News Release タカタと GM で共同開発をしたフロントセンターエアバッグが、 AJAC の『ベスト・ニュー・テクノロジー賞』を受賞 ∼ 側面衝突時における、ファーサイドからの衝撃を防ぐ革新的な乗員保護システムである FCAB が 業界関係者より賞賛をうける ∼ 【2013 年 2 月 22 日 ミシガン州・アーバンヒルズ】 タカタがゼネラルモーターズ(GM)と共同開発したフ ロントセンターエアバッグ(以下 FCAB)が、衝突回避システムやブレーキテクノロジーをはじめとする数 ある最新技術を抑え、カナダ自動車産業記者協会(AJAC)が主催する『2013 年ベスト・ニュー・テクノロ ジー賞』を受賞しました。 各テクノロジーは、そのシステムを採用している OEM メーカーによる 20 分間のプレゼンテーションと 10 分間の質疑応答で紹介され、その後同記者協会委員会による投票の結果、GM および FCAB の本賞 受賞が発表されました。 2013 年中に FCAB の搭載が予定されているのは、全世界でビュイック・アンクレイブ、GMC・アカディア、 シボレー・トラバース(すべてクロスオーバーサイズ)の 3 車種のみです。Howstuffworks.com のライター 兼編集者クリステン・ホール・ガイスラー氏は以下のように述べました。 「自動車安全システムサプライヤーのタカタは、GM と同時期に側面衝突に関する研究開発を独自に進 めていましたが、それぞれが単独で取り組むのではなく、スコット・トーマス氏率いる GM の開発チーム がリチャード・ウィック率いるタカタの開発チームと協力したことで、この FCAB が誕生したのです。 また、 5 年間に及んだ開発事業は複数の特許を生み出すことにもなりました。」 新しいエアバッグは、いろいろな衝突状況のもとでさまざまな乗員保護性能を発揮します。いくつかの 衝突テストでは、本エアバッグが重傷を負うような衝突事故から乗員をほぼ無傷で保護できる衝突安全 性能が立証されました。 エアバッグを運転席から正しく展開させ前席中央の空間を効果的に埋めるのには高い技術が必要とさ れるため、実用化では多くの課題に直面しました。 しかし、GM との 3 年間にわたる共同開発により、側 面衝突による死亡事故を 29%軽減(GM 調べ)できるという新しいエアバックを商品化することができま した。 また FCAB には、側面衝突時に発生する激しい横揺れによる頭部及び脊髄損傷を防ぐ効果も 期待されています。 タカタの北米子会社 TK HOLDIGS INC.のロバート・フィッシャーEVP は、以下のように述べました。「私 たちは、常に現在および将来的な安全リスクの検証に顧客とともに取り組んでおり、中でもファーサイド (乗員から遠い側)の衝撃は、より入念な配慮と衝突テスト、そして乗員を効果的に受け止めるデザイン が必要とされるエリアでした。今回、このセーフティシステムの実用化に向け非常に緊密に GM と連携で きたことを大変誇りに思うとともに、この広く認められた『2013 年ベスト・ニュー・テクノロジー賞』を AJAC より受賞したことを祝福いたします。」 現在、FCAB の搭載は米国連邦規制により義務付けられていませんが、多くの業界専門家は、FCAB 搭載車種が、米国道路安全保険協会が近く行う予定の衝突安全テストで「トップ・セーフティー・ピック」 に選ばれると予想しています。 米国道路安全保険協会のエイドリアン・ランド会長は、「FCAB は、側面衝突による死亡事故を防ぐ大き な可能性を秘めています。GM とタカタがこの非常に重要な分野において先導的な役割を担ったことは 称賛されるべきです」と述べました。 FCAB の詳細については、以下リンク先をご参照ください。 http://auto.howstuffworks.com/under-the-hood/trends-innovations/center-mounted-airbag.htm ※ このリリースは、TK HOLDINGS INC. が発表したリリースの日本語版です。
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