ディスクロージャー誌 2015 JAあかし 目 次 1.経営理念 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2.経営方針 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3.経営管理体制 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4.事業の概況(平成 26 年度) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5.事業活動のトピックス(平成 26 年度) ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6.農業振興活動 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7.地域貢献情報 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8.リスク管理の状況 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9.自己資本の状況 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10.主な事業の内容 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 1 2 2 4 5 5 7 11 12 【JAの概要】 1.沿革・あゆみ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2.機構図 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3.組合員数 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4.組合員組織の状況 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5.地区一覧 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6.役員構成(役員一覧) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7.職員数 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8.事務所の名称及び所在地 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 19 20 20 20 21 21 22 22 【経営資料】 Ⅰ 決算の状況 1.貸借対照表 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2.損益計算書 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3.注記表 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4.剰余金処分計算書 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5.財務諸表の正確性等にかかる確認 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6.キャッシュ・フロー計算書 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7.部門別損益計算書 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 23 25 27 39 40 41 43 Ⅱ 損益の状況 1.最近の5事業年度の主要な経営指標 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2.利益総括表 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3.資金運用収支の内訳 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4.受取・支払利息の増減額 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 44 45 45 46 i Ⅲ 事業の概況 1.信用事業 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ (1)貯金に関する指標 ① 科目別貯金平均残高 ② 定期貯金残高 (2)貸出金等に関する指標 ① 科目別貸出金平均残高 ② 貸出金の金利条件別内訳残高 ③ 貸出金の担保別内訳残高 ④ 債務保証の担保別内訳残高 ⑤ 貸出金の使途別内訳残高 ⑥ 貸出金の業種別残高 ⑦ 主要な農業関係の貸出金残高 ⑧ リスク管理債権の状況 ⑨ 金融再生法開示債権区分に基づく保全状況 ⑩ 元本補てん契約のある信託に係る貸出金のリスク管理債権の状況 ⑪ 貸倒引当金の期末残高及び期中の増減額 ⑫ 貸出金償却の額 (3)内国為替取扱実績 (4)有価証券に関する指標 (5)有価証券等の時価情報等 2.共済事業 ・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・ (1)長期・年金共済契約高・保有契約高 (2)医療系共済の入院共済金額保有高 (3)介護共済の介護共済金額保有高 (4)年金共済の年金保有高 (5)短期共済新契約高 3.購買事業 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ (1)買取購買品(生産資材)取扱実績 (2)買取購買品(生活物資)取扱実績 4.販売事業 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ (1)受託販売品取扱実績 (2)買取販売品取扱実績・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5.農業倉庫事業 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6.利用事業 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ Ⅳ 経営諸指標 1.利益率 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2.貯貸率・貯証率 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ii 47 57 59 59 60 60 60 61 61 Ⅴ 自己資本の充実の状況 1.自己資本の構成に関する事項 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2.自己資本の充実度に関する事項 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3.信用リスクに関する事項 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4.信用リスク削減手法に関する事項 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5.派生商品取引及び長期決済期間取引の取引相手のリスクに関する事項 ・・・ 6.証券化エクスポージャーに関する事項 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7.出資その他これに類するエクスポージャーに関する事項 ・・・・・・・・・ 8.金利リスクに関する事項 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 62 66 69 72 74 74 74 76 法定開示項目掲載ページ一覧 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 77 iii 1.経営理念 ●JAあかしは、農業振興を通じて、「食」と「農」と「緑」を守り、かけが えのない自然を次世代に引き継ぎます。 ●JAあかしは、地域のみなさまとともに生き、地域のみなさまとの共感の中 で、心ふれあう地域づくりに取り組みます。 ●JAあかしは、高い倫理観と責任感を持ち、地域社会に貢献できる事業と組 織づくりに取り組みます。 〔基本理念〕 JAあかしは、人と自然を大切にし、社会の発展と豊かな暮らしの実現に 貢献してまいります。 ◇JAあかしは、人を大切にします。 ◇JAあかしは、自然を大切にします。 ◇JAあかしは、社会の発展に貢献します。 ◇JAあかしは、豊かな暮らしの実現に貢献します。 〔基本姿勢〕 ◇みなさまから信頼されるJA ◇地域から必要とされるJA ◇社会に誇れるJA をめざします。 2.経営方針 ◇農業振興と地域社会への貢献 農業をめぐる環境は農業従事者の高齢化等極めて厳しい状況になっていま す。JAには、地域農業の特性を活かした基本目標を設定し、これらの実践 を通じて農家所得の向上、地域の活性化等が求められます。当JAは、「夢 と活力ある農業・地域社会」の実現のため、地域特性を活かした農業振興と 心のゆたかさを実感できる生活環境の提供に努めます。 ◇組合員と消費者の満足度向上 JAは日常生活のあらゆる場面に密着した事業を営んでいます。各種商品 やサービスが多様化・高度化するなかで、利用者のニーズは安全、安心でか つ健康志向になってきており、またゆとりを重視する傾向が見られます。当 JAは、JAが提供するサービスの質を高め、組合員と消費者のニーズに応 えた、真心のこもった商品・サービスの提供に努めます。 ◇信頼と期待に応える経営 信用・共済事業依存型の収支構造からの脱却と、より効率的・効果的な事 業運営を徹底します。当JAは、「強靱な経営体質」と「透明感のある組織 運営」を構築するため、財務体質の健全性向上に努め、リスク管理態勢の確 立とコンプライアンスを重視した職場づくりに取り組みます。 1 3.経営管理体制 当JAは農業者により組織された協同組合であり、正組合員の代表者で構成さ れる「総代会」の決定事項を踏まえ、総代会において選出された理事により構成 される「理事会」が業務執行を行っています。また、総代会で選任された監事が 理事会の決定や理事の業務執行全般の監査を行っています。 組合の業務執行を行う理事には、組合員の代表者からなる役員候補者推薦会議 の決定を経て、公正な選挙手続きにより選任されております。また、信用事業に ついては専任担当の理事を置くとともに、農業協同組合法第 30 条に規定する常 勤監事及び員外監事を設置し、ガバナンスの強化を図っています。 4.事業の概況(平成 26 年度) 1.主要な事業活動の内容 平成26年度は、消費税率が引き上げられた4月以降、増税による反動を受け、20 14年度の実質GDPは前年度比△1.0%と、東日本大震災以降初のマイナス成長と なりました。 農協をとりまく環境としては、政府が進める「農協改革」について、JAグループ との基本合意がなされました。今後、農業者の所得増大、農業生産の拡大、地域の 活性化を基本目標に、JAグループの自己改革を進めていくことになります。 また、TPPについても予断を許さない状況が続いており、これらの動向を注視 しなければなりません。 こうした中、当JAにおきましては、総合事業を発揮し、地域に密着した事業 を展開するとともに、相談業務として、相続・遺言等各種相談会や休日ローン相 談会等を通じ、皆様のご要望にお応えできるよう努めました。また、地産地消を 促進し、新鮮で安全な野菜を提供するため、食の安全と安心の確保に向け生産者 と一体となって生産履歴記帳の徹底した取り組みを行ないました。 内部管理態勢の強化としては、内部統制整備の取り組みを行うとともに、法令 等を遵守する職場風土の構築をめざし、コンプライアンス・プログラムの実践に 取り組みました。 この結果、貯金残高は1,736億8千万円、貸出金については住宅ローンを 中心に伸長を図り貸出金残高は245億5千万円となっております。 今後も地域とのつながり・ふれあいを大切にし、健全な経営と事業の拡大に尽 力してまいります。 ・信用事業 地域に根ざした金融機関としてメイン取引の拡大を目指し、新規取引 2,660 名、年 金振込 804 名、給与振込 338 名、JA カード決済等のメイン取引 1,324 件をご契約い ただきました。また貯金においては 75 億円(増加率 4.8%)、住宅ローンでは 13 億 円(増加率 10.0%)の増加となりました。 2 ・共済事業 組合員・地域住民の加入内容点検を行い、今どの保障が必要かを提案した結果、終 身共済4億4千万円、生命共済(こども含む)6億円、医療共済 104 件、介護共済 55 件、建物更生共済 52 億9千万円、年金共済2千3百万円のご契約をいただきまし た。 ・購買事業 ① 環境に配慮した有機肥料の普及に努めました。 ② 生産資材の早期予約、協同購入により価格低減に努めました。 ・販売事業 ① 稲作については、毎年耕作面積の減少にともない取扱量は減少しており、7,530 袋(30 ㎏)の集荷にとどまりました。 ② ヘアリーベッチ米(特別栽培米ヒノヒカリ)が平成 24 年 10 月に兵庫県認証食 品(ひょうご安心ブランド農産物)の認可を受け、3年目となりJAあかしのブ ランド米「花美人」として定着しました。 ③ 野菜部門では、生産者の高齢化にともない耕作面積が減少になっていますが、安 定事業を推進し安定な経営が行えるように努めました。 ④ 産直部会では、地元でとれた農産物並びに加工品を地産地消のもと販売した結 果、直売所の売上については、フレッシュ・モア大久保店と西明石店・水曜朝市 を合わせまして 152,717 千円となり、農産物直売所出荷農家の所得向上につなげ ました。また、青果品目においては取り組んでいる市内食品加工会社との契約販 売と、JA全農兵庫、JA全農青果センター大阪また各市場との協力のもと加工 用キャベツの栽培面積の拡大に努めました。 ・農業倉庫事業 平成 26 年産米の取扱量は、7,530 袋(30kg)の集荷となり、保管については、品 質事故等が発生しないよう、設備の点検、保守等を徹底し、年間を通じて温度管理を 行い品質保持に努めました。 ・利用事業 稲作農家の農作業省力化と水稲苗の軽量化により作業負荷を少なくし、保水性の優 れたマット苗を 11,960 箱生産し、出荷しました。刈り取り後の農作業負荷軽減のた めライスセンター稼動により、キヌヒカリ・ヒノヒカリに受入乾燥調整を行い、保有 米の引き渡しと米の買い入れを行いました。また、玄米色彩選別機を稼働させ、品質 の向上に努めました。 ・宅地等供給事業(資産管理事業) 皆様からのご要望の多い相続税額試算や相続税対策、遺言などのご相談に対応する ため、県信連と連携しての個別相談会の開催や、職員育成のため各種研修会への参加 を積極的に行いました。 3 ・その他の事業 ① 広報誌「フレッシュ!JAあかし」は、JA事業の内容やキャンペーンの紹介、 各種イベントの様子を取りあげました。その他、ホームページや日本農業新聞を 通じて最新情報の発信に取り組みました。 ② 組合員や地域の皆様の健康維持を支援するため、女性会組織、兵庫県厚生連、 明石市並びに明石保健所の協力を得て、町ぐるみ健診を市内3か所にて実施し、 226 名の方に受診していただきました。 ③ 第4回JAあかしふれあいフェスタを開催し、組合員をはじめ、地域の皆様と 交流を図りました。 ・指導事業 ① キャベツ部会では、地域にあった新品種の試験圃場を設定し、市と普及センター と連携して取り組みました。 ② 女性会組織の活動を活発化するため、フラワーアレンジメント等の生活教室を 開催いたしました。 ③ 組合員を対象に相続税などの税務相談窓口を各支店の店舗に設け、毎月顧問税 理士による指導、助言を行いました。 5.事業活動のトピックス(平成 26 年度) 1. 平成 26 年4月1日 新採用職員入組式 2.平成 26 年6月 28 日 第 22 回通常総代会 3.平成 26 年7月9日・12 日・15 日 4.平成 26 年 11 月 22 日 5. 平成27年1月 27日 町ぐるみ健診 第4回JAあかしふれあいフェスタ 「生産緑地地区の指定及び管理に関する要綱(案)」 に関する説明会 6.平成 27 年3月3日、5日、13 日 年金旅行(日帰り) <ご案内> イベント、商品紹介、事業等については、当JAの広報誌「フレッシュ! JAあかし」やホームページでもご案内しております。 ホームページアドレス:http://www.ja-akashi.or.jp / 4 6.農業振興活動 JAあかしは、協同組合として組合員の「営農と暮らし」を守り、地域農業の 振興を図るとともに、農業を通じて豊かな地域社会の発展を目指すために、次の ような農業振興活動に取組んでいます。 ① 安全・安心な農産物づくりへの取組み 生産履歴記帳運動(トレーサビィリティ)に取り組み、安全・安心な農産物 の提供に努めています。 また、各種生産部会を対象に食品衛生法、農薬取締法への対応等の研修会を開 催しました。 ② 部会組織の育成・支援 地域農業の担い手として、部会組織の育成・支援をすすめています。 ③ 地産地消の取り組み 管内2ヶ所にファーマーズマーケット(農産物直売所)を設置しています。 また、大久保駅前での朝市を週3回に増やし、地域の消費者に地鮮で安全・ 安心な農産物の提供に取組んでいます。 ④ 農業とのふれあい活動 「農業とのふれあい」をテーマとして、貸農園の活動を実施しました。 ⑤ 食育の取組み 田植え、稲刈り等の農作業体験を通じて、子供たちに食と農の大切さを伝え ています。 また、管内の学校給食に地元農産物の供給を行いました。 ⑥ 農業者等の経営支援に関する態勢整備 県の改良普及センターとも連携して、ライスセンター内に地域普及所を設置、 農業者の農業技術・生産性向上に向けた相談・指導に応じています。 7.地域貢献情報 JAあかしは、協同組合活動の原点である「組合員の営農と暮らし」を守り、地 域農業の振興に努めるとともに、地域社会の発展に貢献するため様々な活動を展 開しています。 1.社会貢献活動 ①JAバンク兵庫地域貢献事業「小学生の環境保全教育応援事業」 ②偽造キャッシュカード・振り込め詐欺対策 ③環境問題への取組み状況 ・省エネルギーを実践するため、「クールビズ」の実施に取り組んでいます ④農業体験活動の取り組み 5 2.地域貢献活動 (1)地域からの資金調達の状況 ① 貯金残高(平成 27 年 3 月末現在) (単位:百万円) 種 類 残 高 当座性 30,042 定期性 143,642 小 計 173,685 譲渡性 0 合 計 173,685 (2)地域への資金供給の状況 ① 貸出金残高(平成 27 年 3 月末現在) (単位:百万円) 種 類 残 高 農業近代化資金 3 その他制度資金 0 農業関連融資 6 事業関連融資 8,563 住宅関連融資 15,302 生活関連融資 555 その他 122 合 計 24,555 (3)文化的・社会的貢献に関する事項 ① 福祉活動 組合員・地域住民を対象とした健康診断活動に取り組んでいます。 ② 職員の地域貢献への参加 職員においては、地元町内会の清掃活動をはじめとした社会活動に積極的 に参加し、地域に根ざした活動を実践しております。 6 8.リスク管理の状況 ◇リスク管理体制 〔リスク管理の方針〕 組合員・利用者の皆さまに安心してJAをご利用いただくためには、より 健全性の高い経営を確保し、信頼性を高めていくことが重要です。 このため、有効な内部管理態勢を構築し、直面する様々なリスクに適切に 対応すべく、認識すべきリスクの種類や管理体制と仕組みなど、リスク管理 の基本的な体系を整備しています。 また、収益とリスクの適切な管理、適切な資産自己査定の実施などを通じ てリスク管理体制の充実・強化に努めています。 ① 信用リスク管理 信用リスクとは、信用供与先の財務状況の悪化等により、資産(オフ・バ ランスを含む。)の価値が減少ないし消失し、金融機関が損失を被るリスク のことです。当JAは、個別の重要案件又は大口案件については理事会にお いて対応方針を決定しています。また、通常の貸出取引については、本店に 融資審査部署を設置し各支店と連携を図りながら、与信審査を行っていま す。審査にあたっては、取引先のキャッシュ・フローなどにより償還能力の 評価を行うとともに、担保評価基準など厳格な審査基準を設けて、与信判定 を行っています。貸出取引において資産の健全性の維持・向上を図るため、 資産の自己査定を厳正に行っています。