相続の概要に関する以下の設問A~Jについて、それぞれ

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問1
次の設例に基づき、相続の概要に関する以下の設問A~Jについて、それぞれの答えを1~4の中か
ら1つ選んでください。
<設例>
東京都内で飲食店を営んでいる杉野和弘さん(以下「杉野さん」という)は、将来の相続対策につ
いて検討している。平成26年6月末の杉野さんの親族関係図等は以下のとおりである。なお、杉
野さんおよびその親族は、全員日本国籍を有し、その住所は日本国内にあり、杉野さんの所有財産
はすべて日本国内にある。また、各設問間に関連はないものとする。
[親族関係図]
妻
杉野さん
父(すでに死亡)
姉(相続放棄予定)
母(すでに死亡)
弟
・ 姉は、杉野さんの相続について、相続の放棄をする予定である。
(問題1)
(設問A)平成26年6月末に杉野さんに相続が開始した場合、杉野さんの相続に係る弟の民法上の法
定相続分(代襲相続分を含む)として、正しいものはどれか。なお、姉は相続の放棄をする
ものとする。
1.1/3
2.1/4
3.1/6
4.1/8
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2
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(問題2)
(設問B)平成26年6月末に杉野さんに相続が開始した場合、杉野さんの相続に係る相続税の総額等
を計算するうえでの弟の法定相続分(代襲相続分を含む)として、正しいものはどれか。な
お、姉は相続の放棄をするものとする。
1.1/3
2.1/4
3.1/6
4.1/8
(問題3)
(設問C)妻は、杉野さんの財産の維持や増加に特別に貢献してきた。平成26年6月末に杉野さんに
相続が開始し、杉野さんの相続財産の総額(相続開始時の時価)が360,000千円であ
り、相続人全員の協議で妻の寄与分を30,000千円と定めた場合、寄与分を考慮した杉
野さんの相続に係る妻の民法上の相続分(具体的相続分)の金額として、正しいものはどれ
か。
1.195,000千円
2.250,000千円
3.262,500千円
4.277,500千円
(問題4)
(設問D)杉野さんが、妻、弟および共に事業を行ってきた友人の工藤さんに財産を相続させる旨また
は遺贈する旨の遺言書を作成した後、平成26年6月末に杉野さんに相続が開始し、以下の
とおり各相続人等がその遺言に従って杉野さんの財産を取得した場合、妻が他の相続人等に
対して遺留分の減殺請求をすることができる金額の合計額として、正しいものはどれか。
[相続人等が取得した財産]
取得者
妻
弟
工藤さん
合計
相続開始時の時価
80,000千円
120,000千円
160,000千円
360,000千円
1.
10,000千円
2.
40,000千円
3.
55,000千円
4.100,000千円
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3
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(問題5)
(設問E)杉野さんは、弟に対し、生計の資本とするために以下の財産を贈与しており、この贈与は弟
の特別受益となるものである。平成26年6月末に杉野さんに相続が開始し、杉野さんの相
続財産の総額(相続開始時の時価)が360,000千円であった場合、この特別受益を考
慮した杉野さんの相続に係る妻の民法上の相続分の金額として、正しいものはどれか。
贈与年月
平成20年5月
贈与財産
株式
贈与時の時価
12,000千円
相続開始時の時価
9,000千円
備考
(注)
(注)弟は、株式を贈与された年に売却しており、相続開始時の時価は、弟がその株式を杉野さんの相
続開始時まで原状のまま保有していた場合の価額である。
1.246,000千円
2.248,000千円
3.276,750千円
4.279,000千円
(問題6)
(設問F)遺贈に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。なお、本設問は、設例との直接的
な関連はないものとする。
1.遺言者が、受遺者に特定の財産を遺贈する旨の遺言書を作成し、遺言者の死亡以前に受遺者
が死亡した場合、受遺者の相続人は受遺者たる地位を承継する。
2.遺言者が死亡し、特定遺贈の受遺者がその遺贈の放棄をする場合、受遺者は、遺言者が死亡
したことを知った時から3ヵ月以内に、その遺贈の放棄をしなければならない。
3.遺言者が、受遺者に特定の財産を遺贈する旨の遺言書を作成した後に、その特定遺贈の目的
物の一部を第三者に売却した場合、その遺言は無効となる。
4.特定遺贈の場合には、遺言者の死亡後に、受遺者が遺贈の承認または放棄をしないで死亡し
たときは、原則として、その受遺者の相続人は、自己の相続権の範囲内で、遺贈の承認また
は放棄をすることができる。
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4
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(問題7)
(設問G)推定相続人の廃除に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。なお、本設問は、
設例との直接的な関連はないものとする。
1.被相続人が、生前に推定相続人を廃除するには、被相続人が家庭裁判所に廃除の請求をしな
ければならず、家庭裁判所の調停の成立または審判の確定によって、その推定相続人は相続
権を失う。
2.被相続人は、生前に推定相続人の廃除が認められた後において、いつでもその廃除の取消し
を家庭裁判所に請求することができる。
3.被相続人が、遺言で推定相続人を廃除する意思を表示した場合には、遺言執行者が相続開始
後に遅滞なく家庭裁判所に廃除の請求をし、それが認められると、その推定相続人の廃除は、
被相続人の死亡の時にさかのぼってその効力を生ずる。
4.推定相続人の廃除が認められた場合には、その廃除された推定相続人の直系卑属である子や
孫は代襲相続人とはならない。
(問題8)
(設問H)養子に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。なお、本設問において、養子とな
る者は養親となる者の直系卑属ではないものとする。また、本設問は、設例との直接的な関
連はないものとする。
1.15歳未満の未成年者を普通養子とする場合は、その法定代理人の承諾が必要であり、併せ
て家庭裁判所の許可を得なければならない。
2.普通養子縁組成立の日から1年以内にその養親に相続が開始したときに限り、その養子は、
その養親の相続人とはならない。
3.特別養子縁組の養親となる夫婦の年齢は、いずれも25歳以上でなければならないため、夫
婦の一方が28歳であっても他方が21歳の場合は、養親となることができない。
4.特別養子縁組が成立した場合において、特別養子となった者は、実親に相続が開始したとき
には、その実親の相続人となる。
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(問題9)
(設問I)認知に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。なお、本設問は、設例との直接
的な関連はないものとする。
1.父が、子が成年に達するまでは認知せず、成年に達してからその子を認知する場合には、そ
の子の承諾は不要である。
2.父が未成年者であっても、その法定代理人の同意を得ることなく、自分の子を認知すること
ができる。
3.父が、子が5歳の時に認知した場合、その時からではなく、その子の生まれた時からすでに
父子関係があったものとされる。
4.生存している父が、子を認知しない場合、その子またはその子の母は、父を相手方として家
庭裁判所に認知を求める訴えを提起することができる。
(問題10)
(設問J)失踪宣告に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。なお、本設問は、設例との
