(2)診療科別 主要症例

(2)診療科別 主要症例
診療科別に症例数の多いDPCコード(診断群分類番号:14桁)について、当院および全国の平
均在院日数、平均年齢、転院率を示したものです。それぞれの診療科の主な疾患と治療方法
がわかります。
【主な定義】
対象患者:平成26年4月~平成27年3月に退院した患者さん
※自賠責保険・労災保険・公災保険の適用となる場合や保険を使用せず医療を受けた場合(自然分
娩等)などは、DPC対象外となるため今回の集計からは除外されます。
平均在院日数:在院日数の合計÷症例数
※全国(DPC対象病院)の平均在院日数
⇒平成27年度第7回 診療報酬調査専門組織・DPC評価分科会 参考資料2を参照
平均年齢:入院日時点の平均年齢
転院率:他の病院・診療所へ転院した症例数÷症例数
患者用パス:患者さん用のクリニカルパス(標準的な診療計画)
※DPCコード(診断群分類番号:14桁)とは・・・
⇒入院中に行われた治療行為の中で、医療資源を最も投入した傷病名に手術・処置の有無
を組み合わせた14桁のコード
【DPCコードの構成】
01 0010 x x 99 x 0 x x
1層目
①MDC
2層目
⑧副傷病名
0:なし
1:あり
(今回は使用しない)
④年齢・出生時体重等
【年齢(月齢)】
0:n歳以上(nヵ月以上)
1:n歳未満(nヵ月未満)
【出生時体重】
1:2500g以上
2:1500g以上2500g未満
3:1000g以上1500g未満
4:500g以上1000g未満
5:500g未満
【JCS】
0:10未満
1:10以上
【Burn Index】
1:10未満
2:10以上
⑨重症度等
3層目
②各MDCにおける分類
③入院目的
x:該当する項目がない場合
⑦手術・処置等2
0:なし
1:あり 等
【手術等】
0:片眼
1:両眼
【重症・軽症】
0:軽症
1:重症
⑥手術・処置等1
0:なし
1:あり 等
⑥手術
01~06:定義テーブルによる手術あり
97:その他手術あり
99:手術なし
【1層目】「傷病名」に基づく層であり、ICD-10(国際疾病分類)で定義されている
【2層目】「手術」の有無に基づく層であり、医科点数表により定義されている
【3層目】その他の層であり、「処置」「副傷病名」「重症度」等が含まれる
消化器内科(対象件数 1,748件)
DPCコード/病名
治療内容
短期滞在手術
内視鏡的結腸ポリープ・粘膜切除術2cm未満
060050xx97x0xx 肝・肝内胆管の悪性腫瘍
手術あり(血管塞栓術等) 特別な処置等なし
060295-------- 慢性C型肝炎
■DPC対象外症例 インターフェロンα・β療法
060290xx99x0xx 慢性肝炎(慢性C型肝炎を除く)
手術なし 特別な処置等なし
060295xx99x0xx 慢性C型肝炎
手術なし 特別な処置等なし
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎
手術あり(ENBD等) 特別な処置等なし
060300xx99x00x 肝硬変(胆汁性肝硬変を含む)
手術なし 特別な処置等なし 060300xx97100x 肝硬変(胆汁性肝硬変を含む)
手術あり(食道・胃静脈瘤硬化療法) 特別な処置等なし
06007xxx97x00x 膵臓、脾臓の腫瘍
手術あり(内視鏡的胆道ステント留置術等) 特別な処置等なし 060020xx04x0xx 胃の悪性腫瘍
手術あり(内視鏡的胃・十二指腸ポリープ粘膜切除術) 特別な処置等なし
症例 平均在院日数 平均
数
当院 全国 年齢
転院
率
230
2.3
-
65.2
0.0%
132
13
12.3
72.7
0.0%
122
7.7
-
69
0.0%
-
85
5.3
9.4
54
0.0%
-
83
7.7
10.8
68.3
2.4%
-
81
10.3
11.5
74.3
7.4%
46
10.4
14.7
63.5
0.0%
45
25.4
15.8
60.4
0.0%
EIS
45
9.1
15.9
69.6
6.7%
ERCP
38
7.1
9.5
72.2
0.0%
胃食道ESD
患者用パス
大腸ポリペクトミー
アンギオ(上肢用)
アンギオ(下肢用)
ERCP
-
解 説
肝がんの治療は肝センターとして内科、外科、放射線科による合同カンファレンスを経て集学的に行っています。また局
