平成 24 年度 白馬中学校の学校評価の結果と、来年度に向けた改善策についてお知らせします 白馬中学校 ○本年度は、次の 6 点について、生徒・保護者・教職員にアンケートをとりました。 1 向学の気風が高まっているか 2 家庭学習が充実してきたか 3 白馬のよさを実感しているか 4 人間関係力がついてきているか 5 生徒会活動に自主的に取り組んでいるか 6 部活動に精一杯取り組んでいるか(基準 A:そう思う B:だいたいそう思う C:あまりそう思わない D:そう思わない) グラン ドデザ インの 重点項 目を評 価の観 点とし ました 生徒・保 護者・教 職員の意 識の違い に着目 学 校 自 己 評 価 の 結 果 成 果 課 題 改 善 点 5 名の学 校関係者 評価委員 からの 評価とご 意見 地域に根ざした総合的な学習、スノーハープクロスカントリ ー大会など村行事へのボランティア協力、生け花や茶道など 日本文化を学ぶ白馬カルチャークラブなどが成果をあげ、自 分たちが暮らす白馬村の良さに気づき始めている。 2年生に「村行事に1回はボランティア参加をしよう」と呼 びかけたが初年度ということもあり自発的な参加は多くはな く、野球部やバレー部への応援を頼まざるを得なかった。 国際トレイルランに参加しやすいようテストの時期を変更し 、事前のプレゼンを行いながら「参加してみよう」という雰 囲気を高めていきたい。今年度参加した生徒の多くは自己肯 定感をもてた様子である。そういった生徒を増やしたい。 A 3人 B 2人 深美先生や藤江先生の研修会で今求められている人間 関係力について職員の理解が少しずつ進んできた。ま た、水曜日の清掃なしの日課でゆとりが生まれ、生徒 が友達や先生とのコミュニケーションを楽しむように なってきた。 10月から導入した学校生活アンケートをみると、学 校や家庭に悩みを抱えている生徒が常に1割程存在す ることが見えてきた。 「白馬中史上最高の生徒会」をテーマに様々な活動に 取り組んできた。地域の方から「総合発表会の合唱が 素晴らしかった。今年の生徒は表情が明るい」という 声が寄せられるなど、高い評価をいただいた。 部活動と社会体育・社会教育との連携が進み、過剰な 練習による生徒の負担感は解消できてきた。また、部 活動を通して人間関係を深めマナーやモラルを向上し ながら白馬中に誇りがもてる生徒が増えてきている。 福祉委員会で白馬メディアを訪問したり資源回収の収 益金で福祉施設への寄贈を行っているが、全校生徒へ のPRが不足しておりボランティア精神が十分に高ま ってきているとは言えない。 国基準で3学級(81名)が維持できなくなった。こ の先も生徒数の増加は望めないので、部員数の確保が 難しいところが出てくると思われる。 構成的グループエンカウンターなど、友だちと一緒に 活動し充実感を分かち合う活動を通して、生徒が自分 のもっている良さに気づき自己肯定感を高めたり、友 だちの存在のありがたさに気づけるような活動を月に 一度は実施していきたい。 白馬高校生徒会とも連携しながら村行事に積極的に協 力し自主性や創造力を高めていきたい。また、全国や 海外から訪れる方々に白馬の良い印象をもってもらえ るように挨拶に力を入れていきたい。 スポーツ少年団や社会体育とのより良い連携を図りな がら生徒が活動しやすい環境を作っていきたい。そう して、文武両道を合い言葉に、将来の夢に向かって頑 張れる生徒を育てていきたい。 A 2人 B 3人 A 2人 B 2人 (記入なし1名) B 4人 C 1人 ・学校の外へ出て、地域や社会との関わりの中で学ぼうとす る取組は素晴らしい。2 月に実施した子ども育成協議会での 「かんじき作り」へ 6 名の中学生が参加し、リーダとして活 躍してくれたことに感謝。日頃の取組の1つの成果である。 ・白馬カルチャークラブの発足はとてもよい。日本文化を知 り、もっと自国に誇りをもてるよう教育してほしい。 ・校内を参観した際、荒れた雰囲気が微塵も感じられ ず、生徒がとても仲の良い気持ちの良い校風がある。 それぞれの個性や実力の違いを認め合い協力し合いな がら関わっていく力をさらに養ってほしい。 ・家庭や地域において、思いやりの心をもつよう努め ることが必要。そうすれば生徒ももっと前向きになる。 ・総合発表会を見て、生徒の生き生きした姿に好感を ・部活動を通して、子ども達は、マナーをしっかりと 覚えた。