US,UG,Z) 便潜血(OB) 尿潜血(OB) 尿 一 般 定 性 検

2008年7月改定/無断転載禁止
検査項目
血圧
血圧(BP)
尿pH
基準値の範囲
収縮期:100∼140mmHg
拡張期:60∼90mmHg
高値(増加)疾患例
低値(減少)疾患例
高血圧症
低血圧症
6.0前後
尿路感染症
《陽性》糖尿病、膵炎、甲状腺機能亢進
陰性(−)
症、、肝機能障害、薬剤性(ステロイド
尿 尿糖(US,UG,Z)
やサイアザイド系利尿降圧剤の服用
一
弱陽性(±)
中)、妊娠
般
《陽性》急性・慢性腎炎、ネフローゼ症
定
陰性(−)
候群、尿路系疾患、二次性腎疾患、妊
一 性 尿たんぱく(P,E)
弱陽性(±)
娠中毒症
般 検
陰性(−)
《陽性》尿路結石、腎炎、腎臓癌、膀胱
検 査 尿潜血(OB)
癌、激しい運動
弱陽性(±)
査
《陽性》糖尿病、高熱疾患、絶食、下痢・
尿ケトン体
陰性(−)
嘔吐(脱水)など
《陽性》食道静脈瘤、胃潰瘍、食道癌、
糞
急性胃粘膜病変、胃潰瘍、胃癌、十二
便
便潜血(OB)
陰性(−)
指腸潰瘍、クローン病、ポリープ、潰瘍
検
性大腸炎、大腸癌、痔、紫斑病、白血
査
病
検査項目
基準値の範囲
高値(増加)疾患例
多血症(赤血球増加症)
赤血球数
男性:440万∼560万個/μL
運動後などの脱水
女性:380万∼520万個/μL
栄養不良、発熱、糖尿病
-
-
低値(減少)疾患例
貧血、妊娠後期
(R,RBC)
男性:14∼18g/dL
女性:11∼15g/dL
ヘマトクリット値 男性:42∼45%
(Ht,Hct)
女性:38∼42%
ヘモグロビン(血色素)値
(Hb)
白血球数
3,500∼9,800/μL
(W,WBC)
血
球
好中球
検
40-60%
血 査
液
好酸球
白
検
0-6%
血
査
球 好塩基球
分
画
0-2%
単球
3-7%
リンパ球
26-46%
血小板数
(plt,PLT)
多血症(赤血球増加症)
貧血、膠原病、感染症、妊娠後期
運動後などの脱水
赤血球増多症
貧血
運動後などの脱水
細菌感染症、外傷、炎症性疾患、心筋
ウイルス感染症の初期、再生不良性貧
梗塞、白血病 、骨髄増殖性疾患
(妊娠、ステロイドの服用、喫煙でも高く 血 、薬剤の副作用
なる)
ウイルス感染症、薬剤性(抗癌剤、抗甲状
1830∼7250/μL
肺炎、髄膜炎、慢性骨髄性白血病、心
腺剤、消炎鎮痛薬など)再生不良性貧血、
筋梗塞、ステロイド剤の使用など
など
0∼700/μL
花粉症、喘息等のアレルギー性疾患、
再生不良性貧血など
寄生虫感染など
0∼150/μL
慢性骨髄性白血病など
200∼950/μL
結核、膠原病、急性肝炎、肝硬変など
1500∼4000/μL
15万∼40万/μL
血 プロトロンビン時 12∼14秒
(試薬、機器により異な
液
る)
(PT)
凝
トロンボテスト 70∼130%
固
(ワルファリンの治療効
(TT)
能
果判定のために行うこと
ウイルス感染症、リンパ性白血病、百日 エイズ、全身性エリテマトーデス、うっ血
咳など
性心不全など
白血病、再生不良性貧血、薬剤による
慢性貧血、骨髄機能亢進
骨髄抑制、特発性血小板減少性紫斑
病 、DICなど
《延長》肝疾患、DIC(播種性血管内凝
固症候群)、ビタミンK欠乏症、ワルファ
リン投与時、血液凝固因子欠損症