所治療(ラジオ波焼灼療法)は、造影超音波検査、仮想超音波検査、Fusion技術等を駆使し治療戦略を立てています。
原因となるB型、C型慢性肝炎や脂肪性肝炎等に対する抗ウイルス療法や栄養指導にも積極的に取り組んでいます。肝硬
変に対しても腹水制御や脳症の治療、静脈瘤結紮術・硬化療法に多くの実績を上げています。
食道、胃、小腸、大腸におけるポリープや早期癌に対しては最新の高解像度診断装置を用いて診断を行い、積極的に内
視鏡的な治療を行っています。
胆膵領域では超音波内視鏡や内視鏡的逆行性胆管膵管造影検査(ERCP)を行い、さまざまな胆道疾患(総胆管結石、
胆道癌、硬化性胆管炎等)や膵臓疾患(膵管癌、膵嚢胞性疾患、慢性膵炎等)の診断や治療を行っています。
血液内科(対象件数 1,668件)
DPCコード/病名
治療内容
130010xx97x2xx 急性白血病
輸血あり 化学療法あり
130010xx97x00x 急性白血病
輸血あり 特別な処置等なし
130030xx97x00x 非ホジキンリンパ腫
輸血あり 特別な処置等なし
130030xx97x3xx 非ホジキンリンパ腫
輸血あり 化学療法あり
130030xx99x00x 非ホジキンリンパ腫
輸血なし 特別な処置等なし
症例 平均在院日数 平均
数
当院 全国 年齢
転院
率
患者用パス
262
34.4
44.5
62.9
0.4%
-
217
14.3
15.4
68.1
0.0%
-
152
9.7
9.6
71.5
0.0%
-
122
28.2
39.7
66.3
0.0%
-
70
9.2
11
71.4
0.0%
-
解 説
造血器悪性腫瘍の診断、治療に特化して診療を行います。重症初診例は休日でも受け付けます。診断から治
療までを迅速に行い、寛解導入療法以外は基本的に外来治療(化学療法、輸血など)です。白血球減少や重症
感染症合併時には速やかに無菌室に入院します。白血病、骨髄異形成症候群、悪性リンパ腫、骨髄腫に対して
独自の化学療法、支持療法を工夫し良好な治療成績を達成しています。支持療法の改善で高齢者にも安全で
有効な化学療法を実施可能にしています。化学療法だけでは治癒困難と予測される症例(主に65歳以下)には
積極的に幹細胞移植を行います。
整形外科(対象件数 1,038件)
DPCコード/病名
治療内容
160800xx01xxxx 股関節大腿近位骨折
手術あり(骨折観血的手術・人工骨頭挿入術等)
160690xx99xx0x 胸椎、腰椎以下骨折損傷
手術なし 定義副傷病なし
070230xx01xxxx 膝関節症(変形性を含む)
手術あり(人工関節置換術等)
070350xx97xxxx 椎間板変性、ヘルニア
手術あり(椎間板摘出術等)
160620xx01xxxx 肘・膝の外傷
手術あり(関節鏡下半月板切除術等)
症例 平均在院日数 平均
数
当院 全国 年齢
転院
率
患者用パス
人口骨頭置換術
145
29.4
29.6
82.2 79.3%
97
20.7
21.9
78.2 63.9%
54
28.8
28
76.7 29.6%
人工膝関節全置換術
44
15.4
17.9
61.5 11.4%
後方除圧術
36
7.6
11.8
66.9
膝関節鏡手術
2.8%
γネイル術
-
解 説
当院整形外科では、大腿骨近位部骨折を始めとする外傷性疾患を積極的に受け入れています。一方、関節
疾患や脊椎疾患などの変性疾患にも幅広く対応し、理学療法・作業療法を治療の早期から開始する事で、患者
さんの機能をより良く改善するように努力しています。限られた入院期間の中で治療を行い、ご自宅へ戻る事を
目標にしていますが、さらに入院を必要とされる患者さんについては、担当職員による転院調整を行い、スムース
な転院・リハビリの継続が可能となるように心がけています。
外科(対象件数 1,015件)
DPCコード/病名
治療内容
040040xx97x0xx 肺の悪性腫瘍
手術あり(胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術)
060335xx0200xx 胆嚢水腫、胆嚢炎等
手術あり(腹腔鏡下胆嚢摘出術) 特別な処置等なし
060050xx02x1xx 肝・肝内胆管の悪性腫瘍
手術あり(肝切除術等) 特別な処置あり(中心静脈注射)
