富士川町次世代育成支援行動計画(PDF

富士川町次世代育成支援行動計画
平成22年度∼平成26年度
富士川町
目
第1章
次
計画の策定にあたって ............................................................. 1
1
計画策定の背景 ..................................................................... 1
2
計画の性格 ......................................................................... 3
3
計画の期間 ......................................................................... 3
第2章
子どもを取り巻く状況 ............................................................. 4
第3章
基本構想 ........................................................................ 20
1
基本理念 .......................................................................... 20
2
計画策定に当たっての基本的な視点 .................................................. 21
3
児童人口の推計 .................................................................... 22
4
前期計画の検証 .................................................................... 23
5
後期計画の目標 .................................................................... 25
6
施策の体系 ........................................................................ 26
第4章
基本計画 ........................................................................ 27
基本目標1
すべての子育て家庭を支援する .............................................. 27
基本目標2
仕事と家庭生活の両立を支援する ............................................ 30
基本目標3
子どもの健やかな成長を支援する ............................................ 32
基本目標4
配慮が必要な子どもと家庭を支援する ........................................ 39
基本目標5
子どもの教育環境を充実する ................................................ 43
基本目標6
安心して子育てできる環境をつくる .......................................... 48
第5章
計画の推進 ...................................................................... 53
1
庁内における推進体制の充実 ........................................................ 53
2
住民参加による計画の推進 .......................................................... 53
3
次世代育成支援対策地域協議会の設置 ................................................ 53
4
計画推進に向けたそれぞれの役割 .................................................... 54
資
料
次世代育成支援対策地域協議会委員名簿 ............................................ 55
第1章
1
計画の策定にあたって
計画策定の背景
国では少子化の進行に対応し、「エンゼルプラン」、「緊急保育対策等5か年事業」(とも
に平成6年12月)を策定し、子育てと仕事の両立支援を中心としたさまざまな取り組みを
行ってきました。
このような取り組みにもかかわらず、全国的に少子化の流れは止まらず、これまでの少
子化の主な原因であった晩婚化に加え、「夫婦の出生力そのものの低下」という新しい現
象が見られ、現状のままでは、少子化は今後一層進行すると予想されました。
このため、平成14年9月に「少子化対策プラスワン」がまとめられ、これまでの「子育
てと仕事の両立支援」を中心とした対策に加え、「男性を含めた働き方の見直し」「地域に
おける子育て支援」「社会保障における次世代支援」「子どもの社会性の向上や自立の促
進」という4つの柱に沿った取り組みを推進することとなりました。
これを踏まえ、平成15年7月に、地方公共団体及び事業主における10年間の集中的・計
画的な取り組みを促進するための「次世代育成支援対策推進法」が制定され、地方公共団
体(都道府県、市町村)及び事業主において「次世代育成支援行動計画」の策定が定められ
ました(事業主については、常時雇用者300人以下の事業主所は努力規定)。
しかし、その後も少子化と高齢化が進行し、人口減少時代を迎えています。とりわけ労
働力人口が急速に減少する中、国では、平成19年12月に「子どもと家族を応援する日本重
点戦略」を策定しました。この重点戦略では、就労と出産・子育ての二者択一構造の解消
に「働き方の見直しによる仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)の実現」と、
その社会的基盤となる「包括的な次世代育成支援の枠組みの構築」を車の両輪として進め
ていく必要があるとしています。特にワーク・ライフ・バランスの実現については、「仕
事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)憲章」「仕事と生活の調和推進のための行
動指針」を策定し、新たな取り組み方針を示しています。
増穂町及び鰍沢町では、次世代育成支援対策推進法に基づき、「次世代育成支援行動計
画」を平成17年3月に策定し、次代を担う子どもたちのすこやかな成長と、子育てに取り
組む家庭へのさまざまな支援策を充実していくための具体的な取り組みを進めてきました。
前期計画は平成21年度で終了となるため前期行動計画を見直すとともに、増穂町と鰍沢町
は合併して富士川町となるため国の行動計画策定指針に基づいて、ここに新町の次世代育
成支援行動計画を策定します。
- 1 -
少子化対策の経緯
1990(平成2)年
<1.57ショック> = 少子化の傾向が注目を集める
4大臣(文・厚・労・建)合意
1994(平成6)年
3大臣(大・厚・自)合意
エンゼルプラン
緊急保育対策等5か年事業
1995(平成7)年度∼1999(平成11)年度
少子化対策推進関係閣議会議決定
1999(平成11)年12月
少子化対策推進基本方針
新エンゼルプラン
1999(平成11)年12月
6大臣(大・文・厚・労・建・自)合意
2000(平成12)年度∼2004(平成16)年度
平成13.7.6閣議決定
2001(平成13)年7月
仕事と子育ての両立支援等の方針
(待機児童ゼロ作戦等)
厚生労働省まとめ
少子化対策プラスワン
2002(平成14)年9月
平成15.7.16から
段階施行
平成15.9.1施行
2003(平成15)年7月
次世代育成支援対策推進法
少子化社会対策基本法
平成16.6.4閣議決定
2004(平成16)年6月
少子化社会対策大綱
平成16.12.24少子化社会対策会議決定
2004(平成16)年12月
地方公共団体、
企業等における
行動計画の策定・実施
子ども・子育て応援プラン
2005(平成17)年度∼2009(平成21)年度
2005(平成17)年4月
平成18.6.20少子化社会対策会議決定
2006(平成18)年6月
2007(平成19)年12月
新しい少子化対策について
仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)憲章
仕事と生活の調和推進のための行動指針
「子どもと家族を応援する日本」重点戦略
2007(平成19)年12月
平成19.12.27少子化社会対策会議決定
(参考)
【車の両輪】
「子どもと家族を応援する日本」
・仕事と生活の調和の推進
・包括的な次世代育成支援の枠組みの構築
【分科会】
重点戦略会議
1基本戦略分科会
2008(平成20)年2月
「新待機児童ゼロ作戦」について
2働き方の改革分科会
3地域・家族の再生分科会
4点検・評価分科会
2008(平成20)年7月
2008(平成20)年11月
5つの安心プラン
③未来を担う「子どもたち」を守り育てる社会
社会保障国民会議最終報告
- 2 -
2
計画の性格
この計画は、次世代育成支援対策推進法第8条第1項に基づき、すべての子どもたちと
子育て家庭を対象に、「富士川町」が進めていく次世代育成支援対策の目標や方向性を示
したものです。
また、策定にあたっては、町の関連する計画などとの整合を図ったほか、増穂町次世代
育成支援対策地域協議会及び鰍沢町次世代育成支援対策地域行動計画協議会の意見や、ア
ンケート結果による住民の意向等を反映しています。
3
計画の期間
この計画は、平成22年度(2010年度)を初年度とし、今後5か年に取り組むべき計画と