また、資産自己査定の結果、貸倒引 当金については「債権の償却・引当基準」に基づき必要額を計上し、資産及 び財務の健全化に努めています。 ② 市場リスク管理 市場リスクとは、金利、為替、株式等の様々な市場のリスク・ファクターの 変動により、資産・負債(オフ・バランスを含む)の価値が変動し、損失を被る リスク、資産・負債から生み出される収益が変動し損失を被るリスクのことで す。主に金利リスク、価格変動リスクなどをいいます。金利リスクとは、金利 変動に伴い損失を被るリスクで、資産と負債の金利又は期間のミスマッチが存 在している中で金利が変動することにより、利益が低下ないし損失を被るリス クをいいます。また、価格変動リスクとは、有価証券等の価格の変動に伴って 資産価格が減少するリスクのことです。 当JAでは、金利リスク、価格変動リスクなどの市場性リスクを的確にコン トロールすることにより、収益化及び財務の安定化を図っています。このた め、財務の健全性維持と収益力強化とのバランスを重視したALMを基本に、 資産・負債の金利感応度分析などを実施し、金融情勢の変化に機敏に対応でき る柔軟な財務構造の構築に努めています。 7 ③ 流動性リスク管理 流動性リスクとは、運用と調達のミスマッチや予期せぬ資金の流出により、 必要な資金確保が困難になる、又は通常よりも著しく高い金利での資金調達を 余儀なくされることにより損失を被るリスク(資金繰りリスク)及び市場の混 乱等により市場において取引ができないため、通常よりも著しく不利な価格で の取引を余儀なくされることにより損失を被るリスク(市場流動性リスク)の ことです。 当JAでは、資金繰りリスクについては、運用・調達について月次の資金 計画を作成し、安定的な流動性の確保に努めています。また、市場流動性リ スクについては、投資判断を行う上での重要な要素と位置づけ、商品ごとに 異なる流動性(換金性)を把握したうえで、運用方針などの策定の際に検討 を行っています。 ④ オペレーショナル・リスク管理 オペレーショナル・リスクとは、業務の過程、役職員の活動もしくは、シ ステムが不適切であること又は外生的な事象による損失を被るリスクのこと です。 当JAでは、収益発生を意図し能動的な要因により発生する信用リスクや 市場リスク及び流動性リスク以外のリスクで、受動的に発生する事務、シス テム、法務などについて事務処理や業務運営の過程において、損失を被るリ スクと定義しています。事務リスク、システムリスクなどについて、事務手 続を整備し、定期検査等を実施するとともに、事故・事務ミスが発生した場 合は速やかに状況を把握する体制を整備して、リスク発生後の対応及び改善 が迅速・正確に反映ができるよう努めています。 ⑤ 事務リスク管理 事務リスクとは、役職員が正確な事務を怠る、あるいは事故・不正等を起こ すことにより金融機関が損失を被るリスクのことです。当JAでは、業務の多 様化や事務量の増加に対応して、正確な事務処理を行うため事務マニュアルを 整備するとともに、自主検査・自店検査を実施し事務リスクの削減に努めてい ます。また、事故・事務ミスが発生した場合には、発生状況を把握し改善を図 るとともに、内部監査により重点的なチェックを行い、再発防止策を実施して います。 ⑥ システムリスク管理 システムリスクとは、コンピューターシステムのダウン又は誤作動等、シ ステムの不備に伴い金融機関が損失を被るリスク、さらにコンピュータが不 正に使用されることにより金融機関が損失を被るリスクのことです。当JA では、コンピューターシステムの安定稼働のため、安全かつ円滑な運用に努 めるとともに、システムの万一の災害・障害等に備えています。 8 ◇法令遵守体制 〔コンプライアンス基本方針〕 利用者保護への社会的要請が高まっており、また最近の企業不祥事に対す る社会の厳しい批判に鑑みれば、組合員・利用者からの信頼を得るために は、法令等を遵守し、透明性の高い経営を行うことがますます重要になって います。 このため、コンプライアンス(法令等遵守)を経営の重要課題のひとつと して位置づけ、この徹底こそが不祥事を未然に防止し、ひいては組織の信頼 性向上に繋がるとの観点にたち、コンプライアンスを重視した経営に取り組 みます。 〔コンプライアンス運営態勢〕 コンプライアンス態勢全般にかかる検討・審議を行うため、代表理事組合 長を委員長とするコンプライアンス委員会を設置するとともに、コンプライ アンスの推進を行うため、本店各部門・各支店にコンプライアンス推進委員 会を設置しています。 基本姿勢及び遵守すべき事項を記載した手引書「コンプライアンス・マニ ュアル」を策定し、研修会を行い全役職員に徹底しています。 毎年度、コンプライアンス・プログラムを策定し、実効ある推進に努める とともに、統括部署を設置し、その進捗管理を行っています。 また、組合員・利用者の皆さまの声を真摯に捉え、前向きに事業に反映す るため、苦情・相談等の窓口を設置しています。 ◇金融ADR制度への対応 ① 苦情処理措置の内容 当JAでは、苦情処理措置として、業務運営体制・内部規則等を整備のう え、その内容をホームページ・チラシ等で公表するとともに、JAバンク相 談所やJA共済連とも連携し、迅速かつ適切な対応に努め、苦情等の解決を 図ります。 当JAの苦情等受付窓口(電話:078-934-5800(月~金 9 時~17 時)) ② 紛争解決措置の内容 当JAでは、紛争解決措置として、次の外部機関を利用しています。 ・信用事業 兵庫県弁護士会紛争解決センター(電話:078-341-8227) 東京弁護士会紛争解決センター(電話:03-3581-0031) 第一東京弁護士会仲裁センター(電話:03-3595-8588) 第二東京弁護士会仲裁センター(電話:03-3581-2249) 9 まずは①の窓口または兵庫県JAバンク相談所(電話:078-333-6670) にお申し出ください。なお、各弁護士会に直接紛争解決をお申し立ていただ くことも可能です。 東京弁護士会紛争解決センター、第一東京弁護士会仲裁センター、第二東 京弁護士会仲裁センター(以下「東京三弁護士会」という)の仲裁センター では、東京以外の地域の方々からの申立について、当事者の希望を聞いたう えで、アクセスに便利な地域で手続きを進める方法があります。 1.現地調停:東京の弁護士会のあっせん人と東京以外の弁護士会のあっ せん人が、弁護士会所在地と東京を結ぶテレビ会議システム 等により、共同して解決に当たります。 例えば、組合員・利用者様は、兵庫県弁護士会の仲裁セン ターにお越しいただき、当該弁護士会のあっせん人とは面談 で、東京の弁護士会のあっせん人とはテレビ会議システム等 を通じてお話しいただくことにより、手続きを進めることが できます。 2.移管調停:東京以外の弁護士会の仲裁センター等に事件を移管します。 例えば、兵庫県弁護士会の仲裁センターに事件を移管し、 以後、当該弁護士会の仲裁センターで手続きを進めることが できます。 ※現地調停、移管調停は全国の全ての弁護士会で行える訳ではありません。 具体的内容は兵庫県JAバンク相談所または東京三弁護士会仲裁センター 等にお問い合わせください。 ・共済事業 ㈳日本共済協会 共済相談所(電話:03-5368-5757) ㈶自賠責保険・共済紛争処理機構(電話:本部 03-5296-5031) ㈶日弁連交通事故相談センター(電話:本部 03-3581-4724) ㈶交通事故紛争処理センター(電話:東京本部 03-3346-1756) 最寄りの連絡先については、上記または①の窓口にお問い合わせ下さい。 ◇内部監査体制 当JAでは、内部監査部門を被監査部門から独立して設置し、経営全般に わたる管理及び各部門の業務の遂行状況を、内部管理体制の適切性と有効性 の観点から検証、評価し、改善事項の勧告などを通じて業務運営の適切性の 維持・改善に努めています。 また、内部監査は、JAの本店・支店のすべてを対象とし、内部監査計画 に基づき実施しています。監査結果は代表理事組合長及び常務理事、監事に 報告し被監査部門に通知され、被監査部門の改善に取り組んでいます。特に 重要な事項については、直ちに理事会、代表理事組合長、監事に報告し、速 やかに適切な措置を講じるようにしています。 10 9.自己資本の状況 ◇自己資本比率の状況 当JAでは、多様化するリスクに対応するとともに、組合員や利用者のニ ーズに応えるため、財務基盤の強化を経営の重要課題として取り組んでいま す。内部留保に努めるとともに、業務の効率化等に取り組んだ結果、平成 27年3月末における自己資本比率は、17.26%となりました。 ◇経営の健全性の確保と自己資本の充実 当JAの自己資本は、組合員の普通出資によっています。 ○ 普通出資による資本調達額 項 目 内 容 発行主体 あかし農業協同組合 資本調達手段の種類 普通出資 コア資本に係る基礎 項目に算入した額 423百万円(前年度421百万円) 当JAは、「自己資本比率算出要領」を制定し、適正なプロセスにより自 己資本比率を算出して、当JAが抱える信用リスクやオペレーショナル・リ スクの管理及びこれらのリスクに対応した十分な自己資本の維持を図るとと もに、内部留保の積み増しにより自己資本の充実に努めています。 11 10.主な事業の内容 (1)主な事業の内容 1.信用事業 信用事業は、貯金、貸出、為替など、いわゆる銀行業務といわれる内容の業務を行っています。 この信用事業は、JA・信連・農林中金という3段階の組織が有機的に結びつき、「JAバンク」とし て大きな力を発揮しています。 (1) 貯金業務 組合員の方はもちろん、地域住民の皆さまや事業主の皆さまからの貯金をお預かりしています。 普通貯金、当座貯金、スーパー定期、定期積金、総合口座などの各種貯金を目的、期間、金額にあわ せてご利用いただいています。 また、公共料金、都道府県税、市町村税、各種料金のお支払い、年金のお受取り、給与振込等もご利 用いただけます 貯金名 普通貯金 普通貯金 (無利息型) 当座貯金 通知貯金 納税準備貯 金 貯蓄貯金 総合口座 定期積金 定期積金 大型積金 オールデ ィー積金 期日指定定 期貯金 自由金利型 定期貯金 (スーパー定 期) 内 容 預け入れ期間 預け入れ金額 いつでも、いくらでも自由に出し入れがで 出し入れ自由 き、公共料金・税金等の自動支払や各種年 金・給料・配当金等の自動受取に大変便利 です。 商取引に必要な手形、安全・便利な小切手 出し入れ自由 をご利用いただけます。 短期間にまとまったお金を有利に運用できます。 7日間以上 1円以上 納税資金の計画的な積立にご利用下さい。 非課税です。 個人専用。給与、年金等の自動受取りや公共 料金等の自動支払いには利用できませんが、 スゥイングサービスによる入出金の取扱いが でき、キャッシュカードも利用可能です。 普通貯金感覚で、使いながら有利に増やせ る貯金です。 普通貯金に定期貯金および定期積金をセッ ト預入された定期貯金および定期積金の掛 込残高を担保に、その合計額の90%最高 300万円まで自動的に融資がご利用いた だけます。1冊の通帳に「貯める、借りる 、受け取る、支払う」という4つの機能が パックされており、家計のメイン化を果た す商品です。 納税時に引き出し 1円以上 出し入れ自由 1円以上 (セット出来る定期貯 金・定期積金) ・定 期貯金1ヶ月以上・ 定期積金1年以上 (セット出来る定期貯 金・定期積金)・定期 貯金10,000円以上・定 期積金掛込額1,000円 以上 毎月一定のご希望金額を積立ていただきま す。 プランに合わせて、毎月一定のご希望金額 を積立ていただきます。 目的に合わせてコースを設定し、最終満期日ま でに最高6回まで満期日を設定して、満期日 に指定口座へ自動的に入金されます。 お預入れ後1年経過すると、1ヶ月前のご 連絡でいつでもお引き出しになれます。(個 人専用の定期貯金です。) 金融市場の実勢を反映した高利回り商品で あります。 1年以上7年以内 1,000円以上 3年以上7年以内 コース別の所定金額 2年以上7年以内 10,000円以上 1,000円単位 最長3年 (据置期間1年) 1円以上300万円未 満 1ヶ月以上 10年以内 1円以上(預入金額300 万円未満と300万円以 上で預入期間別の利率 が適用されます)また、 1年ものは、金額階層 200万円未満、20 0万円以上350万円 未満、350万円以上 の3段階となります。 自由金利型定 金融市場の実勢を反映した金利を適用するま 1ヶ月以上 期貯金(大口 とまった資金のための高利回り商品です。 10年以内 定期貯金) 12 1円以上 50,000円以上 1,000万円以上で 1円単位 変動金利型 定期貯金 利息分割受 取型定期貯 金 一部解約付 定期貯金 財形貯蓄 財形年金 財形住宅 財形期日 指定定期 定期貯金は、これまで満期まで利率が変わ らない固定金利型でしたが預入期間中に一 定のルールで、利率が変動するタイプの定 期貯金です。 スーパー定期(単利型)、大口定期(単利 型)で個人の方で、利息を1ヶ月、2ヶ月 、3ヶ月、6ヶ月ごとに中間利払として受 け取る。 1年以上3年以内 1円以上1円単位 1年以上10年以内 スーパー定期(複利型)で個人の方で預入日 から1年経過後1万円以上1円単位で一部 解約が可能。 勤務先の財形制度を通じて有利な財産づく りができます。給料、ボーナスからの天引 き積立ですから無理なく貯められます。 将来の年金資金を貯める貯蓄で、元金55 0万円(財形住宅と合算) までお利息が非課 税となります。 住宅取得のための資金を貯める貯蓄で、元 金550万円(財形年金と合算)までお利息 が非課税です。 貯蓄目的は自由です。課税対象になります が、財形持家、進学融資の特典も受けられ ます。 3年以上10年以内 スーパー定期 1円以上1円単位 大口定期 1,000万円以上 1円単位 1万円以上1円単位 5年以上 1円以上 5年以上 1円以上 3年以上 1円以上 (2) 貸出業務 協同組合金融機関として、農業の振興を図るための農業関連資金はもとより、組合員の皆さまの生 活を豊かにするための生活改善資金などを融資しています。 また地域金融機関の役割として、地域住民の皆さまの暮らしに必要な資金や、地方公共団体、農業 関連産業、地元企業等、農業以外の事業へも必要な資金を貸し出し、農業の振興はもとより、地域社 会の発展のために貢献しています。 さらに、株式会社日本政策金融公庫をはじめとする政府系金融機関等の代理貸付、個人向けローン も取り扱っています。 種 類 賃貸ローン 相続ローン 住宅ローン2 リフォーム ローン2 賃貸住宅 ローン 資金使途 組合員の土地資 産を守りながら 有効に資産運用 をご利用いただ けます。 農地等を相続取 得された組合員 に相続税納付に 必要な資金を提 供いたします。 組合員の住宅建設 等に必要な資金 を低利、長期に 融資いたします。 組合員の住宅環 境の整備、改善 に必要な資金を 幅広く融資いた します。 土地を保有する 組合員に対し、 賃貸建物建設に 必要な資金を提 供いたします。 貸出金額 期 間 担保・保証人 保証料 100万円以上 5億5千万円以内 30年以内 土地・建物・保証人 無 100万円以上 5億5千万円以内 30年以内 土地・建物・保証人 無 50万円以上 5,000万円 以内 30年以内 土地・建物・保証人 無 10万円以上 500万円以内 30年以内 土地・建物・保証人 無 100万円以上 4億円以内 30年以内 土地・建物・保証人 有 13 住宅ローン リフォーム ローン 教育ローン マイカー ローン フリー ローン ワイドカード ローン 組合員の住宅建設 等に必要な資金 を低利、長期に 融資いたします。 組合員の住宅環 境の整備、改善 に必要な資金を 幅広く融資いた します。 組合員及び員外 の方に子弟の就 学に必要な資金 をご融資いたし ます。 組合員及び員外 の方の自動車購 入資金・車検・ 修理費用に必要 な資金を融資い たします。 組合員および員 外の方に生活の 向上に必要な資 金を簡便な手続 きでご利用いた だけます。 組合員及び員外 の方にお使い道 自由、急な出費 にお役立てくだ さい。 10万円以上 1億円以内 35年以内 土地・建物・保証人 有 10万円以上 1,000万円 以内 15年以内 土地、建物、保証人 有 500万円以内 13年6か 月以内 不要 有 500万円以内 7年以内 (貸出金額 300万円以内 の場合は5年 以内) 不要 有 300万円以内 5年以内 不要 有 50万円以内 1年間 自動延長 不要 有 (3) 為替業務 全国のJA・信連・農林中金の店舗をはじめ、全国の銀行や信用金庫などの各店舗と為替網で結び、 当JAの窓口を通して全国のどこの金融機関へでも振込・送金や手形・小切手等の取立が安全・確実 ・迅速にできます。 (4) 国債窓口販売 国債の窓口販売の取り扱いをしています。 (5) サービス・その他 当JAでは、コンピュータ・オンラインシステムを利用して、各種自動受け取り、各種自動支払い や事業主のみなさまのための給与振込サービス、自動集金サービス、口座振替サービスなどをお取り 扱いしています。 また、国債の窓口販売の取り扱い、国債の保護預かり、全国の農協での貯金の出し入れや銀行、信用 金庫などでも現金引き出しのできるキャッシュサービスなど、いろいろなサービスに努めています。 種 類 キャッシュサービス 特 徴 当JAの本支店及び〔Mics(全国キャッシュサービス)〕マークのある全国のJA・金 融機関でもキャッシュカードを使って現金をお引き出しになることができます。 当JAのご利用時間 平 日→午前8:00~午後9:00(大久保・江井ヶ島) 午前8:45~午後7:00(大久保北・明石東) 午前8:30~午後9:00(西明石) 午前9:00~午後9:00(Aコープ江井ヶ島支店) 土曜日→午前9:00~午後5:00 日曜日・祝日→午前9:00~午後5:00(大久保・江井ヶ島・西明石) 14 自動受取り 厚生年金・国民年金・株式配当金などが、お受取日に自動的にご指定の貯金口座に 振込まれます。 自動支払い 一度手続きするだけで、公共料金、税金、家賃、授業料、各種クレジット料金など が、ご指定の貯金口座から自動的に支払われます。 給与振込み 給料、ボーナスが自動的にご指定の貯金口座に振込まれます。給料日に出張や休暇 と重なった場合でも〔Mics(全国キャッシュサービス)〕マークのある全国のJA・ 金融機関でお引出しができます。 送金・振込 当JAの本支店をはじめ、オンラインによって結ばれた全国各地のJA・金融機関 のご指定の貯金口座から迅速にお振込みができます。 JAカード JAカード加盟店は国内はじめ海外199か国に980万店以上、百貨店・レスト ラン・ホテル・ゴルフなど各業種の有名店ばかりです。ショッピング・食事・レジ ャーもサイン一つでお楽しみになれます。 国債の窓販 個人向け国債、長期利付国債、中期利付国債、割引国債を取扱っております。 為替手数料 区 分 自店僚店あて 送金手数料 系統本・支店あて 1件につき 3万円未満 432円 1件につき 0円 電信扱い 一般振込 3万円以上 1件につき 216円 文書扱い 振込手数料 3万円未満 自動機 3万円以上 3万円未満 JA ネ ッ ト バンク 3万円以上 3万円未満 1件につき 216円 3万円以上 1件につき 432円 3万円未満 1件につき 108円 3万円以上 1件につき 324円 1件につき 3万円未満 1件につき 0円 216円 1件につき (現金による振込 324円 ) 0円 3万円以上 1件につき 432円 1件につき 0円 1件につき 0円 3万円未満 3万円以上 15 1件につき 216円 1件につき 432円 系統外金融機関あて 電信扱い 1件につき864円 普通扱い (送金小切手) 1件につき648円 3万円未満 電信扱い 3万円以上 3万円未満 文書扱い 3万円以上 1件につき 540円 1件につき 756円 1件につき 432円 1件につき 648円 3万円未満 1件につき216円 432円) 3万円以上 1件につき432円 (現金による振込 648円) (現金による振込 3万円未満 1件につき 3万円以上 1件につき 432円 648円 JA ア ン サ ーサービ ス 3万円未満 3万円以上 給 代金取立 手数料 (隔地間) 与 振 1件につき 0円 1件につき 216円 3万円未満 3万円以上 込 他行宛 1通につき (同地) その他 諸手数料 1件につき 108円 1件につき 216円 3万円未満 1件につき 3万円以上 1件につき 216円 432円 1件につき108円 (新規手数料) 至急扱い 1通につき864円 普通扱い 1通につき648円 432円 1通につき 216円 (新規手数料) ○送金・振込の組戻料…………1件につき 648円 ○不渡手形返却料………………1通につき 648円 ○取立手形組戻料………………1通につき 648円 ○取立手形店頭呈示料…………1通につき 648円 ただし、648円を越える取立経費を要する場合は、その実費を申し受けます。 ○離島回金料……………………………………無料 2.共済事業 JA共済は、JAが行う地域密着型の総合事業の一環として、組合員・利用者の皆様の生命・傷害・家屋・ 財産を相互扶助によりトータルに保障しています。事業実施当初から生命保障と損害保障の両方を実施してお り、個人の日常生活のうえで必要とされるさまざまな保障・ニーズにお応えできます。 JA共済では、生命・建物・自動車などの各種共済による生命総合保障を展開しています。 共 済 名 終 身 共 済 養老生命共済 こども共済 長 生 命 期 共 済 総 定期生命共済 合 共 医 療 共 済 済 介 護 共 済 が ん 共 済 引受緩和型 定期医療共済 予定利率変動型 年 金 共 済 内 容 終身にわたって被共済者の死亡・第1級後遺障害・重度要 介護状態が保障されます。 愛 称 被共済者の死亡・第1級後遺障害・重度要介護状態が一定 期間保障され、満期時には満期共済金が支払われます。 被共済者の死亡・第1級後遺障害のほか、被共済者の所定 年齢毎に「入学祝金」または「学資金」が支払われます。 また、共済契約者に万一のときは、それ以降の共済掛金の 払込みが免除されるほか、養育年金特則を付加することに より、共済契約者が万一のときは、「養育年金」が支払わ れます。 被共済者の死亡・第1級後遺障害・重度要介護状態が一定 期間保障されます。 にじ えがお すてっぷ 被共済者の入院、手術、放射線治療が保障されます。(加 えて入院見舞保障の付加や先進医療保障の付加も選択でき ます。) 終身にわたって被共済者が公的介護保険における要介護2 以上に認定された場合や重度要介護状態が保障されます。 終身にわたって被共済者の悪性新生物・脳腫瘍による入院 ・手術・放射線治療等が総合的に保障されます。(加えて 先進医療保障の付加も選択できます。) 健康状態に不安がある方を対象にしたもので、被共済者の 入院・手術等が一定期間保障されます。 所定の期間経過後、終身または一定期間、被共済者が生存 しているときに年金が支払われます。 16 がんばるけあ スマイル ライフロード 建物更生共済 傷 害 共 済 賠償責任共済 短 火 災 共 済 期 共 済 自動車共済 自賠責共済 共済契約者またはその親族の所有する建物または家財等に ついて、共済期間内に火災等および自然災害によって生じ た損害を保障しながら、共済期間満了の日までその建物お よび家財等が耐存した場合の建て替え資金および買換え資 金等を蓄積することを目的とした共済で、火災等および自 然災害による被共済者やその家族等の死亡、後遺障害およ び治療に対しても給付金が支払われます。 被共済者の災害による死亡、後遺障害または傷害の治療に 対して共済金を支払い、共済期間を1日以上1年未満、1 年、2年、3年とする共済です。 日本国内において発生した、日常生活や農作業などに起因 する事故により、他人を死亡させたり、負傷させたり、あ るいは他人の財産に損害を与えたりして法律上の損害賠償 責任を負担する場合に保障されます。 建更むてき My家財 共済契約者またはその親族が所有し、または管理する建物 ・動産の共済期間内に生じた火災等による損害に対して共 済金を支払い、共済期間を7日、15日、1ヶ月~11ヶ月 (1ヶ月単位)、1年、2年、3年とする共済です。 共済契約者が所有し、または管理する自動車について生じ た火災、衝突、接触盗難その他の偶然な事故による自動車 の損害、自動車によって他人の生命、身体または財物を害 したため法律上の賠償義務を負ったことによる損害に対し て共済金を支払います。共済期間を1ヶ月~25ヶ月(1ヶ 月単位)とする共済です。 自動車損害賠償責任共済証明書に記載されている自動車の 運行によって、他人の生命または身体を害したことによる 法律上の賠償責任を保障します。法律により加入が義務づ けられており、共済期間は5日、1ヶ月~60ヶ月(1ヶ月 単位)とする共済です。 3.経済事業 (1)購買事業 購買事業は、農業生産に必要な資材や生活に必要な物資を、計画的な大量購入によって、安い価格 で仕入れ流通経費を節約して、組合員に安くて安全で品質のよい品物を供給することを目的としてい ます。 (2)販売事業 農産物は、天候に左右されやすく、季節的生産物であり、貯蔵がきかないものが多いことなどによ り、供給量を調整できないので、価格が常に変動し不安定です。そこで、消費者の需要にみあった計 画的な出荷によって、市場での価格が安定するようにするのがJAの販売事業です。 また、地産地消の取組の一環として、地元で採れた新鮮な農産物の販売を行っています。 4.資産相談 (1)相談事業 相続税を中心として、相続発生前の試算およびその対策の相談、相続発生後は申告の手伝いをして います。 (2)資産管理事業 都市化地域における農地の有効適切な利用に向けて土地は極力売らずに活用する事を基本に、組合 員の農地利用については収入(フロー)と資産(ストック)の両面から個々の組合員の長期的生活設 計づくりという観点からお世話(資産管理)と適切な相談に応じます。 5.利用事業 (1)ライスセンター 近年急速な高齢化と兼業化により、農業経営は米単作型志向にあり、生産性の低下や土地利用率の 低下などの農業所得の減少と農業機械の過剰投資となっており、生産・流通に至るコスト低減、労働 時間の短縮を図る目的で施設を稼働させています。 17 (2)JAバンク・セーフティネット(貯金者保護の取り組み) 当JAの貯金は、JAバンク独自の制度である「破綻未然防止システム」と 公的制度である「貯金保険制度(農水産業協同組合貯金保険制度)」との2重 のセーフティネットで守られています。さらに、当JAの貯金は、JAバンク 兵庫として組合員・利用者の皆さまにより大きな“安心”を提供するために構 築された「兵庫県版JAバンク・セーフティネット」によっても守られていま す。 ◇「JAバンクシステム」の仕組み JAバンクは、全国のJA・信連・農林中央金庫(JAバンク会員)で構 成するグループの名称です。組合員・利用者の皆さまに、便利で安心な金融 機関としてご利用いただけるよう、JAバンク会員の総力を結集し、実質的 にひとつの金融機関として活動する「JAバンクシステム」を運営していま す。 「JAバンクシステム」は「破綻未然防止システム」と「一体的事業推 進」を2つの柱としています。 ◇「破綻未然防止システム」の機能 「破綻未然防止システム」は、JAバンク全体としての信頼性を確保する ための仕組みです。再編強化法(農林中央金庫及び特定農業協同組合等によ る信用事業の再編及び強化に関する法律)に基づき、「JAバンク基本方 針」を定め、JAの経営上の問題点の早期発見・早期改善のため、国の基準 よりもさらに厳しいJAバンク独自の自主ルール基準(達成すべき自己資本 比率の水準、体制整備など)を設定しています。 また、JAバンク全体で個々のJAの経営状況をチェックすることにより 適切な経営改善指導を行います。 ◇「一体的な事業推進」の実施 良質で高度な金融サービスを提供するため、JAバンクとして商品開発力 ・提案力の強化、共同運営システムの利用、全国統一のJAバンクブランド の確立等の一体的な事業推進の取り組みをしています。 ◇貯金保険制度 貯金保険制度とは、農水産業協同組合が貯金などの払い戻しができなくな った場合などに、貯金者を保護し、また資金決済の確保を図ることによっ て、信用秩序の維持に資することを目的とする制度で、銀行、信金、信組、 労金などが加入する「預金保険制度」と同様な制度です。 ◇兵庫県版JAバンク・セーフティネット JAバンク兵庫では、組合員・利用者の皆さまにより大きな“安心”を提 供するため、「兵庫県版JAバンク・セーフティネット」を構築していま す。兵庫県内のJAは、JAバンク兵庫としてレベルの高い健全性を維持す るために、全国水準を上回る本県独自のルールにより取り組んでいます。 18 【JAの概要】 1.沿革・あゆみ 平成 4年10月 1日 明石市、大久保町内の2JAが合併「あかし農業協同組合」発足 平成11年10月25日 Aコープ江井ヶ島店 平成12年 3月21日 大久保支店キャッシュコーナーリニューアル 平成13年 8月28日 ライスセンター完成 平成14年12月 2日 西明石支店新事務所にて営業開始 平成15年 8月 2日 農産物直売所フレッシュ・モア大久保店営業開始 平成16年12月10日 貯金残高1,000億円達成 平成17年 1月30日 明石東支店新事務所にて営業開始 平成19年 4月 2日 江井ヶ島支店新事務所にて営業開始 平成19年12月15日 農産物直売所フレッシュ・モア西明石店営業開始 平成21年11月30日 大久保北支店新事務所にて営業開始 平成21年12月16日 農業倉庫前で水曜朝市を開始 平成22年 9月 1日 ライスセンター保有米の農業倉庫保管を開始 平成23年11月12日 第1回JAあかし ふれあいフェスタ 平成24年 2月20日 玄米色彩選別機(2基)設置 平成24年 7月24日 貯金残高1,500億円達成 平成24年 9月25日 合併20周年記念事業として明石市防犯協会に青色防犯パトロー キャッシュコーナーオープン ル車(1台)寄贈 平成24年10月 1日 合併20周年 平成24年11月23日 第2回JAあかし ふれあいフェスタ 平成25年 3月 8日 担い手部会結成 平成25年11月23日 第3回JAあかし ふれあいフェスタ 平成26年 1月21日 平成26年11月22日 平成27年 1月27日 「生産緑地地区指定及び管理要綱」に関する説明会 第4回JAあかし ふれあいフェスタ 「生産緑地地区の指定及び管理に関する要綱(案)」に関する説明会 19 2.機構図 (平成 27 年 3 月末日現在) 組 合 員 総 代 会 理 事 会 組 合 長 常 監 事 会 常 勤 監 事 務 理 事 課 長 明 石 東 支 店 西 明 石 支 店 大 久 保 北 支 店 江 井 ヶ 島 支 店 大 久 保 支 店 経 総 共 済 務 済 課 課 課 内 部 監 査 専 従 金 融 課 業 資 産 相 務 談 融 資 業 務 金 融 業 務 3.組合員数 (単位:人、団体) 区 分 26年度 正組合員 25年度 増 減 1,627 1,639 ▲12 個 人 1,627 1,639 ▲12 法 人 0 0 0 7,327 6,815 512 准組合員 個 人 7,310 6,799 511 法 人 17 16 1 8,954 8,454 500 合 計 4.組合員組織の状況 (単位:人) 組 織 名 構 成 員 数 キャベツ部会 20 産直部会 83 担い手部会 5 女性会 308 20 5.地区一覧 大久保支店・・・大久保町・森田、谷八木、西脇、福田 江井ヶ島支店・・八木、西八木、東江、西江、東島、西島 大久保北支店・・大窪、中ノ番、松陰、松陰新田 西明石支店・・・鳥羽新田、弁財天、西鳥羽、鳥羽、和坂、小久保、藤江、 明石東支店・・・大蔵町、太寺・上ノ丸、船上・大道、林、東松江、西松江、 6.役員構成(役員一覧) (平成 27 年 3 月末現在) 役 員 氏 名 役 代表理事組合長 八 木 功 二 常 務 理 事 岸 本 隆 文 理 事 課 長 古 河 克 事 立 花 〃 櫻 〃 員 事 名 五百藏 米 次 〃 羽子岡 幸 一 規 〃 藤 井 善 寛 吉 廣 〃 酒 井 節 子 井 和 夫 〃 岩 井 幸 枝 﨑 野 和 幸 代 表 監 事 鳥 井 芳 明 〃 水 田 考 雄 常 勤 監 事 石 井 〃 藤 田 博 明 員 外 監 事 斉 藤 〃 澤 田 一 雄 理 理 氏 智 保 典 (平成 27 年 6 月末現在) 役 員 氏 名 役 代表理事組合長 八 木 功 二 常 務 理 事 古 河 克 規 理 事 課 長 寺 嶋 事 立 花 〃 櫻 〃 員 米 次 〃 羽子岡 幸 一 実 〃 藤 井 善 寛 吉 廣 〃 酒 井 節 子 井 和 夫 〃 岩 井 幸 枝 﨑 野 和 幸 代 表 監 事 鳥 井 芳 明 〃 水 田 考 雄 常 勤 監 事 石 井 〃 藤 田 博 明 員 外 監 事 斉 藤 〃 澤 田 一 雄 21 事 名 五百藏 理 理 氏 智 保 典 7.職員数 (単位:名) 区 分 男 一般職員 性 女 性 合 計 40( ― ) 28( ― ) 68( ― ) 営農指導員 2( ― ) 0( ― ) 2( ― ) 嘱託職員 1( 1 ) 0( ― ) 1( 1 ) 派遣職員 0( ― ) 3( ― ) 3( ― ) パート職員 0( ― ) 6( ― ) 6( ― ) 43( 1 ) 37( ―) 80( 1 ) 合 計 (注)( )はうち常用臨時雇用者です。 8.事務所の名称及び所在地 (平成 26 年 6 月現在) 店 舗 名 本 郵便番号 所 在 地 電話番号 ATM 店 674-0058 明石市大久保町駅前1丁目7-4 934-5800 ― 大 久 保 支 店 674-0058 明石市大久保町駅前1丁目7-4 936-2031 ATM2台 江井ヶ島支店 674-0064 明石市大久保町江井島759-1 946-0213 ATM1台 大久保北支店 674-0051 明石市大久保町大窪950-2 935-3765 ATM1台 西 明 石 支 店 673-0005 明石市小久保2丁目8-4 927-0731 ATM1台 明 石 東 支 店 673-0892 明石市本町2丁目3-6 918-2222 ATM1台 農 業 倉 庫 674-0058 明石市大久保町駅前1丁目2-10 ― ― 674-0051 明石市大久保町大窪2337-3 935-0027 ― 674-0051 明石市大久保町大窪2345-2 936-2678 ― 674-0051 明石市大久保町大窪2346 935-4717 ― 673-0005 明石市小久保2丁目8-4 927-0775 ― 集出荷場・ 育苗センター ライスセンター 農 産 物 直 売 所 フレッシュ・モア大久保店 農 産 物 直 売 所 フレッシュ・モア西明石店 22 【経営資料】 Ⅰ 決算の状況 1.貸借対照表 科 26年度 目 (平成27年3月31日) ( 資 産 の 部 ) 信用事業資産 (1) 現金 (2) 預金 系統預金 系統外預金 (3) 貸出金 (4) その他の信用事業資産 未収収益 その他の資産 (5) 貸倒引当金(控除) 2 共済事業資産 (1) 共済貸付金 (2) 共済未収利息 (3)その他共済事業資産 (4) 貸倒引当金(控除) 3 経済事業資産 (1) 経済事業未収金 (2) 経済受託債権 (3) 棚卸資産 購買品 (4)その他経済事業資産 (5) 貸倒引当金(控除) 4 雑資産 5 固定資産 (1) 有形固定資産 建物 機械装置 土地 その他の有形固定資産 減価償却累計額(控除) (2) 無形固定資産 6 外部出資 系統出資 系統外出資 7 繰延税金資産 1 資産の部合計 23 (単位:千円) 25年度 (平成26年3月31日) 178,387,396 296,714 152,607,628 152,605,001 2,626 24,555,256 1,008,017 934,315 73,701 △80,219 18,975 16,840 233 1,959 △57 49,825 7,000 28,476 6,681 6,681 7,689 △23 14,883 1,014,910 1,014,470 1,348,628 64,237 340,090 323,054 △1,061,541 439 3,874,211 3,784,189 90,022 44,945 170,395,950 299,245 145,303,439 145,302,199 1,239 23,912,629 958,867 921,114 37,752 △78,231 21,163 17,421 1,316 2,484 △59 89,149 42,132 31,700 8,027 8,027 7,430 △140 11,965 997,784 997,152 1,317,207 64,237 340,090 297,817 △1,022,200 632 3,737,431 3,654,189 83,242 41,065 183,405,147 175,294,511 科 26年度 目 ( 負 債 の 部 信用事業負債 (1) 貯金 (2) その他の信用事業負債 未払費用 その他の負債 2 共済事業負債 (1) 共済借入金 (2) 共済資金 (3) 共済未払利息 (4) 未経過共済付加収入 (5) その他の共済事業負債 3 経済事業負債 (1) 経済事業未払金 (2) 経済受託債務 (3) その他の経済事業負債 4 雑負債 (1)未払法人税等 (2)その他の負債 5 諸引当金 (1) 賞与引当金 (2) 退職給付引当金 (3) 役員退職慰労引当金 (平成27年3月31日) (単位:千円) 25年度 (平成26年3月31日) ) 1 負債の部合計 ( 純 資 産 の 部 ) 1 組合員資本 (1) 出資金 (2) 資本準備金 (3) 利益剰余金 利益準備金 その他利益剰余金 信用事業基盤強化積立金 施設整備積立金 災害等対策積立金 特別積立金 当期未処分剰余金 (うち当期剰余金) (4) 処分未済持分 純資産の部合計 負債及び純資産の部合計 24 174,215,140 173,685,578 529,561 167,689 361,872 219,700 16,840 104,972 233 94,983 2,671 39,054 6,005 27,913 5,135 222,960 177,875 45,084 76,976 16,299 3,147 57,530 166,545,080 166,032,815 512,265 180,188 332,076 258,511 15,081 143,894 463 99,071 63,402 20,598 38,835 3,967 251,962 197,784 54,177 68,277 12,596 4,180 51,500 174,773,832 167,187,233 8,631,315 423,304 1,554 8,206,870 854,082 7,352,788 952,500 784,520 150,000 4,741,468 724,300 (534,759) △414 8,107,277 421,412 1,554 7,684,741 854,082 6,830,659 902,500 784,520 - 4,391,468 752,170 (512,980) △430 8,631,315 8,107,277 183,405,147 175,294,511 2 . 