060035xx99x50x 結腸(虫垂を含む)の悪性腫瘍
手術なし 化学療法あり(パニツムマブ・セツキシマブ・ベバシズマブ)
060010xx99x40x 食道の悪性腫瘍(頸部を含む)
手術なし 化学療法あり
症例 平均在院日数 平均
数
当院 全国 年齢
転院
率
患者用パス
59
11.3
13.4
67
0.0%
肺切除術
41
6.2
8.2
58
0.0%
腹腔鏡下胆嚢切除術
39
15.9
21.4
71.6
2.6%
肝臓切除術
37
3.6
4.6
65.8
0.0%
-
33
9.8
10.3
66.2
9.1%
-
解 説
当科の入院症例の大半は手術目的の入院であり、肺癌、肝癌、胃癌、大腸癌、乳癌の5大癌の手術症例が中
心になっております。また、当院では臨床腫瘍科がないため、消化器癌や肺癌の化学療法も当科が担っていま
す。食道癌にも力を入れており、手術症例はさることながら化学療法症例も多くなっております。そのほか胆嚢、
ヘルニア、虫垂炎や血管外科などの良性疾患も数多く手がけております。
呼吸器内科(対象件数 884件)
DPCコード/病名
治療内容
040040xx9904xx 肺の悪性腫瘍
手術なし 化学療法あり
040040xx99100x 肺の悪性腫瘍
手術なし 特別な処置あり(経気管肺生検法・気管支ファイバースコピー等)
040080x099x0xx 肺炎、急性気管支炎、急性細気管支炎(15歳以上)
手術なし 特別な処置等なし
040110xxxxx0xx 間質性肺炎
手術なし 特別な処置等なし
040040xx9900xx 肺の悪性腫瘍
手術なし 特別な処置等なし
症例 平均在院日数 平均
数
当院 全国 年齢
転院
率
患者用パス
129
12.3
13.7
69.2
2.3%
-
108
3.4
3.4
69.8
0.9%
97
13.9
15
73.5
7.2%
-
57
20.3
21.1
72.2
3.5%
-
55
11.2
15.4
71.2 14.5%
-
気管支鏡検査
解 説
当科では、入院患者さんの半数以上を肺癌が占めています。その肺癌に対して当院では、外科、放射線科と
連携して診断を行っています。診断の結果を踏まえて適切な治療を検討し、患者さんと相談しながら治療方針を
決定しています。かつ、できる限り早期退院を目指しています。
また、肺炎などの呼吸器感染症や間質性肺炎の診断・治療にも積極的に取り組んでおり、必要に応じて入院治
療を行っています。
産婦人科(対象件数 664件)
DPCコード/病名
治療内容
120010xx99x40x 卵巣・子宮附属器の悪性腫瘍
手術なし 化学療法あり
120170xx99x0xx 早産、切迫早産
手術なし 特別な処置等なし
120010xx99x50x 卵巣・子宮附属器の悪性腫瘍
手術なし 化学療法あり(カルボプラチン+パクリタキセル等)
060030xx99x3xx 小腸の悪性腫瘍、腹膜の悪性腫瘍
手術なし 化学療法あり
120180xx01xxxx 胎児及び胎児付属物の異常
手術あり(帝王切開術等)
症例 平均在院日数 平均
数
当院 全国 年齢
転院
率
患者用パス
79
4.6
5.4
60.2
0.0%
-
70
25.9
21
28.9
2.9%
-
43
8.4
5.3
64.1
0.0%
-
42
4.4
7.8
75.4
0.0%
-
41
9.7
10
32
2.4%
帝王切開術
解 説
産科の正常分娩は健康保険の適応とならず自費となりますので、この表には掲載されません。産科主要例は、切迫早
産・既往帝切後妊娠・妊娠高血圧症候群・子宮内胎児発育不良のための母児管理・分娩停止・骨盤位・前期破水・微弱
陣痛などがあげられます。血液疾患、甲状腺、糖尿病、腎疾患など合併症にも対応可能な体制を整えています。
婦人科では子宮癌や卵巣癌などの悪性腫瘍に対して手術療法、放射線療法や癌化学療法など的確な治療方針の決
定と集学的治療を行っています。良性疾患である子宮筋腫、卵巣腫瘍、子宮内膜症などではライフステージに応じた治療
を行っています。
また、骨粗鬆症やホルモン療法など女性ヘルスケアのみならず、女性に特有な心身にまつわる疾患である「女性医学」に
も積極的に取り組んでいます。
眼科(対象件数 595件)
DPCコード/病名
治療内容
短期滞在手術
