小学校英語活動にかかわる指導資料 第11号 May,2007 北海道立教育研究所 江別市文京台東町42番地 ℡ 011−386−4511 http: //www.doken.hokkaido-c.ed.jp e-mail: [email protected] 今回は、1∼10までの数字を使って年齢について、たずねたり答えたりする簡単な英会話の指導例を紹介します。 数字(トピック1) 今日のトピック How old are you? I am ∼. 〝one〝〝two〝〝three〝〝four〝〝five〝〝six〝〝seven〝〝eight〝〝nine〝〝ten〝 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 本時の目標:1∼10までの数字を使ったゲームなどを通して、数字 に関する簡単な英会話に慣れ親しむ。 準備 ○英語の歌のCDと楽譜 ○ナンバーズフラッシュカード ○アルファベットフラッシュカード ○CDプレーヤー 導入 ○「英語であいさつ」をする。 15分 HRT(ALT): Hello./児童: Hello./HRT(ALT): How are you?/ ※HRT:学級担任 ALT:外国語指導助手 児童: I'm fine. How are you?/HRT(ALT): I'm fine. ○「英語の歌」を聞く。(児童をリラックスさせ、また英語活動の雰囲気をつくる) ・「Good morning」(「英語でうたう世界のうた」より) 道研イングリッシュルームに所蔵しています ○「ゲーム(アルファベットコールゲーム)」で遊ぶ。 ○英語でうたう世界のうた ・5∼6人が円になって、1人が示したフラッシュカードのアルファベットを ○アルファベットフラッシュカード 順番にコールしていく。 ○ナンバーズフラッシュカード ※慣れるまで時間が必要なので、はじめはゆっくりと行い、徐々にスピードを上げる。 ※HRTやALTが各グループを回って支援する。 ・ 別紙参照 ○「練習」 1から10の数の言い方を、ナンバーズフラッシュカードを使って練習する。 ・1から10を順に練習する。 ・10から1へ逆順に練習する。 ・数字をバラバラに練習する。 ※最初は1つひとつゆっくり指導する。 ※音楽にのってチャンツ(別紙解説)でも行える。 展開 ○「今日のトピック」(右の点線枠内)を説明する。 20分 ・HRTとALTが英語で会話し、例を見せる。 ※立場をかえるなどして、数回、繰り返す。 ・HRTまたはALTが何人かの児童に答えさせる ※慣れるまではゆっくり質問するようにする。 HTR: ALT: ALT: HRT: How old are you? I am ( ). How old are you? I am ( ). 〔「ハローイングリッシュ」より〕 P33に活動例を紹介しています ○「活動1(ナンバーズ・ビンゴゲーム)」を行う。 ・1∼10の中から好きな数字を5つ選んで、横1列に書く。 ・HRT(ALT)の発音する数が自分のビンゴシートにあったらチェックを入れる。 ・自分の書いた数字が5つとも全部出たら、大きな声で ビンゴ と言って、その場に起立する。 ※シートに同じ数字は書かないこととする。 ※何人がビンゴになるまで行うかを、あらかじめ言っておく。 ※3マス×3マスのシートで行うなど、形を工夫して行うとよい。 まとめ ○「活動2(数字カルタゲーム)」を行う。 10分 ・5∼6人のグループをつくる。 ・1∼10のナンバーズフラッシュカードをバラバラにして床に並べる。 ・HRTは「Ready,go」、児童は大きな声で「How old are you?」、ALTは「I am ○」と答える。 ・カードをたくさん取った者が勝者となる。 ○「英語であいさつ」をする。 HRT(ALT): Good-by./児童: See you again. 評価 ○1∼10までの数字を使ったゲームなどを通して、数字に関する簡単な英会話に慣れ親しむことができたか。 -1- 今回は、11∼20までの数字を使って年齢について、たずねたり答えたりする簡単な英会話の指導例を紹介します。 数字(トピック2) 今日のトピック eleven 11 twelve 12 How old are you? thirteen fourteen fifteen 13 14 15 sixteen seventeen 16 17 I am ∼. eighteen 18 nineteen 19 twenty 20 本時の目標:11∼20までの数字を使ったゲームなどを通して、数 字に関する簡単な英会話に慣れ親しむ。 準備 ○英語の歌のCDと楽譜 ○ナンバーズフラッシュカード ○数字カード ○CDプレーヤー 導入 ○「英語であいさつ」をする。 15分 HRT(ALT): Hello./児童: Hello./HRT(ALT): How are you?/ 児童: I'm fine. How are you?