close

Enter

Log in using OpenID

2012年度 春版 環境報告書 - アイシン・エィ・ダブリュ株式会社

embedDownload
アイシ ン・エ ィ・ダ ブ リュ
環境報告書
2 0 12
AISIN AW ENVIRONMENTAL REPORT
AISIN AW
ENVIRONMENTAL REPORT 2012
春版
2011年 秋版に対して、2011年度の環境 パフォーマンスデータを
更新し、活動実績をタイムリーにお伝えします。
製品や活動内容の詳細については秋版(10月発行)で
報告する予定です。
AISIN AW ENVIRONMENTAL REPORT 2012
CONTENTS
ご あ いさつ
1.
環 境 マ ネ ジメント
04
1.1. 経営理念・方針
04
1.2. ISO14001国際規格への対応
07
1.3. 環境教育
08
1.4. 環境会計
09
設 計・開 発 の 取 り 組 み
10
2.1. オートマ チックトランスミッション
10
2.2. A / T 用 E C U(コントローラー )
11
2.3. ナビ ゲ ーションシステム
12
2.4. E V・ハ イブリッド 車 用 駆 動 システム
14
2.5. 環 境 負 荷 物 質 使 用 量 低 減 の 取り組 み
17
2.
3.
生 産 の 取り組 み
18
3.1. 生 産 工 程 へ の 取 り 組 み
18
3.2. 物 流 の 改 善
22
3.3. リ マ ニ ュファ ク チャリング 活 動
23
3.4. 省 エ ネル ギ ー
24
3.5. 廃 棄 物 低 減 と ゼ ロ エ ミッ シ ョン の 推 進
26
4.
環境保全活動
30
4.1. 仕 入 先・グル ープ 企 業 との 連 携
30
4.2. 化 学 物 質 管 理
32
4.3. 土 壌・地 下 水 問 題 へ の 対 応
34
4.4. 大 気
35
4.5. 水 質 保 全 活 動
36
4.6. 騒 音
38
4.7. 緑 化
39
5.
社会貢献活動
42
環境データ
44
会社概要
50
02
AISIN AW ENVIRONMENTAL REPORT 2012
ご あいさつ
「環境報告書2012年度春版」をお届けするにあたり、一言ご挨拶申し上げます。
昨年度は東日本大震災の余燼も冷めやらない中での夏の紀伊半島豪雨、秋のタイ
王国での洪水など、大自然の猛威を思い知らされた一年でした。罹災された皆様、その
ご家族の方々に心よりお見舞申し上げます。
さて、その様な環 境の中で、アイシングループ全 体で第五次環 境 取 組プランを
設定し、目標達成に向けての活動を開始しました。上述の影響で生産台数が大幅に
変動する中で、省エネルギー、廃棄物低減、化学物質低減等の諸活動で初年度目標を
達成することができました。この実績は本文で是非ご確認下さい。
また、弊社の製品であるところのオートマチックトランスミッション及びカーナビゲー
ションシステムの開発・設計・生産を通じての環境保全への貢献もこの第五次環境
取組プランを皮切りに様々な行動目標を定めて取り組んでおります。この活動の詳細に
つきましては秋頃までに皆様へご報告いたします。
弊社は経営理念の一つに「自然・社会との調和」を掲げ、良き企業市民として、
様々な活動を通じて社会へ貢献してまいります。
最後ではございますが、本報告書を通じて、弊社の環境保全への取組みをご理解
頂くとともに、皆様の率直なご意見を頂ければ幸いです。
2012年6月
取締役社長
03
1. 環境マネジメント
AISIN AW ENVIRONMENTAL REPORT 2012
1. 環 境 マ ネ ジ メント
1.1
経 営 理 念・方 針
自然・社会との調和を目指した企業活動
「 品 質 至 上 」の 経 営 理 念 のもと「 自 然・社 会との 調 和 」を 達 成 する為 に、
「 環 境 方 針 」を 定 め、
全 員 参 加 で環境保全活動に取り組んでいます。
働く人々の満足
自然・
社会との
調和
お客様の
満足
品質至上
私 たちは人材こそ、かけがえのない最も大 切な資産であり、企業の活力の源泉と考えます。
私たちは人材を通してお客様や社会に貢献し、企業の発展と働く人々の幸せを実現することを基本とします。
自 然 ・社 会 と の 調 和
私 たちはグローバルに活動を展開する企業として、国際社会のルールや各地域の文化を尊重し、
誠 実 で自 覚のある「良き企業市民」として行動し、国際社会・地域社会との友好的関係を築くと共に、
事 業活動のあらゆるプロセス 、商品を含めて「自然・環 境との調和」を目指します。
環境方針
1. 開発から販売に至る企業活動に適した環境マネジメントシステムを構築し、本方針に基づ いた
目的および目標を設定し、計画的な実践と見直しにより、環境マネジメントシステムの継続的改
善を進める。
2. 国 、地 方 公 共 団 体 の 環 境 に関 する規 制( 法 規 制 、公 害 防 止 協 定 等 )及 び 当 社 が 同 意 するその 他
の 要 求 事項を遵 守し、汚染の予防活動を展開する。
3. 資 源 、エネルギーの有効活用、環境負荷物質低減を図るための活動を実施する。
4. 環 境 方 針を文書に定め、全従業員に周知徹底し実 行を促す。
5. 環 境 方 針を含 め、環境保全活動を公開する。
04
1. 環境マネジメント
AISIN AW ENVIRONMENTAL REPORT 2012
2011年度環境取り組みプラン達成状況
2011年は、2011年環境取り組みプランに沿い年度計画を策定し活動を推進してきました。各項目
取り組み方針に基づき活動し、その結果全ての項目で目標を達成することが出来ました。詳細は、以下
をご参照ください。
区 分
低炭素社会の
構築
循環型社会の
構築
項 目
取り組み方針
2011年度目標
2011年度活動結果
評価
・省エネ活動の徹底
・温室効果ガス排出量の低減
[売上あたり原単位]
・省エネ認定制度を軸とした既存設備及び
新設設備への確実な省エネの盛込み
・原動設備小モジュール化構想の検討と展開
2001年度比
▲30.4%
2001年度比
▲31.6%
○
・輸送効率の追求
・CO2排出量の低減
[売上あたり原単位]
・物流のムダロス削減
・他社混載物流推進
2006年度比
▲6%
2006年度比
▲8.1%
○
・廃棄物の3R活動推進
2003年度比
▲24%
2003年度比
▲42%
○
・スクラップ量の低減
・加工切り粉量の低減
・部品廃却不良の低減
2009年度比
▲3%
2009年度比
▲8.3%
○
・廃棄物の抑制
・防錆袋廃止の横展
・荷姿改善
2006年度比
▲6%
2006年度比
▲24.6%
○
・製品含有化学物質の
把握/管理/低減
・鉛フリー化の推進(欧州ELV指令対応)
・PFOAフリー化の推進(米国規制対応)
・デカBDEフリー化の推進(米国規制対応)
代替材の開発/
切替
代替材の開発/
切替
○
・生産における
化学物質管理強化と
環境への排出低減
[ハイブリッドユニット
台数当たり原単位]
・ハイブリッドユニット生産時の
スチレン排出量低減
2008年度比
▲37%
2008年度比
▲48.9%
○
・排出物低減
・資源の有効利用
[台あたり原単位]
・排出物低減
[売上あたり原単位]
自然共生社会の
構築
05
1. 環境マネジメント
AISIN AW ENVIRONMENTAL REPORT 2012
推進体制
環境方針を具現化するために、方針管理のしくみのなかで職制活動として展開しています。事業
活 動 の 中で特 に重 要な項 目 に対して、環 境 委 員 会 の 各 分 科 会 で重 点 的 に審 議 する体 制をとって
います。また、AWグループとして活動を展開するために、情報を共有化しています。
経営理念
長期計画ビジョン
長期経営計画書
環境方針
1ケ年経営計画書
環境委員会
目的・目標
運営委員会
年度目的・目標
全社監査
年度環境活動計画
エネルギー分科会
廃棄物・リサイクル分科会
材料ロス低減分科会
化学物質低減分科会
物流合理化分科会
製品環境負荷物質低減分科会
職制活動
AWグループ
部業務実施計画書
内部環境監査
情報の共有化
(国内&海外グループ)
活動の展開
国内グループ向け
環境目標ガイドライン
(生産会社・非生産会社)
効果の確認
06
1. 環境マネジメント
AISIN AW ENVIRONMENTAL REPORT 2012
1.2 ISO14001国 際 規格への対応
環境保全への取り組みをより強固にするために、
また、透明性を確保し信頼性を高めるために
ISO14001国際規格の認証を全社一括で取得しました。
ISO14001国際規格の認証取得状況
アイシン・エィ・ダブリュ株式会社として全部門を対象に1999年7月24日に認証取得しました。
本社工場、工機部、試作部(共に安城市)、岡崎工場、岡崎東工場(共に岡崎市)、田原工場(田原市)、
蒲郡工場(蒲郡市)、オーキス・ジャパン株式会社(高浜市)の8サイトが含まれています。
ISO14001登録証
内部環境監査
経営層
環境管理責任者
見直し実施
結果報告
ISO14001
推進事務局
年間計画書
監査実施
監査チーム
監査結果集約
全部門
是正実施
全部門を対象に年1度以上の頻度で内部環境監査を実施し、
環境マネジメントシステムが適切に実施されているかをチェックしています。
有効性重視監査を2005年度から取り入れ、改善の機会を積極的に発掘し改善につなげています。
07
1. 環境マネジメント
AISIN AW ENVIRONMENTAL REPORT 2012
1.3 環 境 教 育
環境保全活動を支える最も大切なものは人材であると考えています。環境保全のためには社員
一人ひとりが環境問題を認識し、それぞれの役割を自覚し全社員で取り組むことが重要です。
社員一人ひとりの力を成果に結び付けるために環境教育を継続的に行っています。
環境教育体系
対象者
主な内容
環境保全の基礎知識
新入社員
アイシン・エィ・ダブリュの環境方針
ルールを守ることの重要性
環境問題
新任管理監督者
環境管理の進め方
階層別の役割・責任・権限
運転と点検
メンテナンス
環境重点設備従事者
異常・緊急時の処置内容
環境重点設備従事者:環境に大きな影響を与える可能性のある設備や活動に従事する人
内部環境監査員教育
人数
900
850
内部環境監査員教育修了者数推移
823
800
763
750
700
687
650
628
600
550
548
500
441
450
400
460
382
350
332
300
250
200
175
150
127
100
50
0
230
211 223
18
1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 年
環境マネジメントシステムの運用状況を確認する上で、内部環境監査が重要です。
また、環境マネジメントシステムを効果的に運用する上で、運用の鍵となる要員が内部環境監査
員相当の力量を持つことが有効です。
私たちは、内部環境監査員の養成を継続的に行い、環境マネジメントシステムの継続的な向上
に努めています。
08
1. 環境マネジメント
AISIN AW ENVIRONMENTAL REPORT 2012
1.4 環 境 会 計
環境会計は、事業活動に起因する環 境 負 荷を低 減 する目 的で支 出した『 環 境 保 全コスト』と
その活動により得られた『環境保全効果(物量効果・経済効果)』
を把握し、環境保全への取り組み度
を評価するものです。
2011年の環境保全コストは67億円となりました。
これは売上高の約1%に相当します。
また、環境保全効果(経済効果)は18億円となりました。
今後も積極的な情報開示を進めるとともに、環境経営の視点からより効果的な経営管理ツール
としてのレベルアップを図り、環境保全活動の効率化に繋げていきたいと考えています。
また、連結
対象グループ会社との『連結環境会計』を積極的に導入していきます。
環境保全コスト
項 目
金 額
1.事業エリア内コスト
大 気・水質・土壌 汚 染など の 公 害 を 防 止するた め のコスト
省エネのためのコスト
リサイクル、廃 棄 物 処 理 の た めのコスト
17億円
2.