水晶体再建術・眼内レンズ挿入・その他のもの
020200xx9710xx 黄斑、後極変性
手術あり(硝子体茎顕微鏡下離断術+水晶体再建術) 特別な処置等なし
020160xx97xxx0 網膜剥離
手術あり(硝子体茎顕微鏡下離断術・網膜復位術等)
020180xx97x0x0 糖尿病性増殖性網膜症
手術あり(硝子体茎顕微鏡下離断術等) 特別な処置等なし
020240xx97xxx0 硝子体疾患
手術あり(硝子体茎顕微鏡下離断術等)
症例 平均在院日数 平均
数
当院 全国 年齢
転院
率
511
3.1
-
73.5
0.2%
21
5.5
8.4
69
0.0%
-
14
9.5
11.4
57.4
0.0%
-
9
8
8.9
60.2
0.0%
-
7
7.4
7.7
69.3
0.0%
-
患者用パス
白内障(片眼)当日入院
白内障(両眼)当日入院
解 説
白内障や網膜疾患を中心に、眼科全般の疾患を対象としています。網膜疾患は具体的には、糖尿病網膜症、加齢黄斑
変性、網膜静脈閉塞症、網膜剥離、黄斑円孔、中心性漿液性脈絡網膜症などがあります。
全身疾患に合併した眼疾患を診察することが多く、また白内障手術も全身疾患があり入院での手術を希望される方が多
く、該当科との協力により安全に手術を行えるよう心がけています。
耳鼻咽喉科(対象件数 589件)
DPCコード/病名
治療内容
030230xxxxxxxx 扁桃、アデノイドの慢性疾患
手術あり(口蓋扁桃手術・アデノイド切除術等)
030428xxxxxxxx 突発性難聴
030150xx97xxxx 耳・鼻・口腔・咽頭・大唾液腺の腫瘍
手術あり(咽頭腫瘍摘出術・耳下腺腫瘍摘出術等)
130030xx97x00x 非ホジキンリンパ腫
手術あり(リンパ節摘出術等) 特別な処置等なし
030350xxxxxxxx 慢性副鼻腔炎
手術あり(選択的副鼻腔手術・鼻中隔矯正術等)
症例 平均在院日数 平均
数
当院 全国 年齢
転院
率
患者用パス
92
7.3
8.3
27.3
0.0%
扁桃腺摘出術
84
12.1
9.8
54.8
0.0%
突発性難聴
49
6.8
8.1
57.0
0.0%
耳下腺手術
49
2.9
9.6
62.4
0.0%
頚部リンパ節生検
29
6.9
7.8
49.7
0.0%
慢性副鼻腔炎(全麻)
慢性副鼻腔炎(局麻)
解 説
扁桃炎や副鼻腔炎の症例が多いのは他院と同様ですが、当院では高気圧酸素療法を目的とした突発性難聴の症例が
多いことが特徴といえます。頭頸部癌では機能温存と根治性を考慮し化学放射線療法あるいは手術を選択しますが、手
術では甲状腺癌に対する手術件数が多いことが当院の特徴の1つです。近年、中耳炎の手術にも力を入れており、症例も
増加傾向にあります。
泌尿器科(対象件数 509件)
DPCコード/病名
治療内容
短期滞在手術
前立腺針生検法
110070xx0200xx 膀胱腫瘍
手術あり(膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的)等) 特別な処置等なし
110070xx02020x 膀胱腫瘍
手術あり(膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的)等) 化学療法あり
110310xx99xxxx 腎臓または尿路の感染症
手術なし
11012xxx040x0x 上部尿路疾患
手術あり(体外衝撃波腎・尿管結石破砕術) 特別な処置等なし
症例 平均在院日数 平均
数
当院 全国 年齢
転院
率
146
2.2
-
70.7
0.0%
前立腺生検
55
7.1
7.8
75
0.0%
TUR-Bt
24
7.3
8.5
76
0.0%
TUR-Bt
23
13.1
12.7
75.3 21.7%
21
2.5
2.9
66.4
0.0%
患者用パス
ESWL
解 説
入院症例のほとんどは手術症例ですが、前立腺生検を1泊2日の入院検査で行っていますので、最も多い症例は前立腺
検査目的症例です。前立腺生検は経直腸的に仙骨麻酔下に行っています。次に多いのは膀胱がんに対して経尿道的手
術を行った症例です。体外衝撃波砕石術も一部入院で行っています。
腎臓内科(対象件数 509件)
DPCコード/病名
治療内容
110280xx03x0xx 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全
