平成26年(2014年)4月2日 教職員・保護者様 平成26年度(2014年度) 学校経営基本方針 町田市立鶴川第一小学校 校 長 村 上 貞 司 花と絵と歌があり、土と本に親しみ、心と体を鍛える学校 Ⅰ 学校経営の基本理念 学校教育は、一人一人の人格の完成を目指し、知、徳、体の調和のある教育を展開して個性 と感性を磨く創造的な営みであるといえます。 そこで本校においては、明治41年創立以来の歴史と伝統によって培われた良き校風や教育 活動を継承し、教育目標である「やさしく」 「かしこく」 「たくましく」育つ子どもの育成を図 るために、すべての教職員の創造性や自発性、英知を結集し、豊かな人間性の育成、学力の向 上、体力の向上に努めます。 また、本年度より校舎改築工事が開始されることに伴い、児童の安全確保に努めるとともに、 これまで実施してきた本校の特色ある教育活動及び町田市教育プランに基づいた学習活動を 推進し、地域に根ざした学校、地域が誇れる学校を目指し学校経営を進めます。 そのために、 「花と絵と歌があり、土と本に親しみ、心と体を鍛える学校づくり」を経営の 基本理念にしながら、児童の健やかな成長のために教職員が一丸となり「チーム鶴一」で教育 活動を行います。 Ⅱ 目指す学校像 1 確かな学力を育成し、豊かな心と健やかな体を育む学校。 2 保護者が安心して子供を通わせられる学校。 3 教師が互いに高め合う学校。 4 地域や日本の文化伝統の学びを大切にする学校。 5 保護者・地域・学校が協働する学校。 Ⅲ 目指す教師像 1 人権感覚を絶えず磨く教師。 2 児童一人ひとりのよさを見付け、励まし、伸ばすことのできる教師。 3 学習の基礎・基本を大切にし、日々の指導を工夫する教師。 4 児童から学ぶ姿勢をもち続ける謙虚な教師。 5 人間的な幅と豊かさを身につけるために努力する教師。 1 Ⅳ 学校の教育目標について ○ やさしく(コミュニケーションをとり、互いの人格を尊重し、思いやる) ・進んで明るく挨拶をする。(おはよう、ありがとう、しつれいします、すみません、さよ うなら) ・一人一人を大切にする。 (一人一人のよさに気づき認め合う、いじめはしない、させない) ・やくそくやルールをまもる。 (学習と遊びのけじめ、チャイムの合図、学校生活のきまり) ・ていねいな言葉遣いと礼儀を身に付ける。 (学習中は「です、ます体」、私語は慎み話し手 を見て聞く) ○ かしこく(自ら学び、考え、行動する) ・自分から進んで学び、考え、表現する。 ・難しいことにもチャレンジする。 ・学習に集中し、話をしっかり聞く。 ・学習の仕方がわかり、家庭学習に取り組む。 ○ たくましく(最後までやりとおす、健康で体力を向上させる) ・あきらめないで最後までやり通す。 ・早寝早起き朝ご飯の規則正しい生活をする。 ・自分の好きなスポーツに取り組む。 ・家庭での仕事を分担する。 Ⅴ 本年度学校経営の重点 本年は、本校の校舎改築工事が開始される年度であり、また、新町田市教育プランが実施 される年度でもある。子供たちの安全・安心な学校生活を保障する学校づくりを行うととも に、現代の教育課題である生きる力と豊かな心と健やかな体の育成を図るために、家庭、地 域、学校が連携した教育を推進することが大切である。 そのためには、教職員の英知を結集して児童の安全確保に努めるとともに、「花や絵や歌 があり 土や本に親しみ 心と体を鍛える学校」を教育理念としながら、2014年度の教 育課程を完全実施する。 1 児童の安全確保のために (1)校舎改築工事に伴う諸課題解決のために、学校全体で取り組む校内研究の充実。 (2)学校生活でのルール等を明確にしての児童への安全指導。 (3)集団下校等を通しての道路歩行や通学バスでのマナー向上。 (4)PTAの協力を得ての児童の道路歩行での安全確保。 (5)近隣の小・中学校と連携した防災教育の実施。 2 確かな学力の育成を図るために (1)学習規律の定着 ・鶴川地区共通の学習規律(鶴川スタンダード)を指導しての学習環境の整備。 (2)基礎・基本の習得と活用 ・「話す・聞く」「読む」「書く」「計算する」の指導の徹底と家庭学習の日常化。 2 ・学力調査や授業改善プランに基づいた授業の実施 (3)読書活動の推進 ・読書活動の充実と推進。 ・保護者・地域の教育力(お話探検隊)を活用しての読書活動。 (4)校内研究等による授業力の向上 ・町田市研究校として、研究テーマに即した学びと教育活動の実践。 ・鶴川道場などの若手教員研修、各種研究授業等を通して授業力や教師力の向上。 (5)地域・日本の伝統文化 ・社会科や総合的な学習の時間での地域の特色を生かした学習の推進。 ・日本の伝統文化(茶道、華道等)ふれる授業の取り組み。 3 豊かな心と体の育成を図るために (1)自然や人とふれあい、思いやりをはぐくむ活動 ・栽培活動、異年齢集団活動、地域の人との交流、手作り遊び集会などの充実。 ・地域の人材を活用した本校の特色ある教育活動の推進。 (2)児童の人権感覚の高揚 ・いじめをしない、許さない、見逃さない指導の徹底。 ・児童を指導する教師の人権感覚の高揚。 (3)生命を大切にする道徳授業の充実と家庭との連携 ・命の大切さを考える道徳の授業の充実。 ・道徳授業地区公開講座を通しての地域・保護者との連携。 (4)地域の教育機関との連携 ・近隣保育園や幼稚園、日本聾話学校、町田の丘学園との交流学習。 (5)体力の向上をめざした活動 ・近隣中学校の施設を活用しての体力向上。 ・朝のスポーツタイムの実施による持久走や縄跳びの活動。 ・スポーツテストの結果を踏まえた活動。 4 特別支援教育の充実を図るために (1)特別支援教育充実のための研修会。 ・障がいに対する正しい知識や指導の手だてを学ぶ夏季研修会の実施。 (2)特別支援教育校内委員会の組織を通して ・特別支援校コーデネーターを中心にしての保護者・関係機関との連携。 5 生活指導の充実のために (1) 児童一人一人のよりよい発達に向けて ・児童及び教師による一人一人の良さの発見。 ・違いを認めあう学級、よりよい人間関係づくり。 (2) 規範意識の醸成 ・鶴川スタンダードによる生活規律や校内ルールの指導。 ・課題についての教職員の共通理解と共通実践化。 (3)安全安心の学校生活 ・学校のきまり(生活のきまり)を明確にしての指導。 3 ・関係機関と連携した交通安全教室やセーフティー教室の開催。 ・日直や看護当番による休み時間の児童指導。 ・自分の命を守る避難訓練の徹底。 (4)言語環境の整備 ・学習における適正な話し言葉。(「さん、くん」「です、ます」体) ・美しい日本語の使い手としての教師のお手本。 (5)子どもや保護者からの相談への充実 ・スクールカウンセラーを活用した相談機能の充実。 ・担任による児童や保護者との面談。 6 特別活動 (1)学級児童のよりよい人間関係づくり ・集団活動のねらいを明確にしての人間関係づくりの指導。 ・一人一人が学級の構成メンバーとして存在感をもてる指導。 (2)異年齢集団での活動 ・リーダーシップの発揮と思いやりの心の育成。 ・全校遠足等の集団活動を通した児童間の交流促進。 (3)クラブや委員会活動 ・自発的自治的な活動を通しての自覚と責任のある行動。 ・自分のためだけではなく、学校全体に貢献する喜びをもてる指導。 (4) 学校行事 ・個性を発揮し、充実感を与える指導。 ・集団全体での達成感を得られる指導。 7 地域協働の学校づくりために (1)授業参観や学校公開の充実 ・学期毎の学校公開の実施。 ・授業参観や学校公開を実施し、本校教育活動への理解と信頼を得られるように。 (2)地域と連携した教育活動の充実 ・ボランティアコーディネーターによる地域人材を活用した体験学習の推進。 ・夏季休業中の体験講座「わくわく教室」の実施。 (3)スクールボード理事会の運営 ・年10回のスクールボード理事会の開催。 ・スクールボード理事による学校評価の実施。 (4)幼稚園・保育園や近隣小・中学校との連携 ・学校訪問や職場体験等を通しての連携と交流。 ・1年生と鶴川若竹幼稚園との交流 ・日本聾話学校とのクラブ活動の実施。 ・4年生における町田の丘学園との交流。 (5)地域の行事への児童・教師の参加 ・地域夏祭り行事での児童による「鶴一ソーラン」の実施。 ・地域夏祭りや運動会への教員の参加。 4 Ⅵ 学校経営の充実を図るために 1 学級・学年経営の充実 (1)学級(学年)経営案、年間指導計画、週案を作成し、常に計画・実施・評価・行動を行 い、教育内容の向上に努める。 (2)一人一人の子どもの居場所を作るとともに、子ども理解に努め、いじめや荒れのない学 級・学年を目指す。 (3)保護者との連携を図るために、保護者会や学級だより等を通して考えを伝える。 (4)学年の担任が連携・協力し、学年全体の子供を指導。 (チーム鶴一) 2 家庭・地域との連携 (1)教育情報の発信 ・学級だより、学年だより、学校だより、ホームページ等の教育情報の積極的な発信。 (2)授業参観・学校公開や道徳地区公開講座などでの保護者アンケートの実施。 (3)近隣の保育園や幼稚園、小中学校との交流。 (4)校内外の諸課題に対して、担任・主任及び主幹が管理職と連携し、解決に向けて努力。 3 教育活動を担う教職員として 子どもの人格形成に直接関与する人間としての責任を自覚し、人間尊重の精神に基づいた 教育活動を行うことが大切となる。また、私たちは、全体の奉仕者としての誇りと責任をも ち、職務を遂行する必要がある。 (1)一人ひとりの子どもを大切にし、その伸びる力を可能な限り援助する。 (2)子どもの鑑になっていることを自覚し、言動に心を配る。 (3)専門職としての指導力と豊かな人間性を磨く。 (4)学校方針をよく理解し、そのことを組織目標として教育活動を行う。 (5)分掌における責任を果たすとともに、それぞれの職務と立場を理解し、協力し合って仕 事を進める。 (6)主任・主幹・及び管理職への報告・連絡・相談を緊密に行い、課題解決に迅速にあたる。 (7)子ども・保護者・地域社会の願いや思いを受け止め、教育活動を行う。 (8)教育公務員として、服務の厳正に努める。 (9)学校予算の効率的な執行に努める。 5
© Copyright 2024 Paperzz