損 益 計 算 書 26年度 科 1 目 (単位:千円) 25年度 (自 平成26年4月1日 (自 平成25年4月1日 至 平成27年3月31日) 至 平成26年3月31日) 事業総利益 (1) 信用事業収益 資金運用収益 (うち預金利息) (うち貸出金利息) (うちその他受入利息) 役務取引等収益 その他事業直接収益 (2) 信用事業費用 資金調達費用 (うち貯金利息) (うち給付補てん備金繰入) (うち借入金利息) (うちその他支払利息) その他事業直接費用 その他経常費用 (うち貸倒引当金繰入額) 信用事業総利益 (3) 共済事業収益 共済付加収入 共済貸付金利息 その他の収益 (4) 共済事業費用 共済借入金利息 共済推進費 その他の費用 (うち貸倒引当金戻入益) 共済事業総利益 (5) 購買事業収益 購買品供給高 その他の収益 (6) 購買事業費用 購買品供給原価 その他の費用 (うち貸倒引当金繰入額) (うち貸倒引当金戻入益) 購買事業総利益 (7) 販売事業収益 受託販売品販売高 買取販売品販売高 販売手数料 その他の収益 (8) 販売事業費用 受託販売品受入高 買取販売品販売原価 その他の費用 販売事業総利益 (9) 農業倉庫事業収益 (10) 農業倉庫事業費用 農業倉庫事業総利益 (11)利用事業収益 (12)利用事業費用 利用事業総利益 (13)宅地等供給事業収益 (14)宅地等供給事業費用 宅地等供給事業総利益 (15)指導事業収入 (16)指導事業支出 1,365,957 1,557,443 1,539,476 (910,729) (359,276) (269,470) 16,945 1,020 407,523 338,290 (323,860) (11,179) (23) (3,227) 2,669 66,562 (1,988) 1,149,920 188,923 181,748 479 6,694 9,400 479 3,770 5,150 (△1) 179,522 52,281 51,108 1,172 46,175 45,836 339 ( ‐ ) (△117) 6,105 92,945 (132,585) 74,322 16,980 1,643 72,781 (132,585) 60,777 12,003 20,164 1,116 1,047 69 16,096 7,644 8,451 4,581 44 4,536 1,665 4,478 25 1,320,914 1,491,039 1,474,053 (889,354) (362,309) (222,389) 16,032 952 397,203 320,961 (305,783) (15,103) (74) ( -) 74,451 1,790 (1,790) 1,093,835 189,763 182,945 1,062 5,755 9,524 471 3,823 5,228 (△1) 180,238 122,799 121,549 1,250 108,640 107,940 700 (125) ( ‐ ) 14,158 100,065 (84,875) 81,630 17,010 1,423 80,007 (84,875) 66,818 13,189 20,057 1,228 1,070 157 16,596 7,570 9,025 6,549 68 6,480 1,602 4,643 科 26年度 目 指導事業収支差額 2 事業管理費 (1) 人件費 (2) 業務費 (3) 諸税負担金 (4) 施設費 (5) その他管理費用 事 業 利 25年度 (自 平成26年4月1日 (自 平成25年4月1日 至 平成27年3月31日) 至 平成26年3月31日) △2,813 705,045 434,800 129,594 48,998 89,891 1,760 660,912 △3,041 654,819 393,058 121,149 43,257 95,458 1,895 666,094 61,785 359 54,103 4,970 2,352 2,648 109 2,539 58,781 373 51,649 5,155 1,602 1,829 29 1,800 特別利益 特別損失 (1) 固定資産処分損 720,049 - 29 29 723,045 - - - 税引前当期利益 法人税・住民税及び事業税 法人税等調整額 法人税等合計 当期剰余金 当期首繰越剰余金 当期未処分剰余金 720,019 189,140 △3,879 185,260 534,759 189,541 724,300 723,045 208,331 1,733 210,065 512,980 197,189 752,170 益 3 事業外収益 (1) 受取雑利息 (2) 受取出資配当金 (3) 賃貸料 (4) 雑収入 4 事業外費用 (1) 寄付金 (2) 雑損失 経 常 5 6 利 益 26 3.注記表 【 26年度 】 1.重要な会計方針に係る事項に関する注記 (1)次に掲げるものの評価基準及び評価方法 ①外部出資(株式形態の外部出資)の評価基準及び評価方法 ・時価のないもの 移動平均法による原価法により評価しています。 ②棚卸資産の評価基準及び評価方法 購買品の棚卸資産は、最終仕入原価法に基づく原価法により評価しています。なお、貸借対照表価額は収益性 の低下による簿価切下げの方法により算定しています。 (2)固定資産の減価償却の方法 ①有形固定資産(リース資産を除く) ア.建物(建物附属設備を除く) (ア)平成10年3月31日以前に取得したもの 旧定率法を採用しています。 (イ)平成10年4月1日から平成19年3月31日までに取得したもの 旧定額法を採用しています。 (ウ)平成19年4月1日以降に取得したもの 定額法を採用しています。 イ.建物(建物附属設備を除く)以外 (ア)平成 19 年3月 31 日以前に取得したもの 旧定率法を採用しています。 (イ)平成19年4月1日以降に取得したもの 定率法を採用しています。 なお、耐用年数及び残存価額については、法人税法に規定する方法と同一の基準によっています。また、取 得価額 10 万円以上 20 万円未満の少額減価償却資産については、法人税法の規定に基づき、3年間で均等償却 を行っています。 ②無形固定資産(リース資産を除く) 定額法を採用しています。 なお、ソフトウェアについては、当組合における利用可能期間(5年)に基づく定額法により償却しています。 (3)引当金の計上基準 ①貸倒引当金 貸倒引当金は、予め定めている資産査定規程、資産査定事務要領、経理規程及び資産の償却・引当基準に則 り、次のとおり計上しております。 正常先債権及び要注意先債権(要管理債権を含む。)については、それぞれ過去の一定期間における貸倒実 績等から算出した貸倒実績率で算定した金額と租税特別措置法第 57 条の9により算定した税法繰入限度額のい ずれか多い金額を計上しています。この基準に基づき、当期は租税特別措置法第 57 条の9により算定した税法 繰入限度額の金額に基づき計上しています。 すべての債権は、資産査定規程及び資産査定事務要領に基づき資産査定部署が資産査定を実施し、当該部署 から独立した内部監査部署が査定結果を監査しており、その査定結果に基づいて上記の引当を行っています。 ②賞与引当金 職員に対して支給する賞与の支出に充てるため、支給見込額のうち当期負担分を計上しています。 ③退職給付引当金 職員の退職給付に備えるため、当期末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき、当期末に発生し ていると認められる額を計上しています。 なお、退職給付引当金及び退職給付費用の計算に、退職給付に係る期末自己都合要支給額を退職給付債務と する方法を用いた簡便法を適用しています。 ④役員退職慰労引当金 役員の退職慰労金の支給に備えて、役員退職慰労金規程に基づく期末要支給額を計上しています。 27 (4)消費税及び地方消費税の会計処理の方法 消費税及び地方消費税は、税抜方式による会計処理を行っています。 (5)決算書類に記載した金額の端数処理の方法 記載金額は、千円未満を切り捨てて表示しており、金額千円未満の科目については「0」で表示しています。 2.貸借対照表に関する注記 【資産に係る圧縮記帳額を直接控除した場合における各資産の資産項目別の圧縮記帳額】 (1)資産に係る圧縮記帳額の直接控除額は次のとおりです。 (千円) 項 目 金 額 建物 14,600 合 計 14,600 (注)平成 21 年4月1日以降における固定資産の補助金等の圧縮額の累計を計上しています。 【担保に供した資産等】 (2)為替決済等の代用として、定期預金 2,070,000 千円を差し入れています。 【役員に対する金銭債権・債務の総額】 (3)理事及び監事に対する金銭債権の総額 理事及び監事に対する金銭債務の総額 86,150千円 - 千円 【貸出金のうちリスク管理債権の合計額及びその内訳】 (4)破綻先債権、延滞債権、3カ月以上延滞債権及び貸出条件緩和債権の額は、次のとおりです。 (千円) 項 目 金 額 破綻先債権 ― 延滞債権 ― 3カ月以上延滞債権 ― 貸出条件緩和債権 ― 合 計 ― (注)1.破綻先債権(1) 元本又は利息の支払の遅延が相当期間継続していることその他の事由により元本又は利息の取立て 又は弁済の見込みがないものとして未収利息を計上しなかった貸出金(貸倒償却を行った部分を除く。 以下「未収利息不計上貸出金」という。)のうち、法人税法施行令(昭和40年政令第97号)第96条第 1項第3号のイからホまでに掲げる事由又は同項第4号に規定する事由が生じている貸出金です。 2.延滞債権(2) 未収利息不計上貸出金であって、(1)に掲げるもの及び債務者の経営再建又は支援を図ることを目的 として利息の支払を猶予したもの以外の貸出金です。 3.3カ月以上延滞債権(3) 元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3カ月以上遅延している貸出金( (1)及び(2)に掲げる ものを除く。)です。 4.貸出条件緩和債権 債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として、金利の減免、利息の支払猶予、元本の返済猶 予、債権放棄その他の債務者に有利となる取り決めを行った貸出金((1)、(2)及び(3)に掲げるものを 除く。)です。 5.上記に掲げた額については、貸倒引当金控除前の金額です。 28 3.金融商品に関する注記 <金融商品の状況に関する事項> (1)金融商品に対する取組方針 当組合は組合員等から預かった貯金を原資に、組合員や地域内の事業者等へ貸付けを行い、また余裕金を兵 庫県信用農業協同組合連合会へ預けています。 (2)金融商品の内容及びそのリスク 当組合が保有する金融資産は、主として当組合管内の組合員等に対する貸出金であり、貸出金は、契約不履 行によってもたらされる信用リスクがあります。 (3)金融商品に係るリスク管理体制 ①信用リスクの管理 当組合は、個別の重要案件又は大口案件については理事会において対応方針を決定しています。また、通常 の貸出取引については、本店に融資審査部門を設置し各支店との連携を図りながら、与信審査を行っています。 審査にあたっては、取引先のキャッシュ・フローなどにより償還能力の評価を行うとともに、担保評価基準な ど厳格な審査基準を設けて、与信判定を行っています。貸出取引において資産の健全性の維持・向上を図るた め、資産の自己査定を厳正に行っています。不良債権については管理・回収方針を作成・実践し、資産の健全 化に取り組んでいます。また、資産自己査定の結果、貸倒引当金については「資産の償却・引当基準」に基づ き必要額を計上し、資産及び財務の健全化に努めています。 ②市場リスクの管理 当組合では、金利リスク、価格変動リスクなどの市場性リスクを的確にコントロールすることにより、財務 の安定化を図っています。このため、財務の健全性維持と収益力強化とのバランスを重視したALMを基本に、 資産・負債の金利感応度分析などを実施し、金融情勢の変化に機敏に対応できる柔軟な財務構造の構築に努め ています。 市場リスクに係る定量的情報(トレーディング目的以外の金融商品) 当組合で保有している金融商品はすべてトレーディング目的以外の金融商品です。当組合において、主要 なリスク変数である金利リスクの影響を受ける主たる金融商品は、預金、貸出金、貯金及び借入金です。 当組合では、これらの金融資産及び金融負債について、期末後1年程度の金利の合理的な予想変動幅を用い た経済価値の変動額を、金利の変動リスクの管理にあたっての定量的分析に利用しています。 金利以外のすべてのリスク変数が一定であると仮定し、当期末現在、指標となる金利が 0.2%下落したもの と想定した場合には、経済価値が 69,425 千円減少するものと把握しています。 当該変動額は、金利を除くリスク変数が一定の場合を前提としており、金利とその他のリスク変数の相関 を考慮していません。 また、金利の合理的な予想変動幅を超える変動が生じた場合には、算定額を超える影響が生じる可能性が あります。 なお、経済価値変動額の計算において、分割実行案件にかかる未実行金額についても含めて計算していま す。 ③資金調達に係る流動性リスクの管理 当組合では、資金繰りリスクについては、運用・調達について月次の資金計画を作成し、安定的な流動性の 確保に努めています。また、市場流動性リスクについては、投資判断を行う上での重要な要素と位置付け、商 品ごとに異なる流動性(換金性)を把握したうえで、運用方針などの策定の際に検討を行っています。 (4)金融商品の時価等に関する事項についての補足説明 金融商品の時価(時価に代わるものを含む)には、市場価格に基づく価額のほか、市場価格がない場合には 合理的に算定された価額(これに準ずる価額を含む)が含まれています。当該価額の算定においては一定の前 提条件等を採用しているため、異なる前提条件等によった場合、当該価額が異なることもあります。 <金融商品の時価等に関する事項> (1)金融商品の貸借対照表計上額および時価等 当期末における貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額は、次のとおりです。なお、時価を把握すること が極めて困難と認められるものについては、次表には含めず(3)に記載しています。 29 (単位:千円) 貸借対照表 計上額 預金 152,607,628 貸出金(*1) 時価 差額 152,498,965 △108,662 25,037,560 562,523 24,559,323 貸倒引当金(*2) △80,219 貸倒引当金控除後 24,475,036 経済事業未収金 7,000 貸倒引当金(*3) △23 貸倒引当金控除後 6,977 6,977 ‐ 資産計 177,089,641 177,543,502 453,861 貯金 173,685,578 173,813,300 127,721 6,005 6,005 ‐ 173,691,584 173,819,305 127,721 経済事業未払金 負債計 (*1) 貸出金には、貸借対照表上雑資産に計上している職員厚生貸付金 4,067 千円を含めています。 (*2) 貸出金に対応する一般貸倒引当金です。 (*3) 経済事業未収金に対応する一般貸倒引当金です。 (2)金融商品の時価の算定方法 【資産】 ①預金 満期のない預金については、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額によっています。満 期のある預金については、期間に基づく区分ごとに、リスクフリーレートである円Libor・スワップレ ートで割り引いた現在価値を時価に代わる金額として算定しています。 ②貸出金 貸出金のうち、変動金利によるものは、短期間で市場金利を反映するため、貸出先の信用状態が実行後大 きく異なっていない限り、時価は帳簿価額と近似していることから当該帳簿価額によっています。 一方、固定金利によるものは、貸出金の種類及び期間に基づく区分ごとに、元利金の合計額をリスクフリ ーレートである円Libor・スワップレートで割り引いた額から貸倒引当金を控除して時価に代わる金額 として算定しています。 なお、分割実行案件で未実行額がある場合には、未実行額も含めた元利金の合計額をリスクフリーレート である円Libor・スワップレートで割り引いた額に、帳簿価額に未実行額を加えた額に対する帳簿価額 の割合を乗じ、貸倒引当金を控除した額を時価に代わる金額として算定しています。 また、延滞債権・期限の利益を喪失した債権等について、帳簿価額から貸倒引当金を控除した額を時価に 代わる金額としています。 ③経済事業未収金 経済事業未収金については短期間で決済されるため、時価は帳簿価額にほぼ等しいことから、当該帳簿価 額によっています。また、延滞の生じている債権・期限の利益を喪失した債権等について、帳簿価額から貸 倒引当金を控除した額を時価に代わる金額としています。 【負債】 ①貯金 要求払貯金については、決算日に要求された場合の支払額(帳簿価額)を時価とみなしています。また、定 期性貯金については、期間に基づく区分ごとに、将来のキャッシュ・フローをリスクフリーレートである円L ibor・スワップレートで割り引いた現在価値を時価に代わる金額として算定しています。 ②経済事業未払金 経済事業未払金については短期間で決済されるため、時価は帳簿価額にほぼ等しいことから、当該帳簿価 額によっています。 30 (3) 時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品は次のとおりであり、これらは(1)の金融商品の 時価情報には含まれていません。 (単位:千円) 貸借対照表計上額 外部出資(*1) 合 3,874,211 計 3,874,211 (*1)外部出資のうち、市場価格のある株式以外のものについては、時価を把握することが極めて困難であ ると認められるため、時価開示の対象とはしていません。 (4)金銭債権及び満期のある有価証券の決算日後の償還予定額 (単位:千円) 1 年超 2 年超 3 年超 4 年超 2 年以内 3 年以内 4 年以内 5 年以内 152,607,62 - - - - 8 1,260,005 1,204,413 1,125,058 1,101,978 1,701,460 ‐ - - - 1,260,005 1,204,413 1,125,058 1,101,978 1 年以内 預金 貸出金(*1,2) 経済事業未収金 5 年超 18,160,520 - 7,000 合 計 154,316,089 18,160,520 (*1)貸出金のうち、当座貸越 340,337 千円については「1年以内」に含めています。また、期限のない劣後特 約付ローンについては「5年超」に含めています。 (*2)貸出金の分割実行案件のうち、貸付決定金額の一部実行案件 1,820 千円は償還日が特定できないため、含 めていません。 (5)その他の有利子負債の決算日後の返済予定額 (単位:千円) 1 年以内 1 年超 2 年超 3 年超 4 年超 2 年以内 3 年以内 4 年以内 5 年以内 5 年超 貯金(*1) 148,670,354 4,471,169 20,018,856 311,003 150,941 63,253 合 計 148,670,354 4,471,169 20,018,856 311,003 150,941 63,253 (*1)貯金のうち、要求払貯金については「1年以内」に含めています。 4.退職給付に関する注記 (1)採用している退職給付制度 職員の退職給付に充てるため、退職給与規程に基づく退職一時金制度に加えて、全国共済農業協同組合連合会 との契約による確定給付型年金制度及び一般財団法人全国農林漁業団体共済会との契約による農林漁業団体職員 退職給付金制度を採用しています。農林漁業団体職員退職給付金制度の積立額は104,989千円です。 なお、退職給付引当金及び退職給付費用の計算に、退職給付に係る期末自己都合要支給額を退職給付債務とす る方法を用いた簡便法を適用しています。 (2)退職給付引当金の期首残高と期末残高の調整表 (単位:千円) 項 目 金 額 ①期首における退職給付引当金 4,180 ②退職給付費用 3,850 ③退職給付の支払額 △291 ④確定給付型年金制度への拠出金 △4,593 3,147 ⑤期末における退職給付引当金 31 (3)退職給付債務及び年金資産と貸借対照表に計上された退職給付引当金の調整表 (単位:千円) 項 目 金 額 128,744 ①退職給付債務 ②確定給付型年金制度の積立額 △125,597 ③未積立退職給付債務(①+②) 3,147 退職給付引当金 3,147 (4)退職給付に関連する損益 (単位:千円) 項 目 金 額 3,850 ①勤務費用 - ②臨時に支払った割増退職金 3,850 ③退職給付費用(①+②) (注)農林漁業団体職員退職給付金制度への拠出金7,961千円は「厚生費」で処理しています。 (5)特例業務負担金の将来見込額 人件費(うち福利厚生費)には、厚生年金保険制度及び農林漁業団体職員共済組合制度の統合を図るための 農林漁業団体職員共済組合法等を廃止する等の法律附則第 57 条に基づき、旧農林共済組合(存続組合)が行う 特例年金等の業務に要する費用に充てるため拠出した特例業務負担金 4,812 千円を含めて計上しています。 なお、同組合より示され平成27年3月現在における平成44年3月までの特例業務負担金の将来見込額は、 73,730千円となっています。 5.税効果会計に関する注記 (1)繰延税金資産及び繰延税金負債の発生原因別の主な内訳等は次のとおりです。 主 繰 延 な 内 訳 (単位:千円) 期 末 当 賞与引当金 4,544 退職給付引当金 877 役員退職慰労引当金 16,566 税 事業税 12,747 金 未払費用 資 9,114 共済奨励金 そ の 産 453 他 小 642 計 44,945 評価性引当額 合 - 計 ① 44,945 - 負繰 債延 税 金 合 計 - ② - 繰延税金資産の純額 ①-② 44,945 (2)法定実効税率 当期末 法定実効税率 調 整 ① 27.84 交際費等永久に損金に算入されない項目 ② 0.16 受取配当金等永久に益金に算入されない項目 ③ △0.91 事業分量配当金 ④ - 住民税均等割 ⑤ 0.09 評価性引当額の増減 ⑥ - その他 ⑦ △1.45 ⑧ 25.73 税効果会計適用後の法人税等の負担率 32 (3)法定実効税率の変更及びその影響額 「地方法人税法」(平成 26 年法律第 11 号)が、平成 26 年3月 31 日に公布され、平成 26 年 10 月1日以後に 開始する事業年度から地方法人税が課されることになりました。また、平成 26 年 10 月1日以後に開始する事 業年度から法人住民税、事業税及び地方法人特別税の税率が変更されました。 