上・下流コスト
製品の回収・再 商 品 化 の 費 用 、梱 包 材 のリサイクル 費 用
15億円
3.管理活動コスト
EMS運用、環 境 教 育 、環 境 負 荷 の 監 視 測 定 費 用など
4.研究開発コスト
環境負荷低減の た め の 研 究 開 発 費
5.
社会活動コスト
自然保護、緑化など
6.
環境損傷コスト
環境汚染の修復 費 用など
1億円
32億円
2億円
− 総計
67億円
環境とそれ以外の目的を明確に区分することが難しい設備投資や研究開発費などは一部推計を交えて算出
しております。
環境保全効果
項 目
地球温暖化防止効果
廃棄物低減効果
主な取り組み内容
CO 2原単位の 低 減
廃棄物総排出 量 の 低 減など
確 実な 根拠に基づいて算出できる「実質効果 」の みに限 定して算出しております。
09
経済効果
18億円
2. 設計・開発の取り組み
AISIN AW ENVIRONMENTAL REPORT 2012
2. 設 計・開 発 の 取 り 組 み
2.1
オ ート マ チックト ランス ミッション
私 たちは、オートマチックトランスミッションの 専 門メーカーとして、A /T、CVTのライン
ナップ化を推 進し、低 燃費技術の開発や採用に積極的に取り組んでいます。
A/Tでは、※ FR、FF用に加速性能と燃費の向上を両立する6速A /Tを量産しています。トヨタ、
フォルクスワーゲンをはじめ、全31顧客(2011年 8月現在 )に納入されており、車両燃費向上
に貢献しています。また、2006年には世界初のFR用8速 A / Tを量産化し、高級車(レクサスL
S460に搭載 )にふさわしい加速性能と燃費の向上に貢献しています。
CVTでは、クラス最軽量、最小を達成するだけでなく、
“クラストップレベルの低燃費”を達成
するため、
「ロックアップ領域の拡大」や「ニュートラル 制御」などを織り込み、車両燃費を大幅
に向上しています。
※FR:後輪駆動車、FF:前輪駆動車
A/Tでの取り組み(レクサス LS460向け 8速A/Tの場合)
※Lepelletier方式に基づく
●燃費
●ギヤ比
トータル
ギヤ比
2
5速
A/T
0.582
A/T
6
7
8
2.180
3.357
3速
2速
1速
1.000
1.348
1.958
1.231
1.
863
0.824
0.685
1.000 1.464
8速
(10・15モード)
9 10 11 12131415
1.424
4速
0.725
5
2.
724
+2.2% 9.1km/L
+8.5% 8.
9km/L
デフ比
3.
266
3.296
6速
A/T
新8速
4
0.753 1.000
従来5速
従来6速
3
4.
596
7速
8.
2km/L
デフ比
3.615
デフ比
2.937
従来5速A/T
2002年式
セルシオ 4.3L
8速化により、従来A/Tに対しワイドレンジかつクロスレシオな
ギヤ比設定が可能で、加速性能・燃費の向上に貢献しています。
従来6速A/T
2003年式
セルシオ 4.3L
新8速A/T
2006年式
LS460 4.6L
CVTでの取り組み(トヨタ ヴィッツ向けの場合)
●小容量CVTの構造
新開発トルクコンバータ
●燃費
Nm
km/l
約4%向上
従来CVT
ロックアップ
ON領域
約6%低減
良い
新開発バブルボデー
●損失トルク
良い
高効率オイルポンプ
スロットル開度
低フリクション摩擦材
●ロックアップ領域
従来A/T 従来A/T
スリップ
ロックアップ
制御領域 ON領域
スリップ制御領域の拡大
車速
従来CVT
新型CVT
(入力回転数:1300rpm)
従来CVT
新型CVT
(10・15モード燃費)
・新開発トルクコンバータとバルブボデーにより、
発進直後からロックアップスリップ制御を開始し、
ロックアップ領域を拡大させることと、
各部の損失を約6%低減させることで、
従来のCVTに対し4%の燃費向上を図っています。
・さらに
「アイドルストップシステム」
を取り入れることで、
"26.5km/L (10・15モード) "を達成し、
車両燃費向上に貢献しています。
10
2. 設計・開発の取り組み
AISIN AW ENVIRONMENTAL REPORT 2012
2.2
A / T 用 E C U( コ ント ロ ー ラー )
自動車の高機能化、高性能化が急速に進められる中、A/T用ECU(コントローラー)
も高度な
技術を開発しています。多段化(8速など)や新制御技術開発を通じて燃費向上に貢献するだけ
でなく、ECUの小型・軽量化を推進し、原材料の低減を図ると共に、製品設計の共通化を進め、
生産工程で使用する治工具の低減・簡略化にも取り組んでいます。
また、ニュートラル・セ ーフティ・ス イッチ( N . S . S W )一 体 E C Uは 、A / T のメカ ニ カル 部 品
であるニュートラル・セーフティ・スイッチとA/T用ECUを一体化し、原材料を低減するだけでなく、
車両 ハーネスの長さ、重量の低減を図り、燃 費 の 向 上 にも貢 献しています。
ECUの小型・軽量化
面積
質量(重さ)
治工具(数)
−60%
−79%
−61%
従来
新ECU
従来
新ECU
従来
従来ECU
新ECU
新ECU
ニュートラル・セーフティ・スイッチ
(N.S.SW)一体ECU
車両ハーネス長
A/T−A/T ECU間、
車両−A/T ECU間の
ハーネスを大幅に削減
−65%
従来ECU
A/T用ECUとN.S.SWの一体化
※Lepelletier方式に基づく
11
従来N.S.SW
従来
N.S.SW
一体ECU
2. 設計・開発の取り組み
AISIN AW ENVIRONMENTAL REPORT 2012
2.3
ナビ ゲ ー ション システム
カーナビゲーションシステムの仕組み
ナビは、衛星から送られてくる電波を受信し、自動車に取り付けられたいろいろなセンサーからの
情報をもとに自車の位置や方向を特定して案内します。
GPSアンテナ
ディスプレイ
GPSレシーバー
方位センサー
車速センサー
ナビゲーション
コンピュータ
地図データ
●SDカード
●HDD
●DVD-ROM
●CD-ROM
環境負荷物質の低減
ボイスナビゲーション用コンピュータの開発では、新規採用部品は環境に負荷を与える物質を
含まない部品を選択して進めています。
使 用 中 の 部 品 につ いても、該 当 する物 質を含む 部 品 があ れば、環 境 負 荷 物 質を含まない部 品
へ の 代 替 化を積極的に進めています。
6価クロムフリー化は、2006年末に切替対応を完了しました。
また、はんだの鉛レス化については、
車載用という厳しい環境下でも信頼性を十分確保出来るものへの切替の評価・検討を行い、2004年
春に、一部の新製品で量産化を実現できました。2005年夏からは、全ての新製品で、電子制御基板の
はんだは鉛レスとなっています。端子メッキ中の鉛レス化についても切替を推進し、2006年に対応
可能となりました。2007年より、対応を実現した新製品を供給しています。※VOC低減に配慮した
製品も、評価・検討しています。
※ VOC:揮 発 性 有 機 化 合 物( Vol a ti l e Or g a n i c C o m p ou n ds )
迷走・渋滞回避による燃費向上の支援
ボイスナビゲーションは、目的地に最適ルートで到達できる点で、総合的な燃費向上に貢献して
います。迷走することによる無駄な燃料消費を避けることができます。また、道路交通情報システム
(VICS)に対応した機能を盛り込む事により、渋滞回避による燃費向上を図っています。
12
2. 設計・開発の取り組み
AISIN AW ENVIRONMENTAL REPORT 2012
地図自動配信による燃料使用量低減
目的地に到着するまでの距離が短くなれば、使用する燃料の量を減らすことができ
ます。道 路は 日 々、変 更されており、新しい近 いル ートをすぐに利 用 できれば 良 いの
ですが、従来のカーナビゲーション 用 地 図 の 更 新は 、年 2 回 の 更 新 版 の 情 報 の 発 行
に限られていました。
そこで、主 要 道 路 や 自 宅 、及 び 目 的 地 周 辺 の 道 路 変 更 部 分 の 地 図 差 分 データを、
携帯電話等を通じてカーナビゲーションへ自動的に配信する機能を新規に開発し、
2007年3月から運用を開始しました。
これにより、高速道路・有料道路は新規開通後最短7日、その他の道路も、従来の更新
よりも短期間で案内に使用することができるようになりました。
●地図更新イメージ
差分データをナビゲーションのデータベースに反映
変更前
変更後
ルート検索反映後
例えば、弊社岡崎工場⇒京都のルート案内では、開通後1週間以内に配信された新名神の地図
データにより、201Km⇒166Kmと35Km短いルートの案内が可能になりました。
●新名神開通前
●新名神開通後
13
2. 設計・開発の取り組み
AISIN AW ENVIRONMENTAL REPORT 2012
2.4
EV・ハ イブリッド車 用 駆 動システム
私たちは、
EV用、ハイブリッド車用駆動システムの開発によって、自動車の排気ガスの減少、
燃費の向上をはかり、将来に向けた環境にやさしい車作りで社会に貢献します。
使用エネルギー比較(10・15モード)
ガソリン車
100
ハイブリッド車
62
EV(電気自動車)
34
0
使用エネルギー
(指数)
私たちはAT専門メーカーの経験・ノウハウと最新のモーター技術を融合させ、
コンパクトで高効率
なEV用駆動システム、ハイブリッドシステムを開発してきました。
EV駆動システムとしては、1986年の4輪ホイールモーター車の開発に始まり、1993年にはトヨタ
自 動 車 殿 のクラウンマジェスタEVに、1 9 9 8 年 には 同じく超 小 型EV
「e・com」に採用されました。
また、2000年にはトヨタ車体殿から市販されている一人乗りEV「コムス」の駆動システムとして使わ
れています。
近年注目されているハイブリッド車用駆動システムとしては、2モータハイブリッドシステムFF用を
4機種、
FR用を2機種生産しています。
14
2. 設計・開発の取り組み
AISIN AW ENVIRONMENTAL REPORT 2012
超小型EV用駆動システム(トヨタ「e・com」に採用)
「e・com」は 近 距 離 利 用 に限 定したコンパクトボ
