<賢治は「やまなし」で何を表そうとしたかったのかな>

5.本時の学習(第二次中5時 )
(1)ねらい ・賢治が「やまなし」で表したかったことを自分なりに読み取ることができる。
【読むこと】
(2)関わりあいの中で自己を拓く姿(考える姿)について
・「かわせみとやまなし」の対比や「かにの親子の様子」などから賢治が「やまなし」にこめた
思いについての自分なりの思いをもち考えを深めあおうとする姿
(3)学習過程
時
5
○指導
【
】評価観点
学習活動と主な思考の流れ
1.前時の内容をふりかえる
◎C→B への支援
指導と評価
○前時までの学習内容がわかる
○賢治は「かわせみ」で何を表そうとしたかったのかな
ように教室の掲示物を使って
・賢治は恐怖を与えるものを表したと思うよ かにの兄弟がぶ
ふりかえらせたい
るぶる震えている所でものすごく怖いと感じているから
・賢治は自然の厳しさを表したと思うよ(弱肉強食)かわせみ
が魚をとった所で強いものしか生き残れないと感じたから
5
<>評価方法
○自分の考えが言えるように
「賢治は~を表そうとしたと思
う
~の所で私は~だと感じた
・賢治はトシの死を表したと思うよ かわせみが魚の命を奪う
から」という①賢治が表したか
所で5月の明るく楽しい世界の中での突然の死だったから
ったこと②叙述③理由付けの3
2.学習問題をつかむ
点を意識させたい
<賢治は「やまなし」で何を表そうとしたかったのかな>
5
3.学習問題に対しての自分の考えを持つ
○学習問題に対する自分の考え
○ペアを変えて友だちの考えを聞かせてもらおう
が持てるように ペアになって
・「かわせみとやまなし」の対比や「かにの親子の様子」
「12
相手の考えを聞かせてもらう時
月の谷川の様子」などから考えたよ
25
4.考えを話しあい深める
○賢治が「やまなし」で何を表そうとしたのか話しあおう
・賢治は周りに喜びや楽しみを与えるものを表したと思うよ
「おどるように」の所ですごくうれしさを感じたから
間をとりたい
賢治が「やまなし」で表した
かったことを自分なりに読み
取っている
【読む能力】<発言>
・賢治は命を与えるものやつながる命を表したと思うよ
「落ちた後にお酒になる」所でやまなしは落ちることで死ん
だのではなく自分が死ぬことで次の生へと命をつないで
を考えられるように かわせみと
いくものと感じたから
やまなしの色や様子の違いや
・賢治は自分の生き方や自分自身を表したと思うよ「落ちた
後にお酒になる」所で周りを幸せにするものと感じたから
・賢治はみんなを幸せにするもの(理想の世界)を表したと
かにの親子の気持ちの変化の違
いに着目させたい
考える姿
思うよ「いいにおいだな」
「いいにおいでいっぱい」の所
○やまなしの自然な死がわかる
で 幸せが全体に広がっていくと感じたから
ように魚の死とやまなしの死の
・賢治はトシの死をのりこえた未来への希望を表したと思う
違いや「よく熟している」という
「きらきら」「黄金」の所で12月は暗くて冷たい世界の中
言葉から考えさせたい
ですごい明るさを感じたから
5
◎賢治が「やまなし」こめた思い
○やまなしの命のつながりがわ
5.本時の学習をふりかえりまとめる
かるように やまなしはこれで
○話しあいから自分が強く感じた賢治の思いを書こう
死んでしまうのかどうか考えさ
賢治は「やまなし」で自分が滅びても新しい命を与える自
せたい
然のすごさや 周りに幸せや喜びや希望を与え みんなが幸
○考えの変容に気づけるように
せになるような理想の世界を表したかったんだね
ふりかえりを書かせたい