これに伴い、繰延税金資産及び繰延税金負債の計算に使用した法定実効税率は、平成 26 年 10 月1日以後に 開始する事業年度に解消が見込まれる一時差異については、27.84%から、27.88%に変更されました。 その結果、繰延税金資産が 64 千円増加し、法人税等調整額が 64 千円減少しています。 【 25年度 】 1. 重要な会計方針に係る事項に関する注記 (1)次に掲げるものの評価基準及び評価方法 ①棚卸資産の評価基準及び評価方法 購買品の棚卸資産は、最終仕入原価法に基づく原価法により評価しています。なお、貸借対照表価額は収益性 の低下による簿価切下げの方法により算定しています。 ②外部出資(株式形態)の評価基準及び評価方法 時価のないもの 移動平均法による原価法により評価しています。 (2)固定資産の減価償却の方法 ①有形固定資産 ア.建物(建物附属設備を除く) (ア)平成10年3月31日以前に取得したもの 旧定率法を採用しています。 (イ)平成10年4月1日から平成19年3月31日までに取得したもの 旧定額法を採用しています。 (ウ)平成19年4月1日以降に取得したもの 定額法を採用しています。 イ.建物(建物附属設備を除く)以外 (ア)平成 19 年 3 月 31 日以前に取得したもの 旧定率法を採用しています。 (イ)平成19年4月1日以降に取得したもの 定率法を採用しています。 なお、耐用年数及び残存価額については、法人税法に規定する方法と同一の基準によっています。 ②無形固定資産 定額法を採用しています。 なお、ソフトウェアについては、当組合における利用可能期間(5 年)に基づく定額法により償却しています。 (3)引当金の計上基準 ①貸倒引当金 貸倒引当金は、予め定めている資産査定基準、経理規程及び資産の償却・引当基準に則り、次のとおり計上 しております。 正常先債権及び要注意先債権(要管理債権を含む。)については、それぞれ過去の一定期間における貸倒実 績等から算出した貸倒実績率で算定した金額と租税特別措置法第 57 条の 9 により算定した税法繰入限度額のい ずれか多い金額を計上しています。この基準に基づき、当期は租税特別措置法第 57 条の 9 により算定した税法 繰入限度額の金額に基づき計上しています。 すべての債権は、資産査定基準に基づき資産査定部署が資産査定を実施し、当該部署から独立した内部監査 部署が査定結果を監査しており、その査定結果に基づいて上記の引当を行っています。 ②賞与引当金 職員に対して支給する賞与の支出に充てるため、支給見込額のうち当期負担分を計上しています。 33 ③退職給付引当金 職員の退職給付に備えるため、当事業年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき、当事業年 度に発生していると認められる額を計上しています。 なお、退職給付引当金及び退職給付費用の計算に、退職給付に係る期末自己都合要支給額を退職給付債務と する方法を用いた簡便法を適用しています。 ④役員退職慰労引当金 役員の退職慰労金の支給に備えて、役員退職慰労金規程に基づく期末要支給額を計上しています。 (4)消費税及び地方消費税の会計処理の方法 消費税及び地方消費税は、税抜方式による会計処理を行っています。ただし、固定資産に係る控除対象外消 費税等は「雑資産」に計上し、5年間で均等償却しています。 (5)決算書類に記載した金額の端数処理の方法 記載金額は、千円未満を切り捨てて表示しており、金額千円未満の科目については「0」で表示しています。 2.貸借対照表に関する注記 【資産に係る圧縮記帳額を直接控除した場合における各資産の資産項目別の圧縮記帳額】 (1) 資産に係る圧縮記帳額の直接控除額は次のとおりです。 (千円) 項 目 金 額 建物 217,132 合 計 217,132 (注)平成 13 年4月1日以降における固定資産の補助金等の圧縮額の累計を計上しています。 【担保に供した資産等】 (2)為替決済等の代用として、定期預金 2,070,000 千円を差し入れています。 【役員に対する金銭債権・債務の総額】 (3)理事及び監事に対する金銭債権の総額 780,460千円 理事及び監事に対する金銭債務の総額 0円 【貸出金のうちリスク管理債権の合計額及びその内訳】 (4)破綻先債権、延滞債権、3カ月以上延滞債権及び貸出条件緩和債権の額は、次のとおりです。 (千円) 項 目 金 額 破綻先債権 ― 延滞債権 54 3ヵ月以上延滞債権 ― 貸出条件緩和債権 ― 合 計 54 (注)1.破綻先債権(1) 元本又は利息の支払の遅延が相当期間継続していることその他の事由により元本又は利息の取立て 又は弁済の見込みがないものとして未収利息を計上しなかった貸出金(貸倒償却を行った部分を除く。 以下「未収利息不計上貸出金」という。)のうち、法人税法施行令(昭和40年政令第97号)第96条第 1項第3号のイからホまでに掲げる事由又は同項第4号に規定する事由が生じている貸出金です。 2.延滞債権(2) 未収利息不計上貸出金であって、(1)に掲げるもの及び債務者の経営再建又は支援を図ることを目的 として利息の支払を猶予したもの以外の貸出金です。 3.3カ月以上延滞債権(3) 元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3カ月以上遅延している貸出金( (1)及び(2)に掲げる ものを除く。)です。 34 4.貸出条件緩和債権 債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として、金利の減免、利息の支払猶予、元本の返済猶 予、債権放棄その他の債務者に有利となる取り決めを行った貸出金((1)、(2)及び(3)に掲げるものを 除く。)です。 5.上記に掲げた額については、担保・保証及び貸倒引当金により保全されています。 3.金融商品に関する注記 <金融商品の状況に関する事項> (1)金融商品に対する取組方針 当組合は組合員等から預かった貯金を原資に、組合員や地域内の事業者等へ貸付けを行い、また余裕金を兵 庫県信用農業協同組合連合会へ預けています。 (2)金融商品の内容及びそのリスク 当組合が保有する金融資産は、主として当組合管内の組合員等に対する貸出金であり、貸出金は、契約不履 行によってもたらされる信用リスクがあります。 (3)金融商品に係るリスク管理体制 ①信用リスクの管理 当組合は、個別の重要案件又は大口案件については理事会において対応方針を決定しています。また、通常 の貸出取引については、本店に金融課を設置し各支店との連携を図りながら、与信審査を行っています。審査 にあたっては、取引先のキャッシュ・フローなどにより償還能力の評価を行うとともに、担保評価基準など厳 格な審査基準を設けて、与信判定を行っています。貸出取引において資産の健全性の維持・向上を図るため、 資産の自己査定を厳正に行っています。不良債権については管理・回収方針を作成・実践し、資産の健全化に 取り組んでいます。また、資産自己査定の結果、貸倒引当金については「資産の償却・引当基準」に基づき必 要額を計上し、資産及び財務の健全化に努めています。 ②市場リスクの管理 当組合では、金利リスク、価格変動リスクなどの市場性リスクを的確にコントロールすることにより、財務 の安定化を図っています。このため、財務の健全性維持と収益力強化とのバランスを重視したALMを基本に、 資産・負債の金利感応度分析などを実施し、金融情勢の変化に機敏に対応できる柔軟な財務構造の構築に努め ています。 市場リスクに係る定量的情報(トレーディング目的以外の金融商品) 当組合で保有している金融商品はすべてトレーディング目的以外の金融商品です。当組合において、主要 なリスク変数である金利リスクの影響を受ける主たる金融商品は、預金、貸出金、貯金及び借入金です。 当組合では、これらの金融資産及び金融負債について、期末後1年程度の金利の合理的な予想変動幅を用い た経済価値の変動額を、金利の変動リスクの管理にあたっての定量的分析に利用しています。 金利以外のすべてのリスク変数が一定であると仮定し、当事業年度末現在、指標となる金利が 0.20%上昇し たものと想定した場合には、経済価値が 1,697 千円変動するものと把握しています。 当該変動額は、金利を除くリスク変数が一定の場合を前提としており、金利とその他のリスク変数の相関 を考慮していません。 また、金利の合理的な予想変動幅を超える変動が生じた場合には、算定額を超える影響が生じる可能性が あります。 なお、経済価値変動額の計算において、分割実行案件にかかる未実行金額についても含めて計算していま す。 ③資金調達に係る流動性リスクの管理 当組合では、資金繰りリスクについては、運用・調達について月次の資金計画を作成し、安定的な流動性の 確保に努めています。 (4)金融商品の時価等に関する事項についての補足説明 金融商品の時価(時価に代わるものを含む)には、市場価格に基づく価額のほか、市場価格がない場合には 合理的に算定された価額(これに準ずる価額を含む)が含まれています。当該価額の算定においては一定の前 提条件等を採用しているため、異なる前提条件等によった場合、当該価額が異なることもあります。 35 <金融商品の時価等に関する事項> (1)金融商品の貸借対照表計上額および時価等 当年度末における貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額は、次のとおりです。 (単位:千円) 貸借対照表 計上額 145,303,439 時価 差額 145,151,725 △151,714 23,917,123 △78,231 23,838,892 24,440,286 601,394 資産計 貯金 169,142,331 166,032,815 169,592,011 166,052,204 449,680 19,388 負債計 166,032,815 166,052,204 19,388 預金 貸出金(*1) 貸倒引当金(*2) 貸倒引当金控除後 (*1) 貸出金には、貸借対照表上雑資産に計上している職員厚生貸付金 4,493 千円を含めています。 (*2) 貸出金に対応する一般貸倒引当金を控除しています。 (2)金融商品の時価の算定方法 【資産】 ①預金 満期のない預金については、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額によっています。満 期のある預金については、期間に基づく区分ごとに、リスクフリーレートである円Libor・スワップレ ートで割り引いた現在価値を時価に代わる金額として算定しています。 ②貸出金 貸出金のうち、変動金利によるものは、短期間で市場金利を反映するため、貸出先の信用状態が実行後大 きく異なっていない限り、時価は帳簿価額と近似していることから当該帳簿価額によっています。 一方、固定金利によるものは、貸出金の種類及び期間に基づく区分ごとに、元利金の合計額をリスクフリ ーレートである円Libor・スワップレートで割り引いた額から貸倒引当金を控除して時価に代わる金額 として算定しています。 なお、分割実行案件で未実行額がある場合には、未実行額も含めた元利金の合計額をリスクフリーレート である円Libor・スワップレートで割り引いた額に、帳簿価額に未実行額を加えた額に対する帳簿価額 の割合を乗じ、貸倒引当金を控除した額を時価に代わる金額として算定しています。 【負債】 ①貯金 要求払貯金については、決算日に要求された場合の支払額(帳簿価額)を時価とみなしています。また、定 期性貯金については、期間に基づく区分ごとに、将来のキャッシュ・フローをリスクフリーレートである円L ibor・スワップレートで割り引いた現在価値を時価に代わる金額として算定しています。 (3)時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品は次のとおりであり、 これらは(1)の金融商品の時価情報には含まれていません。 (単位:千円) 貸借対照表計上額 外部出資(*1) 3,737,431 合計 3,737,431 (*1) 外部出資のうち、市場価格のある株式以外のものについては、時価を把握することが極めて困難であると 認められるため、時価開示の対象とはしていません。 (4)金銭債権の決算日後の償還予定額 2 年超 3 年超 4 年超 2 年以内 3 年以内 4 年以内 5 年以内 1,636,530 1,171,181 1,201,421 1,081,270 1,062,714 17,756,331 146,939,969 1,171,181 1,201,421 1,081,270 1,062,714 17,756,331 1 年以内 預金 貸出金(*1,2) 合 計 (単位:千円) 1 年超 5 年超 145,303,439 36 (*1)貸出金のうち、当座貸越 318,970 千円については「1 年以内」に含めています。また、期限のない劣後特 約付ローンについては「5 年超」に含めています。 (*2)貸出金の分割実行案件のうち貸付決定金額の一部実行案件 3,180 千円は償還日が特定できないため、含め ていません。 (5)その他の有利子負債の決算日後の返済予定額 (単位:千円) 1 年以内 1 年超 2 年超 3 年超 4 年超 2 年以内 3 年以内 4 年以内 5 年以内 5 年超 貯金(*1) 158,042,449 3,444,064 3,962,436 333,419 157,430 93,014 合 計 158,042,449 3,444,064 3,962,436 333,419 157,430 93,014 (*1)貯金のうち、要求払貯金については「1 年以内」に含めています。 4.退職給付に関する注記 (1)採用している退職給付制度 職員の退職給付に充てるため、職員退職給与規程に基づく退職一時金制度に加えて、全国共済農業協同組合 連合会との契約による確定給付型年金制度及び一般財団法人全国農林漁業団体共済会との契約による農林漁業 団体職員退職給付金制度を採用しています。農林漁業団体職員退職給付金制度の積立額は96,037千円です。 なお、退職給付引当金及び退職給付費用の計算に、退職給付に係る期末自己都合要支給額を退職給付債務と する方法を用いた簡便法を適用しています。 (2)退職給付引当金の期首残高と期末残高の調整表 (単位:千円) 項 目 金 額 ①期首における退職給付引当金 9,607 ②退職給付費用 3,109 ③退職給付の支払額 △4,235 ④確定給付型年金制度への拠出金 △4,301 ⑤期末における退職給付引当金(①+②+③+④) 4,180 (3)退職給付債務及び年金資産と貸借対照表に計上された退職給付引当金の調整表 (単位:千円) 項 目 金 額 ①退職給付債務 220,452 ②農林漁業団体職員退職給付金制度の積立額 △96,037 ③確定給付型年金制度の積立額 △120,234 ④未積立退職給付債務(①+②+③) 4,180 ⑤退職給付引当金 4,180 (4)退職給付に関連する損益 (単位:千円) 項 目 金 ①勤務費用 3,109 ②臨時に支払った割増退職金 - ③退職給付費用(①+②) (注) 農林漁業団体職員退職給付金制度への拠出金 額 3,109 6,271 千円は「厚生費」で処理しています。 37 (5)特例業務負担金の将来見込額 人件費(うち福利厚生費)には、厚生年金保険制度及び農林漁業団体職員共済組合制度の統合を図るための 農林漁業団体職員共済組合法等を廃止する等の法律附則第 57 条に基づき、旧農林共済組合(存続組合)が行う 特例年金等の業務に要する費用に充てるため拠出した特例業務負担金 4,373 千円を含めて計上しています。 なお、同組合より 示され平成26 年3月現在 における平成 44年3月 までの特例業務負 担金の将来見 込額は、 63,208千円となっています。 5.税効果会計に関する注記 (1)繰延税金資産及び繰延税金負債の発生原因別の主な内訳等は次のとおりです。 (単位:千円) 繰 延 税 金 資 産 負 繰 債 延 税 金 主 な 内 訳 賞与引当金 退職給付引当金 役員退職慰労引当金 事業税 未払費用 共済奨励金 そ の 他 小 評価性引当額 合 - 当 期 末 3,506 1,163 14,337 12,575 8,554 436 494 41,065 - 41,065 - 計 計 ① 合 計 ② 繰延税金資産の純額 ①-② - 41,065 (2)法定実効税率 (単位:%) 当期末 法定実効税率 29.61 交際費等永久に損金に算入されない項目 0.22 調 受取配当金等永久に益金に算入されない項目 住民税均等割 整 評価性引当額の増減 △0.91 0.09 - その他 0.04 税効果会計適用後の法人税等の負担率 29.05 (3)法定実効税率の変更及びその影響 「所得税法等の一部を改正する法律」(平成26年法律第10号)が、平成26年3月31日に公布 され、平成26年4月1日以後に開始する事業年度から復興特別法人税が廃止されることになり ました。 これに伴い、繰延税金資産及び繰延税金負債の計算に使用した法定実効税率は、平成26 年4月1日以後に開始する事業年度に解消が見込まれる一時差異については、29.61%から、 27.84%に変更されました。 その結果、繰延税金資産が1,625千円減少し、法人税等調整額が1,625千円増加しています。 38 4.剰余金処分計算書 (単位:百万円) 科 26年度 目 25 年度 1 当期未処分剰余金 724 752 2 任意積立金取崩額 - - 724 752 562 562 計 3 剰余金処分額 (1) 利益準備金 - - (2) 任意積立金 550 550 目的積立金 300 200 特別積立金 250 350 12 12 普通出資に対する配当金 12 12 後配出資に対する配当金 - - - - 161 189 (3) (4) 出資配当金 事業分量配当金 4.次期繰越剰余金 (注)1.普通出資に対する配当の割合は、次のとおりです。 普通出資に対する配当の割合 平成 26 年度 3.0% 平成 25 年度 3.0% 2.次期繰越剰余金には、教育情報繰越金が含まれています。 平成 26 年度 26 百万円 平成 25 年度 25 百万円 3.目的積立金の種類、積立目的、積立目標額、積立基準等は次のとおりです。 (単位:百万円) 種 類 信用事業基盤 強化積立金 積 立 目 的 取 崩 基 準 積立目標額 3 月 31 日 現在積立額 信用事業の安定性を確保 金利変動が著しく信用事業の安定性を欠く 期末貯金残高の 1/100 1,002 場合 既存事務所等の改修及び保守修繕費の 施 設 整 備 支出時 減価償却資産の取得価額の 積立金 既存事務所等の改修及び保守修繕費の 80/100 784 支出時 災害等対策 大災害発生時の際の対策資金 積立金 大災害発生時に支出 ― 300 1億円 100 新たな会計基準の採用、社会保険制度の変 経営基盤強化 更等による損失の発生に備える 積立金 新たな会計基準の採用、社会保険制度の変 更等により重大な損失が生じた場合 39 5.財務諸表の正確性等にかかる確認 <本確認書は謄本に相違ありません> 確認書 1 私は、当JAの平成26年4月1日から平成27年3月31日までの事業 年度にかかるディスクロージャー誌に記載した内容のうち、財務諸表作成に 関するすべての重要な点において適正に表示されていることを確認いたしま した。 2 この確認を行うに当たり、財務諸表が適正に作成される以下の体制が整備 され、有効に機能していることを確認しております。 (1) 業務分掌と所管部署が明確化され、各部署が適切に業務を遂行する体制 が整備されております。 (2) 業務の実施部署から独立した内部監査部門が内部管理体制の適切性・有 効性を検証しており、重要な事項については理事会等に適切に報告され ております。 (3) 重要な経営情報については、理事会等へ適切に付議・報告されておりま す。 平成 27 年 7 月 31 日 あかし農業協同組合 代表理事組合長(自署)八木 40 功二 印 6.