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平成25年度政策課題研究<四王寺塾>第2班「定住対策の取り組み」
WHY
~なぜ、定住対策が必要なのか~
誇れるふるさと。未来のふるさと。
― 「最高の子育て支援」と「最高の教育環境」による定住対策 ―
WHAT
~なにが、定住対策に必要なのか~
1 定住対策の背景
1 定住対策の現状と分析
○人口減少社会の到来
1億2,808万人(2008年)
○住宅支援
金銭面での住宅支援・空き家バンク
定住に直接つながる施策、容易 ⇔ 多大な費用、効果が一時的
8,832万6千人(2050年)
→少子高齢化の急速な進行(未婚化、晩婚化、晩産化の進行)
○子育て支援
金銭面での子育て支援・サービス面での子育て支援
即効性あり、転入増の実績 ⇔ 多大な費用、縦割り行政に不向き
○就労支援
既存の雇用を活用・雇用の創出
定住に直接つながる施策 ⇔ 効果が一時的、企業の採算性重視
○交流支援
情報発信・郷土愛の醸成
定住促進の実績、経済波及効果 ⇔ 時間がかかる
HOW
~どうやって、定住対策を行うのか~
モデル:大都市に隣接する人口4~5万人規模の都市
(雇用が確保されている状態)
将来像
誇れるふるさと。未来のふるさと。
数値目標
2030年までの人口減少率
0%
基本目標
「最高の子育て支援」子育て負担感20%減!
「最高の教育環境」学力日本一!
1 最高の子育て支援
金銭・現物給付 < 郷土愛の醸成(ソフト事業)
○三大都市圏への人口集中とそれ以外の地域の過疎化の進行
→理想と現実にギャップ
2 人口減少が社会に及ぼす影響
○プラス面
❶ 資源・エネルギー消費の減少
❷ 環境負荷の低減
プラス面を好機と捉え
マイナス面を縮小する
定住対策を講じる必要
○マイナス面
❶ 地方自治体財政の悪化
❷ 地方自治体行政の非効率化
❸ 社会インフラの縮小
❹ 教育環境の悪化
❺ 地域経済の悪化
❻ 社会資本の効用低下
❼ 集落機能の低下・地域のアイデンティティの喪失
→地域間競争の激化
→限られたパイの奪い合い
定住対策に必要なのは⇒
他のまちと比較して優位であること <
「まちの魅力」そのものを高めること
2 政策の方向性( 課題解決型 < 未来創造型 )
○ターゲット
子育て世代
→転出率が最も高い年齢層
→生産年齢人口の増加及び自然動態のプラス維持
→税収増・消費の拡大
○子育て世代のニーズ
→教育(子どもを育てていく)環境が整っていること
→仕事と生活・育児の両立
提言1
ママと社会をつなぐ「ママカレッジ」
~子育てママの自分の時間づくり~
・子育てママが育児から一時的に放れることができる時間づくり
・復職・再就職を意識したビジネスクラス
・子育てや趣味の知識を学びたいサークルクラス
提言2
パパカメラコンテスト
~育児をしない男を、父とは呼ばない。~
・男性の育児参加のきっかけづくり
・イクメンカメラマンによる写真・動画コンテスト
・入賞作品を地方自治体のPRポスターとして使用
2 最高の教育環境
子育て支援 と 教育環境 の整備
3 先進地視察
○大分県豊後高田市
→学びの21世紀塾事業による教育水準の向上
→NPOと地域、行政の連携による子育て支援の充実策
○NPO法人チルドリン
→ママコミュニティの形成による子育ての相互支援
○千葉県流山市
→情報発信による「まちのブランド化戦略」
提言3
学ばナイト★
~夜の学校を活用しナイト~
・補習授業による学力向上(教職OB、地元大学生等)
・家庭の経済的負担の軽減
提言4
郷育―未来への投資―
~地域の力で郷土愛を醸成し、将来の定住へ投資する~
・地域の文化・芸能等による郷土愛の醸成(地域ボランティア)
提言5
キッズ・アサーティブ・トレーニング
~私も良くて、あなたも良い~
・自分も相手も尊重できる子どもを育てる
・義務教育期間全体を通したアサーティブ・トレーニングの導入
・定住促進の呼び水へ