ABB、ジルコニア式微量酸素計を発売

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2005年1月14日
ABB、ジルコニア式微量酸素計を発売
(ABBジャパングループ発表) 電力技術とオートメーション技術のリーディングカンパニーであるABBは、
コンパクトサイズで高感度なジルコニア式微量酸素計ZO23を、日本法人のABB株式会社(本社=東
京都渋谷区、社長=鈴木勇)から日本市場で発売します。同酸素計は、各種ネットワークへの接続性
に優れた連続式ガス分析計AO2000シリーズの一環です。
検出素子にジルコニア(酸化ジルコニウム)製センサーを使ったこの微量酸素計は、特に空気分離装
置の各種純ガス中酸素の測定に最適です。同センサーは、0∼1ppmの最小測定範囲で正確な測定
が可能。ガス貯蔵庫内の工業ガスの品質管理や、ガス雰囲気の監視にも適しています。測定セルに
不活性なプラチナ電極を使用することで、少量の可燃ガスがあっても測定可能になりました。
また、従来の製品を超える長寿命も特徴のひとつです。特許申請中の内部機能自己診断機能が、動
作中のセルの機能をチェックします。この自己診断機能は、手動でも、プログラムによって周期的にも
実行することができます。
ABBの連続式ガス分析計AO2000シリーズの筐体には、ZO23モジュールを最大2つ格納できるよう設
計されています。同システムには、バス接続によっていろいろな種類の分析計を統合することが可能。
複数の測定点で同時測定を実現する極めてコンパクトなソリューションを提供します。
測定値やステータス信号、内部の保存メッセージはデジタルインターフェースで転送することができま
す。Profibus DPを介した基本的なシリアルModbus接続から、OPCサーバーとのEthernetによる直接接
続まで、あらゆるネットワーク規格によるプラント制御システムへのインテグレーション接続が簡単に実
現できます。
AO2000シリーズはモジュール設計思想を採用した最も完成度の高いガス分析計ラインナップです。
電気化学式酸素セルから、さまざまなフォトメータ、さらに直接挿入型レーザー式ガス分析計まで、あら
ゆる最新の測定方法を、共通の構造と操作思想に基づく単一のシステムにより提供します。
ABB(www.abb.com)は世界 100 カ国以上に 103,000 人のネットワークを擁する電力とオートメーション
技術のリーディングカンパニーです。環境負荷を最低限に抑えながら業務効率を最適化するソリュー
ションの数々を、産業界と公益事業の皆さまに提供しています。
詳細は ABB グループのウェブサイト(www.abb.com/analytical)(英語)をご覧いただくか、下記までお
問い合わせください。
本件に関するお問い合わせ先:
ABB株式会社
広報部 外川美穂(とかわ みほ)
Tel: 03-5784-6254 Fax: 03-5784-6274
[email protected]
〒150-8512 東京都渋谷区桜丘町26-1 セルリアンタワー
www.abb.co.jp