週報dec22-29 2002

わがたましいよ
主をほめたたえよ
◎主日礼拝
Heart of the Valley Baptist Church Japanese Mission
ハートオブザバレーバプテスト教会日本語部
1397 W. Hedding St.
,San Jose, CA 95126
Tel. (408) 360-9066 牧師 五十峯 雅之(M. Isomine)
2002年12月29日(日)
(No.52)
さんび
祈 り
主の祈り
聖 書
宣 教
さんび
献 金
祝 祷
(10時40分―11時45分)
司会 竹市正彦兄
サムエル記第一
1章26−28節
「ハンナの祈り」
牧師
(旧約 426頁)
◎はじめてこられた方へ
ハートオブザバレー教会日本語部の礼拝にようこそおいでくださいました。ご一緒に礼拝できますことを感謝い
たします。礼拝前は静かに黙想しましょう。聖書のない方は後ろの備え付けの聖書をお使いください。神の恵み
に感謝して献金される方は、後にある献金袋に記入して献金の時にささげてください。
◎お知らせ
☆本日は今年最後の主日礼拝です。この一年はいろいろなことがありましたが、主の恵みによって無事にこの一年
を終えることができることを感謝しましょう。そして、新しい年2003年を迎える心の準備をしましょう。
☆本日の礼拝からサムエル記第1の1章から学びます。来週の新年礼拝には、3章から「主のことばを聞くサムエ
ル」という題でお話しする予定ですので、皆さんも続いて2章以降を読んできてください。
☆1月25日(土)午前10時から北カリフォルニヤ日系人教会の集会がイーストベーフリーメソジスト教会で行
われ、
「ハーベストタイム」の中川健一先生がお話ししてくださる予定です。恵まれた集会になりますようお祈
りください。
☆土田さん一家は、先週から旅行中ですのでお祈りください。
☆来週の礼拝司会は、土田大輔さんです。
◎今週の家庭集会
お休みです。
◎祈り会
火曜日午後7時から合同年末礼拝を行い、水曜日の祈り会はお休みです。
◎お祈りください!
☆来年の日語部に新しい方が与えられますように。
☆日語部の家庭集会のため、また家庭訪問のため。
☆病気で苦しんでいる方がいやされますように。
☆それぞれの家族の必要が満たされ、福音が届きますように。
☆日本の家族、友人、教会のため、全米各地での日本人伝道活動のため。
◎牧師宅 4952 Rue Le Mans, San Jose, CA 95136 Tel.(408) 360-9066
Email: [email protected] (日本語可)
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今週のことば
12・29・02
2002年が終わろうとしています。先週銀行から来た手紙は、
「一つのドアが閉まり、も
う一つのドアが開く頃になりました」という書き出しで始まっていましたが、この英語の表現
は、日本語では「行く年、来る年」というのでしょうか。今年の一年を思い返して、今年も神様に守られたナーと
あらためて感謝しています。
今年の「今週のことば」の締め括りは、星野道夫さんの「長い旅の途上」
(株文芸春秋発行)という本の話しで
す。星野さんはアラスカを愛し、18年間アラスカに住み、アラスカですばらしい写真をとり、貴重な体験記録を
残し、カムチャッカで熊におそわれて44才でこの世を去りましたが、この小さな文集文庫の本は、アラスカの魅
力をふんだんに伝え、また私達の人生を考えさせてくれます。
私はアラスカと聞きますと、アメリカの北のカナダのわきにある寒いところ、オーロラがきれいなところ、昔ヨ
ーロッパへ旅行した時、その当時はみなアンカレッジ経由で行きましたから、真夜中にアンカレッジ空港におろさ
れて、眠かったことなどを思い浮かべます。この本の中で、アラスカの冬は太陽がちょっとしか出なくて、零下5
0度の真夜中に大空一面にひろがるオーロラの神秘、ドーンと川の水がとけて一斉に花が咲く春、短くて暑い夏に
は、白夜で畑の野菜ができすぎてキャベツが1メートルにもなること、熊や狼やムースの写真をとるため一人で何
週間もテントをかついで山の中を歩き回り、ツンドラを走りぬける10万頭のカリーブに囲まれたこと、息がつま
るほど美しい秋の紅葉など、アラスカの大自然、山や川や海や植物に動物と、そこで出会った大勢の純朴な人達を
生き生きと星野さんは描写しています。私はただびっくりしたり、感動したりして読みました。
昔から住んでいるインディアンやエスキモーはともかく、星野さんはどうしてこの苛酷な自然のアラスカに憧れ
て住むようになったのだろう、と自分自身に問いただし、また白人の友人たちにも聞いてみます。そしてわかった
ことは、人はアラスカの大自然に立った時、そこで何千年何万年も昔から行われている悠久の自然の営みに感動を
おぼえ、自然と調和して生きていくことが人間の幸せにつながり、
「きっと、人はいつも、それぞれの光を探し求
める長い旅の途上にいるのだ」ということでした。
「マイナス50度まで下がる寒気、太陽が姿を見せぬ夜の長さ、それにともなう家の中に閉じ込められた暮ら
し・・・」
、アラスカの冬は厳しく、年老いて南に帰って行く人も多くいます。しかし、星野さんはこの厳しい冬
を過ごすから、春への期待があると述べています。
「きびしい冬の中に、ある者は美しさを見る。暗さではなく、
光を見ようとする。キーンと張りつめた厳寒の雪の季節、月光に照らし出された夜、天空を舞うオーロラ・・・そ
して何よりも、苛酷な季節が内包する、かすかな春への気配である。それは希望といってもよいだろう。だからこ
そ、人はまた冬を越してしまうのかもしれない。
」
私達も日々の生活の中で、この厳しい人生の冬を体験します。思わぬ災難にあったり、家族がつらい病気にかか
ったり、親子や夫婦に気持ちが通じない苦しみを味わい、じっと堪え忍ぶ時があります。
「きっと、同じ春が、す
べての者に同じ喜びを与えることはないのだろう。なぜなら、喜びの大きさとは、それぞれが越した冬にかかって
いるからだ。冬をしっかり越さないかぎり、春をしっかり感じとることはできないからだ。それは、幸福と不幸の
あり方にどこか似ている。
」
この天地を創造された父なる神様と私達の罪のために十字架で死なれ、死から復活された主イエスを信じて光を
与えられた私達は、希望をもって新しい年を迎えます。確かに私達は天国をめざして、
「長い旅の途上」にいるの
です。
(いそみね まさゆき)
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