して平成26年度(2014年度)を目標年次とします。
平成
17
年度
2005
平成
18
年度
2006
平成
19
年度
2007
平成
20
年度
2008
平成
21
年度
2009
平成
22
年度
2010
前期計画
平成
23
年度
2011
平成
24
年度
2012
平成
25
年度
2013
平成
26
年度
2014
後期計画
増穂町次世代育成支援行動計画
富士川町次世代育成支援行動計画
鰍沢町次世代育成支援行動計画
- 3 -
第2章
子どもを取り巻く状況
(1) 3区分人口と伸び率
全国的な傾向と同様に本町の人口は減少傾向にあり、平成21年4月1日現在17,280人と
なっています。
・3区分人口の推移
単位:人
昭和
55年
平成
2年
60年
7年
12年
17年
21年
0∼14歳
4,089
3,574
3,072
2,792
2,652
2,440
2,268
15∼64歳
11,979
12,093
11,758
11,018
10,627
10,325
10,217
65歳以上
2,747
2,989
3,340
3,819
4,265
4,640
4,795
総人口
18,815
18,656
18,170
17,629
17,544
17,405
17,280
資料:「国勢調査」、平成21年は「住民基本台帳」4月1日現在
※数値は、旧増穂町と旧鰍沢町の合計
・伸び率の推移
単位:%
昭和
55年
平成
2年
60年
7年
12年
17年
21年
富士川町
-0.8
-2.6
-3.0
-0.5
-0.8
-0.7
山梨県
3.6
2.4
3.4
0.7
-0.4
-2.0
全国
3.4
2.1
1.6
1.1
0.7
-0.5
資料:「国勢調査」、平成21年は「住民基本台帳」4月1日現在
※数値は、旧増穂町と旧鰍沢町の合計
3区分人口の推移
20,000人
18,815
18,656
18,170
17,629
17,544
17,405
17,280
15,000人
10,000人
65歳以上
5,000人
15∼64歳
0∼14歳
0人
昭和
55年
60年
平成
2年
7年
- 4 -
12年
17年
21年
(2) 人口ピラミッド
平成17年と平成21年の人口をピラミッドで比較してみると、少子化の傾向がよくわかり
ます。加えて、55∼59歳人口が多いことから、今後一層の高齢化が見込まれます。
単位:人
平成
17年
男性
0∼4歳
5∼9歳
10∼14歳
15∼19歳
20∼24歳
25∼29歳
30∼34歳
35∼39歳
40∼44歳
45∼49歳
50∼54歳
55∼59歳
60∼64歳
65∼69歳
70∼74歳
75∼79歳
80歳以上
総人口
21年
女性
男性
女性
358
449
464
474
460
547
602
552
579
519
611
625
574
516
482
459
441
339
400
498
475
403
474
537
576
519
497
589
598
580
554
618
572
974
330
401
430
451
423
421
516
553
589
549
508
631
586
550
453
441
561
306
344
457
454
420
393
451
538
582
490
491
618
553
586
514
592
1,098
8,712
9,203
8,393
8,887
※数値は、旧増穂町と旧鰍沢町の合計
平成21年
平成17年
男 性
女 性
80歳以上
75∼79歳
70∼74歳
65∼69歳
60∼64歳
55∼59歳
50∼54歳
45∼49歳
40∼44歳
35∼39歳
30∼34歳
25∼29歳
20∼24歳
15∼19歳
10∼14歳
5∼9歳
0∼4歳
1,200人
800人
400人
0人
0人
- 5 -
400人
800人
1,200人
(3) 人口動態
全国的な傾向と同様に本町の人口は減少傾向にありあります。
・自然動態
単位:人
平成
16年
17年
18年
19年
20年
出生数
死亡数
118
202
124
201
149
197
120
209
117
220
自然動態増減
-84
-77
-48
-89
-103
資料:「山梨県人口動態統計」
※数値は、旧増穂町と旧鰍沢町の合計
・社会動態
単位:人
平成
16年
転
転
入
出
社会動態増減
17年
18年
19年
20年
677
623
583
675
576
720
587
658
535
658
54
-92
-144
-71
-123
資料:「山梨県人口動態統計」
※数値は、旧増穂町と旧鰍沢町の合計
人口動態
(人)
250
0
-30人
-169人
250
平成
16年
17年
社会動態増減数
-192人
18年
自然動態増減数
- 6 -
-160人
-226人
19年
人口動態増減数(斜体)
20年
(4) 女性の就業
女性の年齢別就業状況をみると、グラフにM字カーブと呼ばれる中央のへこみがみられ、
結婚や出産を契機に離職する女性がいることが読み取れます。
・女性の年齢別就業状況
単位:人
平成
12年
女性
17年
就業者
就業率
女性
就業者
就業率
15∼19歳
419
46
11.0%
417
51
12.2%
20∼24歳
414
312
75.4%
366
244
66.7%
25∼29歳
507
350
69.0%
426
293
68.8%
30∼34歳
564
322
57.1%
504
324
64.3%
35∼39歳
507
333
65.7%
559
380
68.0%
40∼44歳
488
387
79.3%
531
407
76.6%
45∼49歳
572
440
76.9%
498
404
81.1%
50∼54歳
629
479
76.2%
578
432
74.7%
55∼59歳
561
389
69.3%
616
428
69.5%
60∼64歳
574
273
47.6%
548
276
50.4%
65歳以上
2,533
428
16.9%
2,745
463
16.9%
合 計
7,768
3,759
48.4%
7,788
3,702
47.5%
資料:「国勢調査」
※数値は、旧増穂町と旧鰍沢町の合計
女性の年齢別就業率
100%
75.4%
75%
69.0%
64.3%
76.2%
68.0%
76.6%
68.8%
50%
81.1%
79.3%
69.5%
76.9% 74.7%
69.3%
65.7%
50.4%
57.1%
66.7%
47.6%
25%
16.9%
12.2%
16.9%
11.0%
0%
15∼
19歳
20∼
24歳
25∼
29歳
30∼
34歳
35∼
39歳
40∼
44歳
45∼
49歳
- 7 -
50∼
54歳
55∼
59歳
60∼
64歳
65歳以上
平成12年
平成17年
(5) 外国人
外国人登録者数は300人弱で推移しています。
・国別外国人の推移
単位:人
平成
17年
中国
ブラジル
ペルー
フィリピン
韓国または朝鮮
ボリビア
タイ
インドネシア
米国
カナダ
マレーシア
英国
イラン
オーストラリア
コロンビア
合 計
18年
19年
43
68
49
54
14
5
7
11
2
1
1
0
2
1
1
46
69
66
39
12
10
8
7
2
1
1
0
1
0
1
259
263
資料:「外国人登録人口」各年3月31月現在
20年
21年
49
64
58
43
15
4
8
5
3
1
1
0
0
0
0
67
68
55
24
14
10
7
6
4
2
1
0
0
0
0
72
65
62
26
14
9
8
6
4
1
1
0
0
0
0
251
258
268
※数値は、旧増穂町と旧鰍沢町の合計
国別外国人登録者数の推移
300人
200人
251
258
268
43
37
39
43
44
24
43
26
66
55
62
58
65
69
64
68
68
43
46
49
67
72
平成
17年
18年
19年
20年
21年
259
263
45
54
49
100人
0人
中国
その他の国
ブラジル
- 8 -
ペルー
フィリピン
(6) 保育所
町内の保育所は6園で、41人の保育士が317人の園児に対応しています。
・園児数の推移
単位:園、人
平成
15年度
保育所数
保育士数
認可定員数
園児数
就園率
8
29
560
335
59.8%
16年度
7
29
560
308
55.0%
17年度
7
30
560
296
52.9%
18年度
7
28
560
293
52.3%
19年度
6
26
560
277
49.5%
20年度
6
30
530
321
60.6%
21年度
6
41
530
317
59.8%
資料:旧増穂町「福祉行政報告例第54表」、旧鰍沢町「保育所資料」各年度4月1日現在
※数値は、旧増穂町と旧鰍沢町の合計
・平成21年度保育所別園児数の推移
第一保育所
第二保育所
第三保育所
保育士数
認可定員数
園児数
就園率
保育士数
認可定員数
園児数
就園率
保育士数
認可定員数
園児数
就園率
単位:人
11
120
100
83.3%
5
90
58
64.4%
6
90
45
50.0%
第四保育所
小室山保育所
鰍沢保育所
保育士数
認可定員数
園児数
就園率
保育士数
認可定員数
園児数
就園率
保育士数
認可定員数
園児数
就園率
6
110
48
43.6%
2
30
4
13.3%
8
90
63
70.0%
資料:
「福祉行政報告例第54表」4月1日現在
- 9 -
(7) 幼稚園
町内の幼稚園は1園で、14人の幼稚園教諭が89人の園児に対応しています。預り保育
も実施しており、平成21年には10人の園児が利用しています。
・園児数の推移
単位:園、人
平成
16年度
幼稚園数
幼稚園教諭数
認可定員数
園児数
就園率
1
8
100
84
84.0%
17年度
18年度
1
11
100
96
96.0%
19年度
1
13
100
96
96.0%
資料:各年度5月1日現在
・幼稚園の預かり保育の状況(平成21年)
峡南幼稚園
幼稚園教諭数
定員数
利用園児数
預かり保育