直接的な関連はないものとする。
1.不在者の生死が7年間不明である場合、家庭裁判所は、利害関係人の請求により普通失踪に
よる失踪の宣告をすることができる。
2.沈没した船舶の中にあった者が、船舶が沈没した後1年間その生死が不明の場合、家庭裁判
所は、利害関係人の請求により特別失踪による失踪の宣告をすることができる。
3.失踪宣告を受けた者は、普通失踪の場合は所定の期間が満了した時に、特別失踪の場合はそ
の危難が去った時に、それぞれ死亡したものとみなされる。
4.失踪宣告に基づいて開始した相続により財産を取得した者は、その後、失踪者が生存してい
て失踪宣告の取消しがあった場合には、その取得した全財産を返還しなければならない。
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問2
遺言および成年後見制度等に関する以下の設問A~Eについて、それぞれの答えを1~4の中から1
つ選んでください。
(問題11)
(設問A)遺言に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.公正証書遺言を作成する場合には、遺言者および証人が、筆記の正確なことを承認した後、
各自これに署名押印しなければならないが、遺言者本人が署名できない場合には、公証人が
その事由を付記して署名に代えることができる。
2.公正証書遺言の作成に立ち会う証人には、遺言者の推定相続人や公証人の配偶者はなること
ができない。
3.秘密証書遺言が、秘密証書遺言としての方式に欠けている場合であっても、自筆証書遺言と
しての要件を満たしているときには、自筆証書遺言として有効となる。
4.自筆証書遺言は家庭裁判所に提出して検認を受けなければならないが、検認とは、遺言書の
形状、加除訂正の状態、日付、署名など遺言書の内容を明確にして遺言書の偽造・変造を防
止するとともに遺言の有効・無効を判断する手続きである。
(問題12)
(設問B)次の記述のうち、遺言書に記載しても法的効力が生じないものはどれか。
1.「私の相続開始後4年間は遺産の分割を禁止する」旨の遺言をした。
2.相続人が妻、長男および長女である場合に、「相続分について、妻××の相続分を4分の3、
長男××と長女××の相続分をそれぞれ8分の1ずつに指定する」旨の遺言をした。
3.被相続人は、著しく素行が不良であった長男について、生前に推定相続人から廃除したが、
言動に改善がみられるようになったため、「長男××については、廃除を取り消す」旨の遺
言をした。
4.相続人が長男および二男である場合に、被相続人は自己の事業の承継者である長男に全財産
を相続させたいため、「二男××は遺留分の放棄をすること」という旨の遺言をした。
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(問題13)
(設問C)遺産分割協議に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.相続財産とみなされる死亡保険金で、相続人である妻が受取人として指定されているものは、
遺産分割協議の対象とならない。
2.遺産分割協議においては、共同相続人全員が参加し、かつその全員が同意すれば、法定相続
分に従って分割する必要はなく、分割によって特定の相続人の遺留分が侵害される結果とな
っても、その遺産分割協議は有効である。
3.遺産分割協議が成立した後に、子を認知するという記載がある被相続人の遺言書が発見され
た場合には、この遺産分割協議は無効となり、その認知された子を含めた共同相続人間で再
度、遺産分割協議を行わなければならない。
4.遺産分割協議が調わない場合には、原則として、相続人は家庭裁判所に調停の申立てを行い、
その調停が成立しなければ審判に移行することになる。
(問題14)
(設問D)任意後見制度に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.任意後見契約においては、その契約時に任意後見委任者は、任意後見受任者に対し、将来、
精神上の障害により判断能力が不十分になった場合に備えて、必ず任意後見委任者の生活、
療養介護および財産の保全・管理等に関する事務の全部について代理権を付与しておかなけ
ればならない。
2.民法上の通常の委任契約と任意後見契約を同時に締結しておけば、任意後見委任者の判断能
力が低下していないときは、民法上の通常の委任契約に基づき任意後見受任者に財産管理等
に係る事務処理を委託し、任意後見委任者の判断能力が低下した後は、任意後見契約に基づ
きその任意後見受任者が任意後見人となって、その事務処理を引き続き委託することができ
る。
3.任意後見契約は、任意後見委任者と任意後見受任者との当事者間の任意の契約に基づく制度
であるが、任意後見契約書は公正証書で作成しなければならない。
4.軽度の認知症であっても、契約を締結する能力があれば、任意後見契約締結直後に任意後見
監督人の選任を受けて任意後見を開始することを条件に、任意後見委任者が選んだ任意後見
受任者との間で任意後見契約を締結することができる。
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(問題15)
(設問E)成年後見登記制度に関する次の記述の適不適の組み合わせとして、正しいものはどれか。
(ア)法定後見については成年後見人などの事項が東京法務局(本局)において登記されるが、任意後
見については任意後見委任者の住所地を管轄する市町村役場においてその契約内容が登記される。
(イ)任意後見契約を締結したときは、任意後見委任者の氏名等の所定の事項について公証人から法務
局に登記の嘱託がなされるので、任意後見契約の当事者は登記の手続きをする必要はない。
(ウ)成年被後見人が自宅の土地建物を売却するために後見登記に係る登記事項証明書が必要な場合に
おいて、登記事項証明書の交付の請求をすることができる者は、その成年被後見人本人、その成
年被後見人の配偶者または4親等内の親族、成年後見人だけではなく、その土地建物の買主も、
買主であることを理由に交付の請求をすることができる。
(エ)後見開始の審判がされると、成年被後見人が成年後見制度を利用していることや、成年後見人の
権限の範囲などの情報は登記されるため、成年被後見人となったことはその者の戸籍に記載され
ない。
1.(ア)、
(イ)および(エ)は適切であるが、(ウ)は不適切。
2.(イ)および(エ)は適切であるが、
(ア)および(ウ)は不適切。
3.(ウ)は適切であるが、(ア)
、(イ)および(エ)は不適切。
4.(ウ)および(エ)は適切であるが、
(ア)および(イ)は不適切。
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問3
次の設例に基づき、相続税の課税価格等に関する以下の設問A~Eについて、それぞれの答えを1~
4の中から1つ選んでください。
<設例>
羽田和義さん(以下「羽田さん」という)は、平成25年6月1日に、東京都内において業務中の
交通事故により死亡した。羽田さんの相続人等関係図等は以下のとおりである。なお、羽田さんお
よびその相続人等は、全員日本国籍を有し、その住所は日本国内にあり、羽田さんの所有財産はす
べて日本国内にある。また、相続人等の中に相続時精算課税制度を選択した者はいない。
[相続人等関係図]
長男
羽田さん(被相続人)
妻
二男(相続放棄)
・ 二男は、羽田さんの相続について、相続の放棄をしている。
・ 妻、長男および二男は、いずれも相続または遺贈により財産を取得している。
(問題16)
(設問A)羽田さんの死亡により、羽田さんが保険契約者(保険料負担者)であった生命保険契約に基
づき、相続人等は以下の死亡保険金を受け取った。これらの保険金のうち、各相続人等の相
続税の課税価格に算入される金額の合計額(生命保険金の非課税金額控除後の金額)として、
正しいものはどれか。
区分
RA保険
RB保険
RC保険
死亡保険金受取人
妻
長男
二男
死亡保険金額
10,000千円
2,500千円
2,500千円
備考
(注)
-
-
(注)妻は、この死亡保険金のほかに、交通事故の加害者から50,000千円の損害賠償金を受け取
った。
1.