手術あり(経皮的シャント拡張術・血栓除去術) 特別な処置等なし
110280xx99000x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全
手術なし 特別な処置等なし
180040xx02x0xx 手術・処置等の合併症
手術あり(経皮的シャント拡張術・血栓除去術) 特別な処置等なし
110280xx991x0x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全
手術なし 特別な処置あり(経皮的針生検法)
110260xx99x0xx ネフローゼ症候群
手術なし 特別な処置等なし
症例 平均在院日数 平均
数
当院 全国 年齢
転院
率
142
2.3
7.4
72.2
2.8%
70
11.9
14.1
70.9
5.7%
-
33
2.8
3.4
70.3
0.0%
-
30
4.2
7.7
43.2
0.0%
26
20.3
23.9
71.6
0.0%
患者用パス
PTA当日入院(1泊2日)
PTA当日入院(2泊3日)
腎生検
-
解 説
蛋白尿・血尿にはじまる腎臓病の早期発見と治療、慢性期ならびに急性期の腎機能低下に対する治療、さらには透析導
入ならびに導入後の管理など、腎臓病の初期から末期腎不全期まで幅広く診療に当たっています。主な疾患としては、原
発性糸球体疾患、尿細管間質性疾患、高血圧、糖尿病、膠原病、血液疾患や電解質・代謝異常に伴う全身性腎疾患、
急性腎障害、慢性腎不全、血液透析、腹膜透析です。入院患者数(500例/年)、腎生検数(60例/年)、透析導入数
(60例/年)、シャント拡張術・血栓除去術数(180例/年)は、広島県内の総合病院ではトップクラスです。
循環器内科(対象件数 466件)
DPCコード/病名
治療内容
050050xx99100x 狭心症、慢性虚血性心疾患
手術なし 特別な処置あり(心臓カテーテル法による諸検査)
050050xx0200xx 狭心症、慢性虚血性心疾患
手術あり(経皮的冠動脈ステント留置術等) 特別な処置等なし
050210xx97000x 徐脈性不整脈
手術あり(ペースメーカー移植術・交換術等) 特別な処置等なし
050130xx99000x 心不全
手術なし 特別な処置等なし
050030xx97000x 急性心筋梗塞、再発性心筋梗塞
手術あり(経皮的冠動脈ステント留置術等) 特別な処置等なし
症例 平均在院日数 平均
数
当院 全国 年齢
転院
率
患者用パス
心臓カテーテル検査(足)
82
3.2
3.1
70.6
1.2%
51
5.9
5
70.5
0.0%
44
13.8
12
80
4.5%
32
21
18.5
84.5
3.1%
-
13
14.2
13.5
67.5
0.0%
-
心臓カテーテル検査(手)
ペースメーカー手術(新規)
ペースメーカー手術(交換)
解 説
当科では、狭心症、急性心筋梗塞の患者さんにカテーテル検査・治療を行っております。検査入院はなるべく短期間で
行い、治療入院は年齢、合併症などに応じて、安全に行えるように努めております。心不全の治療においては、リハビリテー
ション、栄養指導など積極的に多職種での治療介入を行っております。永久ペースメーカー植え込みについても、適応ある
場合には患者さんと相談のうえ、年齢、合併症を検討しながら、積極的に行っております。
内分泌・代謝内科(対象件数 330件)
DPCコード/病名
治療内容
100070xxxxxxxx
2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。)
100140xx99x2xx 甲状腺機能亢進症
手術なし 特別な処置あり(I131内用療法)
100060xxxxxxxx
1型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。)
100180xx99000x 副腎皮質機能亢進症、非機能性副腎皮質腫瘍
手術なし 特別な処置等なし
100393xx99xxxx その他の体液・電解質・酸塩基平衡障害
手術なし
症例 平均在院日数 平均
数
当院 全国 年齢
転院
率
203
24.3
15.9
65.3
3.0%
45
3.3