単位:人
2
15
10
実施
利用園児数は平成21年4月∼12月の平均
- 10 -
1
12
100
95
95.0%
20年度
1
11
100
84
84.0%
21年度
1
14
100
89
89.0%
※数値は、旧増穂町と旧鰍沢町の合計
(8) 小学校
町内の小学校は6校となっています。児童数は緩やかに減少傾向にあり、平成21年度
には927人となっています。
・小学校児童数の推移
小学校数
1年生
2年生
3年生
4年生
5年生
6年生
合 計
単位:人
平成
16年度
6校
155
172
162
214
175
197
1,075
17年度
6校
176
160
173
164
214
176
1,063
18年度
6校
165
174
161
172
162
215
1,049
19年度
6校
146
167
173
159
173
161
979
資料:
「学校基本調査」各年度5月1日現在
20年度
6校
144
145
163
174
155
174
955
※数値は、旧増穂町と旧鰍沢町の合計
・平成21年学校別児童数
鰍沢小学校
鰍沢中部小学校
五開小学校
21年度
6校
142
147
147
163
172
156
927
単位:人
教員数
学級数
児童数
教員数
学級数
児童数
教員数
学級数
児童数
19
9
188
6
5
19
4
4
11
増穂小学校
増穂南小学校
増穂西小学校
教員数
学級数
児童数
教員数
学級数
児童数
教員数
学級数
児童数
32
21
679
5
4
19
6
4
11
資料:
「学校基本調査」平成21年5月1日現在
- 11 -
(9) 放課後児童クラブ
放課後児童クラブは、2クラブが稼動しています。夏休みなどの長期休暇時も対応
しています。
平成22年度からは、ますほ北児童クラブとますほ南児童クラブ(新設)、さくらなか
よしクラブの3箇所で実施します。
障害児受入可否
さくらなかよし
クラブ
ますほ北児童
クラブ
可
(要相談)
ますほ南児童
クラブ(新設)
開館日時
学校がある日の
放課後∼18:00
長期休暇時の対応
放課後児童指導員
平日
8:30∼18:00
各2人
延長
18:00∼18:30
延長
18:00∼18:30
資料:
「暮らしの便利張」
(10) 地域子育て支援拠点事業
地域子育て支援拠点事業のつどいの広場は、旧鰍沢町公民館とますほ北児童センター
で実施しています。平成22年度中には、建設予定の鰍沢児童センターへ、旧鰍沢町公民
館開設分を移行します。
設置場所
鰍沢児童センター
つどいの広場
(旧鰍沢町公民館)
ますほ北児童センター
所在地
富士川町鰍沢1175
富士川町小林 1952-8
開設日時
火・木・金
月∼土
9:00∼14:00
9:30∼12:00
13:00∼15:30
資料:
「暮らしの便利張」
- 12 -
(11) 乳幼児健診
乳幼児健康診査は、4か月児をはじめとして下記のとおりきめ細かく実施しており、
高い受診率を維持しています。
・各種健診等の状況
単位:人
平成
18年度
4か月児健診
7ヶ月検診
(鰍沢町のみ)
1歳児健診
1歳6か月児健診
3歳児健診
2歳児歯科
(増穂町のみ)
該当児
受診児
受診率
該当児
受診児
受診率
該当児
受診児
受診率
該当児
受診児
受診率
該当児
受診児
受診率
該当児
受診児
受診率
164
148
90.2%
47
40
85.1%
147
117
79.6%
116
107
92.2%
141
129
91.5%
81
72
88.9%
19年度
20年度
127
125
98.4%
35
35
100.0%
146
145
99.3%
139
132
95.0%
113
105
92.9%
95
89
93.7%
115
111
96.5%
36
35
97.2%
124
119
96.0%
140
137
97.9%
133
127
95.5%
103
99
96.1%
※数値は、旧増穂町と旧鰍沢町の年度末合計
(12) 虐待
虐待通告件数は10件程度で推移しています。実件数は年4件程度となっています。
・虐待件数の推移
単位:件
平成
17年度
通告件数
非該当件数
実件数
処遇数
18年度
10
6
4
4
19年度
10
6
4
4
20年度
8
5
3
1
7
3
4
2
※数値は、旧増穂町と旧鰍沢町の年度末合計
- 13 -
(13) アンケート結果
計画の策定にあたり、町内の就学前児童、小学校児童のいる家庭を対象にアンケート
調査を実施しました。調査の概要と調査結果の抜粋は次のとおりです。
①調査目的
本調査は、平成15年7月に制定された「次世代育成支援対策推進法」に基づき、増
穂町と鰍沢町で進めてきた次世代育成支援行動計画を見直し、富士川町として次世代
育成支援行動計画を策定するための基礎資料を得ることを目的とする。
②調査対象者数
●就学前児童・・・増穂町及び鰍沢町に居住している、就学前の児童の保護者
●小学校児童・・・増穂町及び鰍沢町に居住している、小学校1年生∼5年生の
保護者
③調査方法
●就学前児童・・・施設配布・回収と郵送配布・回収併用
●小学校児童・・・施設配布・回収と郵送配布・回収併用
④調査期間
●増穂町
平成21年1月19日(月)∼2月19日(木)
●鰍沢町
平成21年2月17日(火)∼3月5日(木)
⑤回収結果
対象
標本数
有効回収数
有効回収率
増
穂
町
就学前児童
611
449
73.5%
小学生児童
744
675
90.7%
鰍
沢
町
就学前児童
220
133
60.5%
小学生児童
234
194
82.9%
富
士
川
町
就学前児童
831
582
70.0%
小学生児童
978
869
88.9%
- 14 -
①一人っ子が少ない現状がある
問
お子さんは何人いらっしゃいますか。
<増穂町>
小学校(N=675)
就学前(N=449)
11.4
25.8
1人 4人以上
2.4
無回答 2.2
0%
4.9
1.3
20%
0%
60% 0%
40%
25%
就学前
(N=133)
小学校
(N=194)
32.6
20.9
3人 <鰍沢町>
49.8
48.6
2人 50%
32.3
40%
75%
29.4
3人
- 15 -
3.8
19.5
54.1
2人
60%
100%
44.4
10.3
1人
20%
4人以上
無回答
4.1
2.1
②ひとり親家庭が小学校では約1割を占める
問
あて名のお子さんと同居・近居の状況についてお伺いします。
<増穂町>
小学校(N=675)
就学前(N=449)
1.2
0.7
父同居(ひとり親家庭)
9.2
3.6
母同居(ひとり親家庭)
84.1
90.9
父母同居 祖父同居 24.5
祖母同居 25.8
21.5
31.3
29.9
39.9
祖父近居 32.1
43.2
祖母近居 4.4
4.2
その他 0.7
0.7
無回答 0%
25%
50%
75%
100% 0%
25%
50%
75%
100%
<鰍沢町>
就学前(N=133)
父同居(ひとり親家庭)
0.8
母同居(ひとり親家庭)
2.3
小学校(N=194)
1.0
7.2
82.5
92.5
父母同居 18.6
12.0
祖父同居 27.3
15.0
祖母同居 25.8
39.8
祖父近居 34.0
45.1
祖母近居 その他 1.5
無回答 0.8
0%
4.1
2.1
25%
50%
75%
- 16 -
100% 0%
25%
50%
75%
100%
③認可保育所・延長保育・病児病後児保育の利用希望が多い
問
今は利用していないが、できれば利用したい、あるいは、利用日数や回数・利用時間
を増やしたいと思うサービスはどれですか。
<増穂>
<鰍沢>
就学前(N=133)
就学前(N=449)
認可保育所 37.2
3.6
家庭的な保育 事業所内保育施設 0.7
幼稚園の預かり保育 21.4
2.7
一時保育 19.5
0.0
9.0
一時保育 病児・病後児保育 25.2
18.8
病児・病後児保育 29.3
地域子育て支援センター事業 10.2
19.6
6.0
特にない 19.5
無回答 6.2
0%
4.5
ファミリーサポートセンター 14.9
特にない 6.0
延長保育 ベビーシッター 10.2
無回答 1.5
幼稚園の預かり保育 延長保育 地域子育て支援センター事業
3.0
幼稚園(通常の就園時間) 8.7
ファミリーサポートセンター
3.0
その他の保育施設 5.8
ベビーシッター 2.3
認定こども園 (共通利用時間のみの保育)
認定こども園 (共通利用時間以上の保育)
2.9
幼稚園(通常の就園時間) 5.3
自治体の認証・認定保育施設 2.4
その他の保育施設 2.3
事業所内保育施設 3.1
認定こども園(共通利用時間
のみの保育の利用) 認定こども園(共通利用時間
以上の保育の利用) 37.6
家庭的な保育 4.5
自治体の認証・認定保育施設
認可保育所 25%
50%
- 17 -
8.3
0%
15%
30%
45%
④子育てのしやすさは両町民の主観的判断が異なる
問
子育てしやすいまちだと思いますか。
<増穂町>
0%
25%
就学前
(N=449)
50%
75%
54.3
はい
39.0
いいえ
100%
6.7
無回答
<鰍沢町>
0%
就学前
(N=133)
25%
50%
27.1
はい
75%
67.7
いいえ
- 18 -
100%
5.3
無回答
⑤経済・医療面で充実を望む声が多い
問
町に対して、どのような子育て支援の充実を図って欲しいと期待していますか。
<増穂町>
子育て支援策に関する情報提供の
拡充 児童館や公園など子どもの遊び場
の拡充 子どもの成長・発育に欠くことの
できない自然環境の保護 保育所や幼稚園などの費用負担の
軽減 児童手当等の増額などの、子育て
のための経済的支援の拡充 出産や不妊治療に対する経済的支
援の充実 多子世帯の優先入所や広い部屋の
割り当てなどの住宅面の配慮 バリアフリー施設の整備など、子
育てにやさしいまちづくり きめ細かなサービスが期待できる
NPO等によるサービスの充実 安心して子どもが医療機関を受診
できる体制の整備 安心して子育てができるための相
談機関の充実 残業の短縮等の実施など、男性も