0円
2.
2,500千円
3.
5,000千円
4.50,000千円
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(問題17)
(設問B)妻は、羽田さんの死亡により、羽田さんが勤務していた会社から、以下の退職手当金および
弔慰金を受け取った。これらのうち、妻の相続税の課税価格に算入される金額の合計額(退
職手当金等の非課税金額控除後の金額)として、正しいものはどれか。なお、羽田さんの死亡
当時の賞与以外の普通給与は月額600千円、死亡前1年間の賞与の支給総額は2,800
千円であった。
区分
金額
退職手当金
26,000千円
弔慰金
24,000千円
備考
退職金規程に基づくものであり、平成25年6月30日に支
給が確定した。
弔慰金規程に基づくものであり、実質的に退職手当金に該当
する部分はない。なお、羽田さんの死亡は、業務上の死亡に
該当する。
1.11,000千円
2.13,400千円
3.26,000千円
4.27,000千円
(問題18)
(設問C)相続人等が羽田さんから生前に贈与を受けた以下の財産のうち、各相続人等の相続税の課税
価格に加算される財産の価額の合計額として、正しいものはどれか。
贈与年月日
受贈者
贈与財産
平成22年5月1日
平成23年4月1日
平成24年5年9日
平成24年7月1日
妻
長男
妻
二男
有価証券
現金
ゴルフ会員権
書画・骨董
贈与時の
相続税評価額
500千円
1,000千円
3,000千円
1,500千円
相続開始時の
備考
相続税評価額
1,000千円 (注1)
1,000千円 (注1)
4,000千円 (注2)
2,000千円
-
(注1)贈与税の基礎控除の範囲内であったため、妻および長男は贈与税を納付していない。
(注2)妻はこのゴルフ会員権を平成24年中に3,500千円で売却しており、相続開始時の相続税
評価額は、妻がそのゴルフ会員権を羽田さんの相続開始時まで原状のまま保有していた場合の
価額である。
1.4,000千円
2.4,500千円
3.5,500千円
4.6,000千円
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(問題19)
(設問D)羽田さん夫婦が居住していた宅地の相続による取得者等の状況等は、以下のとおりである。
羽田さんの相続に係る相続税の計算における宅地の相続税評価額(小規模宅地等の特例適用
後の金額)として、正しいものはどれか。なお、評価額が最も低くなるように計算するもの
とする。
相続開始時の相続税評価額
(小規模宅地等の特例適用前)
地積
675m2
1.
54,000千円
備考
・ この宅地は、羽田さん夫婦の自宅家屋の敷地であ
り、地積および相続開始時の相続税評価額は、敷
地全体に係るものである。
・ 相続開始時の持分は、羽田さんが3分の2、妻が
3分の1である。
・ 羽田さんの持分のうち、妻は3分の2、長男は
3分の1を相続により取得した。
・ 長男は、相続開始前から羽田さん夫婦と同居して
いなかった。
7,200千円
2.10,800千円
3.20,640千円
4.38,640千円
(問題20)
(設問E)羽田さんの相続に係る相続税の課税価格の計算上、債務および葬式費用に関連するものは、
以下のとおりである。相続税の課税価格の計算上、債務控除をすることができる金額の合計
額として、正しいものはどれか。
内容
未払金
金額
2,000千円
負担者
長男
銀行借入金
1,000千円
妻
所得税の延滞税
100千円
妻
通夜・葬儀費用
(通常の費用)
1,500千円
二男
備考
羽田さんが生前に購入した墓地の未払金である。
羽田さんが生前に自宅をリフォームした際の銀行
借入金の未返済残額である。
妻が、羽田さんに係る準確定申告分の税額を納期
限後に納付したために生じた所得税の延滞税であ
る。
二男は、受け取った死亡保険金のうち1,500
千円を充当している。
1.1,000千円
2.2,500千円
3.2,600千円
4.4,600千円
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問4
次の設例に基づき、相続税の総額等に関する以下の設問A~Cについて、それぞれの答えを1~4の
中から1つ選んでください。
<設例>
谷口美津子さん(以下「谷口さん」という)は、平成25年12月3日に自宅で死亡した。谷口さ
んの相続人等関係図等は以下のとおりである。なお、谷口さんおよびその相続人等は、全員日本国
籍を有し、その住所は日本国内にあり、谷口さんの所有財産はすべて日本国内にある。また、相続
人等の中に相続時精算課税制度を選択した者はいない。
[相続人等関係図]
谷口さん(被相続人)
父(すでに死亡)
夫(86歳)
弟A(65歳)
母(すでに死亡)
弟B(すでに死亡)
姪C(25歳
相続放棄)
弟の妻
甥D(22歳
相続放棄)
・ 年齢は相続開始時点のものである。
・ 姪Cおよび甥Dは、谷口さんの相続について、相続の放棄をしている。
<相続税の速算表>
法定相続分に応ずる取得金額
10,000千円
10,000千円 超
30,000千円
30,000千円 超
50,000千円
50,000千円 超
100,000千円
100,000千円 超
300,000千円
300,000千円 超
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16
以下
以下
以下
以下
以下
税率
10%
15%
20%
30%
40%
50%
控除額
-
500千円
2,000千円
7,000千円
17,000千円
47,000千円
相続・事業承継設計
相続・事業承継設計
(問題21)
(設問A)谷口さんの相続に係る相続税における課税価格の合計額が300,000千円である場合、
相続税の総額として、正しいものはどれか。
1.40,625千円
2.52,375千円
3.62,250千円
4.83,125千円
(問題22)
(設問B)谷口さんの相続に係る相続税における課税価格の合計額が300,000千円である場合、
配偶者の税額軽減適用後の相続税額が0円となるような夫の財産の取得価額(最大金額)と
して、正しいものはどれか。なお、配偶者の税額軽減以外の税額控除および納税猶予制度に
ついては考慮しないものとする。
1.150,000千円
2.160,000千円
3.225,000千円
4.300,000千円
(問題23)
(設問C)弟Aは、平成24年中に以下の財産の贈与を受け、平成24年分の贈与税2,310千円を
納付している。谷口さんの相続に係る弟Aの納付すべき相続税額の計算上、控除される贈与
税額の上限として、正しいものはどれか。なお、弟Aは、谷口さんの相続により財産を取得
しているものとする。
贈与者
谷口さん
谷口さんの夫
1.