10.2
43
0.0%
25
28.4
15.1
59.4
0.0%
10
10.6
6.9
58.8
0.0%
-
9
10.1
10
76.7
0.0%
-
患者用パス
糖尿病合併症検査入院
(4日間)
(5日間)
バセドウ病アイソトープ治療
糖尿病合併症検査入院
(4日間)
(5日間)
解 説
当院は日本糖尿病学会ならびに日本内分泌学会の認定教育施設となっております。そのため糖尿病、内分泌疾患をご
紹介頂く割合が多く、入院の割合もそういった傾向がみられます。糖尿病は昨年まで合併症の検査、血糖コントロール目的
で入院される方が多かったのですが、H27年度は体調が悪化し(シックデイ)入院されるケースや、外科などでの手術前に
糖尿病の治療を強化する目的で入院されるケースが増えております。内分泌疾患は甲状腺の病気の治療のため、あるい
は副腎の病気の検査のため入院されるケースが多い傾向です。
リウマチ科(対象件数 326件)
DPCコード/病名
治療内容
070560xx99x0xx 全身性臓器障害を伴う自己免疫性疾患
手術なし 特別な処置なし
070470xx99x6xx 関節リウマチ
手術なし 化学療法あり(インフリキシマブ)
070470xx99x5xx 関節リウマチ
手術なし 化学療法あり(トシリズマブ・アバタセプト)
070470xx99x0xx 関節リウマチ
手術なし 特別な処置なし
110310xx99xxxx 腎臓または尿路の感染症
手術なし
症例 平均在院日数 平均
数
当院 全国 年齢
転院
率
患者用パス
119
9.6
18.6
60.2
3.4%
-
44
2.7
2.9
49.3
0.0%
17
606
6.7
65.5
5.9%
-
17
13.6
15.7
68.7
5.9%
-
7
9
12.7
70.6
0.0%
-
レミケード治療(2日間)
レミケード治療(3日間)
解 説
リウマチ科に入院される方は、リウマチ・膠原病に対する検査や治療が必要な方が中心です。その他、リウマチ・膠原病に
対する治療中に感染症などを合併し、その治療のために入院される場合もあります。リウマチ・膠原病は様々な臓器に障害
を起こす可能性があり、場合によっては入院して全身の臓器の詳しい検査を行います。また、重度の病変が見られた場合
には、入院してステロイドや免疫抑制剤、生物学的製剤などの投与を行います。当科では、総合病院である利点を生かし、
リウマチ・膠原病で臓器障害が生じた場合にも、その臓器の診療が専門の医師と連携を取りながら適切に治療できる体制
を取っています。
神経内科(対象件数 323件)
DPCコード/病名
治療内容
010160xx99x10x パーキンソン病
手術なし 特別な処置あり(SPECT・中心静脈注射等)
010160xx99x00x パーキンソン病
手術なし 特別な処置等なし
010110xxxxx40x 免疫介在性・炎症性ニューロパチー
手術なし 特別な処置あり(ガンマグロブリン)
010060x099000x 脳梗塞(JCS10未満)
手術なし 特別な処置等なし
010200xx99x0xx 水頭症
手術なし 特別な処置等なし
症例 平均在院日数 平均
数
当院 全国 年齢
転院
率
患者用パス
45
17.4
22.1
73.1 13.3%
-
23
13.7
19.1
69.7
4.3%
-
19
20.7
20
56.2 10.5%
-
17
13.7
15.9
76.2 29.4%
-
14
8
8.1
78.4
-
0.0%
解 説
神経内科では、大脳から脊髄、末梢神経、筋肉までの病気を診ています。症状としては、物忘れ、けいれん、頭痛、物が
二重に見える、めまい、手足の脱力、しびれ、歩行障害などがあります。 対象となる疾患としては、変性疾患(パーキンソン
病、アルツハイマー病、脊髄小脳変性症など)、脳梗塞、末梢神経障害(多発神経炎、ギランバレー症候群、慢性炎症性
脱髄性多発神経炎など)、筋疾患(多発性筋炎、封入体筋炎など)、てんかん、片頭痛などです。当科では、パーキンソン
病、認知症、脳梗塞、末梢神経障害に対しまして、精査・治療のための短期間の入院を含め、より高いレベルでの診療を
行うように努力しています。
小児科(対象件数 322件)
DPCコード/病名
治療内容
140010x199x00x 妊娠期間短縮、低出産体重(出生時2500g以上)