キャッシュ・フロー計算書(間接法) (単位:千円) 26年度 科 1 目 事業活動によるキャッシュ・フロー 税金等調整前当期利益 減価償却費 貸倒引当金の増加額 賞与引当金の増加額 退職給付引当金の増加額 その他引当金等の増加額 信用事業資金運用収益 信用事業資金調達費用 共済貸付金利息 共済借入金利息 受取雑利息及び受取出資配当金 固定資産処分損益 (信用事業活動による資産及び負債の増減) 貸出金の純増減 預金の純増減 貯金の純増減 その他の信用事業資産の純増減 その他の信用事業負債の純増減 (共済事業活動による資産及び負債の増減) 共済貸付金の純増減 共済借入金の純増減 共済資金の純増減 共済未経過付加収入の純増減 その他の共済事業資産の純増減 その他の共済事業負債の純増減 (経済事業活動による資産及び負債の増減) 受取手形及び経済事業未収金の純増減 経済受託債権の純増減 棚卸資産の純増減 支払手形及び経済事業未払金の純増減 経済受託債務の純増減 その他の経済事業資産の純増減 その他の経済事業負債の純増減 (その他の資産及び負債の増減) その他の資産の純増減 その他の負債の純増減 未払消費税等の増減額 信用事業資金運用による収入 信用事業資金調達による支出 共済貸付金利息による収入 共済借入金利息による支出 小 計 雑利息及び出資配当金の受取額 法人税等の支払額 事業活動によるキャッシュ・フロー 2 3 25年度 (自 平成26年4月1日 (自 平成25年4月1日 至 平成27年3月31日) 至 平成26年3月31日) 投資活動によるキャッシュ・フロー 固定資産の取得による支出 外部出資による支出 外部出資の売却等による収入 投資活動によるキャッシュ・フロー 財務活動によるキャッシュ・フロー 出資の増額による収入 出資の払戻しによる支出 持分の取得による支出 持分の譲渡による収入 出資配当金の支払額 41 720,019 40,919 1,869 3,702 △1,033 6,030 △1,270,006 335,062 △479 479 △54,462 29 723,045 39,069 1,914 △1,228 △5,426 6,790 △1,474,053 320,961 △1,062 471 △52,022 - △642,626 △7,210,000 7,652,763 △31,970 180,045 △761,798 △8,510,000 8,903,772 38,162 △31,019 581 1,758 △38,922 △4,088 757 2,439 401 △401 △35,920 △2,648 1,913 231 35,131 3,223 1,345 △14,592 △10,922 △259 1,167 △37,409 899 △1,996 17,931 7,109 △316 - △2,917 △10,946 1,276 1,252,761 △497,746 1,330 △478 2,423 970 △733 1,424,425 △303,422 152 △414 451,243 270,772 54,462 △208,472 52,022 △214,544 297,233 108,250 △58,073 △282,975 146,195 △10,151 △143,295 139,495 △194,853 △13,951 3,903 △2,011 △414 430 △12,629 2,418 △3,092 △430 743 △12,634 科 26年度 目 25年度 (自 平成26年4月1日 (自 平成25年4月1日 至 平成27年3月31日) 至 平成26年3月31日) 財務活動によるキャッシュ・フロー △10,721 △12,995 ― ― 91,658 81,303 4 現金及び現金同等物に係る換算差額 5 現金及び現金同等物の増加額(又は減少額) 6 現金及び現金同等物の期首残高 312,725 231,421 7 現金及び現金同等物の期末残高 404,383 312,725 (注)現金及び現金同等物の期末残高と貸借対照表に掲記されている科目の金額との関係 (平成 26 年度) (平成 25 年度) 現金および預金勘定 152,904,343 145,602,685 別段預金及び定期性預金 △152,499,960 △145,289,960 404,383 312,725 現金および現金同等物 42 7.部門別損益計算書 (平成 26 年度) 区 (単位:千円) 分 計 信 用 共 済 農業関連 生活その 事 業 事 業 事 業 他事業 営農指導 事 業 1,915,053 1,557,443 188,923 158,791 8,229 1,665 事業費用② 549,095 407,523 9,400 124,426 3,266 4,478 1,365,957 1,149,920 179,522 34,364 4,962 ▲2,813 事業管理費④ 705,045 472,966 125,635 98,883 6,792 766 (うち減価償却費⑤) (40,919) (28,766) (6,915) (4,787) (409) (40) ※うち共通管理費⑥ 231,636 55,684 38,551 3,294 329 (うち減価償却費⑦) (28,766) (6,915) (4,787) (409) (40) 660,912 676,953 53,887 ▲64,518 ▲1,829 ▲3,579 61,785 43,435 10,441 7,228 617 61 43,435 10,441 7,228 617 61 1,862 447 309 26 2 1,862 447 309 26 2 720,049 718,526 63,881 ▲57,599 ▲1,238 ▲3,520 ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― 29 ― ― ― ― ― ― ― ― ― 718,497 63,881 ▲57,599 ▲1,238 ▲3,520 ▲2,960 ▲461 ▲88 ▲10 3,520 715,536 63,420 ▲57,687 ▲1,248 (①-②) 事業利益⑧ (③-④) 事業外収益⑨ ※うち共通分⑩ 2,648 事業外費用⑪ ※うち共通分⑫ 経常利益⑬ (⑧+⑨‐⑪) 特別利益⑭ ※うち共通分⑮ 29 特別損失⑯ ※うち共通分⑰ 720,019 税引前当期利益⑱(⑬+⑭-⑯) 営農指導事業分配賦額⑲ 営農指導事業分配賦後税引 ※ 720,019 (⑱-⑲) 前当期利益⑳ ⑥、⑩、⑫、⑮、⑰は、各事業に直課できない部分 (注)1.共通管理費等及び営農指導事業の他部門への配賦基準等 (1)共通管理費等 ○共通管理費 「人頭割+人件費を除いた事業管理費割(共通管理費配賦前)+事業総利益割」の平均 (2)営農指導事業 「事業総利益割」 2.配賦割合(1の配賦基準で算出した配賦の割合) 区 分 信 用 共 済 事 業 事 業 農業関連 事 業 (単位:%) 生活その 他 事 業 共通管理費等 70.3 16.9 11.7 1.0 営農指導事業 84.1 13.1 2.5 0.3 43 営農指導 事 業 0.1 通 管理費等 事業収益① 事業総利益③ 共 計 100 100 ▲329,496 ▲61,785 ▲2,648 ― ― Ⅱ 損益の状況 1. 最近の5事業年度の主要な経営指標 (単位:百万円、口、人、%) 項 目 経常収益(事業収益) 22年度 23年度 24年度 25年度 26年度 1,787 1,787 1,847 1,929 1,915 信用事業収益 1,387 1,387 1,429 1,491 1,557 共済事業収益 195 198 200 189 188 農業関連事業収益 181 183 192 222 145 27 26 24 25 23 経常利益 626 692 696 723 720 当期剰余金 456 475 483 512 534 その他事業収益 出資金 (出資口数) 281 (281,724) 423 (423,730) 422 (422,086) 421 (421,412) 423 (423,304) 純資産額 6,527 7,135 7,607 8,107 8,631 総資産額 146,718 155,057 165,923 175,294 183,405 貯金等残高 139,230 146,859 157,129 166,032 173,685 貸出金残高 21,382 22,815 23,150 23,912 24,555 有価証券残高 - - - - - 剰余金配当金額 10 12 12 12 12 10 12 12 12 12 - (-) - (-) - (-) - (-) - (-) 56 63 59 55 71 16.51 17.48 17.54 17.55 17.26 出資配当額 特別配当額 (事業利用分量配当額) 職員数 単体自己資本比率 (注) 1.経常収益は各事業収益の合計額を表しています。 2.当期剰余金は、銀行等の当期利益に相当するものです。 3.信託業務の取扱いは行っていません。 4.「単体自己資本比率」は、「農業協同組合等がその経営の健全性を判断する ための基準」(平成18年金融庁・農水省告示第2号)に基づき算出しており ます。なお、平成24年度以前は旧告示(バーゼルⅡ)に基づく単体自己資本 比率を記載しています。 44 2.利益総括表 項 目 26年度 25年度 資金運用収支 1,201 1,153 48 14 13 1 △65 △68 3 1,149 1,093 56 役務取引等収支 その他信用事業収支 信用事業粗利益 (信用事業粗利益率) ( 0.661) ( 0.660) 1,365 事業粗利益 ( (事業粗利益率) (単位:百万円、%) 増 減 ( 0.001) 1,320 0.790) ( 45 0.774) ( 0.016) (注)1.その他信用事業収支=その他事業収益+その他経常収益-その他直接費用 -その他経常費用 2.信用事業粗利益率=信用事業総利益/信用事業資産平均残高×100 3.事業粗利益率=事業総利益/総資産平均残高×100 3.資金運用収支の内訳 (単位:百万円、%) 項 目 資金運用勘定 うち預金 26年度 平均残高 資金調達勘定 うち貯金・定期積金 利 回 平均残高 利 息 利 回 1,539 0.887 165,296 1,474 0.891 148,978 1,180 0.792 141,716 1,111 0.784 - - - - - - 24,397 359 1.472 23,579 362 1.536 169,556 338 0.199 161,998 325 0.200 169,556 338 0.199 161,997 324 0.200 2 0 1.074 1 0 4.830 うち借入金 総資金利ざや 息 173,376 うち有価証券 うち貸出金 利 25年度 - - 0.546 - - 0.557 (注) 1.総資金利ざや=資金運用利回り-資金調達原価率(資金調達利回+経費率) 経費率=信用部門の事業管理費/資金調達勘定(貯金・定期積金+借入金)平均残高 2.資金運用勘定の利息欄の預金には、信連からの事業利用分量配当金、貯蓄増 強奨励金、特別対策奨励金等奨励金が含まれています。 45 4.受取・支払利息の増減額 項 受 取 利 目 26年度増減額 息 65 60 うち預金 69 73 うち有価証券 - - △3 △13 14 32 うち貯金・定期積金 14 32 うち譲渡性貯金 - - うち借入金 0 0 差引 51 27 うち貸出金 支 (単位:百万円) 25年度増減額 払 利 息 (注)1.増減額は前年度対比です。 2.受取利息 の預金には 、信連か らの事 業利用分量配当 金、貯蓄 増強奨励金 、 特別対策奨励金等奨励金が含まれています。 46 Ⅲ 事業の概況 1.信用事業 (1)貯金に関する指標 ① 科目別貯金平均残高 (単位:百万円,%) 種 類 26年度 25年度 増 減 流 動 性 貯 金 29,381(17.3) 27,725(17.1) 1,656 定 期 性 貯 金 140,172(82.7) 134,271(82.9) 5,901 そ の 他 の 貯 金 - - - 169,554(100) 161,997(100) 7,557 - - - 169,554(100) 161,997(100) 7,557 計 譲 渡 性 合 貯 金 計 (注)1.流動性貯金=当座貯金+普通貯金+貯蓄貯金+通知貯金+別段貯金 2.定期性貯金=定期貯金+定期積金 ② 定期貯金残高 種 類 定期貯金 26年度 25年度 (単位:百万円,%) 増 減 136,789(100) 129,667(100) 7,122 うち固定金利定期 136,789(100) 129,667(100) 7,122 うち変動金利定期 ‐ ‐ ‐ (注)1.固定金利定期:預入時に満期日までの利率が確定する定期貯金 2.変動金利定期:預入期間中の市場金利の変化に応じて金利が変動する定期貯金 (2)貸出金等に関する指標 ① 科目別貸出金平均残高 (単位:百万円) 種 類 26年度 25年度 増 減 手形貸付 132 130 2 証書貸付 22,610 21,905 705 当座貸越 361 244 117 1,293 1,300 △7 24,397 23,579 818 金融機関貸付 合 計 47 ② 貸出金の金利条件別内訳残高 (単位:百万円,%) 種 類 26年度 25年度 増 減 固定金利貸出 6,263(25.5) 6,842(28.6) △579 変動金利貸出 18,291(74.5) 17,069(71.4) 1,221 24,555 (100) 23,912 (100) 642 合 (注)( ③ 計 )内は構成比です。 貸出金の担保別内訳残高 種 類 26年度 貯金・定期積金等 (単位:百万円) 増 減 25年度 429 443 有価証券 ‐ ‐ 動産 ‐ ‐ 8,098 8,633 △534 55 60 △4 8,583 9,137 △553 12,743 11,794 948 1,866 1,510 356 14,609 13,305 1,304 1,361 1,469 △107 24,555 23,912 642 不動産 その他担保物 小 計 農業信用基金協会保証 その他保証 小 計 信用 合 ④ 計 △14 債務保証見返額の担保別内訳残高 種 類 26年度 (単位:百万円) 増 減 25年度 貯金・定期積金等 ‐ ‐ ‐ 有価証券 ‐ ‐ ‐ 動産 ‐ ‐ ‐ 不動産 ‐ ‐ ‐ その他担保物 ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ 小 計 信用 合 計 48 ⑤ 貸出金の使途別内訳残高 (単位:百万円,%) 種 26年度 25年度 設備資金 23,340( 95.1) 22,533( 94.3) 807 運転資金 1,215 ( 4.9) 1,379 ( 5.7) △164 24,555(100.0) 23,912(100.0) 643 合 類 計 増 減 (注)( )内は構成比です。 ⑥ 貸出金の業種別残高 (単位:百万円、%) 種 類 農業 26年度 25年度 増 減 1,211(4.9) 1,700(7.1) △489 林業 ‐ ‐ ‐ 水産業 ‐ ‐ ‐ 製造業 362( 1.4) 155( 0.6) 206 ‐ ‐ ‐ 272( 1.0) 215( 0.8) 57 電気・ガス・熱供給・水道業 24( 0.1) ‐ 24 運輸・通信業 185(0.7) 157(0.6) 28 金融・保険業 1,250(5.0) 1,382(5.7) △132 748(3.0) 526(2.1) 222 地方公共団体 ‐ ‐ ‐ 非営利法人 ‐ ‐ ‐ 20,499(83.4) 19,777(83.1) 722 24,555(100.0) 23,912(100.0) 643 鉱業 建設・不動産業 卸売・小売・サービス業・飲食業 その他 合 計 (注)( )内は構成比(貸出金全体に対する割合)です。 49 ⑦ 主要な農業関係の貸出金残高 1) 営農類型別 (単位:百万円) 種 類 26年度 25年度 増 減 - - - 穀作 - - - 野菜・園芸 - - - 果樹・樹園農業 - - - 工芸作物 - - - 養豚・肉牛・酪農 - - - 養鶏・養卵 - - - 養蚕 - - - その他農業 - - - 農業関連団体等 - - - 合計 - - - 農業 (注)1.農業関係の貸出金とは,農業者,農業法人および農業関連団体等に対する農業生産・農 業経営に必要な資金や,農産物の生産・加工・流通に関係する事業に必要な資金等が該当 します。 なお,上記⑥の貸出金の業種別残高の「農業」は,農業者や農業法人等に対する貸出金 の残高です。 2.「その他農業」には,複合経営で主たる業種が明確に位置づけられない者,農業サービス 業,農業所得が従となる農業者等が含まれています。 3.「農業関連団体等」には,JAや全農(経済連)とその子会社等が含まれています。 50 2) 資金種類別 〔貸出金〕 (単位:百万円) 種 類 26年度 25年度 増 減 プロパー資金 ‐ ‐ ‐ 農業制度資金 3 4 △1 農業近代化資金 3 4 △1 その他制度資金 ‐ ‐ ‐ 3 4 △1 合計 (注)1.プロパー資金とは,当組合原資の資金を融資しているもののうち,制度資金以外のものを いいます。 2.農業制度資金には,①地方公共団体が直接的または間接的に融資するもの,②地方公共団 体が利子補給等を行うことで JA が低利で融資するもの,③日本政策金融公庫が直接融資す るものがあり,ここでは①の転貸資金と②を対象としています。 3.その他制度資金には,農業経営改善促進資金(スーパーS資金)や農業経営負担軽減支援資金 などが該当します。 〔受託貸付金〕 (単位:百万円) 種 類 26年度 25年度 増 減 日本政策金融公庫資金 ‐ ‐ その他 ‐ ‐ 合計 ‐ ‐ (注) 日本政策金融公庫資金は,農業(旧農林漁業金融公庫)にかかる資金をいいます。 51 ‐ ‐ ‐ ⑧ リスク管理債権の状況 (単位:百万円) 区 分 26年度 破綻先債権額 延滞債権額 3ヶ月以上延滞債権額 貸出条件緩和債権額 25年度 - 増 減 0 - △0 - 合 計(A) 0 △0 うち担保・保証付債権額(B) 0 △0 担保・保証控除後債権額(C) 個別計上貸倒引当金残高(D) 差 引 額(E)=(C)-(D) 一般計上貸倒引当金残高 80 78 2 (注) 1.破綻先債権 元本又は利息の支払の遅延が相当期間継続していることその他の事由により元本又は利息 の取立て又は弁済の見込みがないものとして未収利息を計上しなかった貸出金(貸倒償却を 行った部分を除く。以下「未収利息不計上貸出金」という。)のうち、法人税法施行令第96 条第1項第3号のイからホまでに掲げる事由又は同項第4号に規定する事由が生じている貸 出金)をいいます。 2.延滞債権 未収利息不計上貸出金であって、破綻先債権及び債務者の経営再建又は支援を図ることを 目的として利息の支払を猶予したもの以外の貸出金をいいます。 3.3ヶ月以上延滞債権 元金又は利息の支払が約定支払日の翌日から3ヶ月以上延滞している貸出金で、破綻先債 権および延滞債権に該当しないものをいいます。 4.貸出条件緩和債権 債務者の再建又は支援を図ることを目的として、金利の減免、利息の支払猶予、元本の返 済猶予、債権放棄その他の債務者に有利となる取決めを行った貸出金で、破綻先債権、延滞 債権および3ヶ月以上延滞債権に該当しないものをいいます。 5.担保・保証付債権額 リスク管理債権額のうち、貯金・定期積金、有価証券(上場公社債、上場株式)及び確実 な不動産担保付の貸出残高ならびに農業信用基金協会等公的保証機関等による保証付の貸出 金についての当該担保・保証相当額です。 6.個別計上貸倒引当金残高 リスク管理債権のうち、すでに個別貸倒引当金に繰り入れた当該引当金の残高であり、貸 借対照表上の個別貸倒引当金額とは異なります。 7.担保・保証控除後債権額 リスク管理債権合計額から、担保・保証付債権額を控除した貸出金残高です。 52 ⑨ 金融再生法開示債権区分に基づく保全状況 (単位:百万円、%) 債権区分 26年度 25年度 破産更生債権及び ‐ 0 危険債権 ‐ ‐ 要管理債権 ‐ ‐ ‐ 0 ‐ 0 担 保 ‐ 0 保 証 ‐ ‐ 引 当 ‐ ‐ ‐ 100 正常債権 24,574 23,933 合 24,574 23,933 これらに準ずる債権 小 計(A) 保全額(合計)(B) 保全率(B/A) 計 (注) 上記の債権区分は、「金融機能の再生のための緊急措置に関する法律」(平成10年法律第1 32号)第6条に基づき、債務者の財政状態及び経営成績等を基礎として、次のとおり区分した ものです。なお、当JAは同法の対象とはなっていませんが、参考として同法の定める基準に 従い債権額を掲載しております。 ①破産更生債権及びこれらに準ずる債権 法的破綻等による経営破綻に陥っている債務者に対する債権及びこれらに準ずる債権 ②危険債権 経営破綻の状況にはないが、財政状況の悪化等により元本および利息の回収ができな い可能性の高い債権 ③要管理債権 3か月以上延滞貸出債権および貸出条件緩和貸出債権 ④正常債権 上記以外の債権 ⑩ 元本補てん契約のある信託に係る貸出金のリスク管理債権の状況 該当する取引はありません。 ⑪ 貸倒引当金の期末残高及び期中の増減額 (単位:百万円) 25年度 26年度 区 分 期首残高 期中増加額 期中減少額 目的使用 その他 期末残高 期首残高 期中増加額 期中減少額 目的使用 その他 期末残高 一般貸倒引当金 78 80 - 78 80 76 78 - 76 78 個別貸倒引当金 - - - - - - - - - - 78 80 - 78 80 76 78 - 76 78 合 計 53 ⑫ 貸出金償却の額 項 目 (単位:百万円) 25年度 26年度 貸出金償却額 - - (3)内国為替取扱実績 (単位:千件、百万円) 種 送金・振込為替 代金取立為替 雑 為 26年度 類 替 合 計 仕 向 25年度 向 被仕向 仕 被仕向 件 数 7 98 10 94 金 額 10,626 22,363 11,139 21,918 件 数 0 0 0 0 金 額 30 2 20 1 件 数 0 0 0 0 金 額 126 105 82 79 件 数 7 99 10 94 金 額 10,783 22,470 11,242 21,999 (4)有価証券に関する指標 ① 種類別有価証券平均残高 種 国 類 26年度 (単位:百万円) 増 減 25年度 債 - - - 地 方 債 - - - 政府保証債 - - - 金 融 債 - - - 短期社債 - - - 社 債 - - - 株 式 - - - - - - - - - その他の証券 合 計 (注)貸付有価証券は有価証券の種類ごとに区分して記載しています。 ② 商品有価証券種類別平均残高 該当する取引はありません。 54 ③ 有価証券残存期間別残高 (単位:百万円) 種 類 1年以下 3年超 5年以下 1年超3年以下 5年超 7年以下 7年超 10年以下 期間の定めのない もの 10年超 合 計 26年度 国 債 ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ 債 ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ 25年度 国 (5)有価証券等の時価情報等 ① 有価証券の時価情報等 (単位:百万円) 26年度 保有区分 売 買 目 取得価額 時 25年度 価 評価損益 取得価額 時 価 評価損益 的 ― ― ― ― ― ― 満期保有目的 ― ― ― ― ― ― そ ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― の 合 他 計 (注)1.時価は期末日における市場価格等によっております。 2.取得価額は取得原価又は償却原価によっています。 3.売買目的有価証券については、時価を貸借対照表価額とし、評価損益については当 期の損益に含めています。 4.満期保有目的の債券については、取得価額を貸借対照表価額としてと計上しております。 5.その他有価証券については時価を貸借対照表価額としております。 55 ② 金銭の信託の時価情報等 (単位:百万円) 26年度 区 分 取得価額 時 25年度 価 評価損益 取得価額 時 価 評価損益 運 用 目 的 ― ― ― ― ― ― 的期保有目的 満 ― ― ― ― ― ― そ ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― の 合 他 計 (注)1.時価は期末日における市場価格等によっております。 2.取得価額は、取得原価又は償却原価によっています。 3.運用目的の金銭の信託については、時価を貸借対照表価額とし、評価損益について は当期の損益に含めています。 4.満期保有目的の金銭の信託については、取得価額を貸借対照表価額として計上しており ます。 5.その他の金銭の信託については時価を貸借対照表価額としております。 ③ デリバティブ取引、金融等デリバティブ取引、有価証券関連店頭デリバティブ取 引 該当する取引はありません。 56 2.共済事業 (1)長期・年金共済契約高・保有契約高 種 類 終身共済 (単位:千円) 25年度 26年度 新契約高 保有高 新契約高 保有高 441,590 28,212,373 474,407 29,226,616 定期生命共済 - 103,700 1,000 107,700 養老生命共済 604,025 14,585,068 478,535 15,598405 258,500 3,432,079 187,400 3,259,079 医療共済 1,500 1,033,000 56,000 1,041,500 がん共済 - 73,500 - 74,000 定期医療共済 - 431,400 - 451,600 介護共済 47,583 85,446 37,863 37,863 年金共済 - 53,000 - 53,000 建物更生共済 5,294,900 81,134,123 6,258,200 81,601,440 6,389,598 125,711,612 7,306,006 128,192,125 生 命 総 合 共 済 うちこども共済 合 計 (注)(注1)「金額」欄は、保障金額(「がん共済」にあってはがん死亡共済金額とし、「医療 共済」及び「定期医療共済」にあっては死亡給付金(付加された定期特約金額等を含 む。)とし、「年金共済」にあっては付加された定期特約金額とする。)です。 (注2)「生命総合共済」欄は、生命総合共済開始以前に契約された養老生命、こども、終 身、年金の各共済種類について、合算して記載しています。 (2)医療系共済の入院共済金額保有高 (単位:千円) 種 類 26年度 新契約高 25年度 保有高 新契約高 保有高 医療共済 468 3,950 649 3,523 がん共済 35 1,210 91 1,185 8 763 3 809 511 5,923 744 5,517 定期医療共済 合 計 (注)「金額」欄は、入院共済金額です。 57 (3)介護共済の介護共済金額保有高 (単位:千円) 種 26年度 類 新契約高 介護共済 合 計 25年度 保有高 新契約高 保有高 64,620 133,252 68,631 68,631 64,620 133,252 68,631 68,631 (4)年金共済の年金保有高 (単位:千円) 種 類 26年度 新契約高 25年度 保有高 新契約高 保有高 年金開始前 23,300 344,493 22,991 340,768 年金開始後 - 228,442 - 221,081 23,300 572,936 22,991 561,849 合 計 (注)「金額」欄は、年金年額(予定利率変動型年金にあっては、最低保証年金額)です。 (5)短期共済新契約高 (単位:千円) 種 類 火災共済 26年度 金額 25年度 掛金 32,261,870 金額 20,489 自動車共済 掛金 32,056,670 87,503 傷害共済 22,281 90,566 3,472,500 2,159 1,768,000 2,306 団体定期生命共済 ‐ ‐ ‐ ‐ 定額定期生命共済 6,000 41 10,000 81 賠償責任共済 自賠責共済 合 計 58 331 301 9,318 10,042 119,844 125,579 3.購買事業 (1)買取購買品(生産資材)取扱実績 (単位:千円) 26年度 種 類 供給高 25年度 手数料 供給高 手数料 肥 料 16,333 1,800 56,695 5,739 農 薬 3,949 353 30,851 3,574 飼 料 79 9 68 7 農業機械 802 101 752 141 生産資材 26,377 2,607 28,200 3,577 自動車 - - - - 47,542 4,872 116,569 13,039 合 計 (2)買取購買品(生活物資)取扱実績 (単位:千円) 26年度 種 類 食 25年度 粗収益 供給高 粗収益 供給高 (手数料) (手数料) 品 - - - - 衣料品 330 54 422 69 2,713 268 3,916 391 日用保健雑貨 522 75 640 93 その他 - - - - 3,566 399 4,979 554 耐久消費財 合 計 4.販売事業 (1)受託販売品取扱実績 種 類 米 野菜・花卉 合 計 (単位:千円) 26年度 販売高 25年度 手数料 販売高 手数料 8,596 1,629 9,754 2,728 123,989 1,171 75,121 686 132,585 2,801 84,875 3,414 59 (2)買取販売品取扱実績 (単位:千円) 26年度 種 類 販売高 25年度 手数料 販売高 手数料 米 51,997 10,478 60,379 12,336 野菜 22,325 3,066 21,251 2,476 74,322 13,544 81,630 14,812 合 計 5.農業倉庫事業 (単位:千円) 項 目 26年度 25年度 保 管 料 1,081 1,186 収 荷 役 料 35 42 益 そ の 他 ‐ ‐ 1,116 1,228 倉 庫 材 料 費 ‐ ‐ 倉 庫 労 務 費 ‐ ‐ 1,047 1,070 1,047 1,070 計 費 用 その他の費用 計 6.利用事業 (単位:トン、箱) 種 類 26年度 25年度 取 扱 高 取 扱 高 ライスセンター 育苗センター 60 443t 464t 11,960 箱 12,171 箱 Ⅳ 経営諸指標 1.利益率 (単位:%) 項 目 26年度 25年度 増 減 総資産経常利益率 0.402 0.423 △0.021 資本経常利益率 8.339 8.913 △0.574 総資産当期純利益率 0.299 0.300 △0.001 資本当期純利益率 6.193 6.324 △0.131 (注)1.総資産経常利益率=経常利益/総資産(債務保証見返を除く)平均残高×100 2.資本経常利益率=経常利益/純資産勘定平均残高×100 3.総資産当期純利益率 =当期剰余金(税引後)/総資産(債務保証見返を除く)平均残高×100 4.資本当期純利益率=当期剰余金(税引後)/純資産勘定平均残高×100 2.貯貸率・貯証率 (単位:%) 区 貯貸率 貯証率 分 期 26年度 25年度 増 減 末 14.137 14.402 △0.265 期中平均 14.389 14.555 △0.166 末 - - - 期中平均 - - - 期 (注)1.貯貸率(期 末)=貸出金残高/貯金残高×100 2.貯貸率(期中平均)=貸出金平均残高/貯金平均残高×100 3.貯証率(期 末)=有価証券残高/貯金残高×100 4.貯証率(期中平均)=有価証券平均残高/貯金平均残高×100 61 Ⅴ 自己資本の充実の状況 1.自己資本の構成に関する事項 (単位:百万円、%) 26年度 項 コア資本に係る基礎項目 目 25年度 経過措置による 経過措置による 不算入額 不算入額 (1) 8,618 8,094 424 422 ‐ ‐ 8,206 7,684 12 12 △414 △430 80,300 ‐ 80,300 ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ うち、回転出資金の額 ‐ ‐ うち、上記以外に該当するものの額 ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ 8,698 8,094 普通出資又は非累積的永久優先出資に係る組合員資本の額 うち、出資金及び資本準備金の額 うち、再評価積立金の額 うち、利益剰余金の額 うち、外部流出予定額 (△) うち、上記以外に該当するものの額 コア資本に係る基礎項目の額に算入される引当金の合計額 うち、一般貸倒引当金コア資本算入額 うち、適格引当金コア資本算入額 適格旧資本調達手段の額のうち、コア資本に係る基礎項目の額に 含まれる額 公的機関による資本の増強に関する措置を通じて発行された資本 調達手段の額のうち、コア資本に係る基礎項目の額に含まれる額 土地再評価額と再評価直前の帳簿価額の差額の四十五パーセント に相当する額のうち、コア資本に係る基礎項目の額に含まれる額 コア資本にかかる基礎項目の額 コア資本に係る調整項目 (イ) (2) 無形固定資産(モーゲージ・サービシング・ライツに係るものを 0 0 ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ 0 0 ‐ ‐ 繰延税金資産(一時差異に係るものを除く。)の額 ‐ ‐ ‐ ‐ 適格引当金不足額 ‐ ‐ ‐ ‐ 証券化取引に伴い増加した自己資本に相当する額 ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ 前払年金費用の額 ‐ ‐ ‐ ‐ 自己保有普通出資等(純資産の部に計上されるものを除く。)の額 ‐ ‐ ‐ ‐ 除く。)の額の合計額 うち、のれんに係るものの額 うち、のれん及びモーゲージ・サービシング・ライツに係るも の以外の額 負債の時価評価により生じた時価評価差額であって自己資本に算 入される額 62 26年度 項 目 25年度 経過措置による 経過措置による 不算入額 不算入額 意図的に保有している他の金融機関等の対象資本調達手段の額 ‐ ‐ ‐ ‐ 少数出資金融機関等の対象普通出資等の額 ‐ ‐ ‐ ‐ 特定項目に係る十パーセント基準超過額 ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ うち、その他金融機関等の対象普通出資等に該当するものに関 連するものの額 うち、モーゲージ・サービシング・ライツに係る無形固定資産 に関連するものの額 うち、繰延税金資産(一時差異に係るものに限る。)に関連す るものの額 特定項目に係る十五パーセント基準超過額 うち、その他金融機関等の対象普通出資等に該当するものに関 連するものの額 うち、モーゲージ・サービシング・ライツに係る無形固定資産 に関連するものの額 うち、繰延税金資産(一時差異に係るものに限る。)に関連す るものの額 (ロ) 0 ‐ (ハ) 8,698 8,094 47,740 43,557 △6,651 △5,606 0 ‐ うち、繰延税金資産 ‐ ‐ うち、前払年金費用 ‐ ‐ 6,651 5,606 ‐ ‐ ‐ ‐ 2,640 2,542 信用リスク・アセット調整額 ‐ ‐ オペレーショナル・リスク相当額調整額 ‐ ‐ コア資本に係る調整項目の額 自己資本 自己資本の額((イ)―(ロ)) リスク・アセット等 (3) 信用リスク・アセットの額の合計額 ‐ うち、経過措置によりリスク・アセットの額に算入される額の 合計額 うち、無形固定資産(のれん及びモーゲージ・サービシ ング・ライツに係るものを除く) うち、他の金融機関等向けエクスポージャー うち、土地再評価額と再評価直前の帳簿価額の差額に係 るものの額 うち、上記以外に該当するものの額 オペレーショナル・リスク相当額の合計額を八パーセントで除し て得た額 63 26年度 項 目 リスク・アセット等の額の合計額 (ニ) 25年度 経過措置による 経過措置による 不算入額 不算入額 50,380 46,100 17.26% 17.55% 自己資本比率 自己資本比率((ハ)/(ニ)) (注) 1.農協法第 11 条の 2 第 1 項第 1 号の規定に基づく組合の経営の健全性を判断するための基準 に係る算式に基づき算出しています。 2.当JAは、信用リスク・アセット額の算出にあっては標準的手法、適格金融資産担保の適用 については信用リスク削減手法の簡便法を、オペレーショナル・リスク相当額の算出にあたっ ては基礎的手法を採用しています。 3.当JAが有するすべての自己資本とリスクを対比して、自己資本比率を計算しています。 64 2.自己資本の充実度に関する事項 ① 信用リスクに対する所要自己資本の額及び区分ごとの内訳 (単位:百万円) 26年度 信用リスク・アセット 25 年度 エクスポー リスク・ 所要自己 エクスポー リスク・ 所要自己 ジャーの期 アセット 資本額 ジャーの期 アセット 資本額 末残高 額 b=a×4 末残高 額 b=a×4 a % a % ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ 152,630 30,526 1,221 146,632 30,371 1,214 402 381 15 368 350 14 2,484 1,618 64 2,011 1,282 51 5,095 1,725 69 5,636 1,911 76 不動産取得等事業向け - - - - - - 三月以上延滞等 - - - - - - 12,751 1,266 50 11,803 1,174 46 共済約款貸付 17 - - 15 - - 出資等 108 108 4 - - - 6,111 15,278 611 3,737 9,243 373 44 112 4 41 102 4 - - - - - - 我が国の中央政府及び 中央銀行向け 我が国の地方公共団体 向け 地方公共団体金融機構 向け 我が国の政府関係機関 向け 地方三公社向け 金融機関及び第一種金 融商品取引業者向け 法人等向け 中小企業等向け及び個 人向け 抵当権付住宅ローン 信用保証協会等保証付 他の金融機関等の対象 資本調達手段 特定項目のうち調整項 目に算入されないもの 複数の資産を裏付とす る資産(所謂ファン ド)のうち、個々の資 産の把握が困難な資産 65 証券化 - - - ‐ ‐ ‐ 経過措置によりリスク - △6,651 △266 - △5,606 △224 3,882 3,374 134 5,167 4,626 185 183,529 47,740 1,909 175,414 43,557 1,742 - - - - - - - - - - - - 183,529 47,740 1,909 175,414 43,557 1,742 ・アセットの額に算入 ・不算入となるもの 上記以外 標準的手法を適用するエク スポージャー別計 CVAリスク相当額÷8 % 中央清算機関関連エクスポ ージャー 信用リスク・アセットの額 の合計額 オペレーショナル・リスクに オペレーショナル・リスク相当 所要自己資本 オペレーショナル・リスク相当 所要自己資本 対する所要自己資本の額 額を8%で除して得た額 額 額を8%で除して得た額 額 <基礎的手法> a b=a×4% a b=a×4% 2,640 所要自己資本額計 リスク・アセット等(分母)計 105 所要自己資 2,542 リスク・アセット等(分母)計 本額 a 所要自己資 本額 b=a×4% 50,380 101 2,015 a b=a×4% 46,100 1,844 (注) 1.「リスク・アセット額」の欄には、信用リスク削減効果適用後のリスク・アセット額を原 エクスポージャーの種類ごとに記載しています。 2.「エクスポージャー」とは、リスクにさらされている資産(オフ・バランスを含む)のこ とをいい、具体的には貸出金や有価証券等が該当します。 3.「三月以上延滞等」とは,元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3カ月以上延滞し ている債務者に係るエクスポージャー及び「金融機関向けおよび第一種金融商品取引業者向 け」、「法人等向け」等においてリスク・ウエイトが 150%になったエクスポージャーのこ とです。 4.「出資等」とは、出資等エクスポージャー、重要な出資のエクスポージャーが該当します。 5.証券化(証券化エクスポージャー)」とは、原資産にかかる信用リスクを優先劣後構造の ある二以上のエクスポージャーに階層化し、その一部または全部を第三者に移転する性質を 有する取引にかかるエクスポージャーのことです。 6.「経過措置によりリスク・アセットの額に算入・不算入となるもの」とは、他の金融機関 等の対象資本調達手段、コア資本に係る調整項目(無形固定資産、前払年金費用、繰延税金 資産等)および土地再評価差額金に係る経過措置により、リスク・アセットに算入したもの、 不算入としたものが該当します。 66 7.上記以外」には、現金・外国の中央政府及び中央銀行向け・国際決済銀行等向け・外国の 中央政府等以外の公共部門向け・国際開発銀行向け・取立未済手形・未決済取引・その他の 資産(固定資産等)・間接清算参加者向け・信用リスク削減手法として用いる保証またはク レジットデリバティブの免責額 8.JAでは、オペレーショナル・リスク相当額の算出にあたって、基礎的手法を採用してい ます。 <オペレーショナル・リスク相当額を8%で除して得た額の算出方法(基礎的手法)> 粗利益(直近 3 年間のうち正の値の合計額)×15% 直近 3 年間のうち粗利益が正の値であった年数 67 ÷8% 3.