贈与財産
上場株式
投資信託
贈与時の相続税評価額
6,000千円
4,000千円
相続開始時の相続税評価額
5,200千円
3,200千円
0円
2.1,386千円
3.1,430千円
4.2,310千円
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問5
次の設例に基づき、相続税額の計算に関する以下の設問A、Bについて、それぞれの答えを1~4の
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<設例>
伊丹和子さん(以下「伊丹さん」という)は、平成25年10月8日に東京都内の病院で死亡した。
伊丹さんの相続人等関係図等は以下のとおりである。なお、伊丹さんおよびその相続人等は、全員
日本国籍を有し、その住所は日本国内にあり、伊丹さんの所有財産はすべて日本国内にある。
[相続人等関係図]
長女(相続放棄)
伊丹さん(被相続人)
孫A(未成年者、一般障害者)
長女の夫
夫(すでに死亡)
長男(すでに死亡)
長男の妻
孫B(相続放棄、一般障害者)
孫C(未成年者)
・ 長女および孫Bは、伊丹さんの相続について、相続の放棄をしている。
・ 長女、長男の妻、孫A、孫Bおよび孫Cは、いずれも相続または遺贈により財産を取得してい
る。
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(問題24)
(設問A)伊丹さんは、夫の相続により財産を取得し、相続税を納付している。相続税における相次相
続控除に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。なお、本設問において、伊丹さ
んの夫の相続を「第1次相続」といい、伊丹さんの相続を「第2次相続」という。また、特
に記載のない事項については、相次相続控除の適用要件を満たしているものとする。
1.長女は、第2次相続において相続の放棄をしているので、遺贈により財産を取得していても、
相次相続控除の適用を受けることができない。
2.孫Cに係る相次相続控除額が、孫Cの算出相続税額を超える場合、その超える部分の金額の
還付を受けることができる。
3.第2次相続に係る相続税額の計算において相次相続控除の適用があるのは、第1次相続開始
時から、第2次相続開始時までの期間が15年以内である場合に限られる。
4.相次相続控除額の計算の基礎となる、伊丹さんが第1次相続の際に課せられた相続税額には、
相続税の本税のほか延滞税、利子税および各種加算税が含まれる。
(問題25)
(設問B)伊丹さんの相続に係る相続税額の計算上、税額控除等に関する次の記述のうち、最も不適切
なものはどれか。
1.孫A、孫Bおよび孫Cは、伊丹さんの2親等の血族に該当するため、いずれも相続税額の2
割加算の対象となる。
2.孫Aは、伊丹さんの法定相続人に該当しないので、未成年者控除および障害者控除のいずれ
も適用を受けることができない。
3.孫Bに係る障害者控除額が、孫Bの算出相続税額を超える場合、その超える部分の金額につ
いて、孫Bの扶養義務者に納付すべき相続税額があれば、その扶養義務者の相続税額から控
除することができる。
4.孫Cが伊丹さんの夫の相続において未成年者控除の適用を受けていた場合に、その未成年者
控除額に控除しきれない残額があるときは、孫Cは、伊丹さんの相続において未成年者控除
の適用を受けることができる。
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問6
相続税の申告および納付等に関する以下の設問A~Eについて、それぞれの答えを1~4の中から1
つ選んでください。
(問題26)
(設問A)相続税の延納に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.相続税の延納の担保として提供できる財産は、延納申請者が相続または遺贈により取得した
財産に限られ、他の共同相続人が相続または遺贈により取得した財産は含まれない。
2.延納申請者の提供しようとする担保が、担保として適当でないために税務署長から担保の変
更を求める通知を受けた場合、その通知を受けた日の翌日から20日以内に変更手続きをし
ないときは、その延納申請は却下されることがある。
3.相続税の延納期間については、納税者の相続税額の計算の基礎となった財産の価額の合計額
のうちに占める不動産等の価額の割合によって、5年を超えて認められることがある。
4.担保提供関係書類の提出期限は、所定の書類を提出することにより、1回の提出について3
ヵ月を限度として、最長で6ヵ月まで期限の延長を行うことができる。
(問題27)
(設問B)相続税の物納に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1.物納財産の収納価額は、相続税の課税価格計算の基礎となったその財産の価額によるが、延
納の許可を受けた者が延納条件の履行が困難になった場合に認められる特定物納に係る財産
の収納価額は、原則として収納時の価額による。
2.物納申請者が物納申請を自ら取り下げた場合には、相続税の納期限または納付すべき日の翌
日からその物納申請を取り下げた日までの期間については、利子税を納付しなければならな
い。
3.共有の不動産は、共有者全員がその不動産を物納申請する場合は、管理処分不適格財産とは
ならず、他の適用要件を満たしていれば、物納に充てることができる。
4.相続税の物納に充てることができる財産は、相続税の課税価格計算の基礎となった財産であ
るため、相続または遺贈により取得した財産および相続時精算課税制度の適用を受けた財産
は、他の適用要件を満たしていれば、いずれも物納に充てることができる。
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(問題28)
(設問C)所得税の準確定申告等に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.個人で青色申告により物品販売業を営んでいた相続人が、白色申告により営んでいた被相続
人の不動産貸付業を承継した場合には、その不動産貸付業については、改めて青色申告承認
申請書を提出しなければ青色申告は認められない。
2.平成26年分の所得税の確定申告書を提出すべき者が、平成27年1月1日以降その確定申
告書の提出期限までに確定申告書を提出せずに死亡した場合、その者の相続人は、その相続
の開始があったことを知った日の翌日から4ヵ月以内に、被相続人の平成26年分の所得税