ディサイズの2人乗りEVコミュータです。先進のITS
(高度道路情報システム)
と組み合わされ、地域で共同
利 用 する都 市 型 新 交 通 システム「 クレヨン 」として、
1999年より50台余りの「e・com」が豊田地区で運用
されました。また、2000年12月からは京都地区でも
パブリックカーシステム の 実 用 実 験として、2 0 台 が
運用されました。
この駆動システムは超小型モーターとカウンター
クレヨン デポで充電中の
「e・com」
ギヤ減速機、デフギヤをコンパクトに一体化し、超小
型車でも十分搭載可能としました。
超小型EV用駆動システム
IPMモーター
3軸カウンターギヤ
減速機
デフギヤ
超小型EV用ホイールモーター駆動システム(トヨタ車体「コムス」に採用)
「コムス 」はトヨタ車 体 殿より2 0 0 0 年 から発 売されている
1人乗り4輪EVで、最高速度50km/h、一充電走行距離80km
(30km/h定地)の性能です。デリバリーなどの業務での使用
をはじめ、通勤、通学にも使われ 、幅広く活躍しています。
この 駆 動 源であるホイール モ ーターとその 制 御 装 置をアイ
シン・エィ・ダブリュで開発しました。
ホイールモーター駆動システムは、タイヤホイールの内側に
モーターを配置し、直接車輪を駆動するシステムです(タイヤ
が そ れ ぞ れ モ ーター に なっています )。
この システム の 採 用 によりドライブ
シャフトやデファレンシャルギヤが不要
になり、伝達効率の向上、左右独立駆動
による走 破 性 の 向 上 、荷 台ス ペ ース の
拡大を可能にしました。
制御装置 ホイールモーター
Controller Wheel motor
モーター、制御装置の外観写真
車両への搭載状況の絵
15
2. 設計・開発の取り組み
AISIN AW ENVIRONMENTAL REPORT 2012
FF 2モータ ハイブリッドシステム
● シリーズ ハイブリッドとパラレルハイブリッドの 長 所を 融 合した、2 モ ータ方 式 の ハイブリッド
システムです。
エンジン 最 適 運 転とブレ ーキエ ネル ギー の 回 生などにより超 低 燃 費を達 成しています。駆 動 用
と発 電 用 のそれ ぞれ の モ ーターとインバ ータをトランスアクス ル 内 に一 体 パッケ ージし、コン
パクト化を達成しています。
●2004年10月に販売されたフォード エスケー
プ・ハイブリッドに搭載されています。
● 電池電圧を昇圧するコンバータも一体化された
トランスミッションは、2009年3月に販売された
フォード フュージョン・ハイブリッドに搭載されて
います。
● 同 軸 上 に モ ータと発 電 機を 搭 載したトランス
ミッションはトヨタカムリハイブリッドとプリウス
に搭載されています。
FR 2モータ ハイブリッドトランスミッション/4WDハイブリッドトランスミッション
● 高 級 乗 用 車 に相 応しい動 力 性 能と高 速 性 能および 燃 費 性 能 の 向 上を同 時 に実 現しています。
駆 動 用 モ ーター の 出 力 軸 に2 段 の 減 速 ギヤ比を選 択 可 能なダブルリダクション 機 構 の 採 用 に
より、既存のFRプラットホームに搭載可能なコンパクト化を実現しました。
● 2 0 0 6 年 3 月 に 販 売され たレク
サス G S 4 5 0 h 、2 0 0 8 年 5 月 に
販売されたトヨタクラウンハイブ
リッドに搭載されています。
● 4 輪 駆 動 ハ イブリッドトランス
ミッション は 、さらに 静 粛 性 を
向 上させ、2 0 0 7 年 5 月 に 販 売
されたレクサスLS600hに搭載
されています。
16
2. 設計・開発の取り組み
AISIN AW ENVIRONMENTAL REPORT 2012
2.5
環 境 負 荷 物 質 使 用 量 低 減 の 取り組 み
地 球 環 境 保 護 の ため、欧 州 では 自 動 車 の 廃 棄 時 に環 境 に悪 影 響を及 ぼ す 物 質( 鉛 、水 銀 、
カドミウム、6価クロム)を規制する「ELV指令」が施行されるなど、環境負荷物質に対する規制
が国 内 外で制 定されています。
そこで、社 内 に『 製 品 環 境 負 荷 物 質 低 減 分 科 会 』を 設 置し、 製 品( オ ートマチックトランス
ミッション、
ECU、ナビゲ ーション システム 等 )に 関 する環 境 負 荷 物 質 低 減を グロ ー バ ル に
展開 する顧客と連 携し、早 期 に代 替 品 へ の切替を完了させる取り組みを進めています。
また、現 時 点 で規 制 対 象となっていない製 品 につ いても、自 主 的 に代 替 技 術 の 確 立を推 進
しています。
環境負荷物質低減の取り組み
欧 州 廃 車 指 令(E LV指 令)適 合のため の 活 動
●鉛
・ アルミ電解コンデンサ用ビニルスリーブ、Oリング用アクリルゴム等の材料に含まれる鉛について、
代 替 材へ の切替を20 0 4 年に完了し、現在使用していません。
・ 銅軸受、アルミバルブ等の材料に含まれる鉛については、代替材への切替を2008年に完了し、
現在使用していません。
・ 電子 部品用はんだの材料に含まれる鉛については、代 替 材の開発と切替を進めています。
●水 銀
・ A/Tについては、使用していません。
・ ナビゲーション用ディスプレイの部品に含まれる水銀については、代替品への切替を進めています。
●カドミウム
・ ナビゲーション用モーター整流子、スロットルケーブル内のはんだ等の材料に含まれるカドミウム
について、代 替 材へ の切替を20 03 年に完了し、現在使用していません。
●6価 クロム
・ ボルト、ナット等の表面処理に含まれる6価クロムについて、代替処理への切替を2006年に完了し、
現在使用していません。
その他の活動
●アスベ スト
・摩 擦 材に使用されていたアスベストは、19 8 0 年代に全 廃しています。
17
3. 生産の取り組み
AISIN AW ENVIRONMENTAL REPORT 2012
3. 生 産 の 取 り 組 み
3.1
生 産 工 程 へ の 取り組 み
私たちは、
「革新的ものづくり」を目指して生 産 工程に取り組んでいます。
設計開発・生産技術・製造による三位一体の連携体制で、工法、設備、生産システム、品質に
ついて深く掘り下げ、革新的技術の研究・開発の成果を環境改善にもつなげています。
従来の考え方にとらわれない部門の枠を超えた活動を促進する場として「ものづくりセンター」
があります。ものづくり研究テーマに応じて、最適な人材をフレキシブルに結集し、
「革新的もの
づくり」のスピードを高めています。
こうした活動の成 果の具体例を紹介します。
「革新的ものづくり」体制
技術本部
Engineering Division
ものづくり研究テーマ
Research Theme on Monozukuri
生産技術本部
Manufacturing
Engineering
Division
ものづくりセンター Monozukuri Center
18
製造本部
Production Division
3. 生産の取り組み
AISIN AW ENVIRONMENTAL REPORT 2012
効果(具体例1:ドリームキャリー)
ドリームキャリーは、茶運び人形の“からくり技術”をヒントに考案された自動搬送装置です。製品
自体の重さで次工程に運び、運んだ後はスプリングの力で元の場所に戻るという仕組みを取り入れ、
電気などの動力源を必 要としません。製品輸送用の台車として工場内随所で活躍し、設備投資額
と電気代の大幅削減に貢献しています。
従来工程
(kWh/年・台)
1,500
●既存の電動モーター駆動式搬送台車
●A/T( オ ートマチックトランスミッション)を
●電気エネルギー低減効果
(1台当り)
1,008
1,000
A工 程 ∼B工 程 に搬 送して搬 出して戻って来る。
●ライン の 中 に既 に多く設 置されている。
500
0
0
開発工程
●茶運人形をヒントに動力はA/T重量と
ゼンマイの活用
(スプリングに置き換え)
●前進はA/T重量(茶碗)で走行。
●後退はスプリングバネの力で帰る。
kWh/年
25,000
従来工程
開発工程
●電気エネルギー低減量(累積/年)
22,500
25
20,000
26
26
26
17,500
15
12,500
10,000
8
7,500
5
5,000
0
19
25
20
15,000
2,500
台数
30
2
2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009
10
5
0
年
3. 生産の取り組み
AISIN AW ENVIRONMENTAL REPORT 2012
効果(具体例2:カシメ機)
カシメ機とは、複数の部品を接合させる生産設備の一種です。
従 来 の 設 備 は 、部 品 の 出し入 れ や 加 工 動 作 など、設 備 の 動きの それ ぞれ にアクチュエーター
(シリンダーやモーターなど)を設けたものが主流でした。
今回開発したカシメ機では、一つのシリンダーの動きを他の仕事にも利用すること
(多動作化)
により、従来方式では4個使用していたシリンダーを1個にし、省エネ・省資源・省スペースな生産
設 備を実 現することができました。
従来方式
開発方式
多動作化の例
●部品払い出し動作
④下治具
③リフトピン
⑤払い出しシュート
①倣いピン
②カム
払い出し位置
動作途中
払い出し位置正面図
引 込 み戻しが始まると①倣いピンが②カムの傾斜部に倣 いながら上昇する。
同 時 に、倣いピンに連結された③リフトピンが上昇し、部品が持ち上 げられる。
持ち上げられた部 品は ④下治具ガイド部から外れ 、⑤払い出しシュートに払 い出される。
効果
●設備スペース
(指数)
2
●サイクルタイム
(指数)
15
1.92
1.5
10
12
9
1
5
0.5
0.195
0
従来機
0
開発機
●電気エネルギー低減効果
(kWh)
3,500
3,000
(1台あたり使用量/年)
3,072
2,000
150,000
1,500
100,000
1,000
500
0
768
従来機
開発機
●電気エネルギー低減量
(kWh)
250,000
200,000
2,500
従来機
(累積/年)
