第23号 - 伊豆市立修善寺南小学校

伊豆市立修善寺南小学校
学校だより
:住所:
伊豆市柏久保449
:電話番号:
南の子だより
遊び=運動(体力作り)=社会性づくり
0558-72-0149
平成28年9月14日 発行
第23号
修善寺南小学校長
手島雅恵
新しい遊具に群がる子どもたち。この笑
顔!何とも嬉しそうではありませんか。
夏休みのある日、習い事の習字を終えたあとなのか、
その道具を抱えた一人の男の子が職員玄関前に息せき切
って走ってきました。私が「何かあったの?」と尋ねる
と「新しい遊具が来たって友だちから聞いたので、見た
くて急いできました」という返事でした。「まだ使えない
けれど見てきてもいいですよ」と私が言うと、一目散に
肋木の所まで行き、満足げな顔で肋木を眺めていました。
子どもたちにとって新しい遊具は好奇心を刺激する魅力
的なものであることを改めて感じた瞬間でした。新しい
遊具で遊べることが待ち遠しくてしかたがなかった子ど
もたち…解禁になったその日から肋木と登り棒は子ども
たちの人気者になりました。肋木のてっぺんから「校長
先生!」と声をかけてくれる子どもたちに癒やされてい
る毎日です。上から見える校長室の眺めはどのように子
どもたちには映っているのでしょうか。
さて、南小では外で元気に体を動かす「外遊び」を奨
励し、目標の一つにしています。ドッジボールをしたり、
鬼ごっこやジャンピング台を使っての縄跳びをしたり、
遊具を使って遊びを構想しながら楽しんだりと自分たち
のルールを守って、めいっぱい体を動かしている子ども
たちは遊びを通していろいろなことを身につけているの
です。大阪青山大学健康科学部子ども教育学科准教授の
村田トオル先生は「子どもにとって遊びが運動です。遊
びを言い換えると自己決定に基づく活動で、子どもが自
ら『これしたい!』という内発的動機による意欲あふれ
る活動です」とおっしゃっています。そして、特に外遊びの効果として、以下の点をあげ
ています。
○社会性の強化、メンタルヘルスの改善、ストレスへの対処方法や回復力を高めること
創造性・集中力の強化、学力への効果
子どもたちは遊びの中で友人との軋轢を経験することがよくありますね。それが大事な
んです。大人の関与がない中で、自分たちでルールを確認したり、お互いの話合いで解決
したり、時にはそれらを回避する術を学んだりと社会性を培う大切な機会になっています。
もちろん運動量を考えても十分な体力作りや集中力を生み出すことにもつながります。
南小の子どもたちは「よく遊び、よく学び、賢い子どもに成長」をしていってほしいで
す。そのために遊ぶときは大いに外遊びをさせ、勉強するときにはがっちりと取り組ませ
ていくというメリハリをつけた指導を今後も推進していきます。
-1-
着々と技が完成。
本番はどんな演
技なのかな?
保護者の方からのご 意見・感想
( 年
) ( 組
) (
児
( 童名
授業での笑顔が実にいい!
)
)
-2-
「ヤーレン、ソー
ランソーラン…」
と力強い動き!
子どもたちは授業の中で
様々な表情を見せます。で
きたときの達成感の笑顔、
ペア学習で友だちとのやり
とりを楽しんでいる表情な
ど、こうした表情をきちん
と出せるような授業づくり
を工夫しています。
高学年 「ソーラン組体操」
朝や昼休み応援団を中心に応援練習の
大きな声が響いています。赤組も青組
も替え歌やちょっとしたパフォーマン
スを取り入れ、それぞれの色の特色を
出しています。また、昼休みにはクラ
スごとに種目練習に意欲的に取り組ん
でいる姿も一つの向かっていく心のつ
ながりを感じます。
「 もっ とこ うい う大 きい 動き にした 方がい
いよ。順番は確認した?」
「頑張って支える
よ 」と いう 声が 子ど もた ちの 会話 の中から
聞 こえ てき ます 。胸 が熱 く なりま す。運動
会での成長がますます楽しみです。
おーい、待ってよ!
難しい、足があわ
ないよ。