について準確定申告書を提出しなければならない。
3.被相続人の死亡した年分に係る所得税の準確定申告書の提出により還付される金額がある場
合は、その還付金額は相続人に係る所得税の課税対象ではなく、被相続人に係る相続税の課
税対象となる。
4.被相続人が生前に個人で事業を営んでいた場合には、被相続人は死亡により事業を廃業する
ことになるため、相続人は、被相続人に係る「個人事業の開業・廃業等届出書」を提出しな
ければならない。
(問題29)
(設問D)相続税の連帯納付義務に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.同一の被相続人から相続または遺贈により財産を取得したすべての者は、その相続または遺
贈に係る相続税について、原則として、自己が相続または遺贈により受けた利益の価額を限
度として、互いに連帯納付の義務を負う。
2.連帯納付義務者であっても、納税義務者の納付すべき相続税について、その申告期限から1
年を経過した場合には、その時点ですでに連帯納付義務の履行を求められている部分を除き、
連帯納付の義務を負わない。
3.連帯納付義務者であっても、納税義務者が延納の許可を受けた相続税については、連帯納付
の義務を負わない。
4.相続時精算課税制度の適用を受けて財産の贈与を受けた者は、その特定贈与者から相続また
は遺贈により財産を取得していなくても、その特定贈与者に係る相続税について連帯納付の
義務を負う。
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(問題30)
(設問E)相続税の申告手続き等に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.相続税の期限内申告書を提出した者が、その提出期限後に、その申告に係る相続税額に不足
額があることに気付いたときは、税務署長による更正があるまでの間は、修正申告書を提出
することができる。
2.相続税の期限内申告書を提出した者が、その提出期限内に、その申告に係る相続税額に不足
額があることに気付き、その申告に係る相続税額を修正した申告書を提出したときは、その
申告書は修正申告書ではなく、期限内申告書として取り扱われる。
3.相続税の期限内申告書を提出した者が、その提出期限後に、遺贈に係る遺言書が発見された
ことにより、その申告に係る相続税額が過大になったときは、その事実を知った日の翌日か
ら3ヵ月以内に限り、その相続税額につき更正の請求をすることができる。
4.相続税の申告書を提出すべき者が、その相続の開始があったことを知った日の翌日から10ヵ
月以内に、納税管理人の届出をしないで出国するときは、出国する日までに相続税の申告書
を提出しなければならない。
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問7
次の設例に基づき、贈与税および相続時精算課税制度に関する以下の設問A~Eについて、それぞれ
の答えを1~4の中から1つ選んでください。
<設例>
個人で事業を営んでいる安藤正樹さん(以下「安藤さん」という)は、将来の相続対策として所有
している財産の贈与を検討している。安藤さんの親族関係図等は以下のとおりである。なお、安藤
さんおよびその親族は、全員日本国籍を有し、その住所は日本国内にあり、安藤さんの所有財産は
すべて日本国内にある。また、各設問間に関連はないものとする。
[親族関係図]
安藤さんの前妻(70歳)
安藤さんと前妻の子X(46歳)
安藤さん(68歳)
長男(42歳)
孫(20歳)
長男の妻(40歳)
妻(67歳)
長女(40歳)
・ 安藤さんは前妻と昭和44年12月に離婚した。その後、昭和45年7月に現在の妻との婚姻
の届出をしている。
・ 年齢は平成26年1月1日現在のものである。
<贈与税の速算表>
基礎控除後の課税価格
2,000千円
2,000千円 超
3,000千円
3,000千円 超
4,000千円
4,000千円 超
6,000千円
6,000千円 超
10,000千円
10,000千円 超
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以下
以下
以下
以下
以下
24
税率
10%
15%
20%
30%
40%
50%
控除額
-
100千円
250千円
650千円
1,250千円
2,250千円
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(問題31)
(設問A)安藤さんが平成26年9月に長男に以下の財産を贈与した場合、長男が納付すべき平成26
年分の贈与税額として、正しいものはどれか。なお、長男は以前に趣味の絵画購入資金とし
て1,000千円を安藤さんの妻から借り入れ、金銭消費貸借契約を結んでいたが、平成26
年3月にこの債務の免除を受けた。なお、この債務免除は長男が資力を喪失したために行っ
たものではない。また、長男は相続時精算課税制度の選択をしないものとする。
贈与財産
価額
贈与時の相続税評価額
贈与時の通常の取引価格(時価)
宅地
8,000千円
10,000千円
1.1,510千円
2.1,910千円
3.2,310千円
4.2,710千円
(問題32)
(設問B)長女が平成25年および平成26年に以下の財産の贈与を受けた場合、長女が納付すべき平
成26年分の贈与税額として、正しいものはどれか。なお、贈与税額については最も少なく
なるように計算すること。
贈与年月
贈与者
贈与財産
平成25年10月
平成26年 9月
平成26年 9月
安藤さんの妻
安藤さん
安藤さんの妻
上場株式
宅地
宅地
贈与時の
相続税評価額
15,000千円
27,000千円
8,000千円
贈与時の通常の
取引価格(時価)
15,000千円
32,000千円
10,000千円
(注)長女は、いずれの贈与についても、相続時精算課税制度を選択している。また、上記以外、過去
に安藤さんおよび安藤さんの妻から財産の贈与を受けたことはない。
1.
0円
2.
200千円
3.
400千円
4.2,000千円
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(問題33)
(設問C)孫が平成26年9月に以下のとおり生活費または教育費に充てるための金銭の贈与を受けた
場合、孫が納付すべき平成26年分の贈与税額として、正しいものはどれか。なお、孫は相
続時精算課税制度の選択をしないものとする。
贈与者
長男
金額
2,000千円
長男の妻
1,800千円
安藤さん
13,000千円
1.
0円
2.