211,968
50,000
0
開発機
20
92台合計
3. 生産の取り組み
AISIN AW ENVIRONMENTAL REPORT 2012
効果(具体例3:カイテキゴクセマライン)
従来ラインでは全工程数も多く、ラインスペースも広く必要でしたが、
ものづくりセンターの取り
組みにより生まれた開発ラインは、設備の小型化や高速加工、工程集約を徹底することにより、全7
工 程 、ラインス ペ ース 1 0 8 ㎡という、小 型ライン の 実 現 に成 功しました。さらに省 エ ネル ギー 化 や
省コスト化に貢献するなど、生産技術に画期的な高効率化をもたらしました。
●1台を生産するために必要となる工程数および生産スペース
大量生産に適した大艦巨砲ライン
従来ライン
12m
全50工程
スペース/1,464m
2
122m
カイテキゴクセマライン
多機種少量生産に適した開発ライン
6m
全7工程
スペース/108m
18m
2
従来ライン
カイテキゴクセマライン
●省エネルギー効果
(kWh)
12
9
電力使用量
9.76
65%低減
6
良
3
0
3.33
従来ライン
開発ライン
●省資源効果
(ton)
400
300
重量
(鉄使用量)
354
(ℓ)
24,000
65%低減
18,000
200
良
20,000
70%低減
12,000
128.4
100
0
切削油使用量
従来ライン
良
6,000
4,400
0
開発ライン
21
従来ライン
開発ライン
3. 生産の取り組み
AISIN AW ENVIRONMENTAL REPORT 2012
3.2
物流の改善
物流にお けるCO₂排出量低減、梱包材 低 減 へ の 取り組みにつ いて報 告します。
CO₂排出量低減の取り組み
我々物流グループのメンバーは環境保全を使命とし、毎年新たな取り組みにチャレンジし、環境に
「やさ
しい物流」
を合言葉に活動推進しています。
特に10年度新たに取り組んだ行き
(往路)帰り
(復路)の積載を高める活動はグループ会社の垣根を越え
てアイシングループ他社との物流に着手し、
ムダのない輸送エネルギーで効率の良い物流を実現し、
CO₂
排出量を減らす改善を実施しました。
この活動は各社の物流特性を活かした改善で環境活動の視野を広げるテーマとなりました。
これからも自社の物流のみにとらわれず、
環境活動の範囲を拡大しさらなる改善の積み上げに努めていきます。
●トラックの台数を削減した改善事例
《改善前》
《改善後》
田原地区
安城地区
名港地区
田原地区
安城地区
98%
名港地区
98%
10%
AW田原工場
AW田原工場
往復路高積載輸送
98%
0%
アイシン精機
74%
アイシン精機
トラック 10車
84%
トラック 5車
(5車減)
梱包材低減の取り組み
我々の海外工場へ輸送する部品に使用している通箱は繰り返し使えるリターナブル容器を選定。環境に
配慮した物流設計を立案していますが、
「100%リターナブル化」
には残念ながらまだ5%届いていません。
100%達成に向け、1つ1つ荷姿を改善し2015年には達成する目標で進めております。
10年度の活動では、荷姿をリターナブル化にするだけではなく、収容効率・輸送効率ともに良くなる活動
に結び付ける事ができ、大きな効果を得られました。
今後も継続して100%リターナブル化を目指します。
●ワンウェイ梱包からリターナブル梱包へ改善した事例
《改善前》
《改善後》
ダンボールワンウェイ梱包
PPリターナブル梱包
収容数 68個
収容数 90個
22
3. 生産の取り組み
AISIN AW ENVIRONMENTAL REPORT 2012
リマ ニュファク チャリング 活 動
3.3
リマニュファクチャリングとは
一言で言えば、A/Tの再生事業です。再生したA/Tを修理交換用に安価に供給しています。私たちは
リマン活動を通じて、廃棄物の低減と資源の有効活用をはかり、地球環境保全に貢献して行きます。
オーキス・ジャパン(愛知県)、AWTEC USA(北米)、AWヨーロッパ(欧州)の3拠点で、市場
から回収したA /Tを分解・修理・機能保証しています。
AWヨーロッパサービスセンター
オーキス・ジャパン
AWT E C US A
2011リマン実績
7,300台
2011リマン実績
16,000台
2011リマン実績
39,000台
リマンプロセスの概要
ユーザ
T/C=トルクコンバータ
ディーラ
顧客物流拠点
リマン拠点
分解・修理・機能保証
注文
車両点検・診断
「A/T交換」
苦情
部品再生加工
A/Tリマン
リマンA/T装着
機能復帰
在庫出荷
T/Cリマン
重点活動と沿革
● 新 製 品 立上と同時にA/Tリマンを開始し確実に市場を拡大
● 再 生 使 用部品の拡大(例:T/C 、ブッシュなどの再生)
● 輸 送 用リターナブルコン テナ採用による廃棄物低減
140
130
120
110
100
90
80
70
60
50
40
30
20
10
0
地球環境保全へ貢献
万台
69
リマン累積台数
今後の展開
●HVリマン化の推進
●廃却部品救済活動の推進
71
73
75
77
79
81
83
85
878889
トヨタ製A/T
1988年4月
リマン開始(1979∼1989) AWTEC USA開始
1969年5月
AW設立と同時にA/Tリマン開始
91
93 9495
9798990001
1998年7月
AWヨーロッパサービスセンター開始
1994年8月
リマン専門工場設立
1999年12月
リターナブルコンテナ採用開始
23
0304 0506 07 08 09 10 11
2000年4月
T/Cリマン開始
2004年10月
2007年11月
トヨタ製A/Tリマン開始 AW製CVTリマン開始
2003年4月
オーキス・ジャパン(株)設立(AWから分社化)
3. 生産の取り組み
AISIN AW ENVIRONMENTAL REPORT 2012
3.4
省 エ ネル ギ ー
エネルギー利用の考え方
エネルギーのBESTミックス
Environment
環境
BEST ミックス
Business
コスト
STability
安定供給
●エネルギー利用に対する考え方は、
『 環境』
『コスト』
『 安定供給』。
エネルギーのBESTミックスです。
さらに『必要な場所に、必要な時に、必要な分だけ』供給し利用す
ることが重要と考えています。
●地球温暖化防止は、省エネルギー活動の推進によるCO2排出抑制と捉え、
『全員で守ろう地球環境』
の社内スローガンのもと、
エネルギー分科会を軸に全社一丸となって省エネ活動に取り組んでいます。
目標と実績
省エネルギーの目標については、加盟する工業団体の目標を受け、2008年度からはCO₂原単位目標
に加え、
CO₂総排出量削減への取り組みを始めています。
CO₂原単位およびCO₂総排出量推移
CO₂
総排出量
指数
300%
250%
200%
CO₂
原単位
指数
100%
80%
CO₂総排出量 CO₂原単位
60%
40%
100%
20%
50%
0%
93 ’
’
90 ’
91 ’
92 ’
94 ’
95 ’
96 ’
97 ’
98 ’
99 ’
00 ’
01 ’
02 ’
03 ’
04 ’
05 ’
06 ’
07 ’
08 ’
09 ’
10 ’
11 年
CO2原単位=
0%
CO2総排出量
売上金額
2011年度は、①設備省エネ認定制度(レベル4対応)、②全社エアー漏れ撲滅活動、③原動設
備の小モジュール化(冷暖同時ヒートポンプシステムの展開)を重点に取り組んできました。
24
良い
良い
150%
3. 生産の取り組み
AISIN AW ENVIRONMENTAL REPORT 2012
2010年度の活動
以下の項目を重点に取り組んできました。
設備省エネ認定制度 レベル2対応状態と効果
設備省エネ認定制度(レベル2対応)
ねらい:省エネアイテムの横展徹底と仕組みの強化
認定シール
■ AW独自の省エネ基準を定め、生産設備、原動設
備等のエネルギー使用機器の間欠化やエネル
ギー使用効率、エネルギー使用量の把握状況など
を5段階で評価することで省エネレベルを見える
化し、既存設備の省エネアイテムの横展徹底と新設
設備への省エネ仕様の確実な導入を図る制度です。
'11年1月には既存設備の目標であるレベル2
以上※1達成率を96%とする事ができました。11年
BOXファン
チップコンベア
エアー設定圧
ライン照明
サーモンセンサで温度
上昇時のみON
コンベア1周以内
で自動停止
0.35MPa以下又は
小型コンプレッサー供給
不要時消灯
クーラントポンプ
油圧ユニット
1分以内で
自動停止
クーラント温調装置
(t-CO2/年)
1,000
主軸エアーバージ 着座検知エアー
間欠化
間欠化
CRT画面
自動OFF設定
機内照明
不要時OFF
《CO2減量実績》
5,906t-CO2
単月削減量
開始からの累積削減量
800
600
※1レベル2:投資回収1年以内のアイテムすべて盛込み
(t-CO2)
10,000
8,000
6,000
400
4,000
200
2,000
0
チェックシート全22種類
0
’
10年/ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12(月)
エアー漏れ撲滅活動の改善効果
全社エアー漏れ撲滅活動
ねらい:ムダの徹底排除
《エアー漏れの一例》
①エアーホース劣化(亀裂)
■ 新規プロジェクト立上げや増産対応に伴うエアー
(千Nm3/H)
15
8.9%
10
8.0%
③エアーホース接続不良
(%)
改善効果
△684t-CO2/年
漏れ量(千Nm3/H)
20
15
漏れ率(%):
稼働時の使用量
に対する
漏れ量比率
10
6.9%
5 目標
5
0
《改善個所数》
1,075/1,746(62%)
0
開始(1月)
改善(5月累積)
改善(6月累積)
冷暖同時ヒートポンプシステムのライン導入
ねらい:必要な所へ必要な時に必要な量だけ供給
温するための蒸気は、原動室にあるボイラーで工
場全域に供給されており、配管からの放熱ロスな
どによりエネルギー利用効率が悪い。そこで切削
工程で発生する排熱を利用し、洗浄工程へ温熱、
切削工程には冷熱を供給できる冷暖同時ヒートポ
ンプシステムを開発(中部電力殿、
ゼネラルヒート
ポンプ工業殿の共同開発)
しました。蒲郡工場へ
全面展開(全14台)
し、現在号口稼働中です。
《エアー漏れ改善》
20
原動設備の小モジュール化
