2011 年 8 月 22 日 東京証券取引所グループと国際金融公社の途上国 東京証券取引所グループと国際金融公社の途上国の資本市場育成 国際金融公社の途上国の資本市場育成支援に関する の資本市場育成支援に関する 覚書締結について 株式会社東京証券取引所グループ(以下「東証」)は、世界銀行グループの一 員である国際金融公社(International Finance Corporation、以下 IFC)と、8 月 22 日、途上国における資本市場育成への協力に関する覚書を締結いたしました。 東証は、IFC との覚書締結を通じて、途上国における証券市場の育成に向けた 相互の知見と経験を共有し、途上国における証券市場の更なる発展に貢献でき ると考えております。IFC は、加盟途上国の健全な経済成長を促すことを目的に 主に民間部門による各種プロジェクトの推進を企画、援助する国際機関です。 IFC がプロジェクトを実施している世界 86 カ国・約 100 拠点を通して、途上国 における証券市場の発展のため、上場会社等へのコーポレートガバナンスを促 進させ、また証券取引所に対する IT 技術の提供や法制度の整備を行ってまいり ます。 宮原幸一郎(みやはらこういちろう)株式会社東京証券取引所グループ常務 執行役は、「世界中に幅広いネットワークと途上国支援における豊富な経験と知 見を有する IFC と協定を締結したことを嬉しく思います。東証は、わが国のコ ーポレートガバナンスの上場会社への浸透に向けて率先してその役割を果たし、 市場参加者より高い評価を得てまいりました。また、証券市場では IT 技術が重 要な基本インフラとなっている現在、東証の売買システム arrowhead などをは じめとする高い IT 技術を途上国と日本の資本市場の活性化に繋げていきたいと 思っております。その点で、この度の協定締結は大変意義深いものであると確 信しております。」と語っております。 1 ビジネス・アドバイザリー・サービス副総裁のレイチェル・カイト氏は、 「高いコーポレート・ガバナンス基準の設定と市場インフラの整備は、上場企 業のパフォーマンス向上と投資家の自信獲得につながり、成長発展に必要な資 本を呼び込むことができるでしょう。IFC は 10 年以上ものコーポレートガバナ ンス導入に関する経験があります。今回東証とパートナーシップを結ぶことで、 途上国における資本市場の形成に、我々の知識と経験がより活かされることを 喜ばしく思います。」と語っております。 IFC ■株式会社東京証券取引所グループ 株式会社東京証券取引所グループ(東証グループ)は、世界を代表する取引所であり、ア ジア太平洋地域で最大規模の証券取引所である株式会社東京証券取引所(東証)の持株会 社です。 東証は時価総額約 3.81 兆 US ドル(=292 兆円)(2011 円 7 月末)の株式市場を有するほ か、JGB 先物や TOPIX 先物等の日本の証券デリバティブを取り扱うことでも知られてい ます。 ■国際金融公社(International Finance Corporation、IFC) IFC は、世界銀行グループの一員であり、開発途上国の民間セクター専門の世界最大の国際 開発機関です。IFC は、投資活動の金融支援、企業や政府に対する助言、及び国際金融市場 における資本調達を通じて、途上国の持続可能な成長実現を支援しています。世界的に不 透明な経済状況にあるなか、2011 年度には全投資額を過去最高となる約 190 億ドルまで増 加させ、支援先が雇用を創出し、環境を改善し、及び地域社会に資するために支援を行い ました。詳細は、www.ifc.org をご覧下さい。 本件お問い合わせ: 株式会社東京証券取引所グループ 経営企画部(報道グループ) 03-3665-1361 国際金融公社 東京事務所 副所長 寺見 興生 03-3597-6657 [email protected] 2
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