Ⅰ 働く女性の現状 1. 増加する女性労働者 女性労働者は年々増加しており、雇用者全体に占める女性割合も年々高くなっています。 (図1) 図1 女性雇用者数の推移 女性雇用者数 (万人) 雇用者数(男女) 雇用者総数に占める女性割合 6,000 35.9 32.0 34.1 5,000 4,000 (%) 45 7,000 3,646 3,971 37.9 38.9 40.0 40.4 40.5 40.8 41.3 41.6 41.1 5,263 5,356 5,369 5,331 5,335 5,355 5,393 5,472 4,835 40 35 30 4,313 25 20 3,000 15 2,000 10 1,000 1,167 1,354 1,548 1,834 2,048 2,140 2,168 2,161 2,177 2,203 2,229 2,277 0 昭和50 55 60 平成2 7 12 13 14 15 16 17 18 5 0 (年) 資料出所:総務省統計局「労働力調査」 2. 女性労働者の多い産業 「卸売・小売業」に502万人(女性雇用者総数に占める割合22.0%)、「医療、福祉」423万人(同 18.6%)、「サービス業(他に分類されないもの)」341万人(同15.0%)、「製造業」336万人(同 14.8%)と、これら4業種で女性雇用者の70.4%を占めています。 (図2) 図2 産業別女性雇用者数 502 卸売・小売業 医療・福祉 サービス業(他に分類されないもの) 製造業 飲食店・宿泊業 教育・学習支援業 金融・保険業・不動産業 建設業 運輸業 公務 情報通信業 複合サービス事業 農林業 423 341 336 156 137 100 68 54 47 45 26 19 0 100 200 300 資料出所:総務省統計局「労働力調査」(平成18年) 400 500 万人 3. 依然として多い妊娠・出産による退職 第1子出産を機に約7割(常勤に限ると約6割)が退職しており、妊娠・出産による退職者は依 然として多い現状があります。(図3) 図3 第1子出産を機に離職した割合 (%) 出産1年前 無職25.6 有職73.5 出産1年前に有職だった者の 出産6ヶ月後の状況 無職67.4 有職32.2 資料出所:厚生労働省「第1回21世紀出生児縦断調査」(平成13年) ※調査対象:平成13年1月10日∼17日、7月10日∼17日の間に 出生した子の母親 年齢階級別に労働力率をみると、出産・育児期に当たる30歳台をボトムとするM字型を描いてい ます。(図4) 図4 女性の年齢階級別労働力率 (%) 80 70.1 75.7 71.4 74.0 70.5 70 60.3 60 62.8 63.6 50 40.2 40 30 20 16.6 13.0 10 0 15∼ 20∼ 25∼ 30∼ 35∼ 40∼ 45∼ 50∼ 55∼ 60∼ 65歳 19歳 24歳 29歳 34歳 39歳 44歳 49歳 54歳 59歳 64歳 以上 資料出所:総務省統計局「労働力調査」(平成18年)
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