先生方の大きな支えがあり、生徒会活動は本 身につける事ができると思います。白馬中では、体罰 当に充実している。やり方を押しつけないのがよい。 問題もなく、指導者の皆様のご苦労に感謝です。 生徒会に憧れを抱いている生徒が多いようです。 【全体を通して】 ・かんじき作りでも 6 名が主体的に動いていた。日頃 ・小学校の参観日によく見かけていたお父さんの姿 の活動の成果である。地域での挨拶がもう一歩である。 を中学校になると全く見かける事がなくなってしま います。お父さんには中学校の様子があまり伝わら ないという現状が気になります。 ※本校の課題と判断した1と2の結果と改善策については次ページをご覧ください) 1 向学の気風が高まっているか 【5 名の学校関係者評価委員さんの評価とご意見】 2 家庭学習が充実してきたか A 2人 B 3人 ・生徒達の学校での学習の意欲・興味は担当の先生に大きく影響される。更 に生徒の興味の沸く授業をお願いしたい。 ・ 「自ら進んで・ねばり強く」を前面に出した方がよい。 ・報道で各種コンクールに優秀な成績を収めた生徒がおり頼もしく感じた ・授業参観をして、先生方の熱心な教育への取組を感じた。 【5 名の学校関係者評価委員さんの評価とご意見】 B 3人 (記入なし2名) ・勉強方法がわからない生徒に、家庭学習の進め方を丁寧に教えて いただけるのはとてもありがたいと思います。ただ、家庭での勉 強は、中学というよりも、小学校からの習慣の問題があると思う ので、小学校との連携が必要ではないかと思います。 ・保護者が考えるべき、最大の課題である。 成果: 新学習指導要領の全面実施に伴い、本校では「学ぶ楽しさ」を重点 目標に掲げ授業改善に取り組んできた。こうした取組と新たに導入し た「向学の時間」 (補充的な学習)に一定の評価をいただけた。 課題: 「向学の時間」は学び方を身につける時間と考えているが、なかに は単なる復習の時間ととらえている生徒や職員もおり意識改革が求め られる。 改善の方向: 来年は「向学の時間」の回数を増やし、やり方も自ら計画を 立てて取り組めるようにし、さらには学習ボランティアを導入し、地 域の皆様にも支えていただきながら向学の気風を高めていきたい。 【保護者の声】 白馬中の生徒のさらに伸ばしたいよさ 総合発表会を見て、子ども達は自主的 自発的に動き、生徒同士が連携し、一つ の目標に向かう姿を見ることができ感動 を覚えました。 友人を励ましたり感謝したりする姿も 素晴らしいと思います。これからも子ど も達が自ら進んで何事にも 取り組める校風を築いていっ てください。 成果: 家庭学習のやり方について理解を深めるため、家庭学習の手引を発行 したり、教務主任が取り組み方のプレゼンテーションを実施したりする ことで、前向きに家庭学習に取り組める生徒が増えてきた。 課題: 国語の白文帳については保護者から「もっと読解力がつく家庭学習に 切り替えてほしい」という要望がある。また、家庭ではほとんど学習が できない生徒もいる。 改善の方向: 5教科でどのような家庭学習がふさわしいのか予習や復習を 含め検討していきたい。自分で計画を立てて主体的に取り組める態度を 育んでいきたい。 【来年度に向けた改善策】 □「わかった」 「できた」 「なるほど」という声があがるよう、 授業づくりについての校内研修を充実させ、教科指導力 を高めます。 ○具体的には、スムーズな導入、小グループでの意見交換に よる学び合い、わかったことをシェアリングする 1 分間 の話し合い、定着問題による評価に力を入れます。 □ 作業的な学習、とりあえず提出すればいいという家庭学 習から、予習・復習を取り入れ、1 週間の中でどのような 学習をしていくか自ら計画を立て、その状況を自己評価 していく家庭学習のスタイルに変え、基礎学力と自ら学 ぶ態度が高まる家庭学習をめざします。 【学校関係者評価委員さんのご意見】 ・スノーハープで行われたクロスカントリー大会 のボランティアは良かった。 白馬国際トレイル ランは婦人会からも良かったという声を聞い た。 今年の生徒は表情が明るいという声も耳に した。 ・英語の学習スタイルが昔と違ってびっくりし た。これからは語学力が 求められるのでしっかり と勉強してもらいたい。
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