目標6 子どもの安全の確保 (1)交通安全確保のための活動の推進 • 現状と課題 子どもの成長とともに行動範囲が広くなり、子ども同士の外出の機会も増加しま す。町では、交通安全を保持するため交通安全推進員 1 名、交通安全支援員 4 名を 配置し、通学時の交通安全指導を実施するとともに、学校で開催する交通安全教室 での指導を行っています。児童の安全な通園・通学を確保するため学校等との連絡 を密にする必要があります。(町民生活課住民活動係) チャイルドシートについては、平成 12 年度から 14 年度までの期間限定にて、生 後6か月児までを対象にチャイルドシート購入費補助事業を実施していましたが、 財政状況の影響及び利用者の減少により当初予定どおり事業を終了している状況で す。しかし、交通安全や児童の安全確保、さらに貸出し用を望む方がいる状況から、 チャイルドシートへの助成支援は不可欠であると考えられ、法改正以降、チャイル ドシートの普及により対象年齢を過ぎて不要となったチャイルドシートを活用した 貸し付け事業を検討する必要があります。(保健福祉課児童保育センター児童保育 係) 交通安全教育については、各小学校で開催する交通安全教室、各保育所・幼稚園 における「こぐまクラブ」による集合練習の指導・援助を行っています。また単位 こぐまクラブの集合体である清水町こぐまクラブ連絡協議会により母親を含めた交 通安全教室を開催しています。(町民生活課住民活動係) 学校における交通安全教育は、登校・下校時における道路歩行について、PTA の 街頭指導及び担任の学級指導を通じて交通ルールへの理解を深め、実践する態度を 養っています。また、交通安全教室を開催し、児童生徒への安全教育に必要な指導 を実施しています。(学校教育課学校教育係) PTA による交通安全活動については、街頭指導の協力による児童生徒の通学時の 安全確保と通学状況の把握により、今後の指導に役立てるとともに、家庭における 交通安全活動の実践を推進しています。(学校教育課学校教育係) 乳幼児保護者の交通安全活動は、幼児の悲惨な交通事故をなくすため、子どもと 母親が一体となって交通ルールを学び、子どもの健全育成を図ることを目的として 「幼児交通安全こぐまクラブ活動」を実施しています。保育所の登降所等では、全 児童のチャイルドシート着用にはまだ時間がかかっている状況です。 (保健福祉課児 童保育センター児童保育係) 79 • 具体的な取り組み・事業 施策・事業 取り組み内容 担当主管 交 通 安 全 活 学校との連絡体制の再検討 町民生活課 動・教育 住民活動係 z 児童の安全確保のため学校との連絡体制を再検討 する。 チャイルドシートの普及促進 保健福祉課 児童保育セ z 子育て支援策の一貫として、交通安全対策のうえ からも検討が必要であり、平成 17 年度以降、不要 ンター児童 になったチャイルドシートの交換・売買・賃貸の 保育係 情報提供等の実施を検討する。 z 今後もチャイルドシートの普及や交通ルールの指 導を保護者に呼びかけていく必要がある。 交通安全意識の高揚 学校教育課 学校教育係 z 児童生徒に対する交通安全教育の推進とともに、 教職員等の交通法規の遵守の徹底により交通安全 意識の高揚を図る。 実施 ランク B C A (2)被害防止活動の推進 • 現状と課題 子どもが被害にあう犯罪が全国的に多発しています。学校では、危機管理マニュ アルを作成し、確認の上実施・徹底しています。在校時における防犯対策として登下 校時以外の玄関の施錠とインターホーンの設置を実施し、小学校1年生及び2年生 には関係機関からの寄贈により防犯ブザーを配付しています。また、各学校・幼稚 園にて防犯訓練を実施しています。(学校教育課学校教育係・総務係) 保育所では近年の学校・児童への犯罪発生を受けて、これまで施設ごとに行って いた防犯対策について、平成 16 年度に防犯防災対策マニュアルを策定し、児童の 安全確保を図っています。月 1 回の定期的避難訓練の中に侵入者が出た場合の訓練 も年 1 回行っています。しかし、侵入した場合の職員の役割分担や、侵入を知らせ たり侵入を防ぐ対策も実施するとともに訓練で確認していますが、どこからでも侵 入可能な状況であり課題となっています。(保健福祉課児童保育センター児童保育 係) 80 地域の防犯・防災対策としては、災害等の発生における被害を最小限に抑えるた め、防災防火訓練等の各種災害等に備えた避難訓練及び防災防犯に関する会議を実 施しています。また町内各所に「こども 110 番の家」を設置(平成 16 年度現在、 99 軒登録)し、万が一の時の子どもの逃げ込み先として協力をお願いしています。 また「こども 110 番の家」のノボリを玄関先に立ててもらい、防犯上の抑止効果を 図っています。今後は地域を守る防犯意識を町内全戸・全事業所に広げていく必要 があります。(町民生活課住民活動係) • 具体的な取り組み・事業 施策・事業 防犯対策 取り組み内容 担当主管 実施ラ ンク 情報収集と関係機関との連携確保 学校教育課 学校教育 z 今後も不審者等に対する防犯と情報収集を図り、 係・総務係 関係機関と連絡を密にしていく。 時代にあった防犯対策の見直し 保健福祉課 児童保育セ z 時代背景に合った防犯等の対策が必要であり、そ ンター児童 の都度見直しを行う。 保育係 z 不審者・侵入者に対する適切な対処方法や防止策 についての検討。また、警察や消防との連携を密 にし、その場面、場面で子どもたちが対応できる ような学習の機会を設ける。 保健福祉課 あらゆる場合を想定した防犯訓練の継続実施 児童保育セ z 園の鍵を閉めて侵入を防ぐようにしているが、仮 に侵入しても途中で止められるよう保育室の鍵を ンター児童 付けたり、防御の棒等を常備している。鍵をして 保育係 も侵入可能など、いろいろな場合を設定した訓練 を継続していく方向で考えている。 あらゆる機会を通した意識の啓発 町民生活課 住民活動係 z あらゆる機会を通して防犯意識の啓蒙・啓発を行 う。 81 A C A A
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