含めた働き方の見直し 男女共同参画意識のもと、男性の
家事・育児への参加を促進 9.1
13.5
41.4
20.4
51.9
16.3
63.5
67.4
18.5
7.7
2.9
2.7
2.7
3.1
2.2
5.0
54.6
62.5
3.6
6.4
4.7
7.6
2.0
4.1
4.5
無回答 6.1
2.7
1.2
0%
25%
<鰍沢町>
50%
75% 0%
25%
50%
10.8
9.0
47.4
50.4
12.9
8.3
18.6
57.9
71.1
58.6
5.7
11.3
7.2
4.5
2.1
4.5
6.2
0.8
64.9
50.4
12.4
9.0
7.2
3.8
11.3
10.5
4.1
2.3
1.0
0.8
0%
75%
小学校(N=194)
就学前(N=133)
その他 無回答 47.6
11.8
その他 子育て支援策に関する情報提供の
拡充 児童館や公園など子どもの遊び場
の拡充 子どもの成長・発育に欠くことの
できない自然環境の保護 保育所や幼稚園などの費用負担の
軽減 児童手当等の増額などの、子育て
のための経済的支援の拡充 出産や不妊治療に対する経済的支
援の充実 多子世帯の優先入所や広い部屋の
割り当てなどの住宅面の配慮 バリアフリー施設の整備など、子
育てにやさしいまちづくり きめ細かなサービスが期待できる
NPO等によるサービスの充実 安心して子どもが医療機関を受診
できる体制の整備 安心して子育てができるための相
談機関の充実 残業の短縮等の実施など、男性も
含めた働き方の見直し 男女共同参画意識のもと、男性の
家事・育児への参加を促進 小学校(N=675)
就学前(N=449)
25%
50%
- 19 -
75% 0%
25%
50%
75%
第3章
1
基本構想
基本理念
本町の将来を担う子どもたちは「未来の夢」、「次代の希望」であり、そしてその子ども
たちの育成は子どもを持つ家庭のみならず、すべての町民にとってもかけがえのない「財
産」であるといえます。
子育ての基本的な場は家庭であり、男性・女性がともに親としての責任を果たすことが
大切です。一方、地域のつながりが薄れ、核家族化が進行し、夫婦の出生力そのものが低
下するなど、子育てを取り巻く状況は変化してきています。
そこで次の3点を基本理念とします。
1
子どもの育ちを大切にする
すべての子どもが、その誕生と成長を社会全体から祝福され、生まれてきたことの
喜びを感じることによって、豊かな人間性を形成できるよう、子どもの育ち、幸せを
第一に考え、その利益が最大限に尊重されるよう配慮します。
2
子育て家庭を支援する
仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)を重視しながら、子どもを生み育
てる男女が、結婚や出産、仕事に楽しみや希望を感じ、互いに協力して、安心して子
育てができるよう、子育て家庭を支援します。
3
地域社会全体で子どもを育む
次代を担う子どもは社会の宝です。このことをすべての住民が認識し、地域が、
人々の交流を通して、あたたかい心で子どもをはぐくみ、子育てしやすく、子どもが
健やかに育つ環境づくりにまち全体で取り組みます。
これらを踏まえて、この計画のキャッチフレーズを「子どもの育ちと子育て家庭を
地域全体で支えるまち
ふじかわ」とします。
キャッチフレーズ
子どもの育ちと子育て家庭を
地域全体で支えるまち ふじかわ
- 20 -
2
計画策定に当たっての基本的な視点
富士川町次世代育成支援行動計画を策定する上で、以下の9つの視点をあげます。
1.子どもの視点
○次世代育成支援対策の推進においては、子どもの幸せを第一に考え、子どもの利益が最
大限に尊重されるよう配慮することが必要。
○子育ては男女が協力して行うべきものとの視点に立った取り組みが重要。
2.次代の親づくりという視点
○「子どもは次代の親となる」との認識のもと、豊かな人間性を形成し、自立して家庭を
持つことができるよう、長期的な視野に立った子どもの健全育成が必要。
3.サービス利用者の視点
○子育て支援ニーズの多様化に柔軟に対応できるよう、利用者の視点に立った柔軟かつ総
合的な取り組みが必要。
4.社会全体による支援の視点
○国や地方公共団体をはじめ、企業や地域社会など様々な担い手との連携により、社会全
体で次世代育成支援対策を推進することが必要。
5.仕事と生活の調和実現の視点
○国、地方自治体や企業をはじめとする関係者が連携して、自らの創意工夫のもとに地域
の実情に応じて働き方の見直しを進め、仕事と生活の調和を実現することが必要。
6.すべての子どもと家庭への支援の視点
○子育てと仕事の両立支援のみならず、子育ての孤立化等の問題を踏まえ、広くすべての
子どもと家庭への支援という観点から、次世代育成支援対策を推進することが必要。
7.地域における社会資源の効果的な活用の視点
○子育てに関する地域活動団体や地域の高齢者、民間事業者、自然環境、伝統文化等の
様々な地域の社会資源を十分かつ効果的に活用することが必要。
○保育所や児童センター、公民館、学校施設等の各種公共施設の活用も必要。
8.サービスの質の視点
○サービス供給量を適切に確保するとともに、サービスの質を確保することが重要。
○人材の資質向上を図るとともに情報公開やサービス評価等の取り組みを進めることが必
要。
9.地域特性の視点
○利用者のニーズ及び必要とされる支援策には地域特性があるため、町は地域特性を踏ま
えて主体的な取り組みを進めていくことが必要。
- 21 -
3
児童人口の推計
平成26年までの0歳∼18歳までの人口を以下の通り見込んでいます。
単位:人
平成21年
平成22年
平成23年
実人口
平成24年
推
平成25年
平成26年
計
0歳
130
124
122
121
120
119
1歳
128
146
137
135
134
133
2歳
145
132
150
141
139
138
3歳
126
142
131
151
141
139
4歳
107
130
146
134
157
145
5歳
131
106
128
144
132
157
0-5歳
767
780
814
826
823
831
6歳
146
130
106
128
143
130
7歳
148
148
131
107
130
145
8歳
152
149
149
131
107
130
9歳
168
151
148
148
130
107
10歳
177
164
147
145
144
127
11歳
157
178
165
148
146
145
6-11歳
948
920
846
807
800
784
12歳
173
151
172
160
143
141
13歳
162
173
151
172
160
143
14歳
218
164
175
153
175
162
15歳
174
218
163
174
152
174
16歳
197
170
214
161
171
149
17歳
165
197
170
213
161
171
18歳
195
155
184
160
200
151
12-18歳
1,284
1,228
1,229
1,193
1,162
1,091
2,999
2,928
2,889
2,826
2,785
2,706
合
計
※人口は、平成20年、21年の住民基本台帳、外国人登録をもとにコーホート変化率法により算出。
- 22 -
4
前期計画の検証
増穂町及び鰍沢町で推進してきた前期行動計画の概要は次のとおりです。
計画の名称
増穂町次世代育成支援行動計画
鰍沢町次世代育成支援行動計画
計画期間
平成17年度∼平成21年度
平成17年度∼平成21年度
1
すべての子どもが、その誕生と成
『子どもを安心して育てることのでき
長を社会全体から祝福され、生ま
るまち
かじかざわ』
れてきたことの喜びを感じること
2
基本理念
によって、豊かな人間性を形成で
子育てに対する不安感や、負担感を軽
きるまちづくりをめざします。
減することで、子育てが楽しく安心し
子どもを生み育てる男女が、結婚
てできるまちにしたいと考え「子ども
や出産、仕事に楽しみや希望を感
を安心して育てることのできるまち」
じながら、互いに協力し、安心し
としました。
て子育てができるまちづくりをめ
ざします。
3
地域が、人々の交流をとおして、
子育ての楽しさと大変さを分かち
合える、生活しやすいまちづくり
をめざします。
計画の
基本的な
視点
1
子どもの視点
1
子どもの視点
2
次代の親づくりという視点
2
次代の親づくりという視点
3
サービス利用者の視点
3
サービス利用者の視点
4
社会全体による支援の視点
4
社会全体による支援の視点
5
すべての子どもと家庭への支援の
5
すべての子どもと家庭への支援の
視点
6
視点
地域における社会資源の効果的な
6
活用の視点
活用の視点
7
サービスの質の視点
7
サービスの質の視点
8
地域特性の視点
8
地域特性の視点
1
家庭の子育てへの支援
1
親と子の両方にやさしい子育て支
2
仕事をしながら子育てをしている
人への支援
計画の
地域における社会資源の効果的な
3
基本目標
2
子どもたちが安心して育つことが
できる安全な環境づくりへの支援
4
援サービスを推進します
整備を推進します
3
子どもを生み育てることに夢をも
てる環境づくりへの支援
子どもが健やかに育つ教育環境の
子育てをしやすい生活環境の整備
を推進します
4
子どもたちの安全の確保を推進し
ます
- 23 -
保育等14項目の事業については、定量的目標値を定めて取り組んできました。
21年度目標
21年度実績
通常保育
436人
330人
延長保育
3か所
1か所
休日保育事業
−
―
夜間保育
−
―
3か所
2か所
施設型
1か所
0か所
訪問型
−
―
−
―
6か所
5か所
ショートステイ
−
―
トワイライトステイ
−
―
−
―
地域子育て支援センター事業
1か所
1か所
つどいの広場事業
2か所
2か所
平日保育事業
放課後児童健全育成事業
病後児保育事業
特定保育
一時預り事業
一時保育事業
子育て短期支援事業
ファミリー・サポート・センター事業
