次 の図に、SDL Trados Studio でプロジェクトとパッケージを使用する場合の一般的なワー クフローを示します。 注 その他のワークフローについては、SDL Trados Studio のヘルプを参照してください。 プロジェクトの作成 TM、用語ベース、 AutoSuggest 辞書を準備 プロジェクトの 設定を指定 パッケージの作成 プロジェクトの 訳文言語に基づく パッケージ 翻訳者にパッケージを送信 TM、用語ベース、 AutoSuggest 辞書は自動的に開く ファイルの翻訳 プロジェクトの 設定は自動的に 適用される 検証 却下: 修正のため翻訳者に返却 パッケージを送信 レビューアに パッケージを送信 レビューモードを 使用して翻訳を 承認および/ または編集 ファイルの レビュー 検証 承認: 翻訳者に返却 パッケージを送信 翻訳者が返却パッケージを プロジェクト マネージャに送信 訳文の生成 確定 翻訳メモリの 更新 プロジェクト管理 クイック スタート ガイド ページ 7 既定の言語ペアの設定 言語ペア 言語ペアは、特定の原文言語から訳文言語に翻訳する場合の設定を保存するために使用 されます。通常、設定したリソースとオプションは、適用するすべての言語ペアで使用さ れます。用語ベースやサーバー タイプの翻訳メモリなどの多言語リソースは、複数の言 語ペアに適用できます。ファイル共有タイプの翻訳メモリなどのバイリンガル リソース は、特定の言語ペアにのみ適用されます。 文書を翻訳したりプロジェクトを作成したりする前に、既定の言語ペアを設定できます。 既定の言語ペアを設定すると、その言語ペアのすべての翻訳プロジェクトで同じ設定と リソースを使用できます。 たとえば、翻訳プロジェクトが常に英語からドイツ語の場合、使用する翻訳メモリ、用語 ベース、その他のリソースを指定できます。 [オプション]ダイアログ ボックス 翻訳プロジェクトで使用する既定の設定は、[オプション]ダイアログ ボックスで定義で きます。ここで設定を定義すると、既定のプロジェクト テンプレートが自動的に更新さ れ、プロジェクトを作成するときにこのテンプレートを選択できるようになります。既定 のプロジェクト テンプレートは次の場所に保存されています。 …My Documents¥SDL Trados Studio¥Projects¥Samples¥Project Templates¥Default.sdltpl ヒント 異なる顧客に対して複数のプロジェクトを作成する必要がある場合、そ れぞれの設定を定義したプロジェクト テンプレートを使用することもで きます。メニュー バーから[プロジェクト] > [プロジェクト テンプレー トの作成]を選択して、テンプレートを作成します。 プロジェクト管理 クイック スタート ガイド ページ 8 すべての言語ペア 一般に、翻訳リソースは[すべての言語ペア]レベルで設定および編集できます。この翻訳 リソースにはバイリンガル リソースも設定できます。この設定は、関連するすべての言 語ペアと翻訳リソースに適用されます。 次に例を示します。 • [すべての言語ペア]レベルで英語からドイツ語および英語からフランス語の言語ペア が含まれる多言語のサーバー タイプの翻訳メモリを選択すると、この翻訳メモリは 自動的に英語からドイツ語および英語からフランス語プロジェクトで選択されます。 • [すべての言語ペア]レベルで一致精度最小値を 65 % に変更すると、この変更はすべ ての言語ペアに適用されます。 ヒント 各言語ペアには、これらの設定の例外を個別に定義できます。たとえば、 英語からドイツ語の言語ペアで異なる一致精度最小値を定義する場合、そ の値は個別の言語ペア レベルで変更できます。 すべての 言語ペア 個別の 言語ペア プロジェクト管理 クイック スタート ガイド ページ 9 リソース 言語ペアには次のリソースを選択できます。 リソース 説明 翻訳メモリ SDL Trados Studio の翻訳メモリ形式は .sdltm です。SDL Trados または SDLX の以前のバージョンの翻訳メモリがある場合、翻訳メモリを現在 の形式にアップグレードする方法の詳細については、オンライン ヘルプ または『SDL Trados Studio 2009 Migration Guide』を参照してください。 サーバー タイプの翻訳メモリに接続することもできます。 自動翻訳 サーバー 自動翻訳とは、人が介在することなくコンピュータ ソフトウェアによっ て実行される翻訳のことです。自動翻訳を提供するアプリケーションは サーバーにインストールされており、サーバー タイプの翻訳メモリと同 様の方法でアクセスします。SDL が提供している既定の自動翻訳サー バーを利用することも、独自の自動翻訳サーバーを追加することもでき ます。 SDL Trados Studio 2009 では、SDL MultiTerm 2009 (.sdltb) 用語ベー スを使用します。さらに、次の形式の以前の用語ベースも使用できます。 