■ 生産設備の洗浄工程などで使われる洗浄液を加
②エアーホース劣化(硬化変形)
良い
使用量の増加に対し、エアー供給設備の投資を最
小限にするため、目に見える
(耳で聞こえる)
エアー
漏れから撲滅するムダゼロ活動を展開しています。
工場全体のエアー漏れ量を稼動時使用量の約
9%(3,135t−CO2)と推定、この漏れ率を5%以
下にする事を目標に活動しています。
※通常非稼働時にはエアー元バルブ締を徹底して
おりますので漏れはありません。
1分以内で
自動停止
ベット温度と同調制御
設定温度±0∼+1℃
度はレベル4※2アイテムも実施していきます。
※2レベル4:新設時に実施すれば原価低減が可能
エアー洩れ
非稼働時バルブ閉
排熱
工場内
チラー
切削液槽
洗浄液槽
(20∼30℃) (40∼60℃)
15℃
ボイラー
室へ
冷暖同時 工場内
ヒートポンプ 65℃
60℃
切削液槽 20℃
(20∼30℃)
洗浄液槽
(40∼60℃)
CO2削減効果:1,330⇒169t-CO2/年(▲87%)
今後の進め方
2012年度環境取り組みプラン達成を目指して、設計・生産技術・製造部門が三位一体となり、
(1)
SE活動 ※ によるCO2 排出量の少ない製品づくり
(2)エネルギー使用量の見える化によるCO2 排出量の削減目標・工程設計目標値の明確化
(3)省エネ型革新工程の展開・追求による新設設備のCO2 削減
(4)徹底したムダゼロ活動の展開・老朽化設備の高効率設備への置換えによる既存設備のCO2 削減
(5)太陽光、風力、燃料電池などの新エネルギーの実用化検討
に向けて、全社一丸となった継続的な省エネ活動に取り組んでいきます。
2011年度は設備省エネ認定制度を軸に既存設備に対して省エネレベル4アイテムを積極的に実施し、
省エネ活動を確実に定着させることで、年度省エネ目標を達成していきます。
また、原動設備の小モジュール化では、冷暖同時ヒートポンプのさらなる展開、小型コンプレッサーの試
験導入による効果の検証と小モジュール化構想の検討を進めていきます。
※SE活動とは…製品設計の段階から工程で造りやすい図面を完成させていく活動。
25
3. 生産の取り組み
AISIN AW ENVIRONMENTAL REPORT 2012
3.5
廃 棄 物 低 減 と ゼ ロ エ ミッション の 推 進
「廃棄物・リサイクル分科会」で廃棄物低減の目標設定、活動の方向付け等を行っています。
第1ステップの『社外委託処理廃棄物低減』、第2ステップの『埋立廃棄物ゼロ』、第3ステップの
『焼却廃棄物低減』の3つのステップを2005年までに達成しています。これらの活動を継続しな
がら第4ステップの『廃棄物総排出量低減』を2006年から活動し、今年度も目標達成のために
発生量の抑制、
リサイクル活動の促進に努めていきます。
廃棄物低減活動の考え方
社内再利用
社内再利用(有償物)
リサイクル(逆有償)
廃棄物
(第1ステップ)
社外委託処理(2000/1目標達成)
AW
社内処理化(廃棄物減容)
(第2ステップ)
埋立廃棄物(2002/5ゼロ達成)
(第3ステップ)
焼却廃棄物(2005年度目標達成)
(第4ステップ)
総排出量低減(2010年度末目標)
廃棄物低減活動ステップと目標
’
00
活動項目
目標値
社外委託処理低減
2000年末までに1995年比▲65%
埋立廃棄物低減
2002年末までにゼロ
焼却廃棄物低減
2005年末までに2000年比▲95%
総排出量低減
’
02
’
05
’
10
第1ステップ
第2ステップ
2010年末までに2003年比 ▲20%(原単位)
26
第3ステップ
第4ステップ
3. 生産の取り組み
AISIN AW ENVIRONMENTAL REPORT 2012
廃棄物発生量推移
ton/年
10,000
リサイクル
焼却廃棄物
8,000
6,000
埋立廃棄物
5,345
3,520
3,818
3,396
3,342
3,918
225
171
3
2000
2001
2002
7,271
7,691
8,748
9,287
9,823
8,010
6,432
7,616
7,785
2,286
0
866
0
100
0
91
0
91
0
77
0
80
0
81
0
98
0
2003
2004
2005
2006
2007
2008
2009
2010
2011
4,000
2,000
0
年
全工場ゼロエミッション達成
埋 立 処 分 場 の 不 足 、廃 棄 物 埋 立 てによる環 境 負 荷 等を 考 慮し直 接 埋 立 てしている廃 棄 物を
2 0 0 2 年 末までにゼ ロ ※1にする活 動を全 社 一 丸となって取り組んできた 結 果 、2 0 0 2 年 5 月をも
ちまして全 社 でゼ ロ エミッション ※2の 達 成をすることができ、今 後もゼ ロ エミッションを維 持・継
続していきます。
※1 ゼロ:2000年比95%減=ゼロと定義して活動中
※2 ゼロエミッション=直接埋立て量ゼ ロ
資源分別徹底と低減活動の展開
●資源計量システムの導入
全工場資源集積所に当社開発の『廃棄物計量システム』を導入し、分別の徹底及びパソコンを
活用した廃棄物発生量の把握・見える化を推進し、従業員の廃棄物低減・分別徹底に対する意識の
向上を図っています。
誰もが使いやすい
タッチパネル方式を採用
パソコンを活用したリアルタイムな廃棄物発生量の見える化
資源集積所に設置されている資源計量装置
●資源総合管理システム
『Eco Manager World』の活用
当社では、資源総合管理システム『Eco Manager World』を活用し、マニフェスト発行管理・
資源分 別 事 例・廃 棄 物 発 生 量 の 見える化 等 の 情 報をデータベ ース 化し、全 従 業 員 に対し常 に
最 新 の 情報を提 供しています。
27
3. 生産の取り組み
AISIN AW ENVIRONMENTAL REPORT 2012
廃棄物低減活動
焼却・埋立廃棄物の推移
ton/年
4,000
焼却廃棄物
埋立廃棄物
3,921
3,621
3,513
3,396
3,342
3,000
2,000
3,918
2,286
1,000
0
225
171
3
2000
2001
2002
866
2003
2004
100
91
91
77
80
81
2005
2006
2007
2008
2009
2010
埋立廃棄物ゼロエミ
●
●
資源分別ルール制定
ウエスのリサイクル化
98
2011 年
焼却廃棄物低減
エコステーション完成
廃プラのブリケットによる
リサイクル化
●焼却灰のリサイクル化
(岡崎工場)
工 場 汚 泥 のリサイクル 化
(田原工場)
● 紙のリサイクル化
● 事務用品のリサイクル化
● 全社紙低減活動
●
●
●
乾 燥 機 導 入 による脱 水
汚泥低減
●真 空 濃 縮 機 導 入 に よ る
汚泥低減
● 布フィルター類のブリケット
化によるリサイクル 化
●
総排出量(廃棄物)の低減にむけて
2 0 0 6 年 度より総 排 出 量 低 減 活 動( 第 4ステップ)の 推 進をしています。今 後 の 低 減 目 標は 生 産
台 数 の 予 測を考 慮して策 定していきます。また、活 動としては 3 R の 視 点 から脱 水 汚 泥 や 廃プラス
チックの 発生量低減活動等を推 進していきます。
産業廃棄物総量とA/T台当り産業廃棄物発生量推移
ton/年
kg/台
産業廃棄物総量 A/T台当り産業廃棄物発生量
12,000
3.00
10,000
2.50
8,000
2.00
6,000
1.50
4,000
1.00
2,000
0.50
0
2003
2004
2005
2006
2007
28
2008
2009
2010
2011
年
0.00
3. 生産の取り組み
AISIN AW ENVIRONMENTAL REPORT 2012
埋立廃棄物低減事例
②トイレットペーパー包装紙・ロール芯レス
(荷姿の変更)
①プリント基板の設計変更による端材レス
端材
設計変更前
設計変更後
変更前
変更後
低減活動の3つのキーワード
Re d u c e
減量
R eus e
3R
再使用
Reduce
工程変更による
発生源対策
Reuse
包装・容器等の
リターナブル化等
Recycle
資源・燃料等に再利用
Recycle
再利用
①シッピングキャップの再使用
①砥石くずの再利用
出荷
破砕し路盤材として
再利用
②プラスチック類の再利用
破砕し製鋼炉でRPF
(還元材)
として再利用
リサイクル
キャップ取付け
回収・洗浄
③保護具の再利用
塩ビマットの原料として
再利用
キャップはずし
(顧客)
樹脂製品の原料として
再利用
一度使用したキャップを回収・洗浄を実施し再使用する
29
4. 環境保全活動
AISIN AW ENVIRONMENTAL REPORT 2012
4. 環 境 保 全 活 動
4.1
仕 入 先・グル ープ 企 業 との 連 携
環境マネジメントシステム(EMS)をベースに『法順守』、
『 未然防止』、
『 パフォーマンスの向上』
の3つの柱で環境保全活動を推進しています。
この考えをもとにAW国内・海外グループをはじめ、
仕入先へ展開し、グローバルに取り組んでいます。
AWの環境保全の考え
EMSをベースに・・・
法順守
トップ
企業
(社会・地域からの異常・苦情ゼロ)
パフォーマンス
の向上
未然防止
(会社リスクの回避)
EMS
法順守
パフォーマンスの向上
未然防止
(CO₂・廃棄物低減など環境のトップ企業)
リスク
回避
異常・苦情
ゼロ
アイシングループ 11社
オールトヨタ 23社
仕入先 500社
AW国内グループ 9社
AW海外グループ 10社
生 産 ●AW North Carolina, Inc.
●AW Europe S.A.
●Tianjin AW Automatic Transmission Co., Ltd.
●AW Suzhou Co., Ltd.
非生産 ●AW Transmission Engineering U.S.A., Inc.
●AW Technical Center U.S.A., Inc.
●AW Technical Center Europe S.A.
●AW Korea Co., Ltd.
●AW Shanghai Automotive Parts Trading Co., Ltd.
●AW Hangzhou Development Co., Ltd.
