「ソロモン諸島・ングビアから」 渡辺篤史さん

ングビアの町並み
渡邊
篤史さん(日光市)
◆青年海外協力隊
2008 年 6 月∼ ソロモン諸島で活動
職種:理数科教師
ソロモン諸島
面積 : 2 万 8,900 ㎢ (岩手県の約 2 倍)
人口 : 53,4 万人
首都 : ホニアラ
民族 : メラネシア系(94%)、その他(6%)
言語 : 英語
宗教 : 人口の 95%以上がキリスト教
通貨 : ソロモンドル(SI$)
◆ソロモン諸島で活動中の JICA ボランティア
青年海外協力隊 20 名
シニア海外ボランティア 0 名
外務省ホームページより抜粋
(2008 年 8 月 31 日現在)
渡邊さんが暮らすングビアについて紹介します。
ングビアの町並み
ングビア
人口 : ?
日本人の数 : 任地には 1 人ですが、近くにソロ
モンの女性と結婚した男性が住んでいます。
首都からのアクセス : バスで約 50 分
庶民の足 : 徒歩、バス
物価 : 1食20∼30ソロモンドル(300∼450
円)、水500mlが5ソロモンドル(75円)、ニワトリ1
羽60ソロモンドル(900円)、卵1個3ソロモンドル
(45円)、缶ビール 8ソロモンドル(120円) 。
学校の先生の給料が日本の15分の1くらいな
のにもかかわらず、物価はそんなに変わりません。
なのに、彼らはなぜかやっていけているから不思
議です。
渡邊さんの活動を紹介します。
中学1、2年生の理科や、課
外活動を担当しています。これ
はお昼休みのときに、現地の
素材(フルーツ、イモ、ココナッ
ツ等)を生かしたオリジナルパ
ンを1個1ドル(15円)で生徒
に売っている写真です。
この売上を元手に日本料理
教室を開講しようと考えていま
す。
渡邊さんお気に入りのソロモングルメを紹介します。
「パンの木の実」
英語では breadfruit といいます。名前が
名前 だけ に い ったい どん な味の 果物 な の
か、不思議で仕方がないことと思います。未
熟なモノは伝統的な「モツ」というかまどで焼
きます。そうすると石焼き芋のような、甘くて
ほくほくした、懐かしい味の食べ物になりま
す。しかしパンとは程遠いようです。
写真のものはパンの木の実を調理したも
のと、ヌードルをゆでたものです。熟したモノ
は独特の香りと甘さがあり、ライチに似ている
と思います。
「パンの木の実」の実
渡邊さんのングビアの住居を紹介します。
間取り : 学校の敷地内の教員住宅。
2LDK です。ひとりぼっちで住むにはちょ
っと寂しすぎます。かたやお隣さんは同
じ作りの家に 10 人で住んでいます。
電気・水道の有無 : 電気は 1 日に 40
分、水道は 3 時間だけ使用できる。
トイレの形式 : 水出ないのに水洗…臭
い。
洗濯の方法 : 手洗い(雨水使用)
住居に関する悩み : 戸や窓の隙間か
ら蚊が入ってくるので、マラリアが心配。
ネズミも入ってくるので、食糧が食べら
れないか心配。
近所の子どもたち