<セリング・ラボ 佐藤正明 発行>

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新しい営業スタイルを提案するメールマガジン
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【寝て待つだけの営業活動】
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∼戦略的殿様商売のすすめ∼
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【今回のテーマ】 Vol.87
「財布の紐の“ゆるめ方”」 ∼人は何にオカネを使うのか∼
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おはようございます。
セリング・ラボの佐藤です。
知人が住むマンションのドアを壊して侵入した、という容疑で器物損壊の罪に問われ、一審で有
罪となっていたタレントの女性が、控訴審で無罪を言い渡されました。
再現実験をしたら、バストが大きすぎて通れなかったから、というのが無罪の理由だそうですが、
スレンダーな体型だったら、有罪になっていたのでしょうか。
さて、先日テレビを観ていて、ハッとさせられることがありました。
それは、
「人は、自分のためにではなく、誰かのためにお金を使うことが多い」
という、番組のコメンテーターが発した、何気ない一言を聞いた時のことです。
確かに、たとえば余裕のある高齢者は、可愛い孫のためなら、お金を使うことを惜しみません。
子どもが大きくなったから1ボックスカーに買い換えた、という場合も、自分のためにではなく、
子どものためにお金を使った、という言い方ができると思います。
自分自身のことをふり返ってみても、ワイン好きとはいえ、自分1人で高価なワインを飲むこと
は、まずありえないと思います。
特別なワインは、大切な仲間と食事をする時にしか空けません。
言われてみれば当たり前のように思えますが、私がハッとさせられたように、意外と誰もが気づ
いていないのではないでしょうか。
このような人間心理をきちんと頭に入れておくことで、マーケティングのための訴求ポイントや、
クロージングのためのツボを見つけやすくなると思います。
つまり、
「どこのツボを押せば、買う気になっていただけるのか」
という、私たちが一番知りたいことを探し出す、重要な切り口になると思うのです。
そのような視点から考えれば、たとえば、最近すっかりジリ貧になってしまったデパート立て直
しのヒントも、見えてくるような気がします。
デパートの持つ大きな価値の1つが、
「包装紙の神通力」であることはあなたもよくご存知のとお
りです。
であれば、
「誰かのための買い物」で顧客を呼び込む、という戦略が考えられるはずです。
極端な話、スーツのような「自分用」に買うことの多い商品の売り場スペースを減らし、孫のた
め、恋人のため、大切な人のための贈り物として考えられる商品の品揃えを増やした方が、
“神通
力”を活かすことができるのではないでしょうか。
私自身、
「デパートのギフトラッピング」が必要なホワイドデーのお返しとか、取引先への贈答品
はデパートで買いますが、自身のスーツは専門店で購入しています。
それと同じ目線で世の中を眺めて見てみると、
“そのこと”を意識しているのかどうかは分かりま
せんが、
「誰かのため」
という商品やサービスが、溢れていることに気づきます。
最近、静かなブームとなりつつある、
「リムジンカー」のサービスは、まさにその典型と言えます。
あんなもん、自分の移動用に借りる人は、まずいません。
しかし、女性との“勝負デート”とか、大切な友人のバースデイを祝うサプライズパーティなど、
「誰かのため」
のイベントであれば、90 分で 34,800 円という高価な対価を払うことに抵抗はありません。
ここが、きょうのポイントです。
あなたの扱っている商品やサービスは、どこにツボがあるでしょうか。
誰がそれを必要としているでしょう。
「自分用」には高過ぎても、
「誰かのため」なら、リーズナブルと感じてもらうことができるので
はありませんか。
もしかすると、そこに突破口を見出すことができるかもしれません。
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発行元:セリング・ラボ
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