-
-
検査項目
血清総たんぱく
基準値の範囲
6.5∼8.0g/dL
(TP)
アルブミン
(ALB,Alb)
肝
・
胆
道
機
能
検
査
蛋
白
分
画
アルブミン(Alb)
60∼65%
α1−グロブリン
1.7∼5.0%
6.2∼12.5%
8.3∼16.3%
10.7∼20.0%
α2−グロブリン
β−グロブリン
γ−グロブリン
総ビリルビン
(TB)
急性炎症型:Alb↓,α1↑,α2↑
慢性炎症型:Alb↓,α1↑,α2↑,β↓,γ↑
急性肝障害型:Alb↓,α2↓,経過とともにγが徐々に↑
慢性肝障害型:Alb↓,α2↓,γ↑(血清総蛋白量低下を伴う)
蛋白漏出型:Alb↓,α2↓,β↓,γ↓(血清総蛋白量低下を伴う)
ネフローゼ型:Alb↓,α2↑,β↑,γ↓
妊娠型:Alb↓,β↑(血清総蛋白量低下を伴う)
慢性肝炎、肝硬変、肝臓癌、胆石症 、
胆のう炎、膵癌など
心筋梗塞、急性肝炎、筋肉疾患、慢性 尿毒症、糖尿病性ケトアシドーシス、脚
気
肝炎など
尿毒症、糖尿病性ケトアシドーシス、脚
急性肝炎、胆石症発作など
気
ALT (GPT)
5∼40 単位/ L
90 ∼260 単位/ L
(黄疸あり)
(SSCC法)
アルコール性肝炎、閉塞性黄疸、急性肝炎
*測定方法、基準値は検 (黄疸なし)
査施設によって範囲は異 転移性骨腫瘍、副甲状腺機能亢進症、慢性肝炎、肝硬変、骨折など
*成長期の小児では成人の2∼3倍の値になることがある
なる
男性:8∼61単位/L
アルコール性肝炎、急性肝炎、慢性肝
女性:5∼24単位/L
炎、肝硬変、胆道系疾患
ステロイドまたは抗てんかん薬を服用し
小児:0∼20単位/L
新生児:50∼150単位/L ている場合
肝疾患(急性肝炎、肝癌)、心疾患(心筋梗塞、うっ血性心不全)血液疾患(悪性
200∼390単位/L(GSCC 貧血、白血病)筋肉疾患、悪性腫瘍(膵癌、大腸癌等)、間質性肺炎など
法)
*過度の運動で軽度上昇
急性腎炎、慢性腎炎、ネフローゼ症候
8∼20mg/dL
群、腎盂腎炎、腎結石、腎腫瘍、脱水
尿崩症、肝不全、低蛋白食
症、高熱、うっ血性心不全、尿路結石
男性:0.7 ∼ 1.2 mg/dL 急性糸球体腎炎、慢性糸球体腎炎、急
女性:0.5 ∼ 0.9 mg/dL 性腎不全、慢性腎不全、脱水症、火
筋ジストロフィー、尿崩症、妊娠初期
傷、うっ血性心不全
男性:90 ∼ 120mL/min 妊娠、糖尿病の初期、激しい運動、高 腎障害、尿路結石、前立腺肥大、心不
全、肝不全
女性:80 ∼ 110mL/min 蛋白食
男性:4.0∼7.0 mg/dL
・2.0 mg/dL 未満:低尿酸血症
高尿酸血症、痛風、慢性腎不全、 骨髄
女性:3.0∼5.5 mg/dL
腫、白血病
特発性腎性低尿酸血症、糖尿病、肝硬
薬剤性:サイアザイド系降圧利尿薬、 変
ループ利尿薬の服用
アスピリンの大量服用
脂肪食過剰摂取、高コレステロール血 家族性低コレステロール血症、甲状腺
症、糖尿病、肥満、甲状腺機能低下
機能亢進症、 アジソン病、慢性肝炎、
120∼220 mg/dL
症、ネフローゼ症候群、ステロイド剤投 肝硬変、貧血、白血病、吸収不良症候
与、など
群、など
アルカリフォス
ファターゼ
(ALP)
LDH
(乳酸脱水素酵素)
尿素窒素(血
腎
(BUN,UN)
