寸劇で住宅用火災警報器の設置をＰＲ消防団概 ①都道府県名 ②消防団名 ③実員数 ④消防団事務局要 ⑤ＨＰアドレス北海道西十勝消防組合新得消防団 57 名［うち女性団員 10 名］西十勝消防組合新得消防署庶務係 ℡ 0156-64-5103 なし消防法の改正により、すべての住宅に設置が義務化されたことに伴い、予防部に所属する団員（男性 3 人、女性 10 人計 13 人）が住宅用火災警活動報器の設置を呼びかけるオリジナルの寸劇を製作して、町民に啓発活動を行っている。以前にも悪質な消火器の訪問販売が横行したことにより、お年寄りを対象に出前寸劇を披露し好評を得たことから、内容を見直しして団員が脚本と演出、出演と、ど素人の団員がひとり三役をこなしている。寸劇は「悪質な訪問販売にご注意！」をテーマに、ひとり暮らしのおばあちゃん宅に女性消防団員が防火訪問し、火災警報器の設置が義務化されたことと、設置したことにより早期発見で焼死火災が減少していることなどを説明して、おばあちゃん宅をあとにする。その後、火災警報器を持った二人組の販売員がおばあちゃん宅を訪問して、言葉巧みに高額な金額で内火災警報器を売りつける。近所に住むお友だちに電話して、はじめて騙されたことに気づくという内容。容「早い発見！少ない損害！」言葉巧みに火災警報器を売りつける訪問販売員見てもらう町民に分かりやすく、楽しんでもらい、火災警報器の必要性と悪質な訪問販売に注意を促すために、「悪質な訪問販売注意！」「住宅用火災警報器を！」と書いたパネルを切り替えて見せるほか、「北海道の重心地」や「そばの町新得」、よさこいソーラン踊り、本町発祥のスポーツ（フロアカーリング）のＰＲを織り交ぜている。（上演時間は、約 20 分）活動内容パネルで注意を呼びかける団員写真提供：西十勝消防組合新得消防署火災予防啓発劇は、一人でも多くの町民に見ていただくことを目標に、町などが主催する次の事業の中で上演した。 ①町民大学寿教室∼年間を通しての生涯学習講座（町内の高齢者 100 人特記事項観覧） ②プロのバンドコンサート∼「くものすカルテット演奏会」の 1 部で上演（町民 300 人観覧） ③「町民芸能芸術祭」∼町民各団体が日頃の練習の成果を発表する芸術祭で上演（町民 300 人観覧） ④第 14 回全国女性消防団員活性化北海道大会∼札幌市で開かれた大会で上演（全国から参加した消防団員約 2,500 人が観覧）いずれの事業も火災予防の啓発及び火災警報器の設置推進と悪質な訪問販売の注意を呼びかける素人集団の寸劇は拍手喝采を浴び、「いつでもご要望に応じて出前上演します。」と予防部団員一同張り切っている。これらの火災予防啓発により、町内の全世帯の約 40％の住宅に火災警報器が設置され、今後も全世帯の設置を目標に普及啓発活動に努めていくことにしている。