用語ベース • SDL MultiTerm 2007 (バージョン 7.5) および以前の 7.x リリース • SDL MultiTerm iX (バージョン 6.x) 以前の用語ベースを開くと、自動的に SDL MultiTerm 2009 (.sdltb) 形 式にアップグレードされます。 サーバー タイプの用語ベースに接続することもできます。 AutoSuggest による編集は、手動による翻訳の効率を向上するために 使用できる重要な新しい機能です。AutoSuggest では入力内容を監視 して、単語の最初の数文字を入力すると同じ文字で始まる単語と語句の リストを訳文言語の翻訳メモリから探して提示します。AutoSuggest の データとして次を使用することができます。 AutoSuggest 辞書 • AutoSuggest 辞書 - 新しく作成するか、自身または別のユーザーが 作成した既存の AutoSuggest 辞書を選択します。AutoSuggest 辞書 には、翻訳メモリ (.sdltm) または .tmx ファイルから抽出された単 語と語句が含まれています。 • プロジェクトで選択した SDL MultiTerm 用語ベース。 • AutoText エントリ - SDL Trados Studio に入力することで、単語と語 句のリストを手動で作成します。 プロジェクト管理 クイック スタート ガイド ページ 10 既定の言語ペア設定を定義する方法 次の手順に従って、英語 (米国) からドイツ語 (ドイツ) の翻訳プロジェクトの既定の翻訳 メモリ、用語ベース、AutoSuggest 辞書を設定します。 注 これらの設定は、[すべての言語ペア]レベルの適切な設定で定義してください。 他の言語ペアの既定のリソースを設定する場合にも、同じ手順を実行できます。この例 では、SDL Trados Studio のサンプル プロジェクトを使用します。これらの手順に慣れた ら、サンプル プロジェクトを使用して、作業対象のすべての言語ペアに対してユーザー独 自の既定のリソースを定義してください。 1. メニュー バーから[ツール] > [オプション]を選択します。[オプション]ダイアロ グ ボックスが表示されます。 2. ナビゲーション ツリーから[言語ペア] > [すべての言語ペア] > [翻訳メモリと自動 翻訳]を選択します。 3. [翻訳メモリと自動翻訳]ページでは、ファイル共有タイプの翻訳メモリとサーバー タ イプの翻訳メモリを選択できます。English-German.sdltm というサンプルの翻 訳メモリ ファイルを選択します。 …My Documents¥SDL Trados Studio¥Projects¥Samples¥SampleProject¥ TMs¥English-German.sdltm • 設定に English (United States) - German (Germany) の言語ペアの既定のオプション が含まれていない場合、[言語ペアの追加]ダイアログ ボックスが表示されます。 言語ペアの横にあるチェック ボックスをオンにして、 [OK]をクリックします。 プロジェクト管理 クイック スタート ガイド ページ 11 4. ナビゲーション ツリーから[言語ペア] > [すべての言語ペア] > [用語ベース]を選 択します。 5. [用語ベース]ページでは、SDL MultiTerm 用語ベースを選択できます。Printer.sdltb というサンプル用語ベース ファイルを選択します。 …My Documents¥SDL Trados Studio¥Projects¥Samples¥SampleProject¥ Termbase¥Printer.sdltb 6. ナビゲーション ツリーから[言語ペア] > [English (United States) -> German (Germany)] > [AutoSuggest 辞書]を選択します。 注 AutoSuggest 辞書は、個別の言語ペア レベルでのみ定義できます。 プロジェクト管理 クイック スタート ガイド ページ 12 7. [AutoSuggest 辞書]ページでは、AutoSuggest 辞書を選択できます。 AutoSuggest_EN-US_DE-DE.bpm というサンプルの AutoSuggest 辞書ファイルを 選択します。 …My Documents¥SDL Trados Studio¥Projects¥Samples¥SampleProject¥ AutoSuggest¥AutoSuggest_EN-US_DE-DE.bpm 8. [OK]をクリックして、既定の設定を保存します。 これ以降、既定のプロジェクト テンプレートを使用して英語からドイツ語の翻訳プロ ジェクトを作成すると、これらの既定のリソースが常に使用されます。 ヒント [すべての言語ペア]のツリー構造をクリックして、一致精度最小値や自動置 換などの設定を追加で定義します。