※目標及び実績は増穂町及び鰍沢町の積み上げ数値。
※21年度実績人数は、平成21年9月末現在の数値。
- 24 -
5
後期計画の目標
後期計画では、次の定量的目標値を定めて取り組みます。
事
業
21年度
見込み
名
①通常保育事業
6か所
保護者が日中就労等のために保育できない児童を認可保育所で保育する
②特定保育事業
―
保護者のパート就労等により家庭での保育が困難な3歳未満児に対して、週2
∼3日程度、または午前か午後のみ等の柔軟な保育を行う。
③延長保育事業(11時間以上)
1か所
認可保育所において、通常保育の前後に時間を延長して保育を行う
④夜間保育事業
―
夜間、家庭で保育できない場合、保育所で保育を行う。
⑤トワイライトステイ事業
―
就労等の都合で保護者の帰宅が常に夜間になる場合や休日勤務の場合等に、児
童福祉施設等において一時的に児童を預かり、夕食や入浴の世話等を行う。
⑥休日保育事業
―
日曜日・祝日に、保護者が就労等のために日中保育できない児童を認可保育所
で保育する。
⑦病児・病後児保育事業
【体調不良型】
保育中に微熱を出すなど体調不良となった児童を、保育所において保護者が
迎えに来るまでの間、保育室等において緊急的な対応を看護師等がする。
―
【病児対応型・病後児対応型】
保育所等へ通所中の児童が発熱等の急な病気となった場合、または病気回復
期において、当該児童を保育所、病院等に付設された専用スペースや当該児童
が通う保育所等において、病児・病後児保育を行う。
⑧放課後児童健全育成事業
保護者が日中就労等のために家庭にいない小学生(主に低学年)に対し、授業 2か所
終了後、児童館や余裕教室等において、適切な遊びと生活の場を提供する。
⑨地域子育て支援拠点事業
2か所
【ひろば型】
常設のつどいの場を設け、地域の子育て支援機能の充実を図る。
⑩一時預かり事業
普段家庭において児童を保育している保護者の病気時の対応や育児疲れ解消等 5か所
を目的に、一時的に認可保育所で児童を保育する。
⑪ショートスティ事業
―
保護者が病気による入院等で児童の養育が一時的に困難となった場合に、児童
養護施設等において短期間(最長2週間程度)児童を入所により預かる。
⑫ファミリー・サポート・センター事業
子育ての支援を受けたい人と行いたい人が会員登録し、保育所までの送迎、保
―
育所終了後や買い物等の外出時の一時預かり等、子育てについての助け合いを行
う。
- 25 -
26年度
目標
6か所
―
3か所
―
―
―
―
3か所
2か所
6か所
―
1か所
6
施策の体系
この計画の施策の体系は次のとおりです。
子どもの育ちと子育て家庭を地域全体で支えるまち
ふじかわ
子どもの育ちを
子育て家庭を
地域社会全体で
大切にする
支援する
子どもを育む
基本理念
基本目標
施
策
すべての子育て家庭を
支援する
地域における子育て支援の充実
仕事と家庭生活の両立を
支援する
保育サービスの充実
経済的負担の軽減
ワーク・ライフ・バランスの推進
健康の保持・増進
子どもの健やかな成長を
支援する
食育の推進
児童の健全育成の推進
思春期保健対策の推進
児童虐待の防止
配慮が必要な子どもと
家庭を支援する
ひとり親家庭の自立促進
障害のある子どものいる家庭への支援
特色ある学校教育の充実
子どもの教育環境を
充実する
家庭や地域の教育力の向上
次代の親の育成
安心して外出できるまちづくり
安心して子育てできる
環境をつくる
交通安全対策の推進
子育てに配慮した生活環境の整備
子どもたちの安全確保
- 26 -
第4章
基本計画
基本目標1
すべての子育て家庭を支援する
施策1
地域における子育て支援の充実
◆現状と課題
○少子高齢化、核家族化、近隣関係の希薄化、経済環境の悪化など、子どもと子育て家庭を取
り巻く環境は厳しいものとなっています。
○家庭における養育力の低下が指摘され、子どもを生み育てることに不安を抱える保護者が増
加しています。
◆施策の方向
(1)情報提供の充実
子育て中の人が必要とする「子育て・子育て支援の情報」は範囲も広く、かつ内容も細か
くなっていることから、ホームページや子育て情報パンフレットなどを通じた情報提供の充
実を図ります。
(2)相談体制の充実
地域における育児相談の機会や親子の交流などの場づくりなどを通じて、相談支援体制の
充実を図ります。
(3)子育て支援のネットワークづくり
自主的な活動である子育てサークル等に対し、活動場所の確保や、情報提供、活動につい
ての相談などの支援を行い、育成と充実に努めます。
また、子育てに関連する団体のネットワーク化を進めます。
(4)地域子育て支援拠点の充実
地域子育て支援センターやつどいの広場など、地域における子育て支援拠点の充実を図り
ます。
- 27 -
◆主な取り組み
名
称
内
容
26年度目標
子育てマップの作成・配
合併により各施設が点在するため、施設の紹
0歳児∼小学校低
布
介及び、子育て支援事業等を掲載した子育て
学年への配布・各
マップを作成します。
施設へ常置
外国人母の会
外国人母への子育て支援として、町国際交流
協会及び担当課また関係各課との連携によ
り、外国人母の会を年1回開催しており、各
種アドバイスや情報提供を行います。
子育てサポーターを活用
子どもを預けたい人、預かれる人が会員とな
したファミリー・サポー
り地域の中で支え合う預かり事業です。
ト・センター事業
地域子育て支援センター
ますほ北児童センター及び旧鰍沢町公民館に
2施設
事業(つどいの広場)
おいて開設しています。平成22年度中に旧鰍
年間利用者数
沢町公民館開設分を鰍沢児童センター内に移
3,500人
行します。
育児支援
養育者の育児ストレス、産後うつ病、育児ノ
イローゼ、若年妊娠等により、子育てに対し
て不安、孤立感等を抱える家庭、又は虐待の
恐れのある家庭等に、家事等の援助及び育児
相談等を行います。
愛育会
愛育会組織の育成を行っており、地域の子育
て支援活動を組織活動として展開します。
おもちゃ図書館
0歳∼3歳児とその親を対象におもちゃを通
じてふれあいを大切にする地域に開放された
遊びの広場です。毎週水曜日午前10時から12
時まで富士川町民会館で開館しています。
児童センター
子どもに健全な遊びを提供して、その心身の
健康を増進し、情操を豊かにすることを目的
とした施設で、ますほ北児童センターを開設
しています。今後ますほ北児童センター2階
の施設整備を行い、1日を通して利用可能な
施設とします。平成22年度には鰍沢児童セン
ターを設置します。
- 28 -
児童センター
2か所
施策2
経済的負担の軽減
◆現状と課題
○子育てに伴う負担の大きさから、経済面での支援を求める保護者が多くあります。
○国の動向も見守りながら、保育料の軽減や医療費助成など公的助成制度の充実を図っていく
必要があります。
◆施策の方向
(1)子育てに伴う経済的負担の軽減
子育てに伴う経済的負担を軽減するため、子ども手当などの充実に努めます。
(2)乳幼児医療費助成の充実
乳幼児等に対する医療費の自己負担額を助成し、適正な医療の確保と経済的負担の軽減を
図ります。
◆主な取り組み
名
称
妊婦一般健康診査公費負担
内
容
妊婦一般健康診査として、14回の健診費用
を公費で負担し、今後も制度の周知と利用
促進に努めます。
子ども手当
平成22年度から段階的に子ども手当を支給
します。
乳幼児医療費の助成
0歳∼5歳未満:通院費、入院費、薬剤費
助成
5歳∼就学前
:入院費のみ助成
助成対象年齢を引き上げていきます。
- 29 -
26年度目標
基本目標2
施策1
仕事と家庭生活の両立を支援する
保育サービスの充実
◆現状と課題
○保護者の就労や社会参加、病気時の子どもの面倒など、子育て家庭の多様な保育ニーズに対
応するため、安心して子育てができる支援体制づくりが必要です。
◆施策の方向
(1)定期利用型サービスの充実
0歳児からの受け入れを行うなど、利用者のニーズに合ったサービスの充実に努めます。
(2)一時預かり型サービスの充実
ニーズの高い一時預かり型サービスの実施できる保育園の拡大に努めます。
(3)保育内容の充実
実技研修等により保育士の資質向上を図るとともに、幼児一人ひとりの個性を大切にし、
体験を重視した指導内容により、創造性や社会性を培う保育を推進します。
(4)保育施設の充実
老朽化が進んでいたり、耐震性に問題がある保育施設については、計画的に建て替え等の
整備を進めます。
◆主な取り組み
名
称
延長保育事業
内
容
通常保育時間は8時30分∼16時30分までですが、
26年度目標
3箇所
必要に応じて8時∼18時まで保育を行っていま
す。第1保育所は遠隔地の職場等へ通う保護者の
ために7時30分∼19時までの保育を行っていきま
す。
一時保育事業
広報等を利用してPRしていきます。
保育所地域活動事業
各保育所で高齢者とのふれあい、いきいきサロン
の訪問、デイサービス訪問、福寿荘訪問及び高齢
者の保育所への招待を行っており、今後も継続し
て実施します。
保育所の整備
第4保育所では、建物の老朽化に伴う大規模改修
を平成22年度以降に予定しています。
- 30 -
6箇所
施策2
ワーク・ライフ・バランスの推進
◆現状と課題
○国は、「仕事と生活の調和憲章(ワーク・ライフ・バランス憲章)」及び「仕事と生活の調和
推進のための行動指針」等に基づき、家庭・地域・企業等の社会全体でワーク・ライフ・バ
ランスの実現を目指しています。
○就労の場では、男女ともに子育てをしながら継続して就労できる職場の環境や雰囲気づくり
が重要であり、事業主の理解を深めることが求められます。
◆施策の方向
(1)ワーク・ライフ・バランスの啓発
家庭生活とバランスのとれた職業生活を送ることができるよう、年次有給休暇の取得促進、
連続休暇の拡大、所定労働時間の削減など労働時間の短縮や、労働時間の弾力化に向けた事
業主・管理職への理解の促進を図ります。
(2)育児休業制度等の普及啓発
子育てしながら安心して働き続けることができる職場づくりの必要性について、研修会等
の機会を通じて企業の理解を促進します。
◆主な取り組み
名
称
内
容
ワーク・ライフ・バランスの啓