生 産
非生産
●アイシン機工㈱
●アイシン・エィ・ダブリュ工業㈱
●㈱シーヴィテック
●㈱エィ・ダブリュ・サービス
●㈱エィ・ダブリュ・メンテナンス
●㈱エィ・ダブリュ・エンジニアリング
●㈱エクォス・リサーチ
●㈱エィ・ダブリュ・ソフトウェア
●オーキス・ジャパン㈱
私たちは、
トヨタ・アイシングループ・仕入先・AWグループ
(国内、海外)
と連携を深め、
連結した環境保全活動を積極的に取り組んでいきます。
AW国内グループとの連携
AW国内グループ各社と
「連結安全環境連絡会」を開催し、情報の共有化と重点取り組みに関する
意見交換を実施しました。
●2010年度重点取り組み事項
〈安全・防災〉
・グループの安否確認方法
〈衛生〉
・メンタルヘルス未然防止活動
〈環境〉
・第5次環境取り組みプラン
・環境違反・苦情ゼロ活動
〈その他〉
・AWグループ安全環境ホームページ展開
連結安全環境連絡会の状況
2011年度より、連結安全環境連絡会を年2回開催することにより、
さらなる連携強化に努めていきます。
30
4. 環境保全活動
AISIN AW ENVIRONMENTAL REPORT 2012
AW海外グループとの連携
生産会社はISO14001認証取得、非生産会社ではISO14001レ ベルを管理面での目指す姿
としています(生産会社は全てISO14001認証取得しました)。
また、法規制への対応と環境パフォー
マンス向上を図るために、CO₂排出量、廃棄物量などのデータ集約を行い、グローバル目標策定に
向けた検討を開始しています。
●中国拠点
●2010年度重点取り組み事項
〈安全・衛生〉
・安全・衛生に関するデータ
(ケガ、ボヤ等)
の情報共有と対策
〈環境〉
・アイシン連結環境活動と連携した環境保全活動の推進
第3回中国地区環境委員会
●北米拠点
●欧州拠点
●2010年度重点取り組み事項
●2010年度重点取り組み事項
・REACH規制に対する予備登録の完了
・安全・衛生・環境に関する情報共有化
・安全・衛生・環境に関する情報共有化
2011年度は、
上記の活動を継続しつつ、
海外グループ会社との相互研鑽を行い、
レベルアップを図っていきます。
仕入先との連携
仕入先を含めた環境管理活動を実施するため、2010年3月31日『アイシングループグリーン調達
ガイドライン』を発行しました。
このガイドラインに沿って、2010年以降も引き続き、ISO認証及び認証計画のない仕入先については、
環境パフォーマンス点検として環境保全のレベルアップを目指した点検を行っていきます。
●グリーン調達ガイドライン
●グリーン調達ガイドラインの4本柱
①環境マネジメントシステムの構築と整備
・ISO14001レベルを基本とした
環境マネジメントシステムの構築
②環境負荷物質の管理
・製品(A/T・ナビ)に使用する部品・原材料の管理
・副資材(油脂、薬剤など)の管理
③事業活動にかかわる環境取り組み
・環境関連法令の順守
・環境パフォーマンスの向上
④仕入先への環境パフォーマンス点検の実施
●環境パフォーマンス点検の実施
●環境パフォーマンス点検内容
①各社の環境リスク管理、環境パフォー
マンス点検を重点に点検実施
②現地点検によるEMS構築状況と公害
未然防止活動の指導
31
4. 環境保全活動
AISIN AW ENVIRONMENTAL REPORT 2012
4.2
4.2
化学物質管理
化学物質は私たちの企業活動に多くの利便性をもたらすとともに、
環境負荷の一要素となります。
私たちは化学物質の恩恵を活用するとともに、
環境負荷を最小限にする様努めております。
油脂・薬剤の例:事前評価制度と管理システム
新規油脂・薬剤の使用を計画する部署は『MSDS』を基に関連する法令のチェック、排水処理性
テストなど行ったうえで使用前に申請します。次に、環境管理部署が人体、環境への影響を含めた
総合的な評価を行います。
こうして、許可された油脂・薬剤のみを社内で使用します。
油脂・薬剤許可登録品台帳
新規油脂・薬剤事前評価
許可品のみ
・MSDS
・法律規制
・使用禁止物質
・環境影響
・排水処理テスト
・許可品リスト
新規油脂・薬剤の
導入検討
化学物質低減活動
化学物質低減の年度目標を定め、PRTR対象物質排出量を低減してきました。化学物質の種類と
使用量が増加する厳しい状況ではありますが、
さらなる低減に努めてまいります。
PRTR対象物質排出量
(ton/年)
35.0
30.3
30.0
25.0
20.0
16.8
15.0
10.0
5.0
0
10.0
15.9
16.3
8.9
6.3
2.1
1.9
1.1
1.3
1.4
2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009
2010 2011
(年度)
32
環 境 にやさしい製品を
つくるた め に環 境 負 荷
物 質を使うことが 避 け
られない事 情 が 発生し
ました。
今 後は 、排 出 量 低 減 の
ために代替材料と除去
技術の研究開発を行い、
環境負荷物質低減に
努めていきます。
4. 環境保全活動
AISIN AW ENVIRONMENTAL REPORT 2012
PRTR届出対象物質集計結果 −2011年度−
2011年度のPRTR制度届出対象物質(取扱量1ton以上)の集計結果はAW全体では下図のよう
になりました。
移動量
60.3t
大気
30.3t
消費量
349.9t
452.7t
PRTR対象
物質取扱量
工場別・物質別 排出量
除去
処理量
12.2t
水域
0t
本社工場
単位:ton
物質名称
年間
取扱量
トルエン
126.2
キシレン
排出量
移動量
除去
処理量
ー
ー
ー
125.6
ー
ー
ー
56.698
12.899
大気
水質
56.7
0.002
0.6
消費量
エチルベンゼン
12.9
0.001
ー
ー
ー
2-アミノエタノール
1.8
ー
ー
ー
1.8
0
ベンゼン
5.2
0.003
ー
ー
ー
5.197
スチレン
22.1
12.7
ー
9.4
ー
0
1,2,4-トリメチルベンゼン
24.0
0.1
ー
ー
ー
23.9
メチルナフタレン
1.6
0.0002
ー
ー
ー
1.5998
N,N-ジシクロヘキシルアミン
9.9
ー
ー
8.4
1.5
0
物質名称
年間
取扱量
除去
処理量
消費量
38.6
0.005
水質
移動量
トルエン
大気
ー
ー
ー
38.595
キシレン
12.1
0.0003
ー
ー
ー
12.0997
2.8
岡崎工場
排出量
エチルベンゼン
2.8
0
ー
ー
ー
2-アミノエタノール
1.3
ー
ー
ー
1.3
0
ベンゼン
1.0
0.001
ー
ー
ー
0.999
メタクリル酸2-(ジメチルアミノ)エチル
3.6
ー
ー
ー
3.6
0
1,2,4-トリメチルベンゼン
2.4
0
ー
ー
ー
2.4
N,N-ジシクロヘキシルアミン
11.7
ー
ー
10.5
1.2
0
物質名称
年間
取扱量
除去
処理量
消費量
18.7
0.069
水質
移動量
トルエン
大気
ー
ー
ー
18.631
キシレン
5.9
0.0001
ー
ー
ー
5.8999
エチルベンゼン
1.4
0
ー
ー
ー
1.4
ベンゼン
0.5
0.0002
ー
ー
ー
0.4998
田原工場
排出量
1,2,4-トリメチルベンゼン
1.2
0
ー
ー
ー
1.2
メチルナフタレン
25.2
0.0006
ー
ー
ー
25.1994
N,N-ジシクロヘキシルアミン
13.4
ー
ー
11.8
1.6
0
物質名称
年間
取扱量
大気
水質
移動量
除去
処理量
消費量
ー
12.1
ー
0
ー
1.7
0.2
0
移動量
除去
処理量
消費量
岡崎東工場
排出量
スチレン
28.9
16.8
N,N-ジシクロヘキシルアミン
1.9
ー
物質名称
年間
取扱量
メチルナフタレン
14.2
大気
0.0002
水質
ー
ー
ー
14.1998
N,N-ジシクロヘキシルアミン
7.5
ー
ー
6.4
1.1
0
蒲郡工場
排出量
33
※ 工機 部、試作 部、オー キス・ジャパ ンは、
PRTR制度対象物質取扱量が年間1ton
未満の為、上記に表示していません。
4. 環境保全活動
AISIN AW ENVIRONMENTAL REPORT 2012
4.3
土 壌・地 下 水 問 題 へ の 対 応
当社では、土壌・地下水汚染となる有機塩素系溶剤のうち、
トリクロロエチレン、1.1.1-トリク
ロロエタンを1993年末全廃するまで使用していた経緯があることから、使用履歴のある事業所
について、土壌調査、地下水調査を行いました。その結果、汚染の確認された本社事業所につきま
しては、最も効果的な方法を検討し、浄化計画に基づき対策を進めてまいりました。
現在までの調査結果と対応
事業所
使用履歴
本社工場
有り
田原工場
※2
蒲郡工場
※3
有り
現在の状況
浄化中 ※1
地域への影響
無し
C-1.2-ジクロロエチレン
土壌・地域への影響無し
工
機
部
本社工場
基準値
0.01∼0.02
0.03
ND∼0.02
0.04
ND:定量下限値以下
上記以外の有機塩素系溶剤は検出されませんでした。
岡崎工場
岡崎東工場
検出物質
トリクロロエチレン
有機塩素系溶剤の使用履歴はありません
オーキス・ジャパン株式会社
※1 浄 化 中:環 境 基 準を超える汚 染 が 発 見され 、地 下 水の浄化を行っています。
※2 田 原 工 場:田 原 工 場 につ いては 、1 . 1 . 1 -トリクロ ロ エタンを1 9 9 3 年 7 月 全 廃 するまで1 年 間 、測 定で使 用していましたが、工 場 2 階で
の 使 用 、保 管 の ため、土 壌 、地 域 へ の 影 響はありません。
※3 蒲 郡 工 場:蒲 郡 工 場 につ いては 、2 0 0 3 年 1 2 月 の 工 場 取 得 時 に「 土 壌 汚 染 防 止 法 」に基 づく調 査を実 施しましたが、土 壌 汚 染 防 止 法 に
定 められ た有 害 物 質は 検 出されませんでした。
トリクロ ロ エ チレン、ジクロ ロメタンを1 9 7 3 年 から1 9 9 2 年までの 間 に総 量
で5 0リットルを型 清 掃 の 一 部 に使 用していました。
本 社 工 場 の み 敷 地 境 界 内 で有 機 塩 素 系 溶 剤 が 環 境 基 準を 上 回っているの が 検 出され た 為 、
詳細な調査、浄化計画に基づく対策を行うとともに自治体へも報告いたしました。行政調査の結果
からも周 辺地域への影響はありませんでした。
土壌中に浸透した有機塩素系溶剤のガス回収は真空ガス抽出法にて実施し完了いたしました。
地 下 水 につ いては 、地 下 水 下 流 方 向 の 敷 地 境 界 に揚 水 井 戸を設 置し、敷 地 外 へ の 流 出 防 止を
最優先に考え、地下水を揚水、ばっ気処理にて浄化を行うとともに継続的な測定監視をしています。
現在までの調査結果と対応
本 社 工 場 は 1 9 9 9 年 1 月 に 行 政 に 報 告 後 、定 期 的 な報 告 を 行 い 対 策 を 進 め て います。また、
2001年5月より地域行政の方との懇談会を開催しています。毎年定期的に開催している懇談会で
土壌・地下水対策の継続的な改善の取り組みについて説明をしています。
地下浸透防止対策
油脂類の地下浸透による土壌汚染防止を目的に、地下ピットの溜桝、中継槽等を対象にライニング
処理を進めてきました。2008年5月に既存設備の全88箇所に対し、対策を完了しました。
また新規
設備においても設計段階からこの仕様を織込むことを前提に設備導入を実施しています。
さらに2011年度からは、
3ヵ年の計画で埋設配管の見える化を実施していきます。
〈断面図〉
<油系排水中継槽の対策例>
ライニング処理
コンクリート
34
4. 環境保全活動
AISIN AW ENVIRONMENTAL REPORT 2012
4.4
大 気
