0.580% 事業再生ADR 今週の株式相場見通し 今週の

平成21年9月28日
ライフプラン21
1級ファイナンシャル・プランニング技能士
CFP®認定者
大谷 明
投資の基礎講座 「お金は使うためのもの」
先日「『幸せに生きる人生』の作り方」というセミナーに参加しました。その中で、お金と幸せの関係について、「お金の使い方は人生そのもの」、「貯めるより使
い方が難しい」という話がありました。
お金の役割は(1)価値の尺度、(2)交換(決済)手段、(3)価値貯蔵手段の3つといわれますが、(2)と(3)は使うためのものといえます。「お金を貯めることが趣
味」という人は除いて、たとえ子孫に残す目的であったとしても、そのお金は最終的には貰った人に使われるはずです。
お金があっても幸せは買えませんし、お金がなさ過ぎても幸せにはなれません。貯蓄にしろ、投資にしろ貯まったお金、増やしたお金をどのように使うかで「幸
せに生きる」ことができる、「死に金」ではなく「生き金」にすることだそうです。
そのポイントは、目的に合ったお金の使い方をしているかを考えることです。「金勘定は金『感情』」だそうで、お金は「感情」で動いてしまう傾向があり、「くせで
使ってしまう」ことが多いことがわかりました。「過去を振り返って『無駄使いをしてしまった!』というときの心理状態」は、ストレスの発散だったり、ネットサーフィン
をしていてつい、など「くせ」でお金を受かってしまい、よく考えたお金の使い方をしていないことが大半のようです。
生きたお金の使い方を考えることも投資をする上ではとても大切なことだと思います。
先週の金融市場データ
週間高低表(終値ベース)
日経平均株価
週初
高値
10,544.22円
TOPIX
ニューヨークダウ平均
NASDAQ
安値
10,544.22円
週末終値
10,265.98円
950.20
950.20
922.67
9,778.86ドル
9,829.87ドル
9,665.19ドル
2,138.04
2,146.30
0.15%
0.25%
922.67
東和銀行
0.05%
0.05%
0.07%
0.15%
0.20%
0.05%
0.05%
0.07%
0.15%
0.20%
0.15%
0.15%
0.17%
0.25%
0.25%
9,665.19ドル 高崎信用金庫
2,090.92
1.305%
5年国債利回り
0.595%
0.595%
0.580%
0.580%
無担保コールO/N
0.118%
0.118%
0.107%
0.15625%
0.15625%
0.12500%
3.48%
3.32%
3.39%
3.24%
ドル/円相場
90.62円
90.62円
133.80円
133.80円
133.03円
1ユーロ=ドル
1.4763ドル
1.4763ドル
1.4684ドル
豪ドル/円相場
79.49円
79.49円
78.26円
NY原油先物(WTI)
69.71ドル
71.55ドル
65.89ドル
1,004.90ドル
1,015.50ドル
991.60ドル
NY金先物
郵便局
事業再生ADR
0.107% 消費者金融大手のアイフルが事業再生ADRの申請
をしました。また、ウィルコムも同手続を開始しました。
0.12500% ADR(Alternative Dispute Resolution 裁判外紛争
解決手続)は、仲裁,調停,あっせんなどの,裁判によ
3.32%
らない紛争解決方法を広く指すものです。例えば,裁
3.24% 判所において行われている民事調停や家事調停もこ
れに含まれますし,行政機関が行う仲裁,調停,斡旋
90.59円
の手続や,弁護士会,社団法人その他の民間団体が
行うこれらの手続も,すべて裁判外紛争解決手続に含
133.03円
まれます。
1.4684ドル 裁判外紛争解決手続は、厳格な手続にのっとって行
われる裁判に比べて、柔軟な対応が可能であるという
78.26円
特長があります。
66.02ドル
90.59円
ユーロ/円相場
2年
0.07%
1.305%
3.48%
1年
0.05%
2,090.92
3.37%
6ヶ月
0.05%
1.315%
ドイツ10年国債利回り
3ヶ月
群馬銀行
1.315%
米国10年国債利回り
1ヶ月
10,265.98円
10年国債利回り
米国FFレート
平成21年9月28日現在
スーパー定期(ニュー定期)金利表
事業再生ADRの手続の流れ
債務者が第三者機関に
手続の利用を申請
債務者と第三者機関が
金融機関へ支払いの
一時停止を通知
債権者会議で企業が
策定した計画案を協議
計画案の
承認
私的整理
成立
計画案を
承認せず
特定調停
調
停
成
立
せ成
ず立
会社更生・民事再生
手続へ移行
991.60ドル
今週の株式相場見通し
日経平均株価日足
11,000
10,500
10,000
9,500
9,000
25日移動平均
75日移動平均
8,500
8,000
5/25
6/15
7/6
7/28
8/18
1.60%
9/8
10/2
国債利回り
今週の債券・為替相場見通し
1.40%
1.20%
10年国債利回り
1.00%
5年国債利回り
0.80%
0.60%
0.40%
5/25
6/15
7/6
100
7/28
8/18
9/8
10/2
140
為替相場
135
95
90
130
ドル/円(左軸)
豪ドル/円(左軸)
ユーロ/円(右軸)
85
125
80
120
75
115
110
70
5/25
先週の株式市場は、連休明けに海外株高を受けて高くなりましたが、急激な
円高による業績悪化懸念、亀井金融担当相の返済猶予発言、野村證券の大
型増資発表などを受けて急落しました。
今週の株式相場は、軟調な相場展開が予想されます。
先週末米国市場で1ドル=90円割れとなる円高となったことから輸出関連企
業の先行きに懸念が広がること、亀井金融担当相の返済猶予案の行方、雇
用情勢の悪化など厳しい状況が続くうえ、配当取りの動きがなくなり買いが少
なくなりそうです。1日の日銀短観は改善が見込まれているものの、先行きの
警戒感は残り、支援材料にはなりにくいと思われます。
海外の景気指標の発表により多少の上昇があったとしても長続きはせず、
下値を探る動きになりそうです。
日経平均株価で9800~10400円程度の推移が予想されます。
6/15
7/6
7/28
8/18
9/8
10/2
先週の債券相場は、円高の進行や企業物価の低下、海外金利低下を受け
て、強含みの展開となりました。10年国債利回りは1.30%まで低下しました。
今週の債券相場は、下期入りで債券買い需要が高まることに加え、円高の
進行や物価の低下など金利先安感が強まり、引き続き堅調な推移が予想さ
れます。29日の消費者物価指数の発表で金利低下が進む可能性がありま
す。
10年国債利回りで1.270~1.320%程度の推移となりそうです。
先週の為替相場は、資源価格の落ち着きもあり円が他のほとんどの通貨に
対して強含む動きとなりました。NY市場では7ヶ月ぶりに1ドル=90円割れまで
円高・ドル安が進みました。
今週の為替相場は、ドルの先安感が強まっていることもあり、円高・ドル安の
動きが続きそうです。
1ドル=89円00銭~91円00銭程度の展開となりそうです。
CFP®、CERTIFIED FINANCIAL PLANNER®およびサーティファイド ファイナンシャル プラン
ナー®は、米国外においてはFinancial Planning Standards Board Ltd. (FPSB)の登録商標で、FPSB
とのライセンス契約の下に、日本国内においてはNPO法人日本FP協会が商標の使用を認めていま
す。
その正確性や完全性を保証するものではありません。また、本資料に記載された見解や予測等は資料作成時点における個人的意見であり、ライフプラン21が保証するものではありません。
投資に関する最終決定はお客様ご自身の判断でなさるようお願い申し上げます。