これらの設定はすべての言語ペアに適 用されることに注意してください。これらの設定を英語からドイツ語の言 語ペアにのみ指定する場合は、[言語ペア] >[English (United States) -> German (Germany)]で指定します。 プロジェクト管理 クイック スタート ガイド ページ 13 プロジェクトの概念 プロジェクトを作成する前に、次のプロジェクトの概念を確認してください。 概念 言語ペア プロジェクト 説明 原文言語および訳文言語 (翻訳対象言語)。一部のリソースおよび設定は、多言語 の用語ベースなどのすべての言語ペア間で使用するように選択できます。翻訳メ モリおよび AutoSuggest 辞書は、特定の言語ペアでバイリンガルとして選択され ます。ただし、すべての言語ペアで翻訳メモリの設定を定義できます。たとえば、 [すべての言語ペア]レベルで、あいまい一致の精度最小値を 70 %に指定できま す。この設定は、各言語ペアで選択されたすべての翻訳メモリに適用されます。 すべてのファイルは、プロジェクトの一環として翻訳および管理されます。ファ イルは単一言語に翻訳されることも複数言語に翻訳されることもあり、プロジェ クトにはそのようなファイルが 1 つだけ含まれる場合も多くのファイルが含まれ る場合もあります。参照資料、翻訳メモリ、用語ベース、AutoSuggest 辞書、お よび翻訳者への指示が含まれることもあります。 プロジェクトが作成されると、プロジェクト マネージャは SDL Trados Studio の プロジェクト管理ツールを使用して、プロジェクトのあらゆる作業を管理し、プ ロジェクトの進行状況を監視することができます。 プロジェクト パッケージとは、プロジェクトの作業を開始するためにプロジェク ト チームのメンバーに送信する必要のあるすべてのファイルが含まれているファ イル構造です。たとえば、翻訳やレビューが必要なファイルなどです。 プロジェクト パッケージ 返却 パッケージ プロジェクト パッケージを作成したら、電子メールで送信したり、FTP サイトに 置いたり、その他の方法を使用したりして、プロジェクト ファイルの作業を担当 するチームのメンバーに送信できます。この方法により、複数のファイルや電子 メールを送信する必要がなくなり、プロジェクト情報を一貫した構造のプロジェ クト ファイルですべて送信することができます。 返却パッケージには、特定の手動タスクが完了したプロジェクト ファイルが含ま れます。たとえば、翻訳済みまたはレビュー済みのプロジェクト ファイルなどで す。完了させるにはさらに作業が必要なファイルを含めることもできます。たと えばレビュー担当者は、誤った翻訳により翻訳者が修正しなければならない翻訳 済みファイルを返却することができます。 返却パッケージを作成すると、プロジェクト ファイルのみが含まれ、翻訳メモリ、 用語ベース、AutoSuggest 辞書は含まれません。 一括タスク 連続タスク タスクとは、単一または複数のファイル (たとえばプロジェクト全体) に対して 実行されるプロセスです。一括タスクはシステムによって実行されます。たと えば、[単語数]一括タスクは、選択したファイルの単語数を数え、その結果は SDL Trados Studio のビューおよびレポートに表示されます。一括タスクは連続 タスクに含めることができます。連続タスク内のすべてのタスクは、選択した すべてのタスクで (連続タスクで表示される順序で) 実行されます。 連続タスクには、複数の一括タスクが含まれます。連続タスクを実行すると、連 続タスク内のすべてのタスクが選択したすべてのファイルに対して実行されます。 タスクは、連続タスクに表示される順序で実行されます。一括連続タスクが数多 く用意されていますが、Professional バージョンを所有している場合は、新しい 連続タスクを作成することもできます。 プロジェクト管理 クイック スタート ガイド ページ 14 プロジェクトの新規作成 顧客 (SDL) から、ファイル一式を英語からドイツ語に翻訳する依頼があったとします。ま ず、新規プロジェクトウィザードを使用してプロジェクトを作成します。このウィザード では次のことを実行できます。 • 翻訳解析値を生成し、SDL Trados Studio および SDL Trados Studio レポートの画面で 表示します。 • プロジェクト ファイルを SDL XLIFF 形式に変換します。 • 翻訳メモリから翻訳を適用することで、プロジェクト ファイルを一括翻訳します。 • ファイル共有タイプのプロジェクト用翻訳メモリを作成し、プロジェクト ファイルと ともに配布できるようにします。 ヒント プロジェクトの作成時に実行されるタスクを選択しなくても、プロジェク トの作成後にタスクを実行できます。たとえば、顧客に見積もりを提出す るための解析値を得るために、まずはプロジェクトの作成時にファイルの 解析のみを行うことができます。 