第 7 号 - きび診療所

きび診療所
広報誌
第7号
2 月号
発行所:きび診療所
住所:南国市明見字五台山分 800 番
TEL:088-804-6500
★花粉症
《 花粉症の季節がやってきました 》
今年は花粉の飛散が、昨年より3倍ほど多いと言われています。まずは受診をし、早めの
対策をしましょう。
《 初期治療が大事です 》
花粉が飛散し始める2週間くらい前から抗アレルギー薬を服用しておくことで、次のよう
な効果があります。
・症状が現れる時期を遅らせる
・症状がみられる期間を短くする
・症状を軽くする
・薬剤の使用を少なくできる
《 目と鼻の症状だけではありません 》
喉: 痛い、かゆい、咳や痰が出る、不快感、声がかすれる
頭: 頭痛、頭が重い、頭がぼ∼っとする
耳: かゆい、聴こえにくい
口: 口が渇く、味覚障害、口内炎
胃腸: 食欲低下、胃がもたれる、下痢
皮膚: 顔や首が赤くなる、かゆい
その他: 全身倦怠感、発熱
《 花粉飛散カレンダー 》
主治医と相談しながら症状をコントロールし、花粉飛散シーズンを乗り切りましょう!
★スタッフ紹介
院
長
中 山
師
事務職員
看
護
拓 郎
副
院
長
白 神
3 名
臨床検査技師
2 名
3 名
管理栄養士
1 名
実
看護助手
計
何か気になる事等ございましたら、気軽にご相談ください♪
2 名
13 名
★皮膚掻痒症(ひふそうようしょう)・乾皮症(かんぴしょう)
◎冬になると体がかゆい、乾燥すると体がかゆいのはどうして?
冬になると足や腰、背中などに、発疹がないのにかゆみを感じることがあります。
これは、皮膚に目立った異常がみられない
にもかかわらず、かゆみが出る病気、
ひ
ふ そうようしょう
かんぴしょう
∼皮膚 掻痒症 ・乾皮症∼です。
原因は、内臓疾患、薬剤、食品、妊娠、心因
性、加齢など様々ですが、最も多いのが加齢に
よる乾燥肌です。
加齢による乾燥肌とは、年齢を重ねると皮膚中
の水分が減少して、皮膚が乾きやすくなること
です。皮膚が乾燥し、皮膚中の水分が減少する
と、皮膚本来の防御機能が低下して、衣服によ
る刺激や温度変化などに過敏に反応するように
なり、かゆみが出てきます。
◎かゆみの悪循環
「かゆい時にかいてしまう」と、そこから
かゆみを引き起こす物質(ヒスタミンなど)
が出てきて、ますますかゆみも強くなり、
「肌が傷つき」、「刺激に過敏な肌」になって
「更にかゆくなる」という悪循環に陥るので
か
なるべく掻かないことが大事です。
◎かゆみをコントロールするには?
かゆみの悪循環を断ち切るためには、ヒスタミンが皮膚で働くのを抑える飲み薬や塗り
薬を使えばかゆみはよくなりますので、まずは医師にご相談ください。
また乾燥肌にならないために、以下のスキンケアとライフスタイルの見直しで皮膚のか
ゆみもずっとよくなります。
①乾燥しがちな住環境を改善しましょう・・・エアコンの長時間使用、過度の暖房、コタ
ツ・電気毛布の長時間使用は皮膚を乾燥させるので注意しましょう。
②入浴後はスキンケアをお忘れなく・・・入浴後 10 分以内で皮膚が十分うるおっている
うちに、石鹸で失われた皮脂を補うための乳液やクリームや表皮に水分を保つ保湿薬など
でスキンケアしましょう。
③皮膚の清潔を保つための入浴や石けんもほどほどに・・・皮膚表面から皮脂を奪う原因
になる過度の入浴や石けんの使用、タオルで強くこする、イオウ入りの温泉入浴剤の使用
などを避けましょう。
④かゆみを引き起こす刺激は避けましょう・・・ウールなどの刺激のある肌着、飲酒や香
辛料、発汗、ストレスなど