機 クレアチニン(血清)
能
検
(CRE,Crea)
査
クレアチニンクリアラン
ス
尿酸(血清)
(UA)
総コレステロー
脂
質
代
謝
ネフローゼ症候群、栄養不良、消化吸
多発性骨髄腫、マクログロブリン血症、
収障害、慢性肝疾患、肝硬変、腎疾
脱水
患、熱傷
10 ∼40 単位/ L
(γグルタミルトラ
ンスペプチダー
ゼ)
尿
酸
代
謝
0.2∼1.0mg/dL
低値(減少)疾患例
ネフローゼ症候群、栄養不良、消化吸
多発性骨髄腫、マクログロブリン血症、
収障害、肝硬変、癌
肝硬変
*妊娠・経口避妊薬の使用でも低くなる
AST (GOT)
γ-GTP
血
液
生
化
学
検
査
3.7∼5.2g/dL
高値(増加)疾患例
(TC)
HDL-コレステロール
(HDL-C)
中性脂肪
40∼60 mg/dL
30∼150 mg/dL
(TG)
空腹時血糖
糖
60∼110 mg/dL
代
(BS,BG,GLU,Glc)
謝
4.3∼5.8 %
Hb A1c
動脈硬化症、虚血性心疾患、高血圧
症、糖尿病、肥満、喫煙、運動不足
高脂血症、過剰脂肪摂取、過剰糖質摂 甲状腺機能亢進症、肝硬変、吸収不良
取、飲酒、糖尿病、動脈硬化症、肥満
症候群など
症、薬剤性など
-
糖尿病、アルドステロン症、褐色細胞
血糖降下剤の過剰投与、副腎機能低
腫、肝硬変、慢性膵炎、ステロイド剤の
下症、吸収不良症候群
投与
糖尿病
溶血性貧血
検査項目
基準値の範囲
高値(増加)疾患例
低値(減少)疾患例
100mm以上:多発性骨髄腫
50mm以上: 慢性関節リウマチなどの膠
女性:3∼15mm/時間
原病、肺結核
うっ血性心不全、DIC、赤血球増加症
(赤沈、血沈、ESR)
15mm以上:感染症、 悪性腫瘍 、心筋
梗塞、貧血、妊娠後期
《陽性の場合》
免
陰性
CRP
炎
高度(5+∼6+)
疫
症 (C反応性たんぱく) または0.3mg/dL 以下(測 細菌感染症、結核、慢性関節リウマチ、
血
定施設により異なる)
敗血症、悪性腫瘍 など
性
清
中等度(2+∼4+)
反
検
多発性動脈炎、悪性リンパ腫、クローン
応
査
病、心筋梗塞、外科手術 など
軽度(±∼1+)
ウイルス感染症、SLE、白血病、妊娠、
貧血、気管支喘息、など
小児:250単位以下
ASO
急性リウマチ熱、急性糸球体腎炎、猩
(抗ストレプトリジンO) 成人:166単位以下
紅熱、その他の溶連菌感染症
クレアチンキ 【JSCC法】
急性心筋梗塞、横紋筋融解症、筋ジス
(CK,CPK)
トロフィー、多発性筋炎、甲状腺機能低 甲状腺機能亢進症、 妊娠など
男性:58∼348単位/L
酵素
下症、、脳出血、脳梗塞など
女性:29∼145単位/L
赤血球沈降速度 男性:1∼10mm/時間
・本欄に掲載した基準値および疾患例は、あくまで参考として供するものです。
・基準値は「正常な人の95%が当てはまる値」と理解して下さい。なお現在では「正常値」という
用語は好ましくないとされあまり使われていません。
・基準値は検査方法、機器の種類、試薬の種類などによって、微妙に異なってきます。
・基準とされる値も、文献によって多少異なっており、下記の数値は絶対的なものではありませ
ん。
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