職場優先の意識を変え、家庭生活とバラン
発
スのとれた職業生活を送ることができるよ
26年度目標
う、チラシ・パンフレット・講座などを通
じて意識啓発を行います。
男女共同参画推進条例制定
男女平等教育の推進、政策・方針立案決定
の場への男女共同参画の促進、地域活動に
おける男女共同参画の促進、労働の場にお
ける男女平等と就業機会の拡大、女性が安
心して働き続けることのできる環境整備等
に向けて、条例を制定して男女共同参画社
会づくりを推進します。
事業所における子育て支援の促
育児休業制度等の普及に向けた啓発と、制
進
度の利用しやすい環境づくりを促進しま
す。
- 31 -
制定
基本目標3
施策1
子どもの健やかな成長を支援する
健康の保持・増進
◆現状と課題
○健やかに子どもを生み育て、健全な生活習慣を確立するためには、育児に関する適切な情報
の提供や、育児方法に関する具体的な助言などのきめ細やかな母子保健サービスの提供が必
要です。
○病気や障害の早期発見・早期治療(早期療育)を進めるためには、関係機関との連携が必要
です。
○産科医、小児科医の不足など医療体制の充実が課題となっており、出産や育児への不安を招
いています。
◆施策の方向
(1)妊娠と出産の支援の充実
妊娠期を健やかに送り安心して出産を迎え、育児に自信をもって取り組めるよう、妊娠期
の過ごし方、妊娠・出産・子育てに関する相談や情報の提供を充実します。
(2)子どもや母親の健康づくり
子どもや母親に対する各種健診などを通じて、健康の確保を図るとともに、母親の心のケ
アにも力を入れていきます。
(3)小児医療の充実
安心して子どもを産み育てられるよう、県や近隣市町、関係機関との連携により、小児医
療の充実を図ります。
- 32 -
◆主な取り組み
名
称
家庭訪問支援事業
内
容
健康状態の確認や不安の軽減等を目的に、産
婦・新生児・ハイリスクな妊産婦は、保健師及
び助産師が全例訪問します。帰省分娩時の対応
は各市町村役場の保健師に依頼、また、開業助
産師等に随時委託します。
母子健康手帳交付
手帳交付時に、妊婦健康相談や今後の地域支
援、相談窓口、支援スタッフの紹介などを行い
ます。今後も母子健康手帳の活用について、周
知に努めます。
乳幼児健診
3∼4か月・7∼8か月・1歳・1歳6か月・
2歳・3歳・6歳児健診(就学時健診と共催)を
実施します。要観察児に対しては、フォロー健
診として、小児科専門医による健診を、年12回
実施します。未受診児には再度通知し、さらに
未受診の場合は電話連絡、家庭訪問を実施しま
す。
幼児歯科健診及び
1歳児、1歳6か月児、2歳児、3歳児健診全
歯科指導
てに歯科健診及び歯科指導を取り入れていきま
す。1歳児、2歳児歯科健診では、個別の歯み
がき指導を実施して、むし歯予防を徹底してい
きます。
保育所における
歯科健診を年2回実施するとともに、毎食後、
歯科保健指導
おやつ後の歯みがき指導も行い、むし歯予防に
努めます。
予防接種
ポリオ以外の定期接種は全て個別接種化してい
ます。保護者の希望する医療機関と契約し、主
治医で接種できるようになっています。今後も
制度の周知と利用促進に努めます。
健全育成型育児教室
乳児期はすこやか教室を実施します。また児童
センターで行うぴよぴよ教室で育児に関する健
康教育と個別相談を行います。
保健指導型育児教室
保健指導型育児教室として、のびっこ教室を毎
月2回実施します。
- 33 -
26年度目標
名
称
育児相談
内
容
乳幼児健診や教室などで経過観察の必要がある
児童や育児不安のある保護者を対象に、専門保
育士・心理相談員・保健師が関わりを持ち経過
を観察していきます。また、社会福祉協議会で
は専門家による育児相談を開催しています。
こころの相談
妊婦相談後、または健診時に実施する心の健康
診断の結果を受けて、育児不安・困難感を抱く
方に対し、臨床心理士による相談を実施しま
す。
乳幼児健診等の場を
健診時、できるだけ親の心が開けるよう、健診
活用した親への相談指導
対象人数を20∼25名程度として、相談スタッ
フ・相談時間の確保を図っています。また、各
種教室においても相談の時間を設定していきま
す。
養育支援訪問事業
産婦・新生児・ハイリスク妊産婦については、
家庭訪問支援事業にて、基本的に全て訪問して
いきますが、その中でも特にリスクの高い母子
に関して専門機関・専門スタッフと連携し、継
続的に支援していきます。
乳児家庭全戸訪問事業
本町に居住し、生後4か月までの乳児がいるす
べての家庭に対し、保健師、助産師、看護師等
により家庭訪問を実施し、子育て支援に関する
情報提供並びに支援の必要な家庭に対する助言
及びサービス提供を行います。
乳幼児健診等の場を活用
生後7∼8か月児健診で、誤飲、転落、転倒、
した子どもの事故予防
やけど等の事故予防についてのPRチラシを配
布します。
母親学級・両親学級
母親学級に加え、日曜日に両親学級を開催し、
父親の育児参加への動機付けとしていきます。
特に父親の育児参加の推進に大きな役割を果た
しているので、今後も内容の充実に努めます。
子ども生活習慣病予防
生活習慣に問題がある児童生徒とその保護者及
教室
び希望者を対象に、子どものための生活習慣病
予防教室を実施します。生活習慣病への理解を
深め、将来の健康づくりにつなげる場としま
す。
- 34 -
26年度目標
施策2
食育の推進
◆現状と課題
○朝食の欠食や食事の偏りなどを防ぎ、心身の健全な発達につなげるために、食育が注目され
ています。
○将来、生活習慣病になることがないよう、幼少時から食生活・生活習慣に関する正しい知識
を普及・啓発していくことが必要です。
◆施策の方向
(1)望ましい食習慣の定着
食事づくりに関する必要な知識・技術を伝える場を提供するなど、親世代の食育の意識を
高めます。
(2)関係機関との連携による食育の推進
保育所、幼稚園、学校など、関係機関との連携により、地域ぐるみで食育を推進します。
◆主な取り組み
名
称
保育所での食育
内
容
食物アレルギーの申告に応じて除去食を提
食生活アンケ
供します。また、子どもの食生活調査結果
ート実施
を踏まえての献立作成や、食育活動を行う
とともに、保護者への指導にも活用しま
す。食育の重要性を踏まえ、一層の充実に
努めます。
地域での食生活教室
愛育会と食生活改善推進員による食育テー
マの食生活教室が、地区ごとに開催される
よう支援します。
離乳食教室
生後6∼7か月児の保護者に離乳食教室を
開催し、食育の話、食べることは心身育成
に大切であることの意識付けをしていきま
す。
親と子の食生活共同体験学習
26年度目標
給食の展示、レシピの紹介、給食の試食、
子どもたちのクッキー作りなどを通して食
への関心を高めるよう、保護者への取り組
みを今後も継続して実施します。
- 35 -
施策3
児童の健全育成の推進
◆現状と課題
○少子化の進行により、遊びを通じた仲間関係の形成や、子どもたちの社会性の発達と規範意
識の形成が難しくなってきています。
○各種行事や地域でのふれあいの機会などを通じて、児童の健全育成を進めることが必要です。
◆施策の方向
(1)団体活動の充実
子どもクラブやスポーツ少年団などの団体活動を通じて、子どもたちの健全育成を進めま
す。
(2)地域行事への参加の促進
祭りやイベント、奉仕活動など、地域行事への子どもと大人の参加を促進するなど、ふれ
あう機会の増加に努めます。
◆主な取り組み
名
称
スポーツ指導者の育成
内
容
26年度目標
スポーツ関係の各種団体の指導員の意見を
聞き、指導者育成方法を検討します。
放課後児童健全育成事業
保護者の就労等により、放課後留守家庭児
3施設
童の健全な育成を図るため、家庭に代わる
定員200人
生活の場を提供する事業です。子どもの情
緒面への配慮及び安全性の確保の点から、
既存の放課後児童クラブの人員の適正化を
図ります。
また、4年生以上児も必要に応じて受け入
れていきます。
児童の健全育成のための啓発
青少年の非行問題に取り組む強調月間・社
会を明るくする運動(7月)と、青少年健全
育成強調月間(11月)の推進とともに、青少
年健全育成講演会等を実施します。
- 36 -
名
称
内
容
社会資源を活用した取り組みの
増穂西・南小学校での放課後子ども教室、
推進
町内の自然や文化に触れ旧鰍沢地区2校児
26年度目標
童の親睦を深めるための自然学習、環境学
習を実施します。
大自然体験会
大自然の中で、野外体験活動や自然の観察
をしながら環境問題への興味、関心を高め
ます。また、異年齢集団での宿泊活動(ワ
ンパククラブ・ワクワク探検隊)を通し
て、自主性、協調性を育て、あわせて地域
ジュニアリーダーとしての育成を図りま
す。
お話の会・お楽しみ会
お話の会(協力団体・銀のしずく、土曜日
実施)及び、お楽しみ会は年間11日開催し
ており、今後も継続していきます。
おはなし会
保育園児と小学校低学年児童を対象に、本
の読み聞かせや工作等を行います。
伝統文化子ども教室
教育委員会や文化協会加入団体の主催によ
り、将棋教室・おことくらぶ・子ども茶道
教室・子ども舞踊教室を開催します。
子ども将棋大会
町文化祭に合わせて、子ども将棋大会を開
催します。
親子クリスマスリース作り教室
フラワーデザイン教室の講師の協力を得
て、親子でクリスマスに向けてリースを作
成する教室を開催します。
子どもクリスマス会
町内のボランティア団体による、工作等を
行うクリスマス会を開催します。
スポーツ教室
教室を通じ、軽スポーツの楽しさ等を理解
してもらい、競技人口の拡大を図るととも
に、参加者相互の交流を図ります。
子どもクラブ球技大会
スポーツを通して、健全な体づくりと、各
地区の子ども間の親睦を深めるため、球技
大会を実施します。
- 37 -
年11回
施策4
思春期保健対策の推進
◆現状と課題
○薬物や性の問題の低年齢化、うつ症状を訴える子どもの増加など、問題が複雑、多様化して
います。
○多感な思春期の心の問題に対応するため、相談や早期対応が可能な体制づくりが必要になっ
ています。
◆施策の方向
(1)思春期の心の問題に対応した教育の充実