プロジェクトの作成方法 1. いずれかのビューの[標準]ツールバーで[新規プロジェクト]を選択します。新規プ ロジェクトウィザードの[プロジェクトの種類]ページが表示されます。 2. このページで、[プロジェクト テンプレートをベースにプロジェクトを作成する]が選 択されていない場合は、ドロップダウン リストからこれを選択して、 [既定] (Default.sdltpl) を選択します。これにより、[オプション]ダイアログ ボック スで既定の設定とリソースで更新した既定のプロジェクト テンプレートが選択され ます。 …My Documents¥SDL Trados Studio¥Projects¥Samples¥Project Templates¥Default.sdtlpl 3. [次へ]をクリックします。 プロジェクト管理 クイック スタート ガイド ページ 15 4. [プロジェクトの詳細]ページが表示されます。次の設定を指定します。 • [名前]:Sample EN-DE • [場所]:プロジェクトは自動的に My Documents¥SDL Trados Studio¥ Projects フォルダに保存されます。既定の場所のままにします。 • [顧客]ボタンをクリックして、SDL という顧客を作成します。次に、[顧客] ドロップダウン リストから SDL を選択します。 5. [次へ]をクリックします。[プロジェクトの言語]ページが表示されます。このページ で、[English (United States)]を原文言語として選択し、[German (Germany)]を 訳文言語として選択します。 注 プロジェクトには複数の訳文言語を選択できます。 6. [次へ]をクリックします。 プロジェクト管理 クイック スタート ガイド ページ 16 7. [プロジェクト ファイル]ページが表示されます。このページで、翻訳するファイルを 選択します。 • [ファイルの追加]をクリックし、3 個のサンプル文書を選択します。 …My Documents¥SDL Trados Studio¥Projects¥Samples¥SampleProject¥ en-US: • SamplePhotoPrinter.doc • SamplePresentation.ppt • SecondSample.doc 追加されたファイルはスキャンされ、使用目的が判断されて、適切なファイルの種類設定 が指定されます。 • [使用目的]列には、3 個のサンプル ファイルが[翻訳対象]と表示されます。[ファイ ルの使用目的の変更]ボタンをクリックして、使用目的を指定できます。使用目的を指 定すると、ファイルを参照ファイルとして定義することもできます。 • [種類]列には、このファイルを処理するために使用されるファイル フィルタが表示 されています。[ファイルの種類]ボタンをクリックして、ファイル フィルタ設定を 表示または更新します。 プロジェクト管理 クイック スタート ガイド ページ 17 8. [次へ]をクリックします。 [翻訳メモリと自動翻訳]ページが表示されます。既定のオプションを設定するときに選択 した翻訳メモリが、このプロジェクトに自動的に選択されます。 …My Documents¥SDL Trados Studio¥Projects¥Samples¥SampleProject¥ TMs¥English-German.sdltm 注 複数の翻訳メモリを追加することも、自動翻訳サーバー (機械翻訳) に接続すること もできます。 プロジェクト管理 クイック スタート ガイド ページ 18 9. [次へ]をクリックします。 [用語ベース]ページが表示されます。既定のオプションを設定するときに選択した用語 ベースが、このプロジェクトに自動的に選択されます。 …My Documents¥SDL Trados Studio¥Projects¥Samples¥SampleProject¥ Termbase¥Printer.sdltb 注 複数の用語ベースを追加できます。 プロジェクト管理 クイック スタート ガイド ページ 19 10. [次へ]をクリックします。 [プロジェクトの準備]ページが表示されます。このページで、新しく作成されたプロジェ クトのファイルで実行するプロジェクト用翻訳メモリを選択します。連続タスクには、プ ロジェクト ファイルを準備した一括タスクが含まれています。詳細については、「一括タ スク」を参照してください。 既定の連続タスク 使用している SDL Trados Studio のエディションによって、次のような異なる連続タスク が既定で選択されます。 • 準備 • プロジェクト用 TM なしで準備 これら両方の連続タスクでは、ファイルがバイリンガルの sdlxliff 形式に変換され、一括 翻訳され、解析されて、翻訳用に準備されます。唯一の相違点として、[プロジェクト用 TM なしで準備]では、プロジェクト用翻訳メモリが作成されません。 注 プロジェクト用翻訳メモリには、プロジェクト用に選択したメインの翻訳メモリか ら抽出された翻訳が含まれます。