70千円
備考
全額を大学の授業料に充当した。
1年間の生活費として贈与を受けたものであるが、孫はこれを
生活費には充当せず、上場株式を購入した。
「直系尊属から教育資金の一括贈与を受けた場合の贈与税の非
課税」の適用要件をすべて満たしており、限度額までその適用
を受けるものとする。
3.305千円
4.490千円
(問題34)
(設問D)安藤さんは、所有している居住用不動産(安藤さん夫婦の居住用土地建物)を妻に贈与する
ことを検討している。贈与税の配偶者控除に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれ
か。なお、特に記載のない事項については、贈与税の配偶者控除の適用要件を満たしている
ものとする。
1.安藤さんの妻が、安藤さんから居住用不動産の持分の贈与を受けて、贈与税の配偶者控除
15,000千円の適用を受けた場合、翌年以降、さらに安藤さんから居住用不動産の残り
の持分の贈与を受けるときには、5,000千円を限度として、贈与税の配偶者控除の適用
を受けることができる。
2.安藤さんの妻が、安藤さんから居住用不動産のうち土地のみの贈与を受けた場合、その土地
の贈与について贈与税の配偶者控除の適用を受けることはできない。
3.安藤さんの妻が平成26年8月に安藤さんから居住用不動産の贈与を受け、その後同年11
月に安藤さんに相続が開始した場合、その居住用不動産の価額は相続税の課税価格に算入さ
れるため、安藤さんの妻は、贈与税の申告書を提出しても贈与税の配偶者控除の適用を受け
ることはできない。
4.安藤さんの妻が平成26年9月に安藤さんから居住用不動産の贈与を受けた場合、平成27
年3月15日までに安藤さんの妻がその居住用不動産に実際に居住し、その後も引き続き居
住する見込みであれば、贈与税の配偶者控除の適用を受けることができる。
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(問題35)
(設問E)安藤さんは、前妻との子X(以下「子X」という)に住宅取得資金を贈与することを検討し
ている。住宅取得資金の贈与に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。なお、
特に記載のない事項については、「直系尊属からの住宅取得等資金の贈与税の非課税」およ
び「住宅取得等資金贈与に係る相続時精算課税制度の特例」の適用要件を満たしているもの
とする。
1.子Xは、安藤さんからの住宅取得資金の贈与について、「直系尊属からの住宅取得等資金の
贈与税の非課税」および「住宅取得等資金贈与に係る相続時精算課税制度の特例」を併せて
適用を受けることができる。
2.子Xは、安藤さんからの住宅取得資金の贈与について、「直系尊属からの住宅取得等資金の
贈与税の非課税」および「住宅取得等資金贈与に係る相続時精算課税制度の特例」の適用を
受けるためには、所定の期限内に贈与税の申告書を提出しなければならない。
3.子Xは、安藤さんから住宅取得資金の贈与を受けた年分の合計所得金額が20,000千円
を超えるときは、「住宅取得等資金贈与に係る相続時精算課税制度の特例」の適用を受ける
ことができない。
4.子Xが、安藤さんから住宅取得資金の贈与を受けて住宅用家屋を取得し、その住宅取得資金
の贈与を受けた年の翌年の3月15日までに居住の用に供した場合、「直系尊属からの住宅
取得等資金の贈与税の非課税」の適用を受けることができる。
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問8
次の設例に基づき、不動産の相続税評価に関する以下の設問A~Cについて、それぞれの答えを1~
4の中から1つ選んでください。
<設例>
宇野洋平さん(以下「宇野さん」という)は、所有している甲宅地の有効利用について検討してい
る。なお、甲宅地の状況等は以下のとおりである。
[甲宅地の状況]
24m
路線価
千円
200
自宅
25m
600m2
地積
路線価500千円
・ 地区区分 普通商業・併用住宅地区
・ 奥行価格補正率(奥行24m以上28m未満)
1.00
・ 側方路線影響加算率
角地
準角地
0.08
0.04
・ その他の補正率については、考慮しないものとする。
・ 借地権割合
60%
・ 借家権割合
30%
・ 甲宅地は、広大地には該当しない。
・ 現状は宇野さんの自宅建物の敷地である。
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(問題36)
(設問A)仮に、現時点で宇野さんに相続が開始した場合、甲宅地の相続税評価額として、正しいもの
はどれか。なお、小規模宅地等の特例については考慮しないものとする。
1.253,872千円
2.300,000千円
3.304,800千円
4.309,600千円
(問題37)
(設問B)宇野さんは、古くなった自宅を取り壊して、甲宅地に建物(賃貸併用住宅)を建築すること
を検討している。仮に、この建物が完成して賃貸を開始した後に、宇野さんに相続が開始し
た場合の甲宅地の相続税評価額に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。なお、建物
の利用状況は以下のとおりとし、小規模宅地等の特例については考慮しないものとする。ま
た、計算過程において小数点以下の端数が生じたときには、小数点以下第3位を四捨五入し、
小数点以下第2位までの数値を用いること。
[建物の利用状況]
3階
宇野さんの居住用
200m2
2階
第三者へ賃貸
200m2
1階
第三者へ賃貸
200m2
甲宅地
※建物の1階と2階の賃貸割合は、すべて100%である。
1.現時点と相続税評価額は変わらない。
2.現時点と比較して、相続税評価額は12%減額となる。
3.現時点と比較して、相続税評価額は18%減額となる。
4.現時点と比較して、相続税評価額は30%減額となる。
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(問題38)
(設問C)仮に、(問題37)の建物(賃貸併用住宅)が完成して賃貸を開始した後に、宇野さんに相
続が開始した場合、この建物の相続税評価額として、正しいものはどれか。なお、相続開始
時の建物の固定資産税評価額は90,000千円であり、利用状況は(問題37)のとおり
であるものとする。
1.63,000千円
2.72,000千円
3.73,800千円
4.90,000千円
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問9
財産の相続税評価額等に関する以下の設問A、Bについて、それぞれの答えを1~4の中から1つ選
んでください。
(問題39)
(設問A)平成25年12月23日に死亡した浅尾さんが保有していたPA株式会社の株式(上場株
式)1,000株の相続税評価額として、正しいものはどれか。
[PA株式会社の株式の株価状況]
区分
平成25年 9月の毎日の最終価格の月平均額
平成25年10月の毎日の最終価格の月平均額
平成25年11月の毎日の最終価格の月平均額
平成25年12月の毎日の最終価格の月平均額
平成25年12月20日(金)の最終価格
平成25年12月21日(土)の最終価格
平成25年12月22日(日)の最終価格
平成25年12月23日(祝)の最終価格
平成25年12月24日(火)の最終価格
金額
3,933円
3,935円
3,937円
3,938円
3,931円
取引なし
取引なし
取引なし
3,933円
1.3,931千円
2.3,932千円
3.3,933千円
4.3,935千円
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(問題40)
(設問B)平成25年12月2日に死亡した野村さんが保有していたPBゴルフクラブの会員権の状況
は以下のとおりである。PBゴルフクラブの会員権の相続税評価額として、正しいものはど
れか。なお、このゴルフクラブの会員権は、取引相場のある預託金形態のものである。
[PBゴルフクラブの会員権の状況]
購入価格(平成元年8月10日購入)
取引価格(平成25年12月2日の相場)
名義変更時(購入時)に仲介業者に支払った手数料
名義変更時(購入時)にPBゴルフクラブに支払った名義書換料
名義変更時(購入時)にPBゴルフクラブに支払った預託金
39,000千円
8,000千円
1,170千円
3,000千円
4,000千円
-
(注1)
-
(注2)
(注3)
(注1)取引価格は平成25年12月2日の時価相場であり、預託金は取引価格に含まれていない。
(注2)名義変更時(購入時)にPBゴルフクラブに支払った名義書換料は返還されない。
(注3)名義変更時(購入時)にPBゴルフクラブに支払った預託金は、退会または譲渡の際に返還を
受けることができるものであり、PBゴルフクラブの規約では、会員が死亡した場合には退会
となり、預託金は直ちに返還されることになっている。
1.