子どもが自らの心と体を守り、他者を尊重する気持ちを育むことができるよう、正しい知
識の普及、意識啓発を行います。
(2)学校における相談体制の充実
スクールカウンセラーや臨床心理士など、子どもから相談できる体制を充実します。
◆主な取り組み
名
称
思春期体験学習
内
容
学校等の連携により、中学生と乳幼児のふ
26年度目標
年1∼2回
れあいの中、生命の大切さを学ぶ機会を確
保します。
地域人材を活用した取り組み
主任児童委員の学校訪問を実施し、地域に
年1回
おける児童・生徒のサポートに役立てま
す。また、取り組みについては、地域のボ
ランティアを活かして推進していきます。
子どもと親の相談員・
「子どもと親の相談員」活用調査研究事業
スクールカウ
スクールカウンセラーの設置
を増穂小で実施しています。スクールカウ
ンセラー
ンセラーや相談員の配置については県教育
各校1名配置
委員会に要望していくとともに充実が図れ
るよう検討します。
- 38 -
基本目標4
施策1
配慮が必要な子どもと家庭を支援する
児童虐待の防止
◆現状と課題
○全国的に児童虐待の件数は多く、核家族化や少子化の進展で、子育て中に孤立し、不安や悩
み、ストレスなどから児童を虐待してしまう保護者の増加が懸念されています。
○児童虐待を未然に防ぐとともに、早期発見、早期対応を図ることが大切であり、児童相談所
などの専門機関との連携を図りながら、個別のケースに応じた臨機応変な対応が必要になっ
ています。
◆施策の方向
(1)児童虐待のないまちづくり
児童虐待への対応力の向上を図るとともに、児童虐待を予防するための取り組みを積極的
に進めます。
(2)虐待防止意識の高揚
地域住民に対する児童虐待防止と通告義務、子どもの人権に対する意識の高揚を図ります。
◆主な取り組み
名
称
要保護児童対策地域協議会
内
容
26年度目標
要保護児童対策地域協議会において、個別
ケース会議や、要保護児童宅訪問等を行
い、保護が必要な子どもたちに対応しま
す。
子育て支援心の相談
母親の育児不安や虐待、いじめに関する来
年間相談件数
所や電話による相談に、心理相談員が対応
約40件
します。
- 39 -
施策2
ひとり親家庭の自立促進
◆現状と課題
○近年、ひとり親家庭が増加しており、就労・自立のための支援を行っていますが、その生活
は厳しい状況となっています。
○経済的支援だけでなく、関係機関やボランティア団体等と連携を図りながら、生活実態に応
じた支援を進める必要があります。
◆施策の方向
(1)ひとり親家庭の自立支援の推進
ひとり親家庭の個別のニーズに応え、経済的基盤を確立し、自立した生活を送ることがで
きるよう、きめ細かな情報提供を行います。
(2)経済的支援の推進
ひとり親家庭等医療費助成制度や母子寡婦福祉資金の貸付などを通じて、ひとり親家庭の
自立を支援します。
◆主な取り組み
名
称
児童扶養手当
内
容
ひとり親家庭等の自立を助け、児童の福祉
の増進を図ることを目的として、父子家庭
へ児童扶養手当の対象を拡大します。
ひとり親家庭医療費の助成
病気やケガで通院又は入院した場合、ひと
り親家庭医療費として、窓口無料化を実施
しており、今後も制度の周知と利用促進に
努めます。
- 40 -
26年度目標
施策3
障害のある子どものいる家庭への支援
◆現状と課題
○障害のある子ども一人ひとりの障害の状況に応じた適切な療育・保育・教育の推進が求めら
れています。
○障害のある子がいる家庭では、経済的支援を行うことはもとより、障害のある子が家庭や地
域や学校で普通の生活を営むことができるよう、関係機関と連携を図りながら、社会的、精
神的な支援を充実していく必要があります。
○発達障害者支援法に基づき、発達障害児(学習障害・注意欠陥多動性障害・高機能自閉症)
への支援を充実する必要があります。
◆施策の方向
(1)一人ひとりに対応した療育、教育の推進
乳幼児健診等による発見から早期療育、保育、教育と、一人ひとりを大切にした取り組み
を進めます。
(2)発達障害児への支援の充実
各学校での特別支援教育の充実とともに、発達障害のある子どもへの支援の充実を図りま
す。
(3)障害児の放課後児童クラブでの受け入れ推進
障害のある子どもの放課後の生活の場を確保し、遊びを通じて子どもの自主性、社会性、
創造性の向上を図るため、障害児の放課後児童クラブでの受け入れを進めます。
- 41 -
◆主な取り組み
名
称
内
容
障害児に対する適切な医療、
リハビリ指導を継続して実施します。ま
医学的リハビリテーションの提
た、今後も医療やリハビリテーションも含
供
めた適切な地域生活支援として、相談事業
の充実やサービス提供に努めます。
障害児育児教室
障害児者母と子の会(たんぽぽの会)と連携
して育児教室を実施します。
障害児保育事業
障害児保育の必要性が大きくなっているた
め、要望があった時は、受け入れを実施
し、保育の充実を図ります。
在宅サービスの充実
障害者自立支援法に基づく、障害福祉サー
ビスや地域生活支援事業をさらに充実させ
て実施します。また、各種手当も含めて、
町の広報やホームページなどを活用し、わ
かりやすい制度の周知と利用促進に努めま
す。
保育所や放課後児童クラブでの
保育所では必要に応じて受け入れを行って
障害児の受け入れ
います。放課後児童クラブでも必要に応じ
て受け入れを行っていきます。今後も受け
入れ体制の整備と推進を図ります。
- 42 -
26年度目標
基本目標5
施策1
子どもの教育環境を充実する
特色ある学校教育の充実
◆現状と課題
○一人ひとりの子どもを大切にして指導を進めるとともに、学力はもとより、豊かな感性と健
やかな心身を育むことが求められています。
○地域住民との連携のもとに地域とともに歩み、地域から信頼される学校づくりが必要になっ
ています。
◆施策の方向
(1)一人ひとりに応じたきめ細かな指導の充実
少人数指導により、学習や生活の両面にわたってきめ細かな指導に努めます。
(2)地域と学校との連携・協力による多様な体験活動の推進
地域の人材を活用した総合学習などを通じて、豊かな心の育成に努めます。
- 43 -
◆主な取り組み
名
称
少人数指導
内
容
少人数を指導することにより、学習や生活
26年度目標
継続配置
の両面にわたりきめ細やかな教育を行うた
め、県教員の加配について県に要望すると
ともに、町単教員の継続配置に努めます。
子どもの心に響く道徳教育
児童生徒の発達に即して、人間尊重、生命
の畏敬、社会生活上のルールやモラルを醸
成し、家庭や地域で豊かな体験を通して、
生き方を培うことに努めます。
国際理解教育
小中学校でALT及び英語講師を活用して
国際理解を深めます。
地域と連携した総合学習
総合学習の時間の中に地域を学習するカリ
キュラムを組んでおり、今後も推進体制の
充実に努めます。
地域ボランティアの協力拡大
総合学習の時間には担当の外部人材を活用
していますが、地域ボランティアの協力拡
大を図ります。
体験学習
交流活動、福祉活動、環境活動等を通じ
て、地域の人々との交流を行います。
部活動への外部指導者の活用
外部指導者の活用や地域との連携に向け
て、スポーツ少年団や町の体協専門部など
と連携を図り今後推進します。
通学区域の弾力運用
中山間地の小学校については、区域外通学
を認める等、今後も推進します。
学校開放日
学校開放日を定め、年間を通じて授業を公
開します。
学校の安全管理
小学校では集団登下校、小中学校に出入口
門扉の整備や防犯カメラの設置やエリアサ
イレンの設置を行っています。学校開放と
表裏になるもので、教育内容の公開に支障
とならないよう、取り組みを進めます。
学校評議員の活用
各校で健全な学校運営を行うために評議員
の意見を活用します。
教員の評価、配置、処遇、研修
県の方針を参考に、校長の裁量のもと、適
正な評価、配置等が実施されるよう、体制
の充実に努めます。
- 44 -
年間35時間
施策2
家庭や地域の教育力の向上
◆現状と課題
○核家族化や近隣関係の希薄化による家庭の教育力の低下が指摘されており、社会全体で家庭
教育を支援する必要性が高まっています。
○地域の関係団体・機関が連携した、子育て支援のネットワーク化が求められています。
◆施策の方向
(1)家庭教育支援の充実
子どもの発達過程に応じ適切な子育てができるよう家庭教育に関する情報提供や相談、学
習機会を充実し、家庭での子育て力の醸成を図ります。
(2)子育て支援ネットワークの充実
子育て支援に関わる様々な機関のネットワークを充実して、子育て家庭の孤立を防ぎます。
(3)地域交流の促進
子どもの人間性豊かな人格や心の形成、育成を促すため、地域の大人と協働しながらさま
ざまな体験や交流活動を推進し、子どもに生きる力を育める環境づくりを推進します。
- 45 -
◆主な取り組み
名
称
教育講演会
内
容
教職員とPTAによる教育講演会を年1回
26年度目標
年1回以上
実施しています。PTAと教職員との連携
を図るための講演会や情報交換会などを実
施します。
地域全体で子育て家庭を支える
愛育会活動の一つとして子育て支援を取り
意識啓発
上げていきます。
世代間交流
地区愛育会や食生活改善推進員活動と保健
師の連携により、遊びや昔のおやつづくり
等の世代間交流を実施します。また、社協
でも世代間交流事業を実施します。各地区
にある生き生きサロンの訪問、保育所への
招待なども行い、今後も交流の推進を図り
ます。
保育所・幼稚園・小学校の連携
私立幼稚園と町立保育所・小学校は、峡南
連携セミナー
地区保・幼・小連携セミナーを開催してお
年1回
り、今後一層緊密な連携体制の確立に努め
ます。
ふれあい学習事業
保育所・幼稚園・小学校・中学校の部会ご
年1回ずつの
とにテーマを定めて、保護者・教職員が相
研修会の増
互に連携しながら研修する教育講座を開催
します。
- 46 -
施策3
次代の親の育成
◆現状と課題
○これから親となる若い世代が将来子どもを産み育てたいと思えるように、子育ての素晴らし
さを伝えていくことが求められています。
○少子化や近隣関係の希薄化などの影響で、乳幼児に接する経験がないまま親になる人が増え