手術なし 特別な処置等なし
040080x1xxx0xx 肺炎、急性気管支炎、急性細気管支炎(15歳未満)
手術なし 特別な処置等なし
100250xx99100x 下垂体機能低下症
手術なし 特別な処置あり(内分泌負荷試験 成長ホルモン(GH))
130110x1xxx4xx 出血性疾患(その他)(16歳未満)
手術なし 特別な処置あり(ガンマグロブリン)
130010xx97x2xx 急性白血病
輸血あり 化学療法あり
症例 平均在院日数 平均
数
当院 全国 年齢
転院
率
患者用パス
52
6.9
6.2
0
9.6%
-
39
5.6
5.7
2
0.0%
-
29
3.8
4
7.4
0.0%
成長ホルモン分泌刺激
試験
23
6.3
8.7
2.7
0.0%
ガンマグロブリン大量療
法
19
85.5
44.5
4.6
10.5%
-
解 説
小児科では、主として小児白血病の治療を行っています。抗がん剤による化学療法およびその後の好中球減少症に伴う
感染症のコントロールや輸血などの支持療法が治療の主体を占めます。個室にアイソレーターを設置し、無菌管理を行って
います。遠方から入院されるお子さんも多く、また治療間隔をあけることができないので在院日数が長くなる傾向がありま
す。合併症なく病気を治すことが一番の目標です。
2番目に多いのは、肺炎・急性気管支炎などの感染症です。紹介患者さんをできるだけ入院加療したいのですが、ベッド
が無い場合も多々あります。原因精査と原因菌を絞った治療を行い、スムーズに退院できるように努めています。
脳神経外科(対象件数 249件)
DPCコード/病名
治療内容
010060x099030x 脳梗塞(JCS10未満)
手術なし 特別な処置等あり(エダラボンあり)
160100xx99x00x 頭蓋・頭蓋内損傷
手術なし 特別な処置等なし
160100xx97x00x 頭蓋・頭蓋内損傷
手術あり(慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術) 特別な処置等なし
010040x099x00x 非外傷性頭蓋内血腫(硬膜下血腫以外)(JCS<10)
手術なし 特別な処置等なし
010230xx99x00x てんかん
手術なし 特別な処置等なし
症例 平均在院日数 平均
数
当院 全国 年齢
転院
率
患者用パス
53
17.1
18.5
72.7 41.5%
-
26
8.4
7.8
56.1 11.5%
-
22
13.6
10.2
72.2 22.7%
12
20.1
19.7
64.4 41.7%
-
11
4.1
7.2
60.6
-
慢性硬膜下血腫
(穿孔洗浄・酸素置換
術)
0.0%
解 説
脳神経外科では脳卒中(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血など)や頭部外傷などの救急症例をいつでも対応できるよう日常
診療の体制を整えています。脳卒中の急性期治療として、脳梗塞のt-PA静注やくも膜下出血の原因の脳動脈瘤の手術も
早期に行っています。外傷に対しても速やかに手術を含めた緊急治療を施行し、早期よりリハビリテーションを開始していま
す。
皮膚科(対象件数 104件)
DPCコード/病名
治療内容
080020xxxxxxxx 帯状疱疹
080011xx99xxxx 急性膿皮症
手術なし
080007xx010xxx 皮膚の良性新生物
手術あり(皮膚・皮下腫瘍摘出術等) 特別な処置等なし
080006xx01x0xx 皮膚の悪性腫瘍(黒色腫以外)
手術あり(皮膚悪性腫瘍切除術等) 特別な処置等なし
080100xxxxxxxx 薬疹、中毒疹
症例 平均在院日数 平均
数
当院 全国 年齢
転院
率
0.0%
患者用パス
34
9.4
9.1
65.5
18
15.4
12.1
71.6 11.1%
-
11
2.9
4.4
48.2
0.0%
-
4
3
11
84.3
0.0%
-
3
13.3
12
75.7
0.0%
-
帯状疱疹
解 説
全身麻酔や植皮等の手術症例、ステロイド大量投与が必要な症例、その他外来では対応困難な症例等では入院治療
を行っています。主な入院症例は、重症や免疫低下状態の帯状疱疹、蜂か織炎・皮膚膿瘍・壊死性筋膜炎等の細菌感
染症、難治性皮膚潰瘍、皮膚腫瘍です。