4,000千円
2.
8,000千円
3.
9,600千円
4.12,600千円
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問10
次の設例に基づき、相続税の課税価格等に関する以下の設問A~Dについて、それぞれの答えを1~
4の中から1つ選んでください。
<設例>
大津良和さん(以下「大津さん」という)は、平成25年11月14日に、東京都内の病院で死亡
した。大津さんの相続人等関係図等は以下のとおりである。なお、相続人等の中に相続時精算課税
制度を選択した者はいない。
[相続人等関係図]
長男(日本国籍)
大津さん(被相続人・日本国籍)
長女(イギリス国籍)
妻(すでに死亡)
二男(日本国籍)
[住所地等に関する事項]
・ 大津さんは、平成12年から転勤によりロンドンに住所を有していたが、平成23年10月
に帰国してからは東京都内に住所を有していた。
・ 長男は、平成16年9月からロンドンに住所を有していたが、平成24年2月に帰国してか
らは神奈川県内に住所を有している。
・ 長女は、平成19年7月に婚姻によりイギリス国籍を取得してからはロンドンに住所を有し
ている。
・ 二男は、東京都内に住所を有していたが、平成22年8月からはロンドンに住所を有してい
る。
[各相続人が相続により取得した財産]
相続人
長男
長女
二男
相続財産等
東京都所在のマンション
JA銀行(本店東京)ロンドン支店の普通預金
JB社(本店ロンドン)の株式
ロンドン所在の土地建物
日本国債
JC銀行(本店東京)ロンドン支店の定期預金
JD社(本店ロンドン)の株式
JE生命保険(本店東京)からの死亡保険金
(ロンドン支店で契約したもの)※
JF銀行(本店ロンドン)東京支店の定期預金
相続開始時の相続税評価額
60,000千円
10,000千円
15,000千円
30,000千円
25,000千円
15,000千円
25,000千円
20,000千円
40,000千円
※二男が取得した死亡保険金に係るJE生命保険の保険契約者(保険料負担者)は、大津さんであ
る。
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相続・事業承継設計
相続・事業承継設計
[大津さんから各相続人への生前贈与財産]
受贈者
贈与年月
贈与財産
長男
長女
二男
平成22年12月
平成23年 2月
平成23年12月
イギリス国債
JG社(本店東京)の株式
ロンドン所在の土地
贈与時の
相続税評価額
20,000千円
10,000千円
15,000千円
相続開始時の
相続税評価額
25,000千円
9,000千円
18,000千円
(問題41)
(設問A)大津さんの相続に係る長男の相続税の課税価格として、正しいものはどれか。
1.
60,000千円
2.
85,000千円
3.105,000千円
4.110,000千円
(問題42)
(設問B)大津さんの相続に係る長女の相続税の課税価格として、正しいものはどれか。
1.34,000千円
2.35,000千円
3.50,000千円
4.80,000千円
(問題43)
(設問C)大津さんの相続に係る二男の相続税の課税価格(生命保険金の非課税金額控除前の金額)と
して、正しいものはどれか。
1.
58,000千円
2.
60,000千円
3.