大 気 へ の 環 境 負 荷を 軽 減 するた め に 最 新 技 術を 取り入 れ た 設 備 対 策 、有 害 物 質 の 排 除 、
及びクリーン エネルギーの導入等の活 動を推進しています。
有害物質排出量の削減
焼 却 炉 から有 害 物 質を発 生させ ない為 、燃 焼 管 理 の 徹 底・排 ガス 除 去 装 置 の 設 置 により塩 化
水素ガス・ダイオキシン類等の有害ガスの発生抑制・除去を実施しています。また、継続的に測定
監 視を実施し排出基準の遵守に努めています。
有害物質発生抑制・除去フロー
∼本社工場の焼却炉∼
廃棄物の処理及び清掃に関する法律
“産業廃棄物焼却炉”のダイオキシン排出抑制の為の
構造基準強化の『排ガス処理設備基準』に非適合
2002年11月30日
焼却炉運転完全停止
〔本社焼却炉〕
岡崎
流動層式焼却炉
消石灰・活性炭の添加
バグフィルター集塵機
800℃以上の高温で排ガスを
再燃焼しダイオキシン類を分解
●排ガスデータ
規制値
HCL 700
2010年
20
Dxn 10
ND
HCL
(塩化水素ガス)はmg/m3N
Dxn
(ダイオキシン類)はng−TEQ/m3N
酸性ガス・塩化水素ガス・ダイオキシン類の
吸着除去
〔岡崎工場焼却炉〕
オゾン層破壊物質の廃止
特定フロン・1.1.1-トリクロロエタンの全廃・代替化を1993年末に達成しました。
t/年
100
50
特定フロン・1.1.1−トリクロロエタン使用量推移
56
42
0
15
0
1991
1992
1993
1994
年
クリーンエネルギーの採用
社内のほぼ全ての燃焼設備の燃料にLNGを採用する事により、
SOxを排出しないようにしています。
(非常用発電機を除く)
35
4. 環境保全活動
AISIN AW ENVIRONMENTAL REPORT 2012
4.5
水質保全活動
社内で発生する含油排水・生産工程排水・生活廃水は総合排水処理施設で一括処理し、また
工場内に降った雨水も油分離槽を設置し、水質汚染の防止に努めています。
また、処理水の一部
を工業用水として循環リサイクルし水省資源化にも努めています。
処理水リサイクルフローと異常排水原水リターンシステム
① 処 理 水は工業用水・緑化散布水などでリサイクルします。
② 異 常 排 水は自動制御で即 、放流停止後、原水槽へリターンします。
再利用(工業用水)
【連続自動計測器】
M/Cクーラント希釈水
PH COD 窒素
再利用(生活系処理水)
りん
緑化散水
異常排水
鯉池
WC水
処理場
M/C
排水
WC
生活系
工業系
河川放流
雨水処理体制
私たちは工場内の全ての雨水を油分離層および、社内調整池に回収し、油類が河川に流出しない
体制を図っています。
●油水分離槽
センサー
処理場
設備
P
センサーにより油を感
知し回収し流さないよ
うにしています。
●放流水回収装置
万が 一 基 準 値 を 超
える恐れのある処理
水が流出してきた場
合は、回収ポンプに
て全量回収し流さな
いようにしています。
調整池
●調整池浮上油回収装置
万が一油が流出
してきた場合は、
浮上油回収ポン
プにて回収し流
さないようにし
ています。
36
WC
敷地内に降った
雨を、直接河川に流す
ことはしません。
4. 環境保全活動
AISIN AW ENVIRONMENTAL REPORT 2012
岡崎東工場のビオトープ
岡崎東工場のビオトープは、排水処理場からの放流水が流れる小川を中心に、地域の動植物が
暮らす場です。下流の河川に住むメダカやカワムツをこの小川に放流し、生態系に影響のない事を
確認しています。
●岡崎東工場
●排水処理場
●ビオトープでは、メダカやカワムツが元気に泳いでいます。
水はここから河川へ流れて行
きます
メダカ
カワムツ
37
排水処理場からの放流水
4. 環境保全活動
AISIN AW ENVIRONMENTAL REPORT 2012
4.6
騒 音
私たちは、未然防止を重点に騒音対策に取り組んでいます。発生源対策を第一に、計画段階
で低騒音仕様を施設・設備・機械などに盛り込んでいます。また、必要に応じて設備・機械に防音
ボックスを設 置 するなど、作 業 環 境を含 め 低 騒 音 に努 め ています。各 工 場では 、定 期 的 に騒 音
測定を敷地境界で行い、基準値以下であることを確認しています。
騒音に対する対策
敷地境界へ影響を与える設備に対しては、計画段階の評価だけでなく、更新などの変化点に対し
ても確実に再評価できる仕組みで防音対策に取り組んでいます。
クーリングタワー
更新時の防音対策
コ・ジェネレーション
設備の防音対策
ファンの防音のため、
カバーの取付
設備全体の防音のため、
コンクリート壁の設置
騒音測定結果
本社工場
場 所
基 準
No.1
No.2
60
No.3
No.4
75
No.5
No.6
60
No.7
岡崎東工場
測定値
判 定
場 所
44
○
47
測定値
判 定
No.1
42
○
○
No.2
47
○
45
○
No.3
44
○
55
○
No.4
47
○
50
○
No.5
54
○
46
○
46
○
測定値
判 定
基 準
No.1
No.2
No.3
60
No.4
場 所
基 準
No.1
50
○
判 定
No.2
56
○
51
○
No.3
60
○
54
○
No.4
51
○
52
○
No.5
58
○
49
○
No.6
56
○
No.7
60
○
No.8
51
○
No.9
48
○
50
○
50
○
測定値
判 定
No.1
53
○
No.10
No.2
56
○
No.11
56
○
No.4
54
○
No.5
53
○
No.3
75
基 準
測定値
蒲郡工場
場 所
60
田原工場
岡崎工場
場 所
基 準
70
※昼間の基準を示す。 単位:dB(A)
工場が所在する市の協定等に応じて基準値は異なる。
38
4. 環境保全活動
AISIN AW ENVIRONMENTAL REPORT 2012
4.7
緑 化
緑と花に包まれた工場づくり
●地域住民との融和と信 頼を確保する
●働く人々に安 全、快適で健康な職場をつくる
●全員参加でコミュニ ケーションを向上する
●企業のイメージアップを図る
私たちは、上記4項目を基本的な考え方とし全員参加の花いっぱい運動、敷地内の自然林の保護、
工場緑化5ヶ年計画策定などを進め、緑と花に包まれた地域開放型工場を目指しています。
それらの活動が認められ、以下のような賞を受賞しました。
工場緑化通商産業大臣賞受賞
全国花のまちづくりコンクール 農産園芸局長賞受賞
表彰歴
昭和60年 4月
第8回愛知県工場緑化コンクール特選受賞
昭和60年 6月
緑化優良工場 日本緑化センター会長賞受賞
平 成 元 年 6月
名古屋通商産業局長賞受賞
平成 9年10月
環境美化推進活動に対し、安城市長より感謝状授与
平成10年10月
工場緑化通商産業大臣賞受賞
平成12年11月
全国花のまちづくりコンクール農産園芸局長賞受賞
●全員参加の花いっぱい運動 全拠点合計:51花壇
【本社】
【蒲郡工場】
39
4. 環境保全活動
AISIN AW ENVIRONMENTAL REPORT 2012
【田原工場】
【岡崎工場】
【岡崎東工場】
緑とのふれあい(緑あふれる休憩場所の設置)
従 業 員 の 満 足 度 向 上 の 1 つとして休 憩 所を増 設しました。樹 木 や 芝 生を植えたり、健 康 器 具を
設 置 する等して良い環境で休 憩できるよう、公園・庭園風になっています。
40
4. 環境保全活動
AISIN AW ENVIRONMENTAL REPORT 2012
屋上緑化
「ものづくりセンター」の屋上緑化(約2,000㎡)が2005年に愛知県で初の屋上緑地帯に認定
されました。屋上緑化は空調エネルギーの低減にも寄与しています。
季節の花々
春 には 桜 やツツジ、冬 には パン ジ ー など植 物 により従 業 員または 来 客 者 の 方 々が 季 節 の 移り
変 わりを感じることができます。
【本社の桜】
【岡崎工場従業員駐車場のツツジ】
【岡崎東工場の蓮の花】※ビオトープで咲きました 【蒲郡工場のツツジ】
41
5. 社会貢献活動
AISIN AW ENVIRONMENTAL REPORT 2012
5. 社 会 貢 献 活 動
良き企 業 市 民として地 域 社 会との 共 生を図り、愛され 、信頼される企 業を目指しています。
活動姿勢
1.地域の課題に目を向け、地域貢献施策づくりに取り組みます
2.地域の実情に合致した活動を、地域社会と協力し推進します
3.社員ひとりひとりの自主性を醸成し、社員の持つスキルやノウハウを活かした活動に努めます
活動の重点
● 地域発展
地域社会との共生
より豊かな生活の実現に向け、地域とともに積極的な
活動を進めます
地 域発 展
● 青少年育成
次世代を担う若者の育成に貢献します
青少 年
育成
● 自然環境保護
地域とともに積極的な自然・環境保護活動を進めます
自然 環境
保護
■地域発展
●地域イベントへの参画
・安城七夕まつり
・矢作川くだり
地域のお祭りを盛り上げるため、
多数社員がボランティア活動をしています。
技能研修生とOBがイベントのサポートをして
います。
●社会福祉施設との
コミュニケーション
●地域への施設開放
施設又はイベント
頻 度
ファミリーフェスティバル
1回/年
体育館
随時
グラウンド
随時
ハーモニーホール
1回/年
葵工業団地ふれあいフェア
1回/年
岡崎東工場夏祭り
1回/年
家族まつり
1回/年
安城
(本社)
社会福祉施設を訪問し、
レクリエーション等
を通して交流しています。
岡崎
田原
ファミリーフェスティバル
ハーモニーホールでの
チャリティコンサート
地域の方々とともに福利厚生施設等を活用しております。
42
5. 社会貢献活動
AISIN AW ENVIRONMENTAL REPORT 2012
■青少年育 成
ものづくり講座
安城市少年少女発明クラブ支援
地域団体と協同でものづくり講座を開催し、
小学生にものづくりの楽しさを教えています。
安城市少年少女発明クラブに指導員を派遣し、
小中学生の創造性を育成しています。
環境学習プログラム
バスケットボール教室
地域の小学校を訪問し、年間を通した自然体
感プログラム
(座学、体験)で環境の大切さを
教えています。
ウィングス、
アレイオンズ(※)の選手・OBを派
遣し、
地域の小中高生の技術指導をしています。
※女子、男子バスケットボールクラブ
■自然環境 保 護
長野県根羽村の里親事業参画
田原菜の花プロジェクト
矢作川水源の保全を目的に森林の里親契約を
結び、自然体験イベント等で交流しています。
地域団体と協同で菜の花を栽培し、地域の景
観形成をしています。
【「愛・道路パートナーシップ事業」
「田原市アダプトプログラム」認定】
地域協同ゴミゼロ運動
■その他の活動
・交通安全立哨
・西三河在宅介護センター支援
・ものづくりなぜ?なぜ?プロジェクト
・三河湾海岸清掃 など
さまざまな活動を通して、地域の皆さんから感謝の
言葉を多数頂いています。
私たちは、今まで以上に地域社会に感謝し、地域の
地域の環境美化を目的に、地域住民の方々と
交流しながら定期的に清掃しています。
声を聞きながら、積極的に活動を進めていきます。
43
環 境 デ ータ
AISIN AW ENVIRONMENTAL REPORT 2012
環 境データ
201 1 年4月 ̶ 201 2 年 3 月 実 績
本 社 工場
水 質
項目
規制値
(協定値含)
水素イオン濃度(pH)
【所 在 地】
愛知県安城市藤井町高根10番地
【主要製品】
オートマチックトランスミッション
【従業員数】
6,958名
6.0∼8.0
測定実測値
最大
平均
6.9∼7.5 7.1∼7.2
生物化学的酸素要求量(BOD)
10
4.7
1.8
化学的酸素要求量(COD)
10
7.1
3.2
浮遊物質量(SS)
10
ND
ND
油分含有量
2
ND
ND
フェノール類
0.5
ND
ND
