CONTENTS 石油開発・石油精製・石油化学

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石油開発・石油精製・石油化学
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時 評 外向きのすすめ …………………………… 北九州市立大学 朝見賢二……165
座談会 通勤について─平常時と災害時─ ……………………………………166
出光興産 阿部幸太,三菱ガス化学 鈴木俊介,
名古屋大学 廣井 悠,丸善石油化学 古川拓郎,
中央大学 鹿島 茂
短期エネルギー需給見通し
─2013 年度までのエネルギー需給予測─
………………………………日本エネルギー経済研究所 八馬利彰・永富 悠・鈴木秀徳……177
2013 年度までの日本の経済,エネルギー需給の予測を行った。また,原
子力をめぐる不確実な状況を踏まえて原子力発電所稼働に関する感度分析
と,産業への影響が懸念される電気料金値上げの影響分析もあわせて行った。
空冷式燃料電池システムを搭載した
電動スクーターの開発状況 ……………………スズキ 松本史郎・髙井善文……185
環境問題とエネルギー問題に対する自動車業界の答えの 1 つとして燃料電
池があげられる。スズキが開発した空冷式燃料電池二輪車「バーグマンフュー
エルセルスクーター」について概説した。
天然ガスを燃料とする環境負荷低減船舶の紹介
………………………………………………………………………三菱重工業 雲石隆司……190
国際的な環境保全・改善への要請,規制は船舶に対しても高まっている。
その挑戦の 1 つとして,以前から使用している重油燃料を天然ガス燃料へ転
換することで環境に対する負荷の低減を図った船舶を紹介した。
ブタジエン製造のための触媒技術
─脱水素反応と酸化脱水素反応─ ……………………………埼玉大学 三浦 弘……205
ブタジエンの製造法に関わる触媒技術について,ブテンを原料とする脱水
素と酸化脱水素,ブタンを原料とする脱水素と酸化脱水素の 4 つの反応で,
実施例をあげながら解説した。
強度調整可能な塩基点をもつシリカ系多孔質触媒の
合成と炭素-炭素結合形成反応への適用
………………………………………………… 東京大学 小倉 賢,花王 杉野弘太郎……211
一般的には酸触媒として有用なシリカ系多孔質物質に塩基性質を賦活し,
炭素-炭素結合形成反応へ適用し,その構造特性の利用を検討した。塩基点
環境の制御,塩基性度の調整などが,比較的容易な方法で可能となってきた。
公益社団法人 石油学会
MAR. 2013 VOL.36 NO.3
石油精製触媒の最新動向(第 8 回)
重質油アップグレーディングプロセスと触媒
…………………………… Axens ステファン・クレトン,デルフィン・レ・バース,
ガエトン・ゴーメロン……219
重質油のアップグレーディングは,より重質な原油を処理するため,ある
いは,よりクリーンな燃料油を製造するうえで重要な技術である。残渣油アッ
プグレーディングプロセスの概要と最適な触媒について紹介した。
目次裏統計 世界の石油精製設備推移…………………………………………………目次裏
環境豆知識
(71)PET ボトルの回収率 …………………………………………………176
新刊紹介
御園生 誠・小島 巖・片岡俊郎 著『絵でわかる自然エネルギー』 ………………………………………………… 昭和シェル石油 熊谷 峻……183
笑いを憂える…………………………………………………… 津田謙二……184
辛口放談
海外事業所紹介
(21)出光ケミカルズ U.S.A. デトロイト事務所 ………………………………… 出光ケミカルズ U.S.A. 小林亮一……197
よく遊び,よく学び,よく働け………………………… 日揮 鈴木孝一……200
Debutant
トピックスニュース
今月の一口メモ
…………………………………………………………………………201
帰宅困難者,HAZID,エチレンセンター,MFI……………………204
英語酒飲み話
2
老兵は去って行く
……………………………………… 尾崎博己……210
趣味談議
バスケットボール ………………………………………………………………218
ふるさと自慢
単位の話
福岡県(福岡市),埼玉県(幸手市) …………………………………225
(2)メートル条約の話………………………産業技術総合研究所 臼田 孝……226
石油燃焼機器
(5)石油給湯機…………………… 日本ガス石油機器工業会 穴田和喜……231
JPIJS だより
コロキウム「若手の集い」報告 ……………… 京都大学 室山広樹……235
Journal of the Japan Petroleum Institute 第 56 巻第 2 号掲載論文 …………………………236
弔辞 故 澁澤芳雄先輩を偲んで………………………………… 元・コスモ石油 南谷 弘……238
学会の窓………………………………………………………………………………………………239
イラスト:トモ,表紙デザイン:野田澄男,レイアウト:AAC ㈱