75,000千円
4.100,000千円
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35
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(問題44)
(設問D)相続税の申告書の提出先に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1.長男、長女および二男は、大津さんの死亡の時における住所地の所轄税務署長に、相続税の
申告書を提出しなければならない。
2.長男は、自己の住所地の所轄税務署長に相続税の申告書を提出しなければならない。
3.長女は、日本国内において納税地を自分で定めて、その納税地の所轄税務署長に相続税の申
告書を提出しなければならない。
4.二男は、平成22年8月に出国した時の直前における日本国内の住所地の所轄税務署長に、
相続税の申告書を提出しなければならない。
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問11
次の設例に基づき、事業承継等に関する以下の設問A~Fについて、それぞれの答えを1~4の中か
ら1つ選んでください。
<設例>
QA株式会社(以下「QA社」という)およびQB株式会社(以下「QB社」という)の代表取締
役社長である三上恵一さん(以下「三上さん」という)は、将来の事業承継および相続対策につい
て検討している。QA社およびQB社の状況等は以下のとおりである。三上さんおよびその親族は、
全員日本国籍を有し、その住所は日本国内にあり、三上さんの所有財産はすべて日本国内にある。
なお、各設問間に関連はないものとする。
[QA社およびQB社の状況]
●株主構成
QA社
保有株数
持ち株比率
三上さん
代表取締役社長 49,000株
98%
三上さんの長男
取締役
1,000株
2%
合計
50,000株
100%
株主
両社役職
QB社
保有株数
持ち株比率
90,000株
90%
10,000株
10%
100,000株
100%
●資本金等の状況
会社名
資本金等の額
1株当たりの類似業種比準価額
1株当たりの純資産価額
1株50円当たりの配当金額
(普通配当)
QA社
25,000千円
800円
1,200円
直前期 年0円
直前々期 年0円
QB社
5,000千円
1,500円
1,000円
直前期 年40円
直前々期 年20円
●会社区分等
・ QA社およびQB社の株式は「取引相場のない株式」であり、すべて普通株式で、1株につ
き1個の議決権がある。
・ QA社およびQB社の株式評価上の会社規模は以下のとおりである。
QA社:中会社(Lの割合0.75)
QB社:小会社(Lの割合0.5)
・ QA社およびQB社は特定の評価会社には該当しない。
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[その他]
・ 株式の評価方式については、それが複数あり任意に選択できる場合には、評価額が最も低く
なるような評価方式を選択するものとする。
・ 配当還元価額は、次の算式により計算した金額によって評価する。
<配当還元価額の算式>
配当還元価額=
その株式に係る年配当金額
その株式の1株当たりの資本金等の額
×
10%
50円
(注)その株式に係る年配当金額は、1株当たりの資本金等の額を50円とした場合の金額と
する。また、その株式に係る年配当金額が2円50銭未満または無配のものにあっては、
2円50銭とする。
[株主の区分に応じた評価方式]
区分
同族株主の
いる会社
同族株主の
いない会社
株主の態様
議決権割合が5%以上の株主
中心的な同族株主がいない場合
中心的な同族株主
議決権割合
同族株主
が5%未満 中心的な同族株 役員である株主または役員
の株主
主がいる場合
となる株主
その他の株主
同族株主以外の株主
議決権割合が5%以上の株主
議決権割合の合
中心的な株主がいない場合
計が15%以上 議決権割合
役員である株主または役員
の株主グループ が5%未満 中心的な株主が
となる株主
に属する株主
の株主
いる場合
その他の株主
議決権割合の合計が15%未満の株主グループに属する株主
評価方式
原則的
評価方式
配当還元
方式
原則的
評価方式
配当還元
方式
(問題45)
(設問A)仮に、三上さんが保有するQA社の株式4,000株を長男に贈与した場合、長男の受贈株
式に係る贈与税額の計算上、1株当たりの相続税評価額として、正しいものはどれか。
1.250円
2.500円
3.800円
4.900円
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(問題46)
(設問B)仮に、三上さんが保有するQB社の株式10,000株を長男に贈与した場合、長男の受贈
株式に係る贈与税額の計算上、1株当たりの相続税評価額として、正しいものはどれか。
1.
50円
2.1,000円
3.1,250円
4.1,500円
(問題47)
(設問C)仮に、三上さんが保有するQB社の株式10株を三上さんの友人(同族株主以外の者)に贈
与した場合、三上さんの友人の受贈株式に係る贈与税額の計算上、1株当たりの相続税評価
額として、正しいものはどれか。
1.
50円
2.200円
3.300円
4.400円
(問題48)
(設問D)同族株主の範囲に関する次の記述の空欄(ア)~(エ)にあてはまる語句の組み合わせとし
て、最も適切なものはどれか。なお、本設問は、設例との直接的な関連はないものとする。
同族株主とは、課税時期において、株主の(
ア
)とその同族関係者の有する議決権の合計数が
議決権総数の30%以上を占める場合のその株主とその同族関係者をいう。なお、50%超所有し
ている株主グループがある場合、30%以上50%未満の株主グループは、同族株主にはならない。
(
イ
)とは、課税時期において、本人、配偶者、直系血族、兄弟姉妹および一親等の(
ウ
)
(これらの者の所有する議決権の数がその会社の議決権総数の25%以上である会社を含む)の有
する議決権の数がその会社の議決権総数の25%以上である場合のその株主をいう。
( エ )とは、課税時期において、同族株主のいない会社で議決権総数が15%以上である株主グ
ループのうち単独で10%以上の議決権を有している株主をいう。
1.(ア)1人
(イ)中心的な同族株主 (ウ)姻族 (エ)中心的な株主
2.(ア)1人
(イ)中心的な株主
3.(ア)3人
(イ)中心的な同族株主 (ウ)血族 (エ)中心的な株主
4.(ア)3人
(イ)中心的な株主
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(ウ)血族 (エ)中心的な同族株主
(ウ)姻族 (エ)中心的な同族株主
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(問題49)
(設問E)
「非上場株式等についての贈与税の納税猶予の特例」(以下「本特例」という)に関する次の
記述のうち、最も不適切なものはどれか。なお、本設問は、設例との直接的な関連はないも
のとする。
1.本特例の適用対象となる非上場株式等の数は、発行済株式等(議決権に制限のない株式等に
限る)の総数等の3分の2に達するまでの部分であるが、この発行済株式等の総数等には、
後継者である受贈者が贈与前から保有していた株式等は含まれない。
2.本特例の適用を受けた後、本特例に係る先代経営者である贈与者が死亡した場合には、その
納税猶予されている贈与税の納付が免除されるとともに、本特例の適用を受けた非上場株式
等は、後継者である受贈者が相続等により取得したものとみなされ、贈与時における価額に
より、その贈与者に係る相続税の課税価格に算入して相続税額を計算する。
3.相続時精算課税制度の適用を受けている後継者である受贈者が、先代経営者である特定贈与
者から贈与により取得した非上場株式等について本特例の適用を受ける場合には、贈与税の
課税上、相続時精算課税制度の適用を受けることができず、暦年課税が適用される。
4.本特例の適用を受けている後継者である受贈者が、納税猶予期間中において引き続き本特例
の適用を受けるためには、贈与税の申告期限後5年間は毎年、5年経過後は3年ごとに所定
の継続届出書を所轄税務署長に提出する必要がある。
(問題50)
(設問F)M&Aに関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。なお、本設問は、設例との直
接的な関連はないものとする。
1.M&Aによる合併を行う場合には、新設合併の手法を採ると被合併会社が解散するため、被
合併会社が保有する営業許認可等が新設会社に承継されないなどの理由により、吸収合併の
手法が実務上多く採用されている。
2.M&Aによる株式の売却を進めやすくするためには、事前に貸借対照表等を精査し、不採算
部門の整理・縮小や不良債権などの処分、不要な不動産の売却などによる資産の圧縮などを
行うことが望ましい。
3.M&Aによる株式の売却の検討を始めた場合には、買収会社が円滑に経営を承継することが
できるよう、被買収会社の幹部をはじめ全従業員にその進捗状況を開示することが望ましい。
4.M&Aによる株式の売却を検討する場合には、経営者の個人名義になっている不動産で会社
が使用しているものや借入金の担保となっているものを把握し、あらかじめこれらの資産を
会社に売却することなどを検討する必要がある。
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