/HRT(ALT): I'm fine. ○英語の歌を聞く。(児童をリラックスさせ、また英語活動の雰囲気をつくる) 〔「ハローイングリッシュ」より〕 ・「Head,Shoulders,Knees,and Clap!」(「英語でうたう世界のうた」より) P34に活動例を紹介しています ○「ゲーム(ナンバー聞き取りゲーム)」で遊ぶ。 ・HRT(ALT)が発音した数字を児童は手で表す。 ※1∼10までの英語の数字をランダムに言う。 HRT(ALT): Listen carefully. ※スピードをつけると難易度が上がる。 First number is three. ※慣れてきたらペアまたはグループで行う。 Next number is six. ※発音役を児童がやってもよい。 Four, seven,..... ○「練習」11から20の数の言い方を、ナンバーズフラッシュカードを使って練習する。 ・11から20を順に練習する。 ・20から11へ逆順に練習する。 ・数字をバラバラに練習する。 ※最初は1つひとつゆっくり指導する。特に、12と13の発音に気をつける。 ※音楽にのってチャンツでも行える。 展開 ○「今日のトピック」(右の点線枠内)を説明する。 20分 ・HRTとALTが英語で会話し、例を見せる。 HTR: ALT: ALT: ・HRTまたはALTが何人かの児童に答えさせる。 ※慣れるまではゆっくり質問するようにする。特に、12と13の発音に気をつける。 HRT: ※立場をかえるなどして、数回、繰り返す。 How old are you? I am ( ). How old are you? I am ( ). ○「活動1(神経衰弱)」を行う。 ・6人程度のグループをつくる。 ・裏返しに置かれた数字カードを使って、神経衰弱の要領で数字カードを集めていく。 ・カードを開いたときに書いてある数字を声に出して言う。 ・数字を言えなかった場合は、次の人に順番が移る。 ・すべてのカードがなくなった時点で一番カードを多く持っていた者が勝者となる。 ※数字を大きく声に出して言うように強調する。 ※活動の終わりに、各グループのチャンピオンを紹介する。( 「ハローイングリッシュ」より P34に活動例を紹介しています ) is a champion! まとめ ○「活動2(カード交換ゲーム)」を行う。 10分 ・1∼20の数字カードとジョーカーのカードを用意する。 ・各自が1枚のカードを持って、How old are you? と尋ねて回る。 ・問われたら、持っているカードの数字で答え、そのカードを交換する。ジョーカーの場合は、1∼20の好き な数字を答える。最後にジョーカーを持っていた児童が負けとなる。 ※1∼20のカードは複数枚あってもよいが、ジョーカーは1枚とする。 ※時間を決めて数回繰り返す。 ※英語の会話をしっかり行っている児童を褒める。 ○「英語であいさつ」をする。 HRT(ALT): Good-by./児童: See you again. 評価 ○11∼20までの数字を使ったゲームなどを通して、数字に関する簡単な英会話に慣れ親しむことができたか。 -2- 北海道立教育研究所イングリッシュルームには、英語活動のための豊富な教材・教具を取り 揃えており、全道の先生方が自由に利用できる環境が整っています。また、教材・教具の中に は、貸出できるものもあります。詳しくは道研Webページをご覧ください。 英語でうたう世界のうた 「英語でうたう世界のうた」(CD)は2巻あり、「テディベアー」、「ビンゴ」などの15曲が収められ ています。その他にも「ハッピー・バースディ・トゥー・ユー」、「ロンドン橋」などが収められている 「英語のうた1巻∼5巻」(DVD)、「英語でうたう日本の童謡」(CD)などもありますので、英語活 動の導入の場面で活用してください。 ナンバーズフラッシュカード アルファベットフラッシュカード 「ナンバーズフラッシュカード」、「アルファベットフラッシュカード」とも上記の写真にあるように 絵の真ん中から数字やアルファベット、単語が表れる仕掛けになっています。このような変化が あることで、子どもたちの視覚に訴えることができ、英語学習に役立ちます。この他にも、動物、 食べ物、反対語、名詞などを扱ったものも用意してあります。ウォームアップのゲームやトピック の活動にも活用できます。 チャンツ 学習した質問や答えの文に慣れるために、リズムに合わせて、繰り返し練習するゲームです。 例えば、4∼5人のグループで円を作り、互いに向かい合います。次に、最初に質問する子ども を決めてバトンを持たせます。そして、音楽を流し、リズムに合わせて質問していきます。質問し ていく順序は決めず、その場その場で自由に指名していくようにします。リズムに乗って行うこと でリラックスして英語を使える雰囲気を作り出すことができます。 -1-
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