銅
0.5
ND
ND
亜鉛
1
0.2
0.2
溶解性鉄
3
ND
ND
溶解性マンガン
3
ND
ND
全クロム
0.1
ND
ND
フッ素 5
ND
ND
200
ND
ND
全窒素
10
3.9
1.9
全リン
1
0.4
0.1
大腸菌群数
※水素イオン濃度(pH)は単位なし 大腸菌群数は個/㎤、その他の項目で単位なしのものはmg/l
※NDは定量下限値以下(検出されない)
※( )内は日平均値
大 気
施設名
項目
小型貫流ボイラー
ボイラー
(冷温水発生器)
加熱炉
アルミ溶解炉
測定実測値
最大
平均
SOx
1.95
ND
ND
NOx
120
50
36
SOx
3.07
ND
ND
ばいじん
0.10
0.002
ND
ばいじん
0.20
0.009
0.001
NOx
144
42
41
SOx
3.84
ND
ND
ばいじん
0.20
0.025
0.0173
5
0.17
0.17
NOx
35
29
25
SOx
25.66
ND
ND
0.05
ND
ND
ダイオキシン類
ガスタービン
発電機
規制値
(協定値含)
ばいじん
※単位:SOxは㎥N/H、NOxはppm、ばいじんはg/㎥N、
ダイオキシン類はng-TEQ/㎥N
※NDは定量下限値以下(検出されない)
44
環 境 デ ータ
AISIN AW ENVIRONMENTAL REPORT 2012
工機部
水 質
項目
規制値
(協定値含)
最大
平均
5.8∼8.6
6.4∼7.4
7.1
−
15.0
11.5
生物化学的酸素要求量(BOD)
30
3.4
0.9
浮遊物質量(SS)
20
6.0
3.3
300
190
16
水素イオン濃度(pH)
化学的酸素要求量(COD)
【所 在 地】
愛知県安城市東端町西大坪80の1
【主要製品】
検査・組立機械/プレス金型
測定実測値
大腸菌群数
※水素イオン濃度(pH)は単位なし 大腸菌群数は個/㎤、その他の項目で単位なしのものはmg/l
※NDは定量下限値以下(検出されない)
※合併浄化槽:160人槽 35㎥/日
【従業員数】
74名
オーキス・ジャパン株式会社
水 質
項目
規制値
(協定値含)
最大
平均
−
6.5∼7.5
6.9
化学的酸素要求量(COD)
30
14.0
8.0
生物化学的酸素要求量(BOD)
30
17.0
3.1
浮遊物質量(SS)
30
1.0
ND
−
ND
ND
水素イオン濃度(pH)
【所 在 地】
愛知県高浜市清水町3丁目2番地7号
【主要製品】
オートマチックトランスミッションの
測定実測値
大腸菌群数
※水素イオン濃度(pH)は単位なし 大腸菌群数は個/㎤、その他の項目で単位なしのものはmg/l
※NDは定量下限値以下(検出されない)
※合併浄化槽:75人槽 16㎥/日
リビルト
(再生事業)
【従業員数】
126名
45
環 境 デ ータ
AISIN AW ENVIRONMENTAL REPORT 2012
岡本崎社工場
工場
水 質
項目
規制値
(協定値含)
最大
平均
5.8 ∼ 8.6
7.3 ∼ 8.0
7.5 ∼ 7.9
生物化学的酸素要求量(BOD)
10
2.4
0.8
化学的酸素要求量(COD)
10
7.6
6.0
浮遊物質量(SS)
10
1.0
ND
油分含有量
2
ND
ND
フェノール類
0.5
ND
ND
銅
0.5
ND
ND
亜鉛
1.0
0.2
0.1
溶解性鉄
3
ND
ND
溶解性マンガン
3
ND
ND
クロム
0.1
ND
ND
フッ素
1
ND
ND
300
ND
ND
全窒素
15
1.3
0.9
全リン
2
0.6
0.4
透視度
20 度以上
100
100
0.5
0.03
0.01
7 以上
7.9
7.4
水素イオン濃度(pH)
【所 在 地】
愛知県岡崎市岡町原山6番地18
【主要製品】
オートマチックトランスミッション
ボイスナビゲーションシステム
A/T用ECU(コントローラー)
【従業員数】
3,502名
測定実測値
大腸菌群数
陰イオン界面活性剤(MBAS)
溶存酸素量(DO)
※水素イオン濃度(pH)は単位なし 大腸菌群数は個/㎤、その他の項目で単位なしのものはmg/l
※NDは定量下限値以下(検出されない)
大 気
施設名
項目
ガスタービン
発電機
小型貫流ボイラー
加熱炉
焼却炉
規制値
(協定値含)
NOx
70
SOx
17.26
測定実測値
最大
平均
’09年2月廃止
ばいじん
0.1
NOx
110
26
22
SOx
3.16
ND
ND
ばいじん
0.1
ND
ND
ばいじん
0.1
ND
ND
NOx
200
150
140
SOx
2.38
0.38
0.28
ばいじん
0.1
ND
ND
塩化水素
700
20
19
10
0
0
ダイオキシン類
※単位:SOxは㎥N/H、NOxはppm、ばいじんはg/㎥N、
塩化水素はmg/㎥N、
ダイオキシン
類はng-TEQ/㎥N
※NDは定量下限値以下(検出されない)
46
環 境 デ ータ
AISIN AW ENVIRONMENTAL REPORT 2012
田工原機工場
部
水 質
項目
規制値
(協定値含)
最大
平均
6.0 ∼ 8.5
6.8 ∼ 7.6
7.0∼7.3
−
1.9
0.7
化学的酸素要求量(COD)
20(15)
5.4
3.5
浮遊物質量(SS)
20(15)
ND
ND
油分含有量
1
ND
ND
フェノール類
0.5
ND
ND
銅
0.5
ND
ND
亜鉛
1
0.15
0.09
溶解性鉄
5
0.10
0.03
溶解性マンガン
5
0.6
0.12
クロム
2
ND
ND
フッ素
15
ND
ND
(1500)
ND
ND
全窒素
15
1.0
0.8
全リン
2
0.23
0.12
水素イオン濃度(pH)
生物化学的酸素要求量(BOD)
【所 在 地】
愛知県田原市緑が浜2号2番地
【主要製品】
オートマチックトランスミッション
【従業員数】
3,556名
測定実測値
大腸菌群数
※水素イオン濃度(pH)は単位なし 大腸菌群数は個/㎤、その他の項目で単位なしのものはmg/l
※NDは定量下限値以下(検出されない)
※( )内は日平均値
大 気
施設名
項目
蒸気ボイラー
ボイラー
(冷温水発生器)
アルミ溶解炉
規制値
(協定値含)
測定実測値
最大
平均
NOx
160
100
63
SOx
0.34
0.093
0.075
ばいじん
0.2
0.008
0.004
NOx
160
84
69
SOx
0.89
0.177
0.209
ばいじん
0.2
0.03
0.014
NOx
160
41
30
SOx
0.42
ND
ND
0.2
0.048
0.03
5
0.45
0.45
ばいじん
ダイオキシン類
※単位:SOxは㎥N/H、NOxはppm、ばいじんはg/㎥N、
ダイオキシン類はng−TEQ/㎥N
※SOxの総量規制は当社は「ボイラー(冷温水発生器)」のみが規制対象で、規制値2.50㎥N/Hに
対して最大値0.228㎥N/H、平均値0.213㎥N/Hでした
47
環 境 デ ータ
AISIN AW ENVIRONMENTAL REPORT 2012
蒲本郡社工場
工場
水 質
項目
規制値
(協定値含)
水素イオン濃度(pH)
化学的酸素要求量(COD)
生物化学的酸素要求量(BOD)
【所 在 地】
愛知県蒲郡市浜町24番3
【主要製品】
オートマチックトランスミッションの部品
浮遊物質量(SS)
大腸菌群数
測定実測値
最大
平均
5.0∼9.0
6.9∼7.1
6.7∼7.3
10
7.8
3.1
−
8.0
2.8
20
7.0
1.3
3000
30
ND
※水素イオン濃度(pH)は単位なし 大腸菌群数は個/㎤、その他の項目で単位なしのものはmg/l
※NDは定量下限値以下(検出されない)
【従業員数】
大 気
518名
施設名
項目
小型貫流ボイラー
ボイラー
(冷温水発生器)
規制値
(協定値含)
測定実測値
最大
平均
SOx
2.22
0.02
0.01
NOx
144
83
74
SOx
1.07
0.07
0.05
ばいじん
0.30
0.013
ND
※単位:SOxは㎥N/H、NOxはppm、ばいじんはg/㎥N
※NDは定量下限値以下(検出されない)
試本作社部工 場
水 質
項目
規制値
(協定値含)
最大
平均
5.8∼8.6
6.7∼7.4
7.2
−
7.2
5.6
生物化学的酸素要求量(BOD)
30
2.0
0.5
浮遊物質量(SS)
20
ND
ND
300
ND
ND
水素イオン濃度(pH)
化学的酸素要求量(COD)
【所 在 地】
愛知県安城市東端町西大坪1-16
【主要製品】
オートマチックトランスミッションの試作
測定実測値
大腸菌群数
※水素イオン濃度(pH)は単位なし 大腸菌群数は個/㎤、その他の項目で単位なしのものはmg/l
※NDは定量下限値以下(検出されない)
※合併浄化槽:157人槽 22㎥/日
【従業員数】
186名
48
環 境 デ ータ
AISIN AW ENVIRONMENTAL REPORT 2012
岡工崎機東工
部 場
水 質
項目
規制値
(協定値含)
最大
平均
5.8∼8.6
7.0∼8.0
7.3∼7.8
生物化学的酸素要求量(BOD)
10
2.5
1.4
化学的酸素要求量(COD)
10
3.1
2.3
浮遊物質量(SS)
10
ND
ND
油分含有量
2
ND
ND
フェノール類
0.5
ND
ND
銅
0.5
ND
ND
亜鉛
1
0.1
0.1
溶解性鉄
3
ND
ND
溶解性マンガン
3
ND
ND
クロム
0.1
ND
ND
フッ素
1
ND
ND
300
ND
ND
全窒素
15
3.8
1.8
全リン
2
0.90
0.09
透視度
20度以上
100
100
0.45
ND
ND
水素イオン濃度(pH)
【所 在 地】
愛知県岡崎市大幡町字大入1番1
【主要製品】
オートマチックトランスミッション
EV・ハイブリッド車用駆動システム
【従業員数】
803名
測定実測値
大腸菌群数
陰イオン界面活性剤(MBAS)
※水素イオン濃度(pH)は単位なし 大腸菌群数は個/㎤、その他の項目で単位なしのものはmg/l
※NDは定量下限値以下(検出されない)
大 気
施設名
項目
小型貫流ボイラー
加熱炉
規制値
(協定値含)
最大
平均
3.16
ND
ND
ばいじん
0.1
ND
ND
ばいじん
0.1
ND
ND
SOx
※単位:SOxは㎥N/H、NOxはppm、ばいじんはg/㎥N
※NDは定量下限値以下(検出されない)
49
測定実測値
AISIN AW ENVIRONMENTAL REPORT 2012
会社概要
設立 1969年5月15日
資本金 264億8,
000万円
代表者 取締役社長 川本 睦
売上高 連結 9,151億円(2012年3月期) 単独 8,458億円(2012年3月期)
主要製品 オートマチックトランスミッション ハイブリッドシステム カーナビゲーションシステム
従業員数 連結20,642名(2012年3月31日現在) 単独 13,289名(2012年3月31日現在)
本社所在地 〒444−1192 愛知県安城市藤井町高根10番地 0566−73−1111
(代表)
アイシン・エィ・ダブリュ環境シンボルマーク
当社オリジナルのシンボルマークは、従業員の発案です。
地球を囲むように両手で形取ったハートは、地球を大切にしたいという私たちの心を表しています。
本報告書は、2011年度(2011年4月∼2012年3月)における環境保全の取り組み実績を中心にまとめてあります。
お問い合わせ先:安全環境部
TEL : 0566-73-3181
FAX : 0566-73-1507
E-mail : [email protected]
発行:2012年6月
次回発行:2012年秋(10月)予定
50
Author
Document
Category
Uncategorized
Views
6
File Size
13 179 KB
Tags
1/--pages
Report inappropriate content