ており、乳幼児や子育てを身近に感じる機会を提供する必要性が高まっています。
◆施策の方向
(1)乳幼児とふれあう機会の確保
中学生や高校生が乳幼児とふれあう機会の確保に努めます。
(2)青少年健全育成の推進
多くの大人たちが地域の子どもたちに温かい目を向ける気運を高め、健全育成に向けた取
り組みを進めます。
◆主な取り組み
名
称
保育実習の体験学習
内
容
中・高生の保育所での保育実習の体験学習
などを実施し、幼児とふれあいの機会を設
けます。
富士川町民会議
富士川町民会議による白ポストの設置、夏
期の休業中の夜間パトロール、冬季の有害
雑誌やビデオについての立入調査を実施し
ます。
- 47 -
26年度目標
年1回
基本目標6
施策1
安心して子育てできる環境をつくる
安心して外出できるまちづくり
◆現状と課題
○妊産婦や乳幼児などが、安心して気軽に外出できるユニバーサルデザインのまちづくりが必
要とされています。
○市内公共施設・公共交通機関のバリアフリー化などを推進するとともに、子どもたちがのび
のびと過ごせる遊び環境の整備が求められています。
◆施策の方向
(1)公共交通の確保
安全・安心、気軽に外出できる手段の確保と環境の整備を推進します。
(2)遊び場の環境整備
子どもが「遊び」を通じて創造性や社会性、協調性を身につけ、豊かな人間関係の基礎を
築くことができるよう、安全にのびのびと遊ぶことができる遊び環境の整備に努めます。
◆主な取り組み
名
称
内
容
26年度目標
道路、公園、公共施設、公共
今後も歩道等のバリアフリー化を目指しま
歩道バリアフ
交通機関、公的建築物等におけ
す。
リー化
る段差解消等のバリアフリー化
防犯灯・道路灯の整備
L=500m
防犯灯は区の要望により設置し、道路灯は
新設・改良道路又、区からの要望により設
置しており、今後も継続します。
- 48 -
施策2
交通安全対策の推進
◆現状と課題
○町内を縦断する国道52号は交通量が多く、大型車両も多数走行するため、子どもたちの安全
が脅かされています。
○交通法規違反、マナー欠如による自転車事故などが増加しており、子どもを交通事故の危険
から守るための取り組みが必要とされています。
◆施策の方向
(1)交通事故防止対策の推進
警察署や関係団体との連携を図り、交通事故防止対策を推進します。
(2)歩道整備・改良の推進
歩道の拡幅やバリアフリー化を計画的に進めます。
(3)チャイルドシート着用の推進
チャイルドシートの正しい使用方法やその効果を啓発するとともに、チャイルドシートを
利用しやすい環境づくりを進めます。
- 49 -
◆主な取り組み
名
称
交通安全教育
内
容
26年度目標
交通指導員、鰍沢警察署、山梨県さち風号
と連携し保育所の保護者、園児を対象にし
た事業を継続実施します。
交通安全教室
道路の横断の仕方、自転車の正しい乗り
方、道路標識、表示の見方を学び交通安全
を図るため、警察官、交通指導員、交通安
全母の会等の協力を得て交通安全教室を実
施します。
スクールゾーンの点検
通学路の安全点検、パトロールを保護者及
びスクールガードリーダー・スクールガー
ドで行います。
子ども、子連れの親のための
町道青柳横通り線甲西道路交差点から富士
W=3.5m
幅の広い歩道の整備
川大橋までの歩道の拡幅整備を予定してい
L=300m
ます。
チャイルドシートの正しい使用
町保健師の協力により、育児教室(ぴよぴ
の徹底
よクラブ)開催時に、ビデオや警察官の指
導で開催します。
チャイルドシートモデル保育所
チャイルドシートモデル保育所を選定し、
啓発活動を実施していきます。保育所への
送迎時、駐車場でチャイルドシート着用推
進と正しい使用方法、選び方についての指
導を年2回実施します。
チャイルドシート購入費補助
購入費の30%、10,000円を限度として補助
を実施します。
- 50 -
1保育所選定
施策3
子育てに配慮した生活環境の整備
◆現状と課題
○近年アレルギー性疾患の子どもは増加しており、住宅そのものがアレルギーの原因となって
いることもあることから、良質な住宅の確保が必要になっています。
○子どもたちが健やかにたくましく育つために、生活環境を整備していくことも必要です。
◆施策の方向
(1)良質な住宅の確保
良好な宅地供給を図ることで良質な住宅の確保につなげます。また住宅を建築する際は、
シックハウス対策等適正な指導を行います。
(2)良好な居住環境の確保
良質なファミリー向け賃貸住宅の供給を支援します。
◆主な取り組み
名
称
内
容
26年度目標
良質なファミリー向け賃貸住宅
町営団地は、大久保団地・若宮団地・梅林
雇用促進住宅
の供給支援
第3団地・梅林第4団地で、102戸ありま
買取り整備
す。県営団地は、6棟283戸です。青柳雇
160戸
用促進住宅・鰍沢雇用促進住宅を買取り、
賃貸住宅として整備し供給支援に努めま
す。
- 51 -
施策4
子どもたちの安全確保
◆現状と課題
○全国的に、子どもが犯罪の被害に遭う事件が後を絶たず、保護者や子ども自身はもちろん、
将来親となる世代にも不安が広がっています。
◆施策の方向
(1)犯罪等の被害から子どもを守るための活動の推進
警察署や関係機関との連携により、子どもが犯罪の被害に遭わないまちづくり、地域づく
りを推進します。
(2)ふれあい110番の家の活動充実
ふれあい110番の家になっている町民が行う登下校時のあいさつ運動や自主的な防犯活動を
支援します。
◆主な取り組み
名
称
犯罪に関する情報提供
内
容
26年度目標
鰍沢警察署からの情報提供を受け、防災行
政無線や、町広報、チラシ等で周知しま
す。
防犯ブザーの配布
町内小学校児童全員に防犯ブザーを配布し
小学校新入学
ます。
児童への防犯
ブザー貸与
100%
防犯・安全対策講習
小学生に対して、不審者の侵入があった場
合の安全な場所への誘導及び保護の仕方の
講習を実施します。
ふれあい110番の家連絡会
ふれあい110番の家連絡会を開催し、地
域・PTAなどと意見交換を行っていま
す。「地域の子は地域で守り育てる」こと
を推進します。
ふれあい110番の家等の防犯ボ
登下校時のあいさつ運動や自主防犯活動等
ランティア活動の支援
の支援の輪を広げます。
- 52 -
第5章
計画の推進
本計画は、次の点に留意して推進します。
1
庁内における推進体制の充実
本計画の推進にあたっては、全庁的な取り組みを基本とし、各年度においてその実
施状況を点検・把握しながら、実情に応じた臨機応変な対応を、各セクションや関係
機関との連携のもとに推進します。
2
住民参加による計画の推進
この計画を推進するうえでは、住民の理解と参加が不可欠です。
この計画の実施状況等に係る情報を、少なくとも毎年1回、広報やホームページ等
で、住民にわかりやすく周知し、情報を共有することで、広く意見や提言をしやすい
環境づくりに努め、住民の参加と協力が得られる体制の整備を図ります。
3
次世代育成支援対策地域協議会の設置
本町における次世代育成支援行動計画の推進に関し、住民の意見や提言を反映させ
るため、「富士川町次世代育成支援対策地域協議会」を設置します。
この協議会において、この計画の進捗状況等の点検・管理を行い、その後の対策の
実施や計画の見直し等に反映させることとします。
- 53 -
4
計画推進に向けたそれぞれの役割
1
行政の役割
・実情を踏まえ、庁内の連携のもとに取り組みを推進します。
・家庭、学校、地域、企業と連携を図りながら、関係機関をつなげるコーデ
ィネートに努めます。
2
家庭の役割
・家庭や子育てのあり方、少子化への理解を進め、親子のきずなを深めると
ともに、安らぎの場としての家庭づくりに努めましょう。
・しつけ、扶養、家事、介護など、互いに助け合いながら、家族一人ひとり
が責任を果たしましょう。
3
学校の役割
・専門的な知識や施設を利用して、子どもの健やかな成長をはぐくむ教育、
保育の充実に努めます。
・地域社会と連携し、地域における子育て支援機関としての役割を、これま
で以上に果たします。
4
地域の役割
・子どもは次代を担う、かけがえのない宝であるとの認識のもと、地域ぐる
みで子どもの成長や子育てを支援しましょう。
・各種の地域団体を中心にしながら、子どもの健全育成に関する活動を積極
的に展開しましょう。
5
企業の役割
・子育てと仕事の両立支援に取り組み、ゆとりのある働き方を保障する労働
環境の整備を進めましょう。
・地域社会の一員として、地域社会への貢献と参画を、より一層進めましょ
う。
- 54 -
資 料
次世代育成支援対策地域協議会委員名簿
増穂町次世代育成支援対策地域協議会
氏
名
職
鰍沢町次世代育成支援対策地域行動計画協議会
名
氏
名
職
名
1
小野
克憲
民生児童委員協議会
会長
1
丸山
良男
民生委員児童委員協議会
会長
2
杉田
宗利
社会教育委員長
2
青柳
光仁
教育委員長
3
仙洞田
篤男
3
齋藤
光江
主任児童委員
4
海野
4
志村
清治
社会福祉協議会会長
5
久津間恵理子
5
保坂
新次
町内校長会会長
6
刀
充
社会福祉協議会
6
保坂
徹也
町連合PTA会長
7
町田
朱美
愛育会会長
7
小山
正明
保育所保護者会会長
8
齊藤
喜久雄
友愛クラブ会長
8
雨宮
幸雄
育成会会長
9
小池
秀幸
町PTA連合会会長
9
大沢
繁太
子どもクラブ指導者協議
会会長
10
佐野
晃一
保育所保護者連合会
会長
10
入倉
武津子
11
大久保
恵子
幼稚園PTA父母の会
12
杉田
あゆみ
13
大瀧
文香
14
大森
浩文
教育長
1
矢崎
仁
民生課長
15
望月
博文
福祉保健課長
2
依田
正紀
福祉係長
16
大堀
ゆかり
保育所長
3
秋山
直子
次世代育成担当
17
中込
裕子
美智子
校長会代表
(増穂小学校)
たんぽぽ子どもの家
(無認可保育所)
子育て支援ファミリー
ネットますほ会長
なかよし教室代表
(放課後児童教室)
なかよし教室代表
(放課後児童教室)
鰍沢町事務局
氏
増穂町保健師
増穂町事務局
氏
名
職
名
1
深沢
和利
町民生活課長
2
渡辺
成昭
生活推進リーダー
3
一之瀬
三千
生活推進担当
愛育会会長
- 55 -
名
職
名