信用リスクに関する事項 ① 信用リスクに関するエクスポージャー(地域別,業種別,残存期間別)及び三月以上 延滞エクスポージャーの期末残高 (単位:百万円) 26年度 25 年度 三月以上 信用リスク うち貸出 に関するエ 金等 うち債券 クスポージ 三月以上 うち店頭 延滞エク 信用リスク うち貸出 デリバテ スポージ に関するエ 金等 ィブ ャー クスポージ ャーの残高 うち債券 うち店頭 延滞エク デリバテ スポージ ィブ ャー ャーの残高 国内 183,529 24,578 ‐ ‐ ‐ 175,414 23,937 ‐ ‐ ‐ 国外 ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ 183,529 24,578 ‐ ‐ ‐ 175,414 23,937 ‐ ‐ ‐ 農業 ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ 林業 ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ 水産業 ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ 製造業 ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ 鉱業 ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ 地域別残高計 建設・不動産業 220 220 ‐ ‐ ‐ 210 210 ‐ ‐ ‐ 法 電気・ガス・熱 ‐人 供給・水道業 ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ 運輸・通信業 ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ 金融・保険業 153,838 1,175 ‐ ‐ ‐ 146,668 1,306 ‐ ‐ ‐ 卸売・小売・飲 食・サービス業 208 208 ‐ ‐ ‐ 178 178 ‐ ‐ ‐ 日本国政府・地 方公共団体 ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ 5,044 ‐ ‐ ‐ ‐ 3,737 ‐ ‐ ‐ ‐ 22,991 22,974 ‐ ‐ ‐ 22,257 22,242 ‐ ‐ ‐ 1,227 ‐ ‐ ‐ ‐ 2,361 ‐ ‐ ‐ ‐ 183,529 24,578 ‐ ‐ ‐ 175,414 23,937 ‐ ‐ ‐ 152,866 243 ‐ ‐ 145,569 243 ‐ ‐ 1年超3年以下 296 286 ‐ ‐ 286 286 ‐ ‐ 3年超5年以下 334 277 ‐ ‐ 277 277 ‐ ‐ 5年超7年以下 406 443 ‐ ‐ 443 443 ‐ ‐ 7年超 10 年以下 744 714 ‐ ‐ 714 714 ‐ ‐ 22,105 22,105 ‐ ‐ 21,562 21,562 ‐ ‐ 6,774 454 ‐ ‐ 6,559 408 ‐ ‐ 183,529 24,578 ‐ ‐ 175,414 23,937 ‐ ‐ 上記以外 個人 その他 業種別残高計 1年以下 10 年超 期限の定めのな いもの 残存期間別残高計 68 (注) 1.信用リスクに関するエクスポージャーの残高には、資産(自己資本控除となるもの、証券化 エクスポージャーに該当するものを除く)並びにオフ・バランス取引及び派生商品取引の与信 相当額を含みます。 2.「貸出金等」とは、貸出金のほか、コミットメント及びその他のデリバティブ以外のオフ・ バランスシート・エクスポージャーを含んでいます。「コミットメント」とは、契約した期間 および融資枠の範囲でお客様のご請求に基づき、金融機関が融資を実行する契約のことをいい ます。「貸出金等」にはコミットメントの融資可能残額も含めています。 3.「店頭デリバティブ」とは、スワップ等の金融派生商品のうち相対で行われる取引のものを いいます。 4.「三月以上延滞エクスポージャー」とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3カ 月以上延滞しているエクスポージャーをいいます。 5.「その他」には、ファンドのうち個々の資産の把握が困難な資産や固定資産等が該当します。 ② 貸倒引当金の期末残高及び期中の増減額、業種別の個別貸倒引当金の期末残高・ 期中増減額及び貸出金償却の額 (単位:百万円) 26年度 区 分 期首残高 期中増加額 25 年度 期中減少額 目的使用 その他 期末残高 貸出金 償却 期首残高 期中増加額 期中減少額 目的使用 その他 期末残高 貸出金 償却 一般貸倒引当金 78 80 - 78 80 76 78 - 76 78 個別貸倒引当金 - - - - - - - - - - 国 内 - - - - - - - - - - 国 外 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 農業 - - - - - - - - - - - - 林業 - - - - - - - - - - - - 水産業 - - - - - - - - - - - - 製造業 - - - - - - - - - - - - 鉱業 - - - - - - - - - - - - 建設・不動産業 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 運輸・通信業 - - - - - - - - - - - - 人 金融・保険業 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 地 域 別 計 法 電気・ガス・熱 供給・水道業 卸売・小売・飲 食・サービス業 その他 個 人 業 種 別 計 69 ③ 信用リスク削減効果勘案後の残高及びリスク・ウエイト 1250%を適用する残高 (単位:百万円) 26年度 格付 格付 あり なし 25 年度 計 格付 格付 あり なし 計 信用リ リスク・ウエイト0% ‐ 1,091 1,091 ‐ 1,067 1,067 スク削 リスク・ウエイト2% ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ 減効果 リスク・ウエイト4% ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ 勘案後 リスク・ウエイト 10% ‐ 12,662 12,662 ‐ 11,747 11,747 リスク・ウエイト 20% ‐ 152,679 152,679 ‐ 145,378 145,378 リスク・ウエイト 35% ‐ 4,928 4,928 ‐ 5,460 5,460 リスク・ウエイト 50% ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ リスク・ウエイト 75% ‐ 2,153 2,153 ‐ 1,705 1,705 リスク・ウエイト 100% ‐ 5,491 5,491 ‐ 10,014 10,014 リスク・ウエイト 150% ‐ 4,202 4,202 ‐ ‐ ‐ リスク・ウエイト 200% ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ リスク・ウエイト 250% ‐ 321 321 ‐ 41,065 41,065 その他 ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ 183,530 183,530 ‐ 175,414 175,414 残高 リスク・ウエイト 1250% 計 (注)1.信用リスクに関するエクスポージャーの残高には、資産(自己資本控除となるもの、証 券化エクスポージャーに該当するものを除く)並びにオフ・バランス取引及び派生商品 取引の与信相当額を含みます。 2.「格付あり」には原エクスポージャーのリスク・ウエイト判定において格付を使用してい るもの、「格付なし」には原エクスポージャーのリスク・ウエイト判定において格付を使 用していないものを表示しています。なお、格付は適格格付機関による依頼格付のみ使 用しています。 3.経過措置によってリスク・ウエイトを変更したエクスポージャーについては、経過措置 適用後のリスク・ウエイトによって集計しています。また、経過措置によってリスク・ アセットを算入したものについても集計の対象としています。 4.1250%には、非同時決済取引に係るもの、信用リスク削減手法として用いる保証又はク レジット・デリバティブの免責額に係るもの、重要な出資に係るエクスポージャーなど リスク・ウエイト 1250%を適用したエクスポージャーがあります。 5.平成 24 年度の「1250%」の項目には、自己資本控除とした額を記載しています。 70 4.信用リスク削減手法に関する事項 ① 信用リスク削減手法に関するリスク管理の方針及び手続の概要 「信用リスク削減手法」とは、自己資本比率算出における信用リスク・アセット額の算出 において、エクスポージャーに対して一定の要件を満たす担保や保証等が設定されている場 合に、エクスポージャーのリスク・ウエイトに代えて、担保や保証人に対するリスク・ウエ イトを適用するなど信用リスク・アセット額を軽減する方法です。 当JAでは、信用リスク削減手法を「自己資本比率算出要領」にて定めています。 信用リスク削減手法として、「適格金融資産担保」、「保証」、「貸出金と自組合貯金の 相殺」を適用しています。 適格金融資産担保付取引とは、エクスポージャーの信用リスクの全部または一部が、取引 相手または取引相手のために第三者が提供する適格金融資産担保によって削減されている取 引をいいます。当JAでは、適格金融資産担保取引について信用リスク削減手法の簡便手法 を用いています。 保証については、被保証債権の債務者よりも低いリスク・ウエイトが適用される中央政府 等、我が国の地方公共団体、地方公共団体金融機構、我が国の政府関係機関、外国の中央政 府以外の公共部門、国際開発銀行、及び金融機関または第一種金融商品取引業者、これら以 外の主体で長期格付が A-または A3 以上の格付を付与しているものを適格保証人とし、エクス ポージャーのうち適格保証人に保証された被保証部分について、被保証債権のリスク・ウエ イトに代えて、保証人のリスク・ウエイトを適用しています。 貸出金と自組合貯金の相殺については,①取引相手の債務超過、破産手続開始の決定その 他これらに類する事由にかかわらず、貸出金と自組合貯金の相殺が法的に有効であることを 示す十分な根拠を有していること、②同一の取引相手との間で相殺契約下にある貸出金と自 組合貯金をいずれの時点においても特定することができること、③自組合貯金が継続されな いリスクが監視及び管理されていること、④貸出金と自組合貯金の相殺後の額が、監視およ び管理されていること、の条件をすべて満たす場合に、相殺契約下にある貸出金と自組合貯 金の相殺後の額を信用リスク削減手法適用後のエクスポージャー額としています。 担保に関する評価及び管理方針は、一定のルールのもと定期的に担保確認及び評価の見直し 行っています。なお、主要な担保の種類は自組合貯金です。 71 ② 信用リスク削減手法が適用されたエクスポージャーの額 (単位:百万円) 26年度 区 分 適格金融 25 年度 保証 資産担保 クレジッ 適格金融 ト・デリ 資産担保 保証 クレジッ ト・デリ バティブ 地方公共団金融機構及び バティブ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ 20 ‐ ‐ 17 ‐ ‐ 138 16 - 109 16 - 抵当権住宅ローン ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ 不動産取得等事業向け ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ 三月以上延滞等 ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ 証券化 ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ 145 ‐ ‐ 175 ‐ ‐ 304 16 ‐ 303 16 ‐ 我が国の政府関係機関向け 地方三公社向け 金融機関向け及び第一種金融 商品取引業者向け 法人等向け 中小企業等向け及び個人向け 上記以外 合 計 (注) 1.「エクスポージャー」とは、リスクにさらされている資産(オフ・バランスを含む)のこ とをいい、主なものとしては貸出金や有価証券等が該当します。 2.「三月以上延滞等」とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3カ月以上延滞し ている債務者に係るエクスポージャー及び「金融機関向け及び第一種金融商品取引業者向 け」、「法人等向け」等においてリスク・ウエイトが 150%になったエクスポージャーのこ とです。 3.「証券化」(証券化エクスポージャー)とは、原資産にかかる信用リスクを優先劣後構造 のある二以上のエクスポージャーに階層化し、その一部または全部を第三者に移転する性質 を有する取引にかかるエクスポージャーのことです。 4.「上記以外」には、現金・外国の中央政府及び中央銀行向け・国際決済銀行等向け・外国 の中央政府等以外の公共部門向け・国際開発銀行向け・取立未済手形・未決済取引・その他 資産(固定資産等)が含まれます。 5.「クレジット・デリバティブ」とは、第三者の信用リスクを対象に、信用リスクを回避し たい者(プロテクションの買い手)と信用リスクを取得したい者(プロテクションの売り 手)との間で契約を結び、当該第三者に信用事由(延滞・破産など)が発生した場合にプロ テクションの買い手が売り手から契約に基づく一定金額を受領する取引をいいます。 72 5.派生商品取引及び長期決済期間取引の取引相手のリスクに関する事項 該当する取引はありません。 6.証券化エクスポージャーに関する事項 該当する取引はありません。 7.出資その他これに類するエクスポージャーに関する事項 ① 出資その他これに類するエクスポージャーに関するリスク管理の方針及び手続の 概要 「出資その他これに類するエクスポージャー」とは貸借対照表上の有価証券勘定及び外部出 資勘定の株式又は出資として計上されているものであり、当JAにおいては、これらを①子会 社および関連会社株式、②その他有価証券、③系統および系統外出資に区分して管理していま す。 ①子会社および関連会社については、経営上も密接な連携を図ることにより、当JAの事業 のより効率的運営を目的として、株式を保有しています。これらの会社の経営については毎期 の決算書類の分析の他、毎月定期的な連絡会議を行う等適切な業況把握に努めています。 ②その他有価証券については中長期的な運用目的で保有するものであり、適切な市場リスク の把握およびコントロールに努めています。具体的には、市場動向や経済見通しなどの投資環 境分析及びポートフォリオの状況やALMなどを考慮し、理事会で運用方針を定めるとともに 経営層で構成するALM委員会を定期的に開催して、日常的な情報交換及び意思決定を行って います。運用部門は理事会で決定した運用方針及びALM委員会で決定された取引方針などに 基づき、有価証券の売買やリスクヘッジを行っています。運用部門が行った取引については企 画管理部門が適切な執行を行っているかどうかチェックし定期的にリスク量の測定を行い経営 層に報告しています。 ③系統出資については、会員としての総会等への参画を通じた経営概況の監督に加え、日常 的な協議を通じた連合会等の財務健全化を求めており、系統外出資についても同様の対応を行 っています。 なお、これらの出資その他これに類するエクスポージャーの評価等については、①子会社 および関連会社については、取得原価を記載し、毀損の状況に応じて外部出資等損失引当金 を、②その他有価証券については時価評価を行った上で、取得原価との評価差額については、 「その他有価証券評価差額金」として純資産の部に計上しています。③系統および系統外出資 については、取得原価を記載し、毀損の状況に応じて外部出資等損失引当金を設定することと しています。また、評価等重要な会計方針の変更等があれば、注記表にその旨記載することと しています。 73 ② 出資その他これに類するエクスポージャーの貸借対照表計上額及び時価 (単位:百万円) 26年度 貸借対照表計上額 25 年度 時価評価額 貸借対照表計上額 時価評価額 上 場 - - - - 非上場 3,874 3,874 3,737 3,737 合 計 3,874 3,874 3,737 3,737 ③ 出資その他これに類するエクスポージャーの売却及び償却に伴う損益 (単位:百万円) 26年度 売却益 25 年度 売却損 ‐ 償却額 ‐ 売却益 ‐ 売却損 ‐ 償却額 ‐ ‐ ④ 貸借対照表で認識され、損益計算書で認識されない評価損益の額(その他有価証 券の評価損益等) (単位:百万円) 26年度 評価益 25 年度 評価損 ‐ 評価益 ‐ 評価損 ‐ ‐ ⑤ 貸借対照表及び損益計算書で認識されない評価損益の額(子会社・関連会社株式 の評価損益等) (単位:百万円) 26年度 評価益 25 年度 評価損 ‐ 評価益 ‐ 74 評価損 ‐ ‐ 8.金利リスクに関する事項 ① 金利リスクの算定方法の概要 金利リスクとは、金利変動に伴い損失を被るリスクで、資産と負債の金利又は期間のミスマッ チが存在する中で金利が変動することにより、利益が減少ないし損失を被るリスクをいいます。 当JAでは、金利リスク量を計算する際は、適切なリスクコントロールに努めています。具体 的な金利リスクの算定方法、管理方法は以下のとおりです。 ・市場金利が上下に 0.2%変動した時(ただし 0%を下限)に発生する経済価値の変化額(低 下額)を金利リスク量として四半期ごとに算出しています。 ・要求払貯金の金利リスク量は、明確な金利改定間隔がなく、貯金者の要求によって随時払い 出される要求払貯金のうち、引き出されることなく長期間金融機関に滞留する貯金をコア貯 金と定義し、①過去 5 年の最低残高、②過去 5 年の最大年間流出量を現残高から差し引いた 残高、③現残高の 50%相当額のうち、最小の額を上限とし、0~5 年の期間に均等に振り分 けて(平均残存 2.5 年)リスク量を算定しています。 ・金利リスクは、運用勘定の金利リスク量と調達勘定の金利リスク量を相殺して算定します。 金利リスク=運用勘定の金利リスク量+調達勘定の金利リスク量(△) 算出した金利リスク量は、ALM委員会および理事会に報告して承認を得ています。また、こ れらの情報を踏まえ、運用方針を策定しています。 ② 金利ショックに対する損益・経済価値の増減額 (単位:百万円) 26年度 金利ショックに対する損益・経済 25 年度 △69 価値の増減額 75 △3 <開示項目対比掲載ページ> 農協法による開示基準対比での掲載ページ № 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 開 示 基 準 項 目 Ⅰ.組合単体ベースのディスクロージャー開示項目 業務の運営の組織 理事及び監事の氏名及び役職名 事務所の名称及び所在地 特定信用事業代理業者に関する事項 (1) 特定信用事業代理業者の商号、名称又は氏名及び所在地 (2) 特定信用事業代理業を営む営業所又は事務所の所在地 主要な業務の内容 事業の概況 直近5事業年度における業務の状況を示す指標 (1) 経常収益 (2) 経常利益又は経常損失 (3) 当期剰余金又は当期損失金 (4) 出資金及び出資口数 (5) 純資産額 (6) 総資産額 (7) 貯金等残高 (8) 貸出金残高 (9) 有価証券残高 (10)単体自己資本比率 (11)剰余金の配当の金額 (12)職員数 直近2事業年度の事業の状況を示す指標 (1) 主要な業務の状況を示す指標 (2) 貯金に関する指標 (3) 貸出金等に関する指標 (4) 有価証券に関する指標 リスク管理の体制 法令遵守の体制 苦情処理措置及び紛争解決措置の内容 直近2事業年度の貸借対照表、損益計算書及び剰余金処分計算書 直近2事業年度の貸出金に係る事項 (1) 破綻先債権に該当する貸出金 (2) 延滞債権に該当する貸出金 (3) 3カ月以上延滞債権に該当する貸出金 (4) 貸出条件緩和債権に該当する貸出金 元本補てん契約のある信託に係る貸出金に関する事項 直近2事業年度の自己資本の充実の状況 次の取得価額又は契約価額、時価及び評価損益 (1) 有価証券 (2) 金銭の信託 (3) 取引所金融先物取引等 (4) 金融等デリバティブ取引(法第10条第6項第13号に規定する取引) (5) 有価証券店頭デリバティブ取引(法第10条第6項第15号に規定する取引) 直近2事業年度の貸倒引当金の期末残高及び期中増減額 直近2事業年度の貸出金償却の額 76 掲載 ページ 20 21 22 - 12 2 44 47,61 7 9 9 23 52 53 62 54 53 54 77
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