指定した最小の一致要件を満たす翻訳のみが、プ ロジェクト用翻訳メモリに抽出されます。 [準備]連続タスクを使用する理由 翻訳中、翻訳者はメインの翻訳メモリの更新はできないようにするが、ある文書からの 翻訳を別の文書に流用したり、同じプロジェクトで作業している他の翻訳者の翻訳を流 用したりできるようにする場合、この連続タスクを使用してプロジェクト用翻訳メモリを 作成できます。 [プロジェクト用 TM なしで準備]連続タスクを使用する理由 フリーランス翻訳者で、翻訳時にプロジェクト用翻訳メモリでなくメインの翻訳メモリを更 新する場合は、プロジェクト用翻訳メモリを作成しないこの連続タスクを使用できます。 [準備] 連続タスク [準備]連続 タスクの 一括タスク プロジェクト管理 クイック スタート ガイド ページ 20 11. 必要に応じて、[準備]連続タスクを[連続タスク]ドロップダウン リストから選択 し、[次へ]をクリックします。 [一括処理の設定]ページが表示されます。このページで、一括処理の設定を指定します。 これらの設定は、[プロジェクトの準備]ページで選択したタスクの実行時に適用されます。 使用できる設定は、前のページで選択した一括タスクによって決まります。たとえば、前 のページで[ファイルの解析]を選択したため、[ファイルの解析]はこのページのナビ ゲーション ツリーオプションの 1 つになります。 12. [プロジェクト用翻訳メモリ]ページを選択します。このページでは、プロジェクト用翻 訳メモリをファイル共有タイプとして個人のコンピュータで作成するか、またはサー バーで作成して複数の翻訳者が同時に接続できるようにするかどうかを指定できます。 13. 既定の設定を使用してプロジェクト用翻訳メモリをファイル共有タイプとして作成し、 [終了]をクリックします。 14. プロジェクトの作成中、[プロジェクトの準備]ページが表示されます。進行状況バー は、処理がどのタスクに到達したのかを示します。 15. すべてのタスクが完了したら、[閉じる]をクリックして新規プロジェクトウィザー ドを閉じます。作成した Sample EN-DE というプロジェクトが自動的に SDL Trados Studio で開かれ、アクティブなプロジェクトになります。 プロジェクト管理 クイック スタート ガイド ページ 21 アクティブなプロジェクト [プロジェクト]ビューには同時に複数のプロジェクトを表示できます。ただし、SDL Trados Studio で開けるのは常に一度に 1 つのプロジェクトだけです。このプロジェクトをアク ティブなプロジェクトと呼びます。前回の演習でプロジェクトを作成した場合、作成した プロジェクトが自動的にアクティブなプロジェクトとなります。 • アプリケーションのタイトル バーにはアクティブなプロジェクトの名前が表示され ます。 • プロジェクトのファイルは[ファイル]ビューに表示されます。 • 生成されたプロジェクトのレポートは[レポート]ビューに表示されます。 翻訳ファイルのステータス 1. ナビゲーション ペインの[ファイル]ボタンをクリックして、[ファイル]ビューを表 示します。 ここには、プロジェクトに追加したすべてのファイルが表示されます。これらのファ イルのステータスはすべて翻訳中です。 2. 他のファイルをクリックして画面下部の[ステータス情報]タブを選択すると、一括 翻訳で翻訳されたセグメント数を確認できます。 アクティブな プロジェクト: Sample EN-DE プロジェクト 内のファイル [ステータス 情報]タブ プロジェクト管理 クイック スタート ガイド ページ 22 パッケージの使用 プロジェクト パッケージ プロジェクト パッケージとは、プロジェクトの作業を開始するためにプロジェクト チー ムのメンバーに送信する必要のあるすべてのファイルが含まれている 1 つの zip ファイル です。このファイルには次のものが含まれます。 • プロジェクト ファイル:訳文言語ファイルおよび参照ファイル • プロジェクト用翻訳メモリ • ファイル共有タイプの用語ベース、翻訳メモリ、AutoSuggest 辞書 • サーバー タイプの翻訳メモリまたはサーバー タイプの用語ベースの接続の詳細 • プロジェクトの設定 返却パッケージ 返却パッケージには、特定の手動タスクが完了したプロジェクト ファイルが含まれます。 たとえば、翻訳済みまたはレビュー済みのプロジェクト ファイルなどです。完了させる にはさらに作業が必要なファイルを含めることもできます。たとえばレビュー担当者は、 誤った翻訳により翻訳者が修正しなければならない翻訳済みファイルを返却することがで きます。 返却パッケージを作成すると、プロジェクト ファイルのみが含まれ、翻訳メモリ、用語 ベース、AutoSuggest 辞書は含まれません。 お勧めのパッケージの使用方法 ワークフローでパッケージを使用する際の推奨事項が 2 点あります。 • 常に完了するタスクごとにパッケージを作成する。 • 常に完了したタスクごとに返却パッケージを作成して、タスクの支給元担当者に返却 する。 お勧めのワークフローの詳細については、「プロジェクト パッケージを使用したプロジェ クトのワークフロー」を参照してください。 プロジェクト管理 クイック スタート ガイド ページ 23 パッケージの作成方法 以上でプロジェクトが作成されました。次の手順はプロジェクト パッケージを作成する ことです。プロジェクト パッケージを作成して翻訳者にそのパッケージを送付すると、 翻訳者はプロジェクト作成中に選択したリソースを参考にして、パッケージに含まれる ファイルを翻訳できます。 …My Documents¥SDL Trados Studio¥Projects¥Sample EN-DE¥Sample EN-DE.sdlproj (これは、前のセクションで作成したプロジェクトです) 1. このプロジェクトの 3 個のファイルを[ファイル]ビューで選択し、右クリックして ショートカット メニューから[プロジェクト パッケージの作成]を選択します。また、 メニュー バーから[プロジェクト] > [プロジェクト パッケージの作成]と選択するこ ともできます。 2. プロジェクト パッケージの作成ウィザードが[ファイルの選択]ページに表示されます。 パッケージ内の 3 個のファイルをすべて含めるには、[次へ]をクリックします。 プロジェクト管理 クイック スタート ガイド ページ 24 [プロジェクト パッケージ オプション]ページが表示されます。このページで、プロジェク ト パッケージの保存場所、およびパッケージを 1 つ作成するのか、ファイルを複数の パッケージに分割するのかを指定します。 3. このページで既定の選択を変更せずに、[次へ]をクリックします。 • 既定では、このパッケージは …My Document¥SDL Trados Studio¥Projects に保存されます。 • 3 個すべてのファイルが含まれている 1 つのプロジェクト パッケージが作成さ れます。 ヒント: プロジェクトに複数の言語が含まれている場合、各プロジェクト言語のパッ ケージを作成して、各パッケージを適切な翻訳者に送付できます。 また、翻訳されていない単語数に基づいてさらにパッケージを分割すること もできます。パッケージを分割すると、1 つの言語ペアの作業を複数の翻訳者 に割り当てることができます。 プロジェクト管理 クイック スタート ガイド ページ 25 [プロジェクト パッケージの確認]ページが表示されます。 4. これらのファイルの翻訳作業をユーザーに割り当てます。 • [割り当て先]ボックスの右にある[ユーザー]ボタンをクリックします。 5. • Tom Translator という名前のユーザーを作成し、EN-DE Translator という 説明を記入します。 • Tom Translator を[割り当て先]ドロップダウン リストから選択します。 送信するファイルは翻訳する必要があるため、[タスク]ドロップダウン リストから [翻訳]が選択されていることを確認します。 ヒント: レビュー用にファイルを送付する場合、[レビュー]タスクを選択することも、 カスタム タスクを作成して選択することもできます。 6. [コメント]ボックスに、Tom Translator 向けの指示として、次の内容を入力します。 これらのファイルを翻訳してプロジェクト パッケージに含め、Ralph Reviewer に 送付してください。返却パッケージでレビュー済みファイルを受領したら、SDL Trados Studio でパッケージを開き、新しい返却パッケージを作成して私 (プロ ジェクト マネージャ) に返送してください。 7. [次へ]をクリックします。 プロジェクト管理 クイック スタート ガイド ページ 26 8. [追加のオプション]ページが表示されます。このページでは、パッケージに含めるそ の他のリソースを指定します。 • [プロジェクト用翻訳メモリ]:既定の選択の[すべてのパッケージに新しいファイ ル共有タイプのプロジェクト用翻訳メモリを作成する]のままにします。新しいプ ロジェクト用翻訳メモリには、パッケージ内のファイルに関係のある情報のみ が取り込まれます。 ヒント: パッケージの内容がプロジェクトそのものよりも小さい場合に、 このオプションを選択できます。大規模プロジェクトのプロジェ クト用翻訳メモリ全体を取り込むと、作成されるパッケージが大 きくなります。 • [ファイル共有タイプのリソース]:[AutoSuggest 辞書]チェックボックスと[用 語ベース]チェックボックスを選択して、プロジェクトで使用されるこれらの リソースをパッケージに含めます。 • [終了]をクリックします。 注 このページのすべてのオプションの詳細については、SDL Trados Studio のヘルプを 参照してください。 9. [パッケージの作成]ページが表示されます。このページでは、パッケージを作成する ほか、プロジェクト パッケージを送信する方法を次から選択できます。 • • 適切なチームのメンバーに電子メールで送信するには、[電子メールでパッケー ジを送信]をクリックします。 プロジェクト パッケージを FTP サイトに配置するなど、別の方法で送信する には、[保存先のフォルダを開く]をクリックして、返却パッケージを保存する フォルダを開きます。 10. [閉じる]ボタンをクリックして、プロジェクト パッケージの作成ウィザードを閉じます。 以上でパッケージが翻訳者に送信されたとします。翻訳者がこのパッケージを開くと、 パッケージに含まれるすべてのリソースが翻訳中に自動的に開かれます。 プロジェクト管理 クイック スタート ガイド ページ 27 返却パッケージを開く方法 翻訳者 (Tom Translator) が翻訳を完了し、レビュー担当者 (Ralph Reviewer) がすべ ての翻訳を承認したとします。翻訳およびレビュー済みのプロジェクト ファイルが含ま れている返却パッケージを Tom Translator から受け取ります。 返却パッケージを開くには、次の手順に従います。 1. 標準ツール バーの[パッケージを開く]をクリックするか、メニュー バーから[ファ イル] > [開く] > [パッケージ]を選択します。パッケージを開くウィザードが表示 されます。 2. 返却パッケージを選択して、[開く]をクリックします。パッケージを開くウィザード の[パッケージの内容の確認]ページが開きます。 プロジェクト パッケージを別のユーザーに送信して、そのユーザーから返却 パッケージを受け取っていなければ、このセクションでサンプルの返却パッ ケージを開くことはできません。 3. パッケージの詳細を確認し、左下のペインからフォルダを選択すると、右下のペイン にそのフォルダ内のファイルが表示されます。 4. [終了]をクリックして、パッケージをインポートします。[パッケージのインポート中] ページが表示されます。 5. インポートが完了したら、[閉じる]をクリックしてパッケージを開くウィザードを閉 じます。 対応するプロジェクトが、SDL Trados Studio 内の完了した手動タスク情報で更新されます。 プロジェクト管理 クイック スタート ガイド ページ 28 プロジェクトのステータスの把握 プロジェクトのライフサイクル中はいつでも、一括タスクを使用してレポートを作成で きます。このレポートではプロジェクト内の翻訳のステータス情報を確認できます。完 了した作業を返却パッケージで受け取った後でもレポートを作成できます。 翻訳カウント レポートでは、プロジェクトの翻訳ステータスに関する詳細を確認できま す。たとえば、ステータスには[翻訳済み]や[翻訳承認済み]などがあります。これは、 翻訳プロジェクトの進行状況を確認するときに便利です。 レポートの作成 作成した Sample EN-DE.sdlproj プロジェクトの翻訳カウント レポートを作成します。 …My Documents¥SDL Trados Studio¥Projects¥Sample EN-DE¥Sample EN-DE.sdlproj 1. メニュー バーから[プロジェクト] > [一括タスク] > [翻訳カウント]を選択します。 一括処理 ウィザードの[一括タスク]ページが表示されます。 2. [次へ]をクリックします。[ファイル]ページが表示されます。アクティブなプロジェ クトのすべてのファイルがここに表示されます。 3. [次へ]をクリックします。[設定]ページが表示されます。 4. この一括タスクを実行するために指定する必要のある設定はありません。[終了]を クリックしてレポートを作成します。[タスクの実行]ページが表示されます。タス クが完了すると、翻訳カウント レポートが[レポート]ビューに表示されます。 プロジェクト管理 クイック スタート ガイド ページ 29 5. レポートを表示するには、ウィザードを閉じて[レポート]ビューを表示するか、ま たは[タスクの結果]をクリックして[タスクの結果]ダイアログ ボックスからレポー トを選択して表示します。 レポート データは次の 3 つのエリアに分かれています。 • [概要]:ここには情報の概要が表示されます。たとえば、プロジェクト名、このレ ポートの基になったファイル数などです。 • [総計]:ここにはレポートの基になったすべてのファイルに関するステータス情報が 表示されます。 • [ファイルの詳細] :ここにはファイルごとの情報が表示されます。このプロジェク トには 3 個のファイルが含まれているため、各ファイルにはそれぞれの翻訳ステー タスを示すセクションがあります。 プロジェクト管理 クイック スタート ガイド ページ 30 プロジェクト ファイルの確定 プロジェクト内のすべてのファイルの翻訳およびレビューが完了したとします。次の手 順はファイルを確定することです。ファイルの確定時、SDL Trados Studio では次のタ スクが実行されます。 • メインの翻訳メモリの更新 (この場合は、プロジェクトに追加されている EnglishGerman.sdltm 翻訳メモリが更新されます。この操作を行っても、プロジェクトが 作成されたときに作成されたプロジェクト用翻訳メモリが更新されることはありません) • 訳文ファイルの生成 (生成により、SDL XLIFF ファイルが元の形式に変換され、ドイツ 語サブフォルダに配置されます) …My Documents¥SDL Trados Studio¥Projects¥Sample EN-DE¥DE-DE プロジェクト ファイルの確定方法 プロジェクト ファイル確定するには、次の手順に従います。 …My Documents¥SDL Trados Studio¥Projects¥Sample EN-DE¥Sample EN-DE.sdlproj 1. メニュー バーから[プロジェクト] > [一括タスク] > [確定]を選択します。一括処 理 ウィザードの[一括タスク]ページが表示されます。 2. [次へ]をクリックします。[ファイル]ページが表示されます。アクティブなプロジェ クトのすべてのファイルがここに表示されます。 プロジェクト管理 クイック スタート ガイド ページ 31 3. [次へ]をクリックします。[設定]ページが表示されます。 4. ナビゲーション ツリーで[すべての言語ペア] > [一括処理] > [翻訳メモリの更新]を 選択します。このページには、メイン翻訳メモリに追加されるために必要な翻訳のス テータスが表示されます。既定では、ステータスが[翻訳済み]、[翻訳承認済み]、 [リリース]のいずれかの翻訳のみを翻訳メモリに追加できます。 5. レビュー済みの翻訳のみを翻訳メモリに追加するとします。[翻訳済み]の隣にある チェックボックスをオフにします。一括タスクが実行されると、レビュー済みおよび 承認済みの翻訳のみで翻訳メモリが更新されます。 6. [終了]をクリックして、メインの翻訳メモリを更新し、訳文ファイルを生成します。 [タスクの実行]ページが表示されます。 7. タスクが完了したら、[閉じる]をクリックします。[ファイル]ビューのファイルが 元の形式に変換され、SDL XLIFF ファイルとしては表示されなくなります。 プロジェクト管理 クイック スタート ガイド ページ 32 8. [ファイル]ビューでファイルを選択し、右クリックしてショートカット メニューか ら[フォルダをエクスプローラで開く]を選択します。翻訳済みファイルが de-DE とい うプロジェクトのドイツ語サブフォルダに配置され、元のファイル名で保存されます。 これは、SDL XLIFF バイリンガル ファイルが含まれているフォルダと同じです。 以上でプロジェクトが完了し、翻訳済みファイルを顧客に納品できます。 まとめ このガイドでは、SDL Trados Studio でプロジェクトを作成および管理する方法を説明 しました。SDL Trados Studio でプロジェクトを作成および管理する方法の詳細につい ては、SDL Trados Studio のヘルプ を参照してください。ヘルプ システムには、SDL Trados Studio アプリケーションのメニュー バーから[ヘルプ] > [トピックの検索]を 選択してアクセスできます。 プロジェクト管理 クイック スタート ガイド ページ 33 SDL は、グローバル情報管理 (GIM) ソリューションにおける最先端企業です。GIM ソリューションでは、 グローバル市場への高品質な多言語コンテンツの発信を促進することによって、企業におけるビジネス アジリティ ( ビジネスの変化に俊敏に対応できる能力 ) を向上させます。 SDL の統合 Web コンテンツ管理、E コマース、コンテンツおよび言語の構造化テクノロジと SDL が提供する 言語サービスを組み合わせれば、コンテンツ制作、管理、翻訳および公開のコストを削減できます。 SDL のソリューションを活用することにより、さまざまなメディアをとおして世界中の対象顧客に 必要な情報を提供できるため、売り上げと顧客満足度を向上させることができます。 SDL は、ABN-Amro、Bosch、Canon、CNH、FICO、Hewlett-Packard、KLM、Microsoft、 NetApp、Philips、SAP、Sony、Virgin Atlantic など、各界を代表するグローバル企業に採用されています。 SDL のお客様は 1 千社を超え、これまでに 17 万個以上のソフトウェア ライセンスを提供し、 オンデマンド ポータルには毎月 1 千万人ものユーザーがアクセスしています。 また、世界 34 か国 56 か所を超える支社からお客様をサポートしています。 詳細については、www.sdl.com をご